JPS611384A - N−アセチルノイラミン酸リア−ゼの製法 - Google Patents
N−アセチルノイラミン酸リア−ゼの製法Info
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- JPS611384A JPS611384A JP59122818A JP12281884A JPS611384A JP S611384 A JPS611384 A JP S611384A JP 59122818 A JP59122818 A JP 59122818A JP 12281884 A JP12281884 A JP 12281884A JP S611384 A JPS611384 A JP S611384A
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- dna
- acetylneuraminic acid
- acetylneuraminic
- escherichia coli
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- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/88—Lyases (4.)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はN−アセチルノイラミン酸リアーゼ産生遺伝子
を含奔する新規な大腸菌を用いるN−アセチルノイラミ
ン酸リアーゼの製造法に関する。
を含奔する新規な大腸菌を用いるN−アセチルノイラミ
ン酸リアーゼの製造法に関する。
従来技術
N−アセチルノイラミン酸リアーゼ(E C4,C3,
3,以下NAリアーゼと略記する)はN−アセチルノイ
ラミン酸をN−アセチルマンノサミンとピルビン酸に分
解する酵素である。また、このNAIJアーゼは血清等
の生体中のシアル酸含有物質の定量に用いられることは
よく知られている。
3,以下NAリアーゼと略記する)はN−アセチルノイ
ラミン酸をN−アセチルマンノサミンとピルビン酸に分
解する酵素である。また、このNAIJアーゼは血清等
の生体中のシアル酸含有物質の定量に用いられることは
よく知られている。
N A IJアーゼは、動物組織およびガス壊痕菌(C
loStridium perfringens )
、コレラ菌(Vibr。
loStridium perfringens )
、コレラ菌(Vibr。
cholerae)等の病原性微生物、および各種の非
病原性微生物等に存在することが知られている。
病原性微生物等に存在することが知られている。
発明が解決しようとする問題点
これらの微生物は、一般の酵素生産に利用される培地で
培養してもその生産量は極めて少量に留まり、培地中に
N−アセチルノイラミン酸を存在させるときにのみ本酵
素の生産量が上昇することが報告されている(特公昭5
6−54153.特公昭56−51751)。然るに、
このN−アセチルノイラミン酸を大量に使用することは
経済的に不利であり、NΔリアーゼの生産にN−アセチ
ルノイラミン酸を必要としない微生物を用いる方法の開
発が望まれている。
培養してもその生産量は極めて少量に留まり、培地中に
N−アセチルノイラミン酸を存在させるときにのみ本酵
素の生産量が上昇することが報告されている(特公昭5
6−54153.特公昭56−51751)。然るに、
このN−アセチルノイラミン酸を大量に使用することは
経済的に不利であり、NΔリアーゼの生産にN−アセチ
ルノイラミン酸を必要としない微生物を用いる方法の開
発が望まれている。
問題点を解決するための手段
かかる状況に鑑み、工業的に安価にNAIJアーセを製
造する方法について種々検討した結果、NΔリアーセ活
性を有するエシェリヒア・コリよりNAリアーゼの遺伝
情報を担うデオキシリボ核酸(DNA)を単離し、次い
でこのNAIJアーゼの遺伝情報を担うDNAをベクタ
ーに組み込ませ、この組み換えDNAをエシェリヒア・
コリに導入することによって得られた微生物がN−アセ
チルノイラミン酸の培地への添加なしにNAリアーセを
生産することが見出された。
造する方法について種々検討した結果、NΔリアーセ活
性を有するエシェリヒア・コリよりNAリアーゼの遺伝
情報を担うデオキシリボ核酸(DNA)を単離し、次い
でこのNAIJアーゼの遺伝情報を担うDNAをベクタ
ーに組み込ませ、この組み換えDNAをエシェリヒア・
コリに導入することによって得られた微生物がN−アセ
チルノイラミン酸の培地への添加なしにNAリアーセを
生産することが見出された。
以下に本発明の詳細な説明する。
NAIJアーゼの遺伝情報を担うDNA(以下、染色体
DNAと称する)のエシェリヒア・コリからの単離は常
法に従って、例えばBiochim、 Biophys
Acta、 Vol、 72. pp619−629
(1963)に記載のフェノール法により行うことがで
きる。上記のDNA供与体としては、NΔリアーゼ生産
能を有するエシェリヒア・コリであれば、すべて使用可
能である。
DNAと称する)のエシェリヒア・コリからの単離は常
法に従って、例えばBiochim、 Biophys
Acta、 Vol、 72. pp619−629
(1963)に記載のフェノール法により行うことがで
きる。上記のDNA供与体としては、NΔリアーゼ生産
能を有するエシェリヒア・コリであれば、すべて使用可
能である。
次いで、上記で得られたDNAをベクターDNAに組み
込んで組み換えDNAを調製する。染色体DNAのベク
ターDNAの組み込みは常法に従って、例えば染色体D
NA及びベクターDNAを制限酵素で切断して染色体D
NA断片及びベクターDNA断片を調製したのち、両者
の混合物をDNAリガーゼで処理することにより行うこ
とができる。
込んで組み換えDNAを調製する。染色体DNAのベク
ターDNAの組み込みは常法に従って、例えば染色体D
NA及びベクターDNAを制限酵素で切断して染色体D
NA断片及びベクターDNA断片を調製したのち、両者
の混合物をDNAリガーゼで処理することにより行うこ
とができる。
ここで用いられるベクターDNAとしては、エシェリヒ
ア・コリを宿主とするpBR322プラスミド、コリリ
ンE1プラスミド、ラムダファージなどが挙げられ、と
りわけpBR322プラスミドが好適に用いられる。ま
た制限酵素としては、例えばHindIII、Ba’m
HI、EcoRI。
ア・コリを宿主とするpBR322プラスミド、コリリ
ンE1プラスミド、ラムダファージなどが挙げられ、と
りわけpBR322プラスミドが好適に用いられる。ま
た制限酵素としては、例えばHindIII、Ba’m
HI、EcoRI。
PstI、5allなどが挙げられ、とりわけHi n
d IIIが好適に用いられる。更にDNA ’Jガ
ー七としては、T4ファージ由来のDNAリガーゼが好
適に用いられる。
d IIIが好適に用いられる。更にDNA ’Jガ
ー七としては、T4ファージ由来のDNAリガーゼが好
適に用いられる。
次いで、上記方法で得られた組み換えDNAは常法によ
ってNΔリアーゼ欠損株に導入することができる。
ってNΔリアーゼ欠損株に導入することができる。
NΔリアーゼの欠損した変異株を取得するに当たっては
、まずエシェリヒア・コリ野生株(例えばエシェリヒア
・コリC600−3F8)に変異を誘起せしめて、N−
アセチルノイラミン酸を資化できない変異株を取得する
。変異の誘起は通常の変異誘起処理、例えばN−メチル
−N’−ニトロソ N−ニトロソグアニジンの如き変異
誘起剤で処理することにより実施できる。
、まずエシェリヒア・コリ野生株(例えばエシェリヒア
・コリC600−3F8)に変異を誘起せしめて、N−
アセチルノイラミン酸を資化できない変異株を取得する
。変異の誘起は通常の変異誘起処理、例えばN−メチル
−N’−ニトロソ N−ニトロソグアニジンの如き変異
誘起剤で処理することにより実施できる。
N−アセチルノイラミン酸を資化できない変異株の取得
は変異処理して得られた菌体をクルコース最少培地(例
えば、グルコース2g/L(NH=)2SO−1g/
12. K2HPO−7g/ R,KH−PO−3g/
A、 Mg5O,4H200,1g/Lチアミン5μ
g/+nl、スレオニン0.2mM、ロイシン0.2
m M 。
は変異処理して得られた菌体をクルコース最少培地(例
えば、グルコース2g/L(NH=)2SO−1g/
12. K2HPO−7g/ R,KH−PO−3g/
A、 Mg5O,4H200,1g/Lチアミン5μ
g/+nl、スレオニン0.2mM、ロイシン0.2
m M 。
寒天15g/Aの組成の培地)で培養する。その後、生
じたコr]ニーをグルコース最少培地とN−アセチルノ
イラミン酸最少培地(例えば、N−アセチルノイラミン
酸0.2%、 (NH,)2SO,l g/β。
じたコr]ニーをグルコース最少培地とN−アセチルノ
イラミン酸最少培地(例えば、N−アセチルノイラミン
酸0.2%、 (NH,)2SO,l g/β。
K、IIPo、 7 g /β、 K112P0.
3 g /β、 MgS[]4・7H200、]、
g / I 、チアミン5 μg /ml 、スレオニ
ン0.2mM、oイシンo、2mM、寒天15g/βの
組成の培地)にレプリカレ、り゛ルコース最少培地で生
育できて、N−アセチルノイラミン酸最少培地で生育で
きないコロニーを釣菌分離することにより行う。かくし
て得られるNΔリアーゼ欠損株の例としては、例えばエ
シェリヒア・コリ(IEscherichia Co1
1 ) Q−2が挙げられる。
3 g /β、 MgS[]4・7H200、]、
g / I 、チアミン5 μg /ml 、スレオニ
ン0.2mM、oイシンo、2mM、寒天15g/βの
組成の培地)にレプリカレ、り゛ルコース最少培地で生
育できて、N−アセチルノイラミン酸最少培地で生育で
きないコロニーを釣菌分離することにより行う。かくし
て得られるNΔリアーゼ欠損株の例としては、例えばエ
シェリヒア・コリ(IEscherichia Co1
1 ) Q−2が挙げられる。
組み換えDNAの上記N△リアーゼ欠損株Δ−の導入は
常法に従って行うことが出来、例えばJ。
常法に従って行うことが出来、例えばJ。
Bacteriol、、 Vol、 119. pp1
072−1074 (1974)に記載のカルシウムイ
オン処理法により行うことができる。組み換えDNA(
すなわち、NΔリアーゼの遺伝情報を担うDNAを組み
込んだベクターDNA)を含有する菌株の選択方法は、
当該組み換えDNAを調製するに際して使用した制限酵
素やベクターDNAの種類によっても異なるが、制限酵
素としでHi n d mを用い、ベクターDNAとし
てpBR322プラスミドを用いた場合には、次の如く
して行うことができる。すなわち、菌株をアンピンリン
を含むN−アセチルノイラミン酸最少培地に培養し、生
じたコロニーを釣菌分離することにより第一次選択する
。次いてNΔリアーゼ活性の有無で最終的に確認する。
072−1074 (1974)に記載のカルシウムイ
オン処理法により行うことができる。組み換えDNA(
すなわち、NΔリアーゼの遺伝情報を担うDNAを組み
込んだベクターDNA)を含有する菌株の選択方法は、
当該組み換えDNAを調製するに際して使用した制限酵
素やベクターDNAの種類によっても異なるが、制限酵
素としでHi n d mを用い、ベクターDNAとし
てpBR322プラスミドを用いた場合には、次の如く
して行うことができる。すなわち、菌株をアンピンリン
を含むN−アセチルノイラミン酸最少培地に培養し、生
じたコロニーを釣菌分離することにより第一次選択する
。次いてNΔリアーゼ活性の有無で最終的に確認する。
かくして得られた組み換えDNAを含有する微生物の例
としては、例えばエシェリヒア・コリ(lEschcr
ichia Co11 )1(3,−4(微工研条寄第
513号)が挙げられる。
としては、例えばエシェリヒア・コリ(lEschcr
ichia Co11 )1(3,−4(微工研条寄第
513号)が挙げられる。
〔N−アセチルノイラミン酸すアーセの製造〕上記の如
くして取得した本発明の微生物は培養すれば菌体内にN
AIJアーゼを暑中生成蓄積する。
くして取得した本発明の微生物は培養すれば菌体内にN
AIJアーゼを暑中生成蓄積する。
不発明徴生物の培養に用いられる培地としては、炭素源
、窒素源、無機物を含有する合成培地または天然培地の
いずれも使用できる。炭素源としては、例えばグルコー
ス、シュクロース1.フラクトース、でん粉、でん粉加
水分解物、糖蜜などの種々の炭水化物が用いられ、その
使用量は5〜50g/A’程度が好ましい。また窒素源
としては、例えば硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウ
ム1炭酸アンモニウA、酢酸アンモニウムなどの各種の
無機および有機アンモニウム塩類、あるいはペプトン、
酵母エキス、コーンスチープリカー、カセイン加水分解
物などの窒素含有有機物などが用いられ、その使用量は
5〜20g/A程度が好ましい。更に無機物としては、
例えばリン酸第−水素カリウl、、IJン酸第二カリウ
ム、硫酸マグネンウム、硫酸マンガンなどが用いられ、
その使用量は0.05〜5g/β程度が好ましい。
、窒素源、無機物を含有する合成培地または天然培地の
いずれも使用できる。炭素源としては、例えばグルコー
ス、シュクロース1.フラクトース、でん粉、でん粉加
水分解物、糖蜜などの種々の炭水化物が用いられ、その
使用量は5〜50g/A’程度が好ましい。また窒素源
としては、例えば硫酸アンモニウム、リン酸アンモニウ
ム1炭酸アンモニウA、酢酸アンモニウムなどの各種の
無機および有機アンモニウム塩類、あるいはペプトン、
酵母エキス、コーンスチープリカー、カセイン加水分解
物などの窒素含有有機物などが用いられ、その使用量は
5〜20g/A程度が好ましい。更に無機物としては、
例えばリン酸第−水素カリウl、、IJン酸第二カリウ
ム、硫酸マグネンウム、硫酸マンガンなどが用いられ、
その使用量は0.05〜5g/β程度が好ましい。
培養は振とう培養あるいは通気攪拌培養などの好気的条
件下に行われる。培養温度は25〜37℃が好適であり
、培養期間は通常16〜48時間程度で完了する。
件下に行われる。培養温度は25〜37℃が好適であり
、培養期間は通常16〜48時間程度で完了する。
培養を終了した菌体からNAIJガーゼを精製するに当
たっては、上記培養液から遠心分離等の方法で菌体を集
め、得られた菌体を超音波処理、ガラスピーズを用いる
摩砕処理、フレンチプレス処理等によって破砕し、酵素
を抽出する。抽出液はこれを硫安堰折法、イオン交換樹
脂を用いるクロマトグラフィー、ゲル濾過法等の常法に
より処理して、精製N−アセチルノイラミン酸リアーゼ
を得ることができる。
たっては、上記培養液から遠心分離等の方法で菌体を集
め、得られた菌体を超音波処理、ガラスピーズを用いる
摩砕処理、フレンチプレス処理等によって破砕し、酵素
を抽出する。抽出液はこれを硫安堰折法、イオン交換樹
脂を用いるクロマトグラフィー、ゲル濾過法等の常法に
より処理して、精製N−アセチルノイラミン酸リアーゼ
を得ることができる。
以下、実施例をあげて本発明を具体的に説明する。
実施例1゜
(1)NA!Jアーゼの遺伝情報を担う染色体DNAの
調製 エシェリヒア・コリKY8482をL−培地(グルコー
ス1g/It、)リプトン10g/j!。
調製 エシェリヒア・コリKY8482をL−培地(グルコー
ス1g/It、)リプトン10g/j!。
酵母エキス5g/1.塩化ナトリウム5g/12゜pH
7,2) 300n+1中、28℃で16時時間表う培
養して得られた菌体を集洗菌後、5aito &Miu
raの方法(Bi6chim、Biophys、 Ac
ta、 72゜619−629 (1963))でフェ
ノール処理し、染色体DNA約2+ngを得た。
7,2) 300n+1中、28℃で16時時間表う培
養して得られた菌体を集洗菌後、5aito &Miu
raの方法(Bi6chim、Biophys、 Ac
ta、 72゜619−629 (1963))でフェ
ノール処理し、染色体DNA約2+ngを得た。
(2)染色体DNA断片のベクターへの挿入(1)で得
た染色体D N A 2.6μgをとり、制限エンドヌ
クレアーゼHindIIIと2時間反応させた。また、
ベクターとして使用するpBR322(Bethesd
a Re5earch Laboratories社製
。
た染色体D N A 2.6μgをとり、制限エンドヌ
クレアーゼHindIIIと2時間反応させた。また、
ベクターとして使用するpBR322(Bethesd
a Re5earch Laboratories社製
。
USA)2.6μgも)lindIIIと2時間反応さ
せ、完全に切断した。両反応液を各々65℃。
せ、完全に切断した。両反応液を各々65℃。
10分間加熱処理した後、両反応液を混合し、T、ファ
ージ由来のDNA’Jガーゼで4℃。
ージ由来のDNA’Jガーゼで4℃。
16時間連結反応を行った。次いで、反応液を65℃、
10分間加熱した後、この溶液をDNA溶液とした。
10分間加熱した後、この溶液をDNA溶液とした。
(3)NA!Jアーゼの遺伝情報を担ったプラスミドに
よる形質転換 エシェリヒア・コリC600−3F8より変異誘導した
NAリアーゼ欠損株0−2をL−培地40m1にて対数
増殖中期(CD6.o=約0.40)まで生育させた後
、0.1M塩化カルシウム溶液で洗浄後、同溶液1ml
に再懸濁させた。この懸濁液0.15m1に(2)で得
たDNA溶液を加え、0℃にて30分間保持した後、3
7℃で20分間加熱してDNAを細胞内に取り込ませた
。次いで、この懸濁液をL−培地1.5mlに接種し、
2時間振とう培養した。菌体を集洗菌後、20μg/m
lのアンピシリンを含むN−アセチルノイラミン酸最少
培地(N−アセチルノイラミン酸2g/12. (NH
4)2SO41g/Il、 K2HPO4’Ig/I
tKH2PO43g/β、 Mg5O<・7oaoo
、1g#。
よる形質転換 エシェリヒア・コリC600−3F8より変異誘導した
NAリアーゼ欠損株0−2をL−培地40m1にて対数
増殖中期(CD6.o=約0.40)まで生育させた後
、0.1M塩化カルシウム溶液で洗浄後、同溶液1ml
に再懸濁させた。この懸濁液0.15m1に(2)で得
たDNA溶液を加え、0℃にて30分間保持した後、3
7℃で20分間加熱してDNAを細胞内に取り込ませた
。次いで、この懸濁液をL−培地1.5mlに接種し、
2時間振とう培養した。菌体を集洗菌後、20μg/m
lのアンピシリンを含むN−アセチルノイラミン酸最少
培地(N−アセチルノイラミン酸2g/12. (NH
4)2SO41g/Il、 K2HPO4’Ig/I
tKH2PO43g/β、 Mg5O<・7oaoo
、1g#。
チアミン5 p g /ml 、スレオニン0.2mM
、ロイシン0.2 m M 、寒天15g/j’、pH
7,0)に塗布し、30℃で2日間培養した。生じたコ
ロニーについて更に菌体内のNAIJアーセ活性を検討
し、形質転換株H3−4を取得した。
、ロイシン0.2 m M 、寒天15g/j’、pH
7,0)に塗布し、30℃で2日間培養した。生じたコ
ロニーについて更に菌体内のNAIJアーセ活性を検討
し、形質転換株H3−4を取得した。
実施例2゜
下記第1表に示す菌株をL−培地および1g/R。
のN−アセチルノイラミン酸を含むし一培地に接種し、
30℃で18時間振とう培養した。培養終了後、遠心分
離により菌体を集め、0.85%生理食塩水で洗浄後、
菌体を超音波処理により破砕し、菌体抽出液を調製し、
その抽出液中のNA’Jアーゼ活性を測定した。その結
果は下記第1表の通りであり、形質転換株H3−4は培
地中にN−アセチルノイラミン酸を添加しなくてもNA
リアーゼを生産することができた。
30℃で18時間振とう培養した。培養終了後、遠心分
離により菌体を集め、0.85%生理食塩水で洗浄後、
菌体を超音波処理により破砕し、菌体抽出液を調製し、
その抽出液中のNA’Jアーゼ活性を測定した。その結
果は下記第1表の通りであり、形質転換株H3−4は培
地中にN−アセチルノイラミン酸を添加しなくてもNA
リアーゼを生産することができた。
第 1 表
*+:L、−培地十N−アセチルノイラミン酸1g/f
l−;L−培地 実施例3゜ H3−4株をグルコース1g/Il、)リプトン10g
/j!、酵母エキス5g/A、食塩5g/β。
l−;L−培地 実施例3゜ H3−4株をグルコース1g/Il、)リプトン10g
/j!、酵母エキス5g/A、食塩5g/β。
アンピシリン20μg /m+より成る培地(pH7、
0) 300mlヲ含ム2βエルレンマイヤーフラスコ
に植菌し、30℃で18時間振盪培養する。
0) 300mlヲ含ム2βエルレンマイヤーフラスコ
に植菌し、30℃で18時間振盪培養する。
この培養液より遠心分離法にて菌体を集める。得られた
菌体を0. OI Mリン酸緩衝液(pH7,0>20
m1に懸濁して超音波処理を行い細胞を破砕し、菌体内
の酵素を抽出する。次いで、ここに得られた抽出液に硫
安を加え、硫安30〜80%飽和で沈殿する部分を採取
する。この沈殿を少量1(5n+])の0.01MIJ
ン酸緩衝液(p H7,0’)に溶解する。
菌体を0. OI Mリン酸緩衝液(pH7,0>20
m1に懸濁して超音波処理を行い細胞を破砕し、菌体内
の酵素を抽出する。次いで、ここに得られた抽出液に硫
安を加え、硫安30〜80%飽和で沈殿する部分を採取
する。この沈殿を少量1(5n+])の0.01MIJ
ン酸緩衝液(p H7,0’)に溶解する。
この溶液を同緩衝液1!で24時間透析する。透析液を
同緩衝液で平衡化したDEAE−セファデックス(25
Qml、口径2.5 cm )に通塔する。この操作て
NAリアーゼはDEAE−セファデックスに吸着される
。さらに同M衝液で不純蛋白質を洗い流す。次に0.0
1Mリソ1緩衝液(p H7,0)から1.0 M食塩
を同緩衝液までの食塩の濃度匂配液で溶出を行う。溶出
してくる活性画分をあわせ、これに硫安を加えて硫安9
0%飽和で沈殿する部分を遠心分離(12,000X工
、20分)で集め、001Mリン酸緩衝液(pi(7,
0)5mlに溶解する。この溶液を同緩衝液1βで24
時間透析する。
同緩衝液で平衡化したDEAE−セファデックス(25
Qml、口径2.5 cm )に通塔する。この操作て
NAリアーゼはDEAE−セファデックスに吸着される
。さらに同M衝液で不純蛋白質を洗い流す。次に0.0
1Mリソ1緩衝液(p H7,0)から1.0 M食塩
を同緩衝液までの食塩の濃度匂配液で溶出を行う。溶出
してくる活性画分をあわせ、これに硫安を加えて硫安9
0%飽和で沈殿する部分を遠心分離(12,000X工
、20分)で集め、001Mリン酸緩衝液(pi(7,
0)5mlに溶解する。この溶液を同緩衝液1βで24
時間透析する。
透析液を凍結乾燥し、NAリアーセの粉末精製酵素標品
20mg(比活性 3.0 tP−位/mg)を得る。
20mg(比活性 3.0 tP−位/mg)を得る。
Claims (1)
- N−アセチルノイラミン酸リアーゼ産生遺伝情報を担う
DNAを組込んだベクターを導入したエシェリヒア属に
属する微生物を栄養培地に培養し、培養物中にN−アセ
チルノイラミン酸リアーゼを蓄積させ、これを採取する
ことを特徴とするN−アセチルノイラミン酸リアーゼの
製法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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US06/743,802 US4670389A (en) | 1984-06-14 | 1985-06-12 | Process for producing N-acetylneuraminate lyase |
DE8585107297T DE3581958D1 (de) | 1984-06-14 | 1985-06-13 | Verfahren zur herstellung von n-acetylneuraminat-lyase. |
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JPH062061B2 JPH062061B2 (ja) | 1994-01-12 |
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- 1985-06-13 DE DE8585107297T patent/DE3581958D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1985-06-13 EP EP85107297A patent/EP0164754B1/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
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EP0164754A1 (en) | 1985-12-18 |
DE3581958D1 (de) | 1991-04-11 |
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EP0164754B1 (en) | 1991-03-06 |
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