[go: up one dir, main page]

JPS6116423Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6116423Y2
JPS6116423Y2 JP19684881U JP19684881U JPS6116423Y2 JP S6116423 Y2 JPS6116423 Y2 JP S6116423Y2 JP 19684881 U JP19684881 U JP 19684881U JP 19684881 U JP19684881 U JP 19684881U JP S6116423 Y2 JPS6116423 Y2 JP S6116423Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotating member
torque
recess
ball
disk
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP19684881U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5897325U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP19684881U priority Critical patent/JPS5897325U/ja
Publication of JPS5897325U publication Critical patent/JPS5897325U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6116423Y2 publication Critical patent/JPS6116423Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transmission Devices (AREA)
  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、所定値以上のトルク伝達をしや断
し、かつ、トルク伝達しや断を検出するトルクリ
ミツタに関するものである。
トルクリミツタは、一般に、ばね圧を受けたボ
ールを、同一軸線上配置の2つの回転部材の一方
に設ける一方、他方の回転部材に前記ボールが陥
入掛合する凹部を設けておき、所定値以上のトル
クが発生するかあるいは過負荷が発生すると、2
つの回転部材の一体回転を可能にしている前記ボ
ールが、ばねの押圧力に抗して押下げられ、凹部
内から抜出して2つの回転部材間のトルク伝達を
しや断する構造をもつ。
例えば、第1図に縦断側面図で示してあるよう
に、入力軸1に固着する部材2と、出力軸3に固
着する部材4を、ベアリング5を介して同一軸線
上に支持した従来のトルクリミツタAは、部材2
側に軸線方向の貫孔6を設け、この貫孔6内に装
入した圧縮ばね7に押されるボール8を、部材4
側の凹部9に陥入掛合させてあつて、ばね圧によ
り定まる一定トルクの範囲内でのボール8を介し
た部材2と4の結合状態保持と、一定トルクを上
回るトルクの発生あるいは過負荷の発生によるト
ルク伝達のしや断とを自在としている。
また、部材2にはアーム10を取付けてあり、
このアーム10には過負荷発生等によつて部材2
との相対的結合が解かれた部材4の位相ずれを検
出する検出子11を取付けてある。
検出子11は部材4に設けた突起12が接触す
ることにより作動し、図示しない電気的スイツチ
のアクチユエータを動かしてトルク伝達不能とな
つたことを知らせる信号を発する。
なお、検出子11により作動するスイツチから
の信号で電源回路のしや断を図ることが一般に行
なわれている。
その他、設定トルク値を変えることができるよ
うに、部材2にはナツト状リング13を設けてあ
り、ばね圧を調整できるようにしてある。
このような構造の従来のトルクリミツタAにお
いては、過負荷が発生すると、ボール8が圧縮ば
ね7の押圧力に抗して凹部9より離脱して部材2
と部材4との間で位相ずれが生じ、それによつて
突起12と接触した検出子11が過負荷発生を知
らせる信号を出すように作動するので、その検出
信号を予め入力軸1の駆動源の停止信号として利
用するようにしておけば、駆動源は直ちに回転力
を失い、このとき、凹部9より離脱したボール8
は、入力軸1の慣性による部材2の回動で別の凹
部に陥入するか、または凹部9から脱出した状態
で停止することになる。
ここで、ボール8が凹部9から脱出した状態で
停止しているときに過負荷原因を排除し、駆動源
を再起動すると、部材2が回転してボール8も一
体に回転するが、次位の凹部9にボール8が陥入
するまでは部材2から4へのトルク伝達は再開し
ない。
即ち、ボール8が凹部9から脱出しているとき
にトルクリミツタAを作動させようとするとボー
ル8の配置間隔および凹部9の配列間隔が小さけ
れば、比較的小角度だけ部材2が回転したのちに
トルク伝達が開始されるものの、その間に、たと
え僅かであつても時間の遅れが生じることは避け
られない上に、次位の凹部9にボール8が陥入し
てトルク伝達が開始されるときの衝撃は大きいの
で、再び過負荷発生時と同様にボール8が凹部9
をのり越えてトルク伝達しや断の状態に戻つてし
まうこともある。
この考案は、上述のような観点に基き、過負荷
発生により、トルク伝達のしや断や駆動源の停止
等が行われたのち、過負荷原因を排除するととも
に駆動源を再起動すれば、トルク伝達がタイムラ
グなしに再開され、かつ、その際の衝撃を緩和し
てスムーズにトルク伝達状態に移行できるように
したトルクリミツタを提供するもので、軸線方向
に穿設された貫孔を有する第1の回転部材と、こ
の第1の回転部材にピンにより連結されるととも
に、前記貫孔の一方端に臨んで配置されたデイス
クと、前記貫孔の他方端が臨む面に凹部が形成さ
れたフランジ部を有し、かつ前記第1の回転部材
に軸受を介して回転自在に嵌合わされた第2の回
転部材と、この第2の回転部材に固定されるとと
もに、前記デイスクと摩擦係合される受圧板と、
前記貫孔に装入された圧縮ばねおよびボールと、
前記第1の回転部材と前記第2の回転部材との間
に設けられて、トルク伝達しや断に基づく前記両
回転部材間の相対的な位相ずれを検出して、その
トルク伝達しや断を知らせる作動を起す検出機構
とを備え、そこで前記圧縮ばねのばね圧により、
前記ボールおよび前記デイスクがそれぞれ前記凹
部内および前記受圧板側に押圧される構成とした
ことを特徴とする。
ついで、この考案のトルクリミツタを実施例に
より図面を参照しながら説明する。
第2図にはこの考案のトルクリミツタの第1実
施例を縦断側面図で示してある。
リング状の歯車とした第1の回転部材としての
入力回転部材14は、メタルベアリング15など
の軸受を介して第2の回転部材としての出力回転
部材16のボス部16A上に嵌合わされ、空転自
在に支持してある。
入力回転部材14には軸線と平行の貫孔17を
穿設してあり、この貫孔17内には圧縮ばね18
と、この圧縮ばねに押されるボール19を装入し
てある。
一方、出力回転部材16のフランジ部16Bに
は前記ボール19の一部が陥入する凹部20Aを
軸線方向の貫孔20によつて形成してある。
出力回転部材16のボス部16Aの長さは前記
入力回転部材14の長さにデイスク21の板厚を
加えた長さよりも前記ボール19のほぼ半径に相
当する長さだけ長く形成してある。
機械構造用炭素鋼などで形成された前記デイス
ク21は、軸線と平行なピン22により入力回転
部材14と連結してある。なお、設計上このデイ
スク21に摩擦片を貼着することもある。
前記貫孔17、ピン22はいずれも等角度分割
位置に配置の複数とし、各貫孔17にはそれぞれ
圧縮ばね18とボール19を装入してある。
また、凹部20Aを形成する貫孔20の数もボ
ール19と同数、即ち、貫孔17と同数としてあ
るが、貫孔20の数をボール19の数の整数倍と
してもよい。
前記出力回転部材16のボス部16Aの端部に
は受圧板23を複数のボルト24により同心に固
着してある。
受圧板23にはデイスク21に対向する側にお
いて複数の凹部25を設けてあり、各凹部25に
はそれぞれ検出子26を軸線方向に可動に収納し
てある。
検出子26は頭部26Aと脚部26Bからな
り、頭部26Aは先端を半球形とし、デイスク2
1に当接している。
検出子26の脚部26Bは凹部25の底を貫通
し、受圧板23の外端面に当接自在の可動リング
27に固着してある。
可動リング27は、複数の検出子26の頭部
と、凹部25の内底面との間に装入した圧縮ばね
28の作用により、常時受圧板23方向に引かれ
ている。
一方、デイスク21には受圧板23に向く面に
おいて、前記検出子26を設けた位置と軸心から
等しい位置において、多数の突起29を穿設して
ある。
突起29は常時には前記検出子26と相互に干
渉しない位置に位置するが、デイスク21と受圧
板23の位相がずれると相互に干渉するようにな
る。
上述の構成からなるこの考案のトルクリミツタ
は、ボール19が凹部20Aに掛合した状態にお
いて入力回転部材14から出力回転部材16にト
ルクを伝達する。
いま、出力回転部材16に過負荷が作用する
と、出力回転部材16に大きな抵抗がかかること
になり、回転を継続しようとしている入力回転部
材14に出力回転部材16は従動できなくなる。
この状態になるとボール19は圧縮ばね18を
圧縮して凹部20Aから離脱し、凹部20A以外
の部分においてフランジ部16Bの面に圧接する
がこの圧接は転動可能な圧接である。
一方、ボール19と凹部20Aの掛合による入
力回転部材14と出力回転部材16の相対的位相
は、前記凹部20Aからのボール19の脱出によ
り変化する。
このため、入力回転部材14と一体に回転する
デイスク21と、出力回転部材16と一体に回転
する受圧板23との間にスリツプが生じ、デイス
ク21と受圧板23の相対的位相も変化する。
この相対的位相の変化により、円周方向に多数
設けてある突起29の一つに検出子26が接触し
てのり上げ、圧縮ばね28を撓めて検出子26が
外方に押されるので可動リング27は受圧板23
から離れる方向に変位する。
この変位を検出スイツチのアクチユエータ(図
示しない)に入力すれば、トルク伝達がしや断さ
れたことを知らせる信号が生じ、この信号を駆動
源の停止に利用すれば、トルク伝達しや断と同時
に入力回転部材14の回転が停止することにな
る。
この間、デイスク21は受圧板23と継続して
摩擦接触している。
つぎに、過負荷原因を排除し、駆動源を再起動
すると、入力回転部材14が回転し、デイスク2
1と受圧板23との摩擦力により、まず入力回転
部材14から出力回転部材16にトルクが伝達さ
れる。
しかし、このときのトルク伝達は僅か乍らデイ
スク21と受圧板23との間にスリツプが生じる
可能性を残しているので、トルクの立上りはゆる
やかとなり緩衝的となる。
このようにして起動したのち、やがて僅かなス
リツプ期を経て次位の凹部20Aにボール19が
嵌入すると、爾後、強力なトルク伝達状態に移行
する。
即ち、再起動の瞬間からタイムラグなしにトル
ク伝達が開始され、ゆるやかな上昇過程を経て強
力なトルク伝達状態に入るため、急激にトルクが
立上つて再びボールが凹部をのり越え、トルク伝
達しや断の状態となるおそれがない。
第3図に縦断側面図で示した第2実施例では、
第1の回転部材および第2の回転部材をそれぞれ
出力回転部材16′および入力回転部材14′で構
成しており、入力回転部材14′を周壁部14′A
とフランジ部14′Bおよびボス部14′Cを有す
るものとし、出力回転部材16′のボス部16′A
を入力回転部材14′のボス部14′Cにメタルベ
アリング15′を介して挿入支持し、出力回転部
材16′のフランジ部16′Bを入力回転部材1
4′の周壁部14′Aの内側に臨ませ、受圧板2
3′を複数のボルト24により入力回転部材1
4′の周壁部14′Aの端面に同心的に固着して、
デイスク21′を非露出の内蔵形とした点、およ
び出力回転部材16′にピン22を介してデイス
ク21′を一体回転するように支持した点等にお
いて第1実施例と異る。
さらに、圧縮ばね18とボール19を装入する
貫孔17′を出力回転部材16′のフランジ部1
6′Bに設け、凹部20′Aを入力回転部材14′
のフランジ部14′Bに設け、また、可動リング
27′に結合し、圧縮ばね28の作用を受けてい
る検出子26が接触することがある突起29′を
出力回転部材16′側に設けた点においても第1
実施例と異るが、原理、効果等において両実施例
は同様である。
なお、第2実施例はグリース等の潤滑材を充填
できるため、第1実施例とは適用機器が異る。
また、第1の回転部材は勿論出力回転部材と限
らないで、入力回転部材としてもよい。
以上の説明から明らかなように、この考案のト
ルクリミツタは、過負荷発生時にトルク伝達しや
断と、トルク伝達しや断状態の検出を行なうこと
ができる点において従来のトルクリミツタと同じ
機能をもつが、従来のトルクリミツタが、再起動
に際してタイムラグを生じるのに較べ、タイムラ
グ零の運転開始およびその際のトルクの緩衝的立
上りを図ることができ、従来不可避とされたトル
クリミツタとしての欠陥を完全に除去できるなど
優れた利点を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のトルクリミツタの一例を示す縦
断側面図、第2図はこの考案のトルクリミツタの
第1実施例を示す縦断側面図、第3図は第2実施
例を示す縦断側面図である。 図面において、14,14′……入力回転部
材、15,15′……メタルベアリング、16,
16′……出力回転部材、16A,16′A……ボ
ス部、16B,16′B……フランジ部、17,
17′……貫孔、18……圧縮ばね、19……ボ
ール、20A,20′A……凹部、21,21′…
…デイスク、22……ピン、23,23′……受
圧板、24……ボルト、26……検出子、27,
27′……可動リング、28……圧縮ばね、2
9,29′……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸線方向に穿設された貫孔を有する第1の回転
    部材と、この第1の回転部材にピンにより連結さ
    れるとともに、前記貫孔の一方端に臨んで配置さ
    れたデイスクと、前記貫孔の他方端が臨む面に凹
    部が形成されたフランジ部を有し、かつ前記第1
    の回転部材に軸受を介して回転自在に嵌合わされ
    た第2の回転部材と、この第2の回転部材に固定
    されるとともに、前記デイスクと摩擦係合される
    受圧板と、前記貫孔に装入された圧縮ばねおよび
    ボールと、前記第1の回転部材と前記第2の回転
    部材との間に設けられて、トルク伝達しや断に基
    づく前記両回転部材の相対的な位相ずれを検出し
    て、そのトルク伝達しや断を知らせる作動を起す
    検出機構とを備え、そこで前記圧縮ばねのばね圧
    により、前記ボールおよび前記デイスクがそれぞ
    れ前記凹部内および前記受圧板側に押圧される構
    成としたことを特徴とする、トルクリミツタ。
JP19684881U 1981-12-24 1981-12-24 トルクリミツタ Granted JPS5897325U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19684881U JPS5897325U (ja) 1981-12-24 1981-12-24 トルクリミツタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19684881U JPS5897325U (ja) 1981-12-24 1981-12-24 トルクリミツタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5897325U JPS5897325U (ja) 1983-07-02
JPS6116423Y2 true JPS6116423Y2 (ja) 1986-05-21

Family

ID=30110075

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19684881U Granted JPS5897325U (ja) 1981-12-24 1981-12-24 トルクリミツタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5897325U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008002589A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Duplo Seiko Corp 用紙加工装置の動力伝達機構

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5897325U (ja) 1983-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3161244B2 (ja) 変速機の同期装置
JPH0122497B2 (ja)
JPH034771B2 (ja)
US4053980A (en) Chain saw including an overtorque releasing clutch
JPS58109734A (ja) 過負荷クラツチ
US4709871A (en) Reel receiving device
US2065244A (en) Clutch
JPS6116423Y2 (ja)
US4116314A (en) Over running clutch
US3425528A (en) Frictional slip coupling with thermostatic alarm
US3701404A (en) Torque overload release coupling
SE442432B (sv) Anordning vid automatisk justeringsanordning for en broms
US2753031A (en) Centrifugally responsive couplings
JPS6034828Y2 (ja) クラツチ・ブレ−キ装置
US4382202A (en) Piezoelectric loading device
JPH0648024B2 (ja) 遠心クラツチ
JPH0212053Y2 (ja)
JPS6314111Y2 (ja)
US6041902A (en) Constant clearance spring cone clutch
JP2006057804A (ja) 逆入力遮断装置
JPH0212332Y2 (ja)
US3209873A (en) Clutch and brake shutter operating mechanism
SU575440A1 (ru) Предозранительна муфта
JPH08338441A (ja) 過負荷防止装置
JPS609468Y2 (ja) 遠心クラツチ