JPS6071670A - 陰極線管用フイルミング乳剤 - Google Patents
陰極線管用フイルミング乳剤Info
- Publication number
- JPS6071670A JPS6071670A JP17790183A JP17790183A JPS6071670A JP S6071670 A JPS6071670 A JP S6071670A JP 17790183 A JP17790183 A JP 17790183A JP 17790183 A JP17790183 A JP 17790183A JP S6071670 A JPS6071670 A JP S6071670A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- emulsion
- methacrylate
- film
- aluminum
- cathode ray
- Prior art date
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- Granted
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- Paints Or Removers (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
- Cathode-Ray Tubes And Fluorescent Screens For Display (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、陰極線管、例えばカラー受像管の製造工程に
おいて、パネル内面にけい光体層を形成した後、金属反
射膜を形成する際の下地として使用される有機フィルム
の形成に用いるフィルミング乳剤の組成に関するもので
ある。
おいて、パネル内面にけい光体層を形成した後、金属反
射膜を形成する際の下地として使用される有機フィルム
の形成に用いるフィルミング乳剤の組成に関するもので
ある。
一般にカラー受像管のけい光面を形成する場合には、パ
ネル内面に緑、青、赤の3色のけい光体からなるけい光
体層を形成した後、アルミニウムを蒸着して反射膜を形
成するが、この反射膜を平滑で反射率の高いものとする
ために、アルミニラをアクリル樹脂フィルムで被覆して
平滑にする工程であシ、その方法にはラッカー法とエマ
ルジョン法とがある。本発明はこのエマルジョン法に関
する。
ネル内面に緑、青、赤の3色のけい光体からなるけい光
体層を形成した後、アルミニウムを蒸着して反射膜を形
成するが、この反射膜を平滑で反射率の高いものとする
ために、アルミニラをアクリル樹脂フィルムで被覆して
平滑にする工程であシ、その方法にはラッカー法とエマ
ルジョン法とがある。本発明はこのエマルジョン法に関
する。
一般に、従来エマルジョン法で使用されているアクリル
エマルジョンは、米国Rohm & )Iass社のR
ophlex B −74hるいは日本アクリル社製プ
ライマルB−74であシ、その内容はいずれもメタクリ
ル酸メチル、アクリル酸メチルおよびアクリル酸を乳化
重合させたものである。
エマルジョンは、米国Rohm & )Iass社のR
ophlex B −74hるいは日本アクリル社製プ
ライマルB−74であシ、その内容はいずれもメタクリ
ル酸メチル、アクリル酸メチルおよびアクリル酸を乳化
重合させたものである。
ところで、フィルミング工程で最も重要なことの1つは
、アルミニウム蒸着膜の反射率を高めてけい光面の明る
さを向上させるために、形成するフィルムを平滑なもの
にすることであるが、そのためにはフィルムを厚くする
必要がある。しかし、このようにフィルムを厚くして平
滑にすればする程、アルミニウム蒸着後のベーキング工
程でアクリル樹脂等の分解ガスによシ第1図に示すよう
なアルミニウム膜のふくれや剥離が起こりやすくなる。
、アルミニウム蒸着膜の反射率を高めてけい光面の明る
さを向上させるために、形成するフィルムを平滑なもの
にすることであるが、そのためにはフィルムを厚くする
必要がある。しかし、このようにフィルムを厚くして平
滑にすればする程、アルミニウム蒸着後のベーキング工
程でアクリル樹脂等の分解ガスによシ第1図に示すよう
なアルミニウム膜のふくれや剥離が起こりやすくなる。
第1図において、1はフェースパネル、2a。
2b、2Cはそれぞれ緑、青、赤のけい光体からなる絵
素、3aはアルミニウムfJks3bがアルミニウムふ
くれである。
素、3aはアルミニウムfJks3bがアルミニウムふ
くれである。
このため、従来一般には第2図(a)(正面図)および
(b)(拡大断面図)に示すようにけい光体絵素の周辺
のフィルムにき裂を作り、この部分に生ずるアルミニウ
ム膜のき裂から分解ガスを逃がすようにしてふくれ・剥
離を防止する対策がとられている。この方法をとる場合
の代表的なフィルミング液の組成としては次のようなも
のが公知である。
(b)(拡大断面図)に示すようにけい光体絵素の周辺
のフィルムにき裂を作り、この部分に生ずるアルミニウ
ム膜のき裂から分解ガスを逃がすようにしてふくれ・剥
離を防止する対策がとられている。この方法をとる場合
の代表的なフィルミング液の組成としては次のようなも
のが公知である。
しかしながら、この方式には次のような難点がある。す
なわち、上述した″ようにフィルミング液が多8Mの材
料を混合しなければならないこと、形成されるフィルム
が硬く、けい光体絵素にき裂を生じさせてけい光面の明
るさを低下させやすいことである。
なわち、上述した″ようにフィルミング液が多8Mの材
料を混合しなければならないこと、形成されるフィルム
が硬く、けい光体絵素にき裂を生じさせてけい光面の明
るさを低下させやすいことである。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、その
目的は、簡単な組成で、しかも柔らかでけい光体絵素を
傷つけることがなく、アルミふくれを有効に防止するこ
とが可能なフィルムが形成できる陰極線管用フィルミン
ク乳剤を提供することにある。
目的は、簡単な組成で、しかも柔らかでけい光体絵素を
傷つけることがなく、アルミふくれを有効に防止するこ
とが可能なフィルムが形成できる陰極線管用フィルミン
ク乳剤を提供することにある。
このような目的を達成するために、本発明は、乳化重合
するアクリル樹脂の共重合させる組成として、メタクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチルに加えて、熱分解温度が
低く、形成されるフィルムが柔かく伸びの良いn−メタ
クリル酸ブチルを用いたものである。以下、実施例を用
いて本発明の詳細な説明する。
するアクリル樹脂の共重合させる組成として、メタクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチルに加えて、熱分解温度が
低く、形成されるフィルムが柔かく伸びの良いn−メタ
クリル酸ブチルを用いたものである。以下、実施例を用
いて本発明の詳細な説明する。
アクリルエマルジョンとして次のような共重合組成を有
するものを用いる。
するものを用いる。
上記組成は、フィルミンク乳剤を構成するエマルジョン
としての重要な特性であるフィルム形成最低温度が、従
来一般に使用されているアクリルエマルジョンと同等の
42℃となるように設定したものである。
としての重要な特性であるフィルム形成最低温度が、従
来一般に使用されているアクリルエマルジョンと同等の
42℃となるように設定したものである。
ここモ得られるアクリルエマルジョンを使用することに
よシ、従来一般に使用されているように多種類の材料を
混合したフィルミング液組成にしなくても、形成される
フィルムの熱分解速度が小さく、ベーキング時に発生す
る単位時間当シの熱分解ガス量が少ないためにアルミニ
ウムふくれを抑えることができる。本実施例では次のよ
うな組成を用いて良好な結果を得ることができた。
よシ、従来一般に使用されているように多種類の材料を
混合したフィルミング液組成にしなくても、形成される
フィルムの熱分解速度が小さく、ベーキング時に発生す
る単位時間当シの熱分解ガス量が少ないためにアルミニ
ウムふくれを抑えることができる。本実施例では次のよ
うな組成を用いて良好な結果を得ることができた。
次に、上記組成においてアクリルエマルジョンの固形分
としての樹脂の濃度を変えて、アルミニウムふくれの発
生頻度と画面の明るさを調べたところ、第3図中(イ)
に示すよりな結果となり、同図中(ロ)に示した従来の
フィルミング液を用いた場合と同等以上の効果が得られ
ることが確認された。
としての樹脂の濃度を変えて、アルミニウムふくれの発
生頻度と画面の明るさを調べたところ、第3図中(イ)
に示すよりな結果となり、同図中(ロ)に示した従来の
フィルミング液を用いた場合と同等以上の効果が得られ
ることが確認された。
なお、実態がアルミニウムふく、lt発生レベル、破線
が画面の明るさを示す。
が画面の明るさを示す。
以上説明したように、本発明によればアクリルエマルジ
ョンとしてメタクリル酸メチル、アクリル酸エチルおよ
びn−メタクリル酸ブチルを共重合させたものを用いた
ことにより、ベーキング時に発生する単位時間当りのフ
ィルムの熱分解ガス量を少なくすることができるため、
従来のように多種類の材料を用いなくてもアルミニウム
ふくれを有効に防止できる。また、形成されるフィルム
が柔らかで、けい光体絵素を傷つけることもない。
ョンとしてメタクリル酸メチル、アクリル酸エチルおよ
びn−メタクリル酸ブチルを共重合させたものを用いた
ことにより、ベーキング時に発生する単位時間当りのフ
ィルムの熱分解ガス量を少なくすることができるため、
従来のように多種類の材料を用いなくてもアルミニウム
ふくれを有効に防止できる。また、形成されるフィルム
が柔らかで、けい光体絵素を傷つけることもない。
第1図は従来のフィルミング乳剤を用いてフィルミング
を行なった場合のアルミニウムふくれの発生状態を示す
断面図、第2図(a) 、 (b)は従来用いられてい
るアルミニウムふくれの防止対策を説明するための図、
第3図は本発明の効果を従来と対比して示したグラフで
ある。
を行なった場合のアルミニウムふくれの発生状態を示す
断面図、第2図(a) 、 (b)は従来用いられてい
るアルミニウムふくれの防止対策を説明するための図、
第3図は本発明の効果を従来と対比して示したグラフで
ある。
Claims (1)
- メタクリル酸メチル、アクリル酸エチルおよびn−メタ
クリル酸ブチルを共重合させてなるアクリルエマルジョ
ンを主成分とする陰極線管用フィルミンク乳剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17790183A JPS6071670A (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | 陰極線管用フイルミング乳剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17790183A JPS6071670A (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | 陰極線管用フイルミング乳剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6071670A true JPS6071670A (ja) | 1985-04-23 |
JPS6251987B2 JPS6251987B2 (ja) | 1987-11-02 |
Family
ID=16039039
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17790183A Granted JPS6071670A (ja) | 1983-09-28 | 1983-09-28 | 陰極線管用フイルミング乳剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6071670A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0735561A2 (en) * | 1995-03-31 | 1996-10-02 | ELF ATOCHEM ITALIA S.r.l. | Emulsions based on acrylic polymers |
EP0735008A2 (en) * | 1995-03-31 | 1996-10-02 | ELF ATOCHEM ITALIA S.r.l. | Emulsions based on acrylic polymers |
WO2019082888A1 (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-02 | 株式会社パイロットコーポレーション | 水性ボールペン用インキ組成物およびそれを用いた水性ボールペン |
-
1983
- 1983-09-28 JP JP17790183A patent/JPS6071670A/ja active Granted
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0735561A2 (en) * | 1995-03-31 | 1996-10-02 | ELF ATOCHEM ITALIA S.r.l. | Emulsions based on acrylic polymers |
EP0735008A2 (en) * | 1995-03-31 | 1996-10-02 | ELF ATOCHEM ITALIA S.r.l. | Emulsions based on acrylic polymers |
EP0735561A3 (en) * | 1995-03-31 | 1997-04-16 | Atochem Elf Italia | Emulsions based on acrylic polymers |
EP0735008A3 (en) * | 1995-03-31 | 1997-04-16 | Atochem Elf Italia | Emulsions based on acrylic polymers |
US5888581A (en) * | 1995-03-31 | 1999-03-30 | Elf Atochem Italia S.R.L. | Emulsions based on acrylic polymers |
US6060520A (en) * | 1995-03-31 | 2000-05-09 | Elf Atochem S.R.L. | Emulsions based on acrylic polymers |
WO2019082888A1 (ja) * | 2017-10-25 | 2019-05-02 | 株式会社パイロットコーポレーション | 水性ボールペン用インキ組成物およびそれを用いた水性ボールペン |
JPWO2019082888A1 (ja) * | 2017-10-25 | 2020-11-19 | 株式会社パイロットコーポレーション | 水性ボールペン用インキ組成物およびそれを用いた水性ボールペン |
US11560490B2 (en) | 2017-10-25 | 2023-01-24 | Kabushiki Kaisha Pilot Corporation | Water-based ink composition for ballpoint pen and water-based ballpoint pen using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6251987B2 (ja) | 1987-11-02 |
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