JPS61167698A - 可変誘導子装置及びそれを含む電気システム - Google Patents
可変誘導子装置及びそれを含む電気システムInfo
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- JPS61167698A JPS61167698A JP61004434A JP443486A JPS61167698A JP S61167698 A JPS61167698 A JP S61167698A JP 61004434 A JP61004434 A JP 61004434A JP 443486 A JP443486 A JP 443486A JP S61167698 A JPS61167698 A JP S61167698A
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- H—ELECTRICITY
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- H01F27/00—Details of transformers or inductances, in general
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は電力装置、即ち3個のリム部と、交流が供給さ
れる一次(すなわち入力)巻線と、直流制御回路とを有
する磁気コアを含む型の可変誘導子に関する。
れる一次(すなわち入力)巻線と、直流制御回路とを有
する磁気コアを含む型の可変誘導子に関する。
従来、このような可変誘導子の一次巻線装置は磁気コア
の3個のリム部のうちの2つのリム部内部に同等の密度
の交流磁束を誘起する交流が供給される少くとも1 (
IIの巻線を有する。他方、制御回路には直流が供給さ
れてこれら2個のリム部内部に同等の密度の直流磁束を
誘起する。直流及び交流磁束は2(fillのリム部の
うち1つの内部にて互いに助長する方向となるが、残り
の1個のリム部の内部では互いに対向する方向となり、
交流の正・負の値に対してそれぞれ負・正となる。2個
のリム部の各々の内部に誘起する直流・交流磁束の機能
は多かれ少かれ磁気コアを大きく飽和させることによっ
て後者の交流磁束に対する透磁率を決定し、一次巻線の
インピーダンスを求めるにある。
の3個のリム部のうちの2つのリム部内部に同等の密度
の交流磁束を誘起する交流が供給される少くとも1 (
IIの巻線を有する。他方、制御回路には直流が供給さ
れてこれら2個のリム部内部に同等の密度の直流磁束を
誘起する。直流及び交流磁束は2(fillのリム部の
うち1つの内部にて互いに助長する方向となるが、残り
の1個のリム部の内部では互いに対向する方向となり、
交流の正・負の値に対してそれぞれ負・正となる。2個
のリム部の各々の内部に誘起する直流・交流磁束の機能
は多かれ少かれ磁気コアを大きく飽和させることによっ
て後者の交流磁束に対する透磁率を決定し、一次巻線の
インピーダンスを求めるにある。
それゆえこのインピーダンスは、制御回路の直流の大き
さを変更し2個のリム部内部に誘起する直流磁束密度を
変更することによって変化する。この直流の大きさを調
整して可変誘導子の所望の動作特性を得る複数の装置が
提唱されてきたが、このような装置のいくつかは一次巻
線の交流を整流して制御回路にこの整流された電流を供
給するようになっている。
さを変更し2個のリム部内部に誘起する直流磁束密度を
変更することによって変化する。この直流の大きさを調
整して可変誘導子の所望の動作特性を得る複数の装置が
提唱されてきたが、このような装置のいくつかは一次巻
線の交流を整流して制御回路にこの整流された電流を供
給するようになっている。
これら既知の可変誘導子は、それらの動作特性が磁気コ
アを構成する材料の固有の特性及びこのコアの構造にお
けるいかなる変化に対しても、また磁気コアの発熱ある
いはわずかな変位に対しても、さらには周波数に関係し
た影響に対しても感度が良すぎるという欠点があった。
アを構成する材料の固有の特性及びこのコアの構造にお
けるいかなる変化に対しても、また磁気コアの発熱ある
いはわずかな変位に対しても、さらには周波数に関係し
た影響に対しても感度が良すぎるという欠点があった。
その上、従来技術のこのような誘導子では一次巻線の交
流の変化の最適な範囲、従ってこの一次巻線の端子間の
電圧のわずかな変動に応答する可変誘導子の無効電力の
最適な範囲を、それも所定の電圧レベルで、得ることは
できなかった。そのような動作特性は可変誘導子をたと
えば交流電圧の調節に通用することに非常に有用である
。
流の変化の最適な範囲、従ってこの一次巻線の端子間の
電圧のわずかな変動に応答する可変誘導子の無効電力の
最適な範囲を、それも所定の電圧レベルで、得ることは
できなかった。そのような動作特性は可変誘導子をたと
えば交流電圧の調節に通用することに非常に有用である
。
本発明の主たる目的は従って、交流、直流の磁束が加え
られたり、逆に差し引かれたりする磁気コアの2つのリ
ム部の各々に空隙手段を導入することによって上述の種
々の欠点を無くすることである。
られたり、逆に差し引かれたりする磁気コアの2つのリ
ム部の各々に空隙手段を導入することによって上述の種
々の欠点を無くすることである。
以上の目的を達成するため、本発明は各々が第1端部及
び第2端部とを有する3個のリム部を備えた磁気コアで
あって、これら第1端部は該磁気コアの第1共通部を介
してまたこれらの第2端部は該磁気コアの第2共通部を
介してそれぞれ接続された前記磁気コアと; 交流電流が供給される一次巻線と; 制御巻線装置と;及び 該可変誘導子の動作に関連した電気的パラメータに応じ
て大きさが変化する直流電流を該制御巻線装置に供給す
る装置とを含み、 該一次巻線と該制御巻線装置は前記磁気コアに対して、
交流及び直流電流が前記3個のリム部のうちの第11J
ム部内に交流電流が正・負の値を有する際に、互いに助
長する方向かあるいは互いに逆の方向に交流磁束及び直
流磁束をそれぞれ誘起し、該3個のリム部の第2リム部
内に交流電流が正・負の値を有する際に、交流磁束及び
直流磁束をそれぞれ互いに逆の方向かあるいは互いに助
長する方向に誘起し、各第1リム部及び第2リム部内に
誘起する直流磁束は該直流の大きさに伴なって変化しそ
れによって前記一次巻線のインピーダンスを変化させる
磁束密度を有するように設けられ、 該第1リム部は該第1リム部内に誘起する合成磁束が横
切る空隙部を有し、前記第2リム部は該第2リム部内に
誘起する合成磁束が横切る空隙部を有することを特徴と
する可変誘導子を提供するにある。
び第2端部とを有する3個のリム部を備えた磁気コアで
あって、これら第1端部は該磁気コアの第1共通部を介
してまたこれらの第2端部は該磁気コアの第2共通部を
介してそれぞれ接続された前記磁気コアと; 交流電流が供給される一次巻線と; 制御巻線装置と;及び 該可変誘導子の動作に関連した電気的パラメータに応じ
て大きさが変化する直流電流を該制御巻線装置に供給す
る装置とを含み、 該一次巻線と該制御巻線装置は前記磁気コアに対して、
交流及び直流電流が前記3個のリム部のうちの第11J
ム部内に交流電流が正・負の値を有する際に、互いに助
長する方向かあるいは互いに逆の方向に交流磁束及び直
流磁束をそれぞれ誘起し、該3個のリム部の第2リム部
内に交流電流が正・負の値を有する際に、交流磁束及び
直流磁束をそれぞれ互いに逆の方向かあるいは互いに助
長する方向に誘起し、各第1リム部及び第2リム部内に
誘起する直流磁束は該直流の大きさに伴なって変化しそ
れによって前記一次巻線のインピーダンスを変化させる
磁束密度を有するように設けられ、 該第1リム部は該第1リム部内に誘起する合成磁束が横
切る空隙部を有し、前記第2リム部は該第2リム部内に
誘起する合成磁束が横切る空隙部を有することを特徴と
する可変誘導子を提供するにある。
本発明の好適な実施例によれば、電気的パラメータは一
次巻線に供給する交流電流の振幅で、直流電流供給装置
は該一次巻線を制御巻線装置に直 ・列に連結して該
一次巻線を流れる交流電流を整流するとともに該制御巻
線装置に整流電流を供給する(自己−制御動作)ダイオ
ードブリンジを含んでいる。
次巻線に供給する交流電流の振幅で、直流電流供給装置
は該一次巻線を制御巻線装置に直 ・列に連結して該
一次巻線を流れる交流電流を整流するとともに該制御巻
線装置に整流電流を供給する(自己−制御動作)ダイオ
ードブリンジを含んでいる。
本発明の別の好適な実施例によれば、一次巻線は第1巻
線とこれに直列に接続された第2巻線とを含み、それぞ
れ第1及び第2リム部に巻きつけられ、交流電流を供給
してこの交流電流が該第1リム部内に第1交流磁束を、
該第2リム部内に第2交流磁束を誘起せしめ、該第1.
第2交流磁束は3個のリム部のうちの第3リム部内に互
いに加わる。その制御巻線装置は該第1巻線に重ねられ
た第3巻線と、該第2巻線に重ねられた第4巻線とを含
み、これら第3.第4巻線は直列に接続され、それぞれ
第1.第2リム部に巻きつけられ、直流電流を供給して
この直流電流が該第1.第2リム部によって画定される
閉磁気回路を介して流れる直流磁束を誘起する。
線とこれに直列に接続された第2巻線とを含み、それぞ
れ第1及び第2リム部に巻きつけられ、交流電流を供給
してこの交流電流が該第1リム部内に第1交流磁束を、
該第2リム部内に第2交流磁束を誘起せしめ、該第1.
第2交流磁束は3個のリム部のうちの第3リム部内に互
いに加わる。その制御巻線装置は該第1巻線に重ねられ
た第3巻線と、該第2巻線に重ねられた第4巻線とを含
み、これら第3.第4巻線は直列に接続され、それぞれ
第1.第2リム部に巻きつけられ、直流電流を供給して
この直流電流が該第1.第2リム部によって画定される
閉磁気回路を介して流れる直流磁束を誘起する。
好適には、該第1.第2巻線は該第1リム部に巻きつけ
られて該第1リム部の空隙部がこれら該第1.第3巻線
の中心部に位置するようになっており、第2及び第4巻
線は該第2リム部に巻きつけられて該第2リム部の空隙
部が該第2.第4巻線の中心に位置するようになってい
る。
られて該第1リム部の空隙部がこれら該第1.第3巻線
の中心部に位置するようになっており、第2及び第4巻
線は該第2リム部に巻きつけられて該第2リム部の空隙
部が該第2.第4巻線の中心に位置するようになってい
る。
この可変誘導子はまた磁気コア上に設けられたバイアス
巻線装置と、さらに所定の値を有し、前記制御巻線手段
に直列に接続された誘導子を含んでいる。
巻線装置と、さらに所定の値を有し、前記制御巻線手段
に直列に接続された誘導子を含んでいる。
以下に、本発明の実施例を図面を参照して具体的に説明
する。
する。
本発明の可変誘導子は図面の第1a図に示されるように
、明細書を通じて番号1で示され、中央リム部2及び2
個の外側リム部3,4で形成される磁気コアを有する。
、明細書を通じて番号1で示され、中央リム部2及び2
個の外側リム部3,4で形成される磁気コアを有する。
これら3個のリム部はすべて実質的に同一平面内に配置
されて該磁気コア1の構成が容易になるようにしである
。この3個のリム部は第1共通部34に連結された第1
端部を有する一方、それらの第2端部は第2共通部35
に連結されている。この磁気コアは有利には、積層板で
構成してあり、この積層板は前記3個のリム部が配置さ
れた上記平面に対して平行に置かれている。これら積層
板は第1a図の軸線A−Aにおいて見たリム部2乃至4
の断面を示す第1b図上に番号20で示されている。磁
気コア1の異なるリム部を形成する積層板20の枚数と
厚さは、勿論この種の磁気コアの設計に対する使用上の
基準により選択される。
されて該磁気コア1の構成が容易になるようにしである
。この3個のリム部は第1共通部34に連結された第1
端部を有する一方、それらの第2端部は第2共通部35
に連結されている。この磁気コアは有利には、積層板で
構成してあり、この積層板は前記3個のリム部が配置さ
れた上記平面に対して平行に置かれている。これら積層
板は第1a図の軸線A−Aにおいて見たリム部2乃至4
の断面を示す第1b図上に番号20で示されている。磁
気コア1の異なるリム部を形成する積層板20の枚数と
厚さは、勿論この種の磁気コアの設計に対する使用上の
基準により選択される。
第1b図に示す通り、中央リム部2及び外側リム部3,
4は各々はとんど円形に近い十字架形状の断面及び同一
面積を有している。
4は各々はとんど円形に近い十字架形状の断面及び同一
面積を有している。
しかし、外側リム部3,4が同一面積を有するというこ
とは重要ではあるが、中央リム部3の断面が外側リム部
3,4の断面積に等しいか或はそれより大きい面積を有
することも許される。これらリム部2,3.4はまた正
方形成は長方形の断面を有しても良い。
とは重要ではあるが、中央リム部3の断面が外側リム部
3,4の断面積に等しいか或はそれより大きい面積を有
することも許される。これらリム部2,3.4はまた正
方形成は長方形の断面を有しても良い。
以下の記述を読めば明らかとなる種々の理由により、こ
の積層板20が磁気鋼或は顕著な曲がり部分を有する磁
化曲線を持つ他のいかなる磁性材料でも作られるという
ことは重要である。これらの積層板20の接合点の領域
において、磁化曲線の曲がり部分を直線にする現象を示
す部分的磁気飽和を抑えるために、この積層板20は、
たとえば第1a図の5および6に示すように少くとも3
つの段数を有する角度45°の接合点により接合すべき
である。
の積層板20が磁気鋼或は顕著な曲がり部分を有する磁
化曲線を持つ他のいかなる磁性材料でも作られるという
ことは重要である。これらの積層板20の接合点の領域
において、磁化曲線の曲がり部分を直線にする現象を示
す部分的磁気飽和を抑えるために、この積層板20は、
たとえば第1a図の5および6に示すように少くとも3
つの段数を有する角度45°の接合点により接合すべき
である。
この第1a図に戻って説明すると、磁気コアの外側リム
部3は空隙7をその中央部に有するが、別の外側リム部
4はその中央部に空隙8を有しており、これら2つの空
隙7,8は同等の長さを有している。
部3は空隙7をその中央部に有するが、別の外側リム部
4はその中央部に空隙8を有しており、これら2つの空
隙7,8は同等の長さを有している。
便宜上、ここで「一次巻線」と呼ぶ第1巻線装置には交
流電源9を介して交流電流が供給される。
流電源9を介して交流電流が供給される。
該第1巻線装置は外側リム部3に巻きつけられる第1巻
線10aと、外側リム部4に巻きつけられる第2巻線1
0bとを有している。そしてまた、該第1巻線10aに
重ねて巻かれる別の第1巻線11aと、該第2巻線10
bに重ねて巻かれる別の第2巻線11bとを有する制御
巻線装置が設けられている。はじめの第1.第2巻線1
0a、10bは共に同等の巻数を有して直列に接続され
、後者の第1.第2巻線11a、llbもまた共に同等
の巻数を有して直列に接続される。有利には、それぞれ
の第1巻線10a、llaは外側リム部3のまわりに設
けられて前述の空隙7がこれら巻線の中央部に位置する
ようになっている。同様の方法で、それぞれの第2巻線
10b、llbが外側リム部4のまわりに設けられて前
述の空隙8がこれら巻線の中央部に位置するようになっ
ている。
線10aと、外側リム部4に巻きつけられる第2巻線1
0bとを有している。そしてまた、該第1巻線10aに
重ねて巻かれる別の第1巻線11aと、該第2巻線10
bに重ねて巻かれる別の第2巻線11bとを有する制御
巻線装置が設けられている。はじめの第1.第2巻線1
0a、10bは共に同等の巻数を有して直列に接続され
、後者の第1.第2巻線11a、llbもまた共に同等
の巻数を有して直列に接続される。有利には、それぞれ
の第1巻線10a、llaは外側リム部3のまわりに設
けられて前述の空隙7がこれら巻線の中央部に位置する
ようになっている。同様の方法で、それぞれの第2巻線
10b、llbが外側リム部4のまわりに設けられて前
述の空隙8がこれら巻線の中央部に位置するようになっ
ている。
これらの巻線の配置は空隙領域での漏れ磁束を大幅に減
少させるという点で、有利である。
少させるという点で、有利である。
4個のダイオードを有する全波整流ブリッジ12は第1
巻線手段を流れる交流電流を整流して制御巻線手段にこ
の整流電流を流して可変誘導子の自己−制御動作を得て
いる。ここで便宜上、この整流電流を「直流電流」と呼
ぶことにする。
巻線手段を流れる交流電流を整流して制御巻線手段にこ
の整流電流を流して可変誘導子の自己−制御動作を得て
いる。ここで便宜上、この整流電流を「直流電流」と呼
ぶことにする。
実際は、整流ブリッジ12は交流電源9の端子間にて第
1巻線装置と制御巻線装置を直接に直列で連結して第1
巻線装置の交流電流が制御巻線装置に供給されるよう整
流される。直列に連結された巻線11aと1・1bを流
れるこの直流電流の大きさは、従って同様に直列接続さ
れた巻線10a。
1巻線装置と制御巻線装置を直接に直列で連結して第1
巻線装置の交流電流が制御巻線装置に供給されるよう整
流される。直列に連結された巻線11aと1・1bを流
れるこの直流電流の大きさは、従って同様に直列接続さ
れた巻線10a。
10bを流れる交流電流の振幅の関数となっている。
巻線11aとtibの直列接続の方向と同様、その巻線
の方向は制御巻線装置の直流電流が外側リム部3,4に
よって画定される閉磁気回路を流れる直流磁束を誘起す
るように選ばれる。その結果、中央リム部内には直流磁
束は発生しない。2個の外側リム部3と4の巻線tta
とllbで誘起する直流磁束はそれぞれ矢印13.14
で示される。この誘起する磁束の作用は磁気コア1を多
かれ少なかれ深く磁気飽和させて、第1巻線装置のイン
ピーダンスを減少させ、安定点に到達するまでこれらの
巻線を流れる交流電流を増加させる。
の方向は制御巻線装置の直流電流が外側リム部3,4に
よって画定される閉磁気回路を流れる直流磁束を誘起す
るように選ばれる。その結果、中央リム部内には直流磁
束は発生しない。2個の外側リム部3と4の巻線tta
とllbで誘起する直流磁束はそれぞれ矢印13.14
で示される。この誘起する磁束の作用は磁気コア1を多
かれ少なかれ深く磁気飽和させて、第1巻線装置のイン
ピーダンスを減少させ、安定点に到達するまでこれらの
巻線を流れる交流電流を増加させる。
第1巻線装置を流れる交流電流の値が正となる各時間に
は、巻線10aと10bはそれぞれ矢印15.16で示
される交流磁束を発生する。これら交流磁束15,16
は17で示されるように中央リム部2内にて互いに助長
するように働く。磁束の後者の付加が矢印19にて図示
されている。
は、巻線10aと10bはそれぞれ矢印15.16で示
される交流磁束を発生する。これら交流磁束15,16
は17で示されるように中央リム部2内にて互いに助長
するように働く。磁束の後者の付加が矢印19にて図示
されている。
勿論、上述した交流、直流による両値束の重なりは、交
流電源9から分配される交流電流が正の値をとる時に生
ずる。巻線10aと10bを流れる電流がこの場合に、
負の値をとると、逆の現象が生ずることは容易にわかる
ことであり、外側リム部3,4のこれらの巻線10aと
10bによって誘起する交流磁束は逆向きに流れる。
流電源9から分配される交流電流が正の値をとる時に生
ずる。巻線10aと10bを流れる電流がこの場合に、
負の値をとると、逆の現象が生ずることは容易にわかる
ことであり、外側リム部3,4のこれらの巻線10aと
10bによって誘起する交流磁束は逆向きに流れる。
磁気コア1の中央リム部2が、2個の外側リム部3と4
の各々と同等の断面積を有する場においてさえ、上述し
た磁束の分布と、残留磁束と、磁気コアのこの2個の外
側リム部が磁気飽和すると中央リム部2には到達しない
漏れ磁束を許容するという事実とにより、中央リム部2
は飽和に達しないという事は指摘せねばならない。
の各々と同等の断面積を有する場においてさえ、上述し
た磁束の分布と、残留磁束と、磁気コアのこの2個の外
側リム部が磁気飽和すると中央リム部2には到達しない
漏れ磁束を許容するという事実とにより、中央リム部2
は飽和に達しないという事は指摘せねばならない。
第1C図は第1a図の空隙を有する自己−制御可変誘導
子の等価回路を示す。第1回路(直列接続された巻線1
0aと10bとを含む)のインピ−ダンスは誘導性イン
ピーダンスωt、pに直列の抵抗Rpで表わされ、他方
制御巻線装置(直列に接続されたllaと11b)のイ
ンピーダンスは誘導性インピーダンスωLsに直列の抵
抗Rsで表わされる。ここで、t、pは直列に接続され
た巻線10aと10bを含む第1回路のインダクタンス
の値で、Lsは直列に接続された巻線11aとllbの
インダクタンスの値、さらにωは第1巻線手段の交流電
流の周波数fの時の角周波数2πfである。
子の等価回路を示す。第1回路(直列接続された巻線1
0aと10bとを含む)のインピ−ダンスは誘導性イン
ピーダンスωt、pに直列の抵抗Rpで表わされ、他方
制御巻線装置(直列に接続されたllaと11b)のイ
ンピーダンスは誘導性インピーダンスωLsに直列の抵
抗Rsで表わされる。ここで、t、pは直列に接続され
た巻線10aと10bを含む第1回路のインダクタンス
の値で、Lsは直列に接続された巻線11aとllbの
インダクタンスの値、さらにωは第1巻線手段の交流電
流の周波数fの時の角周波数2πfである。
電流iは第1巻線手段を流れる交流で、電流iはp
s制御巻線を流れる直流電流を示すも
ので整流ブリッジ12を流れる電流iを整流することで
得られる。この電流iは整流ブリッジ12によって配分
される整流電流に相当するもので常に同一方向を流れる
。容易に理解できる通り、記号pは一次巻線に関連づけ
るもので、他方記号Sは制御巻線部分に関連づけられる
。
s制御巻線を流れる直流電流を示すも
ので整流ブリッジ12を流れる電流iを整流することで
得られる。この電流iは整流ブリッジ12によって配分
される整流電流に相当するもので常に同一方向を流れる
。容易に理解できる通り、記号pは一次巻線に関連づけ
るもので、他方記号Sは制御巻線部分に関連づけられる
。
第1c図に示すように制御巻線部分の巻線11aは第1
巻線部分の巻線10aの巻数のn倍に等しい多数の巻数
を有するもので、nは1よりわずかに大きい数である。
巻線部分の巻線10aの巻数のn倍に等しい多数の巻数
を有するもので、nは1よりわずかに大きい数である。
従って、巻線11bは巻線10bの巻数のn倍に等しい
巻数を有する。
巻数を有する。
制御巻線装置の巻線11aとllbの巻数と一次巻線の
、巻線10aと10bの巻数との比であるnは1よりわ
ずかばかり大きいことと、巻線11aとllbを流れる
整流制御直列回路iが交流型流iのモジュラスに等しい
かあるいはそれより大きい振幅を有することから、外側
リム部3,4の各々の内部の合成磁束は常に同一の極性
、即ち後に説明するように、付加されるバイアス巻線が
ない場合に、これに対応する磁束(第1a図の矢印18
.19を参照)を誘起することにより直流iによって決
まる極性を有している。
、巻線10aと10bの巻数との比であるnは1よりわ
ずかばかり大きいことと、巻線11aとllbを流れる
整流制御直列回路iが交流型流iのモジュラスに等しい
かあるいはそれより大きい振幅を有することから、外側
リム部3,4の各々の内部の合成磁束は常に同一の極性
、即ち後に説明するように、付加されるバイアス巻線が
ない場合に、これに対応する磁束(第1a図の矢印18
.19を参照)を誘起することにより直流iによって決
まる極性を有している。
外側リム部3の磁気回路は外側リム部4の磁気回路と同
等なので、これら2個のリム部の内の1方のリム部内の
磁束と他方のリム部内の磁束は同等で、角度にして位相
は180°相違する。小ヒステリシスループによって、
各リム部内にて磁束が生ずるので、可変誘導子内の磁束
対実際の電流iの曲線は、電流が増加する場合と減少す
る場合とでは異なってくる。第2図はそのような小ヒス
テリシスループを表わす。
等なので、これら2個のリム部の内の1方のリム部内の
磁束と他方のリム部内の磁束は同等で、角度にして位相
は180°相違する。小ヒステリシスループによって、
各リム部内にて磁束が生ずるので、可変誘導子内の磁束
対実際の電流iの曲線は、電流が増加する場合と減少す
る場合とでは異なってくる。第2図はそのような小ヒス
テリシスループを表わす。
まず、i =i =i なる点から出発し、ここでs
p max i は交流電流iの波高値であるから、外部リムmax
1 部3,4のうちのどちらかのリム部内にある磁束f+
(ni +i)は交流電流iが、その値を−iS
I) p
maxに次第に近づけるにつれ
て、減少してくる。その間、他の外側リム部内にある磁
束f2 (ni −i)p は磁束の値fz ((n+1)i )方向への異な
max る曲線部分に従って増加する。それゆえ、第2図の小ヒ
ステリシスループは、(n−1)i と(max n+1)i との間にある電流iの値によって得ax 得られ、iは保磁力に相当する電流を示し、fはCr 残留磁束を示す。
p max i は交流電流iの波高値であるから、外部リムmax
1 部3,4のうちのどちらかのリム部内にある磁束f+
(ni +i)は交流電流iが、その値を−iS
I) p
maxに次第に近づけるにつれ
て、減少してくる。その間、他の外側リム部内にある磁
束f2 (ni −i)p は磁束の値fz ((n+1)i )方向への異な
max る曲線部分に従って増加する。それゆえ、第2図の小ヒ
ステリシスループは、(n−1)i と(max n+1)i との間にある電流iの値によって得ax 得られ、iは保磁力に相当する電流を示し、fはCr 残留磁束を示す。
以下の説明の中で、部分直線理論モデル曲線が使用され
る。実曲線、即ち小ヒステリシスループと磁化曲線の丸
味をもって曲がった部分を考慮して、そのようにして得
られ結果を校正する方法を明確に議論する。
る。実曲線、即ち小ヒステリシスループと磁化曲線の丸
味をもって曲がった部分を考慮して、そのようにして得
られ結果を校正する方法を明確に議論する。
第3図は、電圧f (i)対電流iの関係を表わす部分
直線磁化曲線を示すもので、f (11は関係式f (
i)=NωBAに従って誘導レベルBを得るのに要する
交流電流iの周波数での電圧波高値であり、ここでωは
すでに定義されており、Nは交流電流が流れる巻線装置
の巻回数で、Aは磁束が貫流する磁気コアの有効断面積
である。空隙部を備えた自己−制御可変誘導子の動作に
は、勿論第3図の曲線にできるだけ近づけた曲線を得る
のが便利である。i=0とi= i との間にて第3図
の上半分の第1直線部分は傾きωL+に従い、他方第2
直線部分は電流iが第3図の半曲線の曲がり部での電流
i より大きい場合、傾きωL2を有する。
直線磁化曲線を示すもので、f (11は関係式f (
i)=NωBAに従って誘導レベルBを得るのに要する
交流電流iの周波数での電圧波高値であり、ここでωは
すでに定義されており、Nは交流電流が流れる巻線装置
の巻回数で、Aは磁束が貫流する磁気コアの有効断面積
である。空隙部を備えた自己−制御可変誘導子の動作に
は、勿論第3図の曲線にできるだけ近づけた曲線を得る
のが便利である。i=0とi= i との間にて第3図
の上半分の第1直線部分は傾きωL+に従い、他方第2
直線部分は電流iが第3図の半曲線の曲がり部での電流
i より大きい場合、傾きωL2を有する。
可変誘導子の興味ある特性は、定常状態において、その
動作電圧波高値VO対電流波高値i のmax 関係にある。誘導インピーダンスωlp+ 2ωL2と
ωLs+2n2ωL2とに比して無視できる抵抗Rp、
Rsを考慮すると、導通時のダイオード端子電圧が可変
誘導子の動作電圧波高値VOに比して無視できて、スイ
ッチング時での零位相角と増加磁束f2 (ni
−i)に等しい減少磁束f+ (niS p
S+i)を有するので、即ちヒステリシスループを存
しないので、定常動作゛及び半値化曲線が第3図に示す
ように2つの直線部分で形成される場合には、電圧波高
値Vo対電流波高値i の曲線が異ax 異なる傾きの3個の直線部分からなるということは数学
的に示すことができる。第4図はこのV。
動作電圧波高値VO対電流波高値i のmax 関係にある。誘導インピーダンスωlp+ 2ωL2と
ωLs+2n2ωL2とに比して無視できる抵抗Rp、
Rsを考慮すると、導通時のダイオード端子電圧が可変
誘導子の動作電圧波高値VOに比して無視できて、スイ
ッチング時での零位相角と増加磁束f2 (ni
−i)に等しい減少磁束f+ (niS p
S+i)を有するので、即ちヒステリシスループを存
しないので、定常動作゛及び半値化曲線が第3図に示す
ように2つの直線部分で形成される場合には、電圧波高
値Vo対電流波高値i の曲線が異ax 異なる傾きの3個の直線部分からなるということは数学
的に示すことができる。第4図はこのV。
対i の曲線を示す。
max
第4図の、0(i (、i (n+1)に対するm
ax 。
ax 。
上半分曲線の第1直線部分は傾き(ωlp+ 2ωL1
)を有している。従って電圧VθはゼロからωLp+2
ωL+ i / (n+1)までこの傾きに従う。
)を有している。従って電圧VθはゼロからωLp+2
ωL+ i / (n+1)までこの傾きに従う。
第4図の、i /(n+1)〈i < i 1
0 max
。
0 max
。
(n−1)に対する半曲線の第2直線部分は、イリ1
き : m= 〔(ω しp+ω Ll + ω L2)−n
(ω l、1 (lJL2 ) )
(1)を有する。
き : m= 〔(ω しp+ω Ll + ω L2)−n
(ω l、1 (lJL2 ) )
(1)を有する。
それゆえ、動作電圧波高値VOの値は、電流i がi/
(n+1)からi/(n−1)にmax o
。
(n+1)からi/(n−1)にmax o
。
変化するにつれ、上記傾きmによって、Vo = (ω
Lp+2ωL+ ) i / (n+1)からVo
= (ωLp+2ωL2> i / (n−1)
に到る直線部分の曲線に従う。
Lp+2ωL+ ) i / (n+1)からVo
= (ωLp+2ωL2> i / (n−1)
に到る直線部分の曲線に従う。
max
割に応じて電圧Voが変化するにつれて、傾き(ωLρ
+2ωL2 )を有する。
+2ωL2 )を有する。
第4図の半曲線の直線部のそれぞれ異なる傾きは、第1
巻線装置の入力誘導インピーダンスには誘導子の動作電
圧源高値VOが依存するが、制御巻線装置の誘導インピ
ーダンスωLsには依存しないということを示している
。この結論は全く一般的で第2図に示す小ヒステリシス
ループと同様に第3図上に示す通り、典型の磁化曲線に
適用できる。
巻線装置の入力誘導インピーダンスには誘導子の動作電
圧源高値VOが依存するが、制御巻線装置の誘導インピ
ーダンスωLsには依存しないということを示している
。この結論は全く一般的で第2図に示す小ヒステリシス
ループと同様に第3図上に示す通り、典型の磁化曲線に
適用できる。
傾きmの式から、巻回数nを適切に選べは、 1/(n
+1)と i/(nl)との間にあるに変更することが
できるという事を明らかにすることができる。
+1)と i/(nl)との間にあるに変更することが
できるという事を明らかにすることができる。
実際、
i
の場合には、即ち、
max
る電圧のある定数は第4図の半曲線の中央の直線部分で
得られる。即ち、Vo = (ωL+ −ωL2)i
となる。
得られる。即ち、Vo = (ωL+ −ωL2)i
となる。
電圧Vo = (ωL+ −ωL2) i の値は
第3図の曲線上において傾きωL2の部分の延長線に垂
直軸線f(1)が交差する点に対応するということに注
意すべきである。
第3図の曲線上において傾きωL2の部分の延長線に垂
直軸線f(1)が交差する点に対応するということに注
意すべきである。
正の傾きかあるいは負の傾きのmを得るのが望まれる場
合、巻数比nを適切に変更すれば十分である。この傾き
mは、(ωlp+ 2ωL2)/(ωLp+2ωL1)
が小さい程、巻数比nの値に対する感度が良くなる。傾
きmが変更された場合でも、第4図の垂直軸線VOと平
曲線部の中央直線部の延長線との交点は常に同じとなる
。同様の現象が第4図の下半分の曲線においても生ずる
ということは注意すべきである。
合、巻数比nを適切に変更すれば十分である。この傾き
mは、(ωlp+ 2ωL2)/(ωLp+2ωL1)
が小さい程、巻数比nの値に対する感度が良くなる。傾
きmが変更された場合でも、第4図の垂直軸線VOと平
曲線部の中央直線部の延長線との交点は常に同じとなる
。同様の現象が第4図の下半分の曲線においても生ずる
ということは注意すべきである。
第3図のモデルを使用して、可変誘導子の一次巻線を流
れる交流電流iを表わすのに数学的に得られるフーリエ
級数の式を展開すると、この電流iの調和成分の関係式
を得ることができる。電流iの範囲の2つの端点、即ち
0(i(i/p
max 。
れる交流電流iを表わすのに数学的に得られるフーリエ
級数の式を展開すると、この電流iの調和成分の関係式
を得ることができる。電流iの範囲の2つの端点、即ち
0(i(i/p
max 。
(n+1)とi > t / (n 1)におい
て、max 。
て、max 。
iは正弦波でありそれゆえ基本周波数のみを含んでいる
。したがって、この2つの電流範囲端点間では、電流i
の調和解析が行われる。そのような解析は電流iがその
波高値が以下の関係式:で与えられる場合を除いて、高
調波成分を有することを示している。それゆえ、それは
完全に正弦波となる。これらの結果は重要である。実際
、ある所定の波高値i に対し、電圧■0の振幅は、上
に述べたようにωLsとは独立してはいるが、ωLsの
値を正確に調節することにより、電流波形を正弦波に変
えることができる。高調波成分を先きあるいは正規の動
作に制限することを望む場合、このことは特に、有用で
ある。この誘導インピーダンスωLsの値は、第6a図
に示すように巻線11a及びllbに直列の制御回路に
て一定の値を有する誘導子22を導入することにより調
整される。それで不十分ならば、そのような高調波成分
はフィルターで除去される。3相のシステムでは、ある
接続の型式が有利に使用される。たとえば、本発明によ
れば、空隙を有する3つの自己−制御可変誘導子をΔ接
続する。
。したがって、この2つの電流範囲端点間では、電流i
の調和解析が行われる。そのような解析は電流iがその
波高値が以下の関係式:で与えられる場合を除いて、高
調波成分を有することを示している。それゆえ、それは
完全に正弦波となる。これらの結果は重要である。実際
、ある所定の波高値i に対し、電圧■0の振幅は、上
に述べたようにωLsとは独立してはいるが、ωLsの
値を正確に調節することにより、電流波形を正弦波に変
えることができる。高調波成分を先きあるいは正規の動
作に制限することを望む場合、このことは特に、有用で
ある。この誘導インピーダンスωLsの値は、第6a図
に示すように巻線11a及びllbに直列の制御回路に
て一定の値を有する誘導子22を導入することにより調
整される。それで不十分ならば、そのような高調波成分
はフィルターで除去される。3相のシステムでは、ある
接続の型式が有利に使用される。たとえば、本発明によ
れば、空隙を有する3つの自己−制御可変誘導子をΔ接
続する。
第4図の電圧Vo−電流i の曲線と同様に、max
モデルとして使用され第3図に示される磁化曲線を正確
に得ることは決してできないので、この理論を実際の値
に適合させるようにこの理論の修正を簡単に論するのが
得策である。
に得ることは決してできないので、この理論を実際の値
に適合させるようにこの理論の修正を簡単に論するのが
得策である。
上に述べたように、磁束はモデルとして使用した磁化曲
線に従わないが、上限(n+1)i とmax 下限(n−1)i とを有する小ヒステリシスルax −プには従う。一方外側リム部のうちの1つにある磁束
は、電流(n+1)i での深い飽和に相ax 当する最大値からさらに非常に小さい値へと減少し、も
う一方の外側リム部にある磁束は電流(n−1)i で
の値から、電流(n+1)i でのmax
max値へと増加する。たとえ、かなりの誤差を導入せ
の磁化曲線上での磁束の値に相当するものと考え流電流
iの周波数におけるヒステリシスループ上の磁束の減少
曲線上での磁束の値に相当する電流(n−1)i で
の磁束の値には同様の考えは磁束の値を正確に予測する
ことは非常に困難である、というのはこの磁束の値が磁
気コア1の積層板20の配置に対し、磁性材料の品質に
対し、巻線の発熱により生ずるずれをはじめいかなるず
れに対さらには周波数に関係する影響に対してもこの磁
束の値が極めて感度が良いからである。後でより詳細に
述べるように、空隙7,8は磁気コアの2つの外側リム
部3,4に設けられてこれらの欠点を抑えかつ所定の電
圧レベルで、誘導子の電圧調整の範囲を増加する。1頃
きωL+が空隙を設けることで減少する場合、上述の現
象の影響は、除去されないとしても、かなり減少する。
線に従わないが、上限(n+1)i とmax 下限(n−1)i とを有する小ヒステリシスルax −プには従う。一方外側リム部のうちの1つにある磁束
は、電流(n+1)i での深い飽和に相ax 当する最大値からさらに非常に小さい値へと減少し、も
う一方の外側リム部にある磁束は電流(n−1)i で
の値から、電流(n+1)i でのmax
max値へと増加する。たとえ、かなりの誤差を導入せ
の磁化曲線上での磁束の値に相当するものと考え流電流
iの周波数におけるヒステリシスループ上の磁束の減少
曲線上での磁束の値に相当する電流(n−1)i で
の磁束の値には同様の考えは磁束の値を正確に予測する
ことは非常に困難である、というのはこの磁束の値が磁
気コア1の積層板20の配置に対し、磁性材料の品質に
対し、巻線の発熱により生ずるずれをはじめいかなるず
れに対さらには周波数に関係する影響に対してもこの磁
束の値が極めて感度が良いからである。後でより詳細に
述べるように、空隙7,8は磁気コアの2つの外側リム
部3,4に設けられてこれらの欠点を抑えかつ所定の電
圧レベルで、誘導子の電圧調整の範囲を増加する。1頃
きωL+が空隙を設けることで減少する場合、上述の現
象の影響は、除去されないとしても、かなり減少する。
他の考慮に入れるべき点は、実際に得られるある飽和の
程度に対して、電流iの周波数での保磁電流iであり、
p c
空隙が設けられた時の傾きωL+ の下にそれから生ず
る残留磁束である。単純な形では、第5図が残留磁束と
保磁力とを考慮に入れて補正した新しい磁化曲線を示し
ている。ここで、飽和に伴なって増加しつづける傾向が
ある、従って(頃きωL1を増加する、残留磁束により
生ずる影響は無視できる。
程度に対して、電流iの周波数での保磁電流iであり、
p c
空隙が設けられた時の傾きωL+ の下にそれから生ず
る残留磁束である。単純な形では、第5図が残留磁束と
保磁力とを考慮に入れて補正した新しい磁化曲線を示し
ている。ここで、飽和に伴なって増加しつづける傾向が
ある、従って(頃きωL1を増加する、残留磁束により
生ずる影響は無視できる。
適切な数学的展開は、空隙を有する可変誘導子〜
の電流i に対する動作波高値Voは保磁力のたmax
めに(ωLl−ωL2 )iだけ減少するということを
示す。
示す。
(i −i)/(n+1)<i 〈 (i −
1)o c
max o
c/(n−1)となる第4図の上半分の曲線の中間の
電流範囲についても、 i が(i −i)で置OC 換される他のすべての式についてと同様に適応できる。
1)o c
max o
c/(n−1)となる第4図の上半分の曲線の中間の
電流範囲についても、 i が(i −i)で置OC 換される他のすべての式についてと同様に適応できる。
ここでは、電流波形に対して小ヒステリシスループに従
う誘導子の動作によって生ずる変形は考慮に入れていな
い。
う誘導子の動作によって生ずる変形は考慮に入れていな
い。
第5a 、5b図はそれぞれ外側リム部3,4のまわり
に巻かれた巻線23a、23bを有するバイアス巻線を
示す。これらの巻線23a 、23bは直列に接続され
ており、外側リム部によって画定される磁気閉回路をバ
イアス直流電流i に応ol 答して流れる直流磁束を、制御巻線11a、11bが発
生すると同様な方法で、前記外側リム部3゜4のまわり
に巻かれている。そのような磁束は、よって生ずる直流
磁束に対し同一方向にあるいは逆方向に流れる。これら
の巻線23a 、23bは第6a図に示すとおり、調節
可能な直流電流源24を介して、あるいは抵抗25を通
って直流電圧源を介して備えられる。この回路に、付加
的な誘導子を付加して巻線23a、23bにさらに一定
な直流電流を供給することも推奨できる。別の可能性と
しては、第6b図に示すように、磁気コア1にそれぞれ
リム部3,4に巻きつけた2つの巻線26a 、26b
を含み、ダイオード27 、28を介して整流される電
流を発生してこの整流された電流の大きさを調整するよ
う設けられた調整可能な抵抗29を介して巻線23a
、23bにこの電流を供給する付加的な巻線を配置する
ことである。
に巻かれた巻線23a、23bを有するバイアス巻線を
示す。これらの巻線23a 、23bは直列に接続され
ており、外側リム部によって画定される磁気閉回路をバ
イアス直流電流i に応ol 答して流れる直流磁束を、制御巻線11a、11bが発
生すると同様な方法で、前記外側リム部3゜4のまわり
に巻かれている。そのような磁束は、よって生ずる直流
磁束に対し同一方向にあるいは逆方向に流れる。これら
の巻線23a 、23bは第6a図に示すとおり、調節
可能な直流電流源24を介して、あるいは抵抗25を通
って直流電圧源を介して備えられる。この回路に、付加
的な誘導子を付加して巻線23a、23bにさらに一定
な直流電流を供給することも推奨できる。別の可能性と
しては、第6b図に示すように、磁気コア1にそれぞれ
リム部3,4に巻きつけた2つの巻線26a 、26b
を含み、ダイオード27 、28を介して整流される電
流を発生してこの整流された電流の大きさを調整するよ
う設けられた調整可能な抵抗29を介して巻線23a
、23bにこの電流を供給する付加的な巻線を配置する
ことである。
て保持力電源iと全く同様の効果を有する。2つの磁極
のうちの1方にて可能であるが、その1方の磁極を保磁
力電流iの影響を除くように、あるいは一般に所望のレ
ベルにおける動作電圧波高値を調節するために利用でき
る。
のうちの1方にて可能であるが、その1方の磁極を保磁
力電流iの影響を除くように、あるいは一般に所望のレ
ベルにおける動作電圧波高値を調節するために利用でき
る。
波形の質を向上するため、第7図に示すように外側リム
部3,4に異なる巻線が重ね合わせられて空隙がその中
心部に位置するようにするのが有利である。最初にバイ
アス巻線23aを外側リム部3に巻き、次にもし設ける
ならば巻線26aを巻き、しかる後に一次巻線10aと
制御巻線11aの順に巻く。従って、最初にバイアス巻
線23bは外側リム部4に巻き、次にもし設けるならば
巻線26bを巻き、しかる後に一次巻線10bと制御巻
線11bの順に巻く。
部3,4に異なる巻線が重ね合わせられて空隙がその中
心部に位置するようにするのが有利である。最初にバイ
アス巻線23aを外側リム部3に巻き、次にもし設ける
ならば巻線26aを巻き、しかる後に一次巻線10aと
制御巻線11aの順に巻く。従って、最初にバイアス巻
線23bは外側リム部4に巻き、次にもし設けるならば
巻線26bを巻き、しかる後に一次巻線10bと制御巻
線11bの順に巻く。
第3図に示される使用モデル曲線において、磁化曲線の
半白線は傾きωLl 、ωL2の2つの直線部分によ
って示され、これにより(n+1)i が電流値i を
通過する時としかる後(n −max
。
半白線は傾きωLl 、ωL2の2つの直線部分によ
って示され、これにより(n+1)i が電流値i を
通過する時としかる後(n −max
。
1) i が同電流値i を通過する時に電流ima
x o
maxに対する電圧
VQを示す関係式にて急激な変化を生ずる。実際上は、
磁化曲線の曲がり部分は常に使きωL1から傾きωL2
へと通過する際に、同様の丸味を帯びた曲がり部分をも
たらす。他方、逆の方に丸味を帯びた曲がり部分は、こ
の領域において(n−1)i が通過する際に生ずる
。こmax の後者の曲がり部分の丸味は1よりわずかに大きなnに
対して電流i に応じて(nl)i がmax
max次第
に増加するにつれ前者のそれよりわずかではあるが非常
に大きなものとなる。これら2つの丸味のある曲がり部
分と特に後者の曲がり部分は第4図の半一曲線の傾きm
の中間部分によって明らかなように電圧Voの作用の下
に電流i の変化aX する領域を減少させるという効果を有する。そのことが
上で述べたように、急激な曲がり部分を持つ磁化曲線を
有する磁性材料を使用することを推奨する理由である。
x o
maxに対する電圧
VQを示す関係式にて急激な変化を生ずる。実際上は、
磁化曲線の曲がり部分は常に使きωL1から傾きωL2
へと通過する際に、同様の丸味を帯びた曲がり部分をも
たらす。他方、逆の方に丸味を帯びた曲がり部分は、こ
の領域において(n−1)i が通過する際に生ずる
。こmax の後者の曲がり部分の丸味は1よりわずかに大きなnに
対して電流i に応じて(nl)i がmax
max次第
に増加するにつれ前者のそれよりわずかではあるが非常
に大きなものとなる。これら2つの丸味のある曲がり部
分と特に後者の曲がり部分は第4図の半一曲線の傾きm
の中間部分によって明らかなように電圧Voの作用の下
に電流i の変化aX する領域を減少させるという効果を有する。そのことが
上で述べたように、急激な曲がり部分を持つ磁化曲線を
有する磁性材料を使用することを推奨する理由である。
さらには、コア1を構成してその積層板20を接合して
この曲がり部分が直線状に延びないようにすることも推
奨できる。
この曲がり部分が直線状に延びないようにすることも推
奨できる。
空隙7,8の効果は以下において更に詳細に調べよう。
同一の空隙を2つの外側リム部3,4の各々に設けると
第3図の磁化曲線の傾きωL+ 。
第3図の磁化曲線の傾きωL+ 。
ωL2と第2図に示す小ヒステリシスループの傾きが減
少し、特に低誘導レベルでのより大きな傾き部分、即ち
ωL1が減少する。この適切な近似式は、 で与えられ、ここでωLはコアの外側リム部3あるいは
4に巻かれた巻線のインピーダンス(オーム)、Nはこ
の巻線の巻回数、A は外側リム部(3あるいは4)の
有効断面積、aは空隙の長さくメートル)、l は外側
リム部3あるいは4にと関連する磁気回路の長さくメー
トル)、ωは角周波数、μ は4πx l □−7に
等しい値で、μir /μ は磁気コアを形成する材料の比透磁率でir ある。
少し、特に低誘導レベルでのより大きな傾き部分、即ち
ωL1が減少する。この適切な近似式は、 で与えられ、ここでωLはコアの外側リム部3あるいは
4に巻かれた巻線のインピーダンス(オーム)、Nはこ
の巻線の巻回数、A は外側リム部(3あるいは4)の
有効断面積、aは空隙の長さくメートル)、l は外側
リム部3あるいは4にと関連する磁気回路の長さくメー
トル)、ωは角周波数、μ は4πx l □−7に
等しい値で、μir /μ は磁気コアを形成する材料の比透磁率でir ある。
非常に深い飽和に達すると、最も顕著にそれが現出する
のは気中における巻線インピーダンスである。このイン
ピーダンスはソレノイドの場合次のような近似式で見積
もられる。即ち、ω2.2X10−@ D ”
N”ωL= □□ D+2.21 式中ωLは気中での巻線インピーダンス(オーム)で、
D は巻線の平均直径(メートル)、lは巻線(ソレノ
イド)のメートル表示の長さ、他のパラメータは先に定
義したとおりのものである。さらに正確な計算式力で時
には必要となることもある。
のは気中における巻線インピーダンスである。このイン
ピーダンスはソレノイドの場合次のような近似式で見積
もられる。即ち、ω2.2X10−@ D ”
N”ωL= □□ D+2.21 式中ωLは気中での巻線インピーダンス(オーム)で、
D は巻線の平均直径(メートル)、lは巻線(ソレノ
イド)のメートル表示の長さ、他のパラメータは先に定
義したとおりのものである。さらに正確な計算式力で時
には必要となることもある。
事実、後者のインピーダンスは1 >1 /ma
x 。
x 。
(n−1)のi に対する電圧■oの発生を計量aX
算するのに用いられるが、はじめの方の式は、i<
s / (n +1 )の領域において適切でmax
。
s / (n +1 )の領域において適切でmax
。
ある。
空隙を設けることは少ヒステリシスループの任意の変形
に対する誘導子の感度をかなり減少するという利点を有
する。実際、傾きが非常に急激に変わる場合、(n
1) i での磁束におけるmax 重要な変化は最も小さな曲線変動によって引き起こされ
る。インピーダンスωL+が空隙によって非常に減少す
るときに、そのような現象は弱まる。
に対する誘導子の感度をかなり減少するという利点を有
する。実際、傾きが非常に急激に変わる場合、(n
1) i での磁束におけるmax 重要な変化は最も小さな曲線変動によって引き起こされ
る。インピーダンスωL+が空隙によって非常に減少す
るときに、そのような現象は弱まる。
従って、巻数比nを所定の静特性を得るよう調整すれば
、前記等式(1)及び(2)から理解できるように、極
限まで小さくなる。それゆえ外側リム部3,4に空隙を
設けることによって自己−制御誘導子の動作特性をより
良く制御でき、したがって同様な特性を有する誘導子を
構成できてまた電流の変動するより重要な範囲を得るた
めに従って無効電力の変動する重要な範囲を得るために
誘導子を調整でき、この誘導子は先に確立された電圧レ
ベルでのわずかな電圧変動が吸収できる。事実、この主
な従来技術に固有の欠点はこの電圧レベルでの可変誘導
子の動作時のパラメータを調整するというあまりにも大
きな困難性に帰因するものであった。
、前記等式(1)及び(2)から理解できるように、極
限まで小さくなる。それゆえ外側リム部3,4に空隙を
設けることによって自己−制御誘導子の動作特性をより
良く制御でき、したがって同様な特性を有する誘導子を
構成できてまた電流の変動するより重要な範囲を得るた
めに従って無効電力の変動する重要な範囲を得るために
誘導子を調整でき、この誘導子は先に確立された電圧レ
ベルでのわずかな電圧変動が吸収できる。事実、この主
な従来技術に固有の欠点はこの電圧レベルでの可変誘導
子の動作時のパラメータを調整するというあまりにも大
きな困難性に帰因するものであった。
空隙は適宜に選択された寸法を有して磁気コア1の構成
上の変形あるいは積層板20の特性によるわずかな非対
称性を目立たなくすることができる。
上の変形あるいは積層板20の特性によるわずかな非対
称性を目立たなくすることができる。
空隙を備えたこの誘導子はしかし既存の可変誘導子に比
べると、その電流i中により高い高調波成分を有してい
るという不利な点を有している。
べると、その電流i中により高い高調波成分を有してい
るという不利な点を有している。
しかし、一定の値を有する誘導子22(第6a図)は動
作点において正弦波電流iが得られるように設けられる
。すでに述べたように、フィルターを通すかあるいは3
相のシステムにおいてΔ接続することがこの高調波成分
を減少させるのに利用される。
作点において正弦波電流iが得られるように設けられる
。すでに述べたように、フィルターを通すかあるいは3
相のシステムにおいてΔ接続することがこの高調波成分
を減少させるのに利用される。
ここで、飽和においても抵抗値が誘導インピーダンスに
比較して低い値にとどまっているということに注意すべ
きである。従って、これらの抵抗値の影響は異なる巻線
の発熱による抵抗値の増加と同様に無視できる。
比較して低い値にとどまっているということに注意すべ
きである。従って、これらの抵抗値の影響は異なる巻線
の発熱による抵抗値の増加と同様に無視できる。
この過渡応答、より詳細にはその応答時間は明確に以下
に述べられる。
に述べられる。
適切な数学的展開は、もし誘導子が電圧波高値■0で動
作しその初期電流波高値がその時i<smax
。
作しその初期電流波高値がその時i<smax
。
/(n+1)であり、急激な電圧増加ΔVが生ずる場合
には、ωL】が非常に大きくnが1よりわずかに大きい
ように、半サイクルの後に流れる電流が最終的な値に収
束するということを示している。
には、ωL】が非常に大きくnが1よりわずかに大きい
ように、半サイクルの後に流れる電流が最終的な値に収
束するということを示している。
電流範囲i/ (n + 1) < s < t
/ (nOll1ax 0 −1)に関連して、その応答時間は(ωLs+ωt、p
+4ωL2)が小さい程短くなる。ωLsの大きな値が
過渡状況と考えられる時間を増大させるということもま
たわかる。それゆえ、一定の値を有する誘導子22(第
6a図参照)を設けることで応答時間は増加するが、後
者は速いのは変わらない。
/ (nOll1ax 0 −1)に関連して、その応答時間は(ωLs+ωt、p
+4ωL2)が小さい程短くなる。ωLsの大きな値が
過渡状況と考えられる時間を増大させるということもま
たわかる。それゆえ、一定の値を有する誘導子22(第
6a図参照)を設けることで応答時間は増加するが、後
者は速いのは変わらない。
おいて、その応答時間は、(ωLs+2n2ωL2)が
(ωLp+2ωL2)の値に近い値を持つ程早くなる。
(ωLp+2ωL2)の値に近い値を持つ程早くなる。
すべての場合において、この応答時間は非常に早(、た
とえば数半サイクル程度になる。
とえば数半サイクル程度になる。
ここで、ある適応例では所定の値を有する誘導子32、
コンデンサ33、あるいはコンデンサ37に直列に接続
される所定の値を有する誘導子36を、第8a図乃至第
8C図に示す本発明による空隙を有する自己−制御可変
誘導子31に並列に接続して全体のシステムにおいて所
望の動作特性を得る必要があることを述べるの°が有利
である。
コンデンサ33、あるいはコンデンサ37に直列に接続
される所定の値を有する誘導子36を、第8a図乃至第
8C図に示す本発明による空隙を有する自己−制御可変
誘導子31に並列に接続して全体のシステムにおいて所
望の動作特性を得る必要があることを述べるの°が有利
である。
本発明による空隙を有する自己−制御可変誘導子は、第
4図の伸きmの曲線部分上に位置する電圧VOという所
定のレベルにおいて、無効電力を自己−制御吸収するこ
とによって交流電圧の調整に対する比較的単純な受動素
子を構成する。
4図の伸きmの曲線部分上に位置する電圧VOという所
定のレベルにおいて、無効電力を自己−制御吸収するこ
とによって交流電圧の調整に対する比較的単純な受動素
子を構成する。
この可変誘導子は分巻可変誘導子としてかあるいは静止
補償素子として無効電力の自己−制御吸収を経て得られ
るレベルの電圧の調整に対してその応用に利用される。
補償素子として無効電力の自己−制御吸収を経て得られ
るレベルの電圧の調整に対してその応用に利用される。
特に、本発明の目的である非常に重要な応用は頭出しの
導線部においであるいはより一般的には容量的電源(容
量結合)において供給される電気的負荷に印加する交流
電圧の調整である。第9図はそのような等価回路を有す
る容量的電源、すなわち電圧■の電源38と(たとえば
電気的エネルギ伝送線が考えられる)と値Cを有するキ
ャパシタバンク39を示している。この電源は抵抗負荷
Rを備えている。本発明による空隙を有する自己−制御
可変誘導子31は抵抗負荷Rに並列に接続されている。
導線部においであるいはより一般的には容量的電源(容
量結合)において供給される電気的負荷に印加する交流
電圧の調整である。第9図はそのような等価回路を有す
る容量的電源、すなわち電圧■の電源38と(たとえば
電気的エネルギ伝送線が考えられる)と値Cを有するキ
ャパシタバンク39を示している。この電源は抵抗負荷
Rを備えている。本発明による空隙を有する自己−制御
可変誘導子31は抵抗負荷Rに並列に接続されている。
電流iはバンク39を貫流し、電流iLは誘導子31を
また電流1gは抵抗Rを貫流・する。バンク39の両端
には電圧Vcが生じており、抵抗R及び誘導子31の両
端には電圧VLが生じている。
また電流1gは抵抗Rを貫流・する。バンク39の両端
には電圧Vcが生じており、抵抗R及び誘導子31の両
端には電圧VLが生じている。
この理論は、抵抗Rの値に応じて誘導子31の値が適宜
変化する場合、抵抗Rの両端の電圧VLが所定の範囲内
において一定に維持されるということを示している。こ
のことは、上述の如く空隙を有する自己−制御可変誘導
子を傾きm(第4図参照)を0にするように選ぶことで
なされる。また、制御巻線11a、flbの巻数を調節
すること(第1a図)によって傾きmを適切に変更しく
第4図参照)、これによってでも負荷の作用による(負
荷Rに伴なって増加するこの負荷Rの両端の電圧)電圧
VLを確実に調整でき、それによって有効電力を電源3
8から負荷38へ最適に送給できる。
変化する場合、抵抗Rの両端の電圧VLが所定の範囲内
において一定に維持されるということを示している。こ
のことは、上述の如く空隙を有する自己−制御可変誘導
子を傾きm(第4図参照)を0にするように選ぶことで
なされる。また、制御巻線11a、flbの巻数を調節
すること(第1a図)によって傾きmを適切に変更しく
第4図参照)、これによってでも負荷の作用による(負
荷Rに伴なって増加するこの負荷Rの両端の電圧)電圧
VLを確実に調整でき、それによって有効電力を電源3
8から負荷38へ最適に送給できる。
本発明は可変誘導子の好適な実施例によって説明したき
たが、この実施例に対するいかなる改変も可変誘導子の
他のいかなる応用も特許請求の範囲内において、本発明
の本質と範囲を変更することが同様なされうるというこ
とを指摘せねばならない。
たが、この実施例に対するいかなる改変も可変誘導子の
他のいかなる応用も特許請求の範囲内において、本発明
の本質と範囲を変更することが同様なされうるというこ
とを指摘せねばならない。
第1a図は本発明による空隙を備えた自己−制御可変誘
導子を示す図で、この誘導子は3個のリム部からなる磁
気コアを有している。 第1b図は第1a図の誘導子の磁気コアの31囚のリム
部の在り得る断面図、第1C図は第1a図の空隙を備え
た自己−制御可変誘導子の等価回路図・ 第2図乃至第5図は第1a図の可変誘導子の異なる実際
のあるいは理論上の動作曲線を示し、第6a、6b図は
この等価回路の形状の下で、第1a図の可変誘導子の動
作特性を調節する要素を付加したことを示す回路図、 第7図は本発明による誘導子の磁気コアの2(固のリム
部に巻きつけた巻線を重ねた状態を示す図、第8a乃至
80図は電圧調整に対する応用のために可変誘導子の動
作特性を変更する方法を示し、第9図は容量結合、たと
えば頭出し線によって電源を供給する場合において、可
変誘導子の交流電圧調整に対する1応用例を示す回路図
である。 1・・・磁気コア、2・・・中央リム部、3,4・・・
外側リム部、5,6・・・結合点、7.訃・・空隙、9
・・・交流電源、10 a 、 11 a−・・一次巻
線、1ob、11b・・・二次巻線、12・・・全波整
流ブリッジ、13゜14.15,16・・・磁束、17
.18.19・・・合成磁束、20・・・積層板。
導子を示す図で、この誘導子は3個のリム部からなる磁
気コアを有している。 第1b図は第1a図の誘導子の磁気コアの31囚のリム
部の在り得る断面図、第1C図は第1a図の空隙を備え
た自己−制御可変誘導子の等価回路図・ 第2図乃至第5図は第1a図の可変誘導子の異なる実際
のあるいは理論上の動作曲線を示し、第6a、6b図は
この等価回路の形状の下で、第1a図の可変誘導子の動
作特性を調節する要素を付加したことを示す回路図、 第7図は本発明による誘導子の磁気コアの2(固のリム
部に巻きつけた巻線を重ねた状態を示す図、第8a乃至
80図は電圧調整に対する応用のために可変誘導子の動
作特性を変更する方法を示し、第9図は容量結合、たと
えば頭出し線によって電源を供給する場合において、可
変誘導子の交流電圧調整に対する1応用例を示す回路図
である。 1・・・磁気コア、2・・・中央リム部、3,4・・・
外側リム部、5,6・・・結合点、7.訃・・空隙、9
・・・交流電源、10 a 、 11 a−・・一次巻
線、1ob、11b・・・二次巻線、12・・・全波整
流ブリッジ、13゜14.15,16・・・磁束、17
.18.19・・・合成磁束、20・・・積層板。
Claims (30)
- (1)各々が第1端部及び第2端部とを有する3個のリ
ム部(2、3、4)を備えた磁気コア(1)であって、
これら第1端部は該磁気コア(1)の第1共通部(34
)を介してまたこれらの第2端部は該磁気コア(1)の
第2共通部(35)を介してそれぞれ接続された前記磁
気コア(1)と; 交流電流が供給される一次巻線(10a)と;制御巻線
装置(11a、11b)と;及び 該可変誘導子の動作に関連した電気的パラメータに応じ
て大きさが変化する直流電流を該制御巻線装置に供給す
る装置とを含み、 該一次巻線(10a)と該制御巻線装置(11a、11
b)は前記磁気コア(1)に対して、交流及び直流電流
が前記3個のリム部(2、3、4)のうちの第1リム部
内に交流電流が正・負の値を有する際に、互いに助長す
る方向かあるいは互いに逆の方向に交流磁束及び直流磁
束をそれぞれ誘起し、該3個のリム部(2、3、4)の
第2リム部内に交流電流が正・負の値を有する際に、交
流磁束及び直流磁束をそれぞれ互いに逆の方向かあるい
は互いに助長する方向に誘起し、各第1リム部及び第2
リム部内に誘起する直流磁束は該直流の大きさに伴なっ
て変化しそれによって前記一次巻線(10a)のインピ
ーダンスを変化させる磁束密度を有するように設けられ
、 該第1リム部は該第1リム部内に誘起する合成磁束が横
切る空隙部(7)を有し、前記第2リム部は該第2リム
部内に誘起する合成磁束が横切る空隙部(8)を有する
ことを特徴とする可変誘導子。 - (2)前記3個のリム部(2、3、4)は実質的に同一
平面内に置かれ、2個の外側リム部とこの2個の外側リ
ム部の間に置かれた中央リム部(2)とを同様に含むこ
とを特徴とする前記特許請求の範囲第1項に記載の可変
誘導子。 - (3)前記磁気コア(1)の該第1リム部及び第2リム
部が該2個の外側リム部(3、4)によって構成されて
いることを特徴とする前記特許請求の範囲第2項に記載
の可変誘導子。 - (4)該磁気コア(1)が前記平面に対して平行に置か
れた積層板要素(20)で形成されて少くとも3段を有
する45度の角の接合部(5)で接合されることにより
該磁気コア(1)のいかなる部分飽和をも防ぐようにし
たことを特徴とする前記特許請求の範囲第2項記載の可
変誘導子。 - (5)前記磁気コア(1)の前記3個のリム部が各々同
一形状でかつ同一の大きさの断面積を有することを特徴
とする前記特許請求の範囲第1項に記載の可変誘導子。 - (6)前記磁気コア(1)の前記第1及び第2リム部は
同一長さを有し、該第1及び第2リム部は各々同一の大
きさの断面積を有するとともに該第1、第2リム部の空
隙部は同一長さを有することを特徴とする前記特許請求
の範囲第1項に記載の可変誘導子。 - (7)前記第1リム部の空隙部は前記磁気コア(1)の
前記第1共通部(34)及び第2共通部(35)間の中
間においてこの第1リム部上に置かれており、該第2リ
ム部の空隙には該磁気コア(1)の該第1共通部(34
)及び第2共通部(35)間の中間においてこの第2リ
ム部上に置かれていることを特徴とする前記特許請求の
範囲第1項に記載の可変誘導子。 - (8)前記3個のリム部(2、3、4)はすべてほとん
ど円に近い十字状の断面を有することを特徴とする前記
特許請求の範囲第1項に記載の可変誘導子。 - (9)前記磁気コア(1)は顕著な曲がり部分を持つ磁
化曲線を有する磁性材料から成ることを特徴とする前記
特許請求の範囲第1項に記載の可変誘導子。 - (10)前記電気的パラメータが前記一次巻線に供給さ
れる交流電流の振幅であることを特徴とする前記特許請
求の範囲第1項に記載の可変誘導子。 - (11)該直流電流供給装置は該一次巻線に供給される
交流電流を整流するとともに該制御巻線装置に該整流電
流を供給することを特徴とする前記特許請求の範囲第1
0項に記載の可変誘導子。 - (12)該整流及び供給装置は該一次巻線を該制御巻線
装置に直列に接続するダイオードブリッジを含むことを
特徴とする前記特許請求の範囲第11項に記載の可変誘
導子。 - (13)前記一次巻線は、直列に接続され、前記第1、
第2リム部にそれぞれ巻かれるとともに交流電流を供給
されてこの交流電流が該第1リム部には第1交流磁束を
誘起しかつ該第2リム部には第2交流磁束を誘起する第
1、第2巻線を含み、前記第3リム部において第1、第
2交流磁束が互いに助長することを特徴とする前記特許
請求の範囲第1項に記載の可変誘導子。 - (14)前記制御巻線装置は、直列に接続され、前記第
1、第2リム部にそれぞれ巻かれるとともに直流電流を
供給されてこの直流電流が該第1、第2リム部によって
画定される磁気閉回路を貫流する直流磁束を誘起する第
1、第2巻線を含むことを特徴とする前記特許請求の範
囲第1項に記載の可変誘導子。 - (15)前記制御巻線装置は、直列に接続され、前記第
1、第2リム部にそれぞれ巻かれるとともに直流電流が
供給されてこの直流電流が該第1、第2リム部によって
画定される磁気閉回路を貫流する直流磁束を誘起する第
3、第4巻線を含むことを特徴とする前記特許請求の範
囲第13項に記載の可変誘導子。 - (16)該電気的パラメータが直列に接続された該第1
、第2巻線に供給される交流電流の振幅であり、該直流
電流供給装置がこの交流電流の整流装置及び直列接続の
第3、第4巻線に該整流電流を供給する装置とを含むこ
とを特徴とする前記特許請求の範囲第15項に記載の可
変誘導子。 - (17)前記第1、第3巻線が重ねられ、前記第2、第
4巻線もまた重ねられ、該第1、第3巻線は前記第1リ
ム部に巻かれて配置されてこの第1リム部の空隙部が該
第1、第3巻線の中央部に位置し、該第2、第4巻線は
前記第2リム部に巻かれて配置されてこの第2リム部の
空隙部は該第2、第4巻線中央部に位置するようになっ
ていることを特徴とする前記特許請求の範囲第15項に
記載の可変誘導子。 - (18)一定の値を有するとともに前記制御巻線装置に
直列に接続した誘導子を含むことを特徴とする前記特許
請求の範囲第1項に記載の可変誘導子。 - (19)前記制御巻線装置が、直列に接続された第1、
第2巻線を含む可変誘導子であって、該可変誘導子は、
一定の値を有しかつ該制御巻線装置の該第1、第2巻線
に直列に接続された誘導子を含むことを特徴とする前記
特許請求の範囲第1項に記載の可変誘導子。 - (20)前記磁気コアに設けられて直流電流を供給され
るバイアス巻線を含むことを特徴とする前記特許請求の
範囲第1項に記載の可変誘導子。 - (21)該バイアス巻線が直流電流源によって供給され
ることを特徴とする前記特許請求の範囲第20項に記載
の可変誘導子。 - (22)該バイアス巻線には該磁気コア上に設けられた
付加的巻線によって直流電流が供給され、該付加的巻線
は整流装置及び該バイアス巻線に供給される直流電流の
振幅調整装置を介して該バイアス巻線に供給することを
特徴とする前記特許請求の範囲第20項に記載の可変誘
導子。 - (23)直列に接続された第5、第6巻線であって、前
記第1、第2リム部にそれぞれ巻かれるとともに直流電
流が供給され、該第1、第2リム部によって画定される
磁気閉回路中を貫流するバイアス磁束を発生する前記第
5、第6巻線を含むことを特徴とする前記特許請求の範
囲第15項に記載の可変誘導子。 - (24)該第1、第3、第5巻線が重ねられ、該第2、
第4、第6巻線もまた重ねられ、該第1、第3、第5巻
線は該第1リム部に巻かれて置かれこの第1リム部の空
隙部が該第1、第3、第5巻線の中心に位置しており、
該第2、第4、第6巻線は該第2リム部に巻かれて置か
れこの第2リム部の空隙部が該第2、第4、第6巻線の
中心に位置するようになっていることを特徴とする前記
特許請求の範囲第23項に記載の可変誘導子。 - (25)前記第3巻線は前記第1巻線の巻数のn倍(n
は1よりわずかに大きい)に等しい巻数を有し、前記第
4巻線は前記第2巻線の巻数のn倍に等しい巻数を有す
ることを特徴とする前記特許請求の範囲第15項に記載
の可変誘導子。 - (26)誘導インピーダンスが前記可変誘導子と並列に
接続され、並列に接続した該誘導インピーダンスと該可
変誘導子とによって決まる所望の動作特性を得るように
したことを特徴とする前記特許請求の範囲第1項に記載
の可変誘導子。 - (27)該誘導インピーダンスがコンデンサを含むこと
を特徴とする前記特許請求の範囲第26項に記載の可変
誘導子。 - (28)該誘導インピーダンスが誘導子を含むことを特
徴とする前記特許請求の範囲第26項に記載の可変誘導
子。 - (29)該誘導インピーダンスが誘導子に直列に接続さ
れたコンデンサを含むことを特徴とする前記特許請求の
範囲第26項に記載の可変誘導子。 - (30)電気的負荷と、交流電圧を該負荷に供給する容
量的電源と、及び該電気的負荷に並列に接続されて該負
荷に供給される該交流電圧の調整を行なう可変誘導子と
を含む電気的システムであって、該可変誘導子は、 各々が第1端部及び第2端部を有する3個のリム部を備
えた磁気コアであって、これら第1端部は該磁気コアの
第1共通部を介してまたこれらの第2端部は該磁気コア
の第2共通部を介してそれぞれ接続された前記磁気コア
と; 該容量的電源から分配される交流電流が供給される一次
巻線と; 制御巻線装置と;及び 該可変誘導子の動作に関連した電気的パラメータに応じ
て大きさが変化する直流電流を該制御巻線装置に供給す
る装置とを含み、 該一次巻線と該制御巻線装置は前記磁気コアに対して、
交流及び直流電流が前記3個のリム部のうちの第1リム
部内に交流電流が正・負の値を有する際、互いに助長す
る方向かあるいは互いに対抗する方向に交流磁束及び直
流磁束をそれぞれ誘起し、該3個のリム部の第2リム部
内に交流電流が正・負の値を有する際に、交流磁束及び
直流磁束をそれぞれ互いに対抗する方向かあるいは互い
に助長する方向に誘起し、各第1リム部及び第2リム部
内に誘起する直流磁束は該直流の大きさに伴なって変化
しそれによって前記一部巻線のインピーダンスを変化さ
せる磁束密度を有するように設けられ、 該第1リム部は該第1リム部内に誘起する合成磁束が横
切る空隙部を有し、前記第2リム部は該第2リム部内に
誘起する合成磁束が横切る空隙部を有することを特徴と
する前記電気的システム。
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