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JPS61195903A - 非晶質成形体の製造方法 - Google Patents

非晶質成形体の製造方法

Info

Publication number
JPS61195903A
JPS61195903A JP3726185A JP3726185A JPS61195903A JP S61195903 A JPS61195903 A JP S61195903A JP 3726185 A JP3726185 A JP 3726185A JP 3726185 A JP3726185 A JP 3726185A JP S61195903 A JPS61195903 A JP S61195903A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
amorphous
temperature
crystallization temperature
molded body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3726185A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukihisa Takeuchi
幸久 竹内
Makoto Takagi
誠 高木
Toru Imura
井村 徹
Masafumi Senoo
妹尾 允史
Norihito Kawamura
能人 河村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP3726185A priority Critical patent/JPS61195903A/ja
Priority to EP86102349A priority patent/EP0196448A1/en
Publication of JPS61195903A publication Critical patent/JPS61195903A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F3/00Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces
    • B22F3/12Both compacting and sintering
    • B22F3/14Both compacting and sintering simultaneously
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B22CASTING; POWDER METALLURGY
    • B22FWORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
    • B22F3/00Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the manner of compacting or sintering; Apparatus specially adapted therefor ; Presses and furnaces
    • B22F3/006Amorphous articles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野)  ” 本発明は、塊状(バルク状)の非晶質成形体の製造方法
に関するもので、この成形体は、非晶質特有の利点−保
磁力が小さく最大透磁率が大きく、また比抵抗が大きい
等の利点を持っているため磁性材料として用いて有効で
ある。
(従来の技術) 金属または合金、半導体、誘電体等の非晶質物質は、従
来の長距離秩序(Long Range 0rder)
を持らた結晶質とは根本的に異なる無秩序状態の原子構
造を持っているので、結晶質物質では得ることが出来な
い種々の特有な性質、例えば高硬度と高強度、高透磁率
性、高耐食性等の性質を有しており、その性質を利用し
て種々の分野で応用研究がなされている。
一般に非晶質物質は、溶解した金属、合金等を急速に冷
却させて製造する方法−液体急冷法によって製造されて
いる。この液体急冷法の代表的なものを挙げると、(1
)薄帯を製造する単ロール法、又ロール法、遠心急冷法
、伐)細線を製造するテーラ−法、流動液中紡糸法等、
(3)粉末を製造するスプレー法、キャビチーシラン法
等、がある。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、これらの方法によって製造される非晶質物質
は、せいぜい数十もしくは数百μm程度の厚さの薄帯(
リボン)、数十もしくは数百μm程度の粒径の粉末、細
線であるため極めて限られた小型の用途にのみしか利用
されていない。
そこで近年、広範な用途に応用するために非晶質物質を
塊状に成形する方法が研究されているものの、非晶質物
質は硬度が高い或いは加熱すると結晶状態に移行すると
いう欠点を持つため、塊状の非晶質成形体を製造するの
は非常に困難性をともなうものである。
例えば、筒状金属容器に非晶質物質の粉末を充填し、そ
の容器の周囲から爆薬の爆発によって圧接して非晶質成
形体を得る方法(特開昭59−7433号)が考案され
ている。しかし、その粉末の硬度が結晶質と比較して高
いために、高エネルギーの衝撃圧力を均一に付加しない
と、均一で一体の成形体が得られず、又圧力が高すぎる
と非晶質が結晶化する、クランク、切裂、巣が発生する
等の多くの問題点を有している。更に上記方法によって
工業的に生産する場合はコスト的にも高いものになって
しまう。
また、薄帯の非晶質物質を接触させるとともに、特定の
圧力(少なくとも0.006Gpa)と結晶化温度(T
x)以下(結晶化温度の約70〜90%の温度)で圧縮
するーいわゆるホットプレス成形によって非晶質の塊状
成形体を得る方法(特開昭59−28501.特開昭5
9−28502)、或いは非晶質物質の薄帯が互いに接
触する関係に置き、特定の圧力とガラス転移温度(Tg
)よりも25℃近い温度からガラス転移温度(Tg)よ
りも約15℃高い温度までの範囲の温度でホットプレス
して一体化する方法(米国特許第4.298,382号
)が考案されている。即ち非晶質物質においても結晶質
物質と同様に、加圧加熱による拡散接合−ホットプレス
成形が有効であると考えられている。しかし、非晶質物
質が結晶化温度(Tx)以上もしくはその付近の温度(
結晶化温度(Tx℃)の90%程度以上)まで加熱され
−と、ホットプレス成形中にその非晶質の一部もしくは
全部が結晶化してしまうという重大な問題点があるので
、従来は上述の様に結晶化温度(Tx)未満の温度まで
加熱して成形体を得るように試みがなされている。この
ため、上述の様な製造方法によって得られる成形体は、
理論密度の90%以下の密度即ち成形体中に10%以上
の空孔が存在している。従って、非晶質物質の薄帯と比
較して磁気特性が劣化する、もしくは従来から用いられ
ている磁性材料のパーマロイ等と比較しても非晶質特有
の高透磁率性が発揮されないという問題を有している。
そこで本発明者らは、上記の様な加圧加熱による拡散接
合を利用し、粉末の非晶質物質を塊状成形体に成形する
ことを試みたところ、その加熱温度が結晶化温度(Tx
)付近では非晶質の一部もしくは全部が結晶化してしま
い良好な非晶質の成形体が得られず、又逆にその温度が
結晶化温度CTx)より十分低い場合は粉末が強固にか
つ−体に接合されず成形体が脆く簡単にこわれてしまう
ものであった。
その後、本発明者らは種々の理論的検討及び実験を繰り
返したところ、超高圧力下(数Q p B mlQ’P
a程度)においては非晶質物質の結晶化温度(Tx)が
上昇するという現象に着目し、その現象を塊状成形体の
製造方法に利用することによって良好の塊状の非晶質成
形体が得られるであろうという考えに至ったのである。
ところが、上記現象について、非晶質物質の結晶化温度
(Tx)が約1Gpaあたり約10℃上昇するというわ
ずかな報告はある(日本金属学会会報、第21巻、第9
号、19B2:W、に、Wang、H,Iwasaki
  and  K、Fukamlchi:J、Mata
r、Set、、15  (1980)、2701)もの
の、それらの報告においては非晶質物質の薄帯にのみ言
及されているだけで粉体について研究はなされていない
し、また塊状の非晶質成形体を製造する場合の接合強度
及びその密度については解明されていなかった。
そこで本発明者らは、非晶質物質の粉体を超高圧力(数
Gpa程度)の条件下で、常圧の結晶化温度(Tx)よ
りも高い温度にまで加熱して成形したところ、従来では
非晶質が全部もしくは一部結晶化してしまった結晶化温
度(Tx)以上もしくはその90%以上の温度において
も、非晶質の状態を維持したまま緻密に(少なくとも密
度90%)かつ一体に成形された塊状の非晶質成形体を
得ることができることを発見し本発明に到達したもので
ある。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上記の点に鑑みてなされるものであって成形
後の密度が極めて高く、かつ非晶質の特性を持つ塊状の
非晶質成形体を製造する製造方法を提供す為ことを目的
とする。
即ち本発明は、圧力に依存して非晶質物質の結晶化温度
(Tx)が上昇することを利用して、非晶質物質の粉体
から塊状成形体を得るものであ、うて、超高圧力(p)
下において、常圧における非晶質物質の結晶化温度(T
X)の90%を越える温度で、かつその圧力(p)にお
ける非晶質物質の結晶化温度(Tx (p))未満で、
非晶質物質の粉体を加圧加熱して塊状の非晶質成形体を
製造することを特徴とする。
ここで非晶質物質の粉体とは、金属または合金、半導体
、誘電体等の非晶質物質を小さく粉砕したものを言い、
粉体はスプレー法、キャビチーシラン法、回転環水中噴
出法等によって製造されたもの、又はロール法等によっ
て製造される非晶質物質の薄帯を小さく粉砕したものを
利用する。またいかなる組成の非晶質物質も本発明方法
により塊状の成形体を製造することができるが、成形体
に強磁性が望まれる場合の組成は、Fe系及びC。
系から適当なものを選べば良い。
本発明製造方法において、加熱温度を、常圧における非
晶質物質の結晶化温度(Tx)の90%を越える温度で
、かつ超高圧力(p)下における非晶質物質の結晶化温
度(Tx(p、))未満と限定した理由は、常圧の結晶
化温度(Tx)の90%以下の温度では製造された成形
体の接合体が悪くもろくぐずれてしまうという問題があ
る。また、超高圧力における非晶質物質の結晶化温度(
Tx(p))以上の温度では製造された成形体が結晶化
してしまうためである。
また超高圧力の条件は0.2 G p a以上が好まし
い、これは圧力が0.2 G p a未満では、その成
形体は空孔が多く接合性が悪いので外部応力を加えると
脆くくずれてしまうためである。
また、密度95%以上に良好に接合した成形体を得るに
は、圧力は少なくとも1Gpaで、かつ常圧の結晶化温
度(Tx)と同等もしくはそれ以上で、各圧力下の結晶
化温度(Tx)未満が好ましい。
また、一層密度が高く、接合性の良い成形体を得るには
、その圧力(p)は高い方が良い、これは圧力(p)が
高い程、その圧力(p)下における結晶化温度(Tx 
(p))が上昇するため、より高温に加熱することが可
能とあるからである。
しかし、実際上10Gpa以上の圧力を発生する装置は
大型になるので、10Gpa未満圧力が好ましいであろ
う、さらにその形体の密度が95%以上のものを得る場
合でかつ工業的に生産する場合は、圧力が低い方が良い
ので、その圧力は数Gpa、即ち1Gpa以上3Gpa
未満ノ圧力が好ましいと考えられる。
(実施例) 以下本発明の製造方法の実施例を説明する前に、■、超
高圧力(p)下における結晶化温度(Tx (p) ) (al結晶化温度(Tx)、(b)高温高圧発生装置、
(C)測定用圧力セル、(d)測定結果、について説明
する。
■、超高圧力(p>下における結晶化温度(Tx(p)
) (a)結晶化温度(Tx) 非晶質物質に関して、結晶化温度(Tx)は一般に結晶
化の開始が起こる温度と定義され、差動走査熱量計によ
り、熱容量対温度曲wA(示差熱分析曲線)の様相の変
化が認められる点として測定・されるが、明細書中Iに
おいて記載する結晶化温度(Tx)は、非晶質物質が結
晶化を開始するときに電気抵抗の急激に低下する現象を
利用して測定したもので、電気抵抗対温度曲線にてその
電気抵抗値が低下開始する温度を結晶化部It(Tx)
とする。
偽)高温高圧力発生装置 高圧力発生装置は、15X15X15mm3の圧力室9
をもつ立方型加圧装置(CIA−15)であり、第1図
にその構造を示す、立方体を作る6個のアンビル1は、
−辺15mmの正方形頂面をもち、高さ60 rn m
 s底面直径60mmのタングステンカーバイド(イゲ
タロイD−1)からなり、これを外径IQ2mmのII
 (SNCM−11)のリングで保持しである。高速度
II (SKI−3)の耐圧板が当てられている。6個
のアンビルlのうち上面及び下面の2個は、それぞれ図
中の5及び6のガイドブロックに固定され、こ−のガイ
ドブロック5.6の四方の側面には傾角45度の摺動面
が設けられている。また残り4個の側面アンビル1もそ
れぞれ傾角45度の摺動斜面をもつ側面アンビル支持台
2に固定されている。この摺動斜面を利用した「くさび
」効果で、上下方向の一軸荷重を分力しながら、側面4
個および上下面2個の合計6個のアンビルlはすべて同
期して圧力室9中心へ向かって進む。
側面アンビル支持台2とガイドブロック5.6の摺動部
分は二硫化モリブデンとテフロンシートで潤滑が保たれ
ている。上下のガイドブロック5゜°6は直径65mm
の4本のガイドピン7で中心位置が合せられている。こ
の加圧装置を最大荷重12MNの定荷重装置つき耐圧試
験機で駆動する。
試料の加熱方法は、ホール素子とサイリスタを使った最
大出力3KWの定電力制御方式で、後述する圧力セル1
0内に組込んだ円筒状のカーボンヒータによる抵抗発熱
である。加熱電流は第1図の電流端子板3から上下のア
ンビル1を経て通電される。加熱中におけるアンビル温
度の上昇を避けるために、上下ガイドブロック5,6の
通水路4を通して冷却水を循環させ、上下のアンビル1
の底部を冷却する。
(C)測定用圧力セル(10) 前述(a)高温高圧力発生装置の圧力室9に収納されて
非晶質物質を加熱加圧する圧力セル(10)について第
2図に基づいて説明する。
圧力媒体11には、1辺20mmの立方体のパイロフィ
ライトを用い、パイロフィライトは500℃で1時間焼
成したものである。この圧力媒体11内部に、円筒状カ
ーボンヒータ12(外径8mm、内径?mm、長さ10
mm)と、これに上下アンビル1から電流を流すための
上下銅リング13(外径7mm、内径5mm、長さ4.
7mm)及び円盤杖ステンレス鋼板14(直径8mm、
jj:さ0.3mm)がはめ込まれている。カーボンヒ
ータ12内部には、円筒状窒化硼素15(BN)(外径
7mm、内径5mm、長さ10mm)と上中下3個の円
柱状窒化硼素16.17.18 (外径5 m m s
各々の長さ5.0 、2.5 、2.5 m m )が
はめ合されている。この円柱状窒化硼素(BN)16及
び17の間に試料19が挿入されて加圧される。ここで
使用されるカーボンヒータ12、窒化硼素15.16.
17.18は、予め真空炉中で1000℃、5時間焼成
してその内部の不純物・ガスを除去したものを用いる。
これは、加熱加圧過程でその内部の不純物・ガスが浸み
出すことによって、電気絶縁が低下することを防止する
ためである。
4本のリード&1I2Gは、純AI、%I (Jone
 refining、日本真空製、直径0.35mm)
を使用し、試料19の電気抵抗測定が可能な用に4端子
形に配線する。これらのリード線20は電圧及び電流リ
ード線として第1図に示した側面の4個のアンビル1に
接続する。熱電対21は、窒化硼素17及び18の間に
挿入したPR熱電対(pt−pt13%Rh)を用いる
。尚、リード線20、熱電対21は、カーボンヒータ1
2との1IIA&tのため、上述の同様に焼成した窒化
硼素の細管21を通して導出される。また上述の実験は
再現性を高めるため、圧力セルの各構成要素の工作精度
は上0.02mmを保った。また、圧力セル10とアン
ビル1との摩擦を大きくするとともに、圧力発生効率と
再現性を向上させるために、圧力セル10の表面にベン
ガラ(ヘマタイト)を薄く塗布した。
ld)測定結果 上述(al高温高圧発生装置の圧力室9に上述(′b)
の圧力セル10を入れて電気抵抗対温度(上昇温割合2
℃/m1n)を測定し、圧力(p)における結晶化温度
(Tx (p))を測定した結果を、Q印として第3図
に示す、第3図は試料19として、Fe?sB+ts 
l+*の非晶質金属の薄体(厚さ20μm、長さ5 m
 m 、巾3mm)を用いた。尚、熱電対の高圧力下に
おける測定誤差範囲も併記する。
第3図からも分かる様に、非晶質金属の結晶化温度(T
x)は圧力(p)に依存して上昇し、その割合ΔTx/
Δp”110℃/Gpa程度である。
即ち、常圧下での結晶化温度(TX)は第3図より約5
07℃であるが、例えば2Gpaの圧力下では約530
℃、5.4 G p aの圧力下ぞは約560℃となる
。従って、超高圧力(p)下において非晶質物質は、常
圧下の結晶化温度(Tx)以上の温度でも結晶化せずに
、非晶質状態を保つことになる。この現象を利用すると
、高圧力(p)下においては、常圧下の結晶化温度(T
x)付近(結晶化温度(Tx)の90%の温度)あるい
は結晶化温度(Tx)以上でも、非晶質物質を結晶化さ
せることなく接合することが可能となる。
■、非晶質成形体の製造方法 (a)製造用圧力セル30 非晶質成形体を成形製造するために用いた圧力セル30
を第4図に基づいて説明する。圧力セル30は第2図に
示した圧力セル10と基本的に同様の構成である。
圧力媒体11 (1辺29mmの立方体)内には、カー
ボンヒータ12(外径9mm、肉厚0.5mm。
長さ10mm)と、これに加熱電流を流すための上下の
銅リング13(外径8mm、肉厚0.5mm、長さ4.
5mm)及び銅板14(直径9mm、厚さ0.5mm)
、断熱材としてのパイロフィライト円柱11° (外径
7mm、長さ4.5 m m)が嵌め合せである。カー
ボンヒータ12の内部には、円筒状窒化硼素15(外径
3mm、肉厚1mm、長さ10mm)があり、この円筒
状窒化硼素15内に3つの円柱状窒化硼素31.32.
33 (外径6mm、各々の長さ2.5mm51.5m
m、2.5mm)が挿入される。そして、窒化硼素31
及び32の間の空間に、第1表〜第3表に示される組成
の粉末34(厚さ3.5mm)が充填される。また窒化
硼素32及び33の間には、!2図に示したものと同一
の熱電対21が設けられる。尚、上述の各構成要素は、
既に説明した圧力セル10と同一の材料、工作精度及び
熱処理等を行ったものである。
上述の粉体34には、単ロール法によって作成された非
晶質物質の薄帯を小さく粉砕したフレーク状(密度7.
18、厚さ10〜50μ、長さ50〜200μ、巾IO
〜50μ)のもの、回転液中噴出法によって作成された
粒状(粒径5〜200μ)のものを用いた。
伽)製造方法 第1表〜第3表に示す組成及び形状め粉体を圧カセル3
0内に均一に充填する。ここでは外部から適当な振動を
加えて充填した。その後圧力セル30を前記高温高圧発
生装置の圧力室9に挿入し、所定の圧力まで加圧した状
態で、所定の温度の100℃下の温度まで20℃/ m
 i nの割合で加熱し、その後所定の温度まで瞬時に
(数秒で)加熱した。この所定の温度に達してから加圧
時間を成形時間とした。成形後、加熱電流を切ることに
よって急冷(平均冷却温度は約140℃/5ec)した
、急冷後、圧力を下げて成形体を取り出し、XvA回析
、電子線回折、高分解能78M観察を行って非晶質性を
確認し、いずれの検査によっても非晶質の存在が認めら
れたかったものを、非晶質であると判定して○印として
表に付記した。また密度はアルキメデス法に基づいて測
定し、その粉体と同一組成の非晶質物の薄帯の密度を比
較し、その割合を示した。硬度は、成形体の表面を数ケ
所測定したビッカース硬度の平均値である。接合性は、
上述の測定実験を行った際に成形体の表面を研摩した時
に、くずれたかどうか確°認するとともに光学顕微鏡に
よるm織観察を行って判定した。
尚、成形体の表面研摩はエメリー紙によって行った。
(C)非晶質成形体 非晶質物質を加熱すると、特定の温度から結晶化が開始
すゐが、この結晶化過程は極めて複雑であり、結晶化温
度(Tx)は、温度とその保持時間に関係する。一般に
は、非晶質物質の結晶化温度(Tx)は、MS−1層(
非晶質物質中に均一核発生した微小(約30〜50人直
径程度)の結晶層が析出した準安定相)が現れる温度で
あり、その温度(TX)は保持時間によって変化し保持
時間が長くなるに従って結晶化温度(Tx)は低下し、
時間一温度一変態図(以下TTT図という)において、
結晶化温度(Tx)は右下がりの様子を示すことが知ら
れている。
一方、1.超高圧力(p)下における結晶化温度(Tx
 (p))  において既に説明した様に、超高圧力(
p)においては高圧(p)にともなって結晶化温度(T
x)が上昇することが確認された。また、これに基づい
て、■、非晶質成形体の製造方法 によって既に説明し
た方法によって非晶質成形体を製造したところ、第1表
〜第3表に示す結果が得られた。この結果を第7図〜第
9図にプロットし、非晶質性の有無の判定により、各圧
力(p)における結晶化温度(Tx)を決定すると、5
.4〜6Gpa程度の超高厚下において結晶化温度(T
x)が55〜60℃、1Gpaの超高圧下において結晶
化温度(Tx)が約lθ℃上昇している。即ち結晶化温
度(TX)は、保持時間に依存するものの、所定の保持
・成形時間においては10℃/Gpaの割合で上昇して
いることが確認される。
第1表から明らかな様に本発明の製造方法に基づいて成
形された成形体は−1〜10は、何れも密度が90%以
上で、高分解能78M観察で格子像は観察されず、かつ
X線回折・電子回折では各々非晶質特有のハローパター
ン、ハローリングのみが観察された良好な非晶質であっ
て、その接合性も良好で硬度はビッカース硬度で830
〜91Oの高硬度であった。
即ち、この組成は常圧で結晶化温度(TX)が510℃
程度(保持時間は数分)であるのに、それ以上の温度5
50℃、圧力5.4 G p a、成形時間1分(実施
例11th3. 5)の条件で成形したもの、または結
晶化温度(Tx)の90%以上の温度460℃、圧力0
.2、成形時間1分(実施側部10)の条件で成形した
ものは、何れも結晶化することなく非晶質の状態のまま
で、密度95%以上に接合され、ビッカース硬度も結晶
質と比較して高いものであった。また、常圧、保持時間
10分の結晶化温度(Tx)は465℃であるのに、そ
れ以上の温度500℃、圧力5.4Gpa、成形時間1
0分(実施例−2)、の条件で成形したもの、または温
度(Tx)と同等の温度460℃、圧力1゜0Gpa、
成形時間10分(実施例隘8)の条件で成形したものも
、何れも非晶質で密度93%以上の良好なものが得られ
た。また、常圧、保持時間120分での結晶化温度(T
X)は407℃であるのに、それ以上の温度450℃、
圧力5.40pa、成形時間126分(実施例−1,4
)、の条件で成形したもの、または結晶化温度(Tx)
と同温度の407℃、圧力I Gp a、成形時間12
0分(実施例嵐7)の条件で成形したもの、結晶化温度
(Tx)の90%の温度367℃、圧力0、20 p 
a 、成形時間120分(実施例11h9)の条件で成
形したものも、いずれも良好な非晶質で何れも密度90
%以上のものが得られた。
以上のことより、圧力が0.2 G p a以上の各圧
力において結晶化温度(Tx (p))は10℃/Gp
a程度の割合で上昇しており、上記の組成の常圧の結晶
化温度(Tx)以上であっても、各圧力pの結晶化温度
(Tx (p))未満であれば成形体は結晶化すること
なく非晶質の状態であることが判る。また常圧の結晶化
温度(Tx (p))の90%温度より高い温度であれ
ば、密度90%以上で良好に接合した成形体が得られる
尚、密度95%以上に良好に接合した成形体を得るには
、圧力は少なくとも1Gpaで、かつ常圧の結晶化温度
(Tx)と同等もしくはそれ以上で各圧力の結晶化温度
(Tx (p))未満の温度が好ましいことが判る。
さらに、成形に必要な時間は、その作業時間、作業性、
コスト面に応じて適宜変更することが可能であるが、高
圧発生装置圧力セル等を所定温度まで昇温する際に熱膨
張による保全を考えると、その時間は数十秒〜1分程度
は少な(とも必要であるとともに、工業的生産性を考え
るとioo。
分未満が好ましいであろう、尚、より生産性を考えるな
ら、成形時間は2時間以内の方がコスト的にも有利にな
るであろう、また第7図〜第9図からもわかる様に、短
時間で成形する場合は、長時間で成形する場合に比較し
て高い温度で成形する必要があることは言うまでもない
これに対して製造方法における温度、圧力が本発明の範
囲より外れている比較例では、非晶質が結晶化している
かまたは接合性が悪(もろくくずれてしまって実用上問
題があることが判る。
即ち、この組成の各圧力、各時間の結晶化温度(Tx 
(p))より高い温度(実施例&11〜I’&L16)
の条件で成形したものは、密度90%以上ではあるが何
れも非晶質でなく、全部もしくはこの部分が結晶化して
いた。また、常圧の結晶化温度の90%以下の温度、も
くしは0.2 G p aよりも低い圧力(実施例隠1
7〜20)で生成したものは、何れも粉体が全く接合さ
れていない、または接合性が悪くもろくくずれるもので
あった。
尚、第5図は実施例11kL1によって成形された良好
な成形体の顕微鏡写真、第6図は比較例嵐18によって
成形されたもので、接合性の悪い成形体の写真である。
同様に、Go −B−S tSN i −B−5iにつ
いても行ったところ第2表、第3表、第4表、第5表の
結果が得られた。
従って、上記実験ではFe  B  5i−Co−B−
3i、 N 1−B−3i系の組成についてのみ行った
が、当業者であれば本発明の製造方法に基づいて2,3
の実験を行って製造することによって他の組成のものに
ついても、緻密でかつ非晶質である成形体が得られるこ
とは容易であろう。
第1−1表  Fe系非晶質合金(FetsB+zS 
f 16)第1−2表  Fe系非晶質合金(pew’
B193 i 、、)第2表  CO系非晶質合金(C
OysStsB+。)第3表   Ni系非晶質合金(
N’raS i +78s )(0発明の効果) 本発明は超高圧(p)下において非晶質物質の結晶化温
度(Tx)が上昇することを利用し、特定の圧力、温度
、成形時間で成形することによって、極めて高密度でか
つ接合性の良好な非晶質成形体を得ることを可能にした
。このような非晶質成形体は、非晶質の薄帯、粉末等に
比べて、大きな体積の成形体であるため、より幅広い用
途が期待されるだけにその工業的価債は大きなものであ
る。特に本発明製造方法に基づいて成形される非晶質成
形体は極めて高密度であるが故に磁性材料として種々の
用途に使用可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は高温高圧発生装置の上面及び側面からの概鵬図
、第2図は結晶化温度(Tx)測定用圧力セルの構成要
素を示す模式斜視図、第3図は圧力(p)と結晶化温度
(Tx (p))の関係を示す図、第4図は実施例にて
用いた成形用圧力セルの構成要素を示す模式斜視図、第
5図は第1表の実施例部1で成形した成形体の顕微鏡写
真、第6図は第1表の比較例隘18で成形した成形体の
顕微鏡写真である。第7図は、第1表の結果を示しf、
ニー T T T図、第8図は第2表の結果を示したT
TT図、第9図は第3表の結果をグラフに示したTTT
図である。 代理人弁理士  岡 部   隆 1i1  図 第4FIII パ′、゛、 )、415、  f、1 ″ <、y、、W′″゛逼′ ′ く1yへ 、・パ・ ’+−’t  ′。 〜 fH7図 時間(介) 晴  剖 P −・険 P

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)非晶質物質の粉体を加圧加熱して非晶質成形体を
    製造する方法において、超高圧力(p)下で、常圧にお
    ける非晶質物質の結晶化温度(Tx)の少なくとも90
    %を越える温度で、かつその圧力(p)における非晶質
    物質の結晶化温度(Tx(p)未満の温度で、非晶質物
    質の粉末が接合するに十分な時間加圧加熱することを特
    徴とする非晶質成形体の製造方法。
  2. (2)前記超高圧力(p)は、少なくとも0.2Gpa
    の圧力である特許請求の範囲第1項記載の非晶質成形体
    の製造方法。
  3. (3)前記超高圧力(p)は、1Gpa以上10Gpa
    未満の圧力である特許請求の範囲第1項記載の非晶質成
    形体の製造方法。
  4. (4)前記高圧力(p)は、1Gpa以上3Gpa未満
    の圧力である特許請求の範囲第1項記載の非晶質成形体
    の製造方法。
  5. (5)前記圧力(p)における結晶化温度(Tx(p)
    )は、常圧の結晶化温度(Tx)に、圧力(p)に応じ
    て所定の割合で上昇した温度を加えた温度である特許請
    求の範囲第1項、第2項、第3項又は第4項記載の非晶
    質成形体の製造方法。
  6. (6)前記所定の割合は、圧力1Gpa当り温度が10
    ℃上昇する割合である特許請求の範囲第5項記載の非晶
    質成形体の製造方法。
  7. (7)前記温度は、常圧の結晶化温度(Tx)以上であ
    る特許請求の範囲第3項又は第4項記載の非晶質成形体
    の製造方法。
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