JPS6038644Y2 - 吸汗性プラスタ− - Google Patents
吸汗性プラスタ−Info
- Publication number
- JPS6038644Y2 JPS6038644Y2 JP1925880U JP1925880U JPS6038644Y2 JP S6038644 Y2 JPS6038644 Y2 JP S6038644Y2 JP 1925880 U JP1925880 U JP 1925880U JP 1925880 U JP1925880 U JP 1925880U JP S6038644 Y2 JPS6038644 Y2 JP S6038644Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plaster
- sweat
- absorbing
- polyhydric alcohol
- skin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Medicinal Preparation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は吸汗性プラスターに関する。
消炎、鎮痛、しつぷ等のためサリチル酸メチル、塩酸シ
フエンドラミン、カラン末などの薬効物質と、ゴム、ポ
リイソブチレン、亜鉛華等を主成分とする膏体物質との
混練物質を、布、不織布等に塗布したプラスターは、皮
膚に貼着して使用することにより、薬効物質が皮膚に滲
透し効用を発揮するものとして広く用いられている。
フエンドラミン、カラン末などの薬効物質と、ゴム、ポ
リイソブチレン、亜鉛華等を主成分とする膏体物質との
混練物質を、布、不織布等に塗布したプラスターは、皮
膚に貼着して使用することにより、薬効物質が皮膚に滲
透し効用を発揮するものとして広く用いられている。
しかしながら従来、用いられている膏体物質は、ゴム、
ポリエチレン等であり親水性に欠けるので、皮膚への粘
着状態は単に普通の接着剤と同様のメカニズムによるも
のであった。
ポリエチレン等であり親水性に欠けるので、皮膚への粘
着状態は単に普通の接着剤と同様のメカニズムによるも
のであった。
この為、発汗した場合、その粘着力の低下は著しく1汗
をかいた場合は汗をふきとってからおはり下さいヨ等の
注意書のもとに用いられていた。
をかいた場合は汗をふきとってからおはり下さいヨ等の
注意書のもとに用いられていた。
また、通常は粘着性が強い為、剥す時に痛かったり、更
に材質が皮膚にかぶれをおこしやすいという欠点を有し
ていた。
に材質が皮膚にかぶれをおこしやすいという欠点を有し
ていた。
本考案は上記の欠点を改良し、夏季発汗しやすい状態に
おいても粘着力を低下せず、かぶれもなく、剥す時にも
痛くないプラスターを提供するものである。
おいても粘着力を低下せず、かぶれもなく、剥す時にも
痛くないプラスターを提供するものである。
以下、本考案吸汗性プラスターの一実施例を図面を参照
して詳細に説明する。
して詳細に説明する。
第1図は吸汗性プラスターの横断面図を示し2は基材を
示す。
示す。
この基材2は例えば布、不織布、多孔性フィルム等でシ
ート状に形成されている。
ート状に形成されている。
また、この基材2の一面には混練物質1が塗布されてい
る。
る。
この混練物質2は、薬効物質と膏体物質とを混練して形
成されたもので、保型性を有する粘弾性ゲル状をなして
いる。
成されたもので、保型性を有する粘弾性ゲル状をなして
いる。
前記薬効物質としては、この種プラスターの用途を考慮
し、消炎、鎮痛、しつぷ等の効果を有するサルチル酸メ
チル、メントール、塩酸シフエンドラミン、カラン末等
が例として挙げられる。
し、消炎、鎮痛、しつぷ等の効果を有するサルチル酸メ
チル、メントール、塩酸シフエンドラミン、カラン末等
が例として挙げられる。
また、膏体物質としては、分子量50万以上の高分子多
糖類ガムと、この多糖類ガムを柔軟可塑化するための多
価アルコールとを各5唾量部ずつ混練した粘弾性ゲル状
物を主成分とする物質を使用する。
糖類ガムと、この多糖類ガムを柔軟可塑化するための多
価アルコールとを各5唾量部ずつ混練した粘弾性ゲル状
物を主成分とする物質を使用する。
前記多糖類ガムの例としては、カラヤガム、トラガカン
トガム、ザンサンガム等が挙げられるが、多価アルコー
ルとの混練後における皮膚粘着性、柔軟性、保型性等を
考慮した場合特にカラヤガムが好適に使用されうる。
トガム、ザンサンガム等が挙げられるが、多価アルコー
ルとの混練後における皮膚粘着性、柔軟性、保型性等を
考慮した場合特にカラヤガムが好適に使用されうる。
前記多価アルコールとしてはグリセリン、グリコール等
が例として挙げられる。
が例として挙げられる。
多糖類ガムと多価アルコールとの配合重量比は通常略等
量で使用されうるが、多糖類ガムを多くすると保型性が
増し、また多価アルコールを多くすると柔軟性が増す。
量で使用されうるが、多糖類ガムを多くすると保型性が
増し、また多価アルコールを多くすると柔軟性が増す。
通常保型性を有するためには10〜70重量%の多糖類
ガム及び残部多価アルコールの組成範囲で選択実施され
る。
ガム及び残部多価アルコールの組成範囲で選択実施され
る。
このように構成した本考案吸汗性プラスターは、表面が
粘弾性のゲル状をなし、自己保型性と粘着性及び柔軟性
を併せ有する。
粘弾性のゲル状をなし、自己保型性と粘着性及び柔軟性
を併せ有する。
さらに、著しく大なる吸水性を有し、吸水膨潤すると、
皮膚表面の局部的凹凸になじみ、その結果、粘着力が増
大するばかりでなく、その効果は長時間持続する。
皮膚表面の局部的凹凸になじみ、その結果、粘着力が増
大するばかりでなく、その効果は長時間持続する。
しかも、そのゲル的性質から生毛をまきこむことがない
ので剥すときに痛いということがない特長を有する。
ので剥すときに痛いということがない特長を有する。
また人体になじみやすい天然物ということから乳児の様
な鋭敏な皮膚でもかぶれをおこすことば殆どなく、従来
の膏体物質のもつ欠点は理想的なまでに改善される。
な鋭敏な皮膚でもかぶれをおこすことば殆どなく、従来
の膏体物質のもつ欠点は理想的なまでに改善される。
なお、膏体物質の成分には必要に応じて中和剤、防黴剤
、芳香剤、無機塩等を加え調整することもできる。
、芳香剤、無機塩等を加え調整することもできる。
以上説明したように本考案による吸汗性プラスターは、
上記の如く特有の性質を有する分子量50万以上の多糖
類ガムを膏体物質として用いた混練物質1を基材2に塗
布してなるものであるから、特に夏季発汗しやすい状態
においても使用することが可能になるばかりでなく、剥
す時にも痛くなく、かぶれもない、また皮膚に残渣も残
さない理想的なプラスターであり、その効果は極めて大
なるものである。
上記の如く特有の性質を有する分子量50万以上の多糖
類ガムを膏体物質として用いた混練物質1を基材2に塗
布してなるものであるから、特に夏季発汗しやすい状態
においても使用することが可能になるばかりでなく、剥
す時にも痛くなく、かぶれもない、また皮膚に残渣も残
さない理想的なプラスターであり、その効果は極めて大
なるものである。
第1図は本考案実施例の横断面図である。
1は混練物質、2は基材である。
Claims (1)
- 消炎、鎮痛、しつぷ等の効用を有する薬効物質と、分子
量50万以上の多糖類ガム及び多価アルコールを主成分
とする膏体物質との混練物質を、布、不織布、多孔性フ
ィルム等の基材に塗布してなることを特徴とする吸汗性
プラスター
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1925880U JPS6038644Y2 (ja) | 1980-02-18 | 1980-02-18 | 吸汗性プラスタ− |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1925880U JPS6038644Y2 (ja) | 1980-02-18 | 1980-02-18 | 吸汗性プラスタ− |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56123837U JPS56123837U (ja) | 1981-09-21 |
JPS6038644Y2 true JPS6038644Y2 (ja) | 1985-11-19 |
Family
ID=29615528
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1925880U Expired JPS6038644Y2 (ja) | 1980-02-18 | 1980-02-18 | 吸汗性プラスタ− |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6038644Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-02-18 JP JP1925880U patent/JPS6038644Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56123837U (ja) | 1981-09-21 |
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