JPS6045166B2 - 3−(β−ヒドロキシエチル)ブテノ−ル類の製造方法 - Google Patents
3−(β−ヒドロキシエチル)ブテノ−ル類の製造方法Info
- Publication number
- JPS6045166B2 JPS6045166B2 JP52075882A JP7588277A JPS6045166B2 JP S6045166 B2 JPS6045166 B2 JP S6045166B2 JP 52075882 A JP52075882 A JP 52075882A JP 7588277 A JP7588277 A JP 7588277A JP S6045166 B2 JPS6045166 B2 JP S6045166B2
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- Japan
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- formaldehyde
- reaction
- hydroxyethyl
- methyl
- buten
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は3−(β−ヒドロキシエチル)ファノール類の
製造方法に関する。
製造方法に関する。
さらに詳しくは3ーメチルー3−ブテンー1−オールお
よびホルムアルデヒドより下記式(I)および(■)で
示される3−(β−ヒドロキシエチル)ファノール類を
製造する方法に関する。CH。
よびホルムアルデヒドより下記式(I)および(■)で
示される3−(β−ヒドロキシエチル)ファノール類を
製造する方法に関する。CH。
OHp、 、CH2・、
・グ ゛CH2OH
(I)
Cf(2NOH
へ、−!’”・−6、
(Π)
3−メチルー3−ブテンー1−オールまたはその酢酸エ
ステルがホルムアルデヒドとの反応により3−(β−ヒ
ドロキシエチル)ファノール化合物を生成することは従
来より知られている(J。
ステルがホルムアルデヒドとの反応により3−(β−ヒ
ドロキシエチル)ファノール化合物を生成することは従
来より知られている(J。
Am、Chem、Soc、、Π 78(1955)、同
4566〜4568(1955))0上記の公知の方法
はいずれも反応を酢酸および/または無水酢酸の共存下
で行うものであり、この様な方法では目的の3−(β−
ヒドロキシエチル)ファノール化合物の収率は低く、工
業的に満足できるものではない。
4566〜4568(1955))0上記の公知の方法
はいずれも反応を酢酸および/または無水酢酸の共存下
で行うものであり、この様な方法では目的の3−(β−
ヒドロキシエチル)ファノール化合物の収率は低く、工
業的に満足できるものではない。
3−メチルー3−ブテンー1−オールおよび生成物であ
る3−(β−ヒJドロキシエチル)ファノール類は共に
β−ヒドロキシオレフィンまたはその置換体であり、こ
れらは熱的に必ずしも安定でない。
る3−(β−ヒJドロキシエチル)ファノール類は共に
β−ヒドロキシオレフィンまたはその置換体であり、こ
れらは熱的に必ずしも安定でない。
β−ヒドロキシオレフィン類は次式で示される如く、オ
レフィン類とホルムアルデヒドに熱分解する(井本稔他
編i「ホルムアルデヒド−その化学と応用」第129頁
(昭和4師朝倉書店発行)参照)。特に酸性条件下では
、これらのβ−ヒドロキシオレフィン類は極めて不安定
である。また前記式(■)で示される生成物はアリル型
アルコールでもあるので酸性条件下では不安定であり、
転位、脱水、その他の反応を受けて、対応するアルデヒ
ドや炭化水素類に変わりやすい。
レフィン類とホルムアルデヒドに熱分解する(井本稔他
編i「ホルムアルデヒド−その化学と応用」第129頁
(昭和4師朝倉書店発行)参照)。特に酸性条件下では
、これらのβ−ヒドロキシオレフィン類は極めて不安定
である。また前記式(■)で示される生成物はアリル型
アルコールでもあるので酸性条件下では不安定であり、
転位、脱水、その他の反応を受けて、対応するアルデヒ
ドや炭化水素類に変わりやすい。
さらに前記式(1)で示される生成物および出発物の3
−メチルー3−ブテンー1−オールも次式に示す如く、
酸性条件下でアリル型アルコールに変化し、同様に転位
、脱水、その他の反応を受ける。(R=メチル、β−ヒ
ドロキシエチル基)そのうえ、ホルムアルデヒドも高温
においては必ずしも安定でなく、たとえば熱不均化反応
により腐蝕性の強い酸である蟻酸を生成することが知ら
れている(特公昭37−10652号ならびに前記「ホ
ルムアルデヒドーその化学と応用」第44頁おOよび第
459頁参照)。
−メチルー3−ブテンー1−オールも次式に示す如く、
酸性条件下でアリル型アルコールに変化し、同様に転位
、脱水、その他の反応を受ける。(R=メチル、β−ヒ
ドロキシエチル基)そのうえ、ホルムアルデヒドも高温
においては必ずしも安定でなく、たとえば熱不均化反応
により腐蝕性の強い酸である蟻酸を生成することが知ら
れている(特公昭37−10652号ならびに前記「ホ
ルムアルデヒドーその化学と応用」第44頁おOよび第
459頁参照)。
このため3−メチルー3−ブテンー1−オールとホルム
アルデヒドを酸性触媒の存在下または不存在下に、かつ
高温下に反応させた場合には種々の副反応が起こり、生
成物の3一(β−ヒドロキシエチル)ブテノール類を収
率5よく得ることは困難である。オレフィン性二重結合
にホルムアルデヒドを熱付加させてβ−ヒドロキシアル
ケン類を得る反応において、収率よく目的物を得るため
の改良された方法として、生成する蟻酸を中和すること
によリ反応系を中性に維持する方法がいくつか提案され
ている。
アルデヒドを酸性触媒の存在下または不存在下に、かつ
高温下に反応させた場合には種々の副反応が起こり、生
成物の3一(β−ヒドロキシエチル)ブテノール類を収
率5よく得ることは困難である。オレフィン性二重結合
にホルムアルデヒドを熱付加させてβ−ヒドロキシアル
ケン類を得る反応において、収率よく目的物を得るため
の改良された方法として、生成する蟻酸を中和すること
によリ反応系を中性に維持する方法がいくつか提案され
ている。
たとえは蟻酸よりも弱い酸の塩を含む塩基性物質を反応
系に添加する方法(特公昭47一513坐号公報)、あ
るいは反応系のPHを4〜7に保持すべく緩衡剤を添加
する方法(特開昭50一7111003号公報)などが
公知である。しかしながら反応系にアルカリ性物質を添
加するとカニツアロ反応、その他によりホルムアルデヒ
ドが消費されるので好ましくない。本発明者らは上記の
如き問題点を解決し、3ーノ(β−ヒドロキシエチル)
ブテノール類を収率よく得る方法について鋭意研究した
結果本発明に至つた。
系に添加する方法(特公昭47一513坐号公報)、あ
るいは反応系のPHを4〜7に保持すべく緩衡剤を添加
する方法(特開昭50一7111003号公報)などが
公知である。しかしながら反応系にアルカリ性物質を添
加するとカニツアロ反応、その他によりホルムアルデヒ
ドが消費されるので好ましくない。本発明者らは上記の
如き問題点を解決し、3ーノ(β−ヒドロキシエチル)
ブテノール類を収率よく得る方法について鋭意研究した
結果本発明に至つた。
すなわち、本発明者らは3−メチルー3ーブテンー1−
オールとホルムアルデヒドを第三級ホスフィンの存在下
に反応させるならば、蟻酸の生成が抑制され、目的物で
ある3−(β−ヒドロキシエチル)ブテノール類が高収
率で得られることを見出した。本発明方法の添加剤であ
る第三級ホスフィンは生成蟻酸を中和する作用を殆んど
有しないにもかかわらず、これを添加することにより結
果として原料ならびに生成物の分解、その他の副反応が
抑えられ、生成物の収率が向上する。
オールとホルムアルデヒドを第三級ホスフィンの存在下
に反応させるならば、蟻酸の生成が抑制され、目的物で
ある3−(β−ヒドロキシエチル)ブテノール類が高収
率で得られることを見出した。本発明方法の添加剤であ
る第三級ホスフィンは生成蟻酸を中和する作用を殆んど
有しないにもかかわらず、これを添加することにより結
果として原料ならびに生成物の分解、その他の副反応が
抑えられ、生成物の収率が向上する。
この原因は第三級ホスフィンにより蟻酸そのものの副生
が抑制されることにあると推測される。第三級ホスフイ
ンのこの様な作用は、従来の技術知識より考えて驚くべ
きことと言えよう。本発明方法において用いられる第三
級ホスフィンは一般式PRR″R″(ここでR,,R″
、R″″は同一もしくは異なる置換基を有していてもよ
いアルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはア
ラールキル基である)であられすことができる。
が抑制されることにあると推測される。第三級ホスフイ
ンのこの様な作用は、従来の技術知識より考えて驚くべ
きことと言えよう。本発明方法において用いられる第三
級ホスフィンは一般式PRR″R″(ここでR,,R″
、R″″は同一もしくは異なる置換基を有していてもよ
いアルキル基、シクロアルキル基、アリール基またはア
ラールキル基である)であられすことができる。
これらの第三級ホスフィンのうち、R.sR″、R″が
同一の基である第三級ホスフィンが入手の容易さ、その
他の点で好ましく、その代表的化合物として、トリエチ
ルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリシクロヘキ
シルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリトリル
ホスフィン、トリベンジルホスフィンなどが挙げられ、
特に、トリーn−ブチルホスフィンおよびトリフェニル
ホスフィンが好ましい。また、二種以上の第三級ホスフ
ィンを混合して用いることもできる。三級ホスフィンの
添加量は仕込みホルムアルデヒドに対し0.01〜10
モル%、好ましくは0.1〜5モル%である。
同一の基である第三級ホスフィンが入手の容易さ、その
他の点で好ましく、その代表的化合物として、トリエチ
ルホスフィン、トリブチルホスフィン、トリシクロヘキ
シルホスフィン、トリフェニルホスフィン、トリトリル
ホスフィン、トリベンジルホスフィンなどが挙げられ、
特に、トリーn−ブチルホスフィンおよびトリフェニル
ホスフィンが好ましい。また、二種以上の第三級ホスフ
ィンを混合して用いることもできる。三級ホスフィンの
添加量は仕込みホルムアルデヒドに対し0.01〜10
モル%、好ましくは0.1〜5モル%である。
本発明で用いられるホルムアルデヒドとしては、ホルム
アルデヒド水溶液のみならず反応条件下でホルムアルデ
ヒドを生成する化合物であつてもよい。
アルデヒド水溶液のみならず反応条件下でホルムアルデ
ヒドを生成する化合物であつてもよい。
かかるホルムアルデヒドを生成する化合物の例として、
たとえばバラホルムアルデヒド、トリオキサン、ポリオ
キシメチレンおよび炭素数1〜20の一級アルカノール
のヘミホルマール類を挙げることができる。ホルムアル
デヒド水溶液を用いる場合の水の存在は必すしも反応を
阻害するものではないが、反応系内の水分率が3濾量%
以下であることが望ましく、従つて使用するホルムアル
デヒド水溶液中のホルムアルデヒド濃度は、反応系の水
分率が3唾量%以下となるように選ばれるのが好ましい
。該水分率が30%を越える場合は、反応混合物から分
離されるべき水分量が増大しエネルギー的に不利である
ばかりでなく、3−(β−ヒドロキシエチル)ブテノー
ルの収率低下が顕著となる。本発明を実施するにあたつ
て用いられるべき原料3−メチルー3−ブテンー1−オ
ールとホルムアルデヒドのモル比は、反応成績に密接な
関係を有する。通常、3−メチルー3−ブテンー1−オ
ールを過剰に用いることによりホルムアルデヒドの転化
率を高めることが好ましく、それによつて反応したホル
ムアルデヒドに基づく3−(β−ヒドロキシエチル)ブ
テノールへの選択率も向上する。一般には、3−メチル
ー3−ブテンー1−オールはホルムアルデヒドに対して
2〜10f8モルの割合いで使用される。反応温度は1
80〜250℃が好ましく、特に190〜220℃の範
囲が好ましい。
たとえばバラホルムアルデヒド、トリオキサン、ポリオ
キシメチレンおよび炭素数1〜20の一級アルカノール
のヘミホルマール類を挙げることができる。ホルムアル
デヒド水溶液を用いる場合の水の存在は必すしも反応を
阻害するものではないが、反応系内の水分率が3濾量%
以下であることが望ましく、従つて使用するホルムアル
デヒド水溶液中のホルムアルデヒド濃度は、反応系の水
分率が3唾量%以下となるように選ばれるのが好ましい
。該水分率が30%を越える場合は、反応混合物から分
離されるべき水分量が増大しエネルギー的に不利である
ばかりでなく、3−(β−ヒドロキシエチル)ブテノー
ルの収率低下が顕著となる。本発明を実施するにあたつ
て用いられるべき原料3−メチルー3−ブテンー1−オ
ールとホルムアルデヒドのモル比は、反応成績に密接な
関係を有する。通常、3−メチルー3−ブテンー1−オ
ールを過剰に用いることによりホルムアルデヒドの転化
率を高めることが好ましく、それによつて反応したホル
ムアルデヒドに基づく3−(β−ヒドロキシエチル)ブ
テノールへの選択率も向上する。一般には、3−メチル
ー3−ブテンー1−オールはホルムアルデヒドに対して
2〜10f8モルの割合いで使用される。反応温度は1
80〜250℃が好ましく、特に190〜220℃の範
囲が好ましい。
反応温度が低いと反応速度小さく、高すぎると副反応が
増大する。反応時間は他の反応条件、たとえば反応温度
に応じて適宜選ばれるが、通常1紛〜1萌間、好ましい
反応条件下では1紛〜5時間が適当である。反応圧力は
、反応温度において反応系が液相に保たれる圧力であれ
ば特に制限はないが、通常、反応温度における反応混合
物の蒸気圧が用いられる。窒素ガスなどの不活性ガスに
よる加圧下でも反応を行うことができるが、それによつ
て特に利益がもたらされることはない。本発明の方法は
溶媒または希釈剤の使用を妨けるものではないが、前述
の如く、3−メチルー3ーブテンー1−オールをホルム
アルデヒドに対して過剰に用いるため、過剰の3−メチ
ルー3−ブテンー1−オールが溶媒の働きをする。
増大する。反応時間は他の反応条件、たとえば反応温度
に応じて適宜選ばれるが、通常1紛〜1萌間、好ましい
反応条件下では1紛〜5時間が適当である。反応圧力は
、反応温度において反応系が液相に保たれる圧力であれ
ば特に制限はないが、通常、反応温度における反応混合
物の蒸気圧が用いられる。窒素ガスなどの不活性ガスに
よる加圧下でも反応を行うことができるが、それによつ
て特に利益がもたらされることはない。本発明の方法は
溶媒または希釈剤の使用を妨けるものではないが、前述
の如く、3−メチルー3ーブテンー1−オールをホルム
アルデヒドに対して過剰に用いるため、過剰の3−メチ
ルー3−ブテンー1−オールが溶媒の働きをする。
しかし、ヘキサン、オクタン、シクロヘキサン、ベンゼ
ン、トルエン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン
、ジオキサン、メタノール、プロパノール、ブタノール
等の反応に害を及ぼさない炭化水素、エーテル、アルコ
ール系の溶媒を単独または混合物として使用してもよい
。溶媒の使用量には特別の制限はないが、必要以上の溶
媒を使用することは反応速度を低下させることになるの
で、好l適な溶媒量は他の反応条件との関連で経済的範
囲内で選ばれる。本発明の反応は、液相の連続式、もし
くは液相回分式の何れの形式でも可能である。
ン、トルエン、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン
、ジオキサン、メタノール、プロパノール、ブタノール
等の反応に害を及ぼさない炭化水素、エーテル、アルコ
ール系の溶媒を単独または混合物として使用してもよい
。溶媒の使用量には特別の制限はないが、必要以上の溶
媒を使用することは反応速度を低下させることになるの
で、好l適な溶媒量は他の反応条件との関連で経済的範
囲内で選ばれる。本発明の反応は、液相の連続式、もし
くは液相回分式の何れの形式でも可能である。
本発明方法により得られる3−(β−ヒドロキ7ジエチ
ル)ブテノールは種々の合成物の中間体として有用であ
り、たとえばそのまま、あるいは水素化したのち、ポリ
ウレタン、ポリエステル等のジオール成分として使用さ
れる。
ル)ブテノールは種々の合成物の中間体として有用であ
り、たとえばそのまま、あるいは水素化したのち、ポリ
ウレタン、ポリエステル等のジオール成分として使用さ
れる。
以下、本発明を実施例によつて具体的に説明すフる。
実施例1
圧力計、安全弁および電磁攪拌装置を有する内容積30
m1のステンレス製オートクレーブに8重量%のメタノ
ールを含む市販の3種量%ホルマリン12.1y〔ホル
ムアルデヒド量0.149モル、遊離蟻酸0.03モル
%(対ホルムアルデヒド)を含む〕、3−メチルー3−
ブテンー1−オール50f(0.581モル)およびト
リフェニルホスフィン0.38f(0.00145モル
)を仕込み、窒素でオートクレーブ内を置換したのち攪
拌しながら上記混合物を200℃にて4時間加熱反応さ
せた。
m1のステンレス製オートクレーブに8重量%のメタノ
ールを含む市販の3種量%ホルマリン12.1y〔ホル
ムアルデヒド量0.149モル、遊離蟻酸0.03モル
%(対ホルムアルデヒド)を含む〕、3−メチルー3−
ブテンー1−オール50f(0.581モル)およびト
リフェニルホスフィン0.38f(0.00145モル
)を仕込み、窒素でオートクレーブ内を置換したのち攪
拌しながら上記混合物を200℃にて4時間加熱反応さ
せた。
得られた反応生成物はガスクロマトグラフィーにより、
またホルムアルデヒドの反応率は亜硫酸ナトリウム法で
測定した。ホルムアルデヒドの反応率は92%であり、
反応したホルムアルデヒドに基づいて3一(β−ヒドロ
キシエチル)ブテノールの選択率は81%であり、生成
物中の前記式(■)で示される化合物に対する前記式(
1)で示される化合物の生成比は1.39であつた。ま
た遊離蟻酸は仕込みホルムアルデヒドに対して0.9モ
ル%検出され、その他ガスクロマトグラフィーにより3
−メチルー3−ブテンー1−オールの蟻酸エステルが仕
込みホルムアルデヒドに対して1.2モル%検出された
。実施例2 添加物としてトリーn−ブチルホスフィン〔(n−Bu
)3Pと略記する〕を使用し、実施例1と同じ反応器を
用い、表1に示す反応条件を用いて実施例1と同じ方法
で反応を行なつた。
またホルムアルデヒドの反応率は亜硫酸ナトリウム法で
測定した。ホルムアルデヒドの反応率は92%であり、
反応したホルムアルデヒドに基づいて3一(β−ヒドロ
キシエチル)ブテノールの選択率は81%であり、生成
物中の前記式(■)で示される化合物に対する前記式(
1)で示される化合物の生成比は1.39であつた。ま
た遊離蟻酸は仕込みホルムアルデヒドに対して0.9モ
ル%検出され、その他ガスクロマトグラフィーにより3
−メチルー3−ブテンー1−オールの蟻酸エステルが仕
込みホルムアルデヒドに対して1.2モル%検出された
。実施例2 添加物としてトリーn−ブチルホスフィン〔(n−Bu
)3Pと略記する〕を使用し、実施例1と同じ反応器を
用い、表1に示す反応条件を用いて実施例1と同じ方法
で反応を行なつた。
得られた結果を表1に示す。比較例1
トリフェニルホスフィンを使用しなかつた以外は実施例
1と全く同様にして反応を行なつた。
1と全く同様にして反応を行なつた。
その結果、ホルムアルデヒドの反応率は92%であり、
反応したホルムアルデヒドに基づく3−(βーヒドロキ
シエチル)ブテノールの選択率は63%であつた。また
遊離蟻酸は仕込みホルムアルデヒドに対して1.5モル
%検出され、その他ガスクロマトグラフィーにより3−
メチルー3−ブテンー1−オールの蟻酸エステルが仕込
みホルムアルデヒドに対して2.1モル%検出された。
〔(1)/(■)=1.68〕実施例3〜7 添加物としてトリフェニルホスフィン〔Ph3Pと略記
する〕を使用し、ホルムアルデヒド源としてそれぞれ市
販の、9鍾量%バラホルムアルデヒド、4踵量%ホルマ
リン、3鍾量%ホルマリン、1鍾量%ホルマリンを用い
、実施例1と同じ反応器を用い、表1に示す反応条件を
用いて、実施例1と同じ方法により反応を行なつた。
反応したホルムアルデヒドに基づく3−(βーヒドロキ
シエチル)ブテノールの選択率は63%であつた。また
遊離蟻酸は仕込みホルムアルデヒドに対して1.5モル
%検出され、その他ガスクロマトグラフィーにより3−
メチルー3−ブテンー1−オールの蟻酸エステルが仕込
みホルムアルデヒドに対して2.1モル%検出された。
〔(1)/(■)=1.68〕実施例3〜7 添加物としてトリフェニルホスフィン〔Ph3Pと略記
する〕を使用し、ホルムアルデヒド源としてそれぞれ市
販の、9鍾量%バラホルムアルデヒド、4踵量%ホルマ
リン、3鍾量%ホルマリン、1鍾量%ホルマリンを用い
、実施例1と同じ反応器を用い、表1に示す反応条件を
用いて、実施例1と同じ方法により反応を行なつた。
得られた結果を表1に示す。参考例
(ホルマリンの熱安定性試験)
300m1の電磁攪拌式オートクレーブにホルマリンを
入れ、窒素雰囲気下200℃での熱安定性をトリフェニ
ルホスフィン添加の系と無添加の系を対比させて調べ、
その際の蟻酸量および蟻酸メチル量を同時に調べた。
入れ、窒素雰囲気下200℃での熱安定性をトリフェニ
ルホスフィン添加の系と無添加の系を対比させて調べ、
その際の蟻酸量および蟻酸メチル量を同時に調べた。
結果を表2に示す。なお、使用したホルマリン中のメタ
ノールおよび蟻酸量は夫々次の通りである。
ノールおよび蟻酸量は夫々次の通りである。
F−1:ホルムアルデヒド濃度3踵量%
メタノール濃度8重量%
蟻酸メチル濃度0.11重量%
蟻酸0.03モル%(対ホルムアルデヒ ド)F
−2:ホルムアルデヒド濃度34重量% メタノール
濃度1.鍾量% 蟻酸メチル濃度0.0踵量%
−2:ホルムアルデヒド濃度34重量% メタノール
濃度1.鍾量% 蟻酸メチル濃度0.0踵量%
Claims (1)
- 1 3−メチル−3−ブテン−1−オールとホルムアル
デヒドを第三級ホスフィンの存在下に反応させることを
特徴とする3−(β−ヒドロキシエチル)ブテノール類
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52075882A JPS6045166B2 (ja) | 1977-06-24 | 1977-06-24 | 3−(β−ヒドロキシエチル)ブテノ−ル類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP52075882A JPS6045166B2 (ja) | 1977-06-24 | 1977-06-24 | 3−(β−ヒドロキシエチル)ブテノ−ル類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5412306A JPS5412306A (en) | 1979-01-30 |
JPS6045166B2 true JPS6045166B2 (ja) | 1985-10-08 |
Family
ID=13589090
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP52075882A Expired JPS6045166B2 (ja) | 1977-06-24 | 1977-06-24 | 3−(β−ヒドロキシエチル)ブテノ−ル類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6045166B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2924171A1 (de) * | 1979-06-15 | 1980-12-18 | Siemens Ag | Monolithisch integrierbarer transistorverstaerker |
CN111377798B (zh) * | 2018-12-31 | 2022-12-02 | 江苏苏博特新材料股份有限公司 | 一种3-甲基-3-丁烯-1-醇的提纯设备及其工艺 |
-
1977
- 1977-06-24 JP JP52075882A patent/JPS6045166B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5412306A (en) | 1979-01-30 |
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