JPS6110138A - 流体入りブツシユ - Google Patents
流体入りブツシユInfo
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- JPS6110138A JPS6110138A JP12967384A JP12967384A JPS6110138A JP S6110138 A JPS6110138 A JP S6110138A JP 12967384 A JP12967384 A JP 12967384A JP 12967384 A JP12967384 A JP 12967384A JP S6110138 A JPS6110138 A JP S6110138A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal fitting
- cylindrical metal
- stopper
- bushing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F13/00—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs
- F16F13/04—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper
- F16F13/06—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/08—Units comprising springs of the non-fluid type as well as vibration-dampers, shock-absorbers, or fluid springs comprising both a plastics spring and a damper, e.g. a friction damper the damper being a fluid damper, e.g. the plastics spring not forming a part of the wall of the fluid chamber of the damper the plastics spring forming at least a part of the wall of the fluid chamber of the damper
- F16F13/14—Units of the bushing type, i.e. loaded predominantly radially
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
技術分野
本発明は、流体入りブツシュの改良された構造に係り、
特に弾性部材の防振作用に加えて、非圧縮性流体の封入
による液圧減衰力を効果的に利用した、耐久性に優れた
流体入りブツシュに関するものである。
特に弾性部材の防振作用に加えて、非圧縮性流体の封入
による液圧減衰力を効果的に利用した、耐久性に優れた
流体入りブツシュに関するものである。
従来技術
従来より、自動車等の車体に対して差動装置や車輪等を
懸架するために、各種のアーム、ロンド。
懸架するために、各種のアーム、ロンド。
リンクなどの懸架部材が各種方向に揺動可能に取り付け
られており、そして該懸架部材の両端の枢着部には、一
般にそれぞれ振動の緩和などを目的としてサスペンショ
ンブツシュが組み込まれているのであり、また同様な目
的のブ・ノシュとして、エンジンと車体との間に介挿さ
れて、振動の伝達を抑制するようにしたエンジンマウン
トも、用いられている。
られており、そして該懸架部材の両端の枢着部には、一
般にそれぞれ振動の緩和などを目的としてサスペンショ
ンブツシュが組み込まれているのであり、また同様な目
的のブ・ノシュとして、エンジンと車体との間に介挿さ
れて、振動の伝達を抑制するようにしたエンジンマウン
トも、用いられている。
ところで、かかるサスペンションブツシュ、エンジンマ
ウントなどの、防振支持体としてのブツシュは、一般に
車両懸架などのために所定の枢軸が嵌挿せしめられる内
情金具と、これと同心的に配置される外筒金具との間に
、円環状のゴムスリーブが介挿せしめられた構造を有し
、該ゴムスリーブの変形によって振動を減衰せしめるよ
うになっているが、近年になって、かかるゴムスリーブ
を形成するゴム材料に特に高減衰係数を有するものを使
用するまでもなく、ブツシュの緩衝機能として好ましい
減衰を発生せしめるようにした複合ブツシュ3、換言す
れば流体入りブツシュが提案されるに至った。
ウントなどの、防振支持体としてのブツシュは、一般に
車両懸架などのために所定の枢軸が嵌挿せしめられる内
情金具と、これと同心的に配置される外筒金具との間に
、円環状のゴムスリーブが介挿せしめられた構造を有し
、該ゴムスリーブの変形によって振動を減衰せしめるよ
うになっているが、近年になって、かかるゴムスリーブ
を形成するゴム材料に特に高減衰係数を有するものを使
用するまでもなく、ブツシュの緩衝機能として好ましい
減衰を発生せしめるようにした複合ブツシュ3、換言す
れば流体入りブツシュが提案されるに至った。
すなわち、特公昭48−36151号公報、特公昭52
−16554号公報、特開昭56−164242号公報
などに明らかにされている如く、かかる複合ブツシュは
内筒金具と外筒金具との間に介挿されたゴムスリーブの
表面に複数の凹所を設け、該凹所と外筒金具内壁との間
に形成されるポケット部に所定の流体を充填せしめると
共に、それらポケット部がオリフィスを通じて連通せし
められた構造を有し、加振振動時において、一方のポケ
ット部内に充填された流体が該オリフィスを通じて他方
のポケット部内に流通する際に発生ずる抵抗により、良
好な減衰作用が発揮されるようになっているのである。
−16554号公報、特開昭56−164242号公報
などに明らかにされている如く、かかる複合ブツシュは
内筒金具と外筒金具との間に介挿されたゴムスリーブの
表面に複数の凹所を設け、該凹所と外筒金具内壁との間
に形成されるポケット部に所定の流体を充填せしめると
共に、それらポケット部がオリフィスを通じて連通せし
められた構造を有し、加振振動時において、一方のポケ
ット部内に充填された流体が該オリフィスを通じて他方
のポケット部内に流通する際に発生ずる抵抗により、良
好な減衰作用が発揮されるようになっているのである。
解決されるべき問題点
しかしながら、かかる従来の複合ブツシュ構造において
は、上記の如く流体がオリフィスを通過する時に惹起さ
れる抵抗(粘性抵抗)によって望ましい液圧減衰力を期
待することができるのであるが、該ブツシュの変形、換
言すれば内情金具と外筒金具との間に介挿せしめられる
ゴムスリーブの過大な変形を阻止することについては何
等の配慮もなされておらず、そのために外筒金具を介し
て加えられる荷重の大きさに応じて、かかるゴムスリー
ブが変形することになり、特に大荷重が作用した場合に
おいて、該ゴムスリーブが大変形(大きな歪)を受け、
そしてそのような大きな変形を繰り返し受けることによ
って、かかるゴムスリーブが損傷し、その耐久性が劣る
問題を内在しているのである。加えて、かかる複合ブツ
シュに大荷重が作用した場合において、その大荷重作用
部位に対して周方向の反対側の部位に位置するゴムスリ
ーブ部分が、そのような大荷重に対する大変形に追従し
得なくなり、そして外筒金具内壁面との間のシール機能
が低下することにより、ポケット部内に収容された流体
が外部に漏洩する問題も惹起されるおそれがあったので
ある。
は、上記の如く流体がオリフィスを通過する時に惹起さ
れる抵抗(粘性抵抗)によって望ましい液圧減衰力を期
待することができるのであるが、該ブツシュの変形、換
言すれば内情金具と外筒金具との間に介挿せしめられる
ゴムスリーブの過大な変形を阻止することについては何
等の配慮もなされておらず、そのために外筒金具を介し
て加えられる荷重の大きさに応じて、かかるゴムスリー
ブが変形することになり、特に大荷重が作用した場合に
おいて、該ゴムスリーブが大変形(大きな歪)を受け、
そしてそのような大きな変形を繰り返し受けることによ
って、かかるゴムスリーブが損傷し、その耐久性が劣る
問題を内在しているのである。加えて、かかる複合ブツ
シュに大荷重が作用した場合において、その大荷重作用
部位に対して周方向の反対側の部位に位置するゴムスリ
ーブ部分が、そのような大荷重に対する大変形に追従し
得なくなり、そして外筒金具内壁面との間のシール機能
が低下することにより、ポケット部内に収容された流体
が外部に漏洩する問題も惹起されるおそれがあったので
ある。
ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為さ
れたものであって、その主たる目的とするところは、流
体媒体を利用した、高減衰特性を有する流体入りブツシ
ュにおいて、その改良を図ることにある。
れたものであって、その主たる目的とするところは、流
体媒体を利用した、高減衰特性を有する流体入りブツシ
ュにおいて、その改良を図ることにある。
また、本発明の他の目的は、大荷重に対して過大に変形
しないようにして、その耐久性を著しく高め、またシー
ル効果をも高めた車両用の流体入すブソシュを提供する
ことにある。
しないようにして、その耐久性を著しく高め、またシー
ル効果をも高めた車両用の流体入すブソシュを提供する
ことにある。
解決手段
そして、これらの目的を達成するために、本発明にあっ
ては、同心的に配置された内筒金具と外筒金具との間に
円環状に弾性部材を介在せしめると共に、該弾性部材に
複数の、互いにオリフィスを介して連通せしめられる、
別個の凹所を設けて該外筒金具若しくは該外筒金臭及び
該内筒金具との間において複数のポケット部を画成せし
め、且つ該複数のポケット部に所定の非圧縮性流体を封
入することにより、かかる非圧縮性流体が前記オリフィ
スを通じて一方のポケット部から他方のポケット部に流
通する際に発生する抵抗にて、所望の減衰作用を発揮せ
しめるようにしたブツシュにおいて、前記ポケット部内
に突出せしめられる所定高さのストッパ部を有するリン
グ状のストッパ部材を設け、大荷重時に前記外筒金具を
該ストッパ部材に当接せしめることにより、前記弾性部
材の変形を規制するようにすると共に、該ストッパ部材
に、そのボス部を通るようにして、前記オリフィスを形
成せしめたのである。
ては、同心的に配置された内筒金具と外筒金具との間に
円環状に弾性部材を介在せしめると共に、該弾性部材に
複数の、互いにオリフィスを介して連通せしめられる、
別個の凹所を設けて該外筒金具若しくは該外筒金臭及び
該内筒金具との間において複数のポケット部を画成せし
め、且つ該複数のポケット部に所定の非圧縮性流体を封
入することにより、かかる非圧縮性流体が前記オリフィ
スを通じて一方のポケット部から他方のポケット部に流
通する際に発生する抵抗にて、所望の減衰作用を発揮せ
しめるようにしたブツシュにおいて、前記ポケット部内
に突出せしめられる所定高さのストッパ部を有するリン
グ状のストッパ部材を設け、大荷重時に前記外筒金具を
該ストッパ部材に当接せしめることにより、前記弾性部
材の変形を規制するようにすると共に、該ストッパ部材
に、そのボス部を通るようにして、前記オリフィスを形
成せしめたのである。
作用・効果
かくして、かくの如き本発明に従えば、ブツシュのそれ
ぞれの凹所(ポケット部)内には、内筒金具から外筒金
具側に向かって延びる所定高さのストッパ部が存在する
ところから、該外筒金具に所定の大きさの荷重が作用し
て弾性部材に所定の大きさの変形が惹起されると、該ス
トッパ部に外筒金具が当接するようになり、これによっ
てそれ以上の弾性部材の変形が阻止され、換言すれば大
きな荷重が作用しても、かかるストッパ部材のストッパ
部による規制によって、該弾性部材が所定量以上の変形
をするようなことがなく、それ故かかる弾性部材の大変
形に起因する損傷が効果的に抑制され得て、以てその耐
久性を著しく高め得ることとなったのである。
ぞれの凹所(ポケット部)内には、内筒金具から外筒金
具側に向かって延びる所定高さのストッパ部が存在する
ところから、該外筒金具に所定の大きさの荷重が作用し
て弾性部材に所定の大きさの変形が惹起されると、該ス
トッパ部に外筒金具が当接するようになり、これによっ
てそれ以上の弾性部材の変形が阻止され、換言すれば大
きな荷重が作用しても、かかるストッパ部材のストッパ
部による規制によって、該弾性部材が所定量以上の変形
をするようなことがなく、それ故かかる弾性部材の大変
形に起因する損傷が効果的に抑制され得て、以てその耐
久性を著しく高め得ることとなったのである。
しかも、このように、ストッパ部材のストッパ部によっ
て弾性部材の変形量が規制されることにより、荷重を受
ける側とは反対側の部位における弾性部材と外筒金具と
の間のシール効果も有効に確保しくMることとなり、以
てポケット部からの流体の漏洩の問題も実質的に生じる
ことがなくなったのである。
て弾性部材の変形量が規制されることにより、荷重を受
ける側とは反対側の部位における弾性部材と外筒金具と
の間のシール効果も有効に確保しくMることとなり、以
てポケット部からの流体の漏洩の問題も実質的に生じる
ことがなくなったのである。
また特に、本発明にあっては、内筒金具に取り付けられ
て、そのストッパ部がかかるポケット部内に配置せしめ
られるストッパ部材を利用して、内筒金具側に複数のポ
ケット部間を連通せしめるオリフィスが効果的に形成さ
れ得るのであり、以て各種の優れた利点を享受し得る。
て、そのストッパ部がかかるポケット部内に配置せしめ
られるストッパ部材を利用して、内筒金具側に複数のポ
ケット部間を連通せしめるオリフィスが効果的に形成さ
れ得るのであり、以て各種の優れた利点を享受し得る。
すなわち、それぞれの凹所(ポケット部)が、ストッパ
部材に設けられた貫通孔や該ストッパ部材の内周面に刻
設された溝によって、それらの底部を通じて連通せしめ
られ、しかもそのようにして形成される連通路がいずれ
も剛性部材に設けられるところから、ブツシュに加えら
れる外力によって、かかる連通路が変形されるおそれが
なく、それ故連通路が常に一定の形状を保持し得て、ブ
ツシュに求められる減衰性能が常時安定化される利点を
発揮し得るのであり、また製造工程中に侵入し、或いは
漏液等のために該凹所内に侵入する気泡があっても、そ
のような気泡によってオリフィス機能が急変し、振動に
対する減衰機能が不安定となる等の問題も、実質的に解
消され1専るのである。
部材に設けられた貫通孔や該ストッパ部材の内周面に刻
設された溝によって、それらの底部を通じて連通せしめ
られ、しかもそのようにして形成される連通路がいずれ
も剛性部材に設けられるところから、ブツシュに加えら
れる外力によって、かかる連通路が変形されるおそれが
なく、それ故連通路が常に一定の形状を保持し得て、ブ
ツシュに求められる減衰性能が常時安定化される利点を
発揮し得るのであり、また製造工程中に侵入し、或いは
漏液等のために該凹所内に侵入する気泡があっても、そ
のような気泡によってオリフィス機能が急変し、振動に
対する減衰機能が不安定となる等の問題も、実質的に解
消され1専るのである。
しかも、このようにストッパ部材にオリフィスを設ける
ようにすることによって、かかるオリフィスはそれによ
って連結されるポケット部間において直線的に配設せし
められることも可能となり、以てそれによる減衰係数を
高めることができることとなるのであり、また内情金具
の外表面に周溝を切ってオリフィスを形成せしめるもの
ではないところから、かかる内筒金具の座屈強度(軸力
向)の低下が阻止され得ることは勿論、オリフィスの開
口部をストッパ部材のストッパ部の上面に設ける必要が
ないために、かかるストッパ部の当たり面積を大きくす
ることができ、これによって大荷重に対しても、その耐
久性を良好に確保することができるのである。
ようにすることによって、かかるオリフィスはそれによ
って連結されるポケット部間において直線的に配設せし
められることも可能となり、以てそれによる減衰係数を
高めることができることとなるのであり、また内情金具
の外表面に周溝を切ってオリフィスを形成せしめるもの
ではないところから、かかる内筒金具の座屈強度(軸力
向)の低下が阻止され得ることは勿論、オリフィスの開
口部をストッパ部材のストッパ部の上面に設ける必要が
ないために、かかるストッパ部の当たり面積を大きくす
ることができ、これによって大荷重に対しても、その耐
久性を良好に確保することができるのである。
実施例
以下、本発明を更に具体的に明らかにするために、本発
明の実施例を図面に基づいて詳細に説明することとする
。
明の実施例を図面に基づいて詳細に説明することとする
。
先ず、第1図〜第8図には、サスペンションアームのサ
スペンションブツシュに本発明を通用したものの一例が
示されており、その中で第1図及び第2図にはそのよう
なサスペンションブツシュの全体的構成が示され、また
第3図及び第4図にはそのようなブツシュを構成するブ
ツシュ単体の一例が、更に第5図〜第7図にシよそのよ
うなブツシュ単体を構成するストッパ部材を内筒金具に
取り付けた例が、更にまた第8図にはブツシュ単体が嵌
挿せしめられる外筒金具が、それぞれ示されている。
スペンションブツシュに本発明を通用したものの一例が
示されており、その中で第1図及び第2図にはそのよう
なサスペンションブツシュの全体的構成が示され、また
第3図及び第4図にはそのようなブツシュを構成するブ
ツシュ単体の一例が、更に第5図〜第7図にシよそのよ
うなブツシュ単体を構成するストッパ部材を内筒金具に
取り付けた例が、更にまた第8図にはブツシュ単体が嵌
挿せしめられる外筒金具が、それぞれ示されている。
それらの図において、特に第1図及び第2図において、
2は、本発明の一実施例たるサスペンションブツシュで
あり、その最内側に、車体やアクスルハウジング等に固
定された一対のブラケットに支承される枢軸が嵌挿せし
められる、比較的厚肉の円筒金具4が、配置されている
。そして、かかる内筒金具4の中央部分に、対称的な凸
部を有するリング状の金属製ストッパ部材6が圧入せし
められ、且つ該内筒金具4から外側に、ゴムスリーブ(
弾性部材)8及び窓付きの金属スリーブ(剛性部材)】
0がそれぞれ相接して同心的に配設されたブツシュ単体
12と、その外側において所定厚さのゴム層14を内面
に設けた外筒金具16とによって、前記サスペンション
ブツシュ2が構成されている。
2は、本発明の一実施例たるサスペンションブツシュで
あり、その最内側に、車体やアクスルハウジング等に固
定された一対のブラケットに支承される枢軸が嵌挿せし
められる、比較的厚肉の円筒金具4が、配置されている
。そして、かかる内筒金具4の中央部分に、対称的な凸
部を有するリング状の金属製ストッパ部材6が圧入せし
められ、且つ該内筒金具4から外側に、ゴムスリーブ(
弾性部材)8及び窓付きの金属スリーブ(剛性部材)】
0がそれぞれ相接して同心的に配設されたブツシュ単体
12と、その外側において所定厚さのゴム層14を内面
に設けた外筒金具16とによって、前記サスペンション
ブツシュ2が構成されている。
より具体的には、第3図及び第4図に示される如く、ゴ
ムスリーブ8は全体として円環状を呈しており、且つそ
の外周面の対応する位置において、切り欠いた形状の、
周方向に延びる対称的な二つの凹所18を備え、そして
この凹所18の開口部に対応する窓部20を設けた、比
較的薄肉の金属スリーブ10が、ゴムスリーブ8の外周
面に固着されている。
ムスリーブ8は全体として円環状を呈しており、且つそ
の外周面の対応する位置において、切り欠いた形状の、
周方向に延びる対称的な二つの凹所18を備え、そして
この凹所18の開口部に対応する窓部20を設けた、比
較的薄肉の金属スリーブ10が、ゴムスリーブ8の外周
面に固着されている。
また、内筒金具4に外挿されて、その外周面に圧入、固
定せしめられるストッパ部材6は、第5図〜第7図に示
されるように、円形孔を有する矩形断面形状のボス部2
2とこの矩形断面形状の対応する辺からそれぞれ外方に
突出した、厚肉のストッパ部24.24から構成される
、リング状乃至は筒状形状を為し、そしてこのストッパ
部材6の円形孔内に内筒金具4が圧入されて、固定せし
められる一方、該ストッパ部材6のストッパ部24が、
前記ゴムスリーブ8の凹所18内に位置して、外筒金具
16に向かって延びるように配置せしめられて、該凹所
18内において所定の高さを有する突出部となっている
。
定せしめられるストッパ部材6は、第5図〜第7図に示
されるように、円形孔を有する矩形断面形状のボス部2
2とこの矩形断面形状の対応する辺からそれぞれ外方に
突出した、厚肉のストッパ部24.24から構成される
、リング状乃至は筒状形状を為し、そしてこのストッパ
部材6の円形孔内に内筒金具4が圧入されて、固定せし
められる一方、該ストッパ部材6のストッパ部24が、
前記ゴムスリーブ8の凹所18内に位置して、外筒金具
16に向かって延びるように配置せしめられて、該凹所
18内において所定の高さを有する突出部となっている
。
さらに、このストッパ部材6のボス部22には、二つの
ストッパ部24.24の両側部において直線的に延び、
且つそれらストッパ部24の基部に開口するストレート
な貫通孔からなるオリフィス2’6.26がそれぞれ設
けられている(第6図参照)。そして、このオリフィス
26が、ゴムブロック8内に対応して設けられた二つの
凹所18゜18を互いに連通せしめているのである。な
お、かかるストッパ部材6のストッパ部24の円弧状の
外周面、即ち外筒金具16の内面に対向する側の面には
、第1.2.4図に示されるように、その全面にわたっ
て、所定厚さのゴム層28が形成されており、また、二
つの凹所18,18内に位置せしめられたストッパ部材
6のストッパ部24の周囲には、連続した空間が存在せ
しめられるようになっている。
ストッパ部24.24の両側部において直線的に延び、
且つそれらストッパ部24の基部に開口するストレート
な貫通孔からなるオリフィス2’6.26がそれぞれ設
けられている(第6図参照)。そして、このオリフィス
26が、ゴムブロック8内に対応して設けられた二つの
凹所18゜18を互いに連通せしめているのである。な
お、かかるストッパ部材6のストッパ部24の円弧状の
外周面、即ち外筒金具16の内面に対向する側の面には
、第1.2.4図に示されるように、その全面にわたっ
て、所定厚さのゴム層28が形成されており、また、二
つの凹所18,18内に位置せしめられたストッパ部材
6のストッパ部24の周囲には、連続した空間が存在せ
しめられるようになっている。
一方、かくの如きブツシュ単体12が嵌挿せしめられる
外筒金具16には、第8図に示されるように、弾性材料
としてのゴムからなる所定厚さのゴム層14が、その内
面の略全面に渡って形成されている。
外筒金具16には、第8図に示されるように、弾性材料
としてのゴムからなる所定厚さのゴム層14が、その内
面の略全面に渡って形成されている。
そして、かかる第8図の如きゴムff114を内面に有
する外筒金具16に対して、予め予備圧縮されて、第4
図の如き状態とされたブツシュ単体12が嵌挿せしめら
れ、以てこの嵌挿せしめられる外筒金具16の内壁とゴ
ムスリーブ8の凹所18と、場合により内筒金具4の外
周面とによって、第1図及び第2図に示される如く、そ
れぞれ別個のポケット部30.30が画成せしめられ、
そしてこうして形成されるポケット部30内には、それ
ぞれ所定の非圧縮性流体32が封入されるのである。ま
た、外筒金具16の内面のゴムN14は、ゴムスリーブ
8の外周面を覆うように加硫接着等によって固着された
金属スリーブ10と外筒金具16との間に位置して、そ
れらの間を液密と成し、以てポケット部30に封入され
る所定の流体32が漏れるのを防止するようになってい
る。
する外筒金具16に対して、予め予備圧縮されて、第4
図の如き状態とされたブツシュ単体12が嵌挿せしめら
れ、以てこの嵌挿せしめられる外筒金具16の内壁とゴ
ムスリーブ8の凹所18と、場合により内筒金具4の外
周面とによって、第1図及び第2図に示される如く、そ
れぞれ別個のポケット部30.30が画成せしめられ、
そしてこうして形成されるポケット部30内には、それ
ぞれ所定の非圧縮性流体32が封入されるのである。ま
た、外筒金具16の内面のゴムN14は、ゴムスリーブ
8の外周面を覆うように加硫接着等によって固着された
金属スリーブ10と外筒金具16との間に位置して、そ
れらの間を液密と成し、以てポケット部30に封入され
る所定の流体32が漏れるのを防止するようになってい
る。
ところで、かくの如きサスペンションブツシュ2は、例
えば、次の如き工程に従って製作されることとなる。
えば、次の如き工程に従って製作されることとなる。
まず、第3図及び第4図に示される如きブ・ノシュ単体
12を製作するに際しては、所定のスト・ツバ部材6の
円形孔内に内筒金具4を圧入、固定せしめてなるものと
、所定位置に窓部20を開口せしめた金属スリーブ10
を所定の金型内に同心的にセットして、それらの間隙内
にゴム材料を注入して加硫成形することにより、上記内
筒金具4やスリーブ10を加硫接着すると共に、ゴムス
リーブ8を同時に加硫成形するのである。この際、スト
ッパ部材6のオリフィス26内にゴム材料が侵入しない
ようにされると共に、かかるストッパ部材6のストッパ
部24の周囲に凹所18が形成され、しかも該凹所18
の複数がゴムスリーブ8の外周面に開口するような構造
とされる。
12を製作するに際しては、所定のスト・ツバ部材6の
円形孔内に内筒金具4を圧入、固定せしめてなるものと
、所定位置に窓部20を開口せしめた金属スリーブ10
を所定の金型内に同心的にセットして、それらの間隙内
にゴム材料を注入して加硫成形することにより、上記内
筒金具4やスリーブ10を加硫接着すると共に、ゴムス
リーブ8を同時に加硫成形するのである。この際、スト
ッパ部材6のオリフィス26内にゴム材料が侵入しない
ようにされると共に、かかるストッパ部材6のストッパ
部24の周囲に凹所18が形成され、しかも該凹所18
の複数がゴムスリーブ8の外周面に開口するような構造
とされる。
そして、このようにして形成されたブツシュ単体12に
対して、その外周面に位置する金属スリーブ10を介し
て、通常のダイスによる絞り操作やへ方絞り操作等によ
って、径方向の内方への圧縮変形、ずなわら縮(茎が施
されて、所定の外径とされる。このようなゴムスリーブ
8に対する外側からの予備圧縮によって、該ゴムスリー
ブ8の耐久性が向上せしめられることとなる。
対して、その外周面に位置する金属スリーブ10を介し
て、通常のダイスによる絞り操作やへ方絞り操作等によ
って、径方向の内方への圧縮変形、ずなわら縮(茎が施
されて、所定の外径とされる。このようなゴムスリーブ
8に対する外側からの予備圧縮によって、該ゴムスリー
ブ8の耐久性が向上せしめられることとなる。
一方、同様な加硫成形操作によって、外筒金具16の内
面の略全面に所定厚さのゴム層14が一体的に形成せし
められる。
面の略全面に所定厚さのゴム層14が一体的に形成せし
められる。
次いで、水、アルキレングリコール、ポリアルキレンゲ
リコール、シリコーン油や低分子量重合体などの非圧縮
性流体32を収容した液槽内において、ブツシュ単体1
2を外筒金具16内に嵌挿せしめる。この嵌挿操作によ
って、ブツシュ単体12における凹所18と外筒金具1
6の内周面とによって形成されるポケット部30内に、
かかる流体32が容易且つ効果的に封入せしめられる。
リコール、シリコーン油や低分子量重合体などの非圧縮
性流体32を収容した液槽内において、ブツシュ単体1
2を外筒金具16内に嵌挿せしめる。この嵌挿操作によ
って、ブツシュ単体12における凹所18と外筒金具1
6の内周面とによって形成されるポケット部30内に、
かかる流体32が容易且つ効果的に封入せしめられる。
そして、このようにして得られる嵌挿物を、そのままか
かる流体32中に保持して、或いはそれをかかる液槽か
ら取り出して大気中において、その外筒金具16に対し
て絞り操作を加え、スリーブ10と外筒金具16との間
に介在させられるゴム層14に対して圧縮を加えること
により、それらの間のシールが完全なものとされ、かく
してそれぞれのポケット部30内に非圧縮性流体32が
完全に充填されて、第1図及び第2図に示される如き所
望のサスペンションブツシュ2が完成されるのである。
かる流体32中に保持して、或いはそれをかかる液槽か
ら取り出して大気中において、その外筒金具16に対し
て絞り操作を加え、スリーブ10と外筒金具16との間
に介在させられるゴム層14に対して圧縮を加えること
により、それらの間のシールが完全なものとされ、かく
してそれぞれのポケット部30内に非圧縮性流体32が
完全に充填されて、第1図及び第2図に示される如き所
望のサスペンションブツシュ2が完成されるのである。
したがって、かかる構造のサスペンションブツシュ2に
あっては、二つの凹所18,18内にそれぞれストッパ
部材6の突出部にて構成される所定高さのストッパ部2
4が存在することとなり、それ故外筒金具16が大きな
荷重を受けても、ゴムスリーブ8は、所定の変形をした
後は、それ以上の大きな変形を受けることはないのであ
る。けだし、ゴムスリーブ8が大きく変形するようにな
ると、ストッパ部材6のストッパ部24が外筒金具16
に当接するようになり、それ以上の変形が阻止されるか
らである。それ故、かかるゴムスリーブ8が大きな変形
を受けるようなことがないところから、その耐久性は一
段と向上されることとなったのである。加えて、大荷重
を受けても大きな変形が惹起されないところから、かか
る大荷重を受ける側とは反対側に位置するゴムスリーブ
8部分も大きく変形せず、それ故かかるゴムスリーブ8
と外筒金具16との間におけるシールも良好に維持され
得て、ポケット部30からの流体32の漏洩も、効果的
に阻止され得るのである。
あっては、二つの凹所18,18内にそれぞれストッパ
部材6の突出部にて構成される所定高さのストッパ部2
4が存在することとなり、それ故外筒金具16が大きな
荷重を受けても、ゴムスリーブ8は、所定の変形をした
後は、それ以上の大きな変形を受けることはないのであ
る。けだし、ゴムスリーブ8が大きく変形するようにな
ると、ストッパ部材6のストッパ部24が外筒金具16
に当接するようになり、それ以上の変形が阻止されるか
らである。それ故、かかるゴムスリーブ8が大きな変形
を受けるようなことがないところから、その耐久性は一
段と向上されることとなったのである。加えて、大荷重
を受けても大きな変形が惹起されないところから、かか
る大荷重を受ける側とは反対側に位置するゴムスリーブ
8部分も大きく変形せず、それ故かかるゴムスリーブ8
と外筒金具16との間におけるシールも良好に維持され
得て、ポケット部30からの流体32の漏洩も、効果的
に阻止され得るのである。
また、上例の構造のブツシュ2にあっては、二つのポケ
ット部30.30を連通せしめるオリフィス(連通路)
は、ストッパ部材6のボス部22を利用して、それを貫
通する貫通孔として形成されることとなるため、その形
状が常に一定に保たれ、換言すれば流体通路の断面積が
不変に維持されることとなるので、該ブツシュ2に加え
られる外力に対抗する流動抵抗も一定となり、それ故加
振振動に対する減衰性能も安定化され、所望の減衰機能
が永続的に得られるのである。そして、そのようなオリ
フィス26が、ストッパ部材そのものに設けられるもの
であるところから、かがるストッパ部材6が、それ本来
のスト、パ機能と共に、同時にオリフィス機能をも為す
部材として利用されるものであるところから、その構造
も著しく簡略化され得ることとなったのである。
ット部30.30を連通せしめるオリフィス(連通路)
は、ストッパ部材6のボス部22を利用して、それを貫
通する貫通孔として形成されることとなるため、その形
状が常に一定に保たれ、換言すれば流体通路の断面積が
不変に維持されることとなるので、該ブツシュ2に加え
られる外力に対抗する流動抵抗も一定となり、それ故加
振振動に対する減衰性能も安定化され、所望の減衰機能
が永続的に得られるのである。そして、そのようなオリ
フィス26が、ストッパ部材そのものに設けられるもの
であるところから、かがるストッパ部材6が、それ本来
のスト、パ機能と共に、同時にオリフィス機能をも為す
部材として利用されるものであるところから、その構造
も著しく簡略化され得ることとなったのである。
しかも、かかるストッパ部材6に設けられたオリフィス
26は、ストレート状を為し、二つのポケット部30.
30間を直線的に接続するものであるところから、それ
を通過する非圧縮性流体32の流動抵抗による減衰係数
を効果的に高めることができ、また円筒金具4にはオリ
フィス形成のための溝が設けられるものでないところか
ら、かかる円筒金具4の座屈強度(軸方向)を何等損な
うことはないのであり、またオリフィス26のポケット
部30に対する開口がストッパ部24の基部に設けられ
て、その外筒金具16との当接面(上面)には設けられ
ていないところから、ストッパ部24の当たり面積を太
き(することができ、これによって大荷重に対しても、
その耐久性を良好に確保し得るのである。
26は、ストレート状を為し、二つのポケット部30.
30間を直線的に接続するものであるところから、それ
を通過する非圧縮性流体32の流動抵抗による減衰係数
を効果的に高めることができ、また円筒金具4にはオリ
フィス形成のための溝が設けられるものでないところか
ら、かかる円筒金具4の座屈強度(軸方向)を何等損な
うことはないのであり、またオリフィス26のポケット
部30に対する開口がストッパ部24の基部に設けられ
て、その外筒金具16との当接面(上面)には設けられ
ていないところから、ストッパ部24の当たり面積を太
き(することができ、これによって大荷重に対しても、
その耐久性を良好に確保し得るのである。
また、上例の構造に従えば、ストッパ部材6の外筒金具
16に対する当接面には、所定のゴム層28が形成され
ているところから、かがるストッパ部材6が外筒金具1
6に当接しても、その衝撃を緩和する効果があり、しか
も外筒金具16の内面にゴム層14が更に形成されるこ
とにより、大荷重を繰り返し受けた時に、スト、7バ部
のゴム(28)の損傷を少なく為し得、ストッパ効果を
長期にわたって保持し得る効果があるのであり、加えて
外筒金具16側のゴム層14は、かかる外筒金具16内
面の防錆にも役立つのである。なお、ストッパ部24の
周囲に形成された連続空間は、外筒金具16と該ストッ
パ部24との接触により、ポケット部30が二分され、
密閉されないようにするものであり、これによってポケ
ット部30内の圧力上昇を抑制するようになっている。
16に対する当接面には、所定のゴム層28が形成され
ているところから、かがるストッパ部材6が外筒金具1
6に当接しても、その衝撃を緩和する効果があり、しか
も外筒金具16の内面にゴム層14が更に形成されるこ
とにより、大荷重を繰り返し受けた時に、スト、7バ部
のゴム(28)の損傷を少なく為し得、ストッパ効果を
長期にわたって保持し得る効果があるのであり、加えて
外筒金具16側のゴム層14は、かかる外筒金具16内
面の防錆にも役立つのである。なお、ストッパ部24の
周囲に形成された連続空間は、外筒金具16と該ストッ
パ部24との接触により、ポケット部30が二分され、
密閉されないようにするものであり、これによってポケ
ット部30内の圧力上昇を抑制するようになっている。
さらに、上例の構造のサスペンションブツシュ2にあっ
ては、二つの凹所18を連通せしめるオリフィス26が
内筒金具4側に設けられて、それぞれ開口せしめられて
いるので、流体32中に深く位置するようになり、それ
故たとえブツシュ製作中に、ポケット部30内に気体が
侵入したり、プンシュ使用中に流体が漏れて気体が侵入
したり、或いは気体が発生したりしても、そのような気
体は凹所18の外周部、即ち外筒金具16側に滞溜する
ようになるため、扇のカナメに相当するオリフィス26
に気泡が流入する虞は殆どないのである。それ故、従来
のブツシュ構造において問題となる、ポケット部の連通
路に流体と共に気泡が流入して、オリフィス機能が急変
し、その減衰特性が著しく不安定となる問題は、良好に
解消せしめられる。なお、下方に位置するポケット部3
0に気泡が侵入しても、そのような気泡はオリフィス2
6を通って上方のポケット部30に集まるようになるの
で、そのような下方のポケット部30に侵入した気泡が
問題となることはない。
ては、二つの凹所18を連通せしめるオリフィス26が
内筒金具4側に設けられて、それぞれ開口せしめられて
いるので、流体32中に深く位置するようになり、それ
故たとえブツシュ製作中に、ポケット部30内に気体が
侵入したり、プンシュ使用中に流体が漏れて気体が侵入
したり、或いは気体が発生したりしても、そのような気
体は凹所18の外周部、即ち外筒金具16側に滞溜する
ようになるため、扇のカナメに相当するオリフィス26
に気泡が流入する虞は殆どないのである。それ故、従来
のブツシュ構造において問題となる、ポケット部の連通
路に流体と共に気泡が流入して、オリフィス機能が急変
し、その減衰特性が著しく不安定となる問題は、良好に
解消せしめられる。なお、下方に位置するポケット部3
0に気泡が侵入しても、そのような気泡はオリフィス2
6を通って上方のポケット部30に集まるようになるの
で、そのような下方のポケット部30に侵入した気泡が
問題となることはない。
その他、上例の如き構造の採用により、ゴムスリーブ8
に対して予備圧縮が効果的に施し得る利点があり、それ
によってゴムスリーブ8の耐久性が効果的に向上−せし
められ得るのであり、また外筒金具16と金属スリーブ
10との間にゴム層14が介在せしめられているところ
から、ポケット部30内に充填された流体32がそれら
の隙間から帰れることが効果的に阻止される他、ボケソ
ト部30内への流体32の充填操作が極めて簡単且つ容
易に行われ得て、ブツシュの組立て乃至は組付は作業性
が著しく改善され、その量産化も容易となる等の各種の
利点乃至は効果を享受し得るのである。
に対して予備圧縮が効果的に施し得る利点があり、それ
によってゴムスリーブ8の耐久性が効果的に向上−せし
められ得るのであり、また外筒金具16と金属スリーブ
10との間にゴム層14が介在せしめられているところ
から、ポケット部30内に充填された流体32がそれら
の隙間から帰れることが効果的に阻止される他、ボケソ
ト部30内への流体32の充填操作が極めて簡単且つ容
易に行われ得て、ブツシュの組立て乃至は組付は作業性
が著しく改善され、その量産化も容易となる等の各種の
利点乃至は効果を享受し得るのである。
なお、上記の実施例においては、ゴムスリーブ8の外周
面に金属製のスリーブ10を設けて、その外径の縮径を
効果的に為し得るようにし、且つ外筒金具16への嵌入
を容易にしたのであるが、本発明は何等これに限定され
るものではなく、外側の゛玄す−ブ10を備えないブツ
シュ構造も採用可能である。
面に金属製のスリーブ10を設けて、その外径の縮径を
効果的に為し得るようにし、且つ外筒金具16への嵌入
を容易にしたのであるが、本発明は何等これに限定され
るものではなく、外側の゛玄す−ブ10を備えないブツ
シュ構造も採用可能である。
また、ストッパ部材の形状やそれに設けられるオリフィ
ス等にあっても、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおい
て、各種の変形された態様が採用され得るものであって
、例えばその−例が第9図及び第10図に示されている
。すなわち、第9図においては、オリフィス26が内筒
金具4の外表面を一部削るような状態において、ボス部
22を貫通するように設けられており、また第10図に
おいては、ストッパ部材6が丸みのついた略矩形の断面
形状を有する筒状体とされると共に、そのようなストッ
パ部材6の孔内面に形成された周溝34と、それに連結
されたストッパ部24を半径方向に貫通する孔36によ
って、オリフィスが形成されている。これらのオリフィ
ス構造にあっても、それがストッパ部材6に実質的に形
成されている以上、採用することが可能である。
ス等にあっても、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおい
て、各種の変形された態様が採用され得るものであって
、例えばその−例が第9図及び第10図に示されている
。すなわち、第9図においては、オリフィス26が内筒
金具4の外表面を一部削るような状態において、ボス部
22を貫通するように設けられており、また第10図に
おいては、ストッパ部材6が丸みのついた略矩形の断面
形状を有する筒状体とされると共に、そのようなストッ
パ部材6の孔内面に形成された周溝34と、それに連結
されたストッパ部24を半径方向に貫通する孔36によ
って、オリフィスが形成されている。これらのオリフィ
ス構造にあっても、それがストッパ部材6に実質的に形
成されている以上、採用することが可能である。
さらに、例示の具体例では、外筒金具16の内面にゴム
層14を設けて、外側剛性部月としてのスリーブ10と
の間におけるシール性を向」二せしめた例が示されてい
るが、このようなゴム層14がなくても、本発明の目的
は達成可能であり、またゴムFit14に代えて、他の
適当なシール手段を用いることも可能である。
層14を設けて、外側剛性部月としてのスリーブ10と
の間におけるシール性を向」二せしめた例が示されてい
るが、このようなゴム層14がなくても、本発明の目的
は達成可能であり、またゴムFit14に代えて、他の
適当なシール手段を用いることも可能である。
その他、本発明には、その趣旨を逸脱しない限りにおい
て、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正等を加
えることが可能である。
て、当業者の知識に基づいて種々なる変更、修正等を加
えることが可能である。
第1図は、本発明の一実施例に係るサスペンションブツ
シュの横断面図であり、第2図は、第1図における■−
■断面図である。第3図は、第1図のサスペンションブ
ツシュを構成するブツシュ単体の側面図であり、第4図
はそのようなブツシュ単体の第2図に対応する断面図で
あり、第5図はストッパ部材に内筒金臭を圧入、固定せ
しめてなる組付体の縦断面図であり、第6図は第5図に
おけるVl−Vl断面図であり、第7図は第6図におけ
る■−■断面図であり、更に第8図は外筒金具の縦断面
図である。また、第9図及び第10図はそれぞれ本発明
の他の実施例を示す第1図に相当する断面図である。 2:サスペンションブツシュ 4:内筒金具 6:ストソパ部材8:ゴムスリー
ブ 10:金属スリーブ12:ブツシュ単体 工4:
ゴム層 16:外筒金具 18:凹所 20:窓部 22:ボス部 24:ストソバ部 26:オリフイス28:ゴム層
30:ボケソト部32:非圧縮性流体 34:円
満 36:孔
シュの横断面図であり、第2図は、第1図における■−
■断面図である。第3図は、第1図のサスペンションブ
ツシュを構成するブツシュ単体の側面図であり、第4図
はそのようなブツシュ単体の第2図に対応する断面図で
あり、第5図はストッパ部材に内筒金臭を圧入、固定せ
しめてなる組付体の縦断面図であり、第6図は第5図に
おけるVl−Vl断面図であり、第7図は第6図におけ
る■−■断面図であり、更に第8図は外筒金具の縦断面
図である。また、第9図及び第10図はそれぞれ本発明
の他の実施例を示す第1図に相当する断面図である。 2:サスペンションブツシュ 4:内筒金具 6:ストソパ部材8:ゴムスリー
ブ 10:金属スリーブ12:ブツシュ単体 工4:
ゴム層 16:外筒金具 18:凹所 20:窓部 22:ボス部 24:ストソバ部 26:オリフイス28:ゴム層
30:ボケソト部32:非圧縮性流体 34:円
満 36:孔
Claims (8)
- (1)同心的に配置された内筒金具と外筒金具との間に
円環状の弾性部材を介在せしめると共に、該弾性部材に
複数の、互いにオリフィスを介して連通せしめられる、
別個の凹所を設けて、該外筒金具若しくは該外筒金具及
び該内筒金具との間において複数のポケット部を画成せ
しめ、且つ該複数のポケット部に所定の非圧縮性流体を
封入することにより、かかる非圧縮性流体が前記オリフ
ィスを通じて一方のポケット部から他方のポケット部に
流通する際に発生する抵抗にて、所望の減衰作用を発揮
せしめるようにしたブッシュにおいて、 前記ポケット部内に突出せしめられる所定高さのストッ
パ部を有するリング状のストッパ部材を設け、大荷重時
に前記外筒金具を該ストッパ部材に当接せしめることに
より、前記弾性部材の変形を規制するようにすると共に
、該ストッパ部材に、そのボス部を通るようにして、前
記オリフィスを形成せしめたことを特徴とする流体入り
ブッシュ。 - (2)前記ストッパ部材が、前記複数のポケット部の形
成部位においてそれぞれ厚肉部となる、剛性材料からな
る筒状部材にて形成され、該筒状部材の中空孔内に前記
内筒金具が圧入せしめられることにより、該内筒金具に
対して固定される特許請求の範囲第1項記載のブッシュ
。 - (3)前記オリフィスが、前記ストッパ部材のボス部を
貫通する直線的な貫通孔によって形成されている特許請
求の範囲第1項又は第2項記載のブッシュ。 - (4)前記弾性部材の外周面に開口する各凹所の開口部
を覆蓋しないように、かかる外周面に筒状の外側剛性部
材を配設せしめ、該外側剛性部材を介して前記外筒金具
に嵌挿せしめられる特許請求の範囲第1項乃至第3項の
何れかに記載のブッシュ。 - (5)前記外筒金具が、その軸心方向の両端部において
、前記外側剛性部材にカシメづけられている特許請求の
範囲第4項記載のブッシュ。 - (6)前記ストッパ部材が、前記外筒金具と対向する面
に、弾性材料からなる所定厚さの弾性層を有し、該弾性
層を介して該外筒金具と当接するようにされている特許
請求の範囲第1項乃至第5項の何れかに記載のブッシュ
。 - (7)前記外筒金具が、その内面に、弾性材料からなる
所定厚さの弾性層を有し、該弾性層を介して前記外側剛
性部材の外周面に密接させられている特許請求の範囲第
4項乃至第6項の何れかに記載のブッシュ。 - (8)前記ストッパ部材が前記ポケット部内に突出し、
その周囲に連続した空間が形成されている特許請求の範
囲第1項乃至第7項の何れかに記載のブッシュ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12967384A JPS6110138A (ja) | 1984-06-23 | 1984-06-23 | 流体入りブツシユ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12967384A JPS6110138A (ja) | 1984-06-23 | 1984-06-23 | 流体入りブツシユ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6110138A true JPS6110138A (ja) | 1986-01-17 |
JPH0227536B2 JPH0227536B2 (ja) | 1990-06-18 |
Family
ID=15015328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12967384A Granted JPS6110138A (ja) | 1984-06-23 | 1984-06-23 | 流体入りブツシユ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6110138A (ja) |
Cited By (7)
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---|---|---|---|---|
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US4749174A (en) * | 1986-06-30 | 1988-06-07 | Tokai Rubber Industries, Ltd. | Fluid-filled resilient bushing having damping means within fluid chambers |
JPS63254241A (ja) * | 1987-04-04 | 1988-10-20 | カール・フロイデンベルク | 筒形ゴムばね |
FR2626947A1 (fr) * | 1988-02-08 | 1989-08-11 | Tokai Rubber Ind Ltd | Manchonnage elastique a remplissage de fluide comportant un corps elastique pre-comprime radialement vers l'interieur |
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JP2014194255A (ja) * | 2013-03-29 | 2014-10-09 | Railway Technical Research Institute | 弾性体ブッシュ及び軸箱支持装置 |
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-
1984
- 1984-06-23 JP JP12967384A patent/JPS6110138A/ja active Granted
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---|---|
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