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JPS6041044B2 - 抱水性透明ゲル状のロ−ション - Google Patents

抱水性透明ゲル状のロ−ション

Info

Publication number
JPS6041044B2
JPS6041044B2 JP6073981A JP6073981A JPS6041044B2 JP S6041044 B2 JPS6041044 B2 JP S6041044B2 JP 6073981 A JP6073981 A JP 6073981A JP 6073981 A JP6073981 A JP 6073981A JP S6041044 B2 JPS6041044 B2 JP S6041044B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fibroin
water
graft polymer
formula
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6073981A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57175110A (en
Inventor
憲治 森
由美子 三浦
平 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP6073981A priority Critical patent/JPS6041044B2/ja
Publication of JPS57175110A publication Critical patent/JPS57175110A/ja
Publication of JPS6041044B2 publication Critical patent/JPS6041044B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/02Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by special physical form
    • A61K8/04Dispersions; Emulsions
    • A61K8/042Gels
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    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/30Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
    • A61K8/64Proteins; Peptides; Derivatives or degradation products thereof
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    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/91Graft copolymers
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    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q19/00Preparations for care of the skin
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    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/20Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of the composition as a whole
    • A61K2800/26Optical properties
    • A61K2800/262Transparent; Translucent

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  • Birds (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)
  • Graft Or Block Polymers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、多量の水を吸収して抱水ゲルを形成し得る新
規なフィプロィンーグラフト重合体(抱水性の架橋型グ
ラフトポリマー)を配合してなる実質的に透明な抱水性
ゲル状のローション(ローション様皮層化粧料)に関す
る。
従来ローション等の皮膚化粧料として具備すべぎ性質と
しては、1 皮膚を刺激せず安全性が高いこと 2 容易に塗布出来かつ塗布時にリッチな感触を与える
こと。
3 塗布後、さっぱりとして、しかもしっとりとしたフ
ィーリングと適度の保温効果を与えること。
4 安定性(縫日安定性)が良いこと。
等であるが、これらの諸条件を満足し得る、抱水然高粘
性又はゲル状の皮膚化粧料は殆んど市販されていないの
が現状である。
従来市販されている、親水性高粘性又はゲル状の皮鱈化
粧料としては、カルポキシメチルセルロース、力ルボキ
シビニルポリマ一(カーボポール)、ポリビニールアル
コール等の水溶性高分子を多量に配合し、粘度をもたせ
たものがある。
これらは、塗布時に、配合された水溶I性高分子による
べタツキ感を示し、また塗布時すりこむと皮膚上に水溶
性高分子がよれて来て異和感を与えるという欠点がある
。また、一方、非イオン系界面活性剤を多量に配合して
ゲルを形成せしめた抱水性ゲル状の皮膚化粧料も提案さ
れているが、これは配合されている固形分が多いため、
塗布時ヌルッィたり、塗布後あつばったし、フィーリン
グとなる欠点を有する。
又、界面活性剤が多く配合されているため皮膚を刺激す
るおそれがあり、安全性に問題がある。本発明は上述の
如き従来技術を悉く改良したものであって、その目的と
するところは、皮膚を刺激せず安全性が高く、容易に塗
布出来、かつ塗布時リッチな感触を有し、しかも塗布後
さっぱりとして、しかもしっとりとしたフィーリングを
与える経日安定性の良い抱水性透明ゲル状のローション
を提供することにある。すなわち、本発明は主要構成成
分として、一般式 (式中でR,は水素またはメチル基、Aは水素またはア
ルカリ金属、アンモニウムである。
)で表わされるアニオン性単量体の少なくとも一つと、
一般式 (式中で、R,は水素またはメチル基、Dは基、一CO
O(CH2)mOCO−基、−COO(CH2CH20
)にOC−基、基、一CONHCH2NHCO−基であ
る。
尚ここでm=1〜1いn=1〜20である。
)で表わされる架橋性単量体の少なくとも一つ、または
更に・一般式 (式中で、R,は水素またはメチル基、Bは−CON比
基、一OCOOH3基、基、一 COOR2基である。
尚前記R2は炭素数1〜18のアルキル基である。
)で表わされる非イオン性単量体の少なくとも一つとか
らなる重合体がフイブロィンに結合しているフィブロィ
ンーグラフト重合体の少なくとも一つと水を配合してな
る実質的に透明な抱水性ゲル状ローションである。
以下、本発明の実施の態様を詳説する。
本発明に使用し得る前述のフィブロィンーグラフト重合
体は、前記一般式{11で表わされるァニオン性単量体
と、一般式■で表わされる架橋性単量体または更に前記
一般式(3’で表わさる非イオン性単量体とからなるア
ニオン性基含有重合体やフィブロィンに結合(グラフト
)した新規なグラフト重合体(架橋型)である。
か)る本発明のフィブロィンーグラフト重合体は、通常
フィブロィンの水性溶液の中で前記一般式で表わされる
ァニオン性単量体と架橋性単量体または更に非イオン性
単量体とをグラフト重合反応せしめ、生成するフィブロ
ィンーグラフトポリマーを分離し、必要に応じて洗浄、
乾燥、粉砕することによって得られる。
尚、フィブロィンに結合している重合体成分がアクリル
アミドを含有する前記グラフト重合体では、アクリロニ
トリルを重合体成分とする前記グラフト重合体を後処理
(酸またはアルカリで処理)によりその一CH基のみを
選択的に加水分解して−CONQ基に転化したものでよ
い。
また、フィブロィンに結合している前記重合体成分がア
クリル酸やメタクリル酸の金属塩またはアンモニウム塩
を含有する前記グラフト重合体では、アクリル酸やメタ
クリル酸またはそのェステルを重合体成分とする前記フ
ィブロィン−グラフト重合体を、当該金属水酸化物やア
ンモニアで中和処理してその−COO日を−COOA(
Aは当該金属またはNH4)に転化したものでもよい。
また、フィブロィンに結合している前記重合体成分がア
クリル酸または、メタクリル酸を含有している前記グラ
フト重合体では、アクリル酸ェステルまたはメタクリル
酸ェステルを重合体成分とする前記グラフト重合体を、
後処理(鹸化)してそのェステル基を−COO日基に転
化したものでもよい。本発明におけるフィブロィンーグ
ラフト重合体としては、通常フィブロィンが1〜4の重
量%、アニオン性単量体からなる重合体成分が60〜9
5重量%、架橋性単量体からなる重合体成分が0.1〜
5重量%、非イオン性単量体からなる重合体成分が0〜
2の重量%の組成からなるフィブロィンーグラフト重合
体が好ましい。
フィブロィンーグラフト重合体における、重合体成分と
しての前記アニオン性単量体の含有量が95重量%を越
える場合は前記グラフト重合体の吸水(抱水)ゲルが軟
弱となり肌に対する感触がわろくなる傾向がある。
また前記フィブロィン含有量が4の重量%よりも多くな
ったり、前記アニオン性単量体の含有量が6の重量%未
満の場合は、吸水性(抱水性)が低下し、肌に対する感
触がわろくなりやすい。
前記の一般式mで表わされるアニオン性単量体としては
、アクリル酸、メタクリル酸またはそれらのアルカリ金
属塩、アンモニウム塩等が挙げられる。
前記一般式{2}で表わされる架橋性単量体としては、
例えば、ジビニルベンゼン、1,6ーヘキサンジオール
ジアクリレート、エチレングリコールジメタクリレート
、ポリエチレングリコールジアクリレート、プロピレン
グリコールジメタクリレート、メチレンピスアクリルア
ミド等を挙げることができる。
また前記一般式‘3’で表わされる非イオン性単量体と
しては、例えばアクリルアミド、メタクリルアミド、酢
酸ビニル、スチレン、アクリル酸ェステル、メタクリル
酸ェステル等を挙げることができる。
本発明における前記のフィブロィンーグラフト重合体は
、水に対して実質的に不溶であるが、フィプロィンに結
合している重合体には親水性の高いアニオン性基(一C
OO−基)を具備しているので、極く多量(自重の約5
0〜300倍)の水を吸水(抱水)する特性を有し、ロ
ーション類の基剤の中に均一安定に分散して実質的に透
明な抱水ゲル状のローションを生成し得る。
本発明に使用し得る前記のフィブロィンーグラフトポリ
マ−の皮膚刺激については、後記のDraizeの方法
に準じて行なった結果、動物皮膚刺激スコア一、人体皮
膚刺激スコア一は、何れも実質的に0であり、何れも実
質的に無刺激性であることを認めている。
〔Draize,J.日.,Association
of Food andDmg officials
of the United Staにs.
“Appraisai of the Safety、
of Chemicals inFoods,Drug
sandCosmetics”,46(1959).T
exas,SPte Deparmentof Hea
lth,A聡tin.〕またその感作性も後述の如き方
法で調べた結果、弱いことを認めている。
本発明に使用し得る該フィブロィン.グラフト重合体の
吸水率は、通常約50〜300倍、好ましくは100〜
25M音である。
5針音未満の場合には、安定なゲルを得るためには該フ
ィブロィンーグラフト重合体を多量に添加することが必
要となり、本発明の特徴である塗布後さっぱりとしてし
かもフィーリングの良い感触が失われやすい。
まやた300倍を越える場合には、ゲルが軟弱となり、
製品の安定性(経日安定性)ぎ劣化しやすい。
該フィブロィンーグラフト重合体の乾燥時の粒径は、1
00ミク。
ン以下のものが使用上好ましい。特に10〜60ミクロ
ンの場合は増粘効果が大きく、かつ塗布時の感触もリッ
チで塗布性も良い。10ミクロン未満になると増粘性は
若干おちるが、塗布時の感触が非常にリッチでしかも塗
布後しっとり感が大きい。
100ミクロンを超えると塗布時ざらつきを感じる場合
がある。
本発明における前記フィブロインーグラフト重合体の配
合量(使用量)は、処方の全量に対して0.05〜5.
の重量%、好ましくは0.2〜3.の重量%である。
配合量が0.05重量未満では、該グラフト重合体の抱
水量(水分保持量)が少なくなって肌にしっとりとした
フィーリングの良い感触を与えることが困難となる。ま
た配合量が5重量%よりも多くなると抱水力(水分、保
持力)が大きすぎて、かえって感触がわろくなりやすく
、またゲルが強すぎてソフトな感触が得られ難い。本発
明の当該化粧料に配合される水の量は、通常60〜9$
重量%である。
アルコールの配合量(使用量)は、処方の全量に対して
高々2の重量%好ましくは1.0〜10.の重量%であ
る。
配合される他の成分としては、香料、着色剤等の他、必
要に応じて収れん剤、皮膚栄養剤、消炎剤、防腐剤、紫
外線吸収剤、可溶化剤、PH調整剤等が配合される。
本発明の抱水性ゲル状ローションとは、実質的に透明で
系全体が均質な溶液状(非懸濁液、非分散液)のローシ
ョン様化粧料であって、例えば、化粧水、消炎性化粧水
、収れん性化粧水、栄養エッセンス、サンタンローショ
ン等として有用である。
本発明に用いられる前記フイブロィンーグラフト重合体
は、従来の水溶性高分子粘剤の増粘メカ・ニズムと異な
るメカニズム、すなわち、無数の小さなゲルが水を吸収
して、自由に流れる水が少なくなる、又はなくなり、全
体として系の粘度が上界するため、従来の抱水性ゲル状
製品の欠点であった塗布時のべタッキ、塗布後の異物感
が解消している。
本発明の抱水性ゲル状ローションは、皮膚を刺激せず、
安全性が高く、容易に塗布でき、かつ塗布時リッチな感
触を有し、しかも塗布後さっぱりとして、しかもしっと
りとしたフィーリングを与え得ると共に経日安定性も良
好である。
以下、本発明の実施例につい説明する。
実施例に示す%とは重量%、部とは重量部を意味する。
なお、感触、保湿性、経日安定性については、後述の方
法によってしらべた。{1} 感触 車間検査員20人によって実用テストを実施し、次の項
目について評価(5点法)し、その結果を平均値で示し
た、なお点数が高いほど良好なとを示す。
塗布時の感触 (とれ、のび) 塗布後の感触 (さっぱり感、しっとり感)【2} 保
温性1.B.S.社製のインピーダンスメーター(IB
S−35導型)を用いて測定した。
なお測定は2000の恒温室において、一定量(0.2
夕/4cのの試料を成人男子の上腕部に塗布後、経時的
にコンダクタンス(単位はマイクロモー)を測定して行
なった。コンダクタンスが大きいほど、一般に皮膚の電
気抵抗が小さく、保温性が良いと言われている。(3}
経日安定性 試料を450Cの恒温槽にいれその外観、粘度の変化を
しらべた。
なお粘度は、B型回転粘度計で30COにおいて測定し
た。実施例 1 m フイブロインーアクリル酸ソーダーポリェチレング
リコールジアクリレートグラフトポリマ−の製造生糸肩
を石鹸水溶液で精練してセリシンおよび油分を除去した
後のフィブロィン900部を、65%硝酸カルシウム水
溶液2000部の中に浸潰し、70〜75o0に加熱燈
拝してフィブロィン溶液を得た。
次にこのフィブロィン溶液を水200碇部の添加により
稀釈した後、ホロフアィバー型透析装置により透折して
フィブロィン水溶液(フィブロィン濃度5%)を得た。
該フィブロイン水溶液中のフィブロィンとフィブロイン
の重量に対して5の音量、2の音量、5倍量、2倍量、
1.6倍量および等量の各アクリル酸及びポリエチレン
グリコールェーテルジアクリレート(PEGDA)〔C
H2=CHC。
〇(CH2CH20)14C。CH二C弦〕をフィブロ
インに対してそれぞれ4び分の1量、等量、20分の1
量、2船ごの1量、20分の1量、20分の1量、2び
分の1量を含めて10%となし、水を加えて全量を10
庇郡とし、別々に車合機に仕込み、窒素気流下で過硫酸
アンモン(重合開始剤)0.群部を添加して重合温度8
0q○で2時間グラフト重合反応を行なった。得られた
各反応液(フィブロィン.アクリル酸グラフト重合体の
分散液)を水酸化ナトリウム水溶液で中和した後、エチ
ルアルコール10碇都を添加してフィプロィンーアクリ
ル酸ナトリウムーポリェチレングリコールアクリレート
グラフト重合体を沈澱、分離し、次いで40%アルコー
ルで充分洗浄し該グラフト重合体を精製した。その後6
0qoで8時間減圧乾燥し、粉砕して微粉末(粒径10
〜50A)状の各グラフトポリマ−(第1表に示すフィ
ブロインーアクリル酸ナトリウムーポリェチレングリコ
ールジアクリレート重合体)を得た。第1表 曲 ■ 第1表中のアクリル酸ナトリウムの含有量は中和滴
定によりカルボキシル基を定量し算出した。
■ 吸水倍率は、当該グラフト重合体の粉末を水に分散
後、300メッシュの金網により遊離水を炉過して、そ
の不溶ゲルの重量より算出した。
‘2’抱水性透明ゲル状化離水の調整及びその特性水9
8.4部にパラオキシ安息香酸メチルを0.1部溶解し
た水溶液の中に、第1表に示すNo.1〜No.6の各
フイブロィンーアクリル酸ナトリウムーポリエチレング
リコールジアクリレ−トグラフト重合体を1.5部添加
し充分磯拝して均一に分散せしめて実質的に透明な抱水
性ゲル状の化粧水を調製した。
得られた各化粧水の特性を第2表に示した。第2表 第2表から明らかな様に、フィブロィンが1〜4の重量
%アクリル酸ナトリウムが60〜95重量%ポリエチレ
ングリコールアクリレートが0.1〜5重量%からなる
フィブロィンーアクリル酸ナトリウムグラフト重合体を
用いると、塗布時および塗布後の感触が良く、しかも、
安全性、経日安定性の良い親水性透明ゲル状化粧水が得
られる。
これに対し、アクリル酸ナトリウムの含有量が5重量%
を超えるとグラフト重合体の吸水ゲルが軟弱となり、良
好な粘度を示さない。
又フイブロィンの含有量が40%を超えると、吸水性が
低下し、感触が悪化する。尚、第2表に示した感作性の
試験方法は下記の通りである。
試験方法:ラウリル硫酸ナトリウム水溶液0.1の‘お
よびラウリル硫酸ナトリウムと試料を混合した液を0.
1の‘をそれぞれモルモットの皮内に注射する。
1週間後、注射部位を脱毛し、試料24時間クロ−ズド
バツチする更に、2週間後、別の部位を脱毛し、試料を
2蝿時間クローズドバッチする。
2餌時間後に発赤の有無を調べ、反応を生じた動物の実
験動物数に対する割合で感作性の強弱を調べる。
評価: 0〜8 (%)弱い 9〜28 温和 29〜64 中程度 65〜80 強度 81〜100 極めて強度 実施例 2 実施例1で製造しかつ使用した実施例1のNo.3のフ
ィブロィンーアクリル酸ナトリウムーポリェチレングリ
コールジァクリレートグラフト重合体(F−GP)の配
合量を下記第3表の如く変化する他は、実施例1と同様
にして、各抱水性透明ゲル状化粧水を調製し、その配合
量と製品特性との関係をしらべた。
第3表 第3表から明らかなごとく、フィブロィンーアクリル酸
ナトリウムーポリエチレングリコールジアクリレートグ
ラフト重合体の配合量が、0.05〜5%、特に0.2
〜3.0%において良好な感触及び経日安定性を示す。
0.05%未満では粘度が低く、塗布性が低下し、また
塗布後の感触もおとる。5%を超えると硬くなりすぎ、
塗布時および塗布後の感触がわろくなる。
実施例 3 ‘1} 使用したフイブロィングラフト重合体後記第4
表のNo.1のグラフト重合体は下記の通り調製した。
実施例1で製造したフイブロイン水溶液を使用して、フ
ィブロイン岬とアクリル酸エチルとジビニルベンゼン(
DVB)とスチレン(St)を20対、、73封、0.
5対6.5の重量比で混合した後、過硫酸カリウム(重
合開始剤)2部と亜硫酸ナトリウム(還元剤)2部を併
用しかつラウリル硫酸ナトljウム(乳化剤)2.5部
使用する他は実施例1と同様に行なった。重合反応後、
生成したフィブロィンーアクリル酸エチルージビニルベ
ンゼンースチングラフト共重合体を分離、精製してから
、メタノール50%と3規定水酸化ナトリウム水溶液5
0%との混合液の中に移して、メタノール還流条件下で
2時間加水分解反応を行ないフイブロィン17%、アク
リル酸ナトリウム74.6%、ジビニルベンゼン0.6
%及びスチレン8%の組成からなるフィブロイン(F}
−アクリル酸ナトリウム(AANa)ージビニルベンゼ
ン(DVB)−スチレン(St)グラフト共重合体を得
た。尚このグラフト共重合体の吸水倍率は193音であ
った。尚、第4表の紬.2のグラフト重合体は、単量体
としてアクリル酸メチレンビスアクリルアミドとアクリ
ルアミドを使用し共重合して、生成したフィブロィン.
アクリル酸(AA)ーメチレンビスアクリルアミド(M
旧AAm)ーアクリルアミドグラフト共重合体を実施例
1と同様に重合体成分のアクリル酸を水酸化ナトリウム
で中和して生成したものである。M.3のグラフト重合
体は、単量体としてメタクリル酸ソーダとテトラエチレ
ングリコールジメタクリレート使用して重合して生成し
たフィブロィンーメタクリル酸ソーダーテトラェチレン
グリコールジメタクリレート(TEGDMA)ーグラフ
ト重合体である。
船.4のグラフト重合体は、単量体としてアクリル酸と
酢酸ビニル(VAC)と、1,6−へキサンジオールジ
アクリレート(1,疎DODA)を使用し、共重合反応
して生成したフイブロインーアクリル酸一1,6−へキ
サンジオールジアクリレート−酢酸ビニルグラフト共重
合体をNo.2と同様に中和し生成したものである。
No.5のグラフト重合体は、単量体としてアクリル酸
とメチレンビスアクリルアミド(M旧AAm)を使用し
、生成したフィブロィンーアクリル酸−メチレビスアク
リルアミド(M旧AAm)グラフト共重合体をNo.2
と同機に中和して生成したものである。
No.6のグラフト重合体は、単量体としてアクリル酸
とエチレングリコールジメタクリレートとアクリル酸メ
チルを使用し、共重合して生成したフィブロインーアク
リル酸ーェチレングリコールジメタクリレート(FGD
MA)−アクリル酸メチル(AM)グラフト共重合体を
、No.2と同様に重合体成分のアクリル酸を水酸化ナ
トリウムで中和して生成したものである。
No.7のグラフト重合体としては、アクリル酸(AA
)と2ーヒドロキシヱチルメタクリレ−ト(HEMA)
とエチレングリコールジメタクリレート(EGDMA)
を使用し、共重合して生成したたフィブロィンーアクリ
ル酸−2ーヒドロキシエチルメタクリレートーエチレン
グリコールジメタクリレートグラフト共重合体を地.2
と同様に中和して生成したものである。
No.8のグラフト共重合体は、単量体としてアクリル
酸とポリエチレングリコールジアクリレート〔CH2=
CHCO○(CH2C比0),4COCH=C弦〕(P
EGDA)を使用して生成したものである。
上記の各グラフト重合体は、60%エタノールでよく洗
浄し、精製して乾燥後、ジェットミルで粉砕した微粉末
である。
第4表 {2} 抱水性透明ゲル状化粧水の調製及びその特性第
4表に示すフィブロィンーグラフト重合体を夫々1.0
部、バラオキシ安息香酸メチルを0.1部、水98.$
部使用する他は、実施例1と同様に行なって、抱水性透
明ゲル状化粧水を調製した。
それらの化粧水の特性を第5表に示した。
‐第5表この結果から、フィプロィンーアクリル酸ソ−
ダー非イオン性単量体−架橋性単量体グラフト重合体、
フィブロィンーメタクリル酸ソーダ一架橋性単量体−グ
ラフト重合体、フィブロィンーアクリル酸ソーダ一架橋
性単量体グラフト重合体、フィブロィンーアクリル酸ソ
ーダ−架橋性単量体−架橋性単量体グラフト重合体、フ
ィブロィンーァクリル酸−架橋性単量体グラフト重合体
等も感触、経日安定性が良好である。
,実施例 4 最小粒径と最大粒径が、第6表に示すようなフィブロィ
ンーアクリル酸ナトリウムーテトラェチレングリコール
ジアクリレートグラフト重合体(組成は、重量比で20
対79.5対0.5)の粉末を0.5部、パラオキシ安
息香酸メチル0.1部、水99.4部を使用する他は実
施例1と同様にして抱水性透明ゲル状化粧水を調製した
その感触及び経日安定性を第6表に示した。
後記第6表より明らかなごと〈、フィブロィン−アクリ
ル酸ナトリウムーテトラヱチレングリコールジアクリレ
ートグラフト重合体の粒径が100山以下の場合は塗布
時および塗布後の感触が良く、しかも経日安定性も良好
である。10仏以下になると、増粘効果は少なくなるが
塗布後の感触は非常にしっとりとして良好である。
しかし、粒径が100仏を超えると、感触はザラつき増
粘効果も低下する傾向がある。第6表 実施例 5 フィブロインーアクリル酸ソーダーポリェチレングリコ
ールジアクリレートグラフト重合体(実施例1のNo.
3)(F−GP)、カルボキシメチルセルロース(CM
C)、力ルポキシビニルポリマ一(カーボポール)及び
ポリビニルアルコール(PVA)のそれぞれを増粘剤と
して2.碇部、パラオキシ安息香酸メチル0.1部、水
97.9部使用する他は、実施例1と同様にして、抱水
性透明化粧水を調製した。
それらの感触及び経日安定性を第7表に示した。後記第
7表から明らかな如く、フィブロインーアクリル酸ソー
ダーポリェチレングリコールジアクリレートグラフト重
合体を配合したものは、塗布時のとれ、伸び、塗布後の
さっぱり感共に良好で、しかもコンダクタンス値が大き
く(抱水量が多く)、保温性に優れ、経日安定性も良好
である。これに対し、CMCでは塗布時のとれがわろく
、また塗布後しっとり感に欠け、コンダクタンス値が小
さく(抱水量や少なく)、保温性も劣る。
第7表 実施例 6 実施例1のNo.3のフィプロィンーアクリル酸ソーダ
ーポリエチレングリコールジアクリレートグラフト重合
体(F/AANa−PEGDA)、それと同一条件で重
合して中和しないフィブロィンーアクリル酸−ポリエチ
レングリコールジアクリレート(F/AA−PEGDA
)、カラギナン及びカルボキシビニルポリマー(カーボ
ポール)の夫々を1.5部、エチルアルコール3.0部
、グリセリン5.碇部、香料0.1部、パラオキシ安息
香酸メチル0.1部、水90.3部使用する他は、後述
の実施例7と同様にして、各モノスチャーェツセンスを
調製し、それらの特性を第8表に示した。
後記第8表の結果から明らかなように、本発明のフィブ
ロィンーアクリル酸ソーダーポリェチレングリコールジ
アクリレートグラフト重合体及びフィブロィンーアクリ
ル酸ーポリェチレングリコ−ルジアクリレートグラフト
重合体を配合したモイスチャーエッセンスは、塗布時の
とれ、伸び、塗布後のさっぱり感、しっとり感が良好で
経日安定性に優れ、かつコンダクタンス値が大で(抱水
量が多く)、保温曲こも優れている。
第8表 実施例 7 水95.6部に、2−エチルヘキシルパラジメチルアミ
ノベンゾェート(紫外線吸収剤)、エチルアルコール3
.0部、パラオオキシ安息香酸メチル(防腐剤)、0.
1部、モノラウリン酸ポリオキシェチレンソルビタン(
6皿○)(可溶化剤)0.6部を添加して溶解した後、
この水溶液の中のフィブロインーアクリル酸ソーダーポ
リェチレングリコールールジアクリレートグラフト重合
体(実施例1のNo.3)を2部添加し、充分燈拝して
均一に分散せしめて抱水性透明サンタンローションを調
製した。
このサンタンローションにおける評価は、塗布時のとれ
が5で、伸びが5、塗布後のさっぱり感は5で、しっと
り感も5であった。
そして経日安定性における粘度は調製直後で29,00
にPS.45℃3ヶ月後で28,00にPSであった。
このように、本発明のフィブロインーグラフト重合体を
配合した透明ゲル状ローションの感触経日安定性は良好
で、かつ皮膚に対する安全性も高い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中でR_1は水素またはメチル基、Aは水素また
    はアルカリ金属、アンモニウムである。 )で表わされるアニオン性単量体の少なくとも一つと、
    一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中で、R_1は水素またはメチル基、Dは▲数式
    、化学式、表等があります▼基、−COO(CH_2)
    mOCO− 基、−C^O^O(CH_2CH_2O)nOCO−基
    、▲数式、化学式、表等があります▼基、− CONHCH_2NHCO−基である。 尚ここでm=1〜10,n=1〜20である。 )で表わされる架橋性単量体の少なくとも1つ、または
    更に、 一般式▲数式、化学式、表等があります▼ (式中で、R_1は水素またはメチル基、Bは−CO
    NH_2基、−OCOCH_3基、▲数式、化学式、表
    等があります▼ 基、− COOR_2基である。 尚前記R_2は炭素数1〜18のアルキル基である。 )で表わされる非イオン性単量体の少なくとも1つとか
    らなる重合体がフイブロインに結合しているフイブロイ
    ン−グラフト重合体の少なくとも1つと水を配合してな
    る実質的に透明な抱水性ゲル状ローシヨン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0485721U (ja) * 1990-11-29 1992-07-24

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