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JPS61160418A - ナイロン6繊維トウの熱処理法 - Google Patents

ナイロン6繊維トウの熱処理法

Info

Publication number
JPS61160418A
JPS61160418A JP115985A JP115985A JPS61160418A JP S61160418 A JPS61160418 A JP S61160418A JP 115985 A JP115985 A JP 115985A JP 115985 A JP115985 A JP 115985A JP S61160418 A JPS61160418 A JP S61160418A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
nylon
hot water
treatment
tow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP115985A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinori Tsukada
塚田 吉則
Hideo Inukai
犬飼 秀雄
Kuniyoshi Tanaka
田中 邦美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP115985A priority Critical patent/JPS61160418A/ja
Publication of JPS61160418A publication Critical patent/JPS61160418A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Preliminary Treatment Of Fibers (AREA)
  • Artificial Filaments (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、獣毛様繊維として用いられるナイロン6無捲
縮ステープルを製造することができるナイロン6繊維ト
ウの熱処理法に関するものである。
〈従来の技術〉 獣毛様ナイロン6ta維には捲縮ステープル、無捲縮ス
テープル、またその断面形状が円形断面から三角断面等
の異形断面のもの、更には光沢を改良するために酸化チ
タンを含有させたもの等種々の種類のものが使用されて
いるが、このうち特に無捲縮ステープルは好ましいもの
の一つである。
しかし、無捲縮ステープルは染色後、単糸が三次元の捲
縮形態を呈するという欠点がある。この欠点を解消する
ために延伸方法や延伸後熱水処理する方法及び一旦無捲
縮ステーブルを製造した後。
これをバッチ式スチームセンターによって水蒸気で熱セ
ントする方法等が提寡されている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし前者の延伸方法や、熱処理方法では三次元の捲縮
発生を十分解消するに至っておらず、また後者の水蒸気
で熱セットする方法では三次元の捲縮発生は防止される
が、熱セットするための大型の設備が必要であると共に
生産性が低下し、製品のコストの増加は免れないという
欠点を有している。
く問題点を解決するための手段〉 本発明者等は上述の三次元捲縮の発生のメカニズムにつ
いて解析を行い、その結果、三次元捲縮は延伸時に発生
する繊維軸方向の潜在歪によることを究明した。
本発明者等は前記知見に基づいて引続き潜在歪による三
次元捲縮の発生しないナイロン6繊維トウの熱処理方法
について種々検討を重ねた結果。
延伸後のナイロン6繊維トウを特定の条件で熱処理する
ことにより、染色時に三次元捲縮の発生しない無捲縮ス
テープルが得られることを見出し本発明に到達した。
すなわち1本発明は、ナイロン6繊維トウを延伸し、引
続き熱処理するに際し、延伸したナイロン6繊維トウを
弛緩率10〜20%、温度80〜100℃で0.2秒以
上熱水処理した後、緊張率−1〜5%、温度100℃以
上軟化点以下で0.1秒以上水蒸気処理を施すことを特
徴とするものである。
上記本発明方法におけるナイロン6繊維トウはε−カプ
ロラクタムを公知の方法により重合し。
この重合物を一旦チツブとし、熱水で精練した後乾燥し
て溶融紡糸した未延伸糸を引揃えることにより得られる
本発明方法においては、まず前記ナイロン6繊維トウを
延伸し、引続き弛緩率10〜20%、温度80〜100
℃で0.2秒以上熱水処理する。ここで弛緩率とは(最
終)延伸ローラ群の周速度と第1引取ローラ群の周速度
との差の延伸ローラ群の周速度に対する割合を百分率で
表わしたものである。この場合、弛緩率が10%未満で
は繊維トウの潜在歪を解消することができず、また20
%を超えると、延伸後のトウの単糸が延伸ローラ群の最
終ローラに屡々捲付き、トラブルとなるので好ましくな
い。
また、熱水処理における処理温度は80〜100℃であ
り、処理温度が80℃未満では効果が不充分であり、潜
在歪による三次元構造の捲縮が発生するので好ましくな
い。前記熱水処理は0.2秒以上施すことが必要であり
、処理時間が0.2秒未満では染色処理によって三次元
の捲縮が発生する。
なお前記の熱水処理に先立って行う延伸は熱処理効果の
点からして、熱水処理温度以下での延伸特に冷延伸が好
ましい。
前記の如くして熱水処理したトウは次いで更にこれに緊
張率−1〜5%、温度100℃以上軟化点以下で、0.
L秒以上水蒸気処理される。ここで緊張率とは第2引取
ローラ群の周速度と第1引取ローラ群の周速度との差の
第1引取ローラ群の周速度に対する割合を百分率で表わ
したものである。
この水蒸気処理は緊張率−1〜5%で施すことが必要で
あり、緊張率が一1%未満の場合は第1引取ローラ群の
最終ローラにトウの単糸が捲付き。
トラブル発生の原因となり、また一方、緊張率が5%を
超えると潜在歪みの減少したトウに再度潜在量を付与す
ることになり、潜在歪が解消されないので好ましくない
、また水蒸気処理における温度は100℃未満では潜在
歪が解消れす、また軟化点を超えると温度上昇に見合う
だけの効果が見られず、省エネルギーの点から不経済で
あり、水蒸気処理温度としては100〜160℃とする
ことが好ましい。この水蒸気処理の処理時間は0.1秒
以上とすることが必要であり、0.1秒未満では染色処
理後に三次元の捲縮が発生することは上述の熱水処理の
場合と同様である。
このようにして熱水処理と水蒸気処理の2段階で熱処理
されたトウはこれを公知の手法に従って乾燥した後、所
定の長さに切断して獣毛様無捲縮ステーブルとする。
第1図はかかる本発明の一実施態様を示す工程概略図で
あり、同図においてナイロン6繊維トウ(T)は供給ロ
ーラ群(1)のローラによって一定速度で送り出され、
供給ローラ群(1)と延伸ローラ群(2)によって所定
の延伸倍率で延伸され、引続いて延伸ローラ群(2)と
第1引取ローラ群(4)との間で10〜20%の弛緩状
態とされ、熱水槽(3)により80〜100℃で0.2
秒以上熱水処理された後、第1引取ローラ群(4)と第
2引取ローラ群(6)との間で一1〜5%の緊張状態と
され、水蒸気処理槽(5)により100℃以上、軟化点
以下の温度で0.1秒以上水蒸気処理され、乾燥機(7
)により乾燥され、最終引取ローラ(8)を経てカッタ
ー(9)により切断されて無捲縮ステープルとされる。
〈実施例〉 以下1本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
実施例 ε−カプロラクタムを公知の方法により重合した重合物
を一旦チツブとし、熱水で精練した後。
常法によって溶融紡糸し、得られた未延伸糸を引揃えて
トウとし1、これを第1図に示す工程に従って、延伸倍
率4.0で冷延伸した45000d (単糸繊度15d
 )の延伸トウを1種々条件を変えて熱水処理及び水蒸
気処理を行い、乾燥後、切断してステープルとした。
得られたステープルについて潜在量による三次元捲縮の
評価を行ったところ、第1表に示す結果を得た。
なお、捲縮評価はステープル50本を束ねて引揃え、こ
れをガーゼ綿布の袋に入れ、30分間沸騰水処理を行い
、常温常温で24時間自然乾燥し。
次式により算出したに値によって行った。
Xl ただし、ΣC;測定したステープルの総捲補数捲縮数は
試料を無荷重下で吊り 下げた場合のクリンプ数である。
n ;測定本数 L ニステーブルの平均カット長(cm)平均カント長
は15gの荷重下の 長さである。
また第1表のKの評価は◎(K=O〜4)。
0 (K=5〜10) 、 △(K=11〜30) 。
X(K>30)の4段階評価によった。
第1表 (4)試料魚中O印は本発明の実施例、他は比較例であ
る。
第1表から明らかな如(1本発明方法による試料光5〜
9,11〜12.14〜15及び18はいずれも潜在量
による三次元捲縮の発生はなく。
K値の評価は良好で、獣毛様繊維として好適であった。
これらに対して比較例の水蒸気処理を省略した試料磁1
は三次元捲縮の発生が大で、に値の評価は不良であり、
また水蒸気処理条件は本発明の範囲内であるが、熱水処
理条件が本発明の範囲外である試料11h2及び熱水処
理条件は本発明の範囲内であるが、水蒸気処理条件が本
発明の範囲外である試料隘3はに値の評価は本発明のも
のに比してやや不良であり、熱水処理条件、水蒸気処理
条件共本発明の範囲外である試料磁4はに値の評価は不
良であった。また熱水処理時間が0.1秒と本発明の範
囲外である試料tlh 10及び水蒸気処理時間が0.
05秒と本発明の範囲外である試料隘13は共にに値の
評価は不良であった。更に熱水処理時の弛緩率を大きく
して本発明の範囲外とした試料磁16、水蒸気処理時の
緊張率を本発明の範囲外に大きくした試料魚17及び試
料磁19はいずれもに値の評価は不良で、潜在量による
三次元捲縮が発生した。
〈発明の効果〉 以上述べた如く本発明方法はナイロン6繊維トウを延伸
し、引続いて延伸後のトウに熱水処理と水蒸気処理との
2段階の熱処理を特定条件で施すものであり、これによ
り繊維軸方向の潜在量が除去され、染色後三次元捲縮の
発生しない良好な獣毛様繊維を製造することを可能にす
る。しかも本発明方法によれば従来のバッチ式スチーム
セッターで熱セントする方法の如く大型の設備を必要と
せず、また生産性を低下することがないので、製品コス
トを安価にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一実施態様を示す工程概略図であ
る。 T −繊維トウ 1−供給ローラ群  2−延伸ローラ群3−  熱水槽
     4・・−第1引取ローラ群5−水蒸気処理槽
  6−第2引取ローラ群7−乾燥機     8・−
最終引取ローラ9・−カッター

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ナイロン6繊維トウを延伸し、引続き熱処理する
    に際し、延伸したナイロン6繊維トウを弛緩率10〜2
    0%、温度80〜100℃で0.2秒以上熱水処理した
    後、緊張率−1〜5%、温度100℃以上軟化点以下で
    0.1秒以上水蒸気処理を施すことを特徴とするナイロ
    ン繊維トウの熱処理法。
JP115985A 1985-01-08 1985-01-08 ナイロン6繊維トウの熱処理法 Pending JPS61160418A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP115985A JPS61160418A (ja) 1985-01-08 1985-01-08 ナイロン6繊維トウの熱処理法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP115985A JPS61160418A (ja) 1985-01-08 1985-01-08 ナイロン6繊維トウの熱処理法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS61160418A true JPS61160418A (ja) 1986-07-21

Family

ID=11493654

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP115985A Pending JPS61160418A (ja) 1985-01-08 1985-01-08 ナイロン6繊維トウの熱処理法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS61160418A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7834902B2 (en) 2003-10-02 2010-11-16 Ricoh Company, Ltd. Pixel clock creation method, pixel clock creation device, optical scanning device, and image forming apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7834902B2 (en) 2003-10-02 2010-11-16 Ricoh Company, Ltd. Pixel clock creation method, pixel clock creation device, optical scanning device, and image forming apparatus

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