JPS61146829A - 麻調複合加工糸の製造方法 - Google Patents
麻調複合加工糸の製造方法Info
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- JPS61146829A JPS61146829A JP26913084A JP26913084A JPS61146829A JP S61146829 A JPS61146829 A JP S61146829A JP 26913084 A JP26913084 A JP 26913084A JP 26913084 A JP26913084 A JP 26913084A JP S61146829 A JPS61146829 A JP S61146829A
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- Japan
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- highly oriented
- twisting
- oriented undrawn
- heating
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は、清涼感のある麻様の風合を有し1寸法安定性
に優れた織編物を得ることができる複合加工糸の製造方
法に関するものである。
に優れた織編物を得ることができる複合加工糸の製造方
法に関するものである。
〈従来の技術〉
従来、仮撚加工において仮撚スピンドルや一仮撚ノズル
等の仮撚施撚体を間歇的に作動させて非定常仮撚加熱操
作を施すことによって糸条の長手方向に未解撚集束部と
過解撚集東部とを交互に形成させることは1例えば特公
昭39−12891号、特公昭40−14615号、特
開昭51−49949号、特開昭53−61745号公
報などに見られるように公知である。
等の仮撚施撚体を間歇的に作動させて非定常仮撚加熱操
作を施すことによって糸条の長手方向に未解撚集束部と
過解撚集東部とを交互に形成させることは1例えば特公
昭39−12891号、特公昭40−14615号、特
開昭51−49949号、特開昭53−61745号公
報などに見られるように公知である。
〈発明が解決しようとする問題点〉
しかしながら、これらの方法において熱可塑性合成繊維
マルチフィラメントの延伸糸を供給系とする場合には、
延伸糸の繊維構造が安定していること及びヤング率も大
きいことから、実撚の安定性が悪く、撚の伝播によって
互いに逆方向の撚を有する未解撚集束部と過解撚集東部
の実撚が相殺され易い結果、得られる加工糸の未解撚集
束部と過解撚集東部に残存する撚密度が低いという欠点
がある。
マルチフィラメントの延伸糸を供給系とする場合には、
延伸糸の繊維構造が安定していること及びヤング率も大
きいことから、実撚の安定性が悪く、撚の伝播によって
互いに逆方向の撚を有する未解撚集束部と過解撚集東部
の実撚が相殺され易い結果、得られる加工糸の未解撚集
束部と過解撚集東部に残存する撚密度が低いという欠点
がある。
一方、熱可塑性合成繊維マルチフィラメントの高配向未
延伸糸を供給系とする場合には、高配向未延伸糸の結晶
性や配向性が低いため、非定常仮撚加工の熱処理によっ
て撚が固定され易く、高度の撚密度が残存した未解撚集
束部と過解撚集東部とを有する加工糸が得られる反面、
高配向未延伸糸の繊維構造が不安定なため、非定常仮撚
加工時に糸切れが発生し易いのみならず、得られる加工
糸の残留伸度が大きいため、製編織などの後加工時にお
ける張力やしごきなどによって未解撚集束部と過解撚集
東部の撚が相殺されたり、伸長される結果、加工糸自体
の有する高度の撚密度が布帛に具現できないという欠点
があり、実用上多くの問題が残されていた。
延伸糸を供給系とする場合には、高配向未延伸糸の結晶
性や配向性が低いため、非定常仮撚加工の熱処理によっ
て撚が固定され易く、高度の撚密度が残存した未解撚集
束部と過解撚集東部とを有する加工糸が得られる反面、
高配向未延伸糸の繊維構造が不安定なため、非定常仮撚
加工時に糸切れが発生し易いのみならず、得られる加工
糸の残留伸度が大きいため、製編織などの後加工時にお
ける張力やしごきなどによって未解撚集束部と過解撚集
東部の撚が相殺されたり、伸長される結果、加工糸自体
の有する高度の撚密度が布帛に具現できないという欠点
があり、実用上多くの問題が残されていた。
本発明は、上述のごとき従来の技術の欠点を解消し、高
度の撚密度を有し、かつ残存する実撚の安定性が高い未
解撚集束部と過解撚集東部とを交互に有して自然の麻様
の風合を有し9寸法安定性に優れた織編物製品を得るこ
とができる複合加工糸を製造することを技術的課題とす
るものである。
度の撚密度を有し、かつ残存する実撚の安定性が高い未
解撚集束部と過解撚集東部とを交互に有して自然の麻様
の風合を有し9寸法安定性に優れた織編物製品を得るこ
とができる複合加工糸を製造することを技術的課題とす
るものである。
〈問題点を解決するための手段〉
すなわち1本発明はポリエステル延伸糸と該延伸糸より
も少な(とも10%高い残留伸度を有するポリエステル
高配向未延伸糸とを合糸して、前記高配向未延伸糸が融
化する温度で1間歇的に仮撚加熱操作を施すことを特徴
とするものである。
も少な(とも10%高い残留伸度を有するポリエステル
高配向未延伸糸とを合糸して、前記高配向未延伸糸が融
化する温度で1間歇的に仮撚加熱操作を施すことを特徴
とするものである。
以下、さらに本発明の詳細な説明する。
まず1本発明方法においてはポリエステル延伸糸と該延
伸糸よりも少なくとも10%以上高い残留伸度を有する
ポリエステル高配向未延伸糸とを合糸する。
伸糸よりも少なくとも10%以上高い残留伸度を有する
ポリエステル高配向未延伸糸とを合糸する。
ここで、ポリエステル延伸糸は高配向度、高結晶度のポ
リエステルフィラメント糸で紡糸−熱延伸して製造する
方法など公知方法で製造されたものである。また、ポリ
エステル高配向未延伸糸は高速で紡糸された未延伸糸で
、前記延伸糸の残留伸度よりも10%以上高い残留伸度
を有するものである。この場合9両糸条の残留伸度差が
大きいほど芯鞘構造を有する捲付形態とするのに効果的
であるが、あまり残留伸度差が大きすぎると芯鞘間の糸
長差が大きくなりすぎ、鞘部の高配向未延伸糸が極端に
弛んだ状態で芯部に捲付くので、形態安定性が悪くなっ
て製編織工程や製品物性に悪影響を及ぼすおそれがある
ので好ましくない。
リエステルフィラメント糸で紡糸−熱延伸して製造する
方法など公知方法で製造されたものである。また、ポリ
エステル高配向未延伸糸は高速で紡糸された未延伸糸で
、前記延伸糸の残留伸度よりも10%以上高い残留伸度
を有するものである。この場合9両糸条の残留伸度差が
大きいほど芯鞘構造を有する捲付形態とするのに効果的
であるが、あまり残留伸度差が大きすぎると芯鞘間の糸
長差が大きくなりすぎ、鞘部の高配向未延伸糸が極端に
弛んだ状態で芯部に捲付くので、形態安定性が悪くなっ
て製編織工程や製品物性に悪影響を及ぼすおそれがある
ので好ましくない。
したがって、ポリエステル高配向未延伸糸の残留伸度は
ポリエステル延伸糸の残留伸度よりも約10〜150%
大きくすることが好ましい。前記の2種のポリエステル
フィラメント糸はこれらを合糸するが、この場合9合糸
するとは2種のポリエステルフィラメント糸を引揃える
かあるいはせ撚を施して合撚する場合をも包含する。
ポリエステル延伸糸の残留伸度よりも約10〜150%
大きくすることが好ましい。前記の2種のポリエステル
フィラメント糸はこれらを合糸するが、この場合9合糸
するとは2種のポリエステルフィラメント糸を引揃える
かあるいはせ撚を施して合撚する場合をも包含する。
次に、上記の合糸された2種のポリエステルフィラメン
ト糸は、高配向未延伸糸が融化する温度で間歇的に仮撚
加熱操作を施す。ここで1間歇的に仮撚加熱操作を施す
とは、仮撚施撚体によりS方向又はZ方向に間歇的に加
熱するか、あるいはS方向とZ方向に交互に間歇的に加
熱することをいう。なお、S方向とZ方向に交互に加熱
するときは、交互に連続して加熱する場合をも包含する
。
ト糸は、高配向未延伸糸が融化する温度で間歇的に仮撚
加熱操作を施す。ここで1間歇的に仮撚加熱操作を施す
とは、仮撚施撚体によりS方向又はZ方向に間歇的に加
熱するか、あるいはS方向とZ方向に交互に間歇的に加
熱することをいう。なお、S方向とZ方向に交互に加熱
するときは、交互に連続して加熱する場合をも包含する
。
本発明方法では、このように間歇的に仮撚加熱操作を施
すものであるが2例えば圧縮気体を間歇的に施撚ノズル
へ供給して旋回と停止を繰り返し。
すものであるが2例えば圧縮気体を間歇的に施撚ノズル
へ供給して旋回と停止を繰り返し。
合糸した糸条に仮撚の過渡現象を利用してs、Z交互撚
を付与する場合について説明すると、ま、ず施撚ノズル
に圧縮流体を供給した場合2合糸した糸条は施撚ノズル
以前の加熱域において加熱方向へ施撚される。この際、
残留伸度の小さい延伸糸はその張力が高くなり、加熱方
向の撚を有する芯糸を形成し、一方残留伸度の大きい高
配向未延伸糸は前記芯糸の周りに捲回した状態で熱セッ
トされる。この場合、熱セットの温度は高配向未延伸糸
が融化する温度であるので、芯糸の周りに捲回された高
配向未延伸糸はフィラメントが融化接着し9通常、熱セ
ットによる捲回状態より形態安定性の高いものとなる。
を付与する場合について説明すると、ま、ず施撚ノズル
に圧縮流体を供給した場合2合糸した糸条は施撚ノズル
以前の加熱域において加熱方向へ施撚される。この際、
残留伸度の小さい延伸糸はその張力が高くなり、加熱方
向の撚を有する芯糸を形成し、一方残留伸度の大きい高
配向未延伸糸は前記芯糸の周りに捲回した状態で熱セッ
トされる。この場合、熱セットの温度は高配向未延伸糸
が融化する温度であるので、芯糸の周りに捲回された高
配向未延伸糸はフィラメントが融化接着し9通常、熱セ
ットによる捲回状態より形態安定性の高いものとなる。
次いで、施撚ノズルへの圧縮流体の供給を停止すると、
前記加熱域で施撚熱セットされた加熱方向の実撚は、施
撚ノズル通過以降の解撚域において解撚作用を受けるこ
となく未解撚集束部を形成する。一方、同時点の加rI
8域においては施撚作用を受けず、加熱により高配向未
延伸糸が融化状態のまま施撚ノズルを通過した後、圧縮
流体を再び供給することによって、解撚域にある加熱方
向の撚を多少残留している部分に解撚作用が施され、前
記未解撚集束部に比して撚数の少ない解撚方向の撚を有
する過解撚集東部を形成する。この場合においても、高
配向未延伸糸は延伸糸より残留伸度が大きいので延伸糸
を芯糸とし、この周りに高配向未延伸糸が捲回した形態
となる。しかし、このように解撚域で解撚作用を受ける
場合と、前述の加熱域で加熱作用を受ける場合の高配向
未延伸糸の融化状態は異なり、加熱作用を受けながら熱
セットされる場合は、高配向未延伸糸は捲回状態のまま
融化接着され、当然強い未解撚集束形態が得られる。一
方、過解撚集東部は加熱融化された高配向未延伸糸が施
撚ノズルを通過した後、で、解撚作用を受けて施撚され
たものであるから、前記未解撚集束部よりも弱い施撚状
態となる。
前記加熱域で施撚熱セットされた加熱方向の実撚は、施
撚ノズル通過以降の解撚域において解撚作用を受けるこ
となく未解撚集束部を形成する。一方、同時点の加rI
8域においては施撚作用を受けず、加熱により高配向未
延伸糸が融化状態のまま施撚ノズルを通過した後、圧縮
流体を再び供給することによって、解撚域にある加熱方
向の撚を多少残留している部分に解撚作用が施され、前
記未解撚集束部に比して撚数の少ない解撚方向の撚を有
する過解撚集東部を形成する。この場合においても、高
配向未延伸糸は延伸糸より残留伸度が大きいので延伸糸
を芯糸とし、この周りに高配向未延伸糸が捲回した形態
となる。しかし、このように解撚域で解撚作用を受ける
場合と、前述の加熱域で加熱作用を受ける場合の高配向
未延伸糸の融化状態は異なり、加熱作用を受けながら熱
セットされる場合は、高配向未延伸糸は捲回状態のまま
融化接着され、当然強い未解撚集束形態が得られる。一
方、過解撚集東部は加熱融化された高配向未延伸糸が施
撚ノズルを通過した後、で、解撚作用を受けて施撚され
たものであるから、前記未解撚集束部よりも弱い施撚状
態となる。
かくして、糸条の長手方向にS、Z方向に交互の捲回状
態の芯鞘構造を呈し、しかも加熱域の加熱作用により融
化接着程度が長手方向に交互に異なった麻様の複合加工
糸が得られる。
態の芯鞘構造を呈し、しかも加熱域の加熱作用により融
化接着程度が長手方向に交互に異なった麻様の複合加工
糸が得られる。
このように2本発明方法は延伸糸と高配向未延伸糸の2
種のポリエステルフィラメント糸を合゛糸して非定常仮
撚加工を施すものであり、仮撚域で低伸度の延伸糸が高
張力となって芯糸を形成し。
種のポリエステルフィラメント糸を合゛糸して非定常仮
撚加工を施すものであり、仮撚域で低伸度の延伸糸が高
張力となって芯糸を形成し。
低張力となる高配向未延伸糸が捲回糸となる芯鞘構造を
呈し、長手方向に未解撚集束部と過解撚集東部を交互に
有する加工糸が得られるが、この場合いずれの集束部に
おいても芯糸となるのは繊維構造の安定した強度の高い
延伸糸であるから、極めて安定した仮撚加工性を有する
。一方、捲回糸となる高配向未延伸糸の受ける張力は高
伸度であるため極めて低く、繊維構造が不安定で低強度
であっても加工中に糸切れや毛羽発生などの障害を起こ
すことなく安定した操業性を維持できる。
呈し、長手方向に未解撚集束部と過解撚集東部を交互に
有する加工糸が得られるが、この場合いずれの集束部に
おいても芯糸となるのは繊維構造の安定した強度の高い
延伸糸であるから、極めて安定した仮撚加工性を有する
。一方、捲回糸となる高配向未延伸糸の受ける張力は高
伸度であるため極めて低く、繊維構造が不安定で低強度
であっても加工中に糸切れや毛羽発生などの障害を起こ
すことなく安定した操業性を維持できる。
第1図はかかる本発明方法の製造工程の一例を示す工程
概略図であり、第1図においてポリエステル延伸糸(F
A )及びポリエステル高配向未延伸糸(F8)は供給
ローラ(1)に供給されて合糸され。
概略図であり、第1図においてポリエステル延伸糸(F
A )及びポリエステル高配向未延伸糸(F8)は供給
ローラ(1)に供給されて合糸され。
供給ローラ(1)を経て仮撚加工域に送り込まれ、施撚
ノズル(3)により間歇的に加熱されつつ第1ヒータ(
2)によりポリエステル高配向未延伸糸が融化する温度
で熱セットされ、第1デリベリローラ(4)を経て再熱
処理域に送り込まれ、第1デリベリローラ(4)と第2
デリベリローラ(6)との間で第2ヒータ(5)により
弛緩熱処理が施され、第2デリベリローラ(6)を経て
捲取ローラ(7)によりパフケージ(8)に捲取られる
。
ノズル(3)により間歇的に加熱されつつ第1ヒータ(
2)によりポリエステル高配向未延伸糸が融化する温度
で熱セットされ、第1デリベリローラ(4)を経て再熱
処理域に送り込まれ、第1デリベリローラ(4)と第2
デリベリローラ(6)との間で第2ヒータ(5)により
弛緩熱処理が施され、第2デリベリローラ(6)を経て
捲取ローラ(7)によりパフケージ(8)に捲取られる
。
上記本発明方法におけるポリエステルとは、ポリエチレ
ンテレフタレートで代表される分子鎖中にエステル結合
を含有するポリエステルを総称しイソフタル酸、パラオ
キシ安息香酸などの第3成分を含存する変性ポリエステ
ルをも包含する。
ンテレフタレートで代表される分子鎖中にエステル結合
を含有するポリエステルを総称しイソフタル酸、パラオ
キシ安息香酸などの第3成分を含存する変性ポリエステ
ルをも包含する。
また1本発明方法において仮撚加熱操作を施す施撚体と
しては、圧縮流体を用いた施撚ノズル。
しては、圧縮流体を用いた施撚ノズル。
ベルト駆動によるスピンドル式施撚体、摩擦式施撚体あ
るいは空気スピンドル施撚体などがあげられる。
るいは空気スピンドル施撚体などがあげられる。
〈実施例〉
以下1本発明方法を実施例により具体的に説明する。
実施例
供給系として第1表に示すポリエステル延−伸糸とポリ
エステル高配向未延伸糸を用い、第1図に示す工程に従
い、第2表に示す非定常仮撚加工条件によって本発明方
法による複合加工糸を製造した。
エステル高配向未延伸糸を用い、第1図に示す工程に従
い、第2表に示す非定常仮撚加工条件によって本発明方
法による複合加工糸を製造した。
一方、比較のために第1表に示す伸度差が10%未満の
2種の延伸糸を供給系とし、前記と同様にして非定常仮
撚加工を施し、比較の複合加工糸を製造した。
2種の延伸糸を供給系とし、前記と同様にして非定常仮
撚加工を施し、比較の複合加工糸を製造した。
第1表
(注)()は残留伸度を示す。
第2表
これらの複合加工糸に2■/dの荷重をかけ。
直線状とした状態での残存撚数を測定したところ第3表
に示す結果を得た。
に示す結果を得た。
第3表
第3表から明らかなように、供給系の伸度差が大きい本
発明の場合は画集束部の残存撚数が高くしかも未解撚集
束部と過解撚集東部の残存−撚数の比が2以上と大きい
ものであり、糸条長手方向の形態変化が大きく、麻調風
合が効果的に具現されるものである。一方、比較の場合
は画集束部の残存撚数が低く、シかも未解撚集束部と過
解撚集東部の残存撚数の比は2に満たない小さなもので
あり糸条長手方向の形態変化が小さく、麻調風合が具現
されにくいことを示している。
発明の場合は画集束部の残存撚数が高くしかも未解撚集
束部と過解撚集東部の残存−撚数の比が2以上と大きい
ものであり、糸条長手方向の形態変化が大きく、麻調風
合が効果的に具現されるものである。一方、比較の場合
は画集束部の残存撚数が低く、シかも未解撚集束部と過
解撚集東部の残存撚数の比は2に満たない小さなもので
あり糸条長手方向の形態変化が小さく、麻調風合が具現
されにくいことを示している。
〈発明の効果〉
以上述べたごとく9本発明方法はポリエステル延伸糸と
、これより10%以上高い残留伸度を有するポリエステ
ル高配向未延伸糸を供給系として合糸し、高配向未延伸
糸が融化する温度で1間歇的に仮撚加熱操作を施すもの
であるから2本発明方法によれば極めて堅牢な形態安定
性を有し、麻様の風合と外観を呈する複合加工糸を得る
ことができる。すなわち1本発明においては前述したご
と(、捲回糸が熱固定性の強い高配向未延伸糸であるた
め、集束部の形態堅牢性が非常に高く、長手方向に交互
に有するS及びZ方向の実撚が相殺されることがない。
、これより10%以上高い残留伸度を有するポリエステ
ル高配向未延伸糸を供給系として合糸し、高配向未延伸
糸が融化する温度で1間歇的に仮撚加熱操作を施すもの
であるから2本発明方法によれば極めて堅牢な形態安定
性を有し、麻様の風合と外観を呈する複合加工糸を得る
ことができる。すなわち1本発明においては前述したご
と(、捲回糸が熱固定性の強い高配向未延伸糸であるた
め、集束部の形態堅牢性が非常に高く、長手方向に交互
に有するS及びZ方向の実撚が相殺されることがない。
また、芯糸が伸度安定性の高い延伸糸であるため、製編
織工程で受ける張力やしごきに対しても撚形態を損なっ
たり、伸びきってしまうことはない。さらに、撚密度の
商い未解撚集束部は加熱体のある加熱域で形成される集
束部であるため高配向未延伸糸からなる捲回糸の融化接
着の程度が強く、高撚密度と相まってより一層締まった
形態となり2強撚調の風合を織編物に付与することがで
きる。一方、過解撚集東部は前述したごとく加熱体を有
していない解撚域で形成されるため未解撚集束部より融
化接着程度が弱く。
織工程で受ける張力やしごきに対しても撚形態を損なっ
たり、伸びきってしまうことはない。さらに、撚密度の
商い未解撚集束部は加熱体のある加熱域で形成される集
束部であるため高配向未延伸糸からなる捲回糸の融化接
着の程度が強く、高撚密度と相まってより一層締まった
形態となり2強撚調の風合を織編物に付与することがで
きる。一方、過解撚集東部は前述したごとく加熱体を有
していない解撚域で形成されるため未解撚集束部より融
化接着程度が弱く。
かつ撚密度も低いものとなるので、この過解撚集東部は
織編物にふくらみ感と柔軟な麻調シャリ感を付与する。
織編物にふくらみ感と柔軟な麻調シャリ感を付与する。
また、上記未解撚集束部と過解撚集東部は、撚密度の差
が融化状態の相違により見掛上の太さ斑が生じるため、
織編物製品に自然な紡績糸風の外観を与える。
が融化状態の相違により見掛上の太さ斑が生じるため、
織編物製品に自然な紡績糸風の外観を与える。
また1本発明方法は上記構成よりなるものであるから、
2種の糸条を仮撚域への給糸速度を変えて供給するなど
の複雑な操作を施すことなく、単に合糸して非定常仮撚
加工を施すだけで芯鞘構造の高撚密度の未解撚集束部と
過解撚集東部を形成することができる。そして、いずれ
の集束部においても繊維構造の安定した強度の高い延伸
糸が芯糸となるから、極めて安定した加工糸かえられる
。
2種の糸条を仮撚域への給糸速度を変えて供給するなど
の複雑な操作を施すことなく、単に合糸して非定常仮撚
加工を施すだけで芯鞘構造の高撚密度の未解撚集束部と
過解撚集東部を形成することができる。そして、いずれ
の集束部においても繊維構造の安定した強度の高い延伸
糸が芯糸となるから、極めて安定した加工糸かえられる
。
また、捲回糸となる高配向未延伸糸の受ける張力は、高
伸度であるため極めて低く、繊維構造が不委定で低強度
であっても加工中に糸切れや毛羽発生などの障害を起こ
すことなく安定した操業性が得られる。
伸度であるため極めて低く、繊維構造が不委定で低強度
であっても加工中に糸切れや毛羽発生などの障害を起こ
すことなく安定した操業性が得られる。
第1図は2本発明方法の製造工程の一例を示す工程概略
図である。 (1)・・・供給ローラ、(2)・・・第1ヒータ、(
3)・・・施撚ノズル、(4)・・・第1デリベリロー
ラ、(5)・・・第2ヒータ。
図である。 (1)・・・供給ローラ、(2)・・・第1ヒータ、(
3)・・・施撚ノズル、(4)・・・第1デリベリロー
ラ、(5)・・・第2ヒータ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、ポリエステル延伸糸と該延伸糸よりも少なくとも1
0%高い残留伸度を有するポリエステル高配向未延伸糸
とを合糸して前記高配向未延伸糸が融化する温度で間歇
的に仮撚加熱操作を施すことを特徴とする麻調複合加工
糸の製造方法。 2、間歇的な仮撚加熱操作が同方向である特許請求の範
囲第1項記載の麻調複合加工糸の製造方法。 3、間歇的な仮撚加熱操作が異方向である特許請求の範
囲第1項記載の麻調複合加工糸の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26913084A JPS61146829A (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | 麻調複合加工糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26913084A JPS61146829A (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | 麻調複合加工糸の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61146829A true JPS61146829A (ja) | 1986-07-04 |
JPH0320496B2 JPH0320496B2 (ja) | 1991-03-19 |
Family
ID=17468105
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26913084A Granted JPS61146829A (ja) | 1984-12-19 | 1984-12-19 | 麻調複合加工糸の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61146829A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4442339B2 (ja) * | 2004-07-08 | 2010-03-31 | 株式会社デンソー | 角速度検出装置 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5020062A (ja) * | 1973-06-27 | 1975-03-03 | ||
JPS5315188A (en) * | 1976-07-27 | 1978-02-10 | Matsushita Electric Works Ltd | Light scattering type smoke sensor |
JPS5398448A (en) * | 1977-02-04 | 1978-08-28 | Mitsubishi Rayon Co | Method of manufacture of yarn to be textured in hard twist hand |
JPS5891839A (ja) * | 1982-09-20 | 1983-05-31 | 東レ株式会社 | 複合仮撚捲縮糸 |
JPS59223331A (ja) * | 1983-05-26 | 1984-12-15 | 三菱レイヨン株式会社 | 特殊仮撚加工糸の製法 |
-
1984
- 1984-12-19 JP JP26913084A patent/JPS61146829A/ja active Granted
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5020062A (ja) * | 1973-06-27 | 1975-03-03 | ||
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0320496B2 (ja) | 1991-03-19 |
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