JPS6041422B2 - 密閉型アルカリ電池 - Google Patents
密閉型アルカリ電池Info
- Publication number
- JPS6041422B2 JPS6041422B2 JP54020111A JP2011179A JPS6041422B2 JP S6041422 B2 JPS6041422 B2 JP S6041422B2 JP 54020111 A JP54020111 A JP 54020111A JP 2011179 A JP2011179 A JP 2011179A JP S6041422 B2 JPS6041422 B2 JP S6041422B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- asphalt
- packing
- sealing
- sealing plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01M—PROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
- H01M50/00—Constructional details or processes of manufacture of the non-active parts of electrochemical cells other than fuel cells, e.g. hybrid cells
- H01M50/10—Primary casings; Jackets or wrappings
- H01M50/183—Sealing members
- H01M50/19—Sealing members characterised by the material
- H01M50/193—Organic material
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Electrochemistry (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はアルカリ電解液を用いる密閉型アルカリ電池の
改良に関し、その目的は負極端子を兼ねる金属封□板(
以後単に金属封□板と称す)を封□パッキング間にアス
ファルトに石油樹脂を混合して成る密封材を存在させ密
封することにより、電解液の浸出経路を遮断し、耐漏液
性の優れた電池を得んとするところにある。
改良に関し、その目的は負極端子を兼ねる金属封□板(
以後単に金属封□板と称す)を封□パッキング間にアス
ファルトに石油樹脂を混合して成る密封材を存在させ密
封することにより、電解液の浸出経路を遮断し、耐漏液
性の優れた電池を得んとするところにある。
電解液に苛性カリ、苛性ソーダ等のアルカリ水溶液を用
いた密封型アルカリ電池は長時間の使用中に特に金属封
□坂部からの漏液が起り、電池自身の性能劣化はもとよ
り使用機器にも損傷を与え易いという欠点を有している
。
いた密封型アルカリ電池は長時間の使用中に特に金属封
□坂部からの漏液が起り、電池自身の性能劣化はもとよ
り使用機器にも損傷を与え易いという欠点を有している
。
このことは電気毛管作用により、電気的に負の電位を有
する金属表面に沿ってアルカリ電解液がクリーブする力
が著しく強められる為であり、電池密封後に於て金属封
口板を封口パッキング間に、例えば金属封□板表面の微
少凹凸或は電池密封口時の密封力による金属封口板の微
少変形に伴う密封材の密着面剥離等に起因する微少間隙
があった場合同部を通ってアルカリ電解液が容易に外部
に浸出してしまうためである。
する金属表面に沿ってアルカリ電解液がクリーブする力
が著しく強められる為であり、電池密封後に於て金属封
口板を封口パッキング間に、例えば金属封□板表面の微
少凹凸或は電池密封口時の密封力による金属封口板の微
少変形に伴う密封材の密着面剥離等に起因する微少間隙
があった場合同部を通ってアルカリ電解液が容易に外部
に浸出してしまうためである。
従って電池からの漏液を防ぐには金属封口板とパッキン
グ間に存在する微少間隙を完全になくすことが必要であ
る。
グ間に存在する微少間隙を完全になくすことが必要であ
る。
このため従来は密封材としてはアスファルト単独、又は
アスファルトに植物油等を混合して成る通称コンパウン
ドと呼ばれたものを用い密封していた。
アスファルトに植物油等を混合して成る通称コンパウン
ドと呼ばれたものを用い密封していた。
しかしながらアスファルトは安価で耐薬品性、密着材に
富み且つ金属封□板表面の微少凹凸部迄十分に覆う良好
な密封材であるが電池密封時の密封力により金属封□板
が微小変形し、パッキングと金属封口板間に微小間隙が
生じた場合、自ら流動して該間隙を充塞するかあるいは
変形に追随し良好な密着状態を保持するほどの充分なる
柔軟性、粘着性は有していない。このため電池封口時の
密封力により生ずる金属封口板の微少変形により、密着
面に剥離を生じ両者間に微少間隙を生じるという欠点が
あった。又コンパウンドはアスファルト単独に比べれば
その柔軟性、粘着性は大中に改良され、密着面の剥離等
によるコンパウンドと金属封口坂間の微少間隙形成は改
善され、その結果として電池の耐漏液性はかなり向上し
たがまだ十分満足のいくものではない。
富み且つ金属封□板表面の微少凹凸部迄十分に覆う良好
な密封材であるが電池密封時の密封力により金属封□板
が微小変形し、パッキングと金属封口板間に微小間隙が
生じた場合、自ら流動して該間隙を充塞するかあるいは
変形に追随し良好な密着状態を保持するほどの充分なる
柔軟性、粘着性は有していない。このため電池封口時の
密封力により生ずる金属封口板の微少変形により、密着
面に剥離を生じ両者間に微少間隙を生じるという欠点が
あった。又コンパウンドはアスファルト単独に比べれば
その柔軟性、粘着性は大中に改良され、密着面の剥離等
によるコンパウンドと金属封口坂間の微少間隙形成は改
善され、その結果として電池の耐漏液性はかなり向上し
たがまだ十分満足のいくものではない。
本発明はこれらの従来の方法に代わり耐漏液性の良好な
る電池を提供するもので以下図面と共に説明する。
る電池を提供するもので以下図面と共に説明する。
1は外面にニッケル内面に銅層を有する銅−ステンレス
ーニツケルクラツドメタルより成る負極端子を兼ねる金
属封口板、2は束化亜鉛粉末より成る負極活物質、3は
酸化銀より成る正極活物質、4は正極活物質と負極活物
質と隔離する役目をするセロフアンより成る主セパレー
タ、5は電解液を保持する役目をするコットンより成る
保液セパレータ、6は正極端子と負極端子を隔離すると
共に気密保持の役目をするナイロンより成る封口パッキ
ング、7は正極端子を兼ねる正極ケースでニッケルメッ
キ鋼より成り上緑部を内方へ折曲することにより電池を
密封している。
ーニツケルクラツドメタルより成る負極端子を兼ねる金
属封口板、2は束化亜鉛粉末より成る負極活物質、3は
酸化銀より成る正極活物質、4は正極活物質と負極活物
質と隔離する役目をするセロフアンより成る主セパレー
タ、5は電解液を保持する役目をするコットンより成る
保液セパレータ、6は正極端子と負極端子を隔離すると
共に気密保持の役目をするナイロンより成る封口パッキ
ング、7は正極端子を兼ねる正極ケースでニッケルメッ
キ鋼より成り上緑部を内方へ折曲することにより電池を
密封している。
8はアスファルトに石油樹脂を混合して成る密封材層で
例えばブローンアスフアルトにジクロベンタジェン系の
石油樹脂を重量比で100:50の割合で混合し、ベン
ゼン、トルェン等適当な有機溶媒に溶かして液状とした
ものを金属封口板表面に塗布し、次いで60q0で1筋
時間乾燥して密封材被膜とした後パッキングと横合する
。
例えばブローンアスフアルトにジクロベンタジェン系の
石油樹脂を重量比で100:50の割合で混合し、ベン
ゼン、トルェン等適当な有機溶媒に溶かして液状とした
ものを金属封口板表面に塗布し、次いで60q0で1筋
時間乾燥して密封材被膜とした後パッキングと横合する
。
あるいは一且上記溶液をパッキング内表面に塗布し、6
0qoで1曲時間乾燥して内面に密封材被膜を有するパ
ッキングを形成する。次いで金属封口板を磯合し、該パ
ッキングと金属封□板の隙間に再び同一操作により上述
の溶液を流し込み、乾燥することにより密封材被膜を形
成する。このようにして作成したパッキング−密封材−
金属封○板の一体化したものを用い所定の電池組立手順
に基づき密封口して図の如き形状に仕上げたものである
。尚、こ)にいう石油樹脂とは石油ナフサを熱分解して
エチレン、プロピレンを製造する際に副生するC5留分
を重合して得られる脂肪族系石油樹脂副生質油中からベ
ンゼン、トルェン、キシレンを抽出したC9留分(C8
〜C,.留分)を重合して得られる芳香族系石油樹脂、
C5留分とC9留分を共重合系石油樹脂、芳香族系石油
樹脂を水素添加したり、ジシクロベンタジェンを重合し
た脂環族系石油樹脂の総称である。
0qoで1曲時間乾燥して内面に密封材被膜を有するパ
ッキングを形成する。次いで金属封口板を磯合し、該パ
ッキングと金属封□板の隙間に再び同一操作により上述
の溶液を流し込み、乾燥することにより密封材被膜を形
成する。このようにして作成したパッキング−密封材−
金属封○板の一体化したものを用い所定の電池組立手順
に基づき密封口して図の如き形状に仕上げたものである
。尚、こ)にいう石油樹脂とは石油ナフサを熱分解して
エチレン、プロピレンを製造する際に副生するC5留分
を重合して得られる脂肪族系石油樹脂副生質油中からベ
ンゼン、トルェン、キシレンを抽出したC9留分(C8
〜C,.留分)を重合して得られる芳香族系石油樹脂、
C5留分とC9留分を共重合系石油樹脂、芳香族系石油
樹脂を水素添加したり、ジシクロベンタジェンを重合し
た脂環族系石油樹脂の総称である。
石油樹脂は他の樹脂、アスファルト、ワックス等を非常
に相顔性がよく、特に芳香族系石油樹脂は比較的極性の
高いものと、脂肪族系石油樹脂は無極性のものとの相溶
性に優れ、接着性、耐薬品性、粘着付与性に富っでいる
。
に相顔性がよく、特に芳香族系石油樹脂は比較的極性の
高いものと、脂肪族系石油樹脂は無極性のものとの相溶
性に優れ、接着性、耐薬品性、粘着付与性に富っでいる
。
従って石油樹脂をアスファルトに混合することにより得
られる密封材被膜はアスファルトの密着性に加え更に良
好なる柔軟性、粘着性が付与される結果、耐衝撃、耐変
形性に優れたものとなり良好なるシール効果を為すもの
である。尚アスファルトと石油樹脂の混合比はアスファ
ルトの基本性能を損わない範囲内ならば任意に可変であ
るが重量比でアスファルト100に対し石油樹脂10〜
100が好ましい。
られる密封材被膜はアスファルトの密着性に加え更に良
好なる柔軟性、粘着性が付与される結果、耐衝撃、耐変
形性に優れたものとなり良好なるシール効果を為すもの
である。尚アスファルトと石油樹脂の混合比はアスファ
ルトの基本性能を損わない範囲内ならば任意に可変であ
るが重量比でアスファルト100に対し石油樹脂10〜
100が好ましい。
次に重量比でブローンアスフアルト100に対しジクロ
ロベンタジェン系石油樹脂50の割合の混合比より成る
密封材を用いた図面に示す構造のJIS一GI2型の本
発明に基づく電池Aと、従来のブローンアスフアルトよ
り成る密封材を用いた電池Bそれぞれ100個を453
0相対湿度90〜95%中に長時間貯蔵して耐漏液試験
を行った結果を下表に示す。
ロベンタジェン系石油樹脂50の割合の混合比より成る
密封材を用いた図面に示す構造のJIS一GI2型の本
発明に基づく電池Aと、従来のブローンアスフアルトよ
り成る密封材を用いた電池Bそれぞれ100個を453
0相対湿度90〜95%中に長時間貯蔵して耐漏液試験
を行った結果を下表に示す。
表
これにより本発明による密封材を用いた電池Aは従釆の
電池Bに比し、その耐漏液性能を著しく優れているのが
判る。
電池Bに比し、その耐漏液性能を著しく優れているのが
判る。
以上のように明らかな如く、本発明は耐漏液性の優れた
密閉型アルカリ電池を提供し、その工業的価値著しく大
である。
密閉型アルカリ電池を提供し、その工業的価値著しく大
である。
図面は本発明の一実施例における酸化銀−亜鉛電池の縦
断面図である。 1・・・・・・金属封○板、2・・・・・・負極活物質
、3・・・・・・正極活物質、6・・・・・・パッキン
グ、7・・・・・・正極ケース、8…・・・密封材層。
断面図である。 1・・・・・・金属封○板、2・・・・・・負極活物質
、3・・・・・・正極活物質、6・・・・・・パッキン
グ、7・・・・・・正極ケース、8…・・・密封材層。
Claims (1)
- 1 パツキングと金属封口板間に、アスフアルトに石油
樹脂を混合して成る密封材層を存在させ、パツキングを
圧迫挟持することにより密封を保持することを特徴とす
る密閉型アルカリ電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54020111A JPS6041422B2 (ja) | 1979-02-21 | 1979-02-21 | 密閉型アルカリ電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54020111A JPS6041422B2 (ja) | 1979-02-21 | 1979-02-21 | 密閉型アルカリ電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55113257A JPS55113257A (en) | 1980-09-01 |
JPS6041422B2 true JPS6041422B2 (ja) | 1985-09-17 |
Family
ID=12017998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54020111A Expired JPS6041422B2 (ja) | 1979-02-21 | 1979-02-21 | 密閉型アルカリ電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6041422B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0268023U (ja) * | 1988-11-08 | 1990-05-23 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104362268A (zh) * | 2014-11-05 | 2015-02-18 | 潍坊汇智化工有限公司 | 一种碳性电池封口胶及其制备方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5325837A (en) * | 1976-08-23 | 1978-03-10 | Japan Storage Battery Co Ltd | Method of manufacturing enclosed alkaline battery |
-
1979
- 1979-02-21 JP JP54020111A patent/JPS6041422B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0268023U (ja) * | 1988-11-08 | 1990-05-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55113257A (en) | 1980-09-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20030148179A1 (en) | Sealing material for electrochemical element and electrochemical element containing the same | |
US5332633A (en) | Cell sealant | |
JP3016065B2 (ja) | 円筒形ニッケル・水素二次電池の製造方法 | |
JP5153113B2 (ja) | アルカリ一次電池 | |
JPS6041422B2 (ja) | 密閉型アルカリ電池 | |
KR20160022137A (ko) | 안정성이 향상된 원통형 리튬 이차전지 | |
JPH0558219B2 (ja) | ||
JPS6041423B2 (ja) | 密閉型アルカリ電池 | |
KR100522683B1 (ko) | 리튬 2차전지 | |
JP7630933B2 (ja) | 筒形電池、筒形電池用電池缶、および筒形電池の製造方法 | |
JPS5848353A (ja) | 非水電解質電池 | |
JPS6050030B2 (ja) | 薄型電池 | |
JPS6362068B2 (ja) | ||
JPS62216157A (ja) | 密閉型アルカリ電池 | |
JPH05190199A (ja) | 円筒形二次電池 | |
JPH07142042A (ja) | アルカリ蓄電池 | |
JPH0517807Y2 (ja) | ||
JPS581970Y2 (ja) | 密閉形アルカリ蓄電池 | |
JPS6050031B2 (ja) | 薄型電池 | |
JPH04223046A (ja) | リチウム電池 | |
JPS63237350A (ja) | 有機溶媒電池 | |
JPH04345751A (ja) | リチウム電池 | |
JPS60230355A (ja) | コイン形リチウム電池の製造法 | |
JPS6380471A (ja) | 非水電解液電池 | |
JPS6039760A (ja) | リチウム電池の製造法 |