JPS6053842B2 - 擬似ランダム拡散板 - Google Patents
擬似ランダム拡散板Info
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- JPS6053842B2 JPS6053842B2 JP6500777A JP6500777A JPS6053842B2 JP S6053842 B2 JPS6053842 B2 JP S6053842B2 JP 6500777 A JP6500777 A JP 6500777A JP 6500777 A JP6500777 A JP 6500777A JP S6053842 B2 JPS6053842 B2 JP S6053842B2
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Landscapes
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Holo Graphy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は主して、二次元画像情報のホログラム記録を
行なう場合、密度、再生像質の点から必要とされる情報
拡散板手段として、新しい拡散板を提供し、高品質の再
生像が得られる高密度記録ホログラムを実現することに
ある。
行なう場合、密度、再生像質の点から必要とされる情報
拡散板手段として、新しい拡散板を提供し、高品質の再
生像が得られる高密度記録ホログラムを実現することに
ある。
従来、高い記録密度で、二次元画像情報をホログラム
に記録する方法として、第1図に示す構成からなるホロ
グラム記録系が知られている。
に記録する方法として、第1図に示す構成からなるホロ
グラム記録系が知られている。
よく知られているように、画像情報2はコヒーレントな
平行光束1で照明され、その透過光のフーリエ変換パタ
ーンを、フーリエ変換レンズ3によつて、レンズ3の後
側焦点面に得、この面で光束1とコヒーレントな参照光
4を重して干渉縞を得、これを前記焦点面上の感光材料
5に記録する。この時、高品質、高密度なホログラムを
得るため、画像情報2の透過情報光を拡散する目的で、
拡散板100を画像情報2に重ねる。 拡散板100の
従来例を第2図から第4図に示す。
平行光束1で照明され、その透過光のフーリエ変換パタ
ーンを、フーリエ変換レンズ3によつて、レンズ3の後
側焦点面に得、この面で光束1とコヒーレントな参照光
4を重して干渉縞を得、これを前記焦点面上の感光材料
5に記録する。この時、高品質、高密度なホログラムを
得るため、画像情報2の透過情報光を拡散する目的で、
拡散板100を画像情報2に重ねる。 拡散板100の
従来例を第2図から第4図に示す。
第2図は、位相分布0とπをランダムに配列してなるラ
ンダム位相系列に基く0●πランダム拡散板の構成を示
す。イはその平面図を、口はA−A″断面図を示す。斜
線部7は0、白色部8はπの領域を示し、前者と後者の
厚みの差dは、光束の波長をλ、透明基板101の屈折
率をnとすれば、d=λ/2(n−1)となる。このよ
うに構成されたO・πランダム拡散板は前記情報光を第
1図の6に示すごとくほぼ一様に拡散し、冗長性のある
比較的高い密度のホログラムを得るのにある程度の効果
を示した。しかし、前記ランダム拡散板には、0とπの
境界が、ランダムに分布するため、位相段差πの干渉効
果によるコヒーレント・ノイズが、ホログラムから再生
像中に現われ、像質が著しく損われるためにホログラム
の実用化が阻まれていた。
ンダム位相系列に基く0●πランダム拡散板の構成を示
す。イはその平面図を、口はA−A″断面図を示す。斜
線部7は0、白色部8はπの領域を示し、前者と後者の
厚みの差dは、光束の波長をλ、透明基板101の屈折
率をnとすれば、d=λ/2(n−1)となる。このよ
うに構成されたO・πランダム拡散板は前記情報光を第
1図の6に示すごとくほぼ一様に拡散し、冗長性のある
比較的高い密度のホログラムを得るのにある程度の効果
を示した。しかし、前記ランダム拡散板には、0とπの
境界が、ランダムに分布するため、位相段差πの干渉効
果によるコヒーレント・ノイズが、ホログラムから再生
像中に現われ、像質が著しく損われるためにホログラム
の実用化が阻まれていた。
第3図は、0,w12,π,213πの4の位相値を隣
接する位相値間の差が、等しい確率でπ′2あるいは一
π12となるごとく配列した擬似ランダム位相系列に基
く4レベル擬似ランダム拡散板の構成を示す。イはその
平面図を、口はB−B″断面図を示す。この4レベル擬
似ランダム拡散板は前記0,wランダム拡散板と同様に
、前記情報光を第1図の6に示すように一様に拡散する
が、前記0・πランダム拡散板と異なつて、拡散板内の
隣接する位相値間の差の絶対値が全てπ12であるため
、ホログラムからの再生像にそれほど顕著なコヒーレン
ト●ノイズを発生しない。このようにして、一応高品質
,高密度なホログラムが実現されるようになつたが、さ
らに高密度化を計りたいという要望に対しては何らの解
答も与えない。単にーホログラム開口を制限するだけで
は、一応抑圧されていたコヒーレント・ノイズが顕著に
なる。このような問題に対して、第4図に示す6レベル
複合型擬似ランダム拡散板が考案された。イはその平面
図で、叫まC−C″断面図である。この.拡散板は、0
,213π,413πの3つの位相値を両隣との位相差
の絶対値が常に213Tとなるごとくランダム配列した
系列に、さらに各位相値間に両隣の位相値のベクトル的
平均値(以下単に平均値と称し、たとえば、(413・
π,0)の平均値は−(413・π,2π)の平均値に
等しく513・πとする。)を挿入して構成した一次元
の位相系列φ(m),φ(n)の2つを用意し、これか
らφ(M,n)=φ(m)+φ(n)(MOd,2π)
なる操作を構成した二次元6レベル複合型擬似ランダム
位相系列に基いており、前記情報光を第1図の7に示す
ように非常に帯域制限された状態に拡散する。ここで、
a=b(MOd.m)はa<5bの差がmの整数倍であ
ることを示すガウス記号である。したがつて、前二者の
拡散板よりさらに高密度化が可能となり、ホログラムの
再生像中のコヒーレント・ノイズも連続した位相系列に
よつて抑圧された。しかしながら、今一つの問題が有す
lる。これを第5図を参考にしながら述べる。前記6レ
ベルの拡散板を画像情報そのものとして記録したホログ
ラム10を、強度分布に傾き9のある再生光束8で照明
し、フーリエ変換レンズ11を介してレンズ11の後側
焦点面に再生像を結像する。この場合の正規化した像1
2と元物体としての透過率が一様な前記6レベル拡散板
の位相系列13が位置的に対応して示されている。再生
光の強度分布の傾斜が逆になれば、再生像のゆらぎのパ
ターンは、平担な部分とゆらいでいる部分が逆転する。
このような形態のノイズが、二次元の再生像に格子状の
ノイズとして現われる。これは、前記6レベルの拡散板
の位相系列の各行が、それぞれ一定位相がシフトしてい
るだけで本質的には全て同じ系列であり、また、各列に
ついても同様であることに起因している。第5図に示し
た形態のノイズは、前記4レベルの拡散板でも一次元の
場合には、同様に生じるのであるが、2次元の場合、前
記4レベルの位相系列の各行及び各列がそれぞれ全てが
同じ系列ではないため、格子状のノイズとしては現われ
ない。前記6レベルの位相系列については、前記4レベ
ルの位相系列のごとく、各行及び各列がそれぞれ異なる
系列になるように構成することは困難である。本発明は
、高品質,高密度ホログラムを達成し得る前記6レベル
位相系列の特徴を生かしなおかつ、再生光の強度分布の
傾きに強い新規擬似ランダム位相系列を用いて、像用の
コヒーレント●ノイズの抑圧及び再生系の安定性に大き
な効果を得られる情報拡散板を提供するにある。
接する位相値間の差が、等しい確率でπ′2あるいは一
π12となるごとく配列した擬似ランダム位相系列に基
く4レベル擬似ランダム拡散板の構成を示す。イはその
平面図を、口はB−B″断面図を示す。この4レベル擬
似ランダム拡散板は前記0,wランダム拡散板と同様に
、前記情報光を第1図の6に示すように一様に拡散する
が、前記0・πランダム拡散板と異なつて、拡散板内の
隣接する位相値間の差の絶対値が全てπ12であるため
、ホログラムからの再生像にそれほど顕著なコヒーレン
ト●ノイズを発生しない。このようにして、一応高品質
,高密度なホログラムが実現されるようになつたが、さ
らに高密度化を計りたいという要望に対しては何らの解
答も与えない。単にーホログラム開口を制限するだけで
は、一応抑圧されていたコヒーレント・ノイズが顕著に
なる。このような問題に対して、第4図に示す6レベル
複合型擬似ランダム拡散板が考案された。イはその平面
図で、叫まC−C″断面図である。この.拡散板は、0
,213π,413πの3つの位相値を両隣との位相差
の絶対値が常に213Tとなるごとくランダム配列した
系列に、さらに各位相値間に両隣の位相値のベクトル的
平均値(以下単に平均値と称し、たとえば、(413・
π,0)の平均値は−(413・π,2π)の平均値に
等しく513・πとする。)を挿入して構成した一次元
の位相系列φ(m),φ(n)の2つを用意し、これか
らφ(M,n)=φ(m)+φ(n)(MOd,2π)
なる操作を構成した二次元6レベル複合型擬似ランダム
位相系列に基いており、前記情報光を第1図の7に示す
ように非常に帯域制限された状態に拡散する。ここで、
a=b(MOd.m)はa<5bの差がmの整数倍であ
ることを示すガウス記号である。したがつて、前二者の
拡散板よりさらに高密度化が可能となり、ホログラムの
再生像中のコヒーレント・ノイズも連続した位相系列に
よつて抑圧された。しかしながら、今一つの問題が有す
lる。これを第5図を参考にしながら述べる。前記6レ
ベルの拡散板を画像情報そのものとして記録したホログ
ラム10を、強度分布に傾き9のある再生光束8で照明
し、フーリエ変換レンズ11を介してレンズ11の後側
焦点面に再生像を結像する。この場合の正規化した像1
2と元物体としての透過率が一様な前記6レベル拡散板
の位相系列13が位置的に対応して示されている。再生
光の強度分布の傾斜が逆になれば、再生像のゆらぎのパ
ターンは、平担な部分とゆらいでいる部分が逆転する。
このような形態のノイズが、二次元の再生像に格子状の
ノイズとして現われる。これは、前記6レベルの拡散板
の位相系列の各行が、それぞれ一定位相がシフトしてい
るだけで本質的には全て同じ系列であり、また、各列に
ついても同様であることに起因している。第5図に示し
た形態のノイズは、前記4レベルの拡散板でも一次元の
場合には、同様に生じるのであるが、2次元の場合、前
記4レベルの位相系列の各行及び各列がそれぞれ全てが
同じ系列ではないため、格子状のノイズとしては現われ
ない。前記6レベルの位相系列については、前記4レベ
ルの位相系列のごとく、各行及び各列がそれぞれ異なる
系列になるように構成することは困難である。本発明は
、高品質,高密度ホログラムを達成し得る前記6レベル
位相系列の特徴を生かしなおかつ、再生光の強度分布の
傾きに強い新規擬似ランダム位相系列を用いて、像用の
コヒーレント●ノイズの抑圧及び再生系の安定性に大き
な効果を得られる情報拡散板を提供するにある。
以下本発明の詳細な説明て一実施例を示す第6図に示す
。
。
イは2次元位相系列の番地を示し、口は本発明の拡散板
の一部を示し、ハは口のC−C″断面図を示す。イに示
された記録系列φ(M,n),m=1,2,・・,M,
n=1,2,・・,N(M,Nは奇数)は6個の位相値
0,π13,213π,π,413π,513πから構
成されている。
の一部を示し、ハは口のC−C″断面図を示す。イに示
された記録系列φ(M,n),m=1,2,・・,M,
n=1,2,・・,N(M,Nは奇数)は6個の位相値
0,π13,213π,π,413π,513πから構
成されている。
さて、その構成の仕方を順を追つて説明する。まずイに
注目する。(1)M,nの両方共が奇数のφ(M,n)
を0,213π,413?rあるいはπ13,π,51
3πのどちらかのグループの位相値で構成するが、いま
前者のグループで構成することにする。
注目する。(1)M,nの両方共が奇数のφ(M,n)
を0,213π,413?rあるいはπ13,π,51
3πのどちらかのグループの位相値で構成するが、いま
前者のグループで構成することにする。
φ(1,1)に3個の位相値の中から任意に1つを割り
当てて、一般にφ(1,2n″+1)はφ(1,N−1
頷″−1)(ただしn″=1,2・・・・・・,了)に
、等確率で選択された+213πか−2′3πを加えた
位相値とし、第1行の奇数番地の系列を作成する。
当てて、一般にφ(1,2n″+1)はφ(1,N−1
頷″−1)(ただしn″=1,2・・・・・・,了)に
、等確率で選択された+213πか−2′3πを加えた
位相値とし、第1行の奇数番地の系列を作成する。
ただし、0−213π=413π,413π+213π
=0とする。(11)次に3行目に移つて、φ(3,1
)はφ(1,1)に前記条件の+2′3trか−2′3
πを加えた値とし、一般にφ(3,2r1″+1)はφ
(1,2n″+1)との差及びφ(3,2n″−1)と
の差の両方共その絶対値が213wとなる値にする。
=0とする。(11)次に3行目に移つて、φ(3,1
)はφ(1,1)に前記条件の+2′3trか−2′3
πを加えた値とし、一般にφ(3,2r1″+1)はφ
(1,2n″+1)との差及びφ(3,2n″−1)と
の差の両方共その絶対値が213wとなる値にする。
ここでφ(1,2r1″+1)とφ(3,加″−1)が
等しい場合は、前記条件の213πをφ(1,2n″+
1)に加え、また、異なる場合は、0,213π,41
3πの内の残つた値とする。このようにして第3行の奇
数番地を作成する。順次同様にして、M,n奇数のφ(
M,n)の値を決める。(Ji)さて、mが奇数でnが
偶数のφ(M,n)とmが偶数でnが奇数のφ(M,n
)についてであるが、前者は各番地の両隣の位相値の平
均値、後者は上下の位相値の平均値とする。
等しい場合は、前記条件の213πをφ(1,2n″+
1)に加え、また、異なる場合は、0,213π,41
3πの内の残つた値とする。このようにして第3行の奇
数番地を作成する。順次同様にして、M,n奇数のφ(
M,n)の値を決める。(Ji)さて、mが奇数でnが
偶数のφ(M,n)とmが偶数でnが奇数のφ(M,n
)についてであるが、前者は各番地の両隣の位相値の平
均値、後者は上下の位相値の平均値とする。
ただし、0と4′3πの平均値は513πとする。(I
v)最後にM,n共偶数のφ(M,n)であるが、φ(
M,n−1)とφ(M,n+1)の値が等しい場合は、
φ(M,n−1)に等確率で選ばれたπ′3あるいは−
WI3を加えた値、異なる場合には、それらの平均値と
する。ただし、π13と513jの平均値は0とする。
以上のようにして構成した位相系列を配した拡散板の一
部が、口である。
v)最後にM,n共偶数のφ(M,n)であるが、φ(
M,n−1)とφ(M,n+1)の値が等しい場合は、
φ(M,n−1)に等確率で選ばれたπ′3あるいは−
WI3を加えた値、異なる場合には、それらの平均値と
する。ただし、π13と513jの平均値は0とする。
以上のようにして構成した位相系列を配した拡散板の一
部が、口である。
この拡散板の各奇数行及び各奇数列は前記一次元の6レ
ベル複合型擬似ランダム位相系列であり、それぞれが異
なる系列である。また本実施例のごとく各偶数行及び各
偶数列は隣接する位相値間の差が等確率で選ばれた+π
13あるいは一π13であるような6レベルの擬似ラン
ダム系列であり、全位相系列中で考えても番地の位相値
の両隣の位相値との差は絶対値でπ13となる構成とな
つている。次に本発明の他の実施例として、特願昭50
一8873@明細書で開示されているような位相領域幅
を偶数,奇数の行列で異なる構成としたものを第7図に
示す。
ベル複合型擬似ランダム位相系列であり、それぞれが異
なる系列である。また本実施例のごとく各偶数行及び各
偶数列は隣接する位相値間の差が等確率で選ばれた+π
13あるいは一π13であるような6レベルの擬似ラン
ダム系列であり、全位相系列中で考えても番地の位相値
の両隣の位相値との差は絶対値でπ13となる構成とな
つている。次に本発明の他の実施例として、特願昭50
一8873@明細書で開示されているような位相領域幅
を偶数,奇数の行列で異なる構成としたものを第7図に
示す。
ホログラム寸法を極小値で設計したい場合、幅変調した
複合擬似ランダム拡散板を用いると、再生像のS/Nを
極大にしうる。本発明の位相系列をもとにした拡散板に
ついても幅変調によるS/N改善効果は同様である。第
7図は、本発明の二次元位相系列で奇数番目の行および
列の巾Lを、偶数番目の幅1より大きくした拡散板を示
す。即ちM,n共奇数のφ(M,n)の割り当てられる
領域の大きさをLXL,m,n共偶数のφ(M,n)に
ついては1X1,mが寄数でnが偶数のφ(M,n)は
LXllさらにmが偶数でnが奇数のφ(M,n)は1
XLとしてS/Nを改善している。第8図は、第6図の
拡散板の位相領域の境界を不透明なサンプリング・マス
クで覆つた態様のもとに構成されている。
複合擬似ランダム拡散板を用いると、再生像のS/Nを
極大にしうる。本発明の位相系列をもとにした拡散板に
ついても幅変調によるS/N改善効果は同様である。第
7図は、本発明の二次元位相系列で奇数番目の行および
列の巾Lを、偶数番目の幅1より大きくした拡散板を示
す。即ちM,n共奇数のφ(M,n)の割り当てられる
領域の大きさをLXL,m,n共偶数のφ(M,n)に
ついては1X1,mが寄数でnが偶数のφ(M,n)は
LXllさらにmが偶数でnが奇数のφ(M,n)は1
XLとしてS/Nを改善している。第8図は、第6図の
拡散板の位相領域の境界を不透明なサンプリング・マス
クで覆つた態様のもとに構成されている。
第6図に示す本発明の位相系列は、各奇数行および各奇
数列に、前記6レベル複合型擬似ランダム系列の特徴を
持ち、また、各偶数行及び各偶数列に隣接する位相値間
の差の絶対値がπ13であるという、前記4レベル擬似
ランダム位相系列に近い特徴を持つ。
数列に、前記6レベル複合型擬似ランダム系列の特徴を
持ち、また、各偶数行及び各偶数列に隣接する位相値間
の差の絶対値がπ13であるという、前記4レベル擬似
ランダム位相系列に近い特徴を持つ。
また、各行および各列はそれぞれ異つた系列であるため
、ホログラムの開口を回折限界まで小さくすることが可
能となり、しかも再生像のコヒーレント・ノイズも抑圧
され、さらに、再生時の系の安定性も増す。また、第7
図に示す拡散板においては拡散板のフーリエ変換パタ
2入f−ンの主要部の大きさの
一辺は?となるが、 L+ZL+
1 .一方、同じピッチ(]r)で位相領域が配列されてい
る第6図に示す拡散板については、主要部の
4λf大きさの一辺は?となる。
、ホログラムの開口を回折限界まで小さくすることが可
能となり、しかも再生像のコヒーレント・ノイズも抑圧
され、さらに、再生時の系の安定性も増す。また、第7
図に示す拡散板においては拡散板のフーリエ変換パタ
2入f−ンの主要部の大きさの
一辺は?となるが、 L+ZL+
1 .一方、同じピッチ(]r)で位相領域が配列されてい
る第6図に示す拡散板については、主要部の
4λf大きさの一辺は?となる。
したがつて、前 洩L+り
者の大きさと後者との比は1.5〉且〉1
憔+l)+21となつて、前者の方が大き
いことがわかる。
憔+l)+21となつて、前者の方が大き
いことがわかる。
このように幅変調すると、ホログラム記録の高密度化に
不都合のように思われるが、再生像のS/Nと回折効率
の観点からは逆に改善された結果となつている。すなわ
ち、第6図に示す拡散板を使つた場合、ホログラム開口
は再生像のS/Nとの関係から、フーリエ変換パターン
の主要部の2倍ぐらいにする必要がある(これで回折限
界であつて、しかも、前記0・πランダム拡散板や前記
4レベル擬似ランダム位相板の場合より小さい)が、今
述べている拡散板の場合には、ホログラム開口をフーリ
エ変換パターンの主要部の大きさにしても十分S/Nの
良い再生像が得られる。すなわち、回折効率の良い高密
度・高品質ホログラムを実現できる。なお、第8図の拡
散板は、位相領域の境界に不透明なマスクがあるため、
再生像中で、各位相領域の像の重なりによる干渉効果が
かなり抑圧され、さらに高品質のホログラムが実現でき
る。以上のごとく本発明は、6レベル複合擬似ランダム
拡散板の2次元位相配列構成を一部変更することによつ
て、高密度のホログラム記録に用いた場合に安定で良質
な像再生を可能ならしめるものである。
不都合のように思われるが、再生像のS/Nと回折効率
の観点からは逆に改善された結果となつている。すなわ
ち、第6図に示す拡散板を使つた場合、ホログラム開口
は再生像のS/Nとの関係から、フーリエ変換パターン
の主要部の2倍ぐらいにする必要がある(これで回折限
界であつて、しかも、前記0・πランダム拡散板や前記
4レベル擬似ランダム位相板の場合より小さい)が、今
述べている拡散板の場合には、ホログラム開口をフーリ
エ変換パターンの主要部の大きさにしても十分S/Nの
良い再生像が得られる。すなわち、回折効率の良い高密
度・高品質ホログラムを実現できる。なお、第8図の拡
散板は、位相領域の境界に不透明なマスクがあるため、
再生像中で、各位相領域の像の重なりによる干渉効果が
かなり抑圧され、さらに高品質のホログラムが実現でき
る。以上のごとく本発明は、6レベル複合擬似ランダム
拡散板の2次元位相配列構成を一部変更することによつ
て、高密度のホログラム記録に用いた場合に安定で良質
な像再生を可能ならしめるものである。
第1図は、二次元画像情報をフーリエ変換型ホログラム
として記録する光学系の構成図、第2図は従来例のO−
πランダム拡散板の構成図、第3図は、従来例の4レベ
ル擬似ランダム拡散板の構成図、第4図は、従来例の6
レベル複合型擬似ランダム拡散板の構成図、第5図はフ
ーリエ変換型ホログラムの再生系及び、強度の分布が傾
斜した再生光で再生した場合の像形構成を示す図、第6
図から第8図は本発明の擬似ランダム拡散板の異なる実
施例を示す構成図である。 8・・・・・・再生光束、9・・・・・・傾斜、10・
・・・・・ホログラム、11・・・・・・フーリエ変換
レンズ、12・・・・・・正規化像、13・・・・・位
相系列。
として記録する光学系の構成図、第2図は従来例のO−
πランダム拡散板の構成図、第3図は、従来例の4レベ
ル擬似ランダム拡散板の構成図、第4図は、従来例の6
レベル複合型擬似ランダム拡散板の構成図、第5図はフ
ーリエ変換型ホログラムの再生系及び、強度の分布が傾
斜した再生光で再生した場合の像形構成を示す図、第6
図から第8図は本発明の擬似ランダム拡散板の異なる実
施例を示す構成図である。 8・・・・・・再生光束、9・・・・・・傾斜、10・
・・・・・ホログラム、11・・・・・・フーリエ変換
レンズ、12・・・・・・正規化像、13・・・・・位
相系列。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 碁板の目のように分割されたM行N列(M、Nは奇
数)の領域からなる位相板を特定波長の光束が通過する
とき、同一領域内の透過光束の位相変移は等しいが、そ
れぞれ異なる領域を透過した光束が受ける相対的な位相
変移は、前記位相板の各領域の空間配列に対応する2次
元位相系列{φ(m、n)}、m=1、2、3・・・M
、n=1、2、3、・・・・・・、でNに対応しており
、前記位相系列は6個の位相値0、π/3、2/3π、
π、4/3π、5/3πを構成要素とし、m、h共に奇
数のφ(m、n)で構成される部分位相系列には、0、
2/3π、4/3πのグループ、あるいはπ/3、π、
5/3πの何れかのグループが配列をなし、その部分位
相系列中で任意の番地の位相値とその番地に最近接(上
下左右)する4つの各番地の位相値との差が+2/3π
か−2/3π(ただし正、負の符号は等確率で現われる
)となり、各行あるいは各列がお互いに同じ位相系列に
ならないように割り当てられ、mあるいはnの一方のみ
が奇数のφ(m、n)には、全系列中で考えたその番地
の両隣あるいは上下の位相値のベクトル的平均値が割り
当てられ、さらに、m、n共に偶数のφ(m、n)には
、全系列中で考えたその番地の両隣の位相値とは、絶対
値でπ/3異なる位相値が割り当てられてなり、前記位
相系列全体として、前記6個の位相値それぞれの総和が
、ほぼ等しくなる形態の位相系列によつて特徴付けられ
るごとく、前記特定波長の光束を拡散する擬似ランダム
拡散板。 2 特許請求の範囲第1項において奇数行の幅は偶数行
より、また奇数列の幅は偶数列より大きい態様で構成さ
れたことを特徴とする擬似ランダム拡散板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6500777A JPS6053842B2 (ja) | 1977-06-01 | 1977-06-01 | 擬似ランダム拡散板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6500777A JPS6053842B2 (ja) | 1977-06-01 | 1977-06-01 | 擬似ランダム拡散板 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53149343A JPS53149343A (en) | 1978-12-26 |
JPS6053842B2 true JPS6053842B2 (ja) | 1985-11-27 |
Family
ID=13274492
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6500777A Expired JPS6053842B2 (ja) | 1977-06-01 | 1977-06-01 | 擬似ランダム拡散板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6053842B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6163391A (en) * | 1998-07-10 | 2000-12-19 | Lucent Technologies Inc. | Method and apparatus for holographic data storage |
JP2001021354A (ja) * | 1999-07-09 | 2001-01-26 | Topcon Corp | 光学位置検出装置 |
KR20060037389A (ko) * | 2003-07-22 | 2006-05-03 | 마츠시타 덴끼 산교 가부시키가이샤 | 2차원 화상 형성 장치 |
-
1977
- 1977-06-01 JP JP6500777A patent/JPS6053842B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53149343A (en) | 1978-12-26 |
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