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JPS6121615B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6121615B2
JPS6121615B2 JP13037181A JP13037181A JPS6121615B2 JP S6121615 B2 JPS6121615 B2 JP S6121615B2 JP 13037181 A JP13037181 A JP 13037181A JP 13037181 A JP13037181 A JP 13037181A JP S6121615 B2 JPS6121615 B2 JP S6121615B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
general formula
ethoxyphenyl
water
compound
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13037181A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5832840A (ja
Inventor
Kyoshi Nakatani
Satoshi Numata
Norio Inoe
Kenji Odaka
Tsutomu Ishii
Teruhiko Tooyama
Hajime Tachibana
Takatoshi Udagawa
Masatoshi Gohara
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP13037181A priority Critical patent/JPS5832840A/ja
Publication of JPS5832840A publication Critical patent/JPS5832840A/ja
Publication of JPS6121615B2 publication Critical patent/JPS6121615B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な2−アリールプロピルエーテ
ル、その製造法および該化合物を含有する低毒性
の殺虫、殺ダニ剤に関するものである。 さらに詳しくは、本発明の1つは3−フエノキ
シベンジル 2−(4−エトキシフエニル)−2−
メチルプロピルエーテルに関する。 本発明の1つは一般式〔〕で表わされる化合
物を一般式〔〕 〔式中、基Aおよび基Bはその一方の基がハロゲ
ン原子を表わし、他方の基が−O−M基(式中、
Mは水素原子またはアルカリあるいはアルカリ土
類金属原子を表わす)を表わすか、または共にヒ
ドロキシル基を表わす〕で表わされる化合物と反
応させることを特徴とする3−フエノキシベンジ
ル 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプ
ロピルエーテルの製造法に関する。 本発明の1つは3−フエノキシベンジル 2−
(4−エトキシフエニル)−2−メチルプロピルエ
ーテルを含有することを特徴とする殺虫、殺ダニ
剤に関する。 殺虫剤が農業生産性向上に果した役割は極めて
高く、有機合成農薬の登場は人類の食糧事情を一
変させ、虫により媒介される伝染病を予防するな
どの面で多大の恩恵をもたらした。 しかしながら、有機塩素系殺虫剤DDTやBHC
は使用後長く環境中に残留してしまうなどの点で
その使用が制限されており、またこれらに変つて
登場した有機リン系殺虫剤やカーバメート系殺虫
剤が広範囲に使用されているが、種々の害虫でこ
れらの殺虫剤に対する抵抗性問題が生じてきてい
る。また、一部地域では難防除害虫の出現を見て
おり、今後、ますます薬剤抵抗性害虫等の問題は
広がり深刻化していくことと思われる。 今日まで人類がその文明を礎き上げ、また今後
さらに発展させしめる上で食糧の充分な供給を続
けていこうとするとき、よりすぐれた殺虫活性を
もつた薬剤の出現が急がれているのである。 近年、こうした背景の中に合成ピレスロイド系
殺虫剤が脚光をあびてきた。これはその優れた殺
虫力とともに有機リン剤あるいはカーバメート剤
抵抗性の害虫に対して卓効を示し、人畜に対して
比較的低毒性である点が特長である。しかし、こ
の合成ピレスロイド系殺虫剤の致命的な欠点は極
めて魚毒性が高く、その使用範囲が限定されるこ
とである。そしてまた、従来開発されてきた殺虫
剤に比べ高価なことである。 今後望まれる農薬は上に述べてきたような欠点
を解決するようなものでなければならない。つま
り安全性が高く、残留することなく、すみやかに
分解し環境を汚染しない、現在問題となつている
薬剤抵抵抗性をもつた難防除害虫に高い活性をも
つていること、そして安価に製造できることが望
まれるのである。 本発明者らは低毒性で、低魚毒性であり、かつ
殺虫力の強い、殺虫、殺ダニ剤の開発を企画し、
研究に鋭意努めた結果、3−フエノキシベンジル
2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプロ
ピルエーテルが、極めて高い殺虫、殺ダニ活性を
有し、速効性および残効性においてすぐれた特徴
を有することを見出し、人畜に対しては勿論のこ
と、魚類に対しても比較的毒性が低く、比較的安
価に実用に供し得ることを見出し本発明を完成し
た。 本発明化合物は従来の農薬とは異なる活性構造
を有し、衛生害虫であるハエ、蚊、ゴキブリ等の
ほか、ウンカ類、ヨコバイ類、ヨトウ類、コナ
ガ、ハマキ類、アブラムシ類、メイ虫類、ハダニ
類等の農業害虫、特にツマグロヨコバイに卓効を
示し、コナダニ、ノシメコクガ、コクゾウ等の貯
穀害虫、動物寄生性のシラミ、ダニの防除にもき
わめて有効であり、その他の害虫にも有効であ
る。さらに本発明化合物は速効性、残効性にすぐ
れ、フラツシング効果も有する。本発明化合物は
単に害虫をノツクダウンさせ、死にいたらせるば
かりでなく、忌避性を有し、害虫をホストから、
忌避させる効果も有しており、合成ピレスロイド
の代表の一つでありフエンバレレートのようなナ
ス科植物に対する薬害もないという大きな利点を
有する。加えて哺乳動物に対する毒性が低い、本
発明化合物は低濃度で殺虫効力が高いので魚類に
対しても実質的に安全性が高い状態で使用でき、
水田における害虫駆除にも好適であるばかりでな
く、蚊、ブユ等の幼虫等の水性害虫駆除あるいは
湖、沼、池、河川などの点在する広い地域での航
空機散布による害虫駆除に供する場合にも、そこ
に生息する魚類を殺滅する危険なく用いることが
できる。 したがつて本発明化合物を含有する殺虫、殺ダ
ニ剤はその適用場面は極めて広範で、農園芸害
虫、貯穀害虫、衛生害虫、家屋害虫、森林害虫、
水生害虫などの殺虫、殺ダニ剤として活性が高
く、きわめて安全で、かつ安価に各種剤型で実用
に供し得るものである。 本発明の3−フエノキシベンジル 2−(4−
エトキシフエニル)−2−メチルプロピルエーテ
ルは新規化合物である。 本発明の製造方法をさらに詳しく述べると次の
とおりである。すなわち、一般式〔〕〔式中、
基Aが−O−H基を表わす場合〕のアルコールと
一般式〔〕(式中、基Bがハロゲン原子を表わ
す場合)のハライドを反応させる場合は脱酸剤と
しての塩基の存在下、適当な溶媒中、室温ないし
加熱下、反応させて目的の3−フエノキシベンジ
ル 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプ
ロピルエーテルを得ることができる。ここに云う
塩基とは水酸化アルカリ金属、水酸化アルカリ土
類金属、水素化アルカリ金属、アルカリ金属アル
コラート、アルカリ金属酸化物、アルカリ金属炭
酸塩、ナトリウムアミド、トリエチルアミンなど
をさし、また脱酸剤として酸化銀を使用すること
もできる。また溶媒としては水をはじめ、ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素、ヘ
キサン、ヘプタン、石油ベンゼン等の脂肪族炭化
水素、クロロホルム、ジクロロメタン等のハロゲ
ン化炭化水素、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド等の非プロトン供与性極性溶媒、メ
タノール、エタノール等の低級アルコール類、ジ
イソプロピルエーテル、ジエチルエーテル、1・
2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン等のエーテル類、アセトニトリル、プロ
ピオニトリルなどのニトリル類、アセトン、ジイ
ソプロピルケトンなどのケトン類等を用いること
ができる。さらに触媒として、テトラ−n−ブチ
ルアンモニウムブロマイドまたはトリエチルベン
ジルアンモニウムブロマイド等で代表される相間
移動触媒を用いることによつても目的とする3−
フエノキシベンジル 2−(4−エトキシフエニ
ル)−2−メチルプロピルエーテルを好収率で得
ることができる。 一般式〔〕〔式中、基Aが−O−M基(式
中、Mが水素原子でない場合)を表わす場合〕の
アルコラートと一般式〔〕〔式中、基Bはハロ
ゲン原子を表わす〕のハライドとを反応させる場
合は前記溶媒中、室温ないし加熱下、反応を行な
い、3−フエノキシベンジル 2−(4−エトキ
シフエニル)−2−メチルプロピルエーテルを得
ることができる。反応性の悪い場合はヨウ化カリ
ウム、ヨウ化銅などを触媒量加えることも好適で
ある。 一般式〔〕〔式中、基Aがハロゲン原子を表
わす場合〕のハライドと一般式〔〕〔式中、基
Bが−O−M基(式中、Mは前記の意味を表わ
す)である場合〕のアルコールまたはアルコラー
トと反応させる場合は前記同様に実施することが
できる。特に一般式〔〕〔式中、基Aがハロゲ
ン原子を表わす場合〕のハライドと一般式〔〕
(式中、基Bは−O−Hを表わす場合)のアルコ
ールを反応させる場合は、非プロトン性極性溶
媒、好ましくはジメチルスルホキシドまたはスル
ホランの存在下、脱酸剤としての塩基の存在下、
加熱下、反応させて目的の3−フエノキシベンジ
ル 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプ
ロピルエーテルを好収率で得ることができる。 一般式〔〕〔式中、基Aがヒドロキシル基で
ある場合〕のアルコールと一般式〔〕〔式中、
基Bがヒドロキシル基である場合〕のアルコール
とを反応させる場合は触媒の存在下に脱水反応を
行い3−フエノキシベンジル 2−(4−エトキ
シフエニル)−2−メチルプロピルエーテルを得
ることができる。触媒としては硫酸、塩酸、芳香
族スルホン酸およびスルホン酸クロリド、三フツ
化ホウ素、塩化アルミニウムなどの酸触媒を用い
ることができる。ヨウ素、固体酸触媒(アルミナ
−酸化チタンなど)、ジメチルスルホキシド、ア
ルミナ、スルフアミド、イオン交換樹脂なども脱
水触媒として使用できる。必要ならばベンゼン、
トルエンなどの水と共沸する不活性溶媒中で還流
下に生成水を除去しながら反応を行うのが好適で
ある。 また、一般式〔〕〔式中、基Aがヒドロキシ
ル基を表わす場合〕のアルコールを脱水剤の存在
下、必要ならば触媒の存在下、一般式〔〕〔式
中、基Bがヒドロキシル基を表わす場合〕のアル
コールとを反応させて3−フエノキシベンジル
2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプロピ
ルエーテルを得ることもできる。脱水剤として
は、例えば、N・N−置換カルボジイミド特に
N・N−ジシクロヘキシルカルボジイミドが好ま
しく、触媒としては、例えば、塩化第一銅が好ま
しい。反応は適当な不活性溶媒または希釈剤の存
在下、室温または加熱下に実施される。適当な溶
媒または希釈剤としては、例えば、1・2−ジメ
トキシエタン、ジオキサン、テトラヒドロフラン
などのエーテル類、ジメチルホルムアミド、ヘキ
サメチルホスホン酸トリアミド、ジメチルスルホ
キシドなどの非プロトン供与性極性溶媒、アセト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノンなど
のケトン類等が挙げられる。 その他、3−フエノキシベンジル 2−(4−
エトキシフエニル)−2−メチルプロピルエーテ
ルの製造法としては、一般式〔〕〔式中、基A
がヒドロキシル基を表わす場合〕のアルコールの
金属アルコラートあるいはスルホン酸エステルと
一般式〔〕〔式中、基Bがヒドロキシル基であ
る場合〕のアルコールを反応させる方法、一般式
〔〕〔式中、基Aがヒドロキシル基である場合〕
のアルコールと一般式〔〕〔式中、基Bがヒド
ロキシル基である場合〕のアルコールの金属アル
コラートまたはスルホン酸エステルを反応させる
方法等があるが収率的には不利である。 一般式〔〕で表わされる出発物質は文献に記
載された公知方法と類似の方法で製造される。す
なわち、一般式〔〕〔式中、基Aがヒドロキシ
ル基を表わす場合〕で表わされるアルコールは、
例えば、対応する4−エトキシフエニルアセトニ
トリルをハロゲン化メチルでアルキル化、次いで
得られたニトリルを加水分解して対応するカルボ
ン酸に変換し、該カルボン酸を還元して得られ
る。また4−エトキシベンゼンにメタリルハライ
ドを付加して得られるハロゲン化物〔一般式
〔〕中、基Aがハロゲン原子を表わす場合〕を
アルコールに変換して得る。 以下に製造経路例を図式に示す。 参考文献Roczniki Chem.、39(9)、1223
(1965)(Pol)〔Chemical Abstract 64
12595、h(1966)〕 以下(1)の経路に従つて製造する。 〔式〔〕中、基Aがハロゲン原子〕 参考文献Chem、Ber.、94、2609(1961) 参考文献J.Am.Chem.Soc.、65、1469(1943) また、一般式〔〕〔式中、基Aがヒドロキシ
ル基である場合〕のアルコールはHelvetica
Chimica Acta、54、868(1971)記載の方法によ
つても製造することができる。 一般式〔〕〔式中、基Aが−O−M基を表わ
し、Mが水素原子でない場合〕の金属アルコラー
トは常法により、例えば、水素化ナトリウムのよ
うな金属水素化物と一般式〔〕〔式中、基Aが
−O−M基を表わし、Mが水素原子である場合〕
のアルコールを反応させることにより容易に得る
ことができる。 一般式〔〕〔式中、基Bがヒドロキシル基で
ある場合〕のアルコールは合成ピレスロイドのア
ルコール成分として公知である。 次に本発明の3−フエノキシベンジル 2−
(4−エトキシフエニル)−2−メチルプロピルエ
ーテルの製造法について以下合成実施例を挙げて
さらに詳細に説明する。 合成実施例 1 (エーテル化法A) 乾燥アセトニトリル20mlに水素化ナトリウム
(60%in oil)0.90gを加え、次いで2−(4−エ
トキシフエニル)−2−メチルプロピルアルコー
ル3.0g/10ml乾燥アセトニトリル溶液を50℃で
滴下した。 30分間加熱還流したのち、3−フエノキシベン
ジルブロマイド4.8g/10ml乾燥アセトニトリル
溶液を10分間で滴下し、さらに、1時間加熱還流
した。室温まで冷却後、水に注ぎ込みトルエンに
て抽出した。トルエン抽出液を飽和食塩水にて洗
浄後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に
トルエンを留去して得られた粗エーテルをシリカ
ゲル150gのカラムクロマトグラフイー〔展開溶
媒:ベンゼン:n−ヘキサン(2:3)〕により
精製し3−フエノキシベンジル 2−(4−エト
キシフエニル)−2−メチルプロピルエーテル4.2
gを得た。 n20 1.5732 νfilm nax1595、1525、1495、1260、1225、1195

1110、1055、830、700cm-1 δCCl4 TMS(ppm)1.29(s.6H)、1.37(t、J
=6.9
Hz、3H)、3.32(s、2H)、3.93(q、J=6.9
Hz、2H)、4.38(s、2H)、6.6〜7.35(m、
13H) 元素分析結果 C25H28O3 計算値(%)C;79.76、H;7.50 実測値(%)C;79.97、H;7.34 上記で得た3−フエノキシベンジル 2−(4
−エトキシフエニル)−2−メチルプロピルエー
テルを室温で長期間放置したら固化した。融点は
35〜38℃であつた。 これをメタノールでスラツジし、濾過、洗浄、
乾燥し、さらにn−ヘキサンでスラツジし、濾
過、洗浄、乾燥すると融点36.4〜38℃の白色結晶
が得られた。 合成実施例 2 (エーテル化法B) トルエン20mlに水素化ナトリウム(60%in
oil)0.63gを加えた後、これに2−(4−エトキ
シフエニル)−2−メチルプロピルアルコール2.0
g/25%DMF−トルエン10ml溶液を加熱還流下
15分間で滴下した。このまま10分間撹拌を続けた
のち、3−フエノキシベンジルブロマイド3.3
g/25%DMF−トルエン10ml溶液を20分間で滴
下した。さらに、1時間加熱還流したのち、反応
混合物を室温まで冷却し水に注ぎ込んだ。 トルエンにて抽出し、トルエン抽出液を水洗し
たのち、無水硫酸ナトリウムにて乾燥した。減圧
下にトルエンを留去して得られた油状物をカラム
クロマトグラフイー〔シリカゲル100ml、ベンゼ
ン:n−ヘキサン(2:3)〕により精製し目的
とした精エーテル3.0gを得た。 合成実施例 3 (エーテル化法C) 50%NaOH水溶液30g、2−(4−エトキシフ
エニル)−2メチルプロピルアルコール6.3g、3
−フエノキシベンジルクロライド7.6gおよびテ
トラブチルアンモニウムブロマイド1.1gを加
え、80℃にて1時間加熱撹拌した。反応混合物を
室温まで冷却後、水を加え、トルエンにて抽出し
水洗した。トルエン抽出液を無水硫酸ナトリウム
にて乾燥後、減圧下トルエンを留去し得られた粗
エーテルをカラムクロマトグラフイー〔シリカゲ
ル展開溶媒:ベンゼン:n−ヘキサン(2:
3)〕により精製し目的としたエーテル10.0gを
得た。 合成実施例 4 (エーテル化法D) トルエン50mlにp−トルエンスルホン酸0.50
g、3−フエノキシベンジルアルコール2.5g、
2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプロピ
ルアルコール2.5gを加え、6時間加熱還流した
(生成した水は水分離器により系外に除去した)。
室温まで冷却した後、水を加え、トルエン層を分
離し、水洗、乾燥した。減圧下にトルエンを留去
して得られた粗エーテルをカラムクロマトグラフ
イー〔シリカゲル、展開溶媒:ベンゼン:n−ヘ
キサン(2:3)〕により精製し目的としたエー
テルを得た。 合成実施例 5 (エーテル化法E) 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプロ
ピルアルコール1.8g、3−フエノキシベンジル
クロライド2.4g、50%NaOH20g、トリエチル
ベンジルアンモニウムブロマイド0.3gの混合液
を50℃で2時間撹拌した。反応混合物を室温まで
冷却後、水を加え、ベンゼンにて抽出した。ベン
ゼン抽出液を希塩酸で、洗つた後、水洗し乾燥し
た。減圧下ベンゼンを留去して得られた粗エーテ
ルをカラムクロマトグラフイー(シリカゲル80
g、展開溶媒:ベンゼン−n−ヘキサン、2:
3)により精製し目的としたエーテル2.8gを得
た。 合成実施例 6 (エーテル化法F) 4−エトキシネオフイルクロライド8.9g、3
−フエノキシベンジルアルコール8.5g、45%カ
セイソーダ3.9gおよびジメチルスルホキサイド
48gを140℃で3時間加熱撹拌した。45%カセイ
ソーダ1.8gを追加し、さらに4時間同温度で反
応した。反応液を室温まで冷却後水に注ぎ込み、
ベンゼンにて抽出し、ベンゼン抽出液を水洗した
のち、乾燥した。減圧下にベンゼンを留去して得
られた粗エーテルをカラムクロマトグラフイー
(シリカゲル300g、展開溶媒:ベンゼン:n−ヘ
キサン2:3)により分離精製し、目的とするエ
ーテル10.3gを得た。 以下に出発原料〔〕のアルコールおよびハラ
イドの製造法について合成参考例により詳細に説
明する。 合成参考例 1 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプロ
ピルアルコール(4−エトキシネオフイルアル
コール)の合成 次の順序に従い合成した。 (1) 2−(4−エトキシフエニル)−2メチルプロ
ピオニトリルの合成 4−エトキシベンジルニトリル280g、トリ
エチルベンジルアンモニウムブロマイド80g、
水酸化カリウム750g、水750gを2セパラブ
ルフラスコに装入し、撹拌を開始すると内温が
約85〜90゜に上昇した。これにヨウ化メチル
180ml(約410g)を1.5時間で滴下した。次い
で80〜90℃にて更に7時間撹拌を継続した。反
応液を室温迄冷却後、ベンゼン500mlで抽出
し、ベンゼン抽出液を希塩酸、水の順で洗つた
後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下に
ベンゼンを留去し、粗2−(4−エトキシフエ
ニル)プロピオニトリル311gを得た。 上記で得た粗2−(4−エトキシフエニル)
プロピオニトリル311g、トリエチルベンジル
アンモニウムブロマイド110g、水酸化カリウ
ム800g、水800gを2セパラブルフラスコに
装入撹拌した。次いで85〜90℃にてヨウ化メチ
ル180ml(約410g)を1.5時間にて滴下した。
滴下終了後3.5時間経過した後、水酸化カリウ
ム300gを追加装入した。更に5時間経過後ヨ
ウ化メチル50ml(約114g)を追加した。更に
同温度で2時間反応した。以下2−(4−エト
キシフエニル)プロピオニトリル合成の際と同
様に処理し粗2−(4−エトキシフエニル)−2
−メチルプロピオニトリル340gを得た。減圧
下に蒸留精製し、目的物を275g得た。(111〜
112℃/0.60〜0.55mmHg)。 (2) 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプ
ロピオン酸の合成 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプ
ロプオニトリル275g、水酸化カリウム850g、
水700ml、エチレングリコール2000mlを撹拌し
ながら121〜126℃で還流下8時間反応した。反
応混合物を室温迄冷却後、2〜3の水中に注
ぎ込み、ベンゼンにて中性部を除去した。水層
を濃塩酸にてPHを2以下とし、ベンゼンで抽出
した。ベンゼン抽出液は水洗後、無水硫酸ナト
リウムで乾燥し、ベンゼンを留去後、n−ヘキ
サンから再結晶した。m.p.80.5〜82.5℃の2−
(4−エトキシフエニル)−2−メチルプロピオ
ン酸240gを得た。 (3) 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプ
ロピオン酸エチルの合成 (2)で得たカルボン酸240gをベンゼン400ml、
エタノール200mlに溶解後、濃硫酸25mlを加え
還流下ベンゼン−エタノール−水の共沸混合物
を系外に除去する。この時ベンゼン400ml、エ
タノール200mlの混合溶液を反応器に6時間を
要して滴下した。反応物を室温まで、冷却後水
を加え、ベンゼン層を分離した。得られたベン
ゼン溶液を中性となるまで水洗した後乾燥し
た。減圧下にベンゼンを留去し、目的のエステ
ル264gを得た。 (4) 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプ
ロピルアルコールの合成 乾燥テトラヒドロフラン400mlに水素化リチ
ウムアルミニウム35gを加えた系に撹拌下に(3)
で得たエステル264gを温度を30℃以下に保ち
ながら滴下した。 エステルの滴下終了後30分間還流した。次いで
過剰の水素化リチウムアルミニウムを分解するた
め、氷冷下で酢酸エチル30mlを滴下した。発熱お
よび発泡が認められなくなつた所で水を加え、完
全に水素化リチウムアルミニウムを分解した。生
成した沈殿物を減圧過で除去した後、テトラヒ
ドロフランを減圧下留去した。ベンゼン300mlで
抽出し、抽出液を水洗後乾燥した。減圧下ベンゼ
ンを留去し、2−(4−エトキシフエニル)−2−
メチルプロピルアルコール213gを得た。 m.p.;42.0〜43.5℃ νKBr nax;3400、1620、1520、1255、1195、1050

830cm-1 合成参考例 2 4−エトキシネオフイルクロライドの合成 撹拌機、ジムロート、温度計および滴下斗付
500mlフラスコに濃硫酸120gを加えた後、5℃を
保ちながらフエネトール200gを滴下した。0℃
〜10℃を保ちながらメタリルクロライド90g/フ
エネトール165g混合溶液を10時間で滴下した。
次いで25℃に15時間保つた後、氷水にそそぎ込ん
だ。有機層を分離後、希水酸化ナトリウム水溶
液、水の順に充分洗滌した。無水硫酸ナトリウム
で乾燥後減圧蒸留(100cm充てん塔)にて粗4−
エトキシネオフイルクロライド16gを得た(114
℃/2.0mmHg〜116.5℃/1.7mmHg)。 δCCl4(ppm)1.39(s、6H)、1.3〜1.6(m、
3H)、3.51(s、2H)、4.05(q、J=6.9Hz、
2H)、4.05(q、J=6.9Hz、2H)、6.6〜7.3
(m、4H) 参考文献;Chem、Ber.、94、2609(1961) 次に本発明の殺虫、殺ダニ剤の適用できる具体
的な害虫名をあげる〔学名−(和名)−英名〕。 1 Hemiptera(半翅目) Nephotettix cincticeps Uhler(ツマグロヨ
コバイ)Green rice leafhopper Sogata furcifera Horva′th(セジロウン
カ)White−backed rice planthopper Nilaparvata lugens Sta゜l(トビイロウン
カ)Brown rice planthopper Laodelphax striatellus Falle′n(ヒメトビ
ウンカ)Small brown planthopper Eurydema rugosum Motschulsky(ナガ
メ)Cabbage bug Eysarcoris parvus Uhler(トゲシラホシカ
メムシ)Whitespotted spined bug Halyomorpha mista Uhler(クサギカメム
シ)Brown−marmorated stink bug Lagynotomus elongatus Dallas(イネカメ
ムシ)Rice stink bug Nezara viridula Linne′(ミナミアオカメム
シ)Southern green stink bug Cletus trigonns Thunberg′(ヒメハリカメ
ムシ)Slender rice bug Stephanitis nashi Esaki et、Takeya(ナ
シグンバイ)Japanese pear lace bug Stephanitis pyrioides Scott(ツツジグンバ
イ)Azalea lace bug Psylla pyrisuga Fo¨rster(ナシキジラミ)
Pear sucker Psylla mali Schmidberger(リンゴキジラ
ミ)Apple sucker Aleurolobus taonabae Kuwana(ブトウコ
ナジラミ)Grape whitefly Dialeurodes citri Ashmead(ミカンノコナ
ジラミ)Citrus whitefly Trialeurodes vaporariorum Westwood(オ
ンシツコナジラミ)Greenhouse whitefly Aphis gossypii Glover(ワタアブラムシ)
Cotton aphid Brevicoryne、brassicae Linne′(ダイコン
アブラムシ)Cabbage aphid Myzus persicae Sulzer(モモアカアブラム
シ)Green peach aphid Rhopalosiphum maidis Fitch(キビクビレ
アブラムシ)Corn leaf aphid Icerya purchasi Maskell(イセリヤカイガ
ラムシ)Cottonycushion scale Planococcus citri Risso(ミカンコナカイガ
ラムシ)citrus mealybug Unaspis yanonensis Kuwana(ヤノネカイ
ガラムシ)arrowhead scale 2 Lepidoptera(鱗翅目) Canephora asiatica Staudinger(ミノガ)
Mulberry bagworm Spu´lerina astaurcta Meyrick(ナシホソ
ガ)Pear bark miner Phyllonorycter ringoneella Matsumura(キ
ンモンホソガ)Apple leafminer Plutella xylostella Linne′(コナガ)
Diamond back moth Promalactis inopisema Butler(ワタミガ)
Cotton seedworm Adoxophyes orana Fischer von
Ro¨slerstamm(コカクモンハマキ)Smaller
tea tortrix Bactra furfurana Haworth(イグサシンム
シガ)Mat rush worm Leguminivora glycinivorella Matsumura
(マメシンクイガ)Soybean pod borer Cnaphalocrocis medinalis Guene′e(コブノ
メイガ)Rice leaf roller Etiella zinckenella Treitschke(シロイチ
モジマダラメイガ)Lima−bean pod borer Ostrinia furnacalis Gueue′e(アワノメイ
ガ)Oriental corn borer Pleuroptya derogata Fabricius(ワタノメ
イガ)Cotton leaf roller Hyphantria cunea Drury(アメリカシロヒ
トリ)Fall webworm Abraxas miranda Butler(ユウマダラエダ
シヤク)Magpie moth Lymantria dispar japonica Motschulsky
(マイマイガ)Gypsy moth Phalera fiavescens Bremer etGrey(モン
クロシヤチホコ)Cherry caterpiller Agrotis segetum Denis et Schiffer mu¨ller
(カブラヤガ)Cutworm Helicoverpa armigera Hu¨bner(オオタバコ
ガ)Cotton、boll worm Pseudaletia separata Walker(アワヨト
ウ)Armyworm Mamestra brassicae Linne′(ヨトウガ)
Cabbage armyworm Plusia nigrisigna Walker(タマナギンウワ
バ)Beet semi−looper Spodoptera litura Fablicius(ハスモンヨト
ウ)Common cutworm Parnara guttata Bremer et Grey(イネツ
トムシ)Rice skipper Pieris rapae crucivora Boisduval(モンシ
ロチヨウ)Common cabbageworm Chilo suppressalis Walker(ニカメイガ)
Rice stem borer 3 Coleoptera(鞘翅目) Melanotus fortnumi Cande′ze(マルクビク
シコメツキ)Sweetpotato wirewerm Anthrenus verbasci Linne′(ヒメマルカツ
オブシムシ)Varied carpet beetle Tenebroides mauritanicus Linne′(コクヌ
スト)Cadelle Lyctus brunneus Stephens(ヒラタキクイ
ムシ)powder post beetle Henosepilachna vigintioctopunctata
Fablicius(ニジユウヤホシテントウ)28−
spotted lady beetle Monochamus alternatus Hope(マツノマダ
ラカミキリ)Japanese pine sawyer Xylotrechus pyrrhoderus Bates(ブドウト
ラカミキリ)Grape borer Aulacophora femoralis Motschulsky(ウリ
ハムシ)Cucurbit leaf beetle Oulema oryzae Kuwayama(イネドロオイ
ムシ)Rice、leaf beetle Phyllotreta striolata Fablicius(キスジノ
ミハムシ)Striped flea beetle Callosobruchus chinensis Linne′(アズキ
ゾウムシ)Azuki bean、weevil Echinocnemis squameus Billberg(イネゾ
ウムシ)Rice plant weevil Sitophilus oryzae Linne′(ココクゾウ)
Rice weevil Apoderus erythrogaster Vollenhoven(ヒ
メクロオトシブミ)Small black leaf−cut
weevil Rhynchites heros Roelofs(モモチヨツキリ
ゾウムシ)Peach curculio Anomala cuprea Hope(ドウガネブイブ
イ)Cupreous chafer Popillia japonica Newman(マメコガネ)
Japanese beetle 4 Hymenoptera(膜翅目) Athalia rosae japonensis Rohwer(カブラ
ハバチ)Cabbage sawfly Arge similis Vollenhoven(ルリチユウレン
ジ)Azalea argid sawfly Arge pagana Panzer(チユウレンジバチ)
Rose argid sawfly 5 Diptera(双翅目) Tipura aino Alexander(キリウジガガン
ボ)Rice crane fly Culex pipiens fatigans Wiedemann(ネツ
タイイエカ)House mosquito Aedes aegypti Linne′(ネツタイシマカ)
Yellow−fever mosquito Asphondylia sp.(ダイズサヤタマバエ)
Soybean pod gall midge Hylemya antiqua Meigen(タマネギバエ)
Onion maggot Hylemya platura Meigen(タマバエ)Seed
corn maggot Musca domestica vicina Macquart(イエ
バエ)House fly Dacus cucurbitae Coquillett(ウリミバ
エ)Melon fly Chlorops oryzae Matsumura(イネカラバ
エ)Rice stem maggot Agromyza oryzae Munakata(イネハモグ
リバエ)Rice leafmier 6 Siphonaptera(隠翅目) Pulex irritans Linne′(ヒトノミ)Human
flea Xenopsylla cheopis Rothschild(ケオブス
ネズミノミ)Tropical rat flea Ctenocephalides canis Curtis(イヌノミ)
Dog flea 7 Thysanoptera(総翅目) Scirtothrips dorsalis Hood(チヤノキイロ
アザミウマ)、Yellow tea thrips Thrips tabaci Lindeman(ネギアザミウ
マ)Onion thrips Chloethrips oryzae Williams(イネアザミ
ウマ)Rice thrips 8 Anoplura(シラミ目) Pediculus humanus corporis De Geer(コ
ロモジラミ)Body louse Phthirus pubis Linne′(ケジラミ)Crab
louseHaematopinus eurysternus Nitzsh(ウ
シジラミ))Short−nosed cattle louce 9 Psocoptera(チヤタテムシ目) Trogium pulsatsrium Linne′(コチヤタ
テ)larger pale booklouse Liposcelis bostrychophilus Badonnel(ヒ
ラタチヤタテ)Flattened booklice 10 Orthoptera(直翅目) Gryllotalpa africana palisot de Beauvois
(ケラ)African mole cricket Locusta migratoria danica Linne′(トノサ
マバツタ)Asiatic locust Oxya yezoensis Shiraki(コバネイナゴ)
Short−winged rice grass hopper 11 Dictyoptera(網翅目) Blattella germanica Linne′(チヤバネゴキ
ブリ)German cockroach Periplaneta fuliginosa Serville(クロゴキ
ブリ)Smoky−brown cockroach 12 Acarina(ダニ目) Boophilus microplus Canestrini(オウシマ
ダニ)Bull tick Polyphagotarsonemus latus Banks(チヤ
ノホコリダニ)Broad mite Panonychus citri McGregor(ミカンハダ
ニ)Citrus red mite Tetranychus cinnabarinus Boisduval(ニ
セナミハダニ)Carmine Spider mite Tetranychus urticae Koch(ナミハダニ)
Two−spotted spider mite Rhizoglyphus enhinophus Fumouze et
Robin(ネダニ)Bulb mite 本発明化合物を実際に施用する場合には、他の
成分を加えずに単味の形でも使用できるが、防除
薬剤として使いやすくするため担体を配合して製
剤とし、これを必要に応じ希釈するなどして適用
するのが一般的である。本発明化合物の製剤化に
あたつては、何らの特別の条件を必要とせず、一
般農薬に準じて当業技術の熟知する方法につつて
乳剤、水和剤、粉剤、粒剤、微粒剤、油剤、エア
ゾール、加熱燻蒸剤(蚊取線香、電気蚊取等)、
フオツキング等の煙霧剤、非加熱燻蒸剤、毒餌等
の任意の剤型に調製でき、これらそれぞれの目的
に応じた各種用途に供しうる。 さらに他の生理活性物質、例えばアレスリン
〔d・l−(3−アリル−2−メチル−2−シクロ
ペンテン−4−オン−1−イル)クリサンセメー
ト〕、N−(クリサンセモイルメチル)−3・4・
5・6−テトラハイドロフタルイミド、5−ベン
ジル−3−フリルメチルクリサンセメート、3−
フエノキシベンジルクリサンセメート、5−プロ
パルギルフルフリルクリサンセメート、その他既
知のシクロプロパンカルボン酸エステル、3−フ
エノキシベンジル 3−(2・2−ジクロロビニ
ル)−2・2−ジメチルシクロプロパン−1−カ
ルボキシレート、3−フエノキシ−α−シアノベ
ンジル 3−(2・2−ジクロロビニル)−2・2
−ジメチルシクロプロパン−1−カルボキシレー
ト、3−フエノキシ−α−シアノベンジル 3−
(2・2−ジブロモビニル)−2・2−ジメチルシ
クロプロパン−1−カルボキシレート、3−フエ
ノキシ−α−シアノベンジルα−イソプロピル−
4−クロルフエニルアセテートなどの合成ピレス
ロイドおよびこれらの各種異性体あるいは除虫菌
エキス、o・o−ジエチル−o−(3−オキソ−
2−フエニル−2H−ピリダジン−6−イル)ホ
スホロチオエート(三井東圧化学登録商標オフナ
ツク)、o・o−ジメチル−o−(2・2−ジクロ
ロビニル)−ホスフエート(DDVP)、o・o−ジ
メチル−o−(3−メチル−4−ニトロフエニ
ル)ホスホロチオエート、ダイアジノン、o・o
−ジメチル−o−4−シアノフエニルホスホロチ
オエート、o・o−ジメチル−s−〔α−(エトキ
シカルボニル)ベンジル〕ホスホロジチオエー
ト、2−メトキシ−4H−1・3・2−ベンゾジ
オキサホスホリン−2−スルフイド、o−エチル
−o−4−シアノフエニルフエニルホスホノチオ
エートなどの有機リン系殺虫剤、1−ナフチル−
N−メチルカーバメート(NAC)、m−トリル−
N−メチルカーバメート(MTMC)、2−ジメチ
ルアミノ−5・6−ジメチルピリミジン−4−イ
ル−ジメチルカーバメート(ピリマー)、3・4
−ジメチルフエニルN−メチルカーバメート、2
−イソプロポキシフエニルN−メチルカーバメー
トなどのカーバメート系殺虫剤、その他の殺虫
剤、殺ダニ剤あるいは殺菌剤、殺線虫剤、除草
剤、植物生長調整剤、肥料、BT剤、昆虫ホルモ
ン剤、その他の農薬等と混合することによりさら
に効力のすぐれた多目的組成物をつくることもで
き、また相乗効果も期待できる。 さらに、例えばα−〔2−(2−ブトキシエトキ
シ)エトキシ〕−4・5−メチレンジオキシ−2
−プロピルトルエン{ピペロニルブトキサイ
ド}、1・2−メチレンジオキシ−4−〔2−(オ
クチルサルフイニル)プロピル〕ベンゼン{サル
ホキサイド}、4−(3・4−メチレンジオキシフ
エニル)−5−メチル−1・3−ジオキサン{サ
フロキサン}、N−(2−エチルヘキシル)−ピシ
クロ(2・2・1)ヘプタ−5−エン−2・3−
ジカルボキシイミド{MGK−264}、オクタクロ
ロジプロピルエーテル{s−421}、イソボルニー
ルチオシアノアセテート{サーナイト}などのピ
レスロイド用共力剤として知られるものを加える
ことによりその効力を数倍にすることもできる。 なお、本発明化合物は光、熱、酸化等に安定性
が高いが、必要に応じ酸化防止剤あるいは紫外線
吸収剤、例えばBHT(2・6−ジ−tert−ブチル
−4−メチルフエノール)、BHA(ブチル−ヒド
ロキシアニソール)のようなフエノール誘導体、
ビス・フエノール誘導体、またフエニル−α−ナ
フチルアミン、フエニル−β−ナフチルアミン、
フエネチジンとアセトンの縮合物等のアリールア
ミン類あるいはベンゾフエノン系化合物類を安定
剤として適量加えることによつて、より効果の安
定した組成物を得ることができる。 本発明化合物の殺虫、殺ダニ剤は該化合物を
0.0001〜99重量%、好ましくは0.001〜50重量%
含有させる。 次に本発明化合物を殺虫、殺ダニ剤として用い
る場合の製剤例を若干示すが、本発明はこれらの
みに限定されるものではない。「部」はすべて重
量部を示す。 製剤例 1 本発明化合物20部、ソルポールSM−100(非イ
オン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤との混
合物、東邦化学株式会社商品名)20部、キシロー
ル60部を撹拌混合して乳剤とする。 製剤例 2 本発明化合物1部をアセトン10部に溶解、粉剤
用クレー99部を加えたのちアセトンを蒸発せしめ
粉剤とする。 製剤例 3 本発明化合物20部に界面活性剤5部を加え、よ
く混合した後ケイソウ土75部を加え、ライカイ機
中にて撹拌混合して水和剤とする。 製剤例 4 本発明化合物0.2部にメタ・トリルNメチルカ
ーバメート2部を加え、さらに各々PAP(イソ
プロピルアシドホスフエート、日本化学工業株式
会社登録商標名、物性改良剤)0.2部を加えアセ
トン10部に溶解し、粉剤用クレーを97.6部を加え
ライカイ器中で撹拌混合し、アセトンを蒸発させ
れば粉剤となる。 製剤例 5 本発明化合物0.2部にオフナツク(前出)2部
を加え、さらにPAP(前出)0.2部を加え、アセ
トン10部に溶解し、粉剤用クレーを97.6部を加え
ライカイ器中で撹拌混合し、アセトンを蒸発させ
れば粉剤となる。 製剤例 6 本発明化合物0.1部にピペロニルブトキサイド
(前出)0.5部を加え白灯油に溶解し、全体を100
部とすれば油剤となる。 製剤例 7 本発明化合物0.5部、オフナツク(前出)5部
にソルポールSM−200(前出のソルポールSM−
100に同じ)を5部加え、キシロール89.5部に溶
解すれば乳剤となる。 製剤例 8 本発明化合物、0.4部、ピペロニルブトキサイ
ド(前出)20部、キシロール6部、脱臭灯油7.6
部を混合溶解し、エアゾール容器に充てんし、バ
ルブ部分を取り付け後、バルブ部分を通じて噴射
剤(液化石油ガス)84部を加圧充てんすればエア
ゾールとなる。 製剤例 9 本発明化合物0.05gを適量のクロロホルムに溶
解し、2.5cm×1.5cm厚さ0.3mmの石綿の表面に均等
に吸着させると熱板上加熱繊維燻蒸殺虫組成物と
なる。 製剤例 10 本発明化合物0.5gを20mlのメタノールに溶解
し、線香用担体(タブ粉:粕粉;木粉を3:5:
1の割合で混合)を99.5部と均一に撹拌混合し、
メタノールを蒸発させた後、水150mlを加えて充
分練り合わせたものを成型乾燥すれば蚊取線香と
なる。 製剤例 11 本発明化合物1部オフナツク(前出)3部、セ
ロゲン7A(カルボキシメチルセルローズ、第一
工業製薬株式会社商品名)2部、サンエキス(リ
グニンスルホン酸−Na塩、山陽国策パルプ株式
会社商品名)2部にクレー92部を混合し、加水し
て造粒、最適な粒径に整粒すれば粒剤となる。 本発明化合物を施用する場合の施用量は有効成
分で一般的には10アールあたり300g〜1g、の
ぞましくは100g〜2gである。 次に本発明化合物がすぐれた殺虫、殺ダニ効力
を有し、かつ温血動物に対して低毒性で、魚類に
対しても比較的低毒性であることを明確にするた
めに以下に試験例を示す。 試料:本発明化合物の20部とソルボールSM−
200(東邦化学登録商標名)20部にキシロール60
部を加え、これらをよく撹拌混合した。乳剤を蒸
留水で各供試濃度に希釈して用いる。魚毒性試験
は、供試化合物原体をアセトンに溶解して1%液
とし、水中に所定量加える。 マウスに対する毒性試験は原体をコーンオイル
に溶解または懸濁させて用いる。 なお対照化合物は以下に示す(a)〜(i)の比較
化合物を用い、本発明化合物と同様にして試験に
供した。 (公知Japan Pesticid Information No.33、、13
(1977)) (公知米国特許4073812) (c) ピレトリン (d) オフナツク(前出) (e) MTMC(前出) (f) メソミル(s−メチルN−(メチルカルバモ
イルオキシ)チオアセトアミデート) (g) DDVP(前出) (h) オルトラン(o・s−ジメチルN−アセチル
ホスホロアミドチオレート) (i) ペルメトリン〔3−フエノキシベンジル2・
2−ジメチル−3−(2・2−ジクロロビニ
ル)−シクロプロパン−1−カルボキシレー
ト〕 試験例 1 ハスモンヨトウに対する効果 製剤例1によつて調製した各供試化合物の乳剤
を100および20ppm濃度に調製する。各薬液にサ
ツマイモ葉を10秒間浸漬し、風乾後径10cmのブラ
スチツクカツプに入れ、ハスモンヨトウの2令幼
虫を放ち、25℃の恒温室に静置した。処理24時間
後生死虫数を調査し、死虫率を算出した。結果は
3連制の平均値で示した。
【表】 試験例 2 ハスモンヨトウ幼虫浸漬効果 試験例1同様に各供試化合物の100および
20ppm濃度の薬液を調製した。 ハスモンヨトウ2令幼虫および5令幼虫を上記
薬液に5秒間虫体浸漬し、ろ紙で余分な薬液を除
いたのち、あらかじめ用意したプラスチツクカツ
プに放ち、人工飼料を与え、25℃の恒温室に静置
した。処理24時間後、生死虫数を調査し、死虫率
を算出した。結果は3連の平均値で示した。
【表】 試験例 3 ハスモンヨトウに対する局所施用効果 各供試化合物をアセトンに溶解し、ハスモンヨ
トウ3令幼虫に体重1g当たり0.25μgあて、微
量局所施用装置にて処理した。処理24時間後生死
虫数を調査した。結果は3連平均値で示した。
【表】 試験例 4 抵抗性ツマグロヨコバイおよび感受性ツマグロ
ヨコバイに対する効果 水稲稚苗(本葉2〜3枚)を径5cmのポツトに
水耕裁培し、試験例1同様に調製した各供試薬剤
の100および20ppm濃度の薬液を噴霧器にてそれ
ぞれ3ml/ポツト処理した。風乾後、苗を金網円
筒でおおい、抵抗性ツマグロヨコバイ(中川原
産)および感受性ツマグロヨコバイ(茅ケ崎産)
の各雌成虫をそれぞれポツト当り10頭放ち、ガラ
ス温室内に静置した。処理24時間後生死虫数を調
査し、死虫率を算出した。結果は3連平均値で示
した。
【表】 試験例 5 ツマグロヨコバイに対する水面施用効果 1/10000aポツトに3葉期の水稲を移植し活着
させた。水深を2cmに保ち各化合物の1%粒剤を
試作し、これを10a当り有効成分量で5gあて処
理した。ポツト金網円筒でおおい、ツマグロヨコ
バイ(茅ケ崎産)の雄成虫を放ち、24時間後生死
虫数を調査し、死虫率を求めた。結果は3連平均
値で示した。
【表】 試験例 6 コナガに対する効果 プラスチツクカツプにカンラン葉を敷き、コナ
ガ3令幼虫を10頭放つた。 試験例1と同様に調製した各供試薬剤の100お
よび20ppm濃度の薬液を散布塔にてカツプ当り
3ml散布した。 散布後カツプのふたをし、24時間後、生死虫数
を調査し、死虫率を算出した。結果は3連の平均
値で示した。
【表】 試験例 7 モモアカアブラムシに対する効果 鉢植えのナスの稚苗(本葉3〜4枚)にモモア
カアブラムシを接種し増殖させた。虫数を測定
し、試験例1同様に調製した各供試薬剤の
100ppm、20ppmおよび4ppm濃度の薬液をスプ
レーガンにて鉢当り10ml処理した。処理後ガラス
温室内に静置し24時間後生虫数を調査し死虫率を
求めた。 なお結果は3連の平均死虫率95%以上はA、95
〜80%はB、80〜50%はC、50%以下をDで示し
た。
【表】 試験例 8 ナミハダニ成虫に対する効果 水で浸した脱脂綿(2cm×2cm)上にコルクボ
ーラー(径15mm)で打抜いたインゲン葉のリーフ
デイスクをのせナミハダニ成虫10頭を放飼した。
各供試薬剤の100ppm濃度の薬液を噴霧塔で3ml
あて処理した。 処理後25℃の恒温室に静置し、処理24時間後生
死虫数を調査し殺成虫率を求めた。結果は3連の
平均値で示した。
【表】 試験例 9 チヤバネゴキブリに対する効果 直径9cm高さ9cmの腰高シヤーレ底面に各供試
化合物を50mg/m2、10mg/m2、1mg/m2および0.5
mg/m2あて処理した。風乾後、チヤバネゴキブリ
雄成虫10頭/シヤーレづつ放ち25℃の恒温室内に
静置し、24時間後、苦悶死虫数を調査した。なお
虫の逃亡を防ぐためシヤーレ内壁はバターで処理
した。結果は2連の平均値で示した。
【表】 試験例 10 魚毒性 横60cm、縦30cm、高さ40cmの水槽に水を入れ、
体長約5cmのコイの当才魚を10匹放ち順応させた
後、各供試薬剤を水中濃度で10.1、0.1ppm等に
なるように添加し、48時間後、生死数を調査し、
魚に対する影響をみた。
【表】 死亡する薬剤濃度
試験例 11 毒性試験 マウス雄(体重19〜23g)にコーンオイルに溶
解または懸濁させた原液(0.2ml/体重10g)を
所定量経口投与し、7日後死亡数を調査し、マウ
スに対する影響をみた。
【表】 *供試動物数の半数が死亡
する薬量
本発明化合物が対象害虫に高い効果を保有し、
かつ比較的低魚毒性であることが明らかである
が、この特性をさらに明確にするために、魚毒並
びに殺虫試験の結果から魚毒安全係数を求めた。 魚毒安全係数=魚毒性(TLm48 ppm)/水中薬
量濃度(LC50ppm) 感受性ツマグロヨコバイ(茅ケ崎)の雌成虫に
ついて試験例4に従つて種々の濃度で試験し、
各々3連反復の死亡率より中央致死量
(LC50ppm値)を求める。散布LC50(ppm)値相
当の濃度液を水深5cmに湛水した水田に、10アー
ル当り100散布し、これが全て水中に混入した
と仮定して求めた水中濃度を基にする。 たとえば本発明化合物では水深5cm、10アール
の水量は50tになり、そこに10アール当り100
LC50(ppm)値の有効成分量を散布すれば、水
中の薬量濃度は0.0102ppmになる。一方コイに対
する魚毒性TLm48(ppm)は>0.1ppmであるこ
とから、魚毒性TLm48(ppm)を水中の薬量濃
度で割れば魚毒安全係数が算出される。この場合
の値は9.8以上となる。
【表】 本発明化合物は比較化合物に比し70倍以上安全
である。 以上の薬効試験および毒性試験の結果からも明
らかなとおり、比較化合物に対し、本発明化合物
はすぐれた殺虫力を有し、しかも温血動物に対し
て極めて毒性が低く、魚類に対しても、合成ピレ
スロイドより低毒性で、実質的に安全である特性
を有するものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 3−フエノキシベンジル 2−(4−エトキ
    シフエニル)−2−メチルプロピルエーテル。 2 一般式〔〕で表わされる化合物を一般式
    〔〕で表わされる化合物 〔式中、基Aおよび基Bはその一方の基がハロゲ
    ン原子を表わし、他方の基が−O−M基(式中、
    Mは水素原子またはアルカリあるいはアルカリ土
    類金属原子を表わす)を表わすか、または共にヒ
    ドロキシル基を表わす〕で表わされる化合物と反
    応させることを特徴とする3−フエノキシベンジ
    ル 2−(4−エトキシフエニル)−2−メチルプ
    ロピルエーテルの製造法。 3 一般式〔〕において、基Aが−O−M基
    (式中、Mは前記の意味を表わす)であり、一般
    式〔〕において、基Bがハロゲン原子であるこ
    とを特徴とする前記特許請求範囲第2項記載の製
    法。 4 一般式〔〕において、基Aがハロゲン原子
    であり、一般式〔〕において、基Bがヒドロキ
    シル基である場合において、ジメチルスルホキシ
    ドまたはスルホランの存在下、一般式〔〕で表
    わされる化合物と一般式〔〕で表わされる化合
    物を反応させることを特徴とする前記特許請求の
    範囲第2項記載の製法。 5 一般式〔〕および一般式〔〕において、
    基Aおよび基Bが共にヒドロキシル基であること
    を特徴とする前記特許請求の範囲第2項記載の製
    造法。 6 3−フエノキシベンジル 2−(4−エトキ
    シフエニル)−2−メチルプロピルエーテルを含
    有することを特徴とする殺虫、殺ダニ剤。
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