JPS61180662A - アルミニウム合金鋳物の圧力鋳造方法 - Google Patents
アルミニウム合金鋳物の圧力鋳造方法Info
- Publication number
- JPS61180662A JPS61180662A JP1969885A JP1969885A JPS61180662A JP S61180662 A JPS61180662 A JP S61180662A JP 1969885 A JP1969885 A JP 1969885A JP 1969885 A JP1969885 A JP 1969885A JP S61180662 A JPS61180662 A JP S61180662A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molten metal
- casting
- cavity
- segregation
- die
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
A0発明の目的
(1) 産業上の利用分野
本発明はアルミニウム合金鋳物の圧力鋳造方法に関する
。
。
(2) 従来の技術
低圧鋳造法、ダイカスト鋳造法等の圧力鋳造方法を適用
して得られるアルミニウム合金鋳物においては、その厚
肉部分等に偏析現象が発生し易い。
して得られるアルミニウム合金鋳物においては、その厚
肉部分等に偏析現象が発生し易い。
これは鋳物の表面が鋳型により早期に冷やされて凝固し
、一方向部が高温状態に保持されて表面よりも凝固が遅
れることに起因する。
、一方向部が高温状態に保持されて表面よりも凝固が遅
れることに起因する。
そこで従来は溶湯の鋳込温度および金型温度を高くして
偏析を抑制するようにしている。
偏析を抑制するようにしている。
(3) 発明が解決しようとする問題点しかしながら
、前記のように鋳込温度および金型温度を高くすると、
鋳物の生産速度が極めて遅くなって生産能率が低下し、
また鋳物の生産コストの上昇を来たすという問題がある
。
、前記のように鋳込温度および金型温度を高くすると、
鋳物の生産速度が極めて遅くなって生産能率が低下し、
また鋳物の生産コストの上昇を来たすという問題がある
。
本発明は上記に鑑み、極めて簡単な手段により鋳物の偏
析現象の発生を抑制し得るようにした前記圧力鋳造方法
を提供することを目的とする。
析現象の発生を抑制し得るようにした前記圧力鋳造方法
を提供することを目的とする。
B1発明の構成
(11問題点を解決するための手段
本発明は、鋳型のキャビティにおける偏析現象発生部位
に溶湯浸透性部材を配設する工程と;前記キャビティに
溶湯を加圧充填して該溶湯を前記溶湯浸透性部材に浸透
させる工程と;を用いることを特徴とする。
に溶湯浸透性部材を配設する工程と;前記キャビティに
溶湯を加圧充填して該溶湯を前記溶湯浸透性部材に浸透
させる工程と;を用いることを特徴とする。
(2)作 用
溶湯浸透性部材に浸透した溶湯は、その部材により保有
熱を奪われて凝固を促進されるので、キャビティ全体に
亘って溶湯の凝固バランスが確保され、これにより鋳物
における偏析現象の発生が抑制される。
熱を奪われて凝固を促進されるので、キャビティ全体に
亘って溶湯の凝固バランスが確保され、これにより鋳物
における偏析現象の発生が抑制される。
(3)実施例
第1図において、鋳型としての金型1は上型11と下型
1□とよりなり、両型18.1□の対向面により湯口2
とその湯口2に連通ずるキャビティ3とが形成される。
1□とよりなり、両型18.1□の対向面により湯口2
とその湯口2に連通ずるキャビティ3とが形成される。
鋳込み時における金型1の温度は略120〜200℃で
ある。
ある。
鋳物の厚肉部に対応するキャビティ3の偏析現象発生部
位3aには、溶湯浸透性部材としてのステンレス繊維成
形体4が両型1..1□の合わせ面1a、lbに端部を
挟着させる等の手段で配設される。ステンレス繊維成形
体4は、直径0.025fiのステンレス繊維を2万本
使用して得られたもので、そのカサ密度は3.5〜’5
g/cc程度である。
位3aには、溶湯浸透性部材としてのステンレス繊維成
形体4が両型1..1□の合わせ面1a、lbに端部を
挟着させる等の手段で配設される。ステンレス繊維成形
体4は、直径0.025fiのステンレス繊維を2万本
使用して得られたもので、そのカサ密度は3.5〜’5
g/cc程度である。
上記のようにステンレス繊維成形体4をキャビティ3に
配一般した後、アルミニウム合金としてJIS AC
AC材よりなる、温度700〜720℃の溶湯を湯口2
を通じて充填圧150〜400kg / cjでキャビ
ティ3に加圧充填する。
配一般した後、アルミニウム合金としてJIS AC
AC材よりなる、温度700〜720℃の溶湯を湯口2
を通じて充填圧150〜400kg / cjでキャビ
ティ3に加圧充填する。
キャビティ3に加圧充填された溶湯の鋳物の表面に対応
する部分は、金型1に保有熱を奪われて凝固し、また鋳
物の内部に対応する部分はステンレス繊維成形体4に保
有熱を奪われて凝固を促進される。
する部分は、金型1に保有熱を奪われて凝固し、また鋳
物の内部に対応する部分はステンレス繊維成形体4に保
有熱を奪われて凝固を促進される。
これによりキャビティ全体に亘って溶湯の凝固バランス
が確保されるので、鋳物における偏析現象の発生が抑制
される。
が確保されるので、鋳物における偏析現象の発生が抑制
される。
上記工程を経て第2図に示す鋳物5が得られる。
この鋳物5においてはその厚肉部5aの偏析が極めて少
なく、また厚肉部5aが繊維強化されているので高強度
である。
なく、また厚肉部5aが繊維強化されているので高強度
である。
第3図はステンレス繊維成形体を用いずに前記と同一条
件で得られた鋳物5′を示し、厚肉部5a′に偏析部分
6が発生している。本発明により得られる鋳物5におい
ては斯る偏析現象の発生が抑制される。
件で得られた鋳物5′を示し、厚肉部5a′に偏析部分
6が発生している。本発明により得られる鋳物5におい
ては斯る偏析現象の発生が抑制される。
なお、溶湯浸透性部材としては、前記繊維成形体4に限
らず、多孔質部材、例えばスチールボール等を用いた粉
末成形体を使用することができる。
らず、多孔質部材、例えばスチールボール等を用いた粉
末成形体を使用することができる。
また使用可能繊維としては、ステンレス繊維の外にカー
ボン繊維、アルミナ繊維等の金属複合材料に用いられる
ものを挙げることができる。
ボン繊維、アルミナ繊維等の金属複合材料に用いられる
ものを挙げることができる。
C1発明の効果
本発明によれば、鋳型のキャビティにおける偏析現象発
生部位に溶湯浸透性部材を配設しくその部材に溶湯を浸
透させるので、その部材によりそれに浸透した溶湯の凝
固を促進し、これによりキャビティ全体に亘って溶湯の
凝固バランスを確保して鋳物における偏析現象の発生を
抑制することができる。したがつて溶湯の鋳込温度およ
び金型温度を高くする必要がなく、その結果鋳物の生産
速度を早めて生産能率を向上し、また鋳物の生産コスト
を低減することができる= さらに溶湯浸透性部材とアルミニウム合金により複合部
が形成されるので、鋳物の複合強化を達成するといった
利点もある。
生部位に溶湯浸透性部材を配設しくその部材に溶湯を浸
透させるので、その部材によりそれに浸透した溶湯の凝
固を促進し、これによりキャビティ全体に亘って溶湯の
凝固バランスを確保して鋳物における偏析現象の発生を
抑制することができる。したがつて溶湯の鋳込温度およ
び金型温度を高くする必要がなく、その結果鋳物の生産
速度を早めて生産能率を向上し、また鋳物の生産コスト
を低減することができる= さらに溶湯浸透性部材とアルミニウム合金により複合部
が形成されるので、鋳物の複合強化を達成するといった
利点もある。
第1図は本発明を実施するために用いる鋳型の断面図、
第2図は本発明により得られた鋳物の断面図、第3図は
従来法により得られた鋳物の断面図である。
第2図は本発明により得られた鋳物の断面図、第3図は
従来法により得られた鋳物の断面図である。
Claims (1)
- 鋳型のキャビティにおける偏析現象発生部位に溶湯浸透
性部材を配設する工程と;前記キャビティに溶湯を加圧
充填して該溶湯を前記溶湯浸透性部材に浸透させる工程
と;よりなるアルミニウム合金鋳物の圧力鋳造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1969885A JPS61180662A (ja) | 1985-02-04 | 1985-02-04 | アルミニウム合金鋳物の圧力鋳造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1969885A JPS61180662A (ja) | 1985-02-04 | 1985-02-04 | アルミニウム合金鋳物の圧力鋳造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61180662A true JPS61180662A (ja) | 1986-08-13 |
Family
ID=12006482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1969885A Pending JPS61180662A (ja) | 1985-02-04 | 1985-02-04 | アルミニウム合金鋳物の圧力鋳造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61180662A (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5443128A (en) * | 1977-09-13 | 1979-04-05 | Kotobuki Kinzoku Kougiyou Kk | Method of preventing segregation in molten metal casting |
JPS5893557A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-03 | Toyota Motor Corp | 繊維複合金属材料の製造法 |
-
1985
- 1985-02-04 JP JP1969885A patent/JPS61180662A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5443128A (en) * | 1977-09-13 | 1979-04-05 | Kotobuki Kinzoku Kougiyou Kk | Method of preventing segregation in molten metal casting |
JPS5893557A (ja) * | 1981-11-30 | 1983-06-03 | Toyota Motor Corp | 繊維複合金属材料の製造法 |
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