JPS6144809A - 4−ビフエニリル酢酸系化合物含有脂肪乳剤 - Google Patents
4−ビフエニリル酢酸系化合物含有脂肪乳剤Info
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- JPS6144809A JPS6144809A JP59166612A JP16661284A JPS6144809A JP S6144809 A JPS6144809 A JP S6144809A JP 59166612 A JP59166612 A JP 59166612A JP 16661284 A JP16661284 A JP 16661284A JP S6144809 A JPS6144809 A JP S6144809A
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- A61K9/1075—Microemulsions or submicron emulsions; Preconcentrates or solids thereof; Micelles, e.g. made of phospholipids or block copolymers
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は優れた消炎、鎮痛、解熱活性を有する4−ビフ
ェニリル酢酸系化合物の新規な製剤に関し、さらに詳し
くは、本発明は下記一般式式中、Rは水素原子又はアル
キル基を表わす、で示される4−ビフェニリル酢酸及び
そのエステルから選ばれる少なくとも1種の薬効化合物
を含有する脂肪乳剤に関する。
ェニリル酢酸系化合物の新規な製剤に関し、さらに詳し
くは、本発明は下記一般式式中、Rは水素原子又はアル
キル基を表わす、で示される4−ビフェニリル酢酸及び
そのエステルから選ばれる少なくとも1種の薬効化合物
を含有する脂肪乳剤に関する。
・1−ビフェニリル酢酸は強力な消炎、鎮痛、解熱作用
を有する既知の化合物である。しかしなから、4−ビフ
ェニリル酢酸は経口的又は非経口的に投与した場合、時
として消化器官の潰瘍や出血などの消化器に対する副作
用を件なうことがあることか゛知られており、このよう
な副作用のできるだけ少ない剤型の開発が強く望まれて
いる。
を有する既知の化合物である。しかしなから、4−ビフ
ェニリル酢酸は経口的又は非経口的に投与した場合、時
として消化器官の潰瘍や出血などの消化器に対する副作
用を件なうことがあることか゛知られており、このよう
な副作用のできるだけ少ない剤型の開発が強く望まれて
いる。
他方、最近タープテイング(tarBe?■1g)療法
と称し、成る種の薬物を脂肪乳剤(I 1l)id e
mulsuion)の脂肪粒子(lipid part
icle)中に溶解して投与することが提案されている
。この療法は脂肪粒子がリポソームと同様に、網内系や
炎症細胞に取り入れる性質を利用したもので、この脂肪
粒子に脂溶性の薬物を溶解し投与すると、該脂肪粒子が
ドラッグキャリアとなって薬物が特定の部位に選択的に
移行し、そこで集中的に薬効が発揮されるもので、有力
な薬物投与法として各方面から注目されている。
と称し、成る種の薬物を脂肪乳剤(I 1l)id e
mulsuion)の脂肪粒子(lipid part
icle)中に溶解して投与することが提案されている
。この療法は脂肪粒子がリポソームと同様に、網内系や
炎症細胞に取り入れる性質を利用したもので、この脂肪
粒子に脂溶性の薬物を溶解し投与すると、該脂肪粒子が
ドラッグキャリアとなって薬物が特定の部位に選択的に
移行し、そこで集中的に薬効が発揮されるもので、有力
な薬物投与法として各方面から注目されている。
本発明者らもこの脂肪乳剤を用いるタープティング療法
に着目し、前記式(1’)の4−ビフェニリル酢酸系化
合物を脂肪乳剤化し、投与したところ、薬物が効率よく
炎症部位に移行し、・トビフェニリル酢酸そのものを通
常の剤型で投与した場合に比べてはるかに少ない投与量
で高い薬理作用が得られ、しかも副作用(消化器官障害
)も大幅に軽減されることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
に着目し、前記式(1’)の4−ビフェニリル酢酸系化
合物を脂肪乳剤化し、投与したところ、薬物が効率よく
炎症部位に移行し、・トビフェニリル酢酸そのものを通
常の剤型で投与した場合に比べてはるかに少ない投与量
で高い薬理作用が得られ、しかも副作用(消化器官障害
)も大幅に軽減されることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
しかして、本発明によれば、下記一般式式中、Rは水素
原子又はアルキル基を表わす、で示される4−ビフェニ
リル酢酸系化合物から選ばれる少なくとも1種の薬効化
合物を含有することを特徴とする脂肪乳剤が提供される
。
原子又はアルキル基を表わす、で示される4−ビフェニ
リル酢酸系化合物から選ばれる少なくとも1種の薬効化
合物を含有することを特徴とする脂肪乳剤が提供される
。
本発明において薬効成分として使用される前記式(1)
の化合物として、4−ビフェニリル酢酸それ自体も脂肪
粒子中に成る程度溶解するので使用できるが、一般には
脂溶性の高いエステルの方が好適である。しかして、式
(1)におけるエステル残基(R)としては、アルキル
基、例えびメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、11−ブチル、イソブチル、5ee−ブチル、te
rt−ブチル、n−ペンチル、イソアミル、n−ペンチ
ル、+1−ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ドデ
シル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシルなど
の炭素数1〜18個のアルキル基、殊に、メチル、エチ
ルなどの低級アルキル基が好適である。
の化合物として、4−ビフェニリル酢酸それ自体も脂肪
粒子中に成る程度溶解するので使用できるが、一般には
脂溶性の高いエステルの方が好適である。しかして、式
(1)におけるエステル残基(R)としては、アルキル
基、例えびメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピ
ル、11−ブチル、イソブチル、5ee−ブチル、te
rt−ブチル、n−ペンチル、イソアミル、n−ペンチ
ル、+1−ヘキシル、オクチル、ノニル、デシル、ドデ
シル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシルなど
の炭素数1〜18個のアルキル基、殊に、メチル、エチ
ルなどの低級アルキル基が好適である。
なお、本明細書において「低級」なる語はこの語が付さ
れた基又は化合物の炭素数が6個以下、好ましくは4個
以下であることを意味する。
れた基又は化合物の炭素数が6個以下、好ましくは4個
以下であることを意味する。
上記4−ビフェニリル酢酸のエステルは生体内において
エステラーゼの酵素作用により4−ビフェニリル酢酸に
変換され薬理作用を発揮するものと推定される。
エステラーゼの酵素作用により4−ビフェニリル酢酸に
変換され薬理作用を発揮するものと推定される。
本発明の脂肪乳剤は通常の脂肪乳剤の脂肪粒子中に上記
4−ビフェニリル酢酸系化合物を導入することによって
調製され、例えば、4−ビフェニリル酢酸系化合物を脂
肪乳剤基剤に溶解させ、乳化剤を用いて水中に分散させ
水中油型乳剤とすることによって容易に製造することか
で外る。
4−ビフェニリル酢酸系化合物を導入することによって
調製され、例えば、4−ビフェニリル酢酸系化合物を脂
肪乳剤基剤に溶解させ、乳化剤を用いて水中に分散させ
水中油型乳剤とすることによって容易に製造することか
で外る。
しかして、本発明の脂肪乳剤の調製に際して使用しうる
脂肪乳剤基剤としては、従来からいわゆる脂肪乳剤の調
製に際して通常用いられている製薬学的に許容されうる
任意の油脂類が包含され、具体的には、大豆油、綿実油
、菜種油、サフラワー油などの植物油;通常MCTと略
称されている炭素数8〜12個の中鎖脂肪酸(例えば、
カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸など)のトリグリ
セリド;炭素数6〜18個の脂肪酸(例えば、カプロン
酸、カプリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、リノー
ル酸、ステアリン酸など)のモノ−又はノーグリセリド
等が挙げられ、これらはそれぞれ単独で又は2種もしく
はそれ以上組合わせて使用することができる。これらの
中特に大豆油、パナセー) 810(日本油脂株式会社
製、MCTの混合物)が好適に使用される。これら脂肪
乳剤基剤の使用量は厳密に制限されるものではなく、前
記式(1)の薬効化合物及び/又は他の配合成分の種類
や量に応じて広範に変えることがでトるが、一般に1〜
50%(w/v)、好ましくは3〜30%(1,+/V
)、さらに好ましくは5〜20%(Il+/’″V)の
範囲とするのが好都合である。
脂肪乳剤基剤としては、従来からいわゆる脂肪乳剤の調
製に際して通常用いられている製薬学的に許容されうる
任意の油脂類が包含され、具体的には、大豆油、綿実油
、菜種油、サフラワー油などの植物油;通常MCTと略
称されている炭素数8〜12個の中鎖脂肪酸(例えば、
カプリル酸、カプリン酸、ラウリン酸など)のトリグリ
セリド;炭素数6〜18個の脂肪酸(例えば、カプロン
酸、カプリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、リノー
ル酸、ステアリン酸など)のモノ−又はノーグリセリド
等が挙げられ、これらはそれぞれ単独で又は2種もしく
はそれ以上組合わせて使用することができる。これらの
中特に大豆油、パナセー) 810(日本油脂株式会社
製、MCTの混合物)が好適に使用される。これら脂肪
乳剤基剤の使用量は厳密に制限されるものではなく、前
記式(1)の薬効化合物及び/又は他の配合成分の種類
や量に応じて広範に変えることがでトるが、一般に1〜
50%(w/v)、好ましくは3〜30%(1,+/V
)、さらに好ましくは5〜20%(Il+/’″V)の
範囲とするのが好都合である。
尚、本明細書において、脂肪乳剤の配合成分の含量又は
使用量について使用する百分率[%(Ill/v)Jは
、特にことわらない限り、最終の脂肪乳剤製品100容
量部当りの重量部を意味する。
使用量について使用する百分率[%(Ill/v)Jは
、特にことわらない限り、最終の脂肪乳剤製品100容
量部当りの重量部を意味する。
また、上記脂肪乳剤基剤を水中に安定に分散させるため
の乳化剤としては、生理学的に許容されうるリン脂質及
び非イオン系界面活性剤がら選ばれる少なくとも1種の
乳化剤が使用される。生理学的に許容されうるリン脂質
としては、例えば、卵黄リン脂質、大豆リン脂質、フォ
スファチジルコリン等が挙げられ、また、非イオン系界
面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレン共重
合体(例えば、平均分子量が1. o OO〜20,0
00の範囲のポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレ
ン共重合体)、硬化ヒマシ油ポリオキシアルキレン誘導
体(例えば、硬化ヒマシ油ポリオキシエチレン−(40
)−エーテル、硬化ヒマシ油ポリオキシエチレン−(2
0)−エーテル)等が包含される。これらの乳化剤はそ
れぞれ単独で使用することができ或いは2種もしくはそ
れ以上併用してもよく、本発明で用いる乳化剤は一般に
6〜15、好ましくはlO〜14の範囲内のHLBをも
つことが好ましい。
の乳化剤としては、生理学的に許容されうるリン脂質及
び非イオン系界面活性剤がら選ばれる少なくとも1種の
乳化剤が使用される。生理学的に許容されうるリン脂質
としては、例えば、卵黄リン脂質、大豆リン脂質、フォ
スファチジルコリン等が挙げられ、また、非イオン系界
面活性剤としては、例えば、ポリオキシアルキレン共重
合体(例えば、平均分子量が1. o OO〜20,0
00の範囲のポリオキシエチレン−ポリオキシプロピレ
ン共重合体)、硬化ヒマシ油ポリオキシアルキレン誘導
体(例えば、硬化ヒマシ油ポリオキシエチレン−(40
)−エーテル、硬化ヒマシ油ポリオキシエチレン−(2
0)−エーテル)等が包含される。これらの乳化剤はそ
れぞれ単独で使用することができ或いは2種もしくはそ
れ以上併用してもよく、本発明で用いる乳化剤は一般に
6〜15、好ましくはlO〜14の範囲内のHLBをも
つことが好ましい。
これらの乳化剤は前記4−ビフェニリル酢酸系化合物を
含有する脂肪乳剤基剤粒子を水中に安定に分散保持する
のに必要な量で使用され、その量は乳化剤の種類に応し
て一般に0.05〜25%(Ill/゛V)、好ましく
は0.2−6%(u+/v)、さらに好ましくは+1.
6−2.4%(IIl/v)の範囲であり、また、前記
脂肪乳剤基剤を基準にすれば、該基剤100重量部当り
6〜24重量部、特に6〜15重量部の範囲が適当であ
る。
含有する脂肪乳剤基剤粒子を水中に安定に分散保持する
のに必要な量で使用され、その量は乳化剤の種類に応し
て一般に0.05〜25%(Ill/゛V)、好ましく
は0.2−6%(u+/v)、さらに好ましくは+1.
6−2.4%(IIl/v)の範囲であり、また、前記
脂肪乳剤基剤を基準にすれば、該基剤100重量部当り
6〜24重量部、特に6〜15重量部の範囲が適当であ
る。
さらに本発明の脂肪乳剤において分散媒となる水として
は蒸留水又はイオン交換水を適量使用することかでb、
場合によってはエタノールのような水混和性有機溶媒を
少量混合してもよい、本発明の脂肪乳剤には、通常行な
われているように、必要に応じて、等張化剤、乳化助剤
、安定化剤等の添加剤をさらに含ませることができる。
は蒸留水又はイオン交換水を適量使用することかでb、
場合によってはエタノールのような水混和性有機溶媒を
少量混合してもよい、本発明の脂肪乳剤には、通常行な
われているように、必要に応じて、等張化剤、乳化助剤
、安定化剤等の添加剤をさらに含ませることができる。
配合しうる等張化剤としては、例えば、グリセリン;ソ
ルビトール、キシリトールなどの糖アルコール;ブドウ
糖、果糖などの単糖類;マルトースのような三糖類;L
−アラニン、L−バリン、グリシンなどのアミノ酸等が
挙げられ、これらの中から適宜1種又はそれ以上選んで
使用される。これら等張化剤は脂肪乳剤が体液の浸透圧
とほぼ同等になるように調節するために添加されるもの
であり、その量は脂肪乳剤中の最終濃度が一般に0゜1
〜0.5モル/1、好ましくは0.25〜(1,35モ
ル/1の範囲となるようなものであり、より具体的には
、用いる等張化剤の種類に依存し通常下記の量で配合す
ることができる。
ルビトール、キシリトールなどの糖アルコール;ブドウ
糖、果糖などの単糖類;マルトースのような三糖類;L
−アラニン、L−バリン、グリシンなどのアミノ酸等が
挙げられ、これらの中から適宜1種又はそれ以上選んで
使用される。これら等張化剤は脂肪乳剤が体液の浸透圧
とほぼ同等になるように調節するために添加されるもの
であり、その量は脂肪乳剤中の最終濃度が一般に0゜1
〜0.5モル/1、好ましくは0.25〜(1,35モ
ル/1の範囲となるようなものであり、より具体的には
、用いる等張化剤の種類に依存し通常下記の量で配合す
ることができる。
配合量%(IIl/V)
等張北預匁種瀬 二般的範皿 好五麓刑 鬼適麓則グリ
セリン 2〜4 2〜3 約2.5糖アルコール
2〜62.5〜53〜4単糖類 4〜64.5
〜5.5約5 二糖類 8〜129〜11約10 アミノ酸 3〜5 3〜4 約3.5また、適宜
配合しうる乳化助剤としては、例えば、炭素数10〜2
0個の脂肪酸(例えば、ステアリン酸、パルミチン酸、
リノール酸、す/レン酸など)及びその塩(例えばナト
リウム塩、カリウム塩など)、フオスファチジルエタノ
ールアミン、フオスファチジルセリン、ステアリルアミ
ン等が挙げられ、これらは一般に0.4%(w/v)ま
での範囲、好ましくは0.01〜0.2%(w/V)の
範囲で使用することができ、特に上記脂肪酸又はその塩
は0.0 ] −f)、1%(+II/v)の範囲で、
そしてフォスファチジルエタノールアミン、フオスファ
チシ゛ルセリン、ステアリルアミンは0.1)5〜0.
3%(IIl/v)、殊に0.1−0.2%(111/
V)の範囲で有利にイ吏用することかできる。
セリン 2〜4 2〜3 約2.5糖アルコール
2〜62.5〜53〜4単糖類 4〜64.5
〜5.5約5 二糖類 8〜129〜11約10 アミノ酸 3〜5 3〜4 約3.5また、適宜
配合しうる乳化助剤としては、例えば、炭素数10〜2
0個の脂肪酸(例えば、ステアリン酸、パルミチン酸、
リノール酸、す/レン酸など)及びその塩(例えばナト
リウム塩、カリウム塩など)、フオスファチジルエタノ
ールアミン、フオスファチジルセリン、ステアリルアミ
ン等が挙げられ、これらは一般に0.4%(w/v)ま
での範囲、好ましくは0.01〜0.2%(w/V)の
範囲で使用することができ、特に上記脂肪酸又はその塩
は0.0 ] −f)、1%(+II/v)の範囲で、
そしてフォスファチジルエタノールアミン、フオスファ
チシ゛ルセリン、ステアリルアミンは0.1)5〜0.
3%(IIl/v)、殊に0.1−0.2%(111/
V)の範囲で有利にイ吏用することかできる。
さらに、安定剤としてはコレステロール又はトコ7エロ
ールを用いることができる。コレステロールは一般に1
.2%(u+/v)まで、好ましくは0゜2〜0.4%
(u+/v)の範囲の量で使用しそして、トコフェロニ
ルは2.5%(、/v)まで、好ましくは0.2〜0.
8%(u+/v)の範囲で使用するのが好都合である。
ールを用いることができる。コレステロールは一般に1
.2%(u+/v)まで、好ましくは0゜2〜0.4%
(u+/v)の範囲の量で使用しそして、トコフェロニ
ルは2.5%(、/v)まで、好ましくは0.2〜0.
8%(u+/v)の範囲で使用するのが好都合である。
また、安定剤としては、アルブミン又はその脂肪酸アミ
ド誘導体、多糖類又はその脂肪酸エステル誘導体等ら使
用することができる。アルブミンとしては、ヒト用の製
剤を調製するには、抗原性の観点からヒト由来のものが
望ましく、その脂肪酸アミド誘導体としては、アルブミ
ン中に存在する全アミ7基の5〜40%を炭素数14〜
18個の脂肪酸(例えば、パルミチン酸、ステアリン酸
など)でアミド化したものが挙げられる。他方、多糖類
としては、デキストラン、プルラン、ヒドロキシエチル
デンプン等が包含され、これらの脂肪酸エステル誘導体
としては、該多糖類に存在する全水酸基の5〜4()%
が炭素数14〜18個の脂肪酸(例えばパルミチン酸、
ステアリン酸など)によりエステル化されているものが
挙げられる。
ド誘導体、多糖類又はその脂肪酸エステル誘導体等ら使
用することができる。アルブミンとしては、ヒト用の製
剤を調製するには、抗原性の観点からヒト由来のものが
望ましく、その脂肪酸アミド誘導体としては、アルブミ
ン中に存在する全アミ7基の5〜40%を炭素数14〜
18個の脂肪酸(例えば、パルミチン酸、ステアリン酸
など)でアミド化したものが挙げられる。他方、多糖類
としては、デキストラン、プルラン、ヒドロキシエチル
デンプン等が包含され、これらの脂肪酸エステル誘導体
としては、該多糖類に存在する全水酸基の5〜4()%
が炭素数14〜18個の脂肪酸(例えばパルミチン酸、
ステアリン酸など)によりエステル化されているものが
挙げられる。
これらの安定剤は一般に(1,02〜5%(w/v)、
好ましくは0.2〜2.5%(w/v)の範囲で添加す
ることができる。
好ましくは0.2〜2.5%(w/v)の範囲で添加す
ることができる。
本発明の脂肪乳剤はそれ自体公知の乳化方法を用いて製
造することがでトる。その際乳化機としては通常のホモ
ジナイザーを使用することができるが、安定で、微細な
脂肪乳剤を調製するため1こは、2種類のホモジナイザ
ーを併用するのが好都合である。具体的には例えば、所
定量の4−ビフェニリル酢酸系化合物を前記の脂肪乳剤
基剤、例えば大豆油中に適宜加温下に溶解混和し、これ
に所定量の乳化剤例えば精製大豆リン脂質及び必要に応
じて他の添加剤、例えば乳化助剤、安定化剤、等張化剤
等を加え加温攪拌して均一となし、次いで水を加えてホ
モジナイザーで処理し、水中油型の粗乳化液を調製し、
しかる後これを加圧型ホモジナイザー、例えばマントン
−ガラリン型ホモジナイザーにより均質化することによ
り、本発明の脂肪乳剤を得ることができる。なお、安定
化剤、等張化剤は生成した脂肪乳剤に加えてもよい。
造することがでトる。その際乳化機としては通常のホモ
ジナイザーを使用することができるが、安定で、微細な
脂肪乳剤を調製するため1こは、2種類のホモジナイザ
ーを併用するのが好都合である。具体的には例えば、所
定量の4−ビフェニリル酢酸系化合物を前記の脂肪乳剤
基剤、例えば大豆油中に適宜加温下に溶解混和し、これ
に所定量の乳化剤例えば精製大豆リン脂質及び必要に応
じて他の添加剤、例えば乳化助剤、安定化剤、等張化剤
等を加え加温攪拌して均一となし、次いで水を加えてホ
モジナイザーで処理し、水中油型の粗乳化液を調製し、
しかる後これを加圧型ホモジナイザー、例えばマントン
−ガラリン型ホモジナイザーにより均質化することによ
り、本発明の脂肪乳剤を得ることができる。なお、安定
化剤、等張化剤は生成した脂肪乳剤に加えてもよい。
上記の乳化操作は一般に、生成する脂肪乳剤中の分散脂
肪粒子の平均粒子径が大体1μ以下、好ましくは0.3
μ以下になる巡行なうのが望ましい。
肪粒子の平均粒子径が大体1μ以下、好ましくは0.3
μ以下になる巡行なうのが望ましい。
また、薬効成分である式(1)の4−ビフェニリル酢酸
系化合物は一般1こl)、Ol−50%(U+/V)、
好ましくは0.01〜10%(u+/ν)、さらに好ま
しくは1〜3%(UI/v)の範囲の濃度となるような
割合で用いるのが好都合である。
系化合物は一般1こl)、Ol−50%(U+/V)、
好ましくは0.01〜10%(u+/ν)、さらに好ま
しくは1〜3%(UI/v)の範囲の濃度となるような
割合で用いるのが好都合である。
上記の如くして製造される本発明の脂肪乳剤は必要によ
り凍結乾燥することができ、そのように凍結乾燥するこ
とにより得られる粉末は水に再溶解すれば元の脂肪乳剤
にもどすことができるので、本発明にいう「脂肪乳剤」
にはこのような凍結乾燥されたものも包含されることを
了解すべきである6本発明により提供される4−ビフェ
ニリル酢酸系化合物含有脂肪乳剤は、注射等により非経
口的に投与した場合、炎症部位への移行性(炎症細胞へ
のとりこみ)が極めて優れており、その結果、炎症部位
で薬効化合物が強力且つ集中的にその薬理効果を発揮し
、しかも前述した消化器官に対する副作用及び毒性も極
めて少ない。さらに本発明の脂肪乳剤は安定性にも優れ
ており、消炎、鎮痛、解熱剤として実用上非常に有用で
ある。
り凍結乾燥することができ、そのように凍結乾燥するこ
とにより得られる粉末は水に再溶解すれば元の脂肪乳剤
にもどすことができるので、本発明にいう「脂肪乳剤」
にはこのような凍結乾燥されたものも包含されることを
了解すべきである6本発明により提供される4−ビフェ
ニリル酢酸系化合物含有脂肪乳剤は、注射等により非経
口的に投与した場合、炎症部位への移行性(炎症細胞へ
のとりこみ)が極めて優れており、その結果、炎症部位
で薬効化合物が強力且つ集中的にその薬理効果を発揮し
、しかも前述した消化器官に対する副作用及び毒性も極
めて少ない。さらに本発明の脂肪乳剤は安定性にも優れ
ており、消炎、鎮痛、解熱剤として実用上非常に有用で
ある。
本発明の脂肪乳剤の優れた薬理効果、低毒性及び安定性
を以下に示す実験により立証する。
を以下に示す実験により立証する。
(A) 薬効薬理試験
A−1:カーゲニン 路゛
(、) 実験動物:ウィスター系雄性ラット(体重1
60〜220g)を1群7匹ずつ使用。
60〜220g)を1群7匹ずつ使用。
(b) 被す薬剤:4−ビフェニリル酢酸メチルエス
テル又は4−ビフェニリル酢酸エチルエステルを2%(
w/v)含有する脂肪乳剤(4−ビフェニリル酸 ′酸
に換算)(後記する実施例1又は実施例2により調製し
たもの)。なお、対照薬剤として4−ビフェニリル酢酸
(ナトリウム塩)水溶液を使用。
テル又は4−ビフェニリル酢酸エチルエステルを2%(
w/v)含有する脂肪乳剤(4−ビフェニリル酸 ′酸
に換算)(後記する実施例1又は実施例2により調製し
たもの)。なお、対照薬剤として4−ビフェニリル酢酸
(ナトリウム塩)水溶液を使用。
(c) 実験方法:各ラットの左後肢足容積を定容積
測定装置(UGOBASILE社製)を用いて測定した
後、起炎剤として1%カラゲニン溶液を1匹当り0.0
5m1ずつラット足痕皮下に注射し、カラゲニン足浮腫
を誘発した。カラゲニン投与前および投与後1時間毎に
6時間迄、ラットの定容積を測定した。被験薬剤は1
、25 mg/kg、2.5mg/kgおよび5.Om
g/kgの3用量とし、対照薬の4−ビフェニリル酢酸
は2.5B/kgおよび5゜0mg/kgの2用量とし
、いずれらカラゲニン投与の2時間後に静脈内投与した
。浮腫率および浮腫抑制率は、次の計算式により求めた
。
測定装置(UGOBASILE社製)を用いて測定した
後、起炎剤として1%カラゲニン溶液を1匹当り0.0
5m1ずつラット足痕皮下に注射し、カラゲニン足浮腫
を誘発した。カラゲニン投与前および投与後1時間毎に
6時間迄、ラットの定容積を測定した。被験薬剤は1
、25 mg/kg、2.5mg/kgおよび5.Om
g/kgの3用量とし、対照薬の4−ビフェニリル酢酸
は2.5B/kgおよび5゜0mg/kgの2用量とし
、いずれらカラゲニン投与の2時間後に静脈内投与した
。浮腫率および浮腫抑制率は、次の計算式により求めた
。
Ec:溶媒対照群の各時間における浮腫容積(平均値)
Et:各被験薬剤投与群の各時間における浮腫容積(平
均値) (d)実験結果:結果を下記第1表に示す。本発明の4
−ビフェニリル酢酸メチルエステル含有脂肪乳剤は、い
ずれの用量共に薬物投与後1時間目から有意な浮腫抑制
効果が認められ、その作用は最終測定時間である薬物投
与後4時間まで持続した。
均値) (d)実験結果:結果を下記第1表に示す。本発明の4
−ビフェニリル酢酸メチルエステル含有脂肪乳剤は、い
ずれの用量共に薬物投与後1時間目から有意な浮腫抑制
効果が認められ、その作用は最終測定時間である薬物投
与後4時間まで持続した。
同h<本発明の4−ビフェニリル酢酸エチルエステル含
有脂肪乳剤は、2.SLag/kgおよび5.On+g
/kgの用量において、薬剤投与後2時間目から有意な
浮腫抑制効果および効果の持続性が認められた。一方、
対照薬剤である4−ビフェニリル酢酸では、2.5およ
び5.0mg/kgの用量で薬剤投与後4時間に効果の
発現が認められた。これらの実験結果から、薬剤投与後
2時間目の20%浮腫抑制効果(IC2,)を用量−作
用−曲線よりR:出すると、本発明の4−ビフェニリル
酢酸メチルエステル含有脂肪乳剤および4−ビフェニリ
ル酢酸エチルエステル含有脂肪乳剤は、対照とした4−
ビフェニリル酢酸よりもそれぞれ約6倍および約3倍強
い効果か示された。
有脂肪乳剤は、2.SLag/kgおよび5.On+g
/kgの用量において、薬剤投与後2時間目から有意な
浮腫抑制効果および効果の持続性が認められた。一方、
対照薬剤である4−ビフェニリル酢酸では、2.5およ
び5.0mg/kgの用量で薬剤投与後4時間に効果の
発現が認められた。これらの実験結果から、薬剤投与後
2時間目の20%浮腫抑制効果(IC2,)を用量−作
用−曲線よりR:出すると、本発明の4−ビフェニリル
酢酸メチルエステル含有脂肪乳剤および4−ビフェニリ
ル酢酸エチルエステル含有脂肪乳剤は、対照とした4−
ビフェニリル酢酸よりもそれぞれ約6倍および約3倍強
い効果か示された。
A二ど シ゛ユバンゝ ′−1
(a) 実験動物:CRJ−CD(SD)系雌性ラッ
ト(5〜7週令)を1群6匹使用 (l]) 被”J薬剤:4−ビフェニリル酢酸メチル
エステル又は4−ビフェニリル酢酸エチルエステルを2
%(w/v)含有する脂肪乳剤(4−ビフェニリル酢酸
に換算)(後記する実施例1又は実施例2により調製し
たもの)。
ト(5〜7週令)を1群6匹使用 (l]) 被”J薬剤:4−ビフェニリル酢酸メチル
エステル又は4−ビフェニリル酢酸エチルエステルを2
%(w/v)含有する脂肪乳剤(4−ビフェニリル酢酸
に換算)(後記する実施例1又は実施例2により調製し
たもの)。
(c)実験方法:各ラットの左後店売皮内に、アジュバ
ントとして流動パラフィンに懸濁したマイコバクテリウ
ム嗜ブチリクム(Mycobacteriu+n bu
ty−riC+un)の加熱死菌0.6mgを注射した
。各被験薬斉1jは、アジュバント注射15日日から1
9日目の5日間尾静脈内に投与した。関節炎症状の評価
は、アノユバンド注射後第25日日まで経口的に注射側
後肢足容積を、定容積測定装置(UGOBASILE社
製)を用いて測定した。抑制率を次の計算式により求め
た。
ントとして流動パラフィンに懸濁したマイコバクテリウ
ム嗜ブチリクム(Mycobacteriu+n bu
ty−riC+un)の加熱死菌0.6mgを注射した
。各被験薬斉1jは、アジュバント注射15日日から1
9日目の5日間尾静脈内に投与した。関節炎症状の評価
は、アノユバンド注射後第25日日まで経口的に注射側
後肢足容積を、定容積測定装置(UGOBASILE社
製)を用いて測定した。抑制率を次の計算式により求め
た。
Ec:溶媒対照群の各時間における浮腫容積(平均値)
Et:各被験薬剤投与群の各時間における浮腫容積(平
均値) (d) 実験結果;結果を下記第2表に示す。アジユ
バラド注射左後肢足の浮腫は、各用量の4−ビフェニリ
ル酢酸メチルエステル含有脂肪乳剤および4−ビフェニ
リル酢酸エチルエステル含有脂肪乳剤の静脈内投与によ
り、有:tに抑制されており、この抑制作用は用量依存
性を示した。
均値) (d) 実験結果;結果を下記第2表に示す。アジユ
バラド注射左後肢足の浮腫は、各用量の4−ビフェニリ
ル酢酸メチルエステル含有脂肪乳剤および4−ビフェニ
リル酢酸エチルエステル含有脂肪乳剤の静脈内投与によ
り、有:tに抑制されており、この抑制作用は用量依存
性を示した。
A−34ス レッ ン ゛
(a) 実験動物:dd系雌雄性マウス体重18g前
後)を1群10匹ずつ使用。
後)を1群10匹ずつ使用。
(b) 被験薬剤:4−ビフェニリル酢酸メチルエス
テル又は4−ビフェニリル酢酸エチルエステルを2%(
w/v)含有する脂肪乳剤(4−ビフェニリル酢酸に換
算)(後記する実施例1又は実施例2により調製したも
の)。
テル又は4−ビフェニリル酢酸エチルエステルを2%(
w/v)含有する脂肪乳剤(4−ビフェニリル酢酸に換
算)(後記する実施例1又は実施例2により調製したも
の)。
(c) 実験方法:各マウスの尾静脈内に被験薬剤を
投与し、その5分後に0.6%酢酸0.1ml/10g
を腹腔内投与し、10分間のストレッチング数を測定し
、溶媒対照群に対する抑制率を算出した。
投与し、その5分後に0.6%酢酸0.1ml/10g
を腹腔内投与し、10分間のストレッチング数を測定し
、溶媒対照群に対する抑制率を算出した。
(d) 実験結果:結果を添付の第1図に示す。被験
薬剤をラットの尾静脈内投与後、酢酸を腹腔内に投与し
た場合には、4−ビフェニリル酢酸メチルエステル含有
脂肪乳剤の50%抑制率(ED5o)は18mg/kg
であり、また4−ビフェニリル酢酸エチルエステル含有
脂肪乳剤のED5oは23B/kgであって、いずれも
鎮痛効果が認められた。
薬剤をラットの尾静脈内投与後、酢酸を腹腔内に投与し
た場合には、4−ビフェニリル酢酸メチルエステル含有
脂肪乳剤の50%抑制率(ED5o)は18mg/kg
であり、また4−ビフェニリル酢酸エチルエステル含有
脂肪乳剤のED5oは23B/kgであって、いずれも
鎮痛効果が認められた。
[B] 組織移行性
(a) 実験動物:ウィスター系雄性ラット(体重1
60〜220g)を1群6匹ずつ使用。
60〜220g)を1群6匹ずつ使用。
(b) 被験薬剤:4−ビフェニリル酢酸メチルエス
テルを2%(w/V)含有する脂肪乳剤(4−ビフェニ
リル酢酸に換算)(後記する実施例1により調製したも
の)および対照薬として4−ビフェニリル酢酸(ナトリ
ウム塩)水溶液を使用。
テルを2%(w/V)含有する脂肪乳剤(4−ビフェニ
リル酢酸に換算)(後記する実施例1により調製したも
の)および対照薬として4−ビフェニリル酢酸(ナトリ
ウム塩)水溶液を使用。
(c) 実験方法:被験薬剤を4−ビフェニリル酢酸
に換算して10n+g/kgとなる用量を尾静脈内に投
与し、経時的にラットを層殺し、主要臓器を摘出して組
織内濃度を常法であるHPLC法により測定した。なお
、組織内濃度は、4−ビフェニリル酢酸に換算して示す
。
に換算して10n+g/kgとなる用量を尾静脈内に投
与し、経時的にラットを層殺し、主要臓器を摘出して組
織内濃度を常法であるHPLC法により測定した。なお
、組織内濃度は、4−ビフェニリル酢酸に換算して示す
。
(d) 実験結果:結果を添付の第2図に示す。4−
ビフェニリル酢酸メチルエステル及び4−ビフェニリル
酢酸ナトリウム塩をラットの静脈内に投与した際の組織
移行性をみると、両被験薬剤共に被験薬剤投与後30秒
には薬理作用発現濃度〔4−ビフェニリル酢酸のプロス
タグランジン合成抑制作用:■C6゜ (’l 、 6
8 Mg/1f(E、 L、 Tolman。
ビフェニリル酢酸メチルエステル及び4−ビフェニリル
酢酸ナトリウム塩をラットの静脈内に投与した際の組織
移行性をみると、両被験薬剤共に被験薬剤投与後30秒
には薬理作用発現濃度〔4−ビフェニリル酢酸のプロス
タグランジン合成抑制作用:■C6゜ (’l 、 6
8 Mg/1f(E、 L、 Tolman。
American Cyanab+id Compan
y’s Repport参照〕以上の薬物濃度に達する
が、肺臓および筋肉では、4−ビフェニリル酢酸メチル
エステル含有脂肪乳剤は、4−ビフェニリル酢酸よりも
2.5〜3倍の高い濃度で移行していることがわかる。
y’s Repport参照〕以上の薬物濃度に達する
が、肺臓および筋肉では、4−ビフェニリル酢酸メチル
エステル含有脂肪乳剤は、4−ビフェニリル酢酸よりも
2.5〜3倍の高い濃度で移行していることがわかる。
このことは、4−ビフェニリル酢酸メチルエステル脂肪
乳剤が短時間で高い組織移行性を示し、より少ない用量
での薬効が期待されることを示唆している。
乳剤が短時間で高い組織移行性を示し、より少ない用量
での薬効が期待されることを示唆している。
(C) 毒性試験
チャールス・リバー系SD雄性ラット(6週令、体重1
60〜170H)を1群5匹宛用い、本発明の4−ビフ
ェニリル酢酸メチルエステル又は4−ビフェニリル酢酸
エチルエステルを2%(Ill/v)含有する脂肪乳剤
(4−ビフェニリル酢酸に換算)(後記する実施例1又
は実施例2により調製したもの)を尾静脈内に1回投与
し、3日間の観察での急性毒性試験を行った。投与量は
、両薬剤共に50.100.200および400mg/
kgとし、対照群として4−ビフェニリル酢酸ナトリウ
ム塩水溶液を投与した。その結果を下記の第3表に示す
。この結果から明らかなとおり、4−ビフェニリル酢酸
メチルエステルおよび4−ビフェニリル酢酸エチルエス
テル含有脂肪乳剤では、It)Omg/kgまでの投与
で一般症状お上び剖検の各所見について薬剤に起因する
変化は全く認められなかった。一方、対照群である4−
ビフェニリル酢酸(ナトリウム塩)では、50mg1k
gまでの投与で一般症状および剖検の各所見について変
化は認められなかったが1 (10tog/ kg以上
の投与では変化が生じた。
60〜170H)を1群5匹宛用い、本発明の4−ビフ
ェニリル酢酸メチルエステル又は4−ビフェニリル酢酸
エチルエステルを2%(Ill/v)含有する脂肪乳剤
(4−ビフェニリル酢酸に換算)(後記する実施例1又
は実施例2により調製したもの)を尾静脈内に1回投与
し、3日間の観察での急性毒性試験を行った。投与量は
、両薬剤共に50.100.200および400mg/
kgとし、対照群として4−ビフェニリル酢酸ナトリウ
ム塩水溶液を投与した。その結果を下記の第3表に示す
。この結果から明らかなとおり、4−ビフェニリル酢酸
メチルエステルおよび4−ビフェニリル酢酸エチルエス
テル含有脂肪乳剤では、It)Omg/kgまでの投与
で一般症状お上び剖検の各所見について薬剤に起因する
変化は全く認められなかった。一方、対照群である4−
ビフェニリル酢酸(ナトリウム塩)では、50mg1k
gまでの投与で一般症状および剖検の各所見について変
化は認められなかったが1 (10tog/ kg以上
の投与では変化が生じた。
したがって、本発明の脂肪乳剤は、ビフェニリル酢酸よ
りも安全性が高いことが明らかである。
りも安全性が高いことが明らかである。
CD) 安定性試験
本発明により提供される4−ビフェニリル酢酸系化合物
含有脂肪乳剤について、6箇月の安定性試験を行った。
含有脂肪乳剤について、6箇月の安定性試験を行った。
含量の測定は高速液体クロマトグラフ法(装置:日立製
作新製655−15)で行い、粒子径の測定は光透過式
粒度分布計(現場製作所製CA PA −500)で行
った。その結果を下記の第4表に示す。室温(25℃)
、6箇月間の安定性試験では、含量の低下、外観変化あ
るいはPH及び粒子径(弊均)の変化は認められず、し
たがって、4−ビフェニリル酢酸系化合物含有脂肪乳剤
は製剤学的に極めて安定であるといえる。
作新製655−15)で行い、粒子径の測定は光透過式
粒度分布計(現場製作所製CA PA −500)で行
った。その結果を下記の第4表に示す。室温(25℃)
、6箇月間の安定性試験では、含量の低下、外観変化あ
るいはPH及び粒子径(弊均)の変化は認められず、し
たがって、4−ビフェニリル酢酸系化合物含有脂肪乳剤
は製剤学的に極めて安定であるといえる。
第4表 安定性試験
m:変化なし。
以上述べたように、本発明の4−ビフェニリル酢酸系化
合物含有脂肪乳剤は、炎症部位への移行性(取込み)が
極めて優れておりかつ副作用が少なく毒性も低く、主薬
の薬理効果が強力にかつ効果的に発現され、しかも製剤
的に安定であるので、特に注射用の液状製剤として消炎
、鎮痛、解熱剤として臨床的に極めて有用である。
合物含有脂肪乳剤は、炎症部位への移行性(取込み)が
極めて優れておりかつ副作用が少なく毒性も低く、主薬
の薬理効果が強力にかつ効果的に発現され、しかも製剤
的に安定であるので、特に注射用の液状製剤として消炎
、鎮痛、解熱剤として臨床的に極めて有用である。
本発明の脂肪乳剤の投与法としては、注射(非経口)、
点眼等が挙げられ、またその投与は、投与経路、処方、
患者の症状等によって異なるが、通常成人1人あたり1
回5mg(4−ビフェニリル酢酸に換算した量)〜50
mg宛を1日1〜3回投与するのが標準的であり、これ
により例えば、慢性関節リウマチ、変形性関節症、腰痛
、肩関節周囲炎、@肩腕症候群、術後および外傷による
炎症・疼痛、癌性疼痛、帯状老疹、痛風発作、鍵・腓鞘
炎、神経痛、筋肉痛、抜歯後痛、炎症性結膜炎、ブドウ
膜炎等の症状の緩解に顕著な効果をあげることができる
。
点眼等が挙げられ、またその投与は、投与経路、処方、
患者の症状等によって異なるが、通常成人1人あたり1
回5mg(4−ビフェニリル酢酸に換算した量)〜50
mg宛を1日1〜3回投与するのが標準的であり、これ
により例えば、慢性関節リウマチ、変形性関節症、腰痛
、肩関節周囲炎、@肩腕症候群、術後および外傷による
炎症・疼痛、癌性疼痛、帯状老疹、痛風発作、鍵・腓鞘
炎、神経痛、筋肉痛、抜歯後痛、炎症性結膜炎、ブドウ
膜炎等の症状の緩解に顕著な効果をあげることができる
。
次に、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本
発明はこれら実施例の範囲のみに限定される゛ものでは
ないことを理解すべきである。
発明はこれら実施例の範囲のみに限定される゛ものでは
ないことを理解すべきである。
実施例 1
日帰大豆油20gに4−ビフェニリル酢酸メチルエステ
ル4.28g(4−ビフェニリル酢酸4 、 +1 g
に相当)を加え、加温して溶解する。これに精製大豆リ
ン脂質2.4g及びグリセリン5gを加え、加温しなが
ら激しく攪拌して溶解後、適当量の蒸留水を加えてポリ
トロンホモジナイザーで攪拌し粗乳化液を調製する。
ル4.28g(4−ビフェニリル酢酸4 、 +1 g
に相当)を加え、加温して溶解する。これに精製大豆リ
ン脂質2.4g及びグリセリン5gを加え、加温しなが
ら激しく攪拌して溶解後、適当量の蒸留水を加えてポリ
トロンホモジナイザーで攪拌し粗乳化液を調製する。
この粗乳化液をさらにマントン−〃ウリン型ホモジナイ
ザーにより高圧乳化させた後、蒸留水を加えて200m
1とすることにより、極めて微細な4−ビフェニリル酢
酸メチルエステルを含む脂肪乳剤が得られた。分散脂肪
粒子の平均粒子径は(1゜15μであり、1μ以上の粒
子は含まなかった。
ザーにより高圧乳化させた後、蒸留水を加えて200m
1とすることにより、極めて微細な4−ビフェニリル酢
酸メチルエステルを含む脂肪乳剤が得られた。分散脂肪
粒子の平均粒子径は(1゜15μであり、1μ以上の粒
子は含まなかった。
実施例 2
実施例1において、4−ビフェニリル酢酸メチルエステ
ル4.28gの代りに4−ビフェニリル酢酸エチルエス
テル4.52gを用いる以外同様に処理をし、4−ビフ
ェニリル酢酸エチルエステルを含有する脂肪乳剤を得た
。
ル4.28gの代りに4−ビフェニリル酢酸エチルエス
テル4.52gを用いる以外同様に処理をし、4−ビフ
ェニリル酢酸エチルエステルを含有する脂肪乳剤を得た
。
該脂肪乳剤中の分散脂肪粒子の平均粒子径は0゜15μ
であり、1μ以上の粒子は含まなかった。
であり、1μ以上の粒子は含まなかった。
実施例 3
実施例1において、精製大豆リン脂質の代りに部製卵黄
リン脂質を用いる以外同様に処理をして、4−ビフェニ
リル酢酸メチルエステルを含有する脂肪乳剤を得た。
リン脂質を用いる以外同様に処理をして、4−ビフェニ
リル酢酸メチルエステルを含有する脂肪乳剤を得た。
実施例 4
1局大豆油20gに4−ビフェニリル酢酸エチルエステ
ル0.43g(4−ビフェニリル酢酸0.4g相当)を
加え加温して溶解する。これにプルロニックF−68(
旭電化工業株式会社製、ポリオキシエチレン−ポリオキ
シプロピレンエーテル型非イオン界面活性剤) 2 、
(’1 gと適当量の蒸留水を加えて、ポリトロンホモ
ジナイザーで攪拌し粗乳化液を調製する。この粗乳化液
をさらにマントン−ガラリン型ホモジナイザーにより高
圧乳化させた後、蒸留水を加えて200m1とすると、
極めて微細な4−ビフェニリル酢酸エチルエステルを含
む脂肪乳剤が得られた。この脂肪乳剤中の分散脂肪粒子
の平均粒子径は0.15μであり、1μ以上の粒子は含
まなかった。
ル0.43g(4−ビフェニリル酢酸0.4g相当)を
加え加温して溶解する。これにプルロニックF−68(
旭電化工業株式会社製、ポリオキシエチレン−ポリオキ
シプロピレンエーテル型非イオン界面活性剤) 2 、
(’1 gと適当量の蒸留水を加えて、ポリトロンホモ
ジナイザーで攪拌し粗乳化液を調製する。この粗乳化液
をさらにマントン−ガラリン型ホモジナイザーにより高
圧乳化させた後、蒸留水を加えて200m1とすると、
極めて微細な4−ビフェニリル酢酸エチルエステルを含
む脂肪乳剤が得られた。この脂肪乳剤中の分散脂肪粒子
の平均粒子径は0.15μであり、1μ以上の粒子は含
まなかった。
実施例 5
MCT30gに4−ビフェニリル酢酸0゜15gを加温
して溶解する。これに精製大豆リン脂質3゜6g及びグ
リセリン7.5gを加え、加温し激しく攪拌しながら溶
解後、適当量の蒸留水を加えて、ポリトロンホモジナイ
ザーで攪拌し粗乳化液を調製する。この粗乳化液をさら
にマントン−ガラリン型ホモジナイザーにより高圧乳化
させた後、蒸留水を加え300m1とすると、4−ビフ
ェニリル酢酸を含む脂肪乳剤が得られた。この脂肪乳剤
中の分散脂肪粒子の平均粒子径は(1,11μであり、
1μ以上の粒子は含まなかった。
して溶解する。これに精製大豆リン脂質3゜6g及びグ
リセリン7.5gを加え、加温し激しく攪拌しながら溶
解後、適当量の蒸留水を加えて、ポリトロンホモジナイ
ザーで攪拌し粗乳化液を調製する。この粗乳化液をさら
にマントン−ガラリン型ホモジナイザーにより高圧乳化
させた後、蒸留水を加え300m1とすると、4−ビフ
ェニリル酢酸を含む脂肪乳剤が得られた。この脂肪乳剤
中の分散脂肪粒子の平均粒子径は(1,11μであり、
1μ以上の粒子は含まなかった。
実施例 6
日帰大豆油10g及びMCT10gに4−ビフェニリル
酢酸エチルエステル0.’43gを加えて加温して溶解
する。これに精製大豆リン脂質1.2g、精製卵黄リン
脂質1.2g及びグリセリン5gを加え、加温しながら
激しく攪拌、溶解後、適当量の蒸留水を加えてポリトロ
ンホモジナイザーで攪拌し粗乳化液を調製する。この粗
乳化液をさらにマントン−ガラリン型ホモジナイザーに
より高圧乳化させた後、蒸留水を加えて200m1とす
ると、4−ビフェニリル酢酸エチルエステルを含む脂肪
乳剤か得られる。この脂肪乳剤中の分散脂肪粒子の平均
粒子径は(’l 、I Sμであり1μ以上の粒子は含
まなかった。
酢酸エチルエステル0.’43gを加えて加温して溶解
する。これに精製大豆リン脂質1.2g、精製卵黄リン
脂質1.2g及びグリセリン5gを加え、加温しながら
激しく攪拌、溶解後、適当量の蒸留水を加えてポリトロ
ンホモジナイザーで攪拌し粗乳化液を調製する。この粗
乳化液をさらにマントン−ガラリン型ホモジナイザーに
より高圧乳化させた後、蒸留水を加えて200m1とす
ると、4−ビフェニリル酢酸エチルエステルを含む脂肪
乳剤か得られる。この脂肪乳剤中の分散脂肪粒子の平均
粒子径は(’l 、I Sμであり1μ以上の粒子は含
まなかった。
実施例 7
実施例1において、大豆油20gの代りに10fig、
4−ビフェニリル酢酸メチルエステル4.28gの
代りに53.5g、精製大豆リン脂質2.4gの代りに
7.5g、グリセリン5gの代りに12.5gを用い同
様に操作することにより、25(’)mlの極めて微細
な4−ビフェニリル酢酸メチルエステルを高濃度に含む
脂肪乳剤が得られた。この脂肪乳剤中の分散脂肪粒子の
平均粒子径は0.15μであり、1μ以上の粒子は含ま
なかった。
4−ビフェニリル酢酸メチルエステル4.28gの
代りに53.5g、精製大豆リン脂質2.4gの代りに
7.5g、グリセリン5gの代りに12.5gを用い同
様に操作することにより、25(’)mlの極めて微細
な4−ビフェニリル酢酸メチルエステルを高濃度に含む
脂肪乳剤が得られた。この脂肪乳剤中の分散脂肪粒子の
平均粒子径は0.15μであり、1μ以上の粒子は含ま
なかった。
実施例 8
日帰大豆油20gに4−ビフェニリル酢酸エチルエステ
ルf’)、43gを加えて加温して溶解する。これに精
製大豆リン脂質2.4g、コレステロール0゜6g及び
グリセリン5gを加え、加温しながら激しく攪拌、溶解
し、適当量の蒸留水を加えてポIJ )ロンホモノナイ
ザーにより高圧乳化させ、蒸留水を加えて200m1と
する。これにより、極めて微細な4−ビフェニリル酢酸
エチルエステルを含む脂肪乳剤が得られた。この脂肪乳
剤14」の分散脂肪粒子の平均粒子径はo 、 14μ
であり、1μ以上の粒子は含まなかった。
ルf’)、43gを加えて加温して溶解する。これに精
製大豆リン脂質2.4g、コレステロール0゜6g及び
グリセリン5gを加え、加温しながら激しく攪拌、溶解
し、適当量の蒸留水を加えてポIJ )ロンホモノナイ
ザーにより高圧乳化させ、蒸留水を加えて200m1と
する。これにより、極めて微細な4−ビフェニリル酢酸
エチルエステルを含む脂肪乳剤が得られた。この脂肪乳
剤14」の分散脂肪粒子の平均粒子径はo 、 14μ
であり、1μ以上の粒子は含まなかった。
実施例 9
実施例8において、コレステロール0.6 gI)代す
にパルミチン酸ナトリウム0 、 (,14gを加え、
同様の処理をし、4−ビフェニリル酢酸エチルエステル
を含有する脂肪乳剤を得た。
にパルミチン酸ナトリウム0 、 (,14gを加え、
同様の処理をし、4−ビフェニリル酢酸エチルエステル
を含有する脂肪乳剤を得た。
実施例 10
実施例8において、コレステロールf)、6gの代りに
O−パルミ)イルデキストラン(分子量40000)0
.4gを加え、同様の処理を腰4−ビフェニリル酢酸エ
チルエステルを含有する脂肪乳剤を得た。
O−パルミ)イルデキストラン(分子量40000)0
.4gを加え、同様の処理を腰4−ビフェニリル酢酸エ
チルエステルを含有する脂肪乳剤を得た。
実施例 11
実施例1で得られた脂肪乳剤にフルブミン5gを加え、
その後凍結乾燥をおこない4−ビフェニリル酢酸エチル
エステルを含有する脂肪乳剤粉体を得た。
その後凍結乾燥をおこない4−ビフェニリル酢酸エチル
エステルを含有する脂肪乳剤粉体を得た。
第1図は本発明の脂肪乳剤の鎮痛作用の測定結果を示す
グラフであり、 第2図は本発明の脂肪乳剤の組織移行性の試験結果を示
すグラフである。 第1図 投与量 (mg/Kg) 〈 心 幀
グラフであり、 第2図は本発明の脂肪乳剤の組織移行性の試験結果を示
すグラフである。 第1図 投与量 (mg/Kg) 〈 心 幀
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 式中、Rは水素原子又はアルキル基を表わす、で示され
る4−ビフェニル酢酸系化合物から選ばれる少なくとも
1種の薬効化合物を含有することを特徴とする脂肪乳剤
。 2、該4−ビフェニル酢酸系化合物が4−ビフェニル酢
酸のメチル又はエチルエステルである特許請求の範囲第
1項記載の脂肪乳剤。 3、(a)前記式( I )の4−ビフェニル酢酸系化合
物0.01〜50%(w/v)、 (b)植物油、炭素数8〜12個の中鎖脂肪酸のトリグ
リセリド並びに炭素数6〜18個の脂肪酸のジ−及びモ
ノグリセリドから選ばれる少なくとも1種の脂肪乳剤基
剤5〜50%(w/v)、(c)リン脂質及び非イオン
系界面活性剤から選ばれる少なくとも1種の乳化剤0.
05〜25%(w/v)、及び (d)水 からなる特許請求の範囲第1項又は第2項記載の脂肪乳
剤。 4、グリセリン、糖アルコール、単糖類、二糖類及びア
ミノ酸から選ばれる少なくとも1種の等張化剤をさらに
含有する特許請求の範囲第3項記載の脂肪乳剤。 5、炭素数10〜20個の脂肪酸及びその塩、フォスフ
ァチジルエタノールアミン、フォスファチジルセリン及
びステアリルアミンから選ばれる少なくとも1種の乳化
助剤をさらに含有する特許請求の範囲第3項又は第4項
記載の脂肪乳剤。 6、コレステロール及びトコフェロールから選ばれる安
定化剤をさらに含有する特許請求の範囲第3〜5項のい
ずれかに記載の脂肪乳剤。 7、アルブミン及びその脂肪酸アミド誘導体並びに多糖
類及びその脂肪酸エステル誘導体から選ばれる少なくと
も1種の安定化剤をさらに含有する特許請求の範囲第3
〜6項のいずれかに記載の脂肪乳剤。
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DE8585110009T DE3583083D1 (de) | 1984-08-10 | 1985-08-08 | Pharmazeutische mikroemulsionen des oel-in-wasser-typs. |
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JP59166612A JPH0647533B2 (ja) | 1984-08-10 | 1984-08-10 | 4−ビフエニリル酢酸系化合物含有脂肪乳剤 |
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---|---|
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-
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