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JPS61110329A - 垂直磁気記録媒体 - Google Patents

垂直磁気記録媒体

Info

Publication number
JPS61110329A
JPS61110329A JP23022784A JP23022784A JPS61110329A JP S61110329 A JPS61110329 A JP S61110329A JP 23022784 A JP23022784 A JP 23022784A JP 23022784 A JP23022784 A JP 23022784A JP S61110329 A JPS61110329 A JP S61110329A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
fexn
recording medium
magnetic
magnetic recording
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP23022784A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Asada
朝田 誠一
Hiroyuki Suzuki
博之 鈴木
Toshio Niihara
敏夫 新原
Kazuyoshi Yoshida
吉田 和悦
Kazuo Shiiki
椎木 一夫
Masaaki Futamoto
二本 正昭
Yukio Honda
幸雄 本多
Norikazu Tsumita
積田 則和
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd, Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP23022784A priority Critical patent/JPS61110329A/ja
Priority to GB8526756A priority patent/GB2167448B/en
Priority to DE19853538852 priority patent/DE3538852A1/de
Priority to US06/793,772 priority patent/US4743491A/en
Publication of JPS61110329A publication Critical patent/JPS61110329A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、磁気ディスク、フロッピーなどの垂直磁気記
録に好適な、高透磁率磁性材料とFexN(x=2〜3
)膜とからなる磁気記録媒体に関する。
なお、本明細書ではFexNに10J7tl子%以下の
Crなどを添加したものも一括してFexNと呼ぶ。
〔発明の背景〕
磁気記録の分野における記録密度の向上は著しいものが
ある。特に、東北大の岩崎らにより提案された垂直磁気
記録方式は、現在実用化されている面内記録方式と異な
り、記録密度が高くなるほど、自己減磁作用が小さくな
るという特徴を有し。
将来の高密度磁気記録方式として注目を集め、精力的な
研究がなされている。
この垂直磁気記録を実現するには、記録媒体として、磁
性膜面に対して垂直方向の磁化容易軸を有する垂直磁化
膜が必要である。また、この垂直磁化膜の下に高透率磁
率磁性膜を被着させた、いわゆる2層媒体は、垂直磁化
膜のみからなる。いわゆる単層媒体にくらべて、磁気ヘ
ッドを用いて記録再生した際の再生出力が2倍以上と高
いので実用性が高いと考えられている。
高透磁率磁性膜としては、フェライト、 Fa工、N2
゜パーマロイ、センダスト、(Fe、Goo N1)−
(si、B、CI PT AQ−B)系非晶質合金。
(Fa、Co、N1)−(Zr、Hf+ Y+ Tit
Nb、Ta、W+ V+ Mo、Cr)系非晶質合金。
FexC等の磁気ヘッド用などで公知の高透磁率磁性材
料を被着せしめたものが使用される。その膜厚は通常0
65〜2.0 μmのものが使用される。
垂直磁化膜としては、物理蒸着法(スパッタ法。
真空蒸着法など)、めっき法または化学蒸着法(CVD
法)で作製したGo−Cr、Co−Cr−Rh、Go−
V+ Co−Ru、Go−Or CotG o −N 
i −M n −Pなどの合金膜が知られている。
しかし、このような垂直磁化膜は、いずれもCoをベー
スとしており、Coは資源が少ないことからコストなら
びに供給安定上の問題があった。
また、Co系では加熱減磁、加圧減磁の心配があった。
これらの問題を解決しようとする方法の一つに。
coの代りにFeをベースとして用いたFexN垂直磁
化膜がある(特願昭58−102675) 、 L、か
じ、この方法で得られたF8XN膜の磁気特性は代表的
垂直磁化膜であるGo−Cr膜に比べて若干劣っている
〔発明の目的〕
本発明の目的は、高透磁率磁性膜とFexN垂直磁垂直
磁化量に少なくとも1層の平均、!&近接原子間距離が
2.5〜3.2 人の金属、金属窒化物、金属酸化物な
どを中間膜を被着させた。特性のより垂直磁気記録媒体
を提供することにある。
2層膜媒体は、磁気ヘッドで記録再生した時の再生出力
が高いが、若干剛性が高いので主に磁気ディスクに用い
られるが、磁気テープ、フロッピーなどに用いることを
妨げるものではない。
〔発明の概要〕
F a xN (x=2〜3)膜が垂直磁化膜になる理
由についてはつぎのように考えられる。物理蒸着法で作
製したFexN膜の断面をSEMで観察すると、膜面に
垂直方向に結晶粒子が成長した柱状構造がWR察される
。FexN膜が垂直磁化膜になる原因の一つはこの柱状
晶による微視的形状異方性(個々の柱状晶の形状に基づ
く異方性)である、さらに、その垂直異方性の大きさく
Ku)が。
膜面に垂直方向に磁化が向いた時の静磁エネルギー2π
Mg”(Ms:飽和磁化)より大となるという下記(1
)式の関係が満たされていることが2番目の理由である
Ku>2gM5”          −(1)普通、
Fe薄膜の場合、Feの柱状晶が理想的に膜面に垂直配
向したとしてもKu、Msにバルクの値を用いるとして
、(1)式の左辺、右辺の値はそれぞれ9 X 10@
erg/cc、 1.8  X 10’erg /cc
程度となり、(1)式の関係を満足することはできない
、また、理想的な柱状晶(長軸長/短軸長〜oo)が膜
面の垂直方向に完全に配向することはないので、(1)
式の左辺は9 X 10’erg /ccよりもかなり
小さくなると予想される。
Nを添加することの効果は、柱状晶が膜面に垂直配向す
るのを促し、かつ、Msを(1)式が成立する程度にま
で低下させることにあると考えられる。柱状晶の粒界に
Nが偏析することもFexN膜が垂直磁化膜になる原因
の一つと考えられる。
その際、FexNが六方晶系の結晶構造をもち、かつ、
そのC軸が膜面に垂直配向しておれば、六方晶系Fax
Nの結晶異方性が上述の微視的形状異方性に加算される
ので垂直磁気異方性(Ku。
(1)式の左辺)が大きくなり、Msが大きくてもFe
xN膜は垂直磁化膜になる。しかし、特願昭58−10
2675で示された方法で得たFexN膜ではcmの配
向がみら九なかった。これが、 FexN膜が垂直磁化
膜になる飽和磁束密度(Bs=4πMs)の上限値(6
500G)が代表的垂直磁化膜であるGo−Cr膜のB
sの上限値にくらべて若干小さい原因と考えられる。
FexN膜の特性向上を目的にFexN膜と高透磁率磁
性膜との間の中間膜について検討した。
その結果、中間膜として、電気抵抗がI X 10−’
Ω口以下で、平均最近接原子間距離が2.5〜3.2 
人の金属、金属窒化物、金属酸化物などの膜を使用する
ことにより、六方晶系FexN膜のC軸が膜面に垂直配
向し、FexN膜が垂直磁化膜になるBsの上限値が高
くなることがあきらかになった。これは、上述の結晶異
方性が微視的形状異方性に加算されて垂直磁気異方性が
大きくなったためと考えられる。
第1図は、中間膜の最近接原子間距離とFexN膜が垂
直磁化膜になるBsの最大値との関係をプロットしたも
のである。第1図かられかるように、平均最近接原子間
距離(DCA)が2.5〜3.2人の中間膜を使用する
とFexN膜が垂直磁化膜になるBsの上限値が700
00以上と大きくなる。
これをXJ!回折で調べた結果、FexN膜のC軸が膜
面の垂直方向に配向していることが明らかになった。こ
のC軸配向がFexN膜が垂直磁化膜になるBsの上限
値が大きくなった原因の一つと考えられる。
平均最近接原子間距離が2.6S〜2.85 人のもの
ではFexN膜が垂直磁化膜になるB8の上限値がさら
に大きくなり、最大で80000以上になる。
DCAが2.5〜3.2 人の膜とシテはV。
Ru、Zn、Os、Rh、I r、Mo、Wt Re。
Pt+  Nb+  Sn、Ta、An、Au、Ag5
Tiおよびこれらの元素の窒化物、酸化物などがある。
このうち、Zn、Mo、wl Nb+ TanAl、T
i、SnまたはSn酸化物は安価であるのでより好まし
い。
2種以上の元素を混合して平均的最近接原子間距離を2
.5〜3.2人としても効果のあることはいうまでもな
い、この中間膜が高透磁率膜であればより好ましい、こ
れらの金属、金属酸化物。
金属窒化物などの結晶構造にはbcp、tcc。
bce、非晶質などがあるが、hcpと非晶質がより好
ましい。
中間膜の膜厚としては0.01〜0.1 μmが好まし
く、0.01〜0.05 μmがより好ましい。0.0
1〜0.1 μmの膜厚がよいのは。
0.01 μm未満では中間膜としての効果が小さく、
0.1 μmを越えると高透磁率磁性膜とFaxN垂直
磁化膜との磁気的相互作用が小さくなり、磁気ヘッドで
記録再生した際の再生出力が小さくなるためである。こ
の中間膜は1層でもよいが、全膜厚が0.01〜0.1
 μmとなる範囲で2層にすることを排除するものでは
ない。
中11JII膜の形成後には、物理蒸着法(スパッタ法
蒸着法など)、化学蒸着法(CVD法)、めっき法、無
電解メッキ法などの電着法などがあるが、全体のプロセ
スを考えて任意に選ぶことができる。
FexN膜としては、膜厚が0.1 μm以上で、Nの
含有量が20〜32原子%で、飽和磁束密度が2000
〜10000 Gのものであればいずれでもよいが、N
の含有量が22〜28原子%、Bsが6500〜100
00 Gのものは再生出力が大きくなるのでより好まし
い、また、FexN膜の耐食性向上を目的に、10原子
%以下のCr、Ni、Co+ Bit白金属元素、Zr
、Ta、Nb+ AA、Wの少なくとも一つを含有させ
ることもできる。これらの元素のうち、Cr、Ni、A
l、Wは安価であるので好ましい。
FexN膜の形成法としては、F e + F 84 
N *F e、N y F ex 〜3NI F a、
NのようなFeまたはその窒化物の中から選ばれた少な
くとも1つの粉末、粉末焼結体、バルクを原料としてA
rfi流中、Arと窒素の混合気流中、窒素気流中もし
くはこれらと水素の混合気流中で物理蒸着させる方法が
通常用いられるが、化学蒸着法などを排除するものでは
ない、また、Arの代用としてNe。
Kr、Xθを用いることも可能である。
FexN膜中にCrなどの上述の元素を含ませる方法と
しては上述のFaまたは窒化鉄にCrなどを混合、熔融
したものを原料とするか、Feまたは窒化鉄上にOrな
どのチップを置いたものを原料とすればよい。
F8XNまたはCrなどを含有するFexN膜の膜厚は
0.1〜1.0 μmのものがより好まれる。この範囲
のものがより好まれる理由は0.1μm以下の膜厚では
垂直磁化膜になりにくく、1.0 μm以上では磁気ヘ
ッドによる記録がむずかしくなるためである。
上述のFexNまたはCrなどを含有したFexN11
9!の形成時にアースを基準にして一500V〜−50
Vのバイアス電圧を基板に印加すれば゛ 磁性膜の特性
が向上するのでより好ましい。
FaxNiiが垂直磁化膜になっている否かは再生波形
を観察することによって判断される(電気通信学会磁気
記録研究会資料MR76−16゜p19)、fl易な判
別法としては、高透磁率磁性膜をつけたいわゆる2NN
膜体を作製する際に。
高透磁率磁性膜を除いた中間膜上に形成したFexN@
モニタの垂直方向の残留磁束密度と面内方向の残留磁束
密度との比(Br□/Br、)が用いた(モニタ膜から
高透磁率磁性材を除いたのは、高透磁率材があると垂直
磁化膜の磁気特性が測定しにくかったためである)。通
常Brよ/Brzが0.8以上であれば垂直磁化膜にな
ると考えられ、実際に磁気ヘッドによる再生波形とBr
□/ B r zによる簡易な判別法ではほとんど差が
なかった(再生波形から判断された上記B’ sの上限
値の方がB r 、/ B r #から判断された上記
Bsより300G程度大きかったが本質的な差ではない
であろう)。
〔発明の実施例〕
以下に本発明を実施例によって説明するが、この実施例
は本発明になんらの制限を加えるものではない。
実施例1 第2図に示したRFスパッタ装置を用い、非磁性基板上
にパーマロイ(高透磁率磁性膜)を被着させ、この上に
いろいろな中間膜を介してFexNのスパッタリングを
行なった。なお、磁気特性測定用モニタ上にはシャッタ
をっけパーマロイのみを除いた膜をつけた。
第2図において、1は非磁性基板で、この基板にはアー
スを基準にして、 −500〜Ovのバイアス電圧を印
加できる構造をもつ、また、基板上のモニタ部にはシャ
ッターがつけられており、モニタ部にパーマロイがつか
ないようにできる構造になっている。2はスパッタター
ゲットでターゲットには13.5MHzのRFがかけら
れる構造をもつ、また、3つのターゲットが同時に入れ
られる構造になっており、高透磁率膜、中間膜。
FexN膜を連続的にスパッタできる。3はニードルバ
ルブでAr、N、、H□の混合比を調節できる構造にな
っている。
上記の装置を使用し、100φのターゲットを用いて5
 X 10−”TorrのAr中で光学研摩したガラス
基板上に約1.0 μmのパーマロイを被着させ、つい
で、O,OS  μmの中間金属膜を被着させた。つぎ
に、100φのFe、N圧粉体ターゲットを用いて10
 X 10−’TorrのAr[微量のN8 (0〜5
voQ%)を含む〕中で上記中間膜上に約0.4  μ
mの窒化鉄を被着させた。窒化鉄を被着する際にはアー
スを基準にして一150vのバイアスを基板に印加した
なお、到達真空度は、パーマロイ、中間膜、窒化鉄のい
ずれの場合にもI X 10−’Torrとした。
中間膜には、M n (最近接原子間比ill : 2
.24人)。
V(2,63人)、Ru (2,65人)、0s(2,
68人)、Rh (2,69人)、Ir(2,71人)
、Mo  (2,73人) 、 W (2,74人)、
Re  (2,74人)、Pd  (2,75人)。
Pt  (2,78人)、Nb  (2,86人)、T
a(2,86人) 、 Afl  (2,86人) 、
 Au(2,88人)、Ag (2,89人)+Ti(
2,89人)、Sn (3,01人)、Gd(3,56
人)を使用し、最近原子間比@ (OCA)とFexN
が垂直磁化膜になるBsの上限値との関係を図1に示し
た。Bsの上限値はFexN膜のXを2〜3(N:20
〜33原子%)の間で変化させ膜のBrよ/ B r 
zが0.8以上になるBsから求めた。
第1図からあきらかなように、DCAが2.5〜3.2
 人の中間膜を使用するとFexN膜が垂直磁化膜にな
るBsは、急激に大きくなる。このようにBsの大きい
FexN膜は再生出力を大きくできるので垂直磁気記録
材料として有利であると考えられる。OCAが2.65
〜2.85 人の中間膜では上述のBsの値はさらに大
きくなる。
第1表には、中間膜なしくこの場合はパーマロイを非常
に薄< (0,05μm)被着し、パーマロイとFex
N膜の混合されたB−H特性からFexN膜のみの特性
を推定した)、Re、Wお第1表 第2表 よびTiを中間膜として作製したFaxNの磁気特性を
示す、第1表からあきらがなように、中間膜を被着した
FexN膜はBsが大きくてもBrよ/Br、((Br
、/Bs)/ (Br、/Bs))が0.8 以上であ
り、垂直磁化膜になっている。
第1表では中間膜を被着させるとRe工の若干の増大が
It察されるが、これはFexNのC軸が膜面の垂直方
向に配向したことと関係があると考えられる。
実施例2 中間膜としてSnO,(DCA3.19  人)、Ti
N (同3.03 人)を使用し、実施例1と同様にF
exN膜を形成した場合の結果を第2表に示す。
第2表からあきらかなように、OCAが2.5〜3.2
 人の酸化物、窒化物を使用した場合にもFexN膜が
垂直磁化膜になるBsの上限値は中間膜なしにくらべて
増大する。
実施例3 膜厚が0〜0.18 μmのReを中間膜として、この
中間膜上に5原子%のCrを含むFexN膜を実施例1
と同様に形成し、この垂直記録媒体の再生出力を評価し
た。高透磁率磁性膜には1.0μmのCo@*Zrg 
、JOla 、s を使用した。第3図に中間膜厚と再
生出力との関係を示す(磁気ヘッドは単磁極型ヘッドで
、主磁極膜厚が0.3  μmのものを用い、相対速度
2.5m/sで測定した記録電流は記録密度I KPC
Iにおける出力が最大になるように選んだ)、第3図か
らあきらかなように、中間膜の膜厚をOから0.01 
μmに厚くすると再生出力は急激に増大し、膜厚が0.
03 μm付近で再生出力が最大になり、それ以上膜厚
を増大させると再生出力は徐々に減少し、膜厚が0.1
μm以上では膜厚の増加とともに再生出力が急激に減少
する。この結果から、中間膜の膜厚は0.01〜0.1
 μmがよいことがわかる。
実施例4 下地膜に0.05 μmのMoを使用し、磁性膜として
Ruをl0JX子%含有するFexN膜を実施例1と同
様に被着させた。FexN膜の被着時にアースを基準に
して一500〜Ovのバイアスを基板に印加した。結果
を第3表に示す、第3表からあきらかなように、−50
0〜−50Vのバイアスを基板に印加するとFexN膜
のHQ A rB r A / B sが増大し、Br
z/Bgは若干減少する。これらはFexN膜を垂直磁
気記録媒体にした時の周波数特性の向上に有利であると
考えられる。
第3表 以上述べた実施例から、平均最近接原子間距離が2.5
〜3.2人の金属、金属窒化物、金属酸化物を中間膜と
することにより中間膜上に形成されたFaxNllが垂
直酸化膜になるBsの上限値は高くなり、また、Bsを
一定の値にすると垂直磁化膜の特性が向上することがわ
かった。この中間膜の厚さは、再生出力から判断して0
.01〜0.1 μmがよいことがあきらかになった。
以上の実施例では、高周波スパッタ法で高透磁率磁性膜
、中間膜およびFexN膜を形成したが目的により蒸着
法、マグネトロンスパッタ、イオンビームスパッタ、C
VD法、電着法も使用できる。
また、1層の中間膜を使用した場合についての実施例の
みを示したが、目的により中間膜を2層にすることもで
きる。
薄膜形成基板としては1本発明に使用したガラス基板以
外にも、ポリエステルフィルム、ポリイミドフィルムな
どの有機ポリマーあるいはAQなどの金属板、薄帯など
が用いられる。また、基板は長尺状もしくは円板上とす
る必要に応じて任意の形状としてもよい。
その他、本明細書に特に記載していない事項(膜と基板
、膜間の密着性向上のための中間膜。
耐久性向上のための無機または有機保護膜、潤滑膜など
)については、既に知られている知見を適用しても差支
えない。
〔発明の効果〕
以上説明したことからあきらかなように1本発明による
中間膜を用いることにより、FexN膜が垂直磁化膜に
なるBsの範囲(すなわち、FexNのXの範囲)が広
くなるので、実用上の利点が大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の一実施例における中間膜の最近接原
子間距離とFexN膜が垂直磁化膜になるBsの上限値
との関係を示した説明図、第2図は1本発明の一実施例
における高透磁率膜、中間膜、l!化鉄の作製に用いた
高周波スパッタ装置の概略図、第3図は、中間膜厚と再
生出力との関係を示した説明図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、非磁性基板と、高透磁率磁性材料と、少なくとも1
    層の中間膜を介して被着された垂直磁気異方性を有する
    窒化鉄を主体とする薄膜磁性体とからなることを特徴と
    する垂直磁気記録媒体。 2、特許請求の範囲第1項に記載の垂直磁気記録媒体に
    おいて、前記中間膜の最近接原子間距離が2.5〜3.
    2Åで、中間膜の全厚が0.01〜0.1μmであるこ
    とを特徴とする垂直磁気記録媒体。 3、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の垂直磁
    気記録媒体において、前記中間膜がV、Ru、Zn、O
    s、Rh、Ir、Mo、W、Re、Pd、Pt、Nb、
    Ta、Sn、Al、Au、Ag、Tiおよびこれらの元
    素の窒化物、酸化物の中から選ばれた少なくとも一つを
    含むことを特徴とする垂直記録媒体。 4、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の垂直磁
    気記録媒体において、薄膜磁性体の膜厚が0.1〜1.
    0μm、窒素含有量が20〜32原子%、飽和磁化が2
    000〜10000Gの窒化鉄を主体とする垂直磁化膜
    であることを特徴とする垂直磁気記録媒体。 5、特許請求の範囲第1項または第2項に記載の垂直磁
    気記録媒体において、薄膜磁性体が鉄とともにCr、N
    i、Co、Bi、白金属元素、Zr、Ta、Nb、Al
    、Wの少なくとも一つを10原子%以下含むことを特徴
    とする垂直記録媒体。
JP23022784A 1984-11-02 1984-11-02 垂直磁気記録媒体 Pending JPS61110329A (ja)

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GB8526756A GB2167448B (en) 1984-11-02 1985-10-30 Perpendicular magnetic recording medium
DE19853538852 DE3538852A1 (de) 1984-11-02 1985-10-31 Senkrecht-magnet-aufzeichnungsmedium und verfahren zu seiner herstellung
US06/793,772 US4743491A (en) 1984-11-02 1985-11-01 Perpendicular magnetic recording medium and fabrication method therefor

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JP (1) JPS61110329A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6361410A (ja) * 1986-08-29 1988-03-17 Sanyo Electric Co Ltd 磁気記録媒体
JPS63253524A (ja) * 1987-04-10 1988-10-20 Fuji Photo Film Co Ltd 磁気記録媒体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6361410A (ja) * 1986-08-29 1988-03-17 Sanyo Electric Co Ltd 磁気記録媒体
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