JPS6142809Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6142809Y2 JPS6142809Y2 JP1982008968U JP896882U JPS6142809Y2 JP S6142809 Y2 JPS6142809 Y2 JP S6142809Y2 JP 1982008968 U JP1982008968 U JP 1982008968U JP 896882 U JP896882 U JP 896882U JP S6142809 Y2 JPS6142809 Y2 JP S6142809Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plug
- molten resin
- hole
- flow path
- corner
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Branch Pipes, Bends, And The Like (AREA)
- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はプラスチツクの押出成形用のダイス
や、射出成形用のホツトランナ金型などに必要な
溶融樹脂流路のL字型曲部を構成するのに好適な
コーナー部用プラグに関するものである。
や、射出成形用のホツトランナ金型などに必要な
溶融樹脂流路のL字型曲部を構成するのに好適な
コーナー部用プラグに関するものである。
従来よりかかるコーナー部は、第1〜2図に示
すように、一方の流路2を貫通孔とし、他方の流
路3を貫通孔2まで穿孔し、貫通孔2の反流路側
をプラグ4で封止することにより構成されている
ことが多い。プラグ4は貫通孔の反流路側に設け
た段部8とバツクアツプネジ5によつて固定され
ている場合が多い。又コーナー部での溶融樹脂の
滞留を防ぐため、該プラグ4は流路を構成するコ
ーナー面6を円筒曲面とする。
すように、一方の流路2を貫通孔とし、他方の流
路3を貫通孔2まで穿孔し、貫通孔2の反流路側
をプラグ4で封止することにより構成されている
ことが多い。プラグ4は貫通孔の反流路側に設け
た段部8とバツクアツプネジ5によつて固定され
ている場合が多い。又コーナー部での溶融樹脂の
滞留を防ぐため、該プラグ4は流路を構成するコ
ーナー面6を円筒曲面とする。
しかしこの方式の流路では、第1〜2図7の部
分にデツドスペースが出来るため、溶融樹脂を流
動させた時、滞留が起り、流線が乱れ圧力損失が
大きくなつたり、劣化がおこり樹脂を変質させた
りする。
分にデツドスペースが出来るため、溶融樹脂を流
動させた時、滞留が起り、流線が乱れ圧力損失が
大きくなつたり、劣化がおこり樹脂を変質させた
りする。
又、プラグ4は、第3,4図に示す如く、曲面
6の一方の端部9が鋭角になるのが理想的である
があまり鋭角にするとプラグが装入しにくい上無
理に装入すると該端部を変形させてしまう恐れが
ある。またプラグの工作上からも先端に丸みをつ
けざるを得ず結局実際の装置では第1〜2図9′
の部分にデツドスペースが生じることが多い。
6の一方の端部9が鋭角になるのが理想的である
があまり鋭角にするとプラグが装入しにくい上無
理に装入すると該端部を変形させてしまう恐れが
ある。またプラグの工作上からも先端に丸みをつ
けざるを得ず結局実際の装置では第1〜2図9′
の部分にデツドスペースが生じることが多い。
本考案は以上のような問題点を解消すべく考案
されたものであつて高温に昇温可能なブロツクに
適宜穿孔し、これを溶融樹脂の流路とする場合の
流路コーナー部を滞留や漏洩がなく、しかも工作
容易なプラグをうることをその目的とするもので
ある。
されたものであつて高温に昇温可能なブロツクに
適宜穿孔し、これを溶融樹脂の流路とする場合の
流路コーナー部を滞留や漏洩がなく、しかも工作
容易なプラグをうることをその目的とするもので
ある。
本考案は以上のような目的を達成するために一
方の溶融樹脂通路に装入されるプラグ本体の先端
から他の溶融樹脂通路に対向する側面に向つてエ
ルボ状内孔を形成し、かつその内孔の先端全周を
シヤープエツジに形成すると共に内孔の曲部内面
を実質的に連続した曲面で形成したものである。
方の溶融樹脂通路に装入されるプラグ本体の先端
から他の溶融樹脂通路に対向する側面に向つてエ
ルボ状内孔を形成し、かつその内孔の先端全周を
シヤープエツジに形成すると共に内孔の曲部内面
を実質的に連続した曲面で形成したものである。
本考案は以上のようにプラグを構成することに
より、次のような特徴を発揮できるに到つたもの
である。
より、次のような特徴を発揮できるに到つたもの
である。
すなわち、プラグの先端で溶融樹脂流路のコー
ナー部を形成することなく、プラグ本体の内孔で
コーナー部を形成したのでコーナー部でのデツド
スペースが生じることがなく、しかも内孔先端の
シヤープエツジが内圧により全周に亘つて均一に
流路内面に拡管変形してプラグと流路内面との間
に隙間がなくなり溶融樹脂が漏洩することがな
い。
ナー部を形成することなく、プラグ本体の内孔で
コーナー部を形成したのでコーナー部でのデツド
スペースが生じることがなく、しかも内孔先端の
シヤープエツジが内圧により全周に亘つて均一に
流路内面に拡管変形してプラグと流路内面との間
に隙間がなくなり溶融樹脂が漏洩することがな
い。
したがつて溶融樹脂を流した時圧力損失が少な
い上溶融樹脂の滞留による樹脂の変質、劣化を防
止することができるという特徴がある。
い上溶融樹脂の滞留による樹脂の変質、劣化を防
止することができるという特徴がある。
加えてプラグ本体の内孔はすべて回転切削で穿
孔できるため機械加工が容易で、したがつて寸法
精度の高いものが容易に早く製作できると共にプ
ラグ本体の先端全周をシヤープエツジに形成した
ものであるため流路に装入し易く、組立も容易で
あるという特徴がある。
孔できるため機械加工が容易で、したがつて寸法
精度の高いものが容易に早く製作できると共にプ
ラグ本体の先端全周をシヤープエツジに形成した
ものであるため流路に装入し易く、組立も容易で
あるという特徴がある。
以下図面に基づいて本考案を説明する。
第5,6図は本考案のプラグである。
第7〜8図は本考案のプラグを使つて溶融樹脂
流路のコーナー部を構成した例である。
流路のコーナー部を構成した例である。
第9図は他の実施例を示す。第5,6図におい
て、21はプラグの外面であり、本体ブロツク1
に貫通して穿孔された溶融樹脂通路2の内径と等
しい外径を有する円筒面である。
て、21はプラグの外面であり、本体ブロツク1
に貫通して穿孔された溶融樹脂通路2の内径と等
しい外径を有する円筒面である。
外面21は第7〜8図に示すように溶融樹脂通
路2の内面と密接させてコーナー部を構成する。
路2の内面と密接させてコーナー部を構成する。
通路2とプラグ外面21のハメアイは、隙間を
1mm程とることもあるし、逆に最大1mm程度のシ
マリバネとしてもよい。これは溶融樹脂が隙間に
入ることにより影響を及ぼす程度とか、樹脂流路
に要求される耐久性能などにより選ばれる。11
は、プラグ本体10の中心軸と同心な有底穴であ
り、底部でプラグ外面21に穿孔された穴12と
連通している。穴11,12の接続部13はなめ
らかな曲面で構成する。例えば、穴11の内径
R1と穴12の内径R2が等しい時曲面13は球面
とし、R1,R2の内径が異なる時は、回転楕円面
とすると良い。勿論、曲面13は穴11,12を
なめらかにつなぐものであれば他の曲面で構成し
ても良いことは言うまでもない。穴11の入口部
は円錐面部14により広くなつている。円錐面部
14の先端15は、鋭角とする。鋭角の程度はコ
ーナー部に要求される諸性能により異なるが、通
常は0.5R以下のシヤープエツジとする。
1mm程とることもあるし、逆に最大1mm程度のシ
マリバネとしてもよい。これは溶融樹脂が隙間に
入ることにより影響を及ぼす程度とか、樹脂流路
に要求される耐久性能などにより選ばれる。11
は、プラグ本体10の中心軸と同心な有底穴であ
り、底部でプラグ外面21に穿孔された穴12と
連通している。穴11,12の接続部13はなめ
らかな曲面で構成する。例えば、穴11の内径
R1と穴12の内径R2が等しい時曲面13は球面
とし、R1,R2の内径が異なる時は、回転楕円面
とすると良い。勿論、曲面13は穴11,12を
なめらかにつなぐものであれば他の曲面で構成し
ても良いことは言うまでもない。穴11の入口部
は円錐面部14により広くなつている。円錐面部
14の先端15は、鋭角とする。鋭角の程度はコ
ーナー部に要求される諸性能により異なるが、通
常は0.5R以下のシヤープエツジとする。
第7,8図は本考案のプラグ本体10を本体ブ
ロツク1に組み込んだ例である。同図においてプ
ラグ本体10はネジ5によつて鍔部8′を段部8
に押しつけて固定する。その際、プラグ本体10
の横に設けられている穴12と、プラグ軸と直角
方向の樹脂流路3は位置及び直径が一致するよう
にする。このような樹脂流路のコーナー部に溶融
樹脂を流動させると、プラグ本体10のプラグ軸
に同心な穴11の先端の円錐円14は、内圧によ
り、全周にわたつて均一に矢印20の方向に拡管
変形し、プラグ本体10は樹脂流路2の内面に押
しつけられ、隙間がなくなり、溶融樹脂が漏洩す
ることがない。
ロツク1に組み込んだ例である。同図においてプ
ラグ本体10はネジ5によつて鍔部8′を段部8
に押しつけて固定する。その際、プラグ本体10
の横に設けられている穴12と、プラグ軸と直角
方向の樹脂流路3は位置及び直径が一致するよう
にする。このような樹脂流路のコーナー部に溶融
樹脂を流動させると、プラグ本体10のプラグ軸
に同心な穴11の先端の円錐円14は、内圧によ
り、全周にわたつて均一に矢印20の方向に拡管
変形し、プラグ本体10は樹脂流路2の内面に押
しつけられ、隙間がなくなり、溶融樹脂が漏洩す
ることがない。
第9図は、本体の樹脂流路2のプラグ本体10
の円錐面14に対応する部分を、プラグ装入方向
に広い円錐面17で構成した例である。このよう
な樹脂流路にプラグ本体10を装入すると、装入
時にプラグの先端鋭角部が全周にわたつて均一に
矢印18の方向に圧縮変形し、プラグ本体10を
樹脂流路コーナー部に圧着させることが出来る。
の円錐面14に対応する部分を、プラグ装入方向
に広い円錐面17で構成した例である。このよう
な樹脂流路にプラグ本体10を装入すると、装入
時にプラグの先端鋭角部が全周にわたつて均一に
矢印18の方向に圧縮変形し、プラグ本体10を
樹脂流路コーナー部に圧着させることが出来る。
第1〜4図は従来知られていた溶融樹脂流路コ
ーナー部の構造及び該部を構成するためのプラグ
である。第1,2図はコーナー部の横断面図及び
水平断面図を各々示している。第3,4図は従来
知られていたプラグを示しており、第3図は斜面
図、第4図は断面図である。第5,6図は本考案
のプラグを示しており、第5図は斜面図、第6図
は断面を示している。第7〜9図は本考案のプラ
グを溶融樹脂流路コーナー部に組み込んだ例であ
り、第7図は横断面図、第8図は水平断面図、第
9図は他の例の横断面図を各々示している。 2,3……溶融樹脂通路、10……プラグ本
体、11,12……内孔、14……円錐面部、1
5……先端。
ーナー部の構造及び該部を構成するためのプラグ
である。第1,2図はコーナー部の横断面図及び
水平断面図を各々示している。第3,4図は従来
知られていたプラグを示しており、第3図は斜面
図、第4図は断面図である。第5,6図は本考案
のプラグを示しており、第5図は斜面図、第6図
は断面を示している。第7〜9図は本考案のプラ
グを溶融樹脂流路コーナー部に組み込んだ例であ
り、第7図は横断面図、第8図は水平断面図、第
9図は他の例の横断面図を各々示している。 2,3……溶融樹脂通路、10……プラグ本
体、11,12……内孔、14……円錐面部、1
5……先端。
Claims (1)
- 一方の溶融樹脂通路に装入されるプラグ本体の
先端から他の溶融樹脂通路に対向する側面に向つ
てエルボ状内孔を形成し、かつその内孔の先端全
周をシヤープエツジに形成すると共に内孔の曲部
内面が実質的に連続した曲面で形成された溶融樹
脂流路のコーナー部用プラグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982008968U JPS58112525U (ja) | 1982-01-26 | 1982-01-26 | 溶融樹脂流路のコ−ナ−部用プラグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1982008968U JPS58112525U (ja) | 1982-01-26 | 1982-01-26 | 溶融樹脂流路のコ−ナ−部用プラグ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58112525U JPS58112525U (ja) | 1983-08-01 |
JPS6142809Y2 true JPS6142809Y2 (ja) | 1986-12-04 |
Family
ID=30021639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1982008968U Granted JPS58112525U (ja) | 1982-01-26 | 1982-01-26 | 溶融樹脂流路のコ−ナ−部用プラグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58112525U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2570382Y2 (ja) * | 1991-03-18 | 1998-05-06 | 高砂電氣工業株式会社 | ブロック体における流路のコーナー部構造 |
-
1982
- 1982-01-26 JP JP1982008968U patent/JPS58112525U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58112525U (ja) | 1983-08-01 |
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