JPS6046245B2 - デイ−ゼルエンジン排出ガス浄化方法 - Google Patents
デイ−ゼルエンジン排出ガス浄化方法Info
- Publication number
- JPS6046245B2 JPS6046245B2 JP52020334A JP2033477A JPS6046245B2 JP S6046245 B2 JPS6046245 B2 JP S6046245B2 JP 52020334 A JP52020334 A JP 52020334A JP 2033477 A JP2033477 A JP 2033477A JP S6046245 B2 JPS6046245 B2 JP S6046245B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- diesel engine
- water scrubber
- gas purification
- engine exhaust
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はディーゼル機関の排気系統に取付けられている
ウォータースクラバー中に無害な高活性吸着剤を分散せ
しめ、排出ガス中に含まれる媒煙等の有害物質を吸着除
去する方法に関するものである。
ウォータースクラバー中に無害な高活性吸着剤を分散せ
しめ、排出ガス中に含まれる媒煙等の有害物質を吸着除
去する方法に関するものである。
通常鉱石等を採掘する坑内で使用されるディーゼルエン
ジンの排気量は4000ccないし15000ccと大
型であり、しかも坑内のごとき比較的換気が円滑に行わ
れにくい環境では作業環境を改善するためにもディーゼ
ル機関からの排出ガスをより一層無害の状態に変換せし
めることが望ましい。
ジンの排気量は4000ccないし15000ccと大
型であり、しかも坑内のごとき比較的換気が円滑に行わ
れにくい環境では作業環境を改善するためにもディーゼ
ル機関からの排出ガスをより一層無害の状態に変換せし
めることが望ましい。
その対策として現用の坑内ディーゼル車にはエンジン排
気系統にウォータースクラバーを取付けて排出ガスを水
洗し、媒煙等の有害物質をできるだけ少く抑えるような
方法が採られている。しかし、これらの大型ディーゼル
車は通常エンジンを高負荷状態で運転することが多いた
めディーゼル機関から排出されるガス量は膨大であり、
排出ガスを単にウォータースクラバー中て短時間水と接
触させるだけでは水洗効果が極めて少い。
気系統にウォータースクラバーを取付けて排出ガスを水
洗し、媒煙等の有害物質をできるだけ少く抑えるような
方法が採られている。しかし、これらの大型ディーゼル
車は通常エンジンを高負荷状態で運転することが多いた
めディーゼル機関から排出されるガス量は膨大であり、
排出ガスを単にウォータースクラバー中て短時間水と接
触させるだけでは水洗効果が極めて少い。
また、ウォータースクラバーを取付けたディーゼル機関
において、このウォータースクラバーとディーゼルエン
ジンとの間の排気系統内にさらに酸化触媒を取付け、こ
の酸化触媒とウォータースクラバーとの組合せで排気ガ
スを浄化する試みも提案されている。
において、このウォータースクラバーとディーゼルエン
ジンとの間の排気系統内にさらに酸化触媒を取付け、こ
の酸化触媒とウォータースクラバーとの組合せで排気ガ
スを浄化する試みも提案されている。
しカルながら、通常酸化触媒層の温度は一般に300℃
前後であつて、このような酸化触媒における排出ガス浄
化作用は一部の揮発性有害物質等の除去は可能であると
しても、その他の例えば固体微粒状の有害物質の有効な
除去は望めないのである。しカルて固体微粒状有害物質
の大部分を含有する酸化触媒層を通過した排出ガス中の
有害物質をウォータースクラバーで除去することは前述
のように効果が充分でないのである。本発明は上記のよ
うな現状に鑑み、坑内等の作業環境で使用される大型の
ディーゼル機関の排出ガス浄化効果をさらに改善せんと
するものであつて、排気系統内に取付けられたウオータ
ースクラバー内に吸着剤を添加分散することを特徴とし
、それにより排出ガス中に含有される有害物質を吸着除
去するディーゼルエンジン排出ガス浄化方法である。
前後であつて、このような酸化触媒における排出ガス浄
化作用は一部の揮発性有害物質等の除去は可能であると
しても、その他の例えば固体微粒状の有害物質の有効な
除去は望めないのである。しカルて固体微粒状有害物質
の大部分を含有する酸化触媒層を通過した排出ガス中の
有害物質をウォータースクラバーで除去することは前述
のように効果が充分でないのである。本発明は上記のよ
うな現状に鑑み、坑内等の作業環境で使用される大型の
ディーゼル機関の排出ガス浄化効果をさらに改善せんと
するものであつて、排気系統内に取付けられたウオータ
ースクラバー内に吸着剤を添加分散することを特徴とし
、それにより排出ガス中に含有される有害物質を吸着除
去するディーゼルエンジン排出ガス浄化方法である。
本発明で使用する吸着剤は、ウォータースクラバー中に
分散して排出ガス中の有害物質を吸着ししかも無害のも
のであれば特に制限はないが、安価で吸着性能の優れた
活性アルミナ、モンモリロナイト、活性炭、活性白土ま
たはゼオライト等の1種または2種以上とするのが好ま
しい。
分散して排出ガス中の有害物質を吸着ししかも無害のも
のであれば特に制限はないが、安価で吸着性能の優れた
活性アルミナ、モンモリロナイト、活性炭、活性白土ま
たはゼオライト等の1種または2種以上とするのが好ま
しい。
その使用量はエンジンの排圧が増加しない範囲で使用す
るが、通常は5〜10y/eが好ましい。ウォータース
クラバー中には吸着剤とともに界面活性剤を併用すると
微粒子の吸着効果はよソー層向上するのて、必要に応じ
て界面活性剤を使用する。このようにしてウォータース
クラバー中に吸着剤を添加分散させることにより、ディ
ーゼルエンジンから酸化触媒層を通過した排出ガスはウ
ォータースクラバーに導入され、そこで排出ガス中の有
害物質が吸着剤表面に強固に吸着されてスクラバー中に
捕集されて残る。この際に吸着剤と界面活性剤とを併用
すれは吸着がよソー層増進される。また吸着剤はある量
以上の微粒子を吸着するとその吸着能は低下してくるが
、通常ウォータースクラバーの水は一日一回程度取り替
えるので、吸着剤をその都度新たに補充していけばよい
。
るが、通常は5〜10y/eが好ましい。ウォータース
クラバー中には吸着剤とともに界面活性剤を併用すると
微粒子の吸着効果はよソー層向上するのて、必要に応じ
て界面活性剤を使用する。このようにしてウォータース
クラバー中に吸着剤を添加分散させることにより、ディ
ーゼルエンジンから酸化触媒層を通過した排出ガスはウ
ォータースクラバーに導入され、そこで排出ガス中の有
害物質が吸着剤表面に強固に吸着されてスクラバー中に
捕集されて残る。この際に吸着剤と界面活性剤とを併用
すれは吸着がよソー層増進される。また吸着剤はある量
以上の微粒子を吸着するとその吸着能は低下してくるが
、通常ウォータースクラバーの水は一日一回程度取り替
えるので、吸着剤をその都度新たに補充していけばよい
。
このような本発明によれば、現用のウォータースクラバ
ーがそのまま使用でき、坑内における作業環境等に使用
されるディーゼルエンジンの排出ガスの浄化が充分満足
に行い得る。以下に実施例に従つて本発明を説明する。
ーがそのまま使用でき、坑内における作業環境等に使用
されるディーゼルエンジンの排出ガスの浄化が充分満足
に行い得る。以下に実施例に従つて本発明を説明する。
実施例
締め切つている室内で排気量5600ccのディーゼル
エンジンショベルカーを運転してディーゼル車から排出
される一酸化炭素、炭化水素および微粒子を測定した。
エンジンショベルカーを運転してディーゼル車から排出
される一酸化炭素、炭化水素および微粒子を測定した。
使用したディーゼル車には66×95×3泗のウォータ
ースクラバーが取付けてあり、さらにこのウォータース
クラバーとエンジンとの間の排気系統内でウォータース
クラバーの前方約50C77!の位置に150φ×30
0em/TrLの円筒状のハニカム触媒1個を取り付け
、ウォータースクラバーに水150′を入れた場合と水
150′の他に活性アルミナ単独、活性アルミナとゼオ
ライト、モンモリロナイト単独ならびに活性アルミナと
界面活性剤の4種類の吸着剤を添加分散した場合とにつ
いて、ディーゼル車を最高馬力の60%以上の高負荷状
態で運転して排出ガス中の一酸化炭素、炭化水素および
微粒子を採取した。一酸化炭素および炭化水素はウォー
タースクラバー洗浄後の排出ガスの排気口て直接採取し
、一酸化炭素は非分散型赤“外線分析計によりまた炭化
水素は水素炎イエン分析計により分析した。微粒子はデ
ィーゼル車の排気口より1rrt,以上離して設置した
ハイボリュームエアサンプラーにより1d/Minの吸
引速度で排出ガス吸引量が50イ以上になるまで吸引し
、その・間に排出された微粒子をガラスフィルター上に
採取して微粒子中に含まれる無機炭素分と有機炭素分を
化学分析した。その結果は表に示す如くハニカム触媒と
吸着剤を添加分散したウォータースクラバーを組合せる
フことにより、排出ガス中の一酸化炭素および炭化水素
ならびに無機炭素分および有機炭素分の排出量は著しく
減少することが確認された。
ースクラバーが取付けてあり、さらにこのウォータース
クラバーとエンジンとの間の排気系統内でウォータース
クラバーの前方約50C77!の位置に150φ×30
0em/TrLの円筒状のハニカム触媒1個を取り付け
、ウォータースクラバーに水150′を入れた場合と水
150′の他に活性アルミナ単独、活性アルミナとゼオ
ライト、モンモリロナイト単独ならびに活性アルミナと
界面活性剤の4種類の吸着剤を添加分散した場合とにつ
いて、ディーゼル車を最高馬力の60%以上の高負荷状
態で運転して排出ガス中の一酸化炭素、炭化水素および
微粒子を採取した。一酸化炭素および炭化水素はウォー
タースクラバー洗浄後の排出ガスの排気口て直接採取し
、一酸化炭素は非分散型赤“外線分析計によりまた炭化
水素は水素炎イエン分析計により分析した。微粒子はデ
ィーゼル車の排気口より1rrt,以上離して設置した
ハイボリュームエアサンプラーにより1d/Minの吸
引速度で排出ガス吸引量が50イ以上になるまで吸引し
、その・間に排出された微粒子をガラスフィルター上に
採取して微粒子中に含まれる無機炭素分と有機炭素分を
化学分析した。その結果は表に示す如くハニカム触媒と
吸着剤を添加分散したウォータースクラバーを組合せる
フことにより、排出ガス中の一酸化炭素および炭化水素
ならびに無機炭素分および有機炭素分の排出量は著しく
減少することが確認された。
Claims (1)
- 1 ウォータースクラバーと、このウォータースクラバ
ーとディーゼルエンジンとの間の排気系統内に酸化触媒
を取付けてディーゼルエンジンの排出ガスを浄化する方
法において、ウォータースクラバー中に吸着剤を添加分
散して排出ガス中の有害物質を吸着除去することを特徴
とするディーゼルエンジン排出ガス浄化方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52020334A JPS6046245B2 (ja) | 1977-02-28 | 1977-02-28 | デイ−ゼルエンジン排出ガス浄化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52020334A JPS6046245B2 (ja) | 1977-02-28 | 1977-02-28 | デイ−ゼルエンジン排出ガス浄化方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53105628A JPS53105628A (en) | 1978-09-13 |
JPS6046245B2 true JPS6046245B2 (ja) | 1985-10-15 |
Family
ID=12024227
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52020334A Expired JPS6046245B2 (ja) | 1977-02-28 | 1977-02-28 | デイ−ゼルエンジン排出ガス浄化方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6046245B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0229350A (ja) * | 1988-07-19 | 1990-01-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 厚膜型サーマルヘッドおよびその製造方法 |
KR20220062498A (ko) * | 2019-08-02 | 2022-05-17 | 텍스트론 이노베이션스 인크. | 이중 레일 화물 시스템을 갖춘 수륙 양용 공기 부양정 |
-
1977
- 1977-02-28 JP JP52020334A patent/JPS6046245B2/ja not_active Expired
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0229350A (ja) * | 1988-07-19 | 1990-01-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 厚膜型サーマルヘッドおよびその製造方法 |
KR20220062498A (ko) * | 2019-08-02 | 2022-05-17 | 텍스트론 이노베이션스 인크. | 이중 레일 화물 시스템을 갖춘 수륙 양용 공기 부양정 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53105628A (en) | 1978-09-13 |
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