JPS61181849A - エチレン−α−オレフイン系共重合ゴム組成物 - Google Patents
エチレン−α−オレフイン系共重合ゴム組成物Info
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- JPS61181849A JPS61181849A JP2191885A JP2191885A JPS61181849A JP S61181849 A JPS61181849 A JP S61181849A JP 2191885 A JP2191885 A JP 2191885A JP 2191885 A JP2191885 A JP 2191885A JP S61181849 A JPS61181849 A JP S61181849A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、機械的強度と加工性が改善されたエチレン−
α−オレフィン共重合ゴムおよび/またはエチレン−α
−オレフィン−ジオレフィン共重合ゴム(以下、これら
を総称して「エチレン−α−オレフィン系共重合ゴム」
という)からなるゴム組成物に関する。 ′ 従来の技術 エチレン−プロピレン−ジオレフィン共重合ゴム(EP
DM)、あるいはエチレン−プロピレン共重合ゴム(E
PM)は、現在工業的に生産され、自動車関連、建築関
連、電気関連などのゴム材料として幅広く使用されてい
る。これらのエチレン−α−オレフィン系共重合ゴムは
、その分子構造から、他のジエン系ゴム、例えば天然ゴ
ム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジェンゴムなどと比
較して、耐候性、耐熱性に優れ、その用途は近年ますま
す増加している。
α−オレフィン共重合ゴムおよび/またはエチレン−α
−オレフィン−ジオレフィン共重合ゴム(以下、これら
を総称して「エチレン−α−オレフィン系共重合ゴム」
という)からなるゴム組成物に関する。 ′ 従来の技術 エチレン−プロピレン−ジオレフィン共重合ゴム(EP
DM)、あるいはエチレン−プロピレン共重合ゴム(E
PM)は、現在工業的に生産され、自動車関連、建築関
連、電気関連などのゴム材料として幅広く使用されてい
る。これらのエチレン−α−オレフィン系共重合ゴムは
、その分子構造から、他のジエン系ゴム、例えば天然ゴ
ム、ポリイソプレンゴム、ポリブタジェンゴムなどと比
較して、耐候性、耐熱性に優れ、その用途は近年ますま
す増加している。
発明が解決しようとする問題点
しかしながら、エチレン−α−オレフィン系共重合ゴム
は、一般的なジエン系ゴムに較べて加工性などの幾つか
の欠点を有している。この加工性を改善するため、従来
は分子量分布を広くしたり、またある場合にはエチレン
含量を少なくするなどの方法が用いられている。しかし
、これらの方法では、加工性は改善されるが、反面、引
っ張り強度、引き裂き強度などの機械的強度が低下する
という重大な問題を生起する。また加工性を改善するた
め、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの結晶性ポリマ
ーを添加する方法も用いられるが、エチレン−α−オレ
フィン系共重合ゴムとの相溶性が悪く、結果的に引っ張
り強度、引き裂き強度などの機械的強度の優れたものは
得られていない。
は、一般的なジエン系ゴムに較べて加工性などの幾つか
の欠点を有している。この加工性を改善するため、従来
は分子量分布を広くしたり、またある場合にはエチレン
含量を少なくするなどの方法が用いられている。しかし
、これらの方法では、加工性は改善されるが、反面、引
っ張り強度、引き裂き強度などの機械的強度が低下する
という重大な問題を生起する。また加工性を改善するた
め、ポリエチレン、ポリプロピレンなどの結晶性ポリマ
ーを添加する方法も用いられるが、エチレン−α−オレ
フィン系共重合ゴムとの相溶性が悪く、結果的に引っ張
り強度、引き裂き強度などの機械的強度の優れたものは
得られていない。
本発明の目的は、かかる従来の技術的課題を解決するこ
とにあり、機械的強度と加工性の双方において優れたエ
チレン−α−オレフィン系共重合ゴム組成物を提供する
ことにある。
とにあり、機械的強度と加工性の双方において優れたエ
チレン−α−オレフィン系共重合ゴム組成物を提供する
ことにある。
問題点を解決するための手段
本発明者らは、前記従来の技術的課題を解決するため鋭
意検討した結果、従来のエチレン−α−オレフィン系共
重合ゴムに特定の高延伸結晶性のエチレン−α−オレフ
ィン系共重合ゴムを特定量配合することにより、機械的
強度と加工性共に優れたゴム組成物が得られることを見
出し本発明に到達したものである。
意検討した結果、従来のエチレン−α−オレフィン系共
重合ゴムに特定の高延伸結晶性のエチレン−α−オレフ
ィン系共重合ゴムを特定量配合することにより、機械的
強度と加工性共に優れたゴム組成物が得られることを見
出し本発明に到達したものである。
即ち、本発明は、下記条件を満足するエチレン−α−オ
レフィン系共重合ゴム(1)および(II)を含有する
組成物であって、かつ(I)と(II)との重量比率が
5/95〜50150であり、しかも組成物の示差走査
熱量計で求められる50〜100℃の融点を持つ結晶の
融解熱量が全融解熱量の6%以上であることを特徴とす
るエチレン−α−オレフィン系共重合ゴム組成物を提供
するものである。
レフィン系共重合ゴム(1)および(II)を含有する
組成物であって、かつ(I)と(II)との重量比率が
5/95〜50150であり、しかも組成物の示差走査
熱量計で求められる50〜100℃の融点を持つ結晶の
融解熱量が全融解熱量の6%以上であることを特徴とす
るエチレン−α−オレフィン系共重合ゴム組成物を提供
するものである。
(I):共重合ゴム中のエチレン単位対α−オレフィン
単位の重量比率が85/15〜55/45であり、かつ
共重合ゴム中のジオレフィン単位の結合量が沃素価でθ
〜50であって、示差走査熱量針で求められる50〜1
00℃の融点を持つ結晶の融解熱量が全融解熱量の12
〜60%であるもの。
単位の重量比率が85/15〜55/45であり、かつ
共重合ゴム中のジオレフィン単位の結合量が沃素価でθ
〜50であって、示差走査熱量針で求められる50〜1
00℃の融点を持つ結晶の融解熱量が全融解熱量の12
〜60%であるもの。
(II):共重合ゴム中のエチレン単位対α−オレフィ
ン単位の重量比率が75/25〜35/65であり、か
つ共重合ゴム中のジオレフィン単位の結合量が沃素価で
θ〜50であって、示差走査熱量計で求められる50〜
100℃の融点を持つ結晶の融解熱量が全融解熱量の0
〜6%であるもの。
ン単位の重量比率が75/25〜35/65であり、か
つ共重合ゴム中のジオレフィン単位の結合量が沃素価で
θ〜50であって、示差走査熱量計で求められる50〜
100℃の融点を持つ結晶の融解熱量が全融解熱量の0
〜6%であるもの。
本発明のエチレン−α−オレフィン系共重合ゴム組成物
は、通常の状態では弱い結晶を僅かに持っているだけで
あるが、引っ張りなどの応力、を加えることにより強い
結晶を生成する、いわゆる延伸結晶を示すエチレン−α
−オレフィン系共重合ゴム組成物である0本発明の前記
目的とする機械的強度と加工性の優れたエチレン−α−
オレフィン系共重合ゴム組成物を得るには、幾つかの要
件が必要であり、結晶性の制御された以下の共重合ゴム
(1)と(II)とを含有するものである。
は、通常の状態では弱い結晶を僅かに持っているだけで
あるが、引っ張りなどの応力、を加えることにより強い
結晶を生成する、いわゆる延伸結晶を示すエチレン−α
−オレフィン系共重合ゴム組成物である0本発明の前記
目的とする機械的強度と加工性の優れたエチレン−α−
オレフィン系共重合ゴム組成物を得るには、幾つかの要
件が必要であり、結晶性の制御された以下の共重合ゴム
(1)と(II)とを含有するものである。
本発明のエチレン−α−オレフィン系共重合ゴム(1)
および(II)において、共重合モノマーとして用いる
α−オレフィンは、炭素数1〜12のα−オレフィンで
あり、具体例としてはプロピレン、ブテン−1,4−メ
チルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1などで
ある。好ましくはプロピレンである。
および(II)において、共重合モノマーとして用いる
α−オレフィンは、炭素数1〜12のα−オレフィンで
あり、具体例としてはプロピレン、ブテン−1,4−メ
チルペンテン−1、ヘキセン−1、オクテン−1などで
ある。好ましくはプロピレンである。
これらのα−オレフィンは1種でも2種以上を併せても
用いることができる。
用いることができる。
また、本発明に用いられるエチレン−α−オレフィン系
共重合ゴム(I)および([)は、ジオレフィンを共重
合させたエチレン−α−オレフィン−ジオレフィン共重
合ゴムも可能であり、かかるジオレフィンとしては、以
下の化合物が挙げられる。
共重合ゴム(I)および([)は、ジオレフィンを共重
合させたエチレン−α−オレフィン−ジオレフィン共重
合ゴムも可能であり、かかるジオレフィンとしては、以
下の化合物が挙げられる。
ジシクロペンタジェン、トリシクロペンタジェン、5−
メチル−2,5−ノルボルナジェン、5−メチレン−2
−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、
5−イソプロピリデン−2−ノルボルネン、5−イソプ
ロペニル−2−ノルボルネン、5− (1−ブテニル)
−2−ノルボルネン、シクロオクタジエン、ビニルシク
ロヘキセン、1.5.9−シクロドデカトリエン、6−
メチル−4,7,8,9−テトラヒドロインデン、2.
2′−ジシクロペンテニル、トランス−1゜2−ジビニ
ルシクロブタン、1.4−へキサジエン、2−メチル−
1,4−へキサジエン、1.6−オクタジエン、1.7
−オクタジエン、1,8−ノナジェン、1.9−デカジ
エン、3.6−シメチルー1,7−オクタジエン、4.
5−ジメチル−1,7−オクタジエン、1,4.7−オ
クタトリエン、5−メチル−1,8−ノナジェン。
メチル−2,5−ノルボルナジェン、5−メチレン−2
−ノルボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、
5−イソプロピリデン−2−ノルボルネン、5−イソプ
ロペニル−2−ノルボルネン、5− (1−ブテニル)
−2−ノルボルネン、シクロオクタジエン、ビニルシク
ロヘキセン、1.5.9−シクロドデカトリエン、6−
メチル−4,7,8,9−テトラヒドロインデン、2.
2′−ジシクロペンテニル、トランス−1゜2−ジビニ
ルシクロブタン、1.4−へキサジエン、2−メチル−
1,4−へキサジエン、1.6−オクタジエン、1.7
−オクタジエン、1,8−ノナジェン、1.9−デカジ
エン、3.6−シメチルー1,7−オクタジエン、4.
5−ジメチル−1,7−オクタジエン、1,4.7−オ
クタトリエン、5−メチル−1,8−ノナジェン。
これらジオレフィンの中で、特に5−エチリデン−2−
ノルボルネン(ENB)および/またはジシクロペンタ
ジェン(DCP)が好ましい。
ノルボルネン(ENB)および/またはジシクロペンタ
ジェン(DCP)が好ましい。
以下、共重合ゴム(1)と(It)とに分け、本発明を
説明する。
説明する。
エチレン−α−オレフィン、共電ムゴム(■):共重合
ゴム(I)中のエチレン単位は85〜55重量%である
ことが必要である。エチレン単位が85重量%を越える
と共重合ゴム中の結晶量が多くなり、混合後の共重合ゴ
ム組成物は結果として硬いゴムとなる。
ゴム(I)中のエチレン単位は85〜55重量%である
ことが必要である。エチレン単位が85重量%を越える
と共重合ゴム中の結晶量が多くなり、混合後の共重合ゴ
ム組成物は結果として硬いゴムとなる。
即ち、かかる共重合ゴム組成物は、引っ張り強度のよう
な機械的強度は強くなるが、室温付近あるいは更に低温
では硬いため、練り機械などでの噛み込みが悪いなどの
ように加工性に劣る。
な機械的強度は強くなるが、室温付近あるいは更に低温
では硬いため、練り機械などでの噛み込みが悪いなどの
ように加工性に劣る。
また、ゴム弾性体の特性を失い樹脂的ないわゆるプラス
トマーと呼ばれる状態になる。このようなゴムは、低温
でのゴム特性を失うから低温特性が悪いと判断される。
トマーと呼ばれる状態になる。このようなゴムは、低温
でのゴム特性を失うから低温特性が悪いと判断される。
逆にエチレン含量が55重量%以下になると、混合後の
共重合ゴム組成物の生ゴムの機械的強度ばかりでなく、
過酸化物あるいは硫黄などで架橋させた架橋ゴムの機械
的強度、例えば破断応力、引張強度、引き裂き強度など
が不足する。
共重合ゴム組成物の生ゴムの機械的強度ばかりでなく、
過酸化物あるいは硫黄などで架橋させた架橋ゴムの機械
的強度、例えば破断応力、引張強度、引き裂き強度など
が不足する。
共重合ゴム(1)中のジオレフィンの共重合量は、沃素
価で0〜50、好ましくはθ〜35の範囲で用いること
ができる。沃素価が50を越えると共重合ゴム(I)の
重合収率が低下したり、三次元架橋ゲルが生成し易くな
るなど、工業的製造の面での問題を生じる。
価で0〜50、好ましくはθ〜35の範囲で用いること
ができる。沃素価が50を越えると共重合ゴム(I)の
重合収率が低下したり、三次元架橋ゲルが生成し易くな
るなど、工業的製造の面での問題を生じる。
更に、本発明で用いるエチレン−α−オレフィン系共重
合ゴム(1)は、加工性、機械的強度を両立させるため
特定の分子構造である必要があるが、これは示差走査熱
量計(D S C)の分析で測定することができる。
合ゴム(1)は、加工性、機械的強度を両立させるため
特定の分子構造である必要があるが、これは示差走査熱
量計(D S C)の分析で測定することができる。
DSCでの測定、解析方法は後述するが、第1図(DS
C曲線図)の斜線部で示される50〜100’Cの融点
を持つ結晶成分の融解熱量が全融解熱量の12〜60%
であることが必要がある。
C曲線図)の斜線部で示される50〜100’Cの融点
を持つ結晶成分の融解熱量が全融解熱量の12〜60%
であることが必要がある。
即ち、この値が12%より小さい共重合ゴムの場合は、
同等の組成を有する本発明のゴム組成物に比較して、例
えば引き裂き強度などの機械的強度が劣り、一方この値
が60%を越えると混合後のゴム組成物は機械的強度は
強くなるが加工性劣るものとなる。
同等の組成を有する本発明のゴム組成物に比較して、例
えば引き裂き強度などの機械的強度が劣り、一方この値
が60%を越えると混合後のゴム組成物は機械的強度は
強くなるが加工性劣るものとなる。
このように、50’C未満の結晶成分量が多くなると十
分な延伸結晶性を発現することができず、主として機械
的強度の点に問題が生じ、一方融点が100’Cを越え
る結晶成分が多量に存在すると加工性に問題が生じる。
分な延伸結晶性を発現することができず、主として機械
的強度の点に問題が生じ、一方融点が100’Cを越え
る結晶成分が多量に存在すると加工性に問題が生じる。
これらの現象の本質的原因は十分解明されている訳では
ないが、A、Peterlin ら(J、Po1yl
lerSci、、 A 2.6.5B? (1968
))の報告をもとに50〜io’o’cに融点を持つ結
晶成分のエチレン連鎖長を算出すれば10〜20数個と
推定され、この適度なエチレン連鎖長成分が非晶成分の
延伸結晶化を促進する働きをしているものと推定される
。
ないが、A、Peterlin ら(J、Po1yl
lerSci、、 A 2.6.5B? (1968
))の報告をもとに50〜io’o’cに融点を持つ結
晶成分のエチレン連鎖長を算出すれば10〜20数個と
推定され、この適度なエチレン連鎖長成分が非晶成分の
延伸結晶化を促進する働きをしているものと推定される
。
エチレン−α−オレフィン、丑重へゴム(II):共重
合ゴム(n)は、従来製造されている延伸結晶性を示さ
ない一般のエチレン−α−オレフィン系共重合ゴムであ
り、エチレン単位は35〜75重量%である。
合ゴム(n)は、従来製造されている延伸結晶性を示さ
ない一般のエチレン−α−オレフィン系共重合ゴムであ
り、エチレン単位は35〜75重量%である。
また、ジオレフィン含量は、沃素価で0〜50、好まし
くは0〜35の範囲で用いられる。共重合ゴム(n)の
エチレン含量およびジオレフィン含量が、少なすぎたり
、多すぎたりする場合は、得られるゴム組成物において
、前記共重合ゴム(1)と同様の機械的強度、加工性な
どの問題が生起する。
くは0〜35の範囲で用いられる。共重合ゴム(n)の
エチレン含量およびジオレフィン含量が、少なすぎたり
、多すぎたりする場合は、得られるゴム組成物において
、前記共重合ゴム(1)と同様の機械的強度、加工性な
どの問題が生起する。
更に、これら一般のエチレン−α−オレフィン系共重合
ゴム(II)の示差走査熱量計で求められる50〜10
0℃の融解熱量は、全融解熱量の0〜6%である。
ゴム(II)の示差走査熱量計で求められる50〜10
0℃の融解熱量は、全融解熱量の0〜6%である。
以上のように、本発明のゴム組成物は、前記エチレン−
α−オレフィン系共重合ゴム(1)および(It)を主
成分として構成されるが、かかる共重合ゴム(I)と(
If)との重量比率は、5/95〜5 Q15 Qでな
ければならない。
α−オレフィン系共重合ゴム(1)および(It)を主
成分として構成されるが、かかる共重合ゴム(I)と(
If)との重量比率は、5/95〜5 Q15 Qでな
ければならない。
エチレン−α−オレフィン系共重合ゴム(I)の重量比
率が5重量%未満では延伸結晶性の効果が充分に発揮さ
れず、一方50重景%を越えると組成物の機械的強度は
強くなるが、練り機械などでの噛み込みが悪(なるなど
加工性が劣るものとなる。
率が5重量%未満では延伸結晶性の効果が充分に発揮さ
れず、一方50重景%を越えると組成物の機械的強度は
強くなるが、練り機械などでの噛み込みが悪(なるなど
加工性が劣るものとなる。
また、エチレン−α−オレフィン系共重合ゴム(1)と
(II)との混合物である組成物は、示差走査熱量計で
求められる50〜100℃の融点を持つ結晶の融解熱量
が全融解熱量の6%以上になるように混合しなければな
らない、この値が6%未満では組成物の延伸結晶性の効
果が充分発揮されず機械的強度が劣る。
(II)との混合物である組成物は、示差走査熱量計で
求められる50〜100℃の融点を持つ結晶の融解熱量
が全融解熱量の6%以上になるように混合しなければな
らない、この値が6%未満では組成物の延伸結晶性の効
果が充分発揮されず機械的強度が劣る。
本発明のエチレン−α−オレフィン系共重合ゴム(I)
は、周期律表■〜■族の有機金属化合物と周期律表■〜
■族および■族から選ばれた遷移金属化合物との組合わ
せからなる触媒を用いて製造される。
は、周期律表■〜■族の有機金属化合物と周期律表■〜
■族および■族から選ばれた遷移金属化合物との組合わ
せからなる触媒を用いて製造される。
有機金属化合物としては、有機リチウム化合物、有機ナ
トリウム化合物、有機カリウム化合物、有機アルミニウ
ム化合物などが用いられる。
トリウム化合物、有機カリウム化合物、有機アルミニウ
ム化合物などが用いられる。
好ましくは有機アルミニウム化合物である。
更に好ましくは、次式で与えられるハロゲン化有機アル
ミニウム化合物が良い。
ミニウム化合物が良い。
Rs−−AIIX−
このとき、Rは炭素数1〜8のアルキル残基、mはθ〜
1.25の範囲、Xはハロゲンを示し、好ましくは塩素
原子である。このアルミニウム化合物は、2種以上の有
機アルミニウム化合物を混合することもできる。
1.25の範囲、Xはハロゲンを示し、好ましくは塩素
原子である。このアルミニウム化合物は、2種以上の有
機アルミニウム化合物を混合することもできる。
遷移金属化合物としては、バナジウム化合物および/ま
たはチタン化合物が好ましい。
たはチタン化合物が好ましい。
この場合、バナジウム化合物としては、オキシ三塩化バ
ナジウム;vOC13、四塩化バナジウム;vCIt4
、アルコキシバナデート、例えばn−ブトキシバナデー
ト;VO(0−n−Ca H9) x 、イソオクチル
ハナデート;vO(0−1so −Ca H9) s
、オクチルアルコール;VO(0−Cs H+t)3な
ど、およびオキシ三塩化バナジウムと炭素数1〜12の
飽和゛脂肪族アルコールli[、例、tハメチルアルコ
ール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチル
アルコール、ペンチルアルコール、ヘキシルアルコール
、オクチルアルコールなどとの組合わせからなる混合成
分が挙げられる。
ナジウム;vOC13、四塩化バナジウム;vCIt4
、アルコキシバナデート、例えばn−ブトキシバナデー
ト;VO(0−n−Ca H9) x 、イソオクチル
ハナデート;vO(0−1so −Ca H9) s
、オクチルアルコール;VO(0−Cs H+t)3な
ど、およびオキシ三塩化バナジウムと炭素数1〜12の
飽和゛脂肪族アルコールli[、例、tハメチルアルコ
ール、エチルアルコール、プロピルアルコール、ブチル
アルコール、ペンチルアルコール、ヘキシルアルコール
、オクチルアルコールなどとの組合わせからなる混合成
分が挙げられる。
また、チタン化合物としては、エーテル、アルコール、
燐酸エステルなどの電子供与性化合物を珀いて三価およ
び/または四価のチタン化合物を溶解した組成物触媒ま
たは塩化マグネシウムに担持した三価および/または四
価のチタン含有組成物触媒が好ましい。
燐酸エステルなどの電子供与性化合物を珀いて三価およ
び/または四価のチタン化合物を溶解した組成物触媒ま
たは塩化マグネシウムに担持した三価および/または四
価のチタン含有組成物触媒が好ましい。
更に、バナジウム化合物とチタン化合物の混合触媒とし
ては、前記バナジウム化合物成分とX4−1ITi
(OR)、(、:(7)とき、Xはハロゲン原子、Rは
炭素数1〜12のアルキル基、mは0〜4の範囲を示す
)の組み合わせからなる混合成分が好ましい。
ては、前記バナジウム化合物成分とX4−1ITi
(OR)、(、:(7)とき、Xはハロゲン原子、Rは
炭素数1〜12のアルキル基、mは0〜4の範囲を示す
)の組み合わせからなる混合成分が好ましい。
本発明のエチレン−α−オレフィン系共重合ゴム(1)
は、前記の如く触媒系を用いてn−ヘキサンなどの炭化
水素を重合溶媒とした溶液重合、またはプロピレンなど
を溶媒に用いた懸濁重合によって製造することができる
0分子量の調節は水素ガスで行うことができる。
は、前記の如く触媒系を用いてn−ヘキサンなどの炭化
水素を重合溶媒とした溶液重合、またはプロピレンなど
を溶媒に用いた懸濁重合によって製造することができる
0分子量の調節は水素ガスで行うことができる。
一方、本発明のエチレン−α−オレフィン系共重合ゴム
(I[)は、従来公知の触媒を用いて製造することがで
きる。
(I[)は、従来公知の触媒を用いて製造することがで
きる。
即ち、周期律表第■族〜■族の有機金属化合物と周期律
表第■族および■族から選ばれた遷移金属化合物との組
み合わせからなる触媒を用いて製造される。
表第■族および■族から選ばれた遷移金属化合物との組
み合わせからなる触媒を用いて製造される。
有機金属化合物の好ましい例は、次式で表されるハロゲ
ン化有機アルミニウム化合物である。
ン化有機アルミニウム化合物である。
R1−、AfX。
このとき、Rは炭素数1〜8のアルキル基、mはこの場
合1〜2の範囲、Xはハロゲンを示し、好ましくは塩素
原子である。このアルミニウム化合物は、2種以上の有
機アルミニウム化合物を混合することもできる。
合1〜2の範囲、Xはハロゲンを示し、好ましくは塩素
原子である。このアルミニウム化合物は、2種以上の有
機アルミニウム化合物を混合することもできる。
遷移金属化合物としては、バナジウム化合物が好ましい
。この場合、バナジウム化合物としては、オキシ三塩化
バナジウム;voCj!+3、四塩化バナジウム;VC
7!4、アルコキシバナデート、例えばn−プトキシバ
ナデード;VO(0−n−C4H9)3、イソオクチル
バナデート;vO(0−iso −Ca Hq ) 3
%オクチルバナデート;VO(0−C,H,、)、な
どである。
。この場合、バナジウム化合物としては、オキシ三塩化
バナジウム;voCj!+3、四塩化バナジウム;VC
7!4、アルコキシバナデート、例えばn−プトキシバ
ナデード;VO(0−n−C4H9)3、イソオクチル
バナデート;vO(0−iso −Ca Hq ) 3
%オクチルバナデート;VO(0−C,H,、)、な
どである。
本発明において使用されるエチレン−α−オレフィン系
共重合ゴム(If)は、前記の如き触媒系を用いてn−
ヘキサンなどの炭化水素を重合溶媒とし、重合温度−1
0〜+50’C1圧力0〜10kg/−の範囲でエチレ
ン/α−オレフィン/(およびジオレフィン)を接触さ
せる溶液重合によって製造することができる0分子量の
調節は水素ガスで行うことができる。
共重合ゴム(If)は、前記の如き触媒系を用いてn−
ヘキサンなどの炭化水素を重合溶媒とし、重合温度−1
0〜+50’C1圧力0〜10kg/−の範囲でエチレ
ン/α−オレフィン/(およびジオレフィン)を接触さ
せる溶液重合によって製造することができる0分子量の
調節は水素ガスで行うことができる。
なお、本発明のエチレン−α−オレフィン系共重合ゴム
(1)および(II)のそれぞれは、本発明に規定され
た要件を満足すれば、そのムーニー粘度は特に限定され
ないが、一般的にはMLI−4,100℃で20〜35
0の範囲である。ムーニー粘度(ML、、4.100℃
)が150を越える共重合ゴムは、プロセス油などを添
加して油展ゴムとして用いられる。
(1)および(II)のそれぞれは、本発明に規定され
た要件を満足すれば、そのムーニー粘度は特に限定され
ないが、一般的にはMLI−4,100℃で20〜35
0の範囲である。ムーニー粘度(ML、、4.100℃
)が150を越える共重合ゴムは、プロセス油などを添
加して油展ゴムとして用いられる。
本発明のエチレン−α−オレフィン系共重合ゴム(I)
および(n)の混合物よりなるゴム組成物は、例えば前
記エチレン−α−オレフィン系共重合ゴム(1)と(f
f)とをバンバリーミキサ−、ロールミルなどを用いて
トライブレンドするか、あるいはn−ヘキサン、トルエ
ンなどの溶液もしくは塩化メチレン中で懸濁状などにし
て溶液ブレンド、スラリーブレンドした後、通常の方法
で固形ゴムを回収し乾燥する、などの方法により得るこ
とができる。
および(n)の混合物よりなるゴム組成物は、例えば前
記エチレン−α−オレフィン系共重合ゴム(1)と(f
f)とをバンバリーミキサ−、ロールミルなどを用いて
トライブレンドするか、あるいはn−ヘキサン、トルエ
ンなどの溶液もしくは塩化メチレン中で懸濁状などにし
て溶液ブレンド、スラリーブレンドした後、通常の方法
で固形ゴムを回収し乾燥する、などの方法により得るこ
とができる。
本発明のエチレン−α−オレフィン系共重合ゴム(1)
および(If)とからなるゴム組成物は、更に他のオレ
フィン重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリイ
ソブチレン、塩素または臭素で変性されたハロゲン化ブ
チルゴム、天然ゴム、ポリブタジェン、ポリイソプレン
、スチレン−ブタジェン、アクリル酸系ポリマー、ポリ
シロキサン、塩化ビニルポリマー、クロロブレン、アク
リロニトリル−ブタジェン系共重合体および本発明で用
いる以外のエチレン−α−オレフィン(−ジオレフィン
)共重合体をブレンドすることもできる。
および(If)とからなるゴム組成物は、更に他のオレ
フィン重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリイ
ソブチレン、塩素または臭素で変性されたハロゲン化ブ
チルゴム、天然ゴム、ポリブタジェン、ポリイソプレン
、スチレン−ブタジェン、アクリル酸系ポリマー、ポリ
シロキサン、塩化ビニルポリマー、クロロブレン、アク
リロニトリル−ブタジェン系共重合体および本発明で用
いる以外のエチレン−α−オレフィン(−ジオレフィン
)共重合体をブレンドすることもできる。
本発明の組成物には、必要に応じてカーボンブラック、
ホワイトカーボン、炭酸カルシウムなどの充填剤、着色
剤、発泡剤、難燃剤、軟化剤、増結剤、酸化亜鉛、ステ
アリン酸、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤などの周知
の添加剤を加えることができ、また架橋反応は、硫黄加
硫、キノイド加硫などにより実施することができる。
ホワイトカーボン、炭酸カルシウムなどの充填剤、着色
剤、発泡剤、難燃剤、軟化剤、増結剤、酸化亜鉛、ステ
アリン酸、加硫剤、加硫促進剤、老化防止剤などの周知
の添加剤を加えることができ、また架橋反応は、硫黄加
硫、キノイド加硫などにより実施することができる。
本発明のゴム組成物は、通常のエチレン−α−オレフィ
ン共重合ゴムが利用される全ての分野に用いることがで
きる。
ン共重合ゴムが利用される全ての分野に用いることがで
きる。
即ち、自動車のウェザ−ストリップ(スポンジ類)もし
くはチューブ類または防水シート、電線ケーブル、ポリ
プロピレン用などの樹脂改質剤、耐熱ベルトなどに用い
ることができる。
くはチューブ類または防水シート、電線ケーブル、ポリ
プロピレン用などの樹脂改質剤、耐熱ベルトなどに用い
ることができる。
それらの用途の中でも、本発明のゴム組成物は、製造工
程時の加工性と加硫ゴムの引き裂き強度、破断強度、破
断伸びに特に優れていることにより、防水シートに好適
である。
程時の加工性と加硫ゴムの引き裂き強度、破断強度、破
断伸びに特に優れていることにより、防水シートに好適
である。
発明の効果
本発明によれば、機械的強度と加工性の両者に優れたエ
チレン−α−オレフィン系共重合ゴム組成物を提供する
ことができる。
チレン−α−オレフィン系共重合ゴム組成物を提供する
ことができる。
実施例
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はその主旨を越えない限り、以下の実施例に制約
されるものではない。
本発明はその主旨を越えない限り、以下の実施例に制約
されるものではない。
なお各種の試験方法、測定方法は、下記の通りである。
〔示差走査熱量計での融解熱量の測定方法〕示差走査熱
量計は、デュポン■ 910型Deferrentia
l Ca1olia+eter (以下rDSCJと云
う)を用い、記録計はデュポン@l 990型The
rmal Analyzerを用いた。
量計は、デュポン■ 910型Deferrentia
l Ca1olia+eter (以下rDSCJと云
う)を用い、記録計はデュポン@l 990型The
rmal Analyzerを用いた。
サンプル量は20ar±0.1■、Reference
としてはα−アルミナ(高滓製作所DSC用標準試料)
26.9■を用いた。
としてはα−アルミナ(高滓製作所DSC用標準試料)
26.9■を用いた。
測定はまず室温でサンプル、16f6renceをDS
Cに装填し、+180℃まで加温し、その後1分間に1
0℃の一定速度で一100℃まで冷却する。その後1分
間に20℃の昇温速度で分析する。得られる代表的なり
SC曲線を第1図に示す。
Cに装填し、+180℃まで加温し、その後1分間に1
0℃の一定速度で一100℃まで冷却する。その後1分
間に20℃の昇温速度で分析する。得られる代表的なり
SC曲線を第1図に示す。
融解熱量の計算は、以下のようにして実施した。
全結晶量(Wt)は、第1図のP−R−3−T−V−U
−Pで囲まれた部分、5−0〜100℃の結晶量(W2
)は、R−3−V−U−Rで囲マレタ斜線部分とする。
−Pで囲まれた部分、5−0〜100℃の結晶量(W2
)は、R−3−V−U−Rで囲マレタ斜線部分とする。
基準物質としては、インジウム(デュポン−〇SC用標
準試料)を用いて単位チャート面積当たりの熱量を求め
る。
準試料)を用いて単位チャート面積当たりの熱量を求め
る。
W、、Wtをインジウムから求めた熱量を基準にサンプ
ル1g当たりの熱量として求める。各々の融解熱量をΔ
H,(Total)、ΔH,(50〜100)として表
した。
ル1g当たりの熱量として求める。各々の融解熱量をΔ
H,(Total)、ΔH,(50〜100)として表
した。
なお第1図中の0からVの各点は、次のようにして決め
た。
た。
一50℃以下のベースラインの接線と吸熱ピークの接線
の交点を第1図の如く0点とする。
の交点を第1図の如く0点とする。
0点より垂線を下ろし、次式で計算された距離h(鶴)
の点をQ点とする。
の点をQ点とする。
h (WM) =1.18X10−”X C+1.95
x Sここで、Cは測定した共重合ゴムのプロピレン含
量(重量%)、Sは測定した共重合ゴムのサンプル重量
(■)である。
x Sここで、Cは測定した共重合ゴムのプロピレン含
量(重量%)、Sは測定した共重合ゴムのサンプル重量
(■)である。
Q点より水平線を引き、050曲線との交点をP点とす
る。P点より+140℃以上のベースラインへ接線を引
き、その接点をT点とする。
る。P点より+140℃以上のベースラインへ接線を引
き、その接点をT点とする。
P点、T点を結ぶ直線と50℃より上げた垂線および1
00℃より上げた垂線の交点をそれぞれ0点、7点とす
る。050曲線と50℃より上げた垂線、100℃より
上げた垂線の交点をそれぞれR点、8点とする。
00℃より上げた垂線の交点をそれぞれ0点、7点とす
る。050曲線と50℃より上げた垂線、100℃より
上げた垂線の交点をそれぞれR点、8点とする。
ムーニー粘度(ML、、4.100℃)は、予熱1分、
測定4分、温度100℃で測定。
測定4分、温度100℃で測定。
プロピレン含量(重量%)は、赤外線吸収スペクトルで
測定。
測定。
沃素価は、滴定法により測定。
引張応力、引張強度、伸び、引裂強度(B型)は、JI
S K−6301に基づき測定。
S K−6301に基づき測定。
配合ゴムのバンバリーミキサ−での加工性は、バンバリ
ー排出後のコンパウンドの状態を充填剤の混合状態、コ
ンパウンドの肌つや、まとまりを目視で評価した。その
結果は、優、良、可、劣、不可で示す。
ー排出後のコンパウンドの状態を充填剤の混合状態、コ
ンパウンドの肌つや、まとまりを目視で評価した。その
結果は、優、良、可、劣、不可で示す。
配合ゴムのロール加工性は、未加硫配合物を10インチ
ロールによってロール温度50℃±5℃、ニフブ巾2f
iでロールに巻きつけ、タイトに巻きつくまでに要する
時間の長短およびその巻きつき状態がタイトに巻きつい
ているか否かにより評価した。その結果は、優、良、可
、劣、不可で示す。
ロールによってロール温度50℃±5℃、ニフブ巾2f
iでロールに巻きつけ、タイトに巻きつくまでに要する
時間の長短およびその巻きつき状態がタイトに巻きつい
ているか否かにより評価した。その結果は、優、良、可
、劣、不可で示す。
参考例
(エチレン−α−オレフィン系共重合ゴムの製造)試料
A 充分に乾燥し、プロピレンガス置換した攪拌羽根材、容
量16j2のステンレス製重合器に液体プロピレン81
と5−エチリデン−2−ノルボルネン(ENB)0.0
85kgを仕込んだ。
A 充分に乾燥し、プロピレンガス置換した攪拌羽根材、容
量16j2のステンレス製重合器に液体プロピレン81
と5−エチリデン−2−ノルボルネン(ENB)0.0
85kgを仕込んだ。
重合器内の温度を55℃にした後、エチレンガスを吹き
込み、重合器内の圧力を36kIr/cIaGとした。
込み、重合器内の圧力を36kIr/cIaGとした。
次にトリイソブチルアルミニウム2.5g/hrおよび
塩化マグネシウムに担持した塩化チタン触媒を四塩化チ
タン換算0. 060 g/hrで連続添加し、同時に
液体プロピレンgJ/hr、エチレン1.1kg/hr
、ENBo、085kg/hrを連続添加し、共重合反
応を連続条件下で実施した。
塩化マグネシウムに担持した塩化チタン触媒を四塩化チ
タン換算0. 060 g/hrで連続添加し、同時に
液体プロピレンgJ/hr、エチレン1.1kg/hr
、ENBo、085kg/hrを連続添加し、共重合反
応を連続条件下で実施した。
重合器内の液位は、常に一定となるように反応混合物を
連続して抜き出した。重合器から抜き出した反応混合物
に反応停止剤として少量の水を加え、その後水蒸気蒸留
により溶媒を除去し、乾燥後第1表に示す特性の生ゴム
を得た。
連続して抜き出した。重合器から抜き出した反応混合物
に反応停止剤として少量の水を加え、その後水蒸気蒸留
により溶媒を除去し、乾燥後第1表に示す特性の生ゴム
を得た。
試料B
容量2001のオートクレーブ反応器中で、n−ヘキサ
ン供給量80 j! /hr、滞留時間0.75時間、
気相部のエチレン/プロピレン(モル比)1.1、EN
B供給量280 cc/hr、気相部の水素濃度2.0
モル%、重合触媒として、トリイソブチルアルミニウム
/エチルアルミニウムセスキクロライド=115の混合
物を3.5X10−’/lヘキサン、オキシ三塩化バナ
ジウムを5.8XIO−’モル/Itヘキサン、チタン
酸テトラノルマルブチル/四塩化チタン−1/1の反応
混合物;tr−2,9xlO−’モル/lヘキサンの割
合で装入し、重合温度32℃、重合圧力6kg/aJG
の条件下で連続重合を行った0重合器から抜き出された
重合液に反応停止剤として少量の水を加え、溶媒を水蒸
気蒸留にて系外に追い出し、仕上げ工程にてゴムを乾燥
した。得られたゴムの生ゴム特性を第1表に示す。
ン供給量80 j! /hr、滞留時間0.75時間、
気相部のエチレン/プロピレン(モル比)1.1、EN
B供給量280 cc/hr、気相部の水素濃度2.0
モル%、重合触媒として、トリイソブチルアルミニウム
/エチルアルミニウムセスキクロライド=115の混合
物を3.5X10−’/lヘキサン、オキシ三塩化バナ
ジウムを5.8XIO−’モル/Itヘキサン、チタン
酸テトラノルマルブチル/四塩化チタン−1/1の反応
混合物;tr−2,9xlO−’モル/lヘキサンの割
合で装入し、重合温度32℃、重合圧力6kg/aJG
の条件下で連続重合を行った0重合器から抜き出された
重合液に反応停止剤として少量の水を加え、溶媒を水蒸
気蒸留にて系外に追い出し、仕上げ工程にてゴムを乾燥
した。得られたゴムの生ゴム特性を第1表に示す。
試料C,F、H
試料Aの製造において、モノマー供給量、触媒供給量、
重合圧力を変えて試料C,F、Hを得た。
重合圧力を変えて試料C,F、Hを得た。
得られた試料の特性を第1表に示す。
試料DSESG
試料Bの製造において、気相部のエチレン/プロピレン
比、触媒量、水素供給量を変えて試料D、E、Gを得た
。
比、触媒量、水素供給量を変えて試料D、E、Gを得た
。
得られた試料の生ゴム特性を第1表に示す。
試料I
容11に2001のオートクレーブ反応器中で、n−ヘ
キサン供給量801/hr、滞留時間0.75時間、気
相部のエチレン/プロピレン(モル比)0.5、ENB
供給量275 cc/hr、気相部の水素濃度5.3モ
ル%、重合触媒として、エチルアルミニウムセスキクロ
ライドを3.8X10−’モル/lヘキサン、オキシ三
塩化バナジウムを3.2X10−’モル/lヘキサン、
重合温度32℃、重合圧力6kg/aJGの条件下で連
続重合を行った。重合器から抜き出された重合液に反応
停止剤として少量の水を加え、溶媒を水蒸気蒸留にて系
外に追い出し、仕上げ工程にてゴムを乾燥した。
キサン供給量801/hr、滞留時間0.75時間、気
相部のエチレン/プロピレン(モル比)0.5、ENB
供給量275 cc/hr、気相部の水素濃度5.3モ
ル%、重合触媒として、エチルアルミニウムセスキクロ
ライドを3.8X10−’モル/lヘキサン、オキシ三
塩化バナジウムを3.2X10−’モル/lヘキサン、
重合温度32℃、重合圧力6kg/aJGの条件下で連
続重合を行った。重合器から抜き出された重合液に反応
停止剤として少量の水を加え、溶媒を水蒸気蒸留にて系
外に追い出し、仕上げ工程にてゴムを乾燥した。
得られたゴムの生ゴム特性を第1表に示す。
試料J、に
試料■の製造において、気相部のエチレン/プロピレン
比、触媒量、水素供給量を変えて試料J、Kを得た。
比、触媒量、水素供給量を変えて試料J、Kを得た。
得られた試料の生ゴム特性を第1表に示す。
実施例1
試料Aの反応混合物(反応停止済)と試料Iの重合液(
反応停止済)を固形ゴム重量比率で20/80になるよ
うに混合容器に移し、30・分間充分に攪拌を行った。
反応停止済)を固形ゴム重量比率で20/80になるよ
うに混合容器に移し、30・分間充分に攪拌を行った。
溶媒を水蒸気蒸留により糸外に追い出し、仕上げ工程に
おいてゴムを乾燥した。
おいてゴムを乾燥した。
得られたゴムの生ゴム特性を第2表に示した。
この生ゴムを用いて下記配合処方のブレンド物を作製し
た。
た。
配合処方 重量部即ち、前記配合
成分をBR型バンバリーミキサ−を用い、70℃の温度
で4.5分間76rpmで混練り後、テトラメチルチウ
ラムモノスルフィド1.5重量部、メルカプトベンゾチ
アゾール0.5重量部を50℃に保持した10インチロ
ールで5分間混合した。このとき、ニップは2m。
成分をBR型バンバリーミキサ−を用い、70℃の温度
で4.5分間76rpmで混練り後、テトラメチルチウ
ラムモノスルフィド1.5重量部、メルカプトベンゾチ
アゾール0.5重量部を50℃に保持した10インチロ
ールで5分間混合した。このとき、ニップは2m。
ロール回転は前後のロールがそれぞれ22/28rpm
であった。加硫条件は160’C130分とし、得られ
た加硫物の性質を第2表に示す。
であった。加硫条件は160’C130分とし、得られ
た加硫物の性質を第2表に示す。
実施例2〜4、比較例1〜7
実施例1と同様の方法でブレンドゴムおよびその加硫ゴ
ムを得た。生ゴム、配合ゴムおよび加硫ゴムの特性を第
2表に示す。
ムを得た。生ゴム、配合ゴムおよび加硫ゴムの特性を第
2表に示す。
実施例5、比較例8
実施例1、比較例3に使用した生ゴムを用いて下記に示
した配合処方でゴム配合物を作製した。
した配合処方でゴム配合物を作製した。
配合処方 重量部作製方法は、配
合処方中の成分■をBR型バンバリーミキサ−を用いて
ローター回転数6゜rpm、50℃の温度で5分間混練
りし、次いで50℃に保持した10インチロールで成分
■を5分間で混合した。ロールの回転数は、前後のロー
ルがそれぞれ22/28rpmであった。
合処方中の成分■をBR型バンバリーミキサ−を用いて
ローター回転数6゜rpm、50℃の温度で5分間混練
りし、次いで50℃に保持した10インチロールで成分
■を5分間で混合した。ロールの回転数は、前後のロー
ルがそれぞれ22/28rpmであった。
加硫条件は160℃、30分とし、得られた加硫物の性
質を併せ第2表に示す。
質を併せ第2表に示す。
第1表
*1)ムーニー粘度;MLI+4.100℃*2)エチ
レン単位/プロピレン単位(重量%)本3)ΔHm (
50=100)
レン単位/プロピレン単位(重量%)本3)ΔHm (
50=100)
第1図は、代表的なりSC曲線図である。
特許出願人 日本合成ゴム株式会社
代理人 弁理士 白 井 重 隆
手続補正書(自発)
昭和60年3月1日
Claims (1)
- (1)下記条件を満足するエチレン−α−オレフィン系
共重合ゴム( I )および(II)を含有する組成物であ
って、かつ( I )と(II)との重量比率が5/95〜
50/50であり、しかも組成物の示差走査熱量計で求
められる50〜100℃の融点を待つ結晶の融解熱量が
全融解熱量の6%以上であることを特徴とするエチレン
−α−オレフィン系共重合ゴム組成物。 ( I ):共重合ゴム中のエチレン単位対 α−オレフィン単位の重量比率が85/15〜55/4
5であり、かつ共重合ゴム中のジオレフィン単位の結合
量が沃素価で0〜50であって、示差走査熱量計で求め
られる50〜100℃の融点を持つ結晶の融解熱量が全
融解熱量の12〜60%であるもの。 (II):共重合ゴム中のエチレン単位対 α−オレフィン単位の重量比率が75/25〜35/6
5であり、かつ共重合ゴム中のジオレフィン単位の結合
量が沃素価で0〜50であって、示差走査熱量計で求め
られる50〜100℃の融点を持つ結晶の融解熱量が全
融解熱量の0〜6%であるもの。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2191885A JPS61181849A (ja) | 1985-02-08 | 1985-02-08 | エチレン−α−オレフイン系共重合ゴム組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2191885A JPS61181849A (ja) | 1985-02-08 | 1985-02-08 | エチレン−α−オレフイン系共重合ゴム組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61181849A true JPS61181849A (ja) | 1986-08-14 |
Family
ID=12068457
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2191885A Pending JPS61181849A (ja) | 1985-02-08 | 1985-02-08 | エチレン−α−オレフイン系共重合ゴム組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61181849A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1991005011A1 (en) * | 1989-10-05 | 1991-04-18 | Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. | Ethylene-propylene-diene rubber, elastomer composition, and vulcanized rubber prepared therefrom |
EP0748825A3 (en) * | 1995-06-12 | 1997-10-01 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | Unconjugated ethylene-alpha-olefin polymer rubber |
JP2002173565A (ja) * | 2000-12-04 | 2002-06-21 | Jsr Corp | ゴム用配合薬品マスターバッチ |
-
1985
- 1985-02-08 JP JP2191885A patent/JPS61181849A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1991005011A1 (en) * | 1989-10-05 | 1991-04-18 | Mitsui Petrochemical Industries, Ltd. | Ethylene-propylene-diene rubber, elastomer composition, and vulcanized rubber prepared therefrom |
EP0748825A3 (en) * | 1995-06-12 | 1997-10-01 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | Unconjugated ethylene-alpha-olefin polymer rubber |
JP2002173565A (ja) * | 2000-12-04 | 2002-06-21 | Jsr Corp | ゴム用配合薬品マスターバッチ |
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