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JPS6130795Y2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6130795Y2
JPS6130795Y2 JP253682U JP253682U JPS6130795Y2 JP S6130795 Y2 JPS6130795 Y2 JP S6130795Y2 JP 253682 U JP253682 U JP 253682U JP 253682 U JP253682 U JP 253682U JP S6130795 Y2 JPS6130795 Y2 JP S6130795Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output transformer
output
frequency
movement
workpiece
Prior art date
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Expired
Application number
JP253682U
Other languages
English (en)
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JPS58107285U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP253682U priority Critical patent/JPS58107285U/ja
Publication of JPS58107285U publication Critical patent/JPS58107285U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6130795Y2 publication Critical patent/JPS6130795Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • General Induction Heating (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は電縫鋼管の製造に使用される電縫鋼
管溶接用出力トランスの設置位置鎖錠装置に関す
る。
第1図は電縫鋼管を製造する溶接装置、例えば
高周波誘導加熱溶接装置を備えた造管設備ライン
の概略構成を示すもので、この第1図において、
アンコイラ1に装入された帯状金属板11はガイ
ドローラ2を介して成形ロール3群を順次経るう
ちに、次第に断面円形状に成形(以下この成形体
をワークと称す)される。すなわち、軸方向に接
合部を有するパイプ状のワークは高周波誘導加熱
電源4からの電力を第2図に示すワークコイル1
2に供給することによつて加熱され、スクイーズ
ロール5によつて溶着接合される。溶着接合され
たワークはその後ビード切削機6、冷却装置7を
経てサイジングロール8群を通過して走間切断機
9により定寸切断されて金属パイプ10となる。
上述のような高周波誘導加熱溶接装置で、電縫
管を製造する際、加熱電源装置の周波数は一般に
溶接部の安定化を図り、かつ高品質を維持するた
めには50KHz前後の中周波数が使用される。しか
し、この中周波数では溶接部の加熱深さが高周波
(100KHz〜400KHz)に比較して深くなるため、
電力消費が高周波に比べて20〜40%も増大する欠
点がある。従つて、製造する電縫管の種類に応じ
て、周波数を切換えて装置を動作させれば節電を
図ることができるとともに高品質な電縫管が得ら
れることになる。
ところが、周波数を切換えるには高周波誘導加
熱装置の発振回路を変更するとともにその出力ト
ランスも変更しなければならない。例えば中周波
に使用した出力トランス14は高周波に比べてト
ランスの1次側から負荷側をみたインダクタンス
を約8倍以上の高インダクタンスにしないと第2
図に示したワークコイル12とのマツチングがと
れない。従つて、普通、周波数の切換を行なうに
はそれぞれ別個の出力トランスを設ける必要があ
る。このように別個に出力トランスを設けると、
周波数の切換の際に、迅速に出力トランスの交換
を必要とする。ところが、出力トランスは比較的
大形であるため、移動台車に出力トランスを搭載
し、交換の際には一方の出力トランスは取外す場
合、他の出力トランスはY方向に取外す出力トラ
ンスの大きさの長さ分を台車で大幅に移動させて
出力トランスを設置させる必要がある。従つて、
出力トランス設置後誤つて台車を動かしてしまう
と、その出力トランスも大幅に動くことになり、
ワークコイルや出力トランスからの二次出力導体
に損傷を与えるおそれがあるとともに出力トラン
スには一次側の伝送導体である加熱電源からの出
力導体、可撓導体及び冷却水ホース等が接続さね
ているため、これらにも損傷を与えるおそれがあ
る。
この考案は上記の欠点を除去するために、移動
台車に移動阻止用ロツク部材を設けることによ
り、出力トランスを所定位置に配設した後はロツ
ク部材によつて台車が大幅に移動ができないよう
にした出力トランスの設置位置鎖錠装置を備えた
電縫管溶接装置を提供することを目的とする。
以下図面を参照してこの考案の一実施例を説明
する。第3図は高周波誘導加熱電源4と出力トラ
ンス14との間を可撓導体13a,13bで接続
した電気回路図を示すもので、この図において第
1図および第2図と同一部分は同一符号を付して
示した。出力トランス14は可撓導体13a,1
3bの個所で交換可能になつている。次に第3図
に示した回路図の具体的な実施例を第4図から第
6図により述べる。第4図〜第6図において、1
4a,14bは内部に出力トランス本体を備えた
第1、第2出力トランスで、両出力トランス14
a,14bは前後、左右および上下動が可能な第
1、第2移動台車15a,15bにより駆動され
適性溶接条件設定のためのX,Y,Z方向移動が
できるようになつている。前記第1移動台車15
aは造管設備ラインのワークパスライン(第4図
の矢印16の方向)と略平行に配設される。な
お、17はワークである。前記第1移動台車15
aにはクランプ装置18を介して第1出力トラン
ス14aが載置されている。この第1出力トラン
ス14aの上部には誘導加熱電源19の出力導体
20a,20bに接続される一対の可撓導体13
a,13bが突設されている。この可撓導体13
a,13bは第1出力トランス14aの上部に固
定されたL型ダクト22内に収容される。このL
型ダクト22の開口面はワークパスライン16に
略平行となる方向に配設される。前記L型ダクト
22の開口面から引き出される可撓導体13a,
13bの端部には端子21a,21bが設けられ
ていて、この端子21a,21b部分で前記出力
導体20a,20bと接離自在に構成されてい
る。又、可撓導体13a,13bは内部に冷却水
が通流され、出力トランスに給電と、冷却給水が
同時にされるものである(以下水冷可撓導体と呼
ぶ)。23は出力導体20a,20bと水冷可撓
導体13a,13bとの接続部分を覆う蛇腹で、
蛇腹23の一端は出力導体20a,20bが収納
される固定ダクト24に固定される。また、蛇腹
23の他端は前記L型ダクト22の開口面部に着
脱自在に取付けられる。
前記第1出力トランス14aの後方には第2出
力トランス14bが配装され、この第2出力トラ
ンス14bは第2移動台車15bの取付台26に
載置されて固着される。前記第2移動台車15b
は第4図図示左右方向(以下Y方向と称す)に取
付台26を移動させるY方向駆動モータ27と、
同じく取付台26を第4図の上下方向(以下X方
向と称す)に移動させるX方向駆動モータ28、
同じく取付台26が第5図の上下方向(以下Z方
向と称す)に移動させるZ方向駆動モータ29と
から構成されている。前記第2移動台車15bは
Y方向駆動モータ27の駆動力をベルト30を介
して駆動輪31に伝達して走行レール32上を移
動できるようになつている。33はガイド輪、3
5は台枠である。これによりY方向の移動は適性
溶接条件の一つであるワークとワークコイル芯合
せの微移動と第1出力トランスの大きさの長さ分
以上を大幅に移動できるようになる。36は第2
出力トランス14bの上部に設けられた第2L型
ダクトで、このダクト36は前記第1出力トラン
ス14aの第1L型ダクト22と同様の方向に向
けて形成され、開口面部は盲板37で閉塞されて
いる。なお、第2出力トランス14bの可撓導体
38a,38b(図示点線)は第2L型ダクト3
6内に収容されている。
前記第2移動台車15bのハウジング40内に
は第6図に示すようにシリンダ43が配設されて
いる。シリンダ43は電動機油圧、空気圧等によ
り図示しない開閉器電磁弁によつて駆動される。
シリンダ43は止め金具44によりハウジング4
0の内壁40aに固定される。ピストンロツド4
5はハウジング40の底部40bを貫通して外部
に突出され、その突出端部にはロツクピン46が
取付けられている。47はロツクピン46の案内
筒で、この案内筒47はハウジング40bの底面
に固着されている。48は第2移動台車15bの
移動を阻止させるストツパーで、このストツパー
48は台枠35に固設された取付片49に設けら
れている。また、ワークとワークコイルの芯合せ
のためY方向に微移動できるようにロツクピン4
6とストツパ48に間隙を付して係合されるよう
にストツパー48は取付片49に取付けられる。
なお、取付片49にはリミツトスイツチ50が設
けられていて、ロツクピン46によりリミツトス
イツチ50が動作される。リミツトスイツチ50
は詳細しないが、第2移動台車15bのY方向駆
動モータ27の通電回路に介挿されていて、ロツ
クピン46の操作よりその回路をオフさせるよう
に構成されている。
次に上記実施例の動作を述べる。第4図および
第5図は第1出力トランス14aを用いてワーク
17を加熱溶接しているときのもので、ここでワ
ーク17の溶接深度の度合を変更するための加熱
周波数を切換える際には、まず蛇腹23を第1L
型ダクト22の開口面部から取り外し、それを固
定ダクト24の端部に折りたたむ。その後、端子
21a,21bの部分で、出力導体20a,20
bと可撓導体13a,13bとを切り離す。これ
により第1出力トランス14aへの高周波電源出
力の接続が解かれ、図示しないクレーン等の搬送
装置にて第1出力トランス14aを撤去する。第
1出力トランス14aの撤去後、第6図に示すよ
うに第2出力トランス14bをY方向へ移動して
ワーク17と同芯にワークコイル12bをセツト
する。第2出力トランス14bのセツトが終了し
た後、シリンダ43を操作してピストンロツド4
5を降下させる。ピストンロツド45の降下によ
つてロツクピン46はストツパー48に係合さ
れ、リミツトスイツチ50がロツクピン46によ
り動作される。リミツトスイツチ50が作動する
と、第2移動台車15bを駆動させるY方向駆動
モータ27の通電回路が開路される。このため、
モータ27を駆動させるスイツチが投入されても
モータ27は駆動されることはない。又、配線の
短絡事故等により閉路が形成されてもモータ27
は駆動されない。すなわち、第2移動台車15b
は機械的および電気的に大幅に移動できないよう
にロツクされたことになる。又、Y方向微移動が
可能に係合されているのでワークとワークコイル
の再芯合せも容易にできる。
上記のように第2移動台車15bがロツクされ
た後、第2出力トランス14bの第2L型ダクト
36の開口面部の盲板37を取外し、水冷可撓導
体38a,38bと端子21a,21bとを接続
し、蛇腹23を前記開口面部に取付けることによ
り出力トランスの切換えが完了する。これによ
り、適性溶接条件設定のためのX,Y,Z方向の
移動は可撓導体の可動内での動きとなる。
以上述べたように、この考案によれば、異なる
周波数でワークを加熱する際、一方の周波数で出
力トランスを移動台車に載置させて所定位置に出
力トランスを設定したときに、移動台車が設定後
は大幅移動できないようにロツク部材によつて移
動を機械的に阻止したので、誤つて又は事故等で
移動台車駆動モータが始動されてもその台車は移
動しないために出力トランスの移動は生じない。
従つて、パスラインを走行中の造管パイプやワー
クコイル及び出力トランス導電部又伝送導体等に
損傷を与えることを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は高周波誘導加熱溶接装置を備えた造管
設備ラインの概略図、第2図はワークコイル部分
の斜視図、第3図は高周波誘導加熱電源と出力ト
ランスとの接続状態を示す電気回路図、第4図か
ら第6図はこの考案の一実施例を示すもので、第
4図は平面図、第5図は第4図のA−A線で断面
して示す正面図、第6図は第2出力トランスの運
転時も示す一部を破断した正面図である。 13a,13b,38a,38b……水冷可撓
導体、14a,14b……第1、第2出力トラン
ス、20a,20b……出力導体、22……第
1L型ダクト、23……蛇腹、24……固定ダク
ト、36……第2L型ダクト、40……ハウジン
グ、43……シリンダ、45……ピストンロツ
ド、46……ロツクピン、48……ストツパー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 誘導加熱電源装置から電力が供給される第1、
    第2出力トランスを2個設け、両出力トランスを
    前記ワークパスラインに対して前後に近接配設し
    た周波数切換式電縫管溶接装置において、第2出
    力トランス移動台車にY方向移動阻止用ロツク部
    材を設けて、一方の周波数でワークを加熱すると
    き、前記出力トランス移動台車を移動させ、所定
    位置に出力トランスを設定させた際に、前記ロツ
    ク部材により前記台車の大幅移動を阻止し、微動
    可能に係合させたことを特徴とする出力トランス
    の設置位置鎖錠装置を備えた電縫管溶接装置。
JP253682U 1982-01-12 1982-01-12 出力トランスの設置位置鎖錠装置を備えた電縫管溶接装置 Granted JPS58107285U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP253682U JPS58107285U (ja) 1982-01-12 1982-01-12 出力トランスの設置位置鎖錠装置を備えた電縫管溶接装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP253682U JPS58107285U (ja) 1982-01-12 1982-01-12 出力トランスの設置位置鎖錠装置を備えた電縫管溶接装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58107285U JPS58107285U (ja) 1983-07-21
JPS6130795Y2 true JPS6130795Y2 (ja) 1986-09-08

Family

ID=30015518

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JP253682U Granted JPS58107285U (ja) 1982-01-12 1982-01-12 出力トランスの設置位置鎖錠装置を備えた電縫管溶接装置

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JPS58107285U (ja) 1983-07-21

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