JPS61246146A - エイコサペンタエノイルグリセライド含有脂質低下剤 - Google Patents
エイコサペンタエノイルグリセライド含有脂質低下剤Info
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- JPS61246146A JPS61246146A JP8688985A JP8688985A JPS61246146A JP S61246146 A JPS61246146 A JP S61246146A JP 8688985 A JP8688985 A JP 8688985A JP 8688985 A JP8688985 A JP 8688985A JP S61246146 A JPS61246146 A JP S61246146A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epa
- eicosapentaenoyl
- glyceride
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- expressed
- Prior art date
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- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は新規なエイコサペンタエノイルグリセライド、
更に詳細には、次の一般式(I)ルC−0−R。
更に詳細には、次の一般式(I)ルC−0−R。
HC−0−R,(I)
鴇C−0−R。
(式中、R,−鳥及びR8の少なくとも2つはエイコサ
ペンタエノイル基を示し、残余は水素原子を示す) で表わされるエイコサペンタエノイルグリセライドに関
する。
ペンタエノイル基を示し、残余は水素原子を示す) で表わされるエイコサペンタエノイルグリセライドに関
する。
従来、次式(旧
で表わされるエイコサペンタエン酸(以下rEPA」と
称する)が人体における血漿コレステロールを低下させ
る作用を有し、血栓症の予防もしくは治療に使用できる
ことが知られている。
称する)が人体における血漿コレステロールを低下させ
る作用を有し、血栓症の予防もしくは治療に使用できる
ことが知られている。
また、EPAはサバ、イワシ、タラ等の水産物油脂中に
グリセライドとして含有されているが、このグリセライ
ドは1個のEPAと2個の他の脂肪酸とからなるトリグ
リセライドである。従って、天然の斯かるトリグリセラ
イドを、EPAの有効量において投与すると、他の脂肪
酸のために多量のカロリーを与える結果となり、栄養過
多を惹起するという問題があった。
グリセライドとして含有されているが、このグリセライ
ドは1個のEPAと2個の他の脂肪酸とからなるトリグ
リセライドである。従って、天然の斯かるトリグリセラ
イドを、EPAの有効量において投与すると、他の脂肪
酸のために多量のカロリーを与える結果となり、栄養過
多を惹起するという問題があった。
従って、斯かる欠点を克服するものとして、近年、2個
のEPAと1個の他の脂肪酸とからなるトリグリセライ
ドが提案された(特開昭59−190948号)。
のEPAと1個の他の脂肪酸とからなるトリグリセライ
ドが提案された(特開昭59−190948号)。
しかし、これも依然として1個の脂肪酸が存在し、上記
問題点は完全には解決されていない。
問題点は完全には解決されていない。
斯かる実状において、本発明者は上記問題点を解決せん
と鋭意研究を行った結果、EPAのジグリセライド及び
トリグリセライドが経口投与において、吸収性がよく、
優れた脂質低下作用及び血小板凝集抑制作用を示すこと
を見出し、本発明を完成した。
と鋭意研究を行った結果、EPAのジグリセライド及び
トリグリセライドが経口投与において、吸収性がよく、
優れた脂質低下作用及び血小板凝集抑制作用を示すこと
を見出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は上記一般式(1)で表わされるエイ
コサペンタエノイルグリセライド(以下[EPAG J
と称する)を提供するものである。
コサペンタエノイルグリセライド(以下[EPAG J
と称する)を提供するものである。
本発明のEPA−Gとしては次のものが挙げられる。ト
リエイコサペンタエノイルグリセライド〔EPA−TG
:) 1.2−ジ(エイコサペンタエノイル)グリセライド[
1,2−EPA−DC] 1.3−ジ(エイコサペンタエノイル)グリセライド(
1、3−EPA−DG ’1 本発明のEPAGは例えば、次の反応式に従ってEPA
(n)をハロゲン化してEPA−ハロゲニド(I)とな
し、これにグリセリンを反応させることにより製造され
る。
リエイコサペンタエノイルグリセライド〔EPA−TG
:) 1.2−ジ(エイコサペンタエノイル)グリセライド[
1,2−EPA−DC] 1.3−ジ(エイコサペンタエノイル)グリセライド(
1、3−EPA−DG ’1 本発明のEPAGは例えば、次の反応式に従ってEPA
(n)をハロゲン化してEPA−ハロゲニド(I)とな
し、これにグリセリンを反応させることにより製造され
る。
(Rはエイコサペンタエノイル基を、Xはハロゲン原子
を示し2、R,、R,、R3は前記の意味を有する)原
料のEPAは、例えば特開昭58−8037号に記載の
方法によって得られたEPA−エチルエステルをエタノ
ール中苛性カリで分解することにより高純度のものとし
て得ることができる。
を示し2、R,、R,、R3は前記の意味を有する)原
料のEPAは、例えば特開昭58−8037号に記載の
方法によって得られたEPA−エチルエステルをエタノ
ール中苛性カリで分解することにより高純度のものとし
て得ることができる。
EPAのハロゲン化は、自体公知の方法によって行うこ
とができる。例えばノ・ロゲン化剤としてオキザリルク
ロライドを使用し、65〜90℃の温度で4時間反応を
行えばEPA−クロライドが得られる。
とができる。例えばノ・ロゲン化剤としてオキザリルク
ロライドを使用し、65〜90℃の温度で4時間反応を
行えばEPA−クロライドが得られる。
EPA−ハロゲニド(11とグリセリンとの反応は、ク
ロロホルム等の溶媒中、キノリン、ピリジン等の塩基の
存在下、数時間加熱還流することによって行われる。E
PA−ハロゲニドはグリセリンの3倍モル以上を使用す
る。
ロロホルム等の溶媒中、キノリン、ピリジン等の塩基の
存在下、数時間加熱還流することによって行われる。E
PA−ハロゲニドはグリセリンの3倍モル以上を使用す
る。
このようにして得られる反応生成物は、EPA−TG、
1.2−EPh−DG及び1.3−EPA−DCの混合
物であるが、これは後述の実施例に示す如く、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーによりEPA−TGとEP
A−DG (1,2一体と1,3一体の混合物)とに分
けて収得することができる。そしてこれらの比は約1=
1である。
1.2−EPh−DG及び1.3−EPA−DCの混合
物であるが、これは後述の実施例に示す如く、シリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーによりEPA−TGとEP
A−DG (1,2一体と1,3一体の混合物)とに分
けて収得することができる。そしてこれらの比は約1=
1である。
EPA−TG及びEPA−DGの物性は第1表のとおり
である。
である。
第1表
〔作用〕
次にEPA−TG及びEPA−DGの生物学的活性を示
す。
す。
実験1 急性毒性(マウス)
(1)実験方法
体重25〜30y−の4週令の雌雄のSIC:ICR系
マウスを1群10匹として、EPA−TG又はEPA−
DGを経口(pO)または腹腔内投与(iplL、投与
後7日間観察し、その間の急性中毒症状および致死効果
の有無を調べた。
マウスを1群10匹として、EPA−TG又はEPA−
DGを経口(pO)または腹腔内投与(iplL、投与
後7日間観察し、その間の急性中毒症状および致死効果
の有無を調べた。
(2) 実験成績
経口投与:雌、雄ともにEPA−TG又はEPA−DC
25P/kl?p O後7日間内に死亡したものは1例
も無く、急性中毒症状についても投与1日後に下痢が見
られたが投与3日〜4日後に正常に復し、それ以外の変
化は見られなかった。
25P/kl?p O後7日間内に死亡したものは1例
も無く、急性中毒症状についても投与1日後に下痢が見
られたが投与3日〜4日後に正常に復し、それ以外の変
化は見られなかった。
腹腔内投与:雌、雄ともにEPA−TG 1054/k
gip後7日間内に死亡したものは1例も無く、著明な
急性中毒症状を発現したものも無かった。
gip後7日間内に死亡したものは1例も無く、著明な
急性中毒症状を発現したものも無かった。
(3)結論
EPA−TG及びEPA−DGのマウスにおける致死量
は雌、雄共に経口投与(pO)の場合、25 )/に!
9以上であり、腹腔内投与(ip)の場合、IOP/に
9以上である。
は雌、雄共に経口投与(pO)の場合、25 )/に!
9以上であり、腹腔内投与(ip)の場合、IOP/に
9以上である。
実験2 血清中脂質低下作用(ラット)(1)実験方法
体重2001前後の雄のSD系ラットを1群7匹とし、
EPA−TGo、5P/k19又はEPA−DCo、7
5y−/kl?、サフラワー油s、oP/kg、対照と
して精製水5.05’/に9をそれぞれ30日間、連日
経口投与(’I) OI したのち、採血し血清中の脂
質濃度を測定した。
EPA−TGo、5P/k19又はEPA−DCo、7
5y−/kl?、サフラワー油s、oP/kg、対照と
して精製水5.05’/に9をそれぞれ30日間、連日
経口投与(’I) OI したのち、採血し血清中の脂
質濃度を測定した。
血清中の脂質濃度は次の測定用試薬を使用し、自動分析
装置(日立705)により測定した。
装置(日立705)により測定した。
総コレステロール:コレステロール705「ニツスイ」
(日水製薬) リン脂質ニリン脂質−705「ニツスイ」(日水製薬) トリグリセライド:トリグリセライド−705「ニツス
イ」(日水製薬) 遊離脂肪酸、NEFA−Cセット「ニツスイ」(日水製
薬) (2) 実験成績 第1表に示した様に、EPA−TGo、55’/に9及
びEPA−DCO,751it−/kgのpOoにより
血清中の総コレステロール、リン脂質濃度は有意に低下
した。一方すフラワー油5.051−/にρでは総コレ
ステロール、リン脂質濃度に著明な変化は見られなかっ
た。血清中トリグリセライド濃度はEPA−TG及びE
PA−DGi、サフラワー油投与群とも変化なく、血清
中遊離脂肪酸濃度はEPA−TG及びEPA−DC群、
サフラワー油群とも対照群に比し減少傾向がみられた。
(日水製薬) リン脂質ニリン脂質−705「ニツスイ」(日水製薬) トリグリセライド:トリグリセライド−705「ニツス
イ」(日水製薬) 遊離脂肪酸、NEFA−Cセット「ニツスイ」(日水製
薬) (2) 実験成績 第1表に示した様に、EPA−TGo、55’/に9及
びEPA−DCO,751it−/kgのpOoにより
血清中の総コレステロール、リン脂質濃度は有意に低下
した。一方すフラワー油5.051−/にρでは総コレ
ステロール、リン脂質濃度に著明な変化は見られなかっ
た。血清中トリグリセライド濃度はEPA−TG及びE
PA−DGi、サフラワー油投与群とも変化なく、血清
中遊離脂肪酸濃度はEPA−TG及びEPA−DC群、
サフラワー油群とも対照群に比し減少傾向がみられた。
以下余白
実験3 高脂血動物における血清中脂質低下作用(ラッ
ト) (1)実験方法 ウィスター系の雄性ラットを1群10匹とし、被検薬投
与開始の2週間前より下に示す高コレステロール食を摂
取させておきながら、被検薬を8週間、連日経口投与(
po)したのち採血し、血清中の総コレステロール濃度
および遊離コレステロール濃度を実験2と同様の方法で
測定した。
ト) (1)実験方法 ウィスター系の雄性ラットを1群10匹とし、被検薬投
与開始の2週間前より下に示す高コレステロール食を摂
取させておきながら、被検薬を8週間、連日経口投与(
po)したのち採血し、血清中の総コレステロール濃度
および遊離コレステロール濃度を実験2と同様の方法で
測定した。
高コレステロール食の処方
ミルクカゼイン 18.0(創ショ糖
61.0 セルロース 4.0 硬化植物油 10.0 ミネラル類 4.0 ビタミン類 λ0 コレステロール 0.5 コール酸ソーダ 0.5 (2)実験成績 第2表に示し九様にEPA−TG6〜/に9又。
61.0 セルロース 4.0 硬化植物油 10.0 ミネラル類 4.0 ビタミン類 λ0 コレステロール 0.5 コール酸ソーダ 0.5 (2)実験成績 第2表に示し九様にEPA−TG6〜/に9又。
はEPA−DGIO〜/ゆのpOにより高コレステロー
ル食摂取による血清中総コレステロール、遊離コレステ
ロール濃度の上昇は著明に抑制された。また正常食群に
おける血清中遊離コレステロール濃度もEPA−TG6
0rng/kl?又はEPA−DG90Ing/に9o
p C1により低下した。
ル食摂取による血清中総コレステロール、遊離コレステ
ロール濃度の上昇は著明に抑制された。また正常食群に
おける血清中遊離コレステロール濃度もEPA−TG6
0rng/kl?又はEPA−DG90Ing/に9o
p C1により低下した。
以十余自
実験4 血小板凝集抑制作用(ウサギ)tl) 実験
方法 体重2.0 kg前後の健康な雄の家兎を1群4匹とし
、コレステロール0.5チを添加した飼料(オリエンタ
ルfiRc−41により飼育した。
方法 体重2.0 kg前後の健康な雄の家兎を1群4匹とし
、コレステロール0.5チを添加した飼料(オリエンタ
ルfiRc−41により飼育した。
EPA−TGは2001n9/に9、EPA−DG30
0■/kl?を4週間、連日経口投与(po+した。4
週間経過後耳静脈より採血し、血小板凝集能しよう(P
RPli作製し、理化電機製[アブリボメーターJ (
AUTORAM−21型)を用い、コラーゲンL25μ
V−による血小板凝集能を測定した。
0■/kl?を4週間、連日経口投与(po+した。4
週間経過後耳静脈より採血し、血小板凝集能しよう(P
RPli作製し、理化電機製[アブリボメーターJ (
AUTORAM−21型)を用い、コラーゲンL25μ
V−による血小板凝集能を測定した。
(2) 実験成績
第3表および第3図のとと(KPA−TG又はEPA−
DG投与群では無処置群に比し、血小板凝集能は著明に
抑制された。
DG投与群では無処置群に比し、血小板凝集能は著明に
抑制された。
以下余白
第 3 表
*: p<o、osで有意差を示す。
実験5 喘息発作の予防効果
tl) 実験方法
30才から55才の季節性の認められない男性喘息患者
8例中5例にEPA−TGO19?/日を、残りの3例
にEPA−DGt、sP/日をソフトカプセルの形で連
日経口投与し、喘息発作の発現に対する影響を調べた。
8例中5例にEPA−TGO19?/日を、残りの3例
にEPA−DGt、sP/日をソフトカプセルの形で連
日経口投与し、喘息発作の発現に対する影響を調べた。
(2)実験成績
EPA−TGの場合には、投与した患者5例中1例はE
PA−TG投与開始の4チ月前よりプレドニ75 ’1
19を毎日内服していたが、EPA−TO投与開始後1
ケ月で喘息発作の発現回数が減少し始め、3チ月後には
プレドニンから離脱することが出来た。別な1例はEP
A−TG投与開始3ケ月近くなって発作回数の減少が著
明となった。残りの3例はEPA−TGSケ月間連続投
与後も喘息発作発現に対し変化がみられず投与を中止し
た。
PA−TG投与開始の4チ月前よりプレドニ75 ’1
19を毎日内服していたが、EPA−TO投与開始後1
ケ月で喘息発作の発現回数が減少し始め、3チ月後には
プレドニンから離脱することが出来た。別な1例はEP
A−TG投与開始3ケ月近くなって発作回数の減少が著
明となった。残りの3例はEPA−TGSケ月間連続投
与後も喘息発作発現に対し変化がみられず投与を中止し
た。
またEPA−DGの場合には、3例の患者中2例はEP
A−TG投与開始1ケ月後より喘息発作の発現回数が減
少し、3チ月後にはほとんど発作が発現しなくなった。
A−TG投与開始1ケ月後より喘息発作の発現回数が減
少し、3チ月後にはほとんど発作が発現しなくなった。
残りの1例は3チ月投与後も発作発現の減少傾向が見ら
れなかったので、投与を中止した。
れなかったので、投与を中止した。
これによりEPA−TG及びEPA−DGは喘息発作発
現に対し著明な予防効果を有することが判明した。
現に対し著明な予防効果を有することが判明した。
実験6 実験的腎炎に対する予防効果(ラット)(1)
実験方法 6週令の雄ドンリュウ系ラットを1群10匹とし、グラ
ソック(Glasaock )らの方法〔ジャーナル・
オフ・エクスベリメンタル・メデイシy (J、 FX
p、 Med、) 127.555 (1968)
)によりハイマン(Heymann )腎炎を作製し、
この腎炎発現に対する′EPA−TG及びEPA−DG
の予防効果を調べた。
実験方法 6週令の雄ドンリュウ系ラットを1群10匹とし、グラ
ソック(Glasaock )らの方法〔ジャーナル・
オフ・エクスベリメンタル・メデイシy (J、 FX
p、 Med、) 127.555 (1968)
)によりハイマン(Heymann )腎炎を作製し、
この腎炎発現に対する′EPA−TG及びEPA−DG
の予防効果を調べた。
ドンリュウ系ラットの尿細管の水不溶性画分2’Jm9
7個体を0.5 Wtlの70イ/ドの完全アジュバン
トとともにラットの両側後肢の足岨皮下に注射して感作
し、感作翌日よりEPA−TG又はEPA−DGl 0
0ダ/IK9を6週間連日経口投与し、尿たん自排出量
の変動を調べた。対照群には精製水0.1m//Jを被
検薬と同様に投与した。
7個体を0.5 Wtlの70イ/ドの完全アジュバン
トとともにラットの両側後肢の足岨皮下に注射して感作
し、感作翌日よりEPA−TG又はEPA−DGl 0
0ダ/IK9を6週間連日経口投与し、尿たん自排出量
の変動を調べた。対照群には精製水0.1m//Jを被
検薬と同様に投与した。
尿たん自責は米松らの方法〔日薬理誌虹。
295 (1983)) により測定した。
(2)実験成績
第4表に示した様にEPA−TG及びEPA−DG10
0rn9/)C9投与により感作6週後および8週後の
尿たん自排出量は有意に抑制された。
0rn9/)C9投与により感作6週後および8週後の
尿たん自排出量は有意に抑制された。
これによりEPA−TG及びEPA−DGは自己免疫複
合体腎炎の進行に対し予防効果を有することが判明した
。
合体腎炎の進行に対し予防効果を有することが判明した
。
以下余白
実験7 実験的糖尿病に対する効果(ラット)+1)
実倹方法 体重20oz程度の雄のドンリュウ系ラットを1群5匹
とし、糖尿病発症グループにはpH4,5のクエン酸緩
衝液に溶解したストレプトシトシン30rn9./1w
を静注した。被検薬はストレプトシトシン静注の24時
間前、1時間前および5時間後にそれぞれ経口投与した
。ストレプトシトシン静注の24時間後に静脈血を採取
し、酵素法によるグルコース測定用試fiV−GLU−
Cセット「ニツスイ」(日永製薬)を用い、自動分析装
!(日立706型)により測定した。
実倹方法 体重20oz程度の雄のドンリュウ系ラットを1群5匹
とし、糖尿病発症グループにはpH4,5のクエン酸緩
衝液に溶解したストレプトシトシン30rn9./1w
を静注した。被検薬はストレプトシトシン静注の24時
間前、1時間前および5時間後にそれぞれ経口投与した
。ストレプトシトシン静注の24時間後に静脈血を採取
し、酵素法によるグルコース測定用試fiV−GLU−
Cセット「ニツスイ」(日永製薬)を用い、自動分析装
!(日立706型)により測定した。
(2)実験成績
第5表に示した様に、EPA−TG又はEPA−DGt
OOm9/に9経口投与によりストレプトシトシン糖尿
病は著明に抑制された。
OOm9/に9経口投与によりストレプトシトシン糖尿
病は著明に抑制された。
これによりEPA−TG及びEPA−DGはストレプト
シトシン糖尿病発症の予防ならびに進行抑制効果を有す
ことが判明した。
シトシン糖尿病発症の予防ならびに進行抑制効果を有す
ことが判明した。
第5表
*: B群との間の有意差を示す(P(0,051血糖
値は平均値上S、E。
値は平均値上S、E。
実験8 アジュバント関節炎に対する効果(ラット )
(1)実験方法
ドンリュウ系の雌の7週令のラットを1週間飼育したの
ち実験に使用した。フロイントの完全アジュパン)0.
06rlLtをラットの尾皮内に注射してアジュバント
関節炎を惹起した。被検薬はアジュバント注射の前日よ
り1日1回21日間経口投与した。関節炎症状の評価は
アジュバント注射2および3週間後に四肢および両耳介
について関節炎スコアーにより実施した。
ち実験に使用した。フロイントの完全アジュパン)0.
06rlLtをラットの尾皮内に注射してアジュバント
関節炎を惹起した。被検薬はアジュバント注射の前日よ
り1日1回21日間経口投与した。関節炎症状の評価は
アジュバント注射2および3週間後に四肢および両耳介
について関節炎スコアーにより実施した。
(2)実験成績
第6表に示した様にEPA−TG又はEPA−DG10
0〜/kl?経口投与によりアジュバント注射2週後お
よび3週後の関節炎スコアーは著明に抑制された。これ
によりEPA−TG及びEPA−DGはアジュバント関
節炎の進行発症に対し予防効果を有すことが判明した。
0〜/kl?経口投与によりアジュバント注射2週後お
よび3週後の関節炎スコアーは著明に抑制された。これ
によりEPA−TG及びEPA−DGはアジュバント関
節炎の進行発症に対し予防効果を有すことが判明した。
第 6 表
〔発明の効果〕
以上の実験から明らかな如く、本発明のエイコサペンタ
ノイルグリセライド(I)は、極めて毒性が低く、優れ
た血清中脂質低下作用、血小板凝集抑制作用を有し、高
脂血清に由来する種々の疾病の治療及び予防に有効であ
る。
ノイルグリセライド(I)は、極めて毒性が低く、優れ
た血清中脂質低下作用、血小板凝集抑制作用を有し、高
脂血清に由来する種々の疾病の治療及び予防に有効であ
る。
次に実施例を挙げて説明する。
実施例I
EPA−エチルエステル40 P (0,121モル)
及び10 %KOHエタノールI:KOHとして8.1
5%(0,145モル)〕を仕込み、N、ガス導入下(
150rR1/分)、75〜76.5℃で1時間還流し
た。反応物を室温まで冷却し、101 H(J水にてp
H2とし、無機塩が析出するので水5Qmを加燥し、溶
媒を減圧下40℃で留去し、油状のEPAセ35.9
) (収率98.1 % +を得た。
及び10 %KOHエタノールI:KOHとして8.1
5%(0,145モル)〕を仕込み、N、ガス導入下(
150rR1/分)、75〜76.5℃で1時間還流し
た。反応物を室温まで冷却し、101 H(J水にてp
H2とし、無機塩が析出するので水5Qmを加燥し、溶
媒を減圧下40℃で留去し、油状のEPAセ35.9
) (収率98.1 % +を得た。
実施例2
EPA 35.I P (0,116モル)にオキザリ
ルクロライド29.5 ? (0,232モル)をN、
ガス導入下室温で滴下した。次いで65〜75℃で4時
間反応させ、反応後過剰のオキザリルクロライドをエバ
ポレータ〒で留去した。残留物を減圧下蒸留し、144
℃/1騙Hli’〜187℃/ 2 m HL?の留分
をzめEPA−クロライ)” 18.78 ? (収率
50.4%+を得た。
ルクロライド29.5 ? (0,232モル)をN、
ガス導入下室温で滴下した。次いで65〜75℃で4時
間反応させ、反応後過剰のオキザリルクロライドをエバ
ポレータ〒で留去した。残留物を減圧下蒸留し、144
℃/1騙Hli’〜187℃/ 2 m HL?の留分
をzめEPA−クロライ)” 18.78 ? (収率
50.4%+を得た。
実施例3
グリセリン1.81 % (0,0197モル)、キノ
リン10.8 P (0,084モル)及びクロロホル
ム80.11を仕込み、これにEPA−クロライド18
.0SL(0,056モル)を徐々に滴下した。これを
72〜80℃で3.5時間還流した。反応液を冷却後、
石油エーテル540d中に注加し、0.5N−硫酸水溶
液3QQmJを攪拌下加えて10分間攪拌し、30分間
静置した。分液し、その上層に5%炭酸カリウム水溶液
300rnlを加え、分液した。上層に水30ONを加
え分液し、更に上層に飽和食塩水100m/を加えて分
液し、その上層を採取した。
リン10.8 P (0,084モル)及びクロロホル
ム80.11を仕込み、これにEPA−クロライド18
.0SL(0,056モル)を徐々に滴下した。これを
72〜80℃で3.5時間還流した。反応液を冷却後、
石油エーテル540d中に注加し、0.5N−硫酸水溶
液3QQmJを攪拌下加えて10分間攪拌し、30分間
静置した。分液し、その上層に5%炭酸カリウム水溶液
300rnlを加え、分液した。上層に水30ONを加
え分液し、更に上層に飽和食塩水100m/を加えて分
液し、その上層を採取した。
これを無水硫酸マグネシウムで乾燥後エバポレーターで
石油エーテルを留去し、油状物15.155’を得た。
石油エーテルを留去し、油状物15.155’を得た。
シリカゲル500y−を特級ベンゼンを用いてガラスカ
ラムに充填し、これに上記油状物10?を特級ベンゼン
1001dに溶かしたものを注加した。
ラムに充填し、これに上記油状物10?を特級ベンゼン
1001dに溶かしたものを注加した。
次いで同ベンゼン8Aを用いて溶出し、30ONずつの
分画を採取した。この分画について、TLC(キーセル
ゲル60F□1.展開溶媒:ベンゼン、確認:I2ペイ
パー)により溶出物を確認し、同−溶水物を集め、減圧
下溶媒を留去し、次の物質を得た。
分画を採取した。この分画について、TLC(キーセル
ゲル60F□1.展開溶媒:ベンゼン、確認:I2ペイ
パー)により溶出物を確認し、同−溶水物を集め、減圧
下溶媒を留去し、次の物質を得た。
第1図はEPA−TGの赤外線吸収スペクトル、第2図
はEPA−DGの赤外線吸収スペクトル、第3図はEP
A−TG及びEPA−、DGの血小板凝集抑制作用を示
す図である。 以上
はEPA−DGの赤外線吸収スペクトル、第3図はEP
A−TG及びEPA−、DGの血小板凝集抑制作用を示
す図である。 以上
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、次の一般式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1、R_2及びR_3の少なくとも2つは
エイコサペンタエノイル基を示し、残余は水素原子を示
す) で表わされるエイコサペンタエノールグリセライド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60086889A JPH0822817B2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 | エイコサペンタエノイルグリセライド含有脂質低下剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60086889A JPH0822817B2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 | エイコサペンタエノイルグリセライド含有脂質低下剤 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6549695A Division JPH0840981A (ja) | 1995-03-24 | 1995-03-24 | エイコサペンタエノイルグリセライド |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61246146A true JPS61246146A (ja) | 1986-11-01 |
JPH0822817B2 JPH0822817B2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=13899401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60086889A Expired - Fee Related JPH0822817B2 (ja) | 1985-04-23 | 1985-04-23 | エイコサペンタエノイルグリセライド含有脂質低下剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0822817B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005015425A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-01-20 | Kao Corp | 脂質代謝改善剤 |
JP2007284457A (ja) * | 2007-08-08 | 2007-11-01 | Kao Corp | Pai−1低下剤 |
JP2009013179A (ja) * | 2008-08-11 | 2009-01-22 | Kao Corp | インスリン抵抗性改善剤 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54154533A (en) * | 1978-05-26 | 1979-12-05 | Wellcome Found | Protecting and treating preparation of thrombsis |
JPS60204739A (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-16 | Sekimoto Hiroshi | エイコサポリエン酸系化合物含有粉体 |
JPS60234588A (ja) * | 1984-05-07 | 1985-11-21 | Asahi Denka Kogyo Kk | 長鎖高度不飽和脂肪酸アルコ−ルエステルの製造法 |
-
1985
- 1985-04-23 JP JP60086889A patent/JPH0822817B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54154533A (en) * | 1978-05-26 | 1979-12-05 | Wellcome Found | Protecting and treating preparation of thrombsis |
JPS60204739A (ja) * | 1984-03-28 | 1985-10-16 | Sekimoto Hiroshi | エイコサポリエン酸系化合物含有粉体 |
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---|---|---|---|---|
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JP2009013179A (ja) * | 2008-08-11 | 2009-01-22 | Kao Corp | インスリン抵抗性改善剤 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0822817B2 (ja) | 1996-03-06 |
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