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JPS6117729B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6117729B2
JPS6117729B2 JP56002867A JP286781A JPS6117729B2 JP S6117729 B2 JPS6117729 B2 JP S6117729B2 JP 56002867 A JP56002867 A JP 56002867A JP 286781 A JP286781 A JP 286781A JP S6117729 B2 JPS6117729 B2 JP S6117729B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cassette
paper
lever
transfer paper
cam lever
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP56002867A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56113632A (en
Inventor
Takao Nezu
Shunichi Abe
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP286781A priority Critical patent/JPS56113632A/ja
Publication of JPS56113632A publication Critical patent/JPS56113632A/ja
Publication of JPS6117729B2 publication Critical patent/JPS6117729B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Paper Feeding For Electrophotography (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は電子写真複写機或は電子写真複写法の
原理を応用したオフセツト印刷機等の事務機にお
いて、転写用紙を収納せる用紙カセツトを装置本
体側に設けた給紙部の所定位置に装填するための
用紙カセツト装填装置に関するものである。 現在、多くの複写装置において用紙カセツトが
利用されていることは周知の通りである。該カセ
ツトは装置本体に対して着脱自在に設けられてお
り、従つて使用しようとする転写紙の大きさが、
装置内に装填されているカセツト内の転写用紙の
大きさと異なる場合であつてもカセツトの交換の
みで至極簡単に用紙交換が可能であるという大き
な長所を有している。ここで、給紙方法及びカセ
ツトの構造につき若干説明する。一般に給紙の方
法としては、 ○イ 堆積転写用紙の最上部の用紙と係合しうる如
く給紙ローラを装置本体側に配設せしめると同
時に、該ローラを上下動自在となしておき、複
写操作に同調せる前記給紙ローラの回転によつ
て転写用紙を一枚づつ送り出し、該転写用紙の
減少に追随する給紙ローラの降下に従つて最後
の用紙まで給送しうる如くなす方法と ○ロ 装置本体側の所定の位置に給紙ローラを固設
せしめておき、複写操作に伴う堆積転写用紙の
減少による該用紙の給紙ローラとの係合は堆積
転写用紙を上昇せしめる機構により確実に保ち
結果として前記○イの方法と同様最後の転写用紙
まで給送しうる如くなす方法とがある。 叙上の説明から明白な如く○イの方法においては
転写用紙のスタート位置が順次変位し、○ロの方法
では常に一定の位置から転写用紙はスタートす
る。 後述するが、通常の複写装置においては中間媒
体(電子写真複写装置においては回転感光板、オ
フセツト印刷機においては原版を指す。)上の画
像位置と転写用紙との関係を常に一定の関係に保
つことが望まれていることから、少しでも位置ズ
レの要因を除去できる点で○イの方法より○ロの方法
の採用が多くなつているのが現状である。勿論、
○イの方法においても後述の如く同期をとる手段が
ないわけではない。 次に従来のカセツトの構造を装置本体に対する
装填と関係づけて説明する。前記○イの方法を用い
る場合のカセツトとしては特公昭49−26847号に
おける第2図の如きものが考えられている。即
ち、カセツト内低部にシート状用紙受け板を緩く
落し込みその上に多数の転写用紙を保持(収納)
せしめる如くなすと共に、カセツトの低板に孔を
設けた構造である。 斯ようなカセツトを装置本体に装填するに際し
ては、給紙ローラをカセツト内の最上部転写用紙
と接触しない様な位置に保持せしめたのち、カセ
ツトの前記孔と装置本体に設けた突起とを嵌合せ
しめ、カセツトの装填を完了する。この時、前記
孔を貫通する突起はカセツトを所定位置に固定す
る他に前記カセツト内に落し込んだシート状紙受
け板をも支持することになる。従つて、最下部に
ある転写用紙の位置は必然的に一定位置を有す
る。 一方、前記○ロの方法を用いる場合のカセツトと
しては、例えば特開昭49−127632号における第2
図の如きものが考えられている。即ち、カセツト
内低部であつて、一端(給紙ローラに対して遠く
に位置する側)を支点として回動しうる如くシー
ト受け板を配設せしめるとともに、該シート状紙
受け板の自由端(給紙ローラの真下位置)とカセ
ツト低部との間にスプリングを付設した構造のカ
セツトがそれである。或は又、特開昭49−131139
号における第3図として示されるカセツトがそれ
である。即ち、前記の如くカセツト内にシート状
紙受け板は有するがスプリングは有しておらず、
転写紙の上昇は、カセツト装填時カセツト低壁に
設けた孔を介して前記シート状紙受け板に当接し
うる如く、スプリングにより偏倚力を付与せしめ
た加圧部材をもつて給紙ローラと用紙との対接を
行うものである。 本発明における給紙方法は、前述した○ロの方法
即ち、定位置から転写用紙をスタートせしめる方
法に属するものであり、且本発明におけるカセツ
トの構造は該カセツト内にスプリング等の加圧部
材を有するものではなく、装置本体側に設けた加
圧部材との結合により転写用紙の上昇が得られる
構造であつて、斯様な結合形態におけるカセツト
装填装置であると表現しうる。 さて、前記刊行物中、本発明と同じような結合
形態を開示しているのは特開昭49−131139号であ
る。しかしながら、これにみられるように、この
種のものにおいては、カセツトを所定位置に固定
する段階と、前記加圧部材と実質的に前記転写紙
に作用せしめる段階とにわかれていた。 即ち、カセツト装填時、加圧部材と関係づけた
レバーを手操作で作動せしめることにより、加圧
部材をカセツト摺動平面から退避せしめ、次にカ
セツトを装置本体の所定箇所に固定し、しかる後
前記レバーを前記と逆の方向に作動せしめること
によつて、加圧部材と転写用紙との係合を得、複
写操作の準備を完了するものであつた。 このように加圧部材を退避せしめた後、複写操
作準備完了までに二度の異なつた作業をしなけれ
ばならないことは取扱上、極めてわずらわしいも
のである。 以下図面に基づき本発明を説明する。 第1図は転写式電子写真複写装置の概略を示す
説明の便宜上の図である。1は装置全体を示す。
2は例えばセレン、CdS等の光導電性絶縁層をそ
の表面に有してなる受容型(継ぎ目なし)の感光
ドラムで、複写時、矢印の如く時計方向に等速回
転するように制御してある。 3は透明ガラスから成る原稿載置面Fを含む往
復動可能な原稿台であり、往復動、即ち走査時に
前記感光ドラム1の線速度と同一の速度をもつて
矢印(実線)の向きに移動しうるように公知の方
法をもつて制御せしめてある。 4は前記原稿台3の移動路の下側に配設せしめ
た露光用ランプである。 5,L及び6は、前記走査時、露光用ランプ4
に基因せる原稿Oの反射光線像をスリツトSを介
して感光ドラム1上に導くための光学系を構成す
る要素で、夫々第一ミラー、レンズ及び第二ミラ
ーを示す。 前記光線像は当然の事乍ら、コロナ帯電極7の
作用を受けて一様な電荷を付与された感光ドラム
1表面に対して投射せられるものである。 8は磁気ブラシ現像装置であつた、前記帯電極
7とスリツトSを介して到達せる光線との機能に
より感光ドラム上に順次形成せられる原稿Oに対
応する静電荷潜像を可視像(トナー像)となすべ
く作用する。800はその枠、810は例えばア
ルミニウム、鎮鍮等導電性且非磁性から成る円筒
型スリーブ(以下単にスリーブという)で、現像
時には矢印方向に回転しうる如く適宜の駆動系に
連結してある。802は永久磁石803及び80
4を固設するための支持部材でそれ自身は前記枠
800の両側側板(記号なし)により保持されて
いる。永久磁石803及び804は前記スリーブ
801の内壁と間隙を有しうる如く、且その周囲
の所望の範囲にわたつて互に適宜の距離をもつて
配設される。永久磁石の内実際に現像作用を行な
う部分に配設せしめた永久磁石803は他の永久
磁石804よりも形状及び磁力を大きくしてあ
る。これは感光ドラム2に対する現像剤の接触幅
を大きくするためと、柔い現像剤層をもつて現像
に寄与せしめるためのものである。この事から、
枠800の底部にトナーとキヤリヤとから成る現
像剤を状納せしめ、前記スリーブ801を回転せ
しめれば、該スリーブ801上に前記永久磁石の
磁力により現像剤が引きつけられ、スリーブ80
1の回転に従つて現像剤の循環流路が形成される
ことが理解されるであろう。この際、公知の穂立
ち規制(スリーブ801上での現像剤の高さ調
整)及びスリーブ801に対するバイアス電圧印
加等の手段を適用しうること勿論である。9は転
転写極であつて前記帯電極7と同一極性の高圧電
圧が印加され、後述する転写紙Pが感光ドラム2
上に形成されたトナー像区域と重畳して該転写極
9上を通過する時、そのコロナ放電作用によつて
感光ドラム2上のトナー像を前記転写紙P上に転
移せしめる。10は転写後の転写紙Pを除電する
ための第一除電極で、図示せぬA・C電源に接続
してある。11及び12は転写工程通過後感光ド
ラム2上の残留電位及び残留トナーの保有電荷を
消去もしくは減少せしめるための除電ランプと第
二除電極である。13は前記感光ドラム2上から
残留トナーを除去せしめるためのクリーニング装
置で、ドラム2の表面に接触しうるように配設せ
しめた弾性材料より成るブレード1300とポリ
エステルフイルムの如き薄手の可撓性材料より成
るトナー補集手段1301と、トナー収納用ボツ
クス1302とを主要素とする。操作の際、感光
ドラム2上の残留トナーはブレード1300によ
り該ドラム2上から掻落され、トナー補集手段1
301を介してトナー収納用ボツクス1302内
に落ち込む。 以上で感光ドラム2の周囲に設けたプロセスに
ついての説明を終り、次に転写紙Pの搬送系路に
ついて述べる。Cは多数の転写紙Pを収納しうる
カセツトであり、装填が終了した時点で、図示の
如き状態を呈するように企画してある。即ち、カ
セツトC内部にゆるく落ち込んである(後述する
ように、実際には図において底板6006の両隅
部の支点に枢支されている)シート状用紙受け板
61は、装置1側に設けた加圧部材の作用を受け
て常に上方向の偏倚力を与えられ、堆積転写紙P
の最上紙は、装置1に対して固定位置に設けた給
紙ローラ15と常時接触している。Mは給紙ロー
ラ15を複写操作に周調して回転せしめるための
給紙モータである。MS−1は転写紙の有無を検
知する為のマイクロスイツチであり、実施例にお
いては何種類もの転写紙の大きさを検知する為の
他のマイクロスイツチと協働して装填された転写
紙大きさを表示せしめるための機能を備えてい
る。16は給紙ローラ15により送られる転写紙
Pの下側ガイド板であつて、転写紙Pが容易にル
ープを形成しうるように彎曲部1600を有して
成る。MS−2は形成された転写紙Pのループを
接触しうる位置に設けたマイクロスイツチであ
る。該マイクロスイツチMS−2は前記給紙モー
タMの駆動を停止せしめる信号を発する。下側ガ
イド板16よりの転写紙Pを受ける一対の第一搬
送ローラ17はこれに転写紙Pの先端が当接した
時点、即ち複写操作初期状態においては非作動で
あるように制御してある。又、該第一搬送ローラ
17と給紙ローラ15との距離は使用しようとす
る転写紙の搬送方向の長さよりも短い距離と定め
てある。 前述の如く、複写操作開始初期状態において非
作動状態にある第一搬送ローラ17は、感光ドラ
ム2上の画像区域と転写紙Pとの同期を保証する
ための同期信号を基因として回動を開始するよう
になつている。同期信号は、例えば原稿台3の移
動通路上に配設せしめたマイクロスイツチ(図示
せず)が前記原稿台3の通過を検知した時のその
出力信号と定めることができる。18は第一搬送
ローラ17に続くガイド手段、19は転写後の転
写紙を搬送するめの転写紙搬送手段であつて、搬
送ベルド1900と、該搬送ベルト1900を張
設せる複数のローラ1901と、サクシヨン手段
に連結せるサクシヨンボツクス1902とから成
る転写紙搬送手段である。20はローラ型定着装
置で公知のものが使用できる。21はガイド、2
2は転写紙を機外に排出する為の排出ローラであ
る。23はトレイを示す。 以上の通り構成してある複写装置の作用順序を
次に説明する。図示しないコピー開始釦の押下げ
により感光ドラム2及び原稿台3が夫々矢示方向
に回転及び移動を開始する。コロナ放電極7によ
り一様な電荷を付与された感光ドラム2には、露
光用ランプ4により照明される原稿載置面F上の
原稿Oから第一ミラー5、レンズL、第二ミラー
6及びスリツトSを介して導かれる光線像が照射
される。従つて前記感光ドラム2上の帯電電荷は
適宜消失され、順次原稿Oに対応する静電荷像に
変換される。しかる後、この静電荷潜像は現像装
置8においてトナーとキヤリヤとから成る現像剤
層(磁気ブラシ)の接触作用によつて可視像(ト
ナー像)とされ、転写極9のある部分に向う。一
方、転写紙Pは、給紙モータMの作動により回転
する給紙ローラ15の作用をうけてカセツトCか
ら送り出され、その先端が第一搬送ローラ17に
当接した状態で待機させられている。そして感光
ドラム2が所定の位置に来た時、即ち原稿台3が
所定の位置まで来た時、該原稿台3を検知せるマ
イクロスイツチの信号を源として作動する前記第
一搬送ローラ17により同期をもつて搬送され前
記感光ドラム2上の画像区域と重畳した状態で転
写極9上を通過する。その際、感光ドラム2上の
トナー像はドラムと転写極9との間に形成される
電界によつて転写紙P上に転移される。斯様な転
写工程を通過した転写紙Pはその直後にA・C除
電極10のコロナ放電に露出され、感光ドラム2
から分離する。 次いで転写紙Pは搬送ベルト1900により継
続搬送されて定着装置20に達する。定着ローラ
表面はトナーを溶融するに適当な範囲内の温度に
制御されており、従つて定着ローラ間を通過する
ときにうけた熱エネルギーを、両者の圧力との相
乗作用によりトナーは溶触され、転写紙P上に固
着される。以後、転写紙Pは排紙ローラ22によ
り機外に設けたトレイ中に排出され、複写物とし
て取扱われることになる。 他方、転写工程通過後の感光ドラムの残留電位
及びドラム上の残留トナーは除電ランプ11及び
第二除電極12の作用をうけて除電され、更に残
留トナーはブレード1300によりドラム上から
除去されて、次の複写操作に備えられる。その時
迄に原稿台3が初期状態に戻つていること勿論で
ある。 第2図は一部切欠部を含む本発明に係るカセツ
ト装填を示す平面図、第3図はカムレバー35を
下げた状態の左側面図、第4図はカムレバー35
を上げた状態の左側面図、第5図は内部機構を示
す縦断面図である。まず、第2図において必要と
思われる部材の機能のみを示し、詳細は第3図〜
第5図を用いて述べることとする。図中30,3
0′は夫々左右の側板を示す。31はカセツトC
を載置(第5図参照)しうる載置台で前方縁中央
に切欠部3102を有する。又、その側縁及び前
縁には第5図に示す如く起き上り部3100,3
100′及び3101を設けてある。MS−1は、
装填されたカセツトCに収納されている転写紙の
有無を検出する為のマイクロスイツチで、載置台
31の中央部上方に位置するよう、両側板30,
30′により回転可能に保持してある軸SH−1に
固設してある。前記載置台31の下側にはマイク
ロスイツチMS−4,MS−5が設けられ、その各
アクチユエータa4,a5が前記切欠部3102
より上方に突出するよう位置され、転写紙の大き
さに応じたカセツトにこれが装填されたとき前記
マイクロスイツチMS−4,MS−5の少なくとも
一方のアクチユエータa4,a5を附勢する部分
が設けられる。そしてマイクロスイツチMS−1
のアクチユエータa1が附勢されたときのみ、附
勢されたマイクロスイツチMS−4,MS−5の組
合せにより次の如き5種類の転写寸法表示を行な
わしめている。
【表】 これにより用紙が準備されているときのみその
寸法表示が行なわれ、誤操作が防止できる。 15は第1図で述べた如く側板間に回転可能に
保持した給紙ローラである。該ローラ15の取付
軸SH−2上の第2図で右側にはウオームホイー
ル32が固設してあり、該ホイールは複写操作に
同調して作動する給紙用モータMの出力軸に設け
たウオームWと噛合している。34は回動軸SH
−3上に設けられた圧着板(既述の加圧部材と同
じ機能を果すものである。)で載置台31の前端
部中央上方に位置され、例えば燐青銅板から成り
且回動軸SH−3を介してカムレバー35と連動
する様になつている。又、その先端は切欠部34
00を挾んで左右に別れている。該圧着板34は
カムレバー35を押し上げた時(第4図)には第
5図に鎖線で示すように前記載置台31とほぼ平
行になる第一の位置に維持され、この状態でカセ
ツトCを前記載置台31上に摺動挿入せしめた
時、カセツトの前部面に露出するカセツトCの底
部平面部6007とシート受け板61間に形成せ
られる空隙内に圧着板34が挿入しうる状態とな
る。又、この圧着板34は、カセツトCの底部に
設けた脚6004が、その摺動途上において載置
台31に設けた他の穴3103より突出せる検知
突子36を押下した時、機械的運動により前記回
動軸SH−3を介して上昇された第2位置に維持
され得る。この状態でこの圧着板34はカセツト
C内のシート受け板61を上昇せしめ、以つて該
カセツトC内に収納せる堆積転写紙Pの最上位用
紙が前記給紙ローラ15に圧接せしめられる。 前記検知突子36は次の様に設けられている。
即ち、第2図及び第5図を参照して、側板30と
これに固設された略コ字状の保持部材41とによ
り回動ピン40が回動可能に軸支され、このピン
40上にアーム37が固設されており、このアー
ム37上に植設した横方向ピン38上に検知突子
36が回動自在に設けられている。そしてこの検
知突子36はバネ39により第5図で時計方向に
抑制されてアーム37に対接する状態とされる。
従つて装填位置へ摺動されるカセツトCの脚部6
004により検知突子36が押下されると係止部
を介してアーム37が回動し、これにより回動ピ
ン40が回動されて後述するようにカムレバー3
5の上昇位置係止が解除される。しかし後退する
カセツトCの脚部6004は単に検知突子36を
バネ39に抗して回動するのみでアーム37、ピ
ン40は作動せず、脚部6004の通過後検知突
子36は復帰する。次に第3図〜第5図を用いて
連動の関係を述べる。尚第3図、第4図において
カセツトは省略した。 さて、35は前記の如くカムレバーであり、側
板30上外面に植設したピン42を支点として上
下に回動しうるようになつている。 43は前記ピン42と同様に側板30上に植設
したピンで、前記カムレバー35の最大回動量
(角)を規制しうる如く、カムレバー35の凹所
3500中に位置せしめてある。即ち、カムレバ
ー35は、二又レバー44の下方腕4400の端
部と側板30上に設けたピン45との間に張設し
てあるスプリングSP−1の偏倚力により、常時
時計方向に付勢されているが、ピン42はカムレ
バー35を所定の位置で制止すべくカムレバー3
5の凹所3500の下方端面3501と当接する
ようになつている。又カムレバー35を反時計方
向に回動せしめたとき、該方向の回動量を規制す
べくカムレバー35の凹所3500の上方端面3
502と当接するようになつている。このカムレ
バー35のカム面3503には、既述のようにス
プリングSP−1により反時計方向に抑制された
二又レバー44の上方腕4401に回動自在に設
けたローラー子46が当接し、これによりカムレ
バー35には既述のように常に時計方向への力が
作用している。前記二又レバー44は、前記圧着
板34が固定された回動軸SH−3に固定されて
おり、、従つて第3図の状態からカムレバー35
を反時計方向に回動するように押上げると二又レ
バー44がスプリングSP−1に抗して時計方向
に回動され、回動軸SH−3が回動して圧着板3
4がその第1位置に降下する。又逆にカムレバー
35が第3図の状態に向つて時計方向に回動降下
すると二又レバー44はスプリングSP−1の力
により反時計方向に回動し、回動軸SH−3もこ
れに従つて回動する結果圧着板34が上昇してそ
の第2位置に維持される。 尚、騒音或は摩耗を考慮して前記ピン43、カ
ムレバー35の凹所3500の下方端面350
1、及びローラー子46は適宜の樹脂から成るリ
ング状或は板状材をもつて被覆してある。 第3図で二又レバー44と一部重なつて見える
レバー47は側板30とカムレバー35との間に
位置し、このレバー47は、両側板30,30′
間に回転可能に保持せしめた軸SH−4上に固設
せしめてある。そして、カムレバー35に対して
は通状非接触状態にあり、第4図に示すようにカ
ムレバー35を反時計方向に回動せしめた時、そ
の回動途中でカムレバー35の凹所3500とカ
ム面3503間に位置する折曲部3504に係合
され、以後カムレバー35の凹所3500の上部
端面3502がピン43に当接するまで時計方向
に回動されるようになつている。前記軸SH−4
は、前記圧着板34を有する軸SH−3の下方に
位置され、この軸SH−4上には挿入されたカセ
ツトCをロツクするためのロツク爪48が設けて
ある。該ロツク爪48は、第3図の如くカムレバ
ー35が降下した状態においては、第5図のよう
に所定量だけ前記載置角31から切欠部3102
を介して上方に突出している。従つて、カムレバ
ー35の押上動作途中から連動するレバー47を
介して時計方向に回動し、順次載置面31の下側
に退避する。従つて、レバー47は、ロツク爪4
8を載置台31の上面以下のレベルに退避せしめ
るに必要な回動量だけカムレバー35により回動
されればよいことが理解されるべきであり、故に
ロツク爪48と載置台31との関係によつてはカ
ムレバー35の回動初期から連動するようになし
うることも理解されるべきである。前記ロツク爪
48は、第5図に示すように、軸SH−4に配設
され一方端が軸SH−3に係止されたバネ100
の他方端により時計方向すなわち突出する方向に
抑制されているか、一方において載置台31の下
面と当接する先端部分4801を形成せしめ、こ
れにより必要以上の回動(上昇)はしえないよう
になつている。この第5図に示した状態で載置台
31より突出する部分4800には、前端面48
01と、後方を向いた二段に亘るロツク係止段部
4802,4803が形成されている。これにつ
いてはカセツト装填の説明の際述べる。 49は側板30上に植設せるピン50の回動自
在に設けた、カムレバー35をロツクするための
係止部材である。該係止部材49は2つの腕部先
端に夫々折曲部(図において手前側に折曲してい
る)4900と4901とを有している。下方側
折曲部4901上には、前記検知突子36を介し
て回動される回動ピン40上に固設せしめた第一
作動レバー51の自由端が係合されている。一
方、マイクロスイツチMS−1を固設せる回転可
能な軸SH−1上には第二作動レバー52が設け
てあり、該第二作動レバー52の自由端が前記カ
ムレバー3507上に係合されている。 そして前記係合部材49の下方側折曲部490
1と前記第二作動レバー52との間には引張スプ
リングSP−2を介在せしめてある。このことか
ら明らかな様に第3図の如くカムレバー35が降
下してピン43により、それ以上の時百方向への
回転を阻止されている状態において、スプリング
SP−2は係止部材49の時計方向への回転を抑
止する機能を有している。又、スプリングSP−
2により前記の如く所定位置に位置づけられた係
止部材49は、回動ピン40、アーム37を介し
て前記検知突子36を載置台31上に突出せしめ
るべく第一作動レバー51を保持せしめているこ
とになる。 この時、係止部材49の上方側折曲部4900
はカムレバー35に対して非接触状態にある。斯
様に構成してあるので、カムレバー35を反時計
方向に回動せしめると、第二作動レバー52はカ
ムレバーの折曲部3507によりスプリングSP
−2の偏倚力に抗して押上げられるが、第一作動
レバー51と係止部材49とは、ピン40を介し
て第一作動レバーと一体的に設けたアーム37の
突出部3700が載置台31の下面と当接してい
るのでその位置は変らない。やがてカムレバー3
5のカム面3505が前記係止部材49の上方側
折曲部4900に当接すると、係止部材49は、
若干時計方向に移動させられるが、次いでカム面
3505に続くこれと略直角に内方に延びる係止
面3506が折曲部4900よりも上に来ると、
スプリングSP−2の作用により初期位置に復帰
する。一方、スプリングSP−2は第二作動レバ
ー52の自由端を下側に引張るよう作用している
ので前記カム面3506が折曲部4900を越し
た時点でカムレバー35への回動力をなくせば折
曲部4900の一部が係止面3506と係止する
ことになる。 軸SH−1は前記の通りに第二作動レバー52
を介して時計方向の回動力を与えられ、従つて転
写紙の有無を検出するマイクロスイツチMS−1
も回動する。この結果、そのアクチユエータa1
は第5図に鎖線で示す位置に上昇する。尚、マイ
クロスイツチMS−1のアクチユエータa1と、
給紙ローラ15の前方に配設した転写紙検知(ル
ープ状となした転写紙の検知であることは前述の
通り)機能を有するマイクロスイツチMS−2の
アクチユエータa2とは金属細線で作つたコイル
巻きバネとした。勿論、これは従来の剛体であつ
ても差し支えない。 16は第1図を利用して述べた如く下側ガイド
部材で転写紙の入口側にはループ形成を容易に為
さしめるための彎曲部1600を有している。前
記ループ検出用のマイクロスイツチMS−2のア
クチユエータa2は、該彎曲部1600上に伸び
ている。上側ガイド板16′は転写紙のループが
前記マイクロスイツチMS−2による検出に関係
づけられるような機能を有する。尚操作時、転写
紙の増大するループによりアクチユエータa2が
持ち上げられることを阻止しないように、上側ガ
イド板16′の対応位置には切欠きを設けてあ
る。17は下側ローラを適宜の駆動系に連結せし
めた第一搬送ローラでその制御については第1図
の説明において述べた通りである。 53は側板30の内側において、第一搬送ロー
ラ17の下側ローラ17A軸に固設してあるレバ
ーであり、上側ローラ17Bの軸と係合するよう
なカム部5300を有している。これは、例えば
紙づまり等がこの近傍で発生した場合に効果を奏
するものである。即ち第5図において二点鎖線で
示してある転写極及び除電極等を一体的に保持す
る保持部材Hを左側適所(図示せず)を支点とし
て時計方向に落下回動せしめた時、該保持部材H
の右端の一部をもつて前記レバー53の突出下端
5301を介して当該レバー53を反時計方向に
回動せしめ、その際、前記カム部5300をもつ
て上側ローラ17Bを上に押上げて、下側ローラ
17Aとの間に間隙を形成せしめ、結果として両
ローラ17A,17B間に挾圧された転写紙の排
出除去を容易になさしめる。前記レバー53はロ
ーラ17の両側(手前と奥側)に設けることが望
ましい。 尚、該レバー53はバネ54をもつて反時計方
向の偏倚力を付与せしめてある。又、該レバーの
不必要な回動は誕板30,30′の折曲部530
0(奥側にもある)をもつて阻止してある。 次に、第5図、第6図及び第7図を参照してカ
セツトCについて説明する。カセツトCは樹脂成
型したもので中央切欠部を有する前壁6000、
後壁6001、左側壁6002、右側壁600
3、底壁6006とから成る。 前記載置台31の上面と直接接触するカセツト
の部分、即ち最下部は、実施例においては前後壁
6000,6001及び両側壁6002,600
3及び脚部6004,6005と後述する陥没凹
部6007の平担下面とである。前記底壁600
6は最下位転写紙の一部もしくはシート受け板6
1が接触しうるような同一平担上面を形成する。 以上の説明から明らかなよう、カセツトCの脚
部6004には、載置台31上を摺動せしめた時
前記検知突子36に対応する位置には第5図に図
示の如く前方を向く斜面部6010を形成してあ
る。前記カセツトCの前壁6000の下縁両端に
は夫々切欠き6011、6012が形成してあ
る。 切欠き6011は、前記脚部6004の斜面部
6010と対応した位置にあり、検知突子36を
通過可能とする為のものである。又前記陥没凹部
6007は、底壁6006における前記脚部60
04と前壁6000間で前壁6000の中央切欠
部と一致するよう形成してある。 又、前記底壁6006の後部両端2ケ所には幅
方向スリツト状の孔6008が、更に陥没凹部6
007の底部には前縁から切欠き6009が形成
してある。 前記スリツト状の孔6008は転写紙Pをその
上に載置せしめ得る如くカセツトC内に落し込ん
だシート状用紙受け板61の後端に形成せる下方
折曲部6100を挿嵌する為のものである。 孔6008をシート受け板61の大きさに関連
して適宜の場所、即ち図示よりもずつと前方の位
置例えば底壁6006の中央部あたりの位置に設
けてもよいこと、更に公知の支承手段を使用しう
ること勿論である。孔6008とシート状用紙受
け板折曲部6100との関係は、前述の如く、シ
ート状用紙受け板の所定量の上昇回動を許容しう
るごとく関連づけてある。 又、前記切欠き6009は、載置台31から突
出する転写紙の寸法検知用の前記マイクロスイツ
チMS−4、或はMS−5の附勢を回避するための
ものであり、収納する用紙寸法に応じてその位置
が変えられる。両マイクロスイツチを共に附勢す
るカセツトには切欠き6009は不要である。こ
のように転写用サイズ検知用マイクロスイツチ
MS−4,MS−5のうちの例えば1つをカセツト
Cの陥没凹部6007の下面を利用して押込み、
その時、押されたマイクロスイツチの出力によつ
て前述の如く操作壁上の表示手段を附勢せしめる
ように、切欠き6009の個数又は幅或は位置と
マイクロスイツチとの関係を保つことにより、何
種類もの転写紙大きさを検知することができる。
61はシート状用紙受け板であり、カセツト装填
終了時、前記給紙ローラ15の下部に位置する前
縁部分には、その上に堆積せしめた転写紙が減少
した時の二枚送り現象を防止する為に、摩擦材6
2を貼り付けてある。又、シート受け板61は、
図においては一部前記摩擦材貼付部にもくい込ん
でいるが、孔6101を有している。これに転写
紙がカセツト内からなくなつた時、それを検知す
る前記マイクロスイツチMS−1のアクチユエー
タa1が没入するための孔である。前後したが、
シート状用紙受け板の上面を天井とする前記陥没
凹部6007はカセツト装填の際、所定の位置に
ある前記圧着板34が挿入されるためのものであ
る。カセツトCの挿入時に圧着板34が下方の第
1の位置(第3図)に維持されていることは前述
した通りである。前記カセツトCの両側板600
2及び6003の更に内側には、該側板と間隙を
もつて取付けた板63がある。 64は転写紙の前面両端部に係合する公知の分
離爪であり、前記板63の後部の一点6300を
支点として上下に揺動しうる如く設けてある。 本発明用紙カセツト装填装置の構造は以上の通
りである。次に装填の時の順序を設明する。まず
使用転写紙の大きさに応じたカセツトC内に転写
紙を収納せしめ、分離爪64と転写紙との係合を
確実に行なつて準備を完了する。一方装填装置の
カムレバー35を第3図の位置から、第4図の状
態にむけて反時計方向の回転を行なわしめる。 その際、該カムレバー35の回動に応じ、二又
レバー44がその上方腕4401とカムレバー3
5のカム面3503とのカム係合により強制的に
時計方向に回される。回転可能な軸SH−3と二
又レバーとは固設してあり、且前記軸SH−3上
には圧着板34が固設してあるので、結果として
圧着板34も回動し、第5図における上昇した第
2の位置から前記カセツトCの前端の陥没凹部6
007内に挿入可能な下方の第1の位置に向けて
順次移動させられる。カムレバー35の回動途上
において、該カムレバー35の折曲部3504が
レバー47と当接するのでレバー47も時計方向
に回動される。前記レバー47の回動力は該レバ
ー47を固設せる回転可能な軸SH−4を介して
ロツク爪48に伝達され結果としてロツク爪48
は第5図において載置台31上に突出している位
置から鎖線で示す退避位置に向けて下降させられ
る。一方、軸SH−1上に固設せる第二作動レバ
ー52はカムレバー35の折曲部3507と係止
状態にあるのでスプリングSP−2の附勢力に抗
して時計方向に回動される。従つて、該軸SH−
1上にある転写紙の有無を検知するためのマイク
ロスイツチMS−1は第5図実線置から鎖線位置
に向けて上昇される。前記カムレバー35はその
回動途上において前記二又レバー44に作用を及
ぼしたと同様に係止部材49にも作用する。即
ち、カム面3505をもつて係止部材49の上方
側折曲部4900に力を伝達する。故に、該係止
部材49は時計方向に鎖線位置(第4図)迄回転
する。係止部材49の下方側折曲部4901に載
つている第一作動レバー51も前記レバー49の
回動量と同量反時計方向に回動する。前記カム面
3505と係止部材49の上方側折曲部4900
との当接時間及び係止部材49の回動量はごくわ
ずかであり、即時係止面3506と上方側折曲部
4900との係合状態に変位する。この状態によ
つて前記カムレバー35に対する附勢力を取り去
れば、カムレバー35は第4図の位置に保持され
る。カムレバー35をその凹所3500の上方端
面3502がピン43に当接する迄回動したとき
ローラー子46はカムレバーの凹部3508と係
合する状態を呈する。この一連の動作において、
回動ピン40の回動量即ちこれは第一作動レバー
51と検知突子36を保持するアーム37の回動
量であると換言できるが、それは僅かであるの
で、載置台31上に突出せる検知突子36は終始
前記載置台31上より突出した状態を維持してい
る。以上の操作により圧着板34、ロツク爪48
並びにマイクロスイツチMS−1(アクチユエー
タa1)はカセツトCの装填可能な準備を完了す
る。 こうしておいてから、載置台31上にカセツト
Cを置き摺動挿入せしめると、カセツト前壁60
00の切欠き6011により該前壁6000が検
知突子36上にさしかかつても両者の当接はない
ので、何の変化もなくカセツトCは更に前方(第
2図における上方、第3図、第4図における左
側)に進む。しかし、脚部6004が検知突子3
6の位置にさしかかるとその斜面部6010の前
面部が該検知突子36に当接し、順次検知突子3
6を下側に移動せしめる。両者の当接が進むと、
即ち検知突子36の回動量が前記アーム37を介
して第一作動レバー51を反時計方向に回動せし
め、前記カムレバー35の係止面3506と係止
部材49の上方側折曲部4900との係合を解除
しうる回動量が前記レバー49に伝達され、それ
まで引張られていたスプリングSP−1の偏倚力
とスプリングSP−2の偏倚力とによりカムレバ
ー35は時計方向に急激に落ち込み初期位置即ち
第3図の状態に戻る。同時に圧着板34はシート
受け板61の前端を上昇せしめ、最上位転写紙を
給紙ローラ15に接触せしめる。本来ならば、こ
の時点でカセツトCの装填が終了するように設計
できる。然し乍ら、本発明に係る前記実施例にお
いては、前記検知突子36の作動時に、前記脚部
6004の斜面部6010がまた検知突子36上
にあり、且前壁6000の最下部は二段ロツク爪
48の一段目係止段部4802を通過した位置に
ある様に関係づけてあつて、この時点でカセツト
の装填は完了していない。この様に企画した理由
は、カセツトCの装填完了をロツク爪で行なわせ
ようとする場合であつて、しかも一段のロツク爪
で行なわせようとすると、構成部分のバラツキ、
組立時の精度、構造上の問題及び操作者によるカ
セツトの装填状態(例えば装置の小型のために
B5用のカセツトであつた場合はカセツトの半分
以上をその載置台31上に載せることができて問
題はないが、A3の用紙を収納せるカセツトの場
合は載置台31をして前記の如くには保持しえな
いような大きさに前記載置台31の大きさを定め
た場合などにおいては、A3カセツトの先端部は
前記載置台31上を摺動しえても全体として斜め
に進行させられることが多い。ここでは斯様な状
態をいう)などによつて、ロツク部(実施例にお
ける載置台31の前方の起ち上り部3101とロ
ツク爪左端との間隔をさす)にどうしてもガタの
あることを必要とする。一方、ロツクということ
からすれば、ガタがあつては困るという相反する
問題が生ずる。前記ロツク爪48を二段構成とし
たのはこのような問題の双方を解決するためであ
る。 即ちカセツトCが挿入されてカムレバー35が
降下しロツク爪48が突出した状態においては、
カセツトCの前壁6000の下端後面にロツク爪
48の第一段係止段部4802が係合するめ、こ
れによつてカムレバー35を再び押上げない限り
カセツトCを抜出すことはできない。又この状態
ではロツク爪48は、その第一段係止段部480
2に続く水平面部4804が前記前壁6000に
押下されてるため、完全な突出状態ではない。更
にカセツトCを前進せしめると、載置台31の前
縁起ち上り部3101に前壁6000が当接した
ときロツク爪48が上昇してその第二段係止段部
4803が前壁6000の後面に係合し、これに
よりカセツトCが完全にロツクされ、カセツトC
の装填が完了する。 以上のように第一段ロツクによりカセツトCの
抜出しを阻止することは、カセツトCの抜出しを
許すとカムレバー35が再び押上げられないまま
カセツトCが再挿入される虞れがあり、このとき
はマイクロスイツチMS−1、圧着板34等がカ
セツト移動路上に突出しているためこれら損傷さ
れるからである。尤も前記ロツク爪48には前面
4801が形成されており、カムレバー35が下
げられたままカセツトCを挿入してもその前壁6
000が前端面4801に当接してそれ以上の前
進を阻止し、誤挿入による損傷の発生は完全に防
止される。 尚多少のガタが許容されるならロツク爪48の
係止段部を1つとすることもできる。 装填されたカセツトCより前述の方法により転
写紙を最上位から送り出すと、ガイド板16の彎
曲部1600の部分において転写紙Pは先端を第
一搬送ローラ17に当接しつつ上方に膨出するル
ープを形成し、マイクロスイツチMS−2を附勢
する。その出力信号を要因として給紙モータMが
停止せしめられ、給紙ローラ17が一方向回転型
であるので転写紙はこの状態をもつて待機する。
その後原稿3の移動を検知するマイクロスイツチ
等検知手段よりの同期信号によつて前記第一搬送
ローラ17が作動すると、転写工程を含む画像形
成工程にむけて搬送されることになる。 仮に第一搬送ローラ17にその一部が残つてい
る状態で紙づまり等を生じたとしても、それは保
持部材Hの降下によりレバー53が反時計方向に
附勢され、その時上側ローラ17Bの軸を前記保
持部材Hのカム面が押下げるので容易に除去しう
る。転写紙がなくなつた時、或はサイズの違う転
写紙を使用する時などカセツトCを装置から取り
出す場合には、カセツト装填前の動作と同様にカ
ムレバー35を上昇せしめるだけでよい。 以上のように本発明によれば極めて簡単な構成
により、カセツトの挿入のみで自動的に所定の作
動状態にカセツトを装填することができ、カセツ
トの引出しのためにはカムレバーを一度押上げる
のみでよく、従つて極めて簡単に且確実にカセツ
トの装填を行なうことができ、しかも誤操作を防
止し得る等大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用される電子複写機の概略
図、第2図は本発明用紙カセツト装填装置の説明
用部分破断平面図、第3図は作動状態における本
発明装置の説明用側面図、第4図は非作動状態に
おける第3図と同様の図、第5図は本発明装置の
カセツト装填状態における内部機構を示す説明用
縦断側面図、第6図及び第7図は夫々本発明にお
けるカセツトの上面側から見た斜視図及び下面側
から見た斜視図である。 1……装置本体、2……感光ドラム、3……原
稿台、8……磁気ブラシ現像装置、13……クリ
ーニング装置、C……カセツト、P……転写紙、
15……給紙ローラ、17……第一搬送ローラ、
19……転写紙搬送手段、20……定着装置、2
3……トレイ、30,30′……側板、31……
載置台、M……給紙モータ、34……圧着板、3
5……カムレバー、36……検知突子、SH−
1,SH−2,SH−3,SH−4……軸、MS−
1,MS−2,MS−4,MS−5……マイクロス
イツチ、40……回動ピン、44……二又レバ
ー、47……レバー、48……ロツク爪、49…
…係止部材、51……第一作動レバー、52……
第二作動レバー、61……シート受け板、62…
…摩擦材、H……保持部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 用紙を支持し揺動可能に変位しうるシート状
    用紙受け板を有する用紙カセツトをカセツト載置
    台に装填する用紙カセツト装填装置において、カ
    セツトのシート状用紙受け板を押し上げる押し上
    げ部材を前記カセツト載置台付近に軸支し、前記
    シート状用紙受け板の押し上げ方向に押し上げ部
    材を付勢するべくバネ部材、該バネ部材に抗して
    前記押し上げ部材を前記カセツト載置台から退避
    させるとともに、前記押し上げ部材が退避域に保
    持されるよう係止部材を係止位置に変位するよう
    になした作動部材及び装填状態のカセツトをロツ
    クする方向に付勢されるとともに、前記押し上げ
    部材の退避に連動して前記ロツクを解除する位置
    に変位するロツク部材とを有した用紙カセツト装
    填装置。
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