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JPS6124717Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6124717Y2
JPS6124717Y2 JP12180681U JP12180681U JPS6124717Y2 JP S6124717 Y2 JPS6124717 Y2 JP S6124717Y2 JP 12180681 U JP12180681 U JP 12180681U JP 12180681 U JP12180681 U JP 12180681U JP S6124717 Y2 JPS6124717 Y2 JP S6124717Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
blade
tip
centrifugal blower
blades
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12180681U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5827596U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12180681U priority Critical patent/JPS5827596U/ja
Publication of JPS5827596U publication Critical patent/JPS5827596U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6124717Y2 publication Critical patent/JPS6124717Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えば背負式動力散布機に使用さ
れる遠心送風機の改良に係るものである。
一般にこの種の遠心送風機は、羽根車の回転軸
と同軸に設けた吸込口と回転する羽根車の接線方
向に設けた吐出口とを有するケーシング内に回転
可能な羽根車を配備して成り、吸込口から吸い込
まれた空気を吐出口から排出して薬剤の散布に供
し得るようになつている。この場合、従来の遠心
送風機の羽根車は数枚から数十枚の羽根を有して
いるが、全ての羽根が同一であるため、各羽根の
風切音が同一周波数となつて共鳴し、高速回転を
伴うこの種の送風機においては大きな騒音を惹起
して、作業者の聴覚障害や騒音公害の原因となる
ので、防音材等を装備するなどしていた。
この考案の目的は羽根車の羽根の風切音に因る
騒音を抑制することができる遠心送風機を提供す
ることである。
この目的を達成するためのこの考案の構成を、
実施例に対応する第1図ないし第3図を用いて説
明する。前提構成として遠心送風機の羽根車5
は、第1図に示されるように、その回転方向へ互
いに離されて配設されている複数の羽根7を有し
ている。このような遠心送風機において、各羽根
7の先端部には第2図及び第3図に示されるよう
に、先端部の幅(第2図及び第3図において羽根
7の左右方向長さ)を羽根7の総数nに等分割し
てできる一つの分割区分の位置に、その分割区分
の幅をもつ切欠10が形成される。第3図に示さ
れるように、各羽根7の先端部における切欠10
の位置は互いに異なつている。
この結果、羽根車5の回転時に各羽根7により
生じる風切音の周波数は各羽根7ごとに異なり、
各羽根ごとの風切音は互いに干渉して減衰させら
れる。
以下、図面についてこの考案の実施例について
説明する。
第4図及び第5図においてケーシング2にはエ
ンジン等の駆動手段1が載設されるとともに、駆
動手段1の出力軸13がケーシング2内に臨むよ
うに挿通口14が形成される一方挿通口14に対
時して吸込口3が開口され、さらに羽根車5の接
線方向に吐出口4が設けられている。羽根車5は
フランジ部15を介し出力軸13と一体的に回転
するようにされる。羽根車5は中心において出力
軸13に取付可能とされる基円板6とこれから離
れて位置する蛇の目状円板6′との間に配設さ
れ、多数の通風路16が羽根車5内に形成されて
いる。通風路16の横断面積は吸込側から外延へ
向かつて漸減しており、吐出口4の所には羽根車
5の外周縁からわずかの間隙を保持して格周縁の
接線方向へ延長するガイド舌片9がフアンケース
膨出部として形成されている。
駆動手段1により羽根車5が回転することによ
り空気が吸込口3より羽根車5内の送風通路16
へ導かれ、遠心力により羽根車5の外周から吐出
路17へ放散され、この時、送風通路16から放
出される空気がガイド舌片9を切ることにより風
切音が生じる。
第1図は実施例に係る遠心送風機の分解斜視図
で、第4図及び第5図の説明と重複するが、1は
エンジン等の駆動手段、2はケーシングであつて
一対のフアンケース2a,2bから構成されてお
り、その中心部にはフアンケース2aに取付けら
れた駆動手段1の出力軸を臨ませる一方、フアン
ケース2aにおける出力軸の挿通孔と対時する同
心の吸込口3がフアンケース2bに設けられ、ま
た、出力軸に垂直に取付けられた羽根車5の回転
の接線方向にはフアンケース2a,2bにより吐
出口4が形成されている。5は羽根車であつて該
中心には駆動手段1の出力軸に羽根車用取付フラ
ンジ(第5図の15、第1図では図示されず。)
を介して螺着、一体化を可能とするボス部8を有
する基円板6と、上記吸込口3にほぼ等しい中央
円孔を有するとともに最大径を基円板6に等しく
するような円錐台側面をなす蛇の目状円板6′と
の間に配設され、複数の羽根車7,7′…が両円
板6,6′の間においてボス部8の近傍から基円
板6の外縁まで少し湾曲した状態で延長して羽根
車5の回転方向へ等角度間隙に配設されている。
羽根車5はケーシング2内に回転可能に内挿さ
れ、吐出口4の所には羽根車5の外周縁から少し
間隙を置いて外周縁の接線方向へ延長するガイド
舌片9がフアンケース膨出部として形成されてい
る。前記駆動手段1によつて回転されるこの羽根
車5が回転すると、前記吸込口3から吸い込まれ
る空気が中心部から外周部に流れ、ケーシング2
の吐出側に形成されたガイド舌片9で分離され
て、吐出口4から外部に吐出されるのであるが、
この際、羽根車5が回転することにより、ガイド
舌片9との間で風を切ると、吐出口側の形状と回
転数との関係によつて固有の周波数を有する風切
音が発生するが、この考案においては、第2図及
び第3図に示すように、羽根7の先端部に風切音
防止用の切欠10が形成されているので、風切音
による騒音等を防止することができるようになつ
ている。すなわち、第3図に示すように、各羽根
7の先端部において、所定の1枚の羽根7から順
次隣接する羽根7に、これら羽根7の枚数分(例
えばn枚とする)に等分割された切欠10を羽根
7の幅方向の一端から他端側に向つて適宜その位
置が変化するように形成する。すなわち各羽根7
の先端部には、その先端部の幅を羽根7の総数n
に等分割してできる一つの分割区分の位置に、そ
の分割区分の幅をもつ切欠10が形成され、各羽
根7の先端部における切欠10の位置は互いに異
なつている。これにより、1番目の羽根7から回
転方向と反対方向に隣接する2番目、3番目…n
番目の羽根7と吐出口側との隙間の形態が異なる
ので、風切音の波形は異なり、互いに干渉し合つ
て減衰して、騒音の低減を図ることができるので
ある。なお上記実施例では切欠10の位置を順次
移した例を示してあるが、順序立つて変える必要
はなく、いろいろの組合せが考えられる。
以上に説明したように、この考案の遠心送風機
によれば、羽根車の羽根の先端部において、その
先端部の幅を羽根の総数に等分割してできる一つ
の分割区分の位置に、その分割区分の幅をもつ切
欠が形成され、かつ各羽根の先端部における切欠
の位置は互いに異なつているため、羽根車の回転
に伴つて羽根と吐出口側との隙間の形態を順次異
なしめて風切音の周波数を異なるようにするとと
もに、互いに干渉させて減衰し、騒音の低減を図
ることができる。
よつて、この考案の遠心送風機を塔載した背負
動力散布機によれば、従来に比べ、防音材等を取
り付けずに済むため、小型軽量にすることがで
き、かつ、作業者の聴覚障害や疲労を低下させる
ことができ、また、騒音が少なくなるので、住宅
地周辺での作業、あるいは朝夕時間帯の作業を良
好ならしめ、薬剤散布等の作業の向上を図ること
ができるなどの優れた効果が得られ、その利用価
値は顕著である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の遠心送風機の分解斜視図、
第2図はこの考案における羽根車の断面図、第3
図はこの考案における羽根の形状を示す説明図、
第4図は遠心送風機を一部破断して示す正面図、
第5図は第4図の−線に沿う断面図である。 図において、2……ケーシング、3……吸込
口、4……吐出口、5……羽根車、7……羽根、
9……ガイド舌片、10……切欠、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 羽根車がその回転方向へ互いに離されて配設さ
    れている複数の羽根を有している遠心送風機にお
    いて、各羽根の先端部には、その先端部の幅を前
    記羽根の総数に等分割してできる一つの分割区分
    の位置に、その分割区分の幅をもつ切欠が形成さ
    れ、各羽根の前記先端部における前記切欠の位置
    は互いに異なつていることを特徴とする遠心送風
    機。
JP12180681U 1981-08-19 1981-08-19 遠心送風機 Granted JPS5827596U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12180681U JPS5827596U (ja) 1981-08-19 1981-08-19 遠心送風機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12180681U JPS5827596U (ja) 1981-08-19 1981-08-19 遠心送風機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5827596U JPS5827596U (ja) 1983-02-22
JPS6124717Y2 true JPS6124717Y2 (ja) 1986-07-24

Family

ID=29915745

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12180681U Granted JPS5827596U (ja) 1981-08-19 1981-08-19 遠心送風機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5827596U (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4075264B2 (ja) * 2000-01-28 2008-04-16 セイコーエプソン株式会社 軸流ファン、遠心力ファン、およびこれらを用いた電子機器
JP6078945B2 (ja) * 2011-11-04 2017-02-15 ダイキン工業株式会社 遠心送風機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5827596U (ja) 1983-02-22

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