JPS61179848A - 切削用高硬度焼結体 - Google Patents
切削用高硬度焼結体Info
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- JPS61179848A JPS61179848A JP3217086A JP3217086A JPS61179848A JP S61179848 A JPS61179848 A JP S61179848A JP 3217086 A JP3217086 A JP 3217086A JP 3217086 A JP3217086 A JP 3217086A JP S61179848 A JPS61179848 A JP S61179848A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、を方晶形窒化硼素および/またはウルツ形窒
化硼素結晶およびこの−・部をダイヤモンドで置換する
ようにした窒化硼素結晶を有する切削用高硬度焼結体に
関し、特にその結合材を改良したことにより、靭性の高
い焼結体が得られ、高硬度被削材の断続切削や鋳鉄系の
旋削等に好適するようにしたものである。
化硼素結晶およびこの−・部をダイヤモンドで置換する
ようにした窒化硼素結晶を有する切削用高硬度焼結体に
関し、特にその結合材を改良したことにより、靭性の高
い焼結体が得られ、高硬度被削材の断続切削や鋳鉄系の
旋削等に好適するようにしたものである。
従来、この種の切削用高硬度焼結体は1通常結合材によ
って結合されており、結合材の例としては、特公昭52
−43846号公報にみられるような特定のアルミ合金
からなる金属系、特開昭53−77811号公報にみら
れるようなセラミックス系のものが知られている。
って結合されており、結合材の例としては、特公昭52
−43846号公報にみられるような特定のアルミ合金
からなる金属系、特開昭53−77811号公報にみら
れるようなセラミックス系のものが知られている。
しかしながら、これらの焼結体は、断続切削や重切削に
対しては必ずしも満足すべき結果を得ておらず、結合材
の改良が要望されている。
対しては必ずしも満足すべき結果を得ておらず、結合材
の改良が要望されている。
本発明は、と述の点に鑑みなされたもので、立方晶形お
よび/またはウルツ形の窒化硼素および ″この一
部をダイヤモンドで置換した窒化硼素がT i N系−
金属系、TiCN系−金属系からなる結合材とともに超
高圧高温下で焼結されるようにした切削用高硬度焼結体
において、前記窒化硼素結晶は、ダイヤモンドの置換量
を含めて体積で40〜95%であり、また残りの結合材
は、TiN系および/またはTiCN系の成分としては
、TiNおよび/またはTi CNをそれぞれ単独もし
くはTiNおよび/またはTiCNを主体としてこれに
ffa、Va、1FIa族金属の炭化物、窒化物および
硼化物又はAjL203の1種又は2種以上を含むもの
が選択され、金属系の成分としては、NbおよびMoの
第1群、NiおよびG。
よび/またはウルツ形の窒化硼素および ″この一
部をダイヤモンドで置換した窒化硼素がT i N系−
金属系、TiCN系−金属系からなる結合材とともに超
高圧高温下で焼結されるようにした切削用高硬度焼結体
において、前記窒化硼素結晶は、ダイヤモンドの置換量
を含めて体積で40〜95%であり、また残りの結合材
は、TiN系および/またはTiCN系の成分としては
、TiNおよび/またはTi CNをそれぞれ単独もし
くはTiNおよび/またはTiCNを主体としてこれに
ffa、Va、1FIa族金属の炭化物、窒化物および
硼化物又はAjL203の1種又は2種以上を含むもの
が選択され、金属系の成分としては、NbおよびMoの
第1群、NiおよびG。
の第2群、さらにAnおよびSiの第3群からそれぞれ
1種又は2種以上が選択された三重成分からなるように
した靭性の高い切削用高硬度焼結体が構成されるように
したものである。
1種又は2種以上が選択された三重成分からなるように
した靭性の高い切削用高硬度焼結体が構成されるように
したものである。
以下本発明切削用高硬度焼結体における一実施例につい
て図を参照しながら説明する。
て図を参照しながら説明する。
第1図において、lは本発明の切削用高硬度焼結体が示
されている。この高硬度焼結体lは、立方晶形および/
またはウルツ形の窒化硼素結晶およびこの一部をダイヤ
モンドで置換したものがTiN系−金属系、TtCN系
−金属系の結合材とともに超高圧高温下で焼結されたも
のである。
されている。この高硬度焼結体lは、立方晶形および/
またはウルツ形の窒化硼素結晶およびこの一部をダイヤ
モンドで置換したものがTiN系−金属系、TtCN系
−金属系の結合材とともに超高圧高温下で焼結されたも
のである。
この場合、超高圧高温状態は、通常4方加圧方式、6方
加圧方式、ピストンシリンダ一方式およびベルト方式な
どの超高圧発生装置により得られるものである。
加圧方式、ピストンシリンダ一方式およびベルト方式な
どの超高圧発生装置により得られるものである。
前記高硬度焼結体lは、焼結体の全量のうち、体積で4
0〜95%を含み、残りが結合材となる。この場合、ダ
イヤモンドの置換量は1種々検討した結果、窒化硼素に
対して20%以下が好適した。なお、立方晶形窒化硼お
よびウルツ形窒化硼素結晶が混在する場合には、原料と
して配合されたウルツ形窒化硼素の約を分車上が超高圧
、高温の焼結によって立方晶形窒化硼素に転換されてい
ることが切削性能上好ましいものである。
0〜95%を含み、残りが結合材となる。この場合、ダ
イヤモンドの置換量は1種々検討した結果、窒化硼素に
対して20%以下が好適した。なお、立方晶形窒化硼お
よびウルツ形窒化硼素結晶が混在する場合には、原料と
して配合されたウルツ形窒化硼素の約を分車上が超高圧
、高温の焼結によって立方晶形窒化硼素に転換されてい
ることが切削性能上好ましいものである。
そして、結合材は前述したように、TiN系および/ま
たはTiCN系の成分と金属系の成分からなっており、
TiN系および/また1tTiCN系の成分ば、金属系
の成分と同じか又は多く含まれ、TiNおよび/または
TiCNをそれぞれ単独もしくはTiNおよび/または
TiCNを主体としてこれにffa、Va、Via族金
属の炭化物。
たはTiCN系の成分と金属系の成分からなっており、
TiN系および/また1tTiCN系の成分ば、金属系
の成分と同じか又は多く含まれ、TiNおよび/または
TiCNをそれぞれ単独もしくはTiNおよび/または
TiCNを主体としてこれにffa、Va、Via族金
属の炭化物。
窒化物および硼化物又はAl2O2の1種又は2種以上
を含むものが選択されいる。この場合、TiNおよび/
またはTiCNを主体とするものは、TiN系および/
またはTiCN系の成分全量のうち体積で少なくとも5
0%以とを占めることが必要である。これは、高硬度焼
結体lに対し、靭性を付シすることからである。また、
IVa、Va、Vla族金属の炭化物、窒化物および硼
化物の例としては、WC、Mo2C等の炭化物、Mo2
N、NbN、TiN等の窒化物、TiB2 、ZrB2
等の硼化物を挙げることができる。
を含むものが選択されいる。この場合、TiNおよび/
またはTiCNを主体とするものは、TiN系および/
またはTiCN系の成分全量のうち体積で少なくとも5
0%以とを占めることが必要である。これは、高硬度焼
結体lに対し、靭性を付シすることからである。また、
IVa、Va、Vla族金属の炭化物、窒化物および硼
化物の例としては、WC、Mo2C等の炭化物、Mo2
N、NbN、TiN等の窒化物、TiB2 、ZrB2
等の硼化物を挙げることができる。
さらに、金属系の成分としては、NbおよびM o (
1)第1群、NiおよびCoの第2群、AlおよびSi
の第3群からそれぞれ1種又は2補具りが選択された三
重成分からなるものである。この場合、一つの群として
は、第1群から第3群の合計量の5%以Eになっている
ことが必要である。
1)第1群、NiおよびCoの第2群、AlおよびSi
の第3群からそれぞれ1種又は2補具りが選択された三
重成分からなるものである。この場合、一つの群として
は、第1群から第3群の合計量の5%以Eになっている
ことが必要である。
これは、三重成分の特性を充分に活かすためである。
そして、この高硬度焼結体lは、例えば、第2図に示さ
れるような超硬合金からなる板状体2の切欠段部3内に
ろう付けされたりして切削に関午する。また、第3図は
、超硬合金からなる基台4上に高硬度焼結体lが超高圧
高温下の焼結によって固着されたものである。これらの
焼結は、前述した特公昭52−43846号公報等に詳
細にわたって説示され、超高圧発生装置を利用すれば容
易に行なえるものである。
れるような超硬合金からなる板状体2の切欠段部3内に
ろう付けされたりして切削に関午する。また、第3図は
、超硬合金からなる基台4上に高硬度焼結体lが超高圧
高温下の焼結によって固着されたものである。これらの
焼結は、前述した特公昭52−43846号公報等に詳
細にわたって説示され、超高圧発生装置を利用すれば容
易に行なえるものである。
また、第4図および第5図は、変形例を示したもので、
超硬合金からなる円板状の基台4の中央凹部5内に高硬
度焼結体lが備えられるようにしたものである。この場
合には、例えば第6図にみられるように適宜数に切り出
されることによって切刃チップが構成される。
超硬合金からなる円板状の基台4の中央凹部5内に高硬
度焼結体lが備えられるようにしたものである。この場
合には、例えば第6図にみられるように適宜数に切り出
されることによって切刃チップが構成される。
このようにしたのは、高硬度焼結体lが通常のろう材に
対しては、濡れ性が悪いため、ろう付は面に超硬合金製
の前記基台4が位置するようにしたものである。
対しては、濡れ性が悪いため、ろう付は面に超硬合金製
の前記基台4が位置するようにしたものである。
したがって、バイトホルダーを構成する場合には1例え
ば第7図にみられるようにバイトシャンク6の切欠段部
7内で、銀ろう、銅ろう等でろう付けされる。
ば第7図にみられるようにバイトシャンク6の切欠段部
7内で、銀ろう、銅ろう等でろう付けされる。
第8図は、超硬合金の板状体2の切欠段部3にろう付け
されたものが示されており、この場合には、前記中央凹
部5を多角形としたことから、後方が直線を呈するよう
になっている。
されたものが示されており、この場合には、前記中央凹
部5を多角形としたことから、後方が直線を呈するよう
になっている。
(実施例1)
実施例1は、立方晶形の窒化硼素結晶およびウルツ形の
窒化硼素結晶の一部をダイヤモンドで置換したもので、
配合組成、製造条件および焼結体のヌープ硬度等がそれ
ぞれ第1表に示されている。なお、得られた高硬度焼結
体1は、その混合粉をボールミルで30時間混合した後
、乾燥して4 t/cm2の圧力で成形され、次いで得
られた圧粉体が、a高圧発生装置により第1表に示され
た製造条件で焼結されたものである。
窒化硼素結晶の一部をダイヤモンドで置換したもので、
配合組成、製造条件および焼結体のヌープ硬度等がそれ
ぞれ第1表に示されている。なお、得られた高硬度焼結
体1は、その混合粉をボールミルで30時間混合した後
、乾燥して4 t/cm2の圧力で成形され、次いで得
られた圧粉体が、a高圧発生装置により第1表に示され
た製造条件で焼結されたものである。
また、第1表中の実験例1,2.4では、金属系のNi
とAfLとは単独で配合されているが。
とAfLとは単独で配合されているが。
N1AJL 、N12Au3にみられる金属間化合物と
して配合しても、焼結体の性質ははC同様であった。こ
のことは、C−oAJl、Co2A立5 。
して配合しても、焼結体の性質ははC同様であった。こ
のことは、C−oAJl、Co2A立5 。
Co4Au3 、Co2A立9にみられる金属間化合物
も同様のことがいえる。
も同様のことがいえる。
さらに、第1表中の実験例1〜5について、切削試験を
した結果、本発明の切削用高硬度焼結体は、焼入れ鋼材
であっても、相当な高速切削が可能であり、20分〜2
5分の切削時においてフランク摩耗が少なかった。また
、第1表の切削試験とは、別にチルド鋳鉄(ショアー硬
度62)および焼入された5KD−11を対象にして、
実施例、lでみられる試料で断続的な旋削、フライス切
削をしたがこれらにも利用できることが確認された。こ
の場合、チルド鋳鉄の断続切削は、直径5011冒から
なる被削材の軸方向に2つの切欠き(10■■巾)を設
けたもので、そのときの切削条件は、切削速度V= 8
0s/sin 、切込みd=0 、2 ms、送りf
= 0 、15m/revとしたもノテある。そして、
切削時間45分でフランク摩耗が0.28m鵬であり、
刃先には、チッピングがみられなかった。
した結果、本発明の切削用高硬度焼結体は、焼入れ鋼材
であっても、相当な高速切削が可能であり、20分〜2
5分の切削時においてフランク摩耗が少なかった。また
、第1表の切削試験とは、別にチルド鋳鉄(ショアー硬
度62)および焼入された5KD−11を対象にして、
実施例、lでみられる試料で断続的な旋削、フライス切
削をしたがこれらにも利用できることが確認された。こ
の場合、チルド鋳鉄の断続切削は、直径5011冒から
なる被削材の軸方向に2つの切欠き(10■■巾)を設
けたもので、そのときの切削条件は、切削速度V= 8
0s/sin 、切込みd=0 、2 ms、送りf
= 0 、15m/revとしたもノテある。そして、
切削時間45分でフランク摩耗が0.28m鵬であり、
刃先には、チッピングがみられなかった。
また、5KD−11のフライス切削は、1枚刃のものと
してカッタ一本体(図示せず)に取付けて行なったもの
である。このときの切削条件は、切削速度V= 200
x/win 、切込みd=0.5履■、送りf=0.1
■■/刃で、3000c履2の切削面積で欠損した。
してカッタ一本体(図示せず)に取付けて行なったもの
である。このときの切削条件は、切削速度V= 200
x/win 、切込みd=0.5履■、送りf=0.1
■■/刃で、3000c履2の切削面積で欠損した。
これに対し、比較の従来品では、断続旋削では刃こぼれ
を起し、またフライス切削では、約手分位の切削面積で
欠損した。このような優劣が出たのは、本発明の切削用
高硬度焼結体lが結合材の選択により、高温特性、靭性
等が改善された結果と考えられる。
を起し、またフライス切削では、約手分位の切削面積で
欠損した。このような優劣が出たのは、本発明の切削用
高硬度焼結体lが結合材の選択により、高温特性、靭性
等が改善された結果と考えられる。
(実施例2)
実施例2は、ケ方品形、ウルツ形の窒化硼素結晶に対し
ダイヤモンドを含むようにしたものである。
ダイヤモンドを含むようにしたものである。
この結果1本発明品は、比較量に対し、いずれもすぐれ
ていることが判明した。特に、鋳鉄系の被削材に対して
有効であった。
ていることが判明した。特に、鋳鉄系の被削材に対して
有効であった。
以下余白
(実施例3)
実施例3は、立方晶形の窒化硼素およびウルツ形の窒化
硼素に対し、ダイヤモンドを含むようにするとともに、
結合材については、T i N 。
硼素に対し、ダイヤモンドを含むようにするとともに、
結合材については、T i N 。
T i CNに対して、その他の添加物を含むようにし
たものである。こ−で、その他の添加物は。
たものである。こ−で、その他の添加物は。
rVa、Va、VIa族金属の炭化物、窒化物、硼化物
又はAl2O3を意味している。
又はAl2O3を意味している。
この結果1本発明品は、比較品に対し、いずれもすぐれ
た成績を示した。
た成績を示した。
また、実施例1および実施例2に対して、実施例3は、
刃先の損傷状態がきれいで、チッピングがなく、境界摩
耗の発生が少ない傾向を示した。
刃先の損傷状態がきれいで、チッピングがなく、境界摩
耗の発生が少ない傾向を示した。
以下余白
(実施例4)
実施例4は、立方晶形、ウルフ形の窒化硼素に対して、
その一部をダイヤモンドで置換し、王者混晶としたもの
である。また結合材については。
その一部をダイヤモンドで置換し、王者混晶としたもの
である。また結合材については。
T i N 、 T i CNに対して、その他の添加
物を含むようにしたものである。この場合も、実施例3
と同様、その他の添加物は、■a、Va、Via族金属
の炭化物、窒化物、硼化物又はA立203を意味してい
る。
物を含むようにしたものである。この場合も、実施例3
と同様、その他の添加物は、■a、Va、Via族金属
の炭化物、窒化物、硼化物又はA立203を意味してい
る。
この結果、本発明品は、比較量に対し、いずれもすぐれ
た成績を示した。
た成績を示した。
また、実施例4は、前述した実施例3とは(同様の傾向
を示したが、特に、低炭素鋼の旋削において有効な成績
を示した。
を示したが、特に、低炭素鋼の旋削において有効な成績
を示した。
以下余白
本発明の切削用高硬度焼結体lは、以上述べた実施例1
〜4および各種の実験から以下の事項が確認された。
〜4および各種の実験から以下の事項が確認された。
■ 立方晶形および/またはウルツ形の窒化硼素および
ダイヤモンド結晶は1体積で40〜95%含まれる範囲
が適用できること。
ダイヤモンド結晶は1体積で40〜95%含まれる範囲
が適用できること。
これは、切削条件、被削材によりその範囲が選択される
ものである。
ものである。
また立方晶形およびウルツ形の窒化硼素が混晶する場合
は、原料として配合されたウルツ形窒化硼素の約半分具
とが、超高圧、高温下の焼結によって立方晶形窒化硼素
結晶に転換していることが好ましい、これは、切削試験
結果の傾向によるものである。さらに、ダイヤモンドの
置換量は、20%以下(0を含まず)が好ましい、ダイ
ヤモンドの置換量が20%を越えると、鉄系被削材の場
合には、切削時の発熱により、ダイヤモンドの劣化が激
しく不都合になるからである。
は、原料として配合されたウルツ形窒化硼素の約半分具
とが、超高圧、高温下の焼結によって立方晶形窒化硼素
結晶に転換していることが好ましい、これは、切削試験
結果の傾向によるものである。さらに、ダイヤモンドの
置換量は、20%以下(0を含まず)が好ましい、ダイ
ヤモンドの置換量が20%を越えると、鉄系被削材の場
合には、切削時の発熱により、ダイヤモンドの劣化が激
しく不都合になるからである。
■ TiN系および/またはTiCN系の成分は、Ti
NおよびTiCNがそれぞれ単独もしくはTiNおよび
/またはTiCNを主体としてこれにIVa、Va、V
Ia族金属の炭化物、窒化物および硼化物の1種又は2
種以上を含んだものが適用できること。
NおよびTiCNがそれぞれ単独もしくはTiNおよび
/またはTiCNを主体としてこれにIVa、Va、V
Ia族金属の炭化物、窒化物および硼化物の1種又は2
種以上を含んだものが適用できること。
TiN系およU/またはTiCN系としたのは、これら
の系が固溶することにより、高温高圧下における焼結温
度を下げ、焼結を容易にすることからである。また靭性
も向上することからである。
の系が固溶することにより、高温高圧下における焼結温
度を下げ、焼結を容易にすることからである。また靭性
も向上することからである。
TiNおよび/またはTiCNを主体として場合には、
TiNおよびTiCNが、体積で少なくとも50%以上
占めるものが好適する。また、その上限としては80%
が好適する。
TiNおよびTiCNが、体積で少なくとも50%以上
占めるものが好適する。また、その上限としては80%
が好適する。
■ TiN系および/またはTiCN系の成分は、金属
系の成分と等量か又はこれよりも多く、すなわち結合材
中の50〜80%含まれること。
系の成分と等量か又はこれよりも多く、すなわち結合材
中の50〜80%含まれること。
これは、TiN系および/またはTiCN系の特徴であ
る高温特性が有効に働くために必要なためである。
る高温特性が有効に働くために必要なためである。
■ 結合材としての金属系の成分は、NbおよびMoの
第1群、NiおよびCoの第2群、AMおよびSiの第
3群からそれぞれ1種又は2補具りが選択された三重成
分が適用されること、そして、一つの群としては、第1
群から第3群の合計量に対して5%以上は含まれること
。
第1群、NiおよびCoの第2群、AMおよびSiの第
3群からそれぞれ1種又は2補具りが選択された三重成
分が適用されること、そして、一つの群としては、第1
群から第3群の合計量に対して5%以上は含まれること
。
これらは、単体金属粉末、合金粉末又は金属間化合物と
して組合わされてもよいものである。この場合、第3群
の成分は、第1群および第2群の成分に対して固溶体化
を促進し、第3群の存在により高温強度を増す働きをな
すものである。
して組合わされてもよいものである。この場合、第3群
の成分は、第1群および第2群の成分に対して固溶体化
を促進し、第3群の存在により高温強度を増す働きをな
すものである。
そして、これらの成分は、前記T i N系、TiCN
系の成分に対しては、結合助材的な役割をなし、結果的
に強固な結合が得られるものである。
系の成分に対しては、結合助材的な役割をなし、結果的
に強固な結合が得られるものである。
本発明は、以上説明したように、切削用高硬度焼結体に
ついて、高温特性、靭性等が改善されるように特定され
たTiN系−金属系および/またはT i CN系−金
属系の結合材を選択したものであるから、高硬度被削材
の断続切削や鋳鉄系の旋削において、特に好適するもの
である。
ついて、高温特性、靭性等が改善されるように特定され
たTiN系−金属系および/またはT i CN系−金
属系の結合材を選択したものであるから、高硬度被削材
の断続切削や鋳鉄系の旋削において、特に好適するもの
である。
第1図は1本発明切削用高硬度焼結体の一実施例を示す
斜視図、第2図は、超硬合金の板状体にろう付けした場
合における斜視図、第3図は、超硬合金からなる基台上
に超高圧高温下で焼結固着した斜視図、第4図は、第3
図の変形例を示す正面図、第5図は、第4図中のv−v
線に沿って得られる断面図、第6図は、第4図および第
6図のものから切り出された切刃チップを示す斜視図。 第7図は、バイトホルダーにろう付けした状態を示す斜
視図、第8図は、変形した切刃チップを超硬合金の板状
体にろう付けした状態を示す斜視図である。 l・・・切削用高硬度焼結体 2・・・板状体
4・・・基台 5・・・中央凹
部6・・・バイトシャンク
斜視図、第2図は、超硬合金の板状体にろう付けした場
合における斜視図、第3図は、超硬合金からなる基台上
に超高圧高温下で焼結固着した斜視図、第4図は、第3
図の変形例を示す正面図、第5図は、第4図中のv−v
線に沿って得られる断面図、第6図は、第4図および第
6図のものから切り出された切刃チップを示す斜視図。 第7図は、バイトホルダーにろう付けした状態を示す斜
視図、第8図は、変形した切刃チップを超硬合金の板状
体にろう付けした状態を示す斜視図である。 l・・・切削用高硬度焼結体 2・・・板状体
4・・・基台 5・・・中央凹
部6・・・バイトシャンク
Claims (2)
- (1)立方晶形および/またはウルツ形の窒化硼素結晶
およびダイヤモンドを40〜95体積%(以下%という
)含み、残りをTiN系−金属系および/またはTiC
N系−金属系からなる結合材とした切削用高硬度焼結体
において、 前記ダイヤモンドは、窒化硼素結晶に対して20%以下
(10%を含まず)になっており、また、TiN系およ
び/またはTiCN系の成分は、TiNおよび/または
TiCNが結合材中の50〜80%の範囲内で、他の添
加物を含まないようになっており、 さらに、前記金属系の成分は、結合材中の50〜20%
の範囲内で、NbおよびMoの第1群、NiおよびCo
の第2群、AlおよびSiの第3群からそれぞれ選択さ
れた1種又は2種以上を含み、しかも一つの群としては
、第1群〜第3群の合計量の5%以上になっていること
を特徴とする切削用高硬度焼結体。 - (2)立方晶形および/またはウルツ形の窒化硼素結晶
およびダイヤモンドを40〜95体積%(以下%という
)含み、残りをTiN系−金属系および/またはTiC
N系−金属系からなる結合材とした切削用高硬度焼結体
において、 前記ダイヤモンドは、窒化硼素結晶に対して20%以下
(0%を含まず)になっており、また、前記TiN系お
よび/またはTiCN系の成分は、結合材中の50〜8
0%の範囲内で、しかもTiNおよび/またはTiCN
がこの系の中で50〜80%で、残りをIVa、Va、V
Ia族金属の炭化物、窒化物および硼化物又は Al_2O_3の1種又は2種以上としたものからなり
、 さらに、前記金属系の成分は、結合材中の50〜20%
の範囲内で、NbおよびMoの第1群、NiおよびCo
の第2群、AlおよびSiの第3群からそれぞれ選択さ
れた1種又は2種以上を含み、しかも一つの群としては
、第1群〜第3群の合計量の5%以上になっていること
を特徴とする切削用高硬度焼結体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217086A JPS61179848A (ja) | 1986-02-17 | 1986-02-17 | 切削用高硬度焼結体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3217086A JPS61179848A (ja) | 1986-02-17 | 1986-02-17 | 切削用高硬度焼結体 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54144670A Division JPS6014826B2 (ja) | 1979-11-08 | 1979-11-08 | 切削用高硬度焼結体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61179848A true JPS61179848A (ja) | 1986-08-12 |
JPS6154858B2 JPS6154858B2 (ja) | 1986-11-25 |
Family
ID=12351461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3217086A Granted JPS61179848A (ja) | 1986-02-17 | 1986-02-17 | 切削用高硬度焼結体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61179848A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7081424B2 (en) | 2003-12-25 | 2006-07-25 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | High-strength, highly thermally conductive sintered compact of cubic boron nitride |
WO2007145071A1 (ja) | 2006-06-12 | 2007-12-21 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | 複合焼結体 |
WO2008093577A1 (ja) | 2007-01-30 | 2008-08-07 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | 複合焼結体 |
CN105779840A (zh) * | 2016-03-21 | 2016-07-20 | 代洪光 | 一种金刚石铁基金属复合材料铸件、金刚石双铁基合金复合材料铸件及其制备方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5312095B2 (ja) * | 2009-02-25 | 2013-10-09 | 京セラ株式会社 | 切削工具 |
-
1986
- 1986-02-17 JP JP3217086A patent/JPS61179848A/ja active Granted
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7081424B2 (en) | 2003-12-25 | 2006-07-25 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | High-strength, highly thermally conductive sintered compact of cubic boron nitride |
WO2007145071A1 (ja) | 2006-06-12 | 2007-12-21 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | 複合焼結体 |
US8999023B2 (en) | 2006-06-12 | 2015-04-07 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Composite sintered body |
US10307829B2 (en) | 2006-06-12 | 2019-06-04 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Composite sintered body |
WO2008093577A1 (ja) | 2007-01-30 | 2008-08-07 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | 複合焼結体 |
EP2108632A1 (en) * | 2007-01-30 | 2009-10-14 | Sumitomo Electric Hardmetal Corp. | Sintered composite material |
EP2108632A4 (en) * | 2007-01-30 | 2012-05-09 | Sumitomo Elec Hardmetal Corp | SINTERED COMPOSITE |
CN105779840A (zh) * | 2016-03-21 | 2016-07-20 | 代洪光 | 一种金刚石铁基金属复合材料铸件、金刚石双铁基合金复合材料铸件及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6154858B2 (ja) | 1986-11-25 |
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