JPS6037128Y2 - H形鋼のウエブにコルゲ−トを加工するためのロ−ル - Google Patents
H形鋼のウエブにコルゲ−トを加工するためのロ−ルInfo
- Publication number
- JPS6037128Y2 JPS6037128Y2 JP6941480U JP6941480U JPS6037128Y2 JP S6037128 Y2 JPS6037128 Y2 JP S6037128Y2 JP 6941480 U JP6941480 U JP 6941480U JP 6941480 U JP6941480 U JP 6941480U JP S6037128 Y2 JPS6037128 Y2 JP S6037128Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- flange
- web
- corrugate
- guide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Metal Rolling (AREA)
- Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はH形鋼のウェブのコルゲートを加工するための
ロールに関するものである。
ロールに関するものである。
本考案は、本出願人に係る特願昭54−107778号
において開示した発明の1ウ工ブ中央部にコルゲートを
有するH形鋼の製造方法および製造ロールヨにおける製
造ロールの改良に関するものである。
において開示した発明の1ウ工ブ中央部にコルゲートを
有するH形鋼の製造方法および製造ロールヨにおける製
造ロールの改良に関するものである。
H形鋼のウェブは、部材の断面性能に及ぼす影響が少な
いので、フランジより薄い肉厚である。
いので、フランジより薄い肉厚である。
近年、形鋼の軽量化の要請が強まるにつれて、ウェブの
薄肉化も進められてきたが、平板の剪断座屈耐力の観点
から、薄肉化にも自ずと限界がある。
薄肉化も進められてきたが、平板の剪断座屈耐力の観点
から、薄肉化にも自ずと限界がある。
そこで、理論的には、ウェブにコルゲート(波形)加工
を施せば、その限界以下にウェブを薄肉化できることは
知られている。
を施せば、その限界以下にウェブを薄肉化できることは
知られている。
しかしながら、実際には、工業製品として市場に現れて
いない。
いない。
これは、コルゲート加工れの困難さによるものである。
この問題を解決する手段として、既に前述の特許出願に
よって具体的手段が開示された。
よって具体的手段が開示された。
コルゲート加工を施されたH形鋼とは、第1図および第
2図に示すように、H形鋼aのウェブbの全幅にわたっ
てコルゲート加工が施されるのではなく、ウェブbの中
央部にのみコルゲートCを設けたものである。
2図に示すように、H形鋼aのウェブbの全幅にわたっ
てコルゲート加工が施されるのではなく、ウェブbの中
央部にのみコルゲートCを設けたものである。
第3図に示すように、相補的に噛合う凹凸部を備えた1
対のロールeによって圧延成形される。
対のロールeによって圧延成形される。
ロールeは、第4図に示すように素材としてのH形鋼の
ウェブ幅に対応した間隔でフランジ案内用の溝fが設け
られ、また溝fの中間に波形状の凹凸部gが所定の幅で
設けられる。
ウェブ幅に対応した間隔でフランジ案内用の溝fが設け
られ、また溝fの中間に波形状の凹凸部gが所定の幅で
設けられる。
凹凸部gは、第5図に示すように、ピッチ円半径R1波
形曲率半径r1波ピッチL1波深さδ、の形状をしてい
る。
形曲率半径r1波ピッチL1波深さδ、の形状をしてい
る。
これらの各部の寸法関係はH形鋼素材の寸法に応じ、H
形鋼の全長およびコルゲート加工部分を除いた断面寸法
を生じさせないように定められる 従来の実施例に示される製造ロールは、完成H形鋼のフ
ランジdを案内する1対の溝fがロール面に設けられ、
このifにフランジdを嵌合して案内する形態のもので
あるので、加圧すべきH形鋼においてウェブの幅寸法が
制約されてしまい、汎用性に欠ける欠点がある。
形鋼の全長およびコルゲート加工部分を除いた断面寸法
を生じさせないように定められる 従来の実施例に示される製造ロールは、完成H形鋼のフ
ランジdを案内する1対の溝fがロール面に設けられ、
このifにフランジdを嵌合して案内する形態のもので
あるので、加圧すべきH形鋼においてウェブの幅寸法が
制約されてしまい、汎用性に欠ける欠点がある。
また、ロールの材質としては焼入硬度の高い高合金鋼を
使用する必要があるため、狭くて深い案内溝を加工する
こと自体が極めて困難となり、ロール製作上の問題点も
ある。
使用する必要があるため、狭くて深い案内溝を加工する
こと自体が極めて困難となり、ロール製作上の問題点も
ある。
したがって、本考案の目的は、上述の製造ロールの欠点
を排除した改良されたロールを提供することにある。
を排除した改良されたロールを提供することにある。
本考案においては、H形鋼のウェブにコルゲート加工を
施す場合に、案内面となるフランジの両面を拘束して案
内することが必ずしも必要ではなく、いずれか片面だけ
を案内すれば材料のセンタリングが可能となることに着
目し、フランジ幅に合わせて溝を形成させるとを不要と
した構成に特徴がある。
施す場合に、案内面となるフランジの両面を拘束して案
内することが必ずしも必要ではなく、いずれか片面だけ
を案内すれば材料のセンタリングが可能となることに着
目し、フランジ幅に合わせて溝を形成させるとを不要と
した構成に特徴がある。
第6図に示すように、上下1対の成形ロール1.2にお
いて、圧延用胴部の幅寸法をH形鋼4のウェブ幅に対応
させるようにし、ウェブの幅寸法よりも若干小さくして
、H形鋼のフランジがロール1,2の係合面から外れる
ようにしておく。
いて、圧延用胴部の幅寸法をH形鋼4のウェブ幅に対応
させるようにし、ウェブの幅寸法よりも若干小さくして
、H形鋼のフランジがロール1,2の係合面から外れる
ようにしておく。
これと共に上ロールまたは下ロールのうちの、いずれか
一方のロールにフランジ案内用のフランジ・ガイド3を
設ける。
一方のロールにフランジ案内用のフランジ・ガイド3を
設ける。
例えば、図に示すように下ロール2を選んでフランジ・
ガイド3を設ける場合は、下ロール2の胴部の両端のジ
ャーナル20上にフランジ・ガイド3を嵌合し、軸方向
に位置調整した後、H形鋼4のフランジ41の位置に対
応させてジャーナル20上に固定する。
ガイド3を設ける場合は、下ロール2の胴部の両端のジ
ャーナル20上にフランジ・ガイド3を嵌合し、軸方向
に位置調整した後、H形鋼4のフランジ41の位置に対
応させてジャーナル20上に固定する。
フランジ・ガイド3の取付固定手段としては種々の形式
を用いることができる。
を用いることができる。
例えば、第7図のようにロール2のジャーナルをねじ軸
21とし、胴部との間にカラー4を介在さてフランジ・
ガイド3を位置決めし、外側からナツト5によって緊締
して固定する。
21とし、胴部との間にカラー4を介在さてフランジ・
ガイド3を位置決めし、外側からナツト5によって緊締
して固定する。
第8図および第9図に示すように、フランジ・ガイド3
自体に予め半径方向の割溝31を部分的に設けておき、
この割溝の反対側には軸心にまで通ずる別の割溝32を
設けておき、これらの割溝を用いた拡縮作用を利用して
ロール軸上をスライドして位置を選定した上で、ボルト
等の緊締金具33によって割溝32側を緊縮し、軸穴を
緊縮させて固定する。
自体に予め半径方向の割溝31を部分的に設けておき、
この割溝の反対側には軸心にまで通ずる別の割溝32を
設けておき、これらの割溝を用いた拡縮作用を利用して
ロール軸上をスライドして位置を選定した上で、ボルト
等の緊締金具33によって割溝32側を緊縮し、軸穴を
緊縮させて固定する。
10図および第11図に示すように、フランジ・ガイド
3に前述と同様の直径方向にわたる割溝31,32と、
テーパ状の螺合部34を設けておき、螺合部34に係合
するロック・ナツト35を螺合することによって軸穴を
緊縮させて固定する。
3に前述と同様の直径方向にわたる割溝31,32と、
テーパ状の螺合部34を設けておき、螺合部34に係合
するロック・ナツト35を螺合することによって軸穴を
緊縮させて固定する。
以上述べたような種々の形式によって、フランジ・ガイ
ド3をロール軸上に固定し、H形鋼4のフランジ41を
外側から案内する。
ド3をロール軸上に固定し、H形鋼4のフランジ41を
外側から案内する。
フランジ・ガイド3の固定位置は、ロール軸上れの所望
の位置に位置決めできるから、H形鋼4のウェブ幅に規
制されることがない。
の位置に位置決めできるから、H形鋼4のウェブ幅に規
制されることがない。
フランジ・ガイドの位置は必ずしも左右対称位置に固定
する必要はないから、第12図に示すようにウェブの中
心を外れた位置にコルゲートを加工させることがでる。
する必要はないから、第12図に示すようにウェブの中
心を外れた位置にコルゲートを加工させることがでる。
このような偏心コルゲートは、H形鋼使用時における荷
重の状態や、他部材との接合関係等において、有効とさ
れる場合がある。
重の状態や、他部材との接合関係等において、有効とさ
れる場合がある。
このような本考案のコルゲート加工用ロールによれば、
H形鋼のウェブ幅に規制されることなく広範に適用しう
ると共に、偏心コルゲートの加工も可能であり、しかも
従来のロールに比較して有効ガイド距離を長く設定でき
るので、加工時のセンタリングが一層安定するなど、案
内効果にも優れている。
H形鋼のウェブ幅に規制されることなく広範に適用しう
ると共に、偏心コルゲートの加工も可能であり、しかも
従来のロールに比較して有効ガイド距離を長く設定でき
るので、加工時のセンタリングが一層安定するなど、案
内効果にも優れている。
第1図はコルゲートを有するH形鋼の横断面図。
第2図は第1図の■−■線からみたH形鋼の縦断面図、
第3図はコルゲート加工を実施する製造ラインの概略説
明図、第4図は従来の製造ロールの部分的な正面図、第
5図は第4図の■−v線からみたロールの一部の断面図
。 第6図は本考案ロールを第3図の製造ラインに用いた状
態で示す正面図、第7図は本考案ロールの一実施例を示
す部分的な断面図。 第8図は本考案ロールの別の実施例を示す部分図。 第9図は第8図のIX−IX線からみたフランジ・ガイ
ドの横断面図。 第10図は本考案ロールのさらに別の実施例の部分的な
断面図。 第11図は第10図のフランジ・ガイドをM−M線方向
かみた正面図。 第12図は本考案ロールの製造ラインにおける別の使用
形態を示す部分的な正面図。 1:上ロール、2:下ロール、3:フランジ・ガイド、
4:H形鋼。
第3図はコルゲート加工を実施する製造ラインの概略説
明図、第4図は従来の製造ロールの部分的な正面図、第
5図は第4図の■−v線からみたロールの一部の断面図
。 第6図は本考案ロールを第3図の製造ラインに用いた状
態で示す正面図、第7図は本考案ロールの一実施例を示
す部分的な断面図。 第8図は本考案ロールの別の実施例を示す部分図。 第9図は第8図のIX−IX線からみたフランジ・ガイ
ドの横断面図。 第10図は本考案ロールのさらに別の実施例の部分的な
断面図。 第11図は第10図のフランジ・ガイドをM−M線方向
かみた正面図。 第12図は本考案ロールの製造ラインにおける別の使用
形態を示す部分的な正面図。 1:上ロール、2:下ロール、3:フランジ・ガイド、
4:H形鋼。
Claims (1)
- H形鋼のウェブ幅に対応する圧延用胴部を有し該胴部の
中央部分に相補的に噛合う凹凸部を設けた一対の成形ロ
ールと、上下いずれか一方の成形ロールにおける胴部の
両側に配置されかつ軸方向に関して位置移動可能に固定
装着されていて前記胴部の直径よりも大径のフランジ・
ガイドとからなるH形鋼のウェブにコルゲートを加工す
るためのロール。
Priority Applications (9)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6941480U JPS6037128Y2 (ja) | 1980-05-20 | 1980-05-20 | H形鋼のウエブにコルゲ−トを加工するためのロ−ル |
CA000358273A CA1150986A (en) | 1979-08-24 | 1980-08-14 | Method for producing i-beam having centrally corrugated web and rolls for producing such i-beam |
GB8041336A GB2074916B (en) | 1980-05-09 | 1980-12-29 | Method for producing i-beam having centrally corrugated web |
LU83044A LU83044A1 (fr) | 1980-05-09 | 1980-12-30 | Procede de fabrication d'une poutre en i comportant une ame a ondulation centrale et cylindres pour la fabrication de cette poutre |
FR8027810A FR2482256B1 (fr) | 1980-05-09 | 1980-12-30 | Procede de production d'une poutre en i ayant une ame centralement ondulee et cylindres a utiliser pour cette production |
DE19803049459 DE3049459A1 (de) | 1980-05-09 | 1980-12-30 | Verfahren zur herstellung von gewellten doppel-t-traegern und vorrichtung zur durchfuehrung des verfahrens |
IT8027005A IT1174692B (it) | 1980-05-09 | 1980-12-30 | Metodo per produrre una trave a i che ha un gambo ondulato centralmente e cilindri per ottenere tale trave a i |
BE0/203376A BE886933A (fr) | 1980-05-09 | 1980-12-31 | Procede pour fabriquer une poutre en i a ame ondulee en son milieu et cylindres utilises a cet effet |
US06/751,433 US4597278A (en) | 1979-08-24 | 1985-07-03 | Method for producing I-beam having centrally corrugated web |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6941480U JPS6037128Y2 (ja) | 1980-05-20 | 1980-05-20 | H形鋼のウエブにコルゲ−トを加工するためのロ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56169938U JPS56169938U (ja) | 1981-12-15 |
JPS6037128Y2 true JPS6037128Y2 (ja) | 1985-11-05 |
Family
ID=29663310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6941480U Expired JPS6037128Y2 (ja) | 1979-08-24 | 1980-05-20 | H形鋼のウエブにコルゲ−トを加工するためのロ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6037128Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-05-20 JP JP6941480U patent/JPS6037128Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56169938U (ja) | 1981-12-15 |
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