JPS61264160A - 60kgf/mm↑2級直流バツト溶接用高強度熱延鋼板 - Google Patents
60kgf/mm↑2級直流バツト溶接用高強度熱延鋼板Info
- Publication number
- JPS61264160A JPS61264160A JP10179085A JP10179085A JPS61264160A JP S61264160 A JPS61264160 A JP S61264160A JP 10179085 A JP10179085 A JP 10179085A JP 10179085 A JP10179085 A JP 10179085A JP S61264160 A JPS61264160 A JP S61264160A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel sheet
- strength hot
- rolled steel
- steel
- less
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 42
- 239000010959 steel Substances 0.000 title claims abstract description 42
- 238000003466 welding Methods 0.000 title description 26
- 229910052799 carbon Inorganic materials 0.000 claims abstract description 9
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 6
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 abstract description 4
- 239000000203 mixture Substances 0.000 abstract description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 9
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 8
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 229910000734 martensite Inorganic materials 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 229910001563 bainite Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000002950 deficient Effects 0.000 description 3
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 3
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 3
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 2
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 2
- 229910001562 pearlite Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005728 strengthening Methods 0.000 description 2
- -1 As Ceq is reduced Inorganic materials 0.000 description 1
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910001566 austenite Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010953 base metal Substances 0.000 description 1
- 238000009749 continuous casting Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000005611 electricity Effects 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005554 pickling Methods 0.000 description 1
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 1
- 238000010080 roll forging Methods 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、60kgf/mm2級直流バット溶接用高強
度熱延鋼板に関し、詳しくは、自動車用ホイールリムの
製造に適する直流バット溶接性及び成形性にすぐれた6
0 kg4/mmz級直流バット溶接用高強度熱延m
板に関する。
度熱延鋼板に関し、詳しくは、自動車用ホイールリムの
製造に適する直流バット溶接性及び成形性にすぐれた6
0 kg4/mmz級直流バット溶接用高強度熱延m
板に関する。
(従来の技術)
自動車重量を軽減して燃料費を節減するために、車体を
小型化すると共に、高強度鋼材の採用による材料変更が
種々試みられている。特に、車輪の軽量化は燃料費の節
減に効果的であるとされ、ホイールリムに対する高強度
熱延鋼板の適用が鋭意研究されている。
小型化すると共に、高強度鋼材の採用による材料変更が
種々試みられている。特に、車輪の軽量化は燃料費の節
減に効果的であるとされ、ホイールリムに対する高強度
熱延鋼板の適用が鋭意研究されている。
ホイールリムは、従来、所定の幅及び長さに切断された
鋼板をリング状に成形し、端部を溶接した後、数工程の
ロールフォージングを経て製造されている。上記溶接に
は、従来、フラッシュバット溶接が採用されているが、
近年、フラッシュが飛ばないので、粉塵による作業環境
の劣化がないこと、騒音が生じないこと、更に、フラッ
シュで消耗する部分がないので、1%程度の歩留りの向
上を図り得ること等の理由から、直流バット溶接が好ん
で採用される傾向にある。
鋼板をリング状に成形し、端部を溶接した後、数工程の
ロールフォージングを経て製造されている。上記溶接に
は、従来、フラッシュバット溶接が採用されているが、
近年、フラッシュが飛ばないので、粉塵による作業環境
の劣化がないこと、騒音が生じないこと、更に、フラッ
シュで消耗する部分がないので、1%程度の歩留りの向
上を図り得ること等の理由から、直流バット溶接が好ん
で採用される傾向にある。
しかし、この直流バット溶接を採用するホイールリムの
新しい製造方法において、新しい問題が生じている。即
ち、従来、引張強さが45kgf/mi”以下の鋼板を
用いるときには殆ど問題とされなかったが、CやMn量
が多い高強度鋼板を用いるとき、大電流による溶接、又
はアップセット過程中或いはアップセット後に苔いても
通電するという溶接条件のために、溶接終了時点でオー
ステナイト粒が粗大化し、従って、冷却過程で焼入れ性
が高くなっているために、マルテンサイト又は硬質のベ
イナイトに変態しやすくなり、溶接部の硬度が非常に高
くなって、その結果、加工途中で溶接接合面から割れが
発生しやすい。この溶接部の硬゛度の最高値の限界は、
従来、何ら明確ではないが、本発明者らの研究によれば
、上限をHV300程度とすることが好ましいところ、
従来の高張力鋼によれば、直流バット溶接材の溶接部の
最高硬度は多くの場合、Hv300を越え、フラッシュ
バット溶接材に比べて100以上も高く、また、組織的
にもマルテンサイトに近い。
新しい製造方法において、新しい問題が生じている。即
ち、従来、引張強さが45kgf/mi”以下の鋼板を
用いるときには殆ど問題とされなかったが、CやMn量
が多い高強度鋼板を用いるとき、大電流による溶接、又
はアップセット過程中或いはアップセット後に苔いても
通電するという溶接条件のために、溶接終了時点でオー
ステナイト粒が粗大化し、従って、冷却過程で焼入れ性
が高くなっているために、マルテンサイト又は硬質のベ
イナイトに変態しやすくなり、溶接部の硬度が非常に高
くなって、その結果、加工途中で溶接接合面から割れが
発生しやすい。この溶接部の硬゛度の最高値の限界は、
従来、何ら明確ではないが、本発明者らの研究によれば
、上限をHV300程度とすることが好ましいところ、
従来の高張力鋼によれば、直流バット溶接材の溶接部の
最高硬度は多くの場合、Hv300を越え、フラッシュ
バット溶接材に比べて100以上も高く、また、組織的
にもマルテンサイトに近い。
(発明の目的)
このように、溶接部の硬度が高くなる原因は、直流バッ
ト溶接によれば、フラッシュバット溶接に比べて、大電
流を流して溶接する点にあるが、本発明者らは鋼材面か
らこの問題を解決するために鋭意研究した結果、炭素当
量(Ceq) 、即ち、を0.34%以下に抑え、且つ
、所定量のNb及び/又はTiを添加することにより、
溶接部の最高硬度をHv 3 Q O以下に抑制し得る
と共に、すぐれた全伸びを確保して、ホイールリム成形
における不良率を顕著に減少させ得ることを見出ルで、
本発明に至ったものである。
ト溶接によれば、フラッシュバット溶接に比べて、大電
流を流して溶接する点にあるが、本発明者らは鋼材面か
らこの問題を解決するために鋭意研究した結果、炭素当
量(Ceq) 、即ち、を0.34%以下に抑え、且つ
、所定量のNb及び/又はTiを添加することにより、
溶接部の最高硬度をHv 3 Q O以下に抑制し得る
と共に、すぐれた全伸びを確保して、ホイールリム成形
における不良率を顕著に減少させ得ることを見出ルで、
本発明に至ったものである。
従って、本発明は、例えば、自動車用ホイールリムの製
造に適する直流バラ目容接性及び成形性にすぐれる6
0 kgf/mm”級直流バット溶接用高強度熱延鋼板
を提供することを目的とする。
造に適する直流バラ目容接性及び成形性にすぐれる6
0 kgf/mm”級直流バット溶接用高強度熱延鋼板
を提供することを目的とする。
(発明の構成)
本発明による6 0kgf/mm2級直流バット溶接高
強度熱延鋼板は、重量%で (a)C 0.04〜0.10%、Si0.3%以
下、 Mn 1.0〜1.6%、 AI 0.01〜0.05%、 P 0.03%以下及び S 0.01%以下を含有すると共に、(b)Nb
0.02〜0.06%及びTi0.03〜0.08
% よりなる群から選ばれる1種又は2種の元素を総量にて
0.08%以下の範囲で含有し、且つ、炭素当量 が0.28〜0.34%であることを特徴とする。
強度熱延鋼板は、重量%で (a)C 0.04〜0.10%、Si0.3%以
下、 Mn 1.0〜1.6%、 AI 0.01〜0.05%、 P 0.03%以下及び S 0.01%以下を含有すると共に、(b)Nb
0.02〜0.06%及びTi0.03〜0.08
% よりなる群から選ばれる1種又は2種の元素を総量にて
0.08%以下の範囲で含有し、且つ、炭素当量 が0.28〜0.34%であることを特徴とする。
先ず、本発明鋼における化学成分の限定理由について説
明する。
明する。
Cは、鋼に所要の強度を与えるために必要な元素であっ
て、少なくとも0.05%の添加が必要である。一方、
直流バット溶接は、前記したように、溶接部の硬度を高
める特性を有しているから、Cを過多に添加することは
好ましくなく、本発明鋼においては、C添加量の上限を
0.10%とする。
て、少なくとも0.05%の添加が必要である。一方、
直流バット溶接は、前記したように、溶接部の硬度を高
める特性を有しているから、Cを過多に添加することは
好ましくなく、本発明鋼においては、C添加量の上限を
0.10%とする。
フラッシュバット溶接の場合には、溶接過程において生
成する酸化物であるベネトレーターの生成を抑制するた
めに、Stが添加される。しかし、直流バット溶接の場
合は、溶接機構上、ペネトレーターが生成し難いので、
添加量を0.3%以下に規制すれば、ペネトレーターの
生成を抑制するためには十分である。0.3%以上を越
えて多量に添加するときは、却って母材の電気抵抗値を
高めて、溶接のばらつきが生じやすくなるので、好まし
くない。
成する酸化物であるベネトレーターの生成を抑制するた
めに、Stが添加される。しかし、直流バット溶接の場
合は、溶接機構上、ペネトレーターが生成し難いので、
添加量を0.3%以下に規制すれば、ペネトレーターの
生成を抑制するためには十分である。0.3%以上を越
えて多量に添加するときは、却って母材の電気抵抗値を
高めて、溶接のばらつきが生じやすくなるので、好まし
くない。
Mnは、鋼の強度を高めるために必要であり、60 k
gf/mm”以上の引張強さを持つ高強度鋼板を得るた
めには、1.0%以上の添加が必要である。
gf/mm”以上の引張強さを持つ高強度鋼板を得るた
めには、1.0%以上の添加が必要である。
しかし、過多に添加するときは、溶接部の硬度が高くな
り、割れの原因となると共に、第2層が層状に並びやす
く、延性をも劣化させることから、添加量の上限は1.
6%とする。
り、割れの原因となると共に、第2層が層状に並びやす
く、延性をも劣化させることから、添加量の上限は1.
6%とする。
Pは、これを鋼中に過剰に含有させるときは、溶接部を
劣化させるので、0.03%以下の含有量に規制する。
劣化させるので、0.03%以下の含有量に規制する。
Sは、伸長したMnSの量を増加させ、メタルフローに
沿った割れの原因となるので、その含有量はできる限り
低い方がよいが、実質的には0.01%以下に規制すれ
ば十分である。
沿った割れの原因となるので、その含有量はできる限り
低い方がよいが、実質的には0.01%以下に規制すれ
ば十分である。
A2は、鋼の脱酸のために0.01%以上の添加が必要
である。しかし、過多に添加するときは、アルミナ系介
在物を増加させ、MnSと同様にフック状割れの原因と
なるので、添加量の上限を0.05%とする。
である。しかし、過多に添加するときは、アルミナ系介
在物を増加させ、MnSと同様にフック状割れの原因と
なるので、添加量の上限を0.05%とする。
本発明鋼には、上記した元素に加えて、Nb0.02〜
0.06%及び Ti0.03〜0.08% よりなる群から選ばれる1種又は2種の元素を総量にて
0.08%以下の範囲で添加することができる。
0.06%及び Ti0.03〜0.08% よりなる群から選ばれる1種又は2種の元素を総量にて
0.08%以下の範囲で添加することができる。
Nb及びTiは、析出強化によって鋼強度を高める元素
であり、この効果を有効に発現させるためには、Nbに
ついては少なくとも0.02%を、また、Tiについて
は少なくとも0.03%を添加することが必要である。
であり、この効果を有効に発現させるためには、Nbに
ついては少なくとも0.02%を、また、Tiについて
は少なくとも0.03%を添加することが必要である。
この強化効果は、それぞれの元素について添加量に比例
するが、過多に添加することは、他方で母材の延性劣化
を招くと共に、製造費用の上昇を招くので、添加量の上
限は、Nbについては0.06%、Tiについては0.
08%とする。これら元素は、複合添加してもよいが、
しかし、NbとTiの添加量が総量にして0.08%を
越えるときは、単独にて過多に添加する場合と同様に、
母材を劣化させるので、添加量は総量にて0.08%以
下とする。
するが、過多に添加することは、他方で母材の延性劣化
を招くと共に、製造費用の上昇を招くので、添加量の上
限は、Nbについては0.06%、Tiについては0.
08%とする。これら元素は、複合添加してもよいが、
しかし、NbとTiの添加量が総量にして0.08%を
越えるときは、単独にて過多に添加する場合と同様に、
母材を劣化させるので、添加量は総量にて0.08%以
下とする。
更に、本発明鋼においては、上記したNb及びTiより
なる群から選ばれる少なくとも1゛種の元素と共に、又
はそれらとは別に、Ca及びREMよりなる群から選ば
れる少なくとも1種の元素を添加することができる。こ
れら元素は、伸長したMnSを球状化させて、フック状
割れの発生を防止するうえに効果的である。このような
効果を有効に得るには、Caについては0.OOO5%
、REMについては0.OO5%以上の添加を必要とす
る。しかし、過多に添加しても、効果が飽和するのみな
らず、溶接部にペネトレーターを生成し、これを起点と
する割れが発生しやすくなるので、添加量の上限は、C
aについては0.01%、REMについては0.1%と
する。
なる群から選ばれる少なくとも1゛種の元素と共に、又
はそれらとは別に、Ca及びREMよりなる群から選ば
れる少なくとも1種の元素を添加することができる。こ
れら元素は、伸長したMnSを球状化させて、フック状
割れの発生を防止するうえに効果的である。このような
効果を有効に得るには、Caについては0.OOO5%
、REMについては0.OO5%以上の添加を必要とす
る。しかし、過多に添加しても、効果が飽和するのみな
らず、溶接部にペネトレーターを生成し、これを起点と
する割れが発生しやすくなるので、添加量の上限は、C
aについては0.01%、REMについては0.1%と
する。
次に、本発明鋼は、上記した化学成分を有すると共に、
前記したように、Ceqが0.28〜0.34%の範囲
にあることを要する。本発明者らは、直流バット溶接を
行ない、ホイールリムを製作するに際して、鋼のCeq
と溶接部最高硬度とは密接な関係を有することを見出し
た。即ち、第2図にCeqと溶接部最高硬度との関係を
示すように、先ず、Ceqが0.34%を越えるときは
、溶接部最高硬度がHV300を越える。次に、リム成
形時の不良率は、溶接部最高硬度を下げれば下げるほど
減少するが、60 kgf/mm2級鋼に限定す扱網、
Ceqを低減するにつれて、強度確保のために、N、b
やTiの大量添加、又は極低温巻取によるマルテンサイ
トの導入等が必要となる。しかし、一方において、Nb
やTiの大量添加は全伸びを不足させ、また、マルテン
サイトの導入は、熱影響部において母材より硬度の低下
をきたすために、熱影響で板厚減少が生じ、いずれにし
ても、再び不良率を増大させ、又は製造費用を著しく上
昇させることとなる。従って、本発明鋼においては、C
eqを0.28%以上とし、Nb及びTiをそれぞれ0
.06%以下及び0.08%以下として、全伸び23%
以上を確保するのである。
前記したように、Ceqが0.28〜0.34%の範囲
にあることを要する。本発明者らは、直流バット溶接を
行ない、ホイールリムを製作するに際して、鋼のCeq
と溶接部最高硬度とは密接な関係を有することを見出し
た。即ち、第2図にCeqと溶接部最高硬度との関係を
示すように、先ず、Ceqが0.34%を越えるときは
、溶接部最高硬度がHV300を越える。次に、リム成
形時の不良率は、溶接部最高硬度を下げれば下げるほど
減少するが、60 kgf/mm2級鋼に限定す扱網、
Ceqを低減するにつれて、強度確保のために、N、b
やTiの大量添加、又は極低温巻取によるマルテンサイ
トの導入等が必要となる。しかし、一方において、Nb
やTiの大量添加は全伸びを不足させ、また、マルテン
サイトの導入は、熱影響部において母材より硬度の低下
をきたすために、熱影響で板厚減少が生じ、いずれにし
ても、再び不良率を増大させ、又は製造費用を著しく上
昇させることとなる。従って、本発明鋼においては、C
eqを0.28%以上とし、Nb及びTiをそれぞれ0
.06%以下及び0.08%以下として、全伸び23%
以上を確保するのである。
このように、本発明鋼によれば、Ceqを0.28〜0
.34%の範囲に限定して、フェライト・ベイナイト、
フェライト・ベイナイト・パーライト又はフェライト・
パーライト組織によって、全伸び23%以上を確保する
ことができる。
.34%の範囲に限定して、フェライト・ベイナイト、
フェライト・ベイナイト・パーライト又はフェライト・
パーライト組織によって、全伸び23%以上を確保する
ことができる。
(発明の効果)
以上のように、本発明鋼は、60kgf/n+m2級高
張力鋼を基本鋼とし、Nb及び/又はTiをそれぞれ0
.06%及び0.08%以下、且つ、総量にて0.08
%以下の範囲にて所定量を添加すると共に、Ceqを0
.28〜0.34%の範囲に規制することによって、溶
接部の硬度がHV300以下、母材の全伸びが23%以
上である6 0kgf/mm”級直流バット溶接用高強
度熱延鋼板を得ることができる。
張力鋼を基本鋼とし、Nb及び/又はTiをそれぞれ0
.06%及び0.08%以下、且つ、総量にて0.08
%以下の範囲にて所定量を添加すると共に、Ceqを0
.28〜0.34%の範囲に規制することによって、溶
接部の硬度がHV300以下、母材の全伸びが23%以
上である6 0kgf/mm”級直流バット溶接用高強
度熱延鋼板を得ることができる。
実施例1
第1表に示す化学成分を有する鋼を溶製し、連続鋳造法
又は造塊法にて厚さ220 mlのスラブを製造した。
又は造塊法にて厚さ220 mlのスラブを製造した。
この後、通常の圧延方法にて厚さ2.6鶴の鋼板とし、
400〜650℃の間の温度で巻取った。スキンパス及
び酸洗を経てスリットコイル化し、第1図に示す溶接条
件にて直流バット溶接し、引き続いてリム成形を行なっ
た。
400〜650℃の間の温度で巻取った。スキンパス及
び酸洗を経てスリットコイル化し、第1図に示す溶接条
件にて直流バット溶接し、引き続いてリム成形を行なっ
た。
得られた熱延鋼板の機械的性質及びリム成形不良率を表
に示す。また、鋼のCeqと溶接部最高硬度との関係を
第2図に示す。尚、付記した数字は、表中の鋼番号を示
す(第3図においても同じ)。
に示す。また、鋼のCeqと溶接部最高硬度との関係を
第2図に示す。尚、付記した数字は、表中の鋼番号を示
す(第3図においても同じ)。
Ceqの増加と共に溶接部最高硬度は高くなり、0゜3
4%を越えると、硬度はHv300を越える。
4%を越えると、硬度はHv300を越える。
第3図にCeqとリム成形不良率との関係を示す。
Ceqが0.28〜0.34%の範囲にあるときは、リ
ム成形不良率は3%以下に抑えられているが、0゜34
%を越えるとき、不良率が急激に増大する。
ム成形不良率は3%以下に抑えられているが、0゜34
%を越えるとき、不良率が急激に増大する。
この不良は、主としてリム成形の第1工程であるフレア
一工程で生じる溶接接合部からの割れであって、溶接部
硬度が過度に高(なったことによる。
一工程で生じる溶接接合部からの割れであって、溶接部
硬度が過度に高(なったことによる。
一方、Ceqが0.28%よりも小さいときも、不良率
が増大する。この不良は、主として、溶接熱影響部又は
強加工部での肉減りであって、全伸びの不足による。
が増大する。この不良は、主として、溶接熱影響部又は
強加工部での肉減りであって、全伸びの不足による。
第1図は、実施例における直流バット溶接の条件を示す
グラフ、第2図は、Ceqと直流バット溶接による溶接
部最高硬度の関係を示すグラフ、第3図は、Ceqとリ
ム成形不良率との関係を示すグラフである。 第3図 Ce((〆)
グラフ、第2図は、Ceqと直流バット溶接による溶接
部最高硬度の関係を示すグラフ、第3図は、Ceqとリ
ム成形不良率との関係を示すグラフである。 第3図 Ce((〆)
Claims (2)
- (1)重量%で (a)C0.04〜0.10%、 Si0.3%以下、 Mn1.0〜1.6%、 Al0.01〜0.05%、 P0.03%以下及び S0.01%以下を含有すると共に、 (b)Nb0.02〜0.06%及び Ti0.03〜0.08% よりなる群から選ばれる1種又は2種の元素を総量にて
0.08%以下の範囲で含有し、且つ、炭素当量 Ceq=C+(Si/24)+(Mn/6)が0.28
〜0.34%であることを特徴とする60kgf/mm
^2級直流バット溶接高強度熱延鋼板。 - (2)重量%で (a)C0.04〜0.10%、 Si0.3%以下、 Mn1.0〜1.6%、 Al0.01〜0.05%、 P0.03%以下及び S0.01%以下と、 (b)Nb0.02〜0.06%及び Ti0.03〜0.08% よりなる群から選ばれる1種又は2種の元素を総量にて
0.08%以下の範囲で含有すると共に、 (c)Ca0.0005〜0.01%及び REM0.005〜0.1% よりなる群から選ばれる少なくとも1種の元素を含有し
、且つ、炭素当量 Ceq=C+(Si/24)+(Mn/6)が0.28
〜0.34%であることを特徴とする60kgf/mm
^2級直流バット溶接高強度熱延鋼板。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10179085A JPS61264160A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 60kgf/mm↑2級直流バツト溶接用高強度熱延鋼板 |
US07/087,967 US4880480A (en) | 1985-01-24 | 1987-08-17 | High strength hot rolled steel sheet for wheel rims |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10179085A JPS61264160A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 60kgf/mm↑2級直流バツト溶接用高強度熱延鋼板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61264160A true JPS61264160A (ja) | 1986-11-22 |
Family
ID=14309960
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10179085A Pending JPS61264160A (ja) | 1985-01-24 | 1985-05-13 | 60kgf/mm↑2級直流バツト溶接用高強度熱延鋼板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61264160A (ja) |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4849614A (ja) * | 1971-10-26 | 1973-07-13 | ||
JPS4879722A (ja) * | 1972-01-31 | 1973-10-25 | ||
JPS4881721A (ja) * | 1972-02-04 | 1973-11-01 | ||
JPS4986213A (ja) * | 1972-12-23 | 1974-08-19 | ||
JPS5247512A (en) * | 1975-10-14 | 1977-04-15 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Production process of high tensile cold rolled steel sheet having litt le surface anisotropy |
JPS535017A (en) * | 1976-07-06 | 1978-01-18 | Nippon Steel Corp | High tensile cold rolled steel sheet and its production method |
JPS53100118A (en) * | 1977-02-15 | 1978-09-01 | Kawasaki Steel Co | Continously cast killed steel heat rolled belt having 40 to 60kg tensile strength for use as high frequency t type fittings |
JPS5443822A (en) * | 1977-09-14 | 1979-04-06 | Nippon Steel Corp | Manufacture of high tensile hot rolled steel sheet with low intrafacial plastic anisotropy |
JPS5454915A (en) * | 1977-10-11 | 1979-05-01 | Nippon Steel Corp | Production of high-tensile steel plate having good cold toughness and weldability |
JPS54115619A (en) * | 1978-02-28 | 1979-09-08 | Kobe Steel Ltd | Steel for welded structure with superior toughness and weld crack resistance in weld heat-affected zone |
JPS5681620A (en) * | 1979-12-05 | 1981-07-03 | Nippon Steel Corp | Production of tin base low yield ratio composite structure high tensile steel plate |
JPS56146826A (en) * | 1980-04-15 | 1981-11-14 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Production of high tensile steel sheet having low yield ratio and high ductility |
-
1985
- 1985-05-13 JP JP10179085A patent/JPS61264160A/ja active Pending
Patent Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4849614A (ja) * | 1971-10-26 | 1973-07-13 | ||
JPS4879722A (ja) * | 1972-01-31 | 1973-10-25 | ||
JPS4881721A (ja) * | 1972-02-04 | 1973-11-01 | ||
JPS4986213A (ja) * | 1972-12-23 | 1974-08-19 | ||
JPS5247512A (en) * | 1975-10-14 | 1977-04-15 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Production process of high tensile cold rolled steel sheet having litt le surface anisotropy |
JPS535017A (en) * | 1976-07-06 | 1978-01-18 | Nippon Steel Corp | High tensile cold rolled steel sheet and its production method |
JPS53100118A (en) * | 1977-02-15 | 1978-09-01 | Kawasaki Steel Co | Continously cast killed steel heat rolled belt having 40 to 60kg tensile strength for use as high frequency t type fittings |
JPS5443822A (en) * | 1977-09-14 | 1979-04-06 | Nippon Steel Corp | Manufacture of high tensile hot rolled steel sheet with low intrafacial plastic anisotropy |
JPS5454915A (en) * | 1977-10-11 | 1979-05-01 | Nippon Steel Corp | Production of high-tensile steel plate having good cold toughness and weldability |
JPS54115619A (en) * | 1978-02-28 | 1979-09-08 | Kobe Steel Ltd | Steel for welded structure with superior toughness and weld crack resistance in weld heat-affected zone |
JPS5681620A (en) * | 1979-12-05 | 1981-07-03 | Nippon Steel Corp | Production of tin base low yield ratio composite structure high tensile steel plate |
JPS56146826A (en) * | 1980-04-15 | 1981-11-14 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | Production of high tensile steel sheet having low yield ratio and high ductility |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2484792B1 (en) | Steel plate with low yield ratio, high strength, and high toughness and process for producing same | |
JP5195413B2 (ja) | 曲げ加工性及び靭性の異方性に優れた高強度熱延鋼板及びその製造方法 | |
CN116323065A (zh) | 方形钢管及其制造方法以及建筑结构物 | |
JP2020509173A (ja) | 表面品質に優れた高炭素熱延鋼板及びその製造方法 | |
JP6287623B2 (ja) | 高強度熱延鋼板とその製造方法 | |
JP4513552B2 (ja) | 焼付硬化性と耐常温時効性に優れた高張力熱延鋼板およびその製造方法 | |
JP6926247B2 (ja) | フラックス入りワイヤ用冷延鋼板及びその製造方法 | |
JP3440710B2 (ja) | フィレット部靱性に優れたh形鋼およびその製造方法 | |
JPS61264159A (ja) | 55kgf/mm↑2級直流バツト溶接用高強度熱延鋼板 | |
JP6984785B2 (ja) | 角形鋼管およびその製造方法並びに建築構造物 | |
JP2023536487A (ja) | 耐水素脆性及び耐衝突性に優れた熱間成形用めっき鋼板、熱間成形部材及びそれらの製造方法 | |
JPH07118792A (ja) | 高強度熱延鋼板及びその製造方法 | |
JPS61264160A (ja) | 60kgf/mm↑2級直流バツト溶接用高強度熱延鋼板 | |
JPH09202940A (ja) | 切り欠き疲労性に優れる熱延鋼板とその製造方法 | |
JP4265582B2 (ja) | 焼入れ後の衝撃特性に優れる熱延鋼板およびその製造方法 | |
JPS6152317A (ja) | 低温靭性にすぐれた熱延鋼板の製造方法 | |
US12084734B2 (en) | Plated steel sheets for hot press forming having excellent hydrogen brittleness resistance and impact resistance, hot press formed parts, and manufacturing methods thereof | |
WO2019132362A1 (ko) | 플럭스 코어드 와이어용 냉연강판 및 그 제조방법 | |
JP2618563B2 (ja) | 溶接熱影響部の軟化しにくい高強度電縫鋼管およびその製造方法 | |
JP3323272B2 (ja) | 延性および靭性に優れた高強度レールの製造法 | |
JPH0681034A (ja) | 耐hic性に優れた鋼管用熱延鋼帯の製造方法 | |
JP4265583B2 (ja) | 焼入れ後の靭性に優れる冷延鋼板およびその製造方法 | |
JP3678018B2 (ja) | 材質均一性に優れた高加工性高張力熱延鋼板の製造方法 | |
JP3263348B2 (ja) | 非熱処理型高加工性電縫鋼管の製造方法 | |
JPS6143410B2 (ja) |