JPS61114664A

JPS61114664A - テレビジヨン受信機

Info

Publication number: JPS61114664A
Application number: JP23494584A
Authority: JP
Inventors: Shigeaki Minamibata; 重秋南畑
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1984-11-09
Filing date: 1984-11-09
Publication date: 1986-06-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔技術分野〕本発明はテレビジョン受信機に関し、更にディスプレイ
装置の如く受像管を具備する各種電子機器に用いて好適
なものである。

〔背景技術〕

テレビジョン受信機を例に述べると、回路特性の誤差を
調整するための可変抵抗器、及び受像管内に設けられた
電子銃の機械的誤差を電気的に調整するための可変抵抗
器などが設けられている。

上記機械的誤差は、例えば受像管のＥｇ−ＩＰ特性の変
化となって表れ、カットオフ電圧が個々の受像管により
相違する。

このため「カラーテレビ教科書（上）」（昭和５６年７
月１０日第１３刷発行、発行所日本放送出版協会、ｐ１
４１）に、Ｖ　Ｒｑ　〜Ｖ　Ｒｇとして示す如き可変抵
抗器を設け、上記カットオフ電圧の相違、換言すれば誤
差を補正し得るように構成している。

ところで、本発明者の検討によれば、上記可変抵抗器は
受像管のいわゆるネック部分に取り付けられるのが通例
であり、このため配線作業、調整作業に手間がかかり、
これが生産コスト上昇の一因となっていることが明らか
にされた。

また、電子回路の多くはＩＣ化されているので必然的に
外部接続端子が増し、これが集積度の低下、更にコスト
上昇の一因となり、好ましくないことが判明した。

〔目的〕

本発明の目的は、受像管の陽極電流から受像管の特性変
化を検出し、これにより個々の受像管の特性変化を自動
的に調整して、低コストで生産することができ、かつ取
り扱いの容易なテレビジョン受信機を提供することにあ
る。

本発明の上記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述及び添付図面から明らかになるであろう。

〔発明の概要〕

本願において開示される発明の概要を簡単に述べれば、
下記のとおりである。

すなわち、受像管の陽極電流の変化を検出し、その検出
信号を上記受像管に映像信号や色信号を供給する信号出
力回路にバイアス電圧に重畳するように帰還し、その受
像管の特性に合せた調整を自動的に行う、という本発明
の目的を達成するものである。

〔実施例〕

次に、本発明を適用したテレビジョン受信機の一実施例
を第１図及び第２図を参照して説明する。

なお、第１図はテレビジョン受信機の回路構成を示し、
第２図は要部の回路構成を示すものである。

そして上記テレビジョン受信機は、とくに図示せずとも
半導体集積回路（以下においてＩＣという）にて構成さ
れているものとする。

本実施例の特徴は、フライバック回路の一端から陽極電
流の変化を検出し、その検出信号を第２図に示す如く映
像出力回路のバイアス電圧に重畳させ、少なくともＲ，
Ｇ、Ｂの各出力回路につき設けられていたローライト調
整用の可変抵抗器を削除したことにある。なお、上記Ｒ
，Ｇ、Ｂは、それぞれ赤、緑、青の色信号を示すもので
ある。

先ず、全体の回路動作について述べる。

■は受信アンテナ、２は高周波増幅回路、３は混合回路
、４は局部発信回路であり、これらの回路動作について
は当業者間において周知のことであるので、その説明を
省略する。

回路ブロック１０についても当業者間に知られているが
、１１は映像中間周波回路であり、映像中間周波信号を
次段の映像検波回路に供給し、音声回路（図示せず）に
も音声出力を得るための出　　　　　　］カカラを供給
する。映像検波回路１３からは合成カラーテレビ信号Ｖ
ｄと輝度信号Ｙとが得られ、前者は帯域増幅回路２１及
び同期分離回路３１に供給される。

遅延回路１４は、遅延信号Ｙに対し遅延する色信号との
同期をとるためのものであり、遅延された輝度信号Ｙは
映像増幅回路１５によって増幅された後１次段の映像出
力回路１６に供給される。

ところで、図示を省略しであるが、映像増幅器１３と帯
域増幅回路２１、さらに同期分離回路３１との間にはフ
ィルタ回路が設けられていて、帯域格幅回路２１にはク
ロマ信号が供給され、同期分離回路３１には水平及び垂
直同期信号が供給される。

先ず、色信号処理系について述べると、２２は色復調回
路を含むクロマ回路であり、Ｒ−Ｙ、Ｇ＝Ｙ、Ｂ−４の
各色差信号は上記出力回路１６に供給される。

一方、同期分離回路３１からは水平同期信号Ｈと垂直同
期信号Ｖとが得られ、前者は水平駆動回路に後者は垂直
駆動回路（何れも図示せず）に供給され、従来公知の回
路動作がおこなわれる。これと同時に、水平同期信号Ｈ
がカウンター回路３２２に供給される。

カウンター回路３２は水平同期信号Ｈを計数し、例えば
走査線が１８．１９．２０番目のときスイッチ回路３３
を順次切り換えて、後述する検出信号Ｖｃを上記出力回
路１６のバイアス回路に供給するためのものである。す
なわち、走査線は５２５本であるが、そのうちの６．５
％である３５本が垂直帰線期間に相当し、上記１８〜２
０番目の走査線は垂直帰線期間内に含まれる。従って検
出信号Ｖｃによるバイアス電圧の調整は、映像が映し出
される以前に垂直帰線期間内において行われ、映像が映
されている間のバイアス電圧調整による画面のゆれ等を
未然に防止し得るように配慮されている。なお、バイア
ス電圧調整の具体的方法については、第２図を参照して
後述する。

次に、受像管４１の特性検出について述べる。

受像管４１のプレート４２には、高圧回路４３からプレ
ート電圧が供給されている。高圧回路４３自体について
は、当業者間に知られたものであリ、その説明を省略す
るが、フライバックトランス（図示せず）の二次側コイ
ルの一端が抵抗Ｒ１゜コンデンサＣＩを介して接地され
ている。従って、偉抗Ｒ１の電圧降下分は受像管４１の
プレー１〜電流の変化に対応して変化し、上記電圧降下
分が受像管４１の特性検出信号となる。

抵抗Ｒ２，コンデンサＣ２は微分回路を構成するが、こ
れは一定振幅の色差信号を垂直帰線期間に受像管４１に
供給したときに発生するビーム電流の変化を検出するも
のであり、その変化分は増幅器４４によって増幅される
。

ダイオードＤ１．コンデンサＣ３は整流及び平滑動作を
行い、Ｒ−Ｙ、　Ｇ−Ｙ、　Ｂ−Ｙの各色差信号が受像
管４１に供給されたときの検出信号が直流化される。

ここで注目すべきは、カウンター回路３２の出力信号に
よる上記検出信号の供給タイミング動作である。

すなわち、１８番目の走査線に対応してクロマ回路２２
からＲ−Ｙ色差信号がバイアス回路２３に供給され、こ
れに同期してスイッチ３３が検出信号Ｖｃをライン１１
に供給するように切り換えられる。この結果、第２図に
示すトランジスタＱ１のベースにＲ−Ｙ色差信号が供給
され、エミッタに検出信号Ｖｃが供給される。

従って、トランジスタＱ箇のエミッタには、抵抗Ｒ１□
、コンデンサＣＩ□を介してＹ信号が供給され、更に検
出信号Ｖｃが供給されることになる。

そして両者の加算された電圧によってエミッタ電圧が決
定され、その電圧レベルに対応した電流が抵抗Ｒ８３、
トランジスタＱ１、抵抗Ｒ１２をながれる。

上記電流により抵抗Ｒ１３に電圧降下が発生し、これが
輝度信号Ｙ、Ｒ色差信号を含む出力電圧として受像管４
１のカソードに１に供給され、受像管４１の特性に合せ
たバイアス調整が行われたことになる。そして検出信号
Ｖｃの電圧レベルは、コンデンサＣ＠によって保持され
るので、１垂直走査期間に渡って上記バイアス電圧が変
化せず、映像のゆれ等は発生しない。

Ｇ−Ｙ信号供給時には、カウンター回路３２の出力信号
によって検出信号Ｖｃがライン１１２に表れるように切
り換えられる。そしてトランジスタＱ２８．低抗Ｒ２１
＋　ＲＺ！　＋　Ｒ２：１　＋コンデンサＣ２１で構成
された回路ブロック■は、上記回路ブロックＩと同様に
動作し、受像管４１のバイアス調整を上記同様におこな
う。なお、コンデンサＣ！ｓの動作も上記同様である。

Ｂ−Ｙ信号供給時には、カウンター回路３２の出力信号
によって検出信号Ｖｃがライン１１３に表れるように切
り換えられる。　トランジスタＱ３１゜抵抗Ｒ３１ｖ　
Ｒ３２ｔ　Ｒ３３ｒ　コンデンサ６３１で構成された回
路ブロック■は、上記回路ブロックＩ、ＴＩと同様に動
作し、受像管４Ｉバイアス調整を上記同様におこなう。

なお、コンデンサＣ４の動作も上記同様である。

以上の回路動作が行われる結果、受像管４１の個々の特
性に応じたバイアス調整が自動的に行われ、手動調整を
行うことなく極めて良好な映像を映し出すことが可能に
なる。

〔効果〕

（１）受像管の特性を検出し、その検出信号によって信
号供給時のバイアス電圧を自動的に調整するように構成
したので、手動調整のための可変抵抗器を削除すること
ができる。という効果が得られる。

（２）上記（１）により、受像管に経時変化が生じても
再１１整を行う必要がない。

（３）上記（１）により、生産コストを低減できる、と
いう効果かえられる。

（４）上記（１）により、ＩＣ化に際し外部接続端子を
削減することができ、ＩＣの集積度を向上させることが
できる。

以上に本発明者によってなされた発明を実施例にもとづ
き具体的に説明したが１本発明は上記実施例に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更
可能であることは言うまでもない。

例えば、上記実施例では検出信号により、映像出力回路
のバイアス踵圧を調整しているが、これに代えて受像管
のバイアス電圧を調整する様に構成してもよい。

〔利用分野〕

以上のせつめいでは、主として本発明者によってなされ
た発明をその背景となった利用分野であるテレビジョン
受信機に適用した場合について説明したがそれに限定さ
れるものではない。

例えば、カラーモニター装置、ディスプレイ装置に利用
することができる。

本発明は少なくとも受像管を具備する各種電子機器に利
用することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を適用したテレビジョン受信機の一実施
例を示す回路ブロックを示し、第２図は回路動作を説明
するための要部の回路図を示す。１６・・出力回路、２Ｉ・・・帯域増幅器、２２・・・
クマロ回路、２３・・・バイアス回路、３１・・・同期
分離回路、３２・・・カウンター回路、３３・・・スイ
ッチ回路、４１・・・受像管、４２・・・プレート、４
３・・・高圧回路−Ｑｌｌ　＋　Ｑ１２Ｉ　Ｑ皇３・・
・トンジスタ、Ｒ１〜Ｒ３３・・・抵抗、Ｃ１〜Ｃ３１
・・・コンデンサ、Ｖｃ・・・検出信号。代理人　弁理士　高楼　明夫　−＼（、、、”’ｊ ′１

Claims

【特許請求の範囲】

１、受像管の陽極径路の電流変化を検出し、その検出信
号を上記受像管の入力回路に順次帰還して信号供給時の
バイアス電圧を制御し、これにより上記受像管の特性に
対応したバイアス調整を自動的に行うことを特徴とする
テレビジョン受信機。