JPS6120035Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6120035Y2 JPS6120035Y2 JP18671582U JP18671582U JPS6120035Y2 JP S6120035 Y2 JPS6120035 Y2 JP S6120035Y2 JP 18671582 U JP18671582 U JP 18671582U JP 18671582 U JP18671582 U JP 18671582U JP S6120035 Y2 JPS6120035 Y2 JP S6120035Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- plating
- steel strip
- steel
- plating tank
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は鋼帯の連続電気めつき装置に係り、特
に鋼帯の洗浄水がめつき槽に流入するのを防止で
きる鋼帯の連続電気めつき装置に関する。
に鋼帯の洗浄水がめつき槽に流入するのを防止で
きる鋼帯の連続電気めつき装置に関する。
鋼帯の連続電気めつき装置のめつき槽前後の配
置を第1図および第2図に示した。第1図は一般
的水平型めつき装置であつて、親めつき槽2と子
めつき槽4から構成され、鋼帯6はコンダクター
ロール8とバツクアツプロール10により通電さ
れ、ダムロール12によつて液面を維持された子
めつき槽4においてめつきが行われ、最後に出口
において付着しためつき液を絞りロール14で除
去した後、洗浄水スプレー装置16によつて洗浄
される。
置を第1図および第2図に示した。第1図は一般
的水平型めつき装置であつて、親めつき槽2と子
めつき槽4から構成され、鋼帯6はコンダクター
ロール8とバツクアツプロール10により通電さ
れ、ダムロール12によつて液面を維持された子
めつき槽4においてめつきが行われ、最後に出口
において付着しためつき液を絞りロール14で除
去した後、洗浄水スプレー装置16によつて洗浄
される。
一方、第2図に示す縦型の装置においてはめつ
き槽18は縦型であつて、鋼帯6はデイツプロー
ル20によつてめつき槽18内に浸漬してめつき
され、水平型と同様に出口において絞りロール1
4によつてめつき液を除去された後、洗浄水スプ
レー装置16にて洗浄される。
き槽18は縦型であつて、鋼帯6はデイツプロー
ル20によつてめつき槽18内に浸漬してめつき
され、水平型と同様に出口において絞りロール1
4によつてめつき液を除去された後、洗浄水スプ
レー装置16にて洗浄される。
一般に鋼帯の連続電気めつき装置において、め
つき液の濃度、液量の管理は重要な項目である。
つき液の濃度、液量の管理は重要な項目である。
電気亜鉛めつき装置を例にとつてめつき液の濃
度と液量を検討してみる。陽極に金属亜鉛を使用
するめつき液のバランスは第3図の如く進行し、
鋼帯の表裏面に付着する溶液の持出し持込みによ
つてめつき液濃度は薄くなる。すなわち、めつき
槽入側からはめつき前処理の酸洗における洗浄水
が鋼帯に付着して流入し、めつき槽からはめつき
液が鋼帯に付着して流出する。
度と液量を検討してみる。陽極に金属亜鉛を使用
するめつき液のバランスは第3図の如く進行し、
鋼帯の表裏面に付着する溶液の持出し持込みによ
つてめつき液濃度は薄くなる。すなわち、めつき
槽入側からはめつき前処理の酸洗における洗浄水
が鋼帯に付着して流入し、めつき槽からはめつき
液が鋼帯に付着して流出する。
亜鉛めつきにおいて、亜鉛はめつき液濃度の基
準であつて通常93〜97%の陰極効率と100〜105%
の陽極効率の差によつて亜鉛はめつき液中に残
り、濃度をあげる役割を果す。
準であつて通常93〜97%の陰極効率と100〜105%
の陽極効率の差によつて亜鉛はめつき液中に残
り、濃度をあげる役割を果す。
一方めつき液の液量は若干の蒸発、飛散がある
が前記の流入、流出のみであれば、量的変化はほ
とんどなく陰極、陽極効率差による濃度増加の不
足分の亜鉛すなわち硫酸浴系ではZnSO4、塩化浴
系ではZnCl2を補給すればよい。
が前記の流入、流出のみであれば、量的変化はほ
とんどなく陰極、陽極効率差による濃度増加の不
足分の亜鉛すなわち硫酸浴系ではZnSO4、塩化浴
系ではZnCl2を補給すればよい。
しかし、実際の操業においては、第3図のめつ
き液バランスと異なり、鋼帯めつき面の外観を美
麗にするためめつき槽の出側直後において洗浄水
を使用するのが通例であり、これがめつき槽に流
入するとによりめつき液濃度低下と必要以上にめ
つき液量が増加する原因となり問題とされてい
る。
き液バランスと異なり、鋼帯めつき面の外観を美
麗にするためめつき槽の出側直後において洗浄水
を使用するのが通例であり、これがめつき槽に流
入するとによりめつき液濃度低下と必要以上にめ
つき液量が増加する原因となり問題とされてい
る。
操業上、製品の美観を向上するため洗浄水をよ
り多く使用することが好ましいにも拘らず、めつ
き液の濃度低下、液量の増加を避けるために、一
般に洗浄水の使用量を減少させ、その結果めつき
面外観にむらが発生している現状である。
り多く使用することが好ましいにも拘らず、めつ
き液の濃度低下、液量の増加を避けるために、一
般に洗浄水の使用量を減少させ、その結果めつき
面外観にむらが発生している現状である。
めつき槽出側の洗浄水のめつき槽への流入は第
4図に示す如く絞りロール14の回転によるもの
で、特に上絞りロール14Aからの流入が多く、
下絞りロール14Bからの流入は少ない。従来こ
の上絞りロール14Aからの流入を防止するため
板状のゴムシールを上絞りロール14A面に設け
たが、ラインスピードが70m/min以上において
はゴムシールの振動が甚しく液切りの効果があが
らなかつた。
4図に示す如く絞りロール14の回転によるもの
で、特に上絞りロール14Aからの流入が多く、
下絞りロール14Bからの流入は少ない。従来こ
の上絞りロール14Aからの流入を防止するため
板状のゴムシールを上絞りロール14A面に設け
たが、ラインスピードが70m/min以上において
はゴムシールの振動が甚しく液切りの効果があが
らなかつた。
本考案の目的は上記従来技術の問題点を解決
し、鋼帯に付着した洗浄水がめつき槽に流入する
のを防止できる鋼帯の連続電気めつき装置を提供
するにある。
し、鋼帯に付着した洗浄水がめつき槽に流入する
のを防止できる鋼帯の連続電気めつき装置を提供
するにある。
本考案の要旨とするところは次のとおりであ
る。すなわち、鋼帯を連続的に電気めつきするめ
つき槽と、前記めつき槽の両側に設けられ前記鋼
帯に通電するコンダクターロールと、前記コンダ
クターロールの最終出側に設けられ前記鋼帯に付
着するめつき液を除去する絞りロールと、前記絞
りロールの直後に設けられ前記めつき鋼帯の表面
を清浄化する洗浄水スプレー装置と、を有して成
る鋼帯の連続電気めつき装置において、前記絞り
ロールの上部に接して平行に設けられ前記鋼帯に
付着した洗浄水を前記めつき槽外へ排出するタツ
チロールを有することを特徴とする鋼帯の連続電
気めつき装置である。
る。すなわち、鋼帯を連続的に電気めつきするめ
つき槽と、前記めつき槽の両側に設けられ前記鋼
帯に通電するコンダクターロールと、前記コンダ
クターロールの最終出側に設けられ前記鋼帯に付
着するめつき液を除去する絞りロールと、前記絞
りロールの直後に設けられ前記めつき鋼帯の表面
を清浄化する洗浄水スプレー装置と、を有して成
る鋼帯の連続電気めつき装置において、前記絞り
ロールの上部に接して平行に設けられ前記鋼帯に
付着した洗浄水を前記めつき槽外へ排出するタツ
チロールを有することを特徴とする鋼帯の連続電
気めつき装置である。
本考案の詳細を水平型めつき槽の実施例により
説明する。第5図において親めつき槽2、子めつ
き槽4、コンダクターロール8、バツクアツプロ
ール10、ダムロール12、絞りロール14およ
び洗浄水スプレー装置16等の配置は従来の第1
図と同様であるが、子めつき槽4の内部には亜鉛
陽極22を示した。さらに上絞りロール14Aの
上部に接して平行に本考案の特徴とするタツチロ
ール24を設けた。タツチロール24は第6図に
示す如くロールサポート枠26によつて上絞りロ
ール14Aに接して平行に取付けた。タツチロー
ル24は第7図に示す如く被覆ゴム支持環28の
外部を被覆ゴム30で覆い、寸法は長さ1800mm、
外径150mmである。なお、従来の如くめつき槽壁
に取付けられた水切り用のゴムシール片32が下
絞りロール14Bのロール下面に接触している。
説明する。第5図において親めつき槽2、子めつ
き槽4、コンダクターロール8、バツクアツプロ
ール10、ダムロール12、絞りロール14およ
び洗浄水スプレー装置16等の配置は従来の第1
図と同様であるが、子めつき槽4の内部には亜鉛
陽極22を示した。さらに上絞りロール14Aの
上部に接して平行に本考案の特徴とするタツチロ
ール24を設けた。タツチロール24は第6図に
示す如くロールサポート枠26によつて上絞りロ
ール14Aに接して平行に取付けた。タツチロー
ル24は第7図に示す如く被覆ゴム支持環28の
外部を被覆ゴム30で覆い、寸法は長さ1800mm、
外径150mmである。なお、従来の如くめつき槽壁
に取付けられた水切り用のゴムシール片32が下
絞りロール14Bのロール下面に接触している。
上記の如き構造を有する本考案の連続めつき装
置の実施例の作用効果について説明する。鋼帯6
がラインスピード100m/minで通板すると上絞
りロール14Aの回転によりタツチロール24も
回転する。洗浄水スプレー装置16からの洗浄水
は鋼帯6の上面から上絞りロール14Aの回転に
よつて持ち上げられ次にタツチロール24により
絞られてめつき槽外に落下する。
置の実施例の作用効果について説明する。鋼帯6
がラインスピード100m/minで通板すると上絞
りロール14Aの回転によりタツチロール24も
回転する。洗浄水スプレー装置16からの洗浄水
は鋼帯6の上面から上絞りロール14Aの回転に
よつて持ち上げられ次にタツチロール24により
絞られてめつき槽外に落下する。
一方、鋼帯6の下面においては洗浄水は自然に
落下するが、さらに下絞りロール14Bの下面に
設けられたゴムシール片32によつて下絞りロー
ル14Bに付着した洗浄水は絞られめつき槽外に
落下する。
落下するが、さらに下絞りロール14Bの下面に
設けられたゴムシール片32によつて下絞りロー
ル14Bに付着した洗浄水は絞られめつき槽外に
落下する。
本実施例においては、多量の水を使用して洗浄
しても洗浄水がめつき液に混入することを抑止で
きるので、めつき面のむら発生を防ぎ、めつき液
への洗浄水混入によるめつき液の濃度低下、増量
を防止できた。
しても洗浄水がめつき液に混入することを抑止で
きるので、めつき面のむら発生を防ぎ、めつき液
への洗浄水混入によるめつき液の濃度低下、増量
を防止できた。
本考案は上記実施例からも明らかな如く、絞り
ロールの上部にタツチロールを設け、めつき槽へ
の洗浄水の流入を防止することにより、十分な洗
浄によりめつき面の表面外観を向上しめつき液の
管理を容易にする効果をあげることができた。
ロールの上部にタツチロールを設け、めつき槽へ
の洗浄水の流入を防止することにより、十分な洗
浄によりめつき面の表面外観を向上しめつき液の
管理を容易にする効果をあげることができた。
第1図は従来の水平型連続めつき装置を示す配
置図、第2図は従来の縦型連めつき装置を示す配
置図、第3図は陽極に金属亜鉛を使用する場合の
めつき液のバランスを示す模式図、第4図は従来
の絞りロールと洗浄水スプレー装置との関係を示
す断面図、第5図は本考案の連続電気めつき装置
を示す部分断面図、第6図は本考案のタツチロー
ルの取付けを示す側面図、第7図は本考案のタツ
チロールの構成を示す斜視図である。 2……親めつき槽、4……子めつき槽、6……
鋼帯、8……コンダクターロール、14,14
A,14B……絞りロール、16……洗浄水スプ
レー装置、18……めつき槽、24……タツチロ
ール。
置図、第2図は従来の縦型連めつき装置を示す配
置図、第3図は陽極に金属亜鉛を使用する場合の
めつき液のバランスを示す模式図、第4図は従来
の絞りロールと洗浄水スプレー装置との関係を示
す断面図、第5図は本考案の連続電気めつき装置
を示す部分断面図、第6図は本考案のタツチロー
ルの取付けを示す側面図、第7図は本考案のタツ
チロールの構成を示す斜視図である。 2……親めつき槽、4……子めつき槽、6……
鋼帯、8……コンダクターロール、14,14
A,14B……絞りロール、16……洗浄水スプ
レー装置、18……めつき槽、24……タツチロ
ール。
Claims (1)
- 鋼帯を連続的に電気めつきするめつき槽と、前
記めつき槽の両側に設けられ前記鋼帯に通電する
コンダクターロールと、前記コンダクターロール
の最終出側に設けられ前記鋼帯に付着するめつき
液を除去する絞りロールと、前記絞りロールの直
後に設けられ前記めつき鋼帯の表面を清浄化する
洗浄水スプレー装置と、を有して成る鋼帯の連続
電気めつき装置において、前記絞りロールの上部
に接して平行に設けられ前記鋼帯に付着た洗浄水
を前記めつき槽外へ排出するタツチロールを有す
ることを特徴とする鋼帯の連続電気めつき装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18671582U JPS5991368U (ja) | 1982-12-10 | 1982-12-10 | 鋼帯の連続電気めつき装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18671582U JPS5991368U (ja) | 1982-12-10 | 1982-12-10 | 鋼帯の連続電気めつき装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5991368U JPS5991368U (ja) | 1984-06-21 |
JPS6120035Y2 true JPS6120035Y2 (ja) | 1986-06-17 |
Family
ID=30403231
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18671582U Granted JPS5991368U (ja) | 1982-12-10 | 1982-12-10 | 鋼帯の連続電気めつき装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5991368U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6589747B2 (ja) * | 2016-06-09 | 2019-10-16 | Jfeスチール株式会社 | 電気めっき鋼板の製造方法および電気めっき鋼板の製造装置 |
JP6589748B2 (ja) * | 2016-06-09 | 2019-10-16 | Jfeスチール株式会社 | 電気めっき鋼板の製造方法および電気めっき鋼板の製造装置 |
KR102219717B1 (ko) | 2016-06-09 | 2021-02-23 | 제이에프이 스틸 가부시키가이샤 | 전기 도금 강판의 제조 방법 및 그 제조 장치 |
-
1982
- 1982-12-10 JP JP18671582U patent/JPS5991368U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5991368U (ja) | 1984-06-21 |
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