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JPS6035564B2 - 液圧制御弁装置 - Google Patents

液圧制御弁装置

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Publication number
JPS6035564B2
JPS6035564B2 JP12033374A JP12033374A JPS6035564B2 JP S6035564 B2 JPS6035564 B2 JP S6035564B2 JP 12033374 A JP12033374 A JP 12033374A JP 12033374 A JP12033374 A JP 12033374A JP S6035564 B2 JPS6035564 B2 JP S6035564B2
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JP
Japan
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pilot
pressure
valve body
boat
main
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Application number
JP12033374A
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English (en)
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JPS5147624A (ja
Inventor
一義 今井
敬之 荒川
正吉 真壁
康郎 菱沼
重治 中野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuken Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Yuken Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yuken Kogyo Co Ltd filed Critical Yuken Kogyo Co Ltd
Priority to JP12033374A priority Critical patent/JPS6035564B2/ja
Publication of JPS5147624A publication Critical patent/JPS5147624A/ja
Publication of JPS6035564B2 publication Critical patent/JPS6035564B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、液圧回路に使用される制御された4・容量
のパイロット回路の流れで大容量の主回路の流れを制御
する液圧制御弁装置に関する。
従来のこの種の液圧制御弁装置は、パィ。ット回路の流
れを利用して主回路の流れを制御するパイロット操作方
式であるが、方向制御、圧力制御あるいは流量制御のい
ずれかの単一機能をもつものによって液圧制御回路を構
成する場合に夫々の機能をもった大容量の制御弁を組み
合わせて使用している。また、集積弁として体系化する
場合には、多種の単機能弁を用いることになるので不便
であり、その集積によって外形が大きくなる上に価格面
にも反映する欠点が避けられない。また、例えば特開昭
48−73283号公報、特関昭48−86121号公
報、特開昭49−3074号公報に示されているように
、パィ。
ット弁の機能に応じた作動をする大流量制御用の多機能
弁も公知である。これらの多機能弁では、パイロット流
量検出オリフィスの他に主流れを制御する部分に王流れ
の流量を検出するためのオリフィスを設け、そのオリフ
ィスに生ずる圧力差を主制御弁にフィード・バックして
流量調整を行うが、このような方式の制御弁では、主制
御流量が少ないとオリフィスに発生する圧力差が小さす
ぎて制御弁の精度が悪くなるので小流量制御用には不向
きであり、一方、制御流量が多い場合にはオリフィスに
おける圧力差が大きくなり、制御時の最小作動圧力差つ
まり制御弁としての圧力損失が大きくなる。そのため、
小流量から大流量まで幅広い制御流量の範囲を一合の制
御弁で満足させることができず、使用流量範囲に合わせ
て各個に設計、調整しなければならないという欠点が避
けられない。本発明は前述の欠点を除去しようとするも
ので、その主目的とするところは、パイロット操作方式
で主回路の流れを制御する多機能形の液圧制御弁装置に
おいて、主制御流れの流路中にパイロット流量検出用固
定オリフィスを設けることなしに小流量から大流量まで
の広い制御範囲で主回路流れをパイロット流量に対応し
て高精度に制御できる液圧制御弁装置を提供することに
ある。
本発明の具体的な目的のひとつは、パイ。ツト流量が4
・流量のときから王弁体が感応して変位し得る前記液圧
制御弁装置を提供することである。このような目的を達
成するための本願第1発明の液圧制御弁装置は、弁本体
内で両端から主弁ばねで弾圧してスプリングセンタ方式
にしたスプール形式の主弁体を、パイロット流れによっ
てパイロットオリフィスの前後に生じる差圧が主弁‘ま
ねのばね力と平衡するまで前記主弁ばねに抗して変位さ
せてパイロット操作方式で主回路の流れを制御するよう
にしたものにおいて、パイロットボートからの液圧を一
端面側に受け、外部ボートからの液圧を他端面側に受け
、これら両端面側についてパィ・ロット圧力に対する受
圧面積が等しくされ、一端面側にパイロット圧力を受け
て一方へ変位したときに外部ボートを供給ボートに蓮通
させる第一の主制御口と、他端両側にパイロット圧力を
受けて他方へ変位したときに外部ボートを排出ボートに
蓮通させる第二の主制御口とを中立位置に対して対称的
に有する主弁体と、パィ。
ット圧力が無いと対こ主弁体を中立位置にすると共に、
中立位置からの主弁体変位の両方向で主弁体変位ストロ
ークに対するばね力変化が互いに等しい主弁ばねと、パ
イロットボートと外部ボートとの間を所定開度で蓮通し
てパイロット流れによりその前後に差圧を生じるパイロ
ットオリフィスとを備え、更に前記パイロットオリフィ
スを固定オリフィスとし、前記主弁ばねをパイロット流
れが少ないうちから作用する円筒ばねとパイロット流れ
が或る程度多くなってから作用して捺みと共にばね力を
増加する円すし、ばねとの組合せとしたことを特徴とす
るものであり、これによって主制御流れの流路中に固定
オリフィスを設けずともパイロットオリフィス前後の差
圧に応じて主弁体制御口の関度を小流量から大流量まで
の広い制御範囲で制御するようにしたものである。
また、本発明のもうひとつの具体的な目的は、前記第1
発明において使用する円すし、ばねという特殊な部品を
用いずに、通常部品だけで構成することが可能な、しか
もパイロット流れが少しでも流れれば主弁体が感応して
変位し得る前記液圧制御弁装置を提供することである。
このため本願第2発明の液圧制御弁装置では、前記パイ
ロットオリフィスを単なる固定オリフィスで構成せずに
、その上流側のパイロット圧力が或る圧力以上になった
とき開いてその後パイロット流量に応じた差圧を生じる
ポベット弁によって構成し、且つ前記主弁ばねも、パイ
ロット圧力が前記ポベット弁のクラッキング圧力に達し
たときに主弁体制御口が丁度開き始めるように設定され
た円筒ばねのみによって構成したことを特徴とするもの
で、これにより円すし、ばねを用いることなくパイロッ
ト流れの流れ始めから主流れの制御が行えるようにした
ものである。本発明ではパイロット流量が小流量でも主
弁体が感応するから、主回路流れを小流量城から制御で
き、また主流れ流路中に余分なオリフィスを設けていな
いので、それによる圧力損失もなく、大流量城まで制御
可能である。
尚、本発明において主弁体制御口の前後の差圧を圧力補
償弁によって一定に保持することは好ましいことであり
、これによって小流量かれ大流量までの広い制御範囲に
わたって安定な高精度の作動が得られよう。以下に本発
明の好ましい実施例について図面と共に説明する。
第1図は第1発明の一実施例を示しており、この実施例
の液圧制御弁装置においては、弁本体1にパイロットボ
ート35と接続する供給ボート2、および同じくパイロ
ットボート36と接続する排出ボート3を鯨設し、これ
等供給および排出両ボートを中心にして同図に面して左
右に対称に後述する諸部品を装備するものである。
説明の便宜上、左方配備部品には図番後尾にAあるいは
Cを、右方配備のものには、BあるいはDを添字するも
のとし、部品名称に変更がない限りにおいて左方構成に
ついて主に詳述する。すなわち、前記弁本体外部に閉口
する外部接続ボートとしてのAボート4A(Bボート4
B)に蓮適する弁室28Aおよび29A内を摺敷する圧
力補償弁体8Aを、ばね室26A内に配設した圧力補償
弁ばね9Aで弾圧して前記補償弁体背部に弁室24Aを
形成する。
また、上下にばね室17Aおよび18Aを形成して摺動
する主弁体5Aを、前記ばね室に夫々円筒ばね6A、円
すし・ばね6Cおよび円筒‘まね7A、円すし、ばね7
Cを設けて上下両側から弾圧し、上側には供給ボート2
に蓮適する弁室32Aを、下側には排出ボート3に蓮適
する弁室33Aを、中央部を囲んで内部ポ−ト50Aを
経て弁室29Aに達遭する弁室31Aを各々形成する。
また前記弁室32Aの上方にはさらにパイロットボート
19Aおよびパイロット通路23Aを介して前記弁室2
4Aに蓮適するパイロット溝48Aを、同じく前記弁室
33Aの下方にはパイロットボート22Aおよびパイロ
ット通路25Aを介して前記ばね室26Aに蓮適するパ
イロット溝49Aを形成する。また、前記弁本体には、
そのばね室17Aと18Aを蓮適するパイロット通路1
4A,15Aを貫通して配設し、これら通路14Aおよ
び15Aの間に絞り16Aを装着する。さらに同様にパ
イロット通路13Aを貫通して設けてその一方の端口に
パイロット孔10Aを前記パイロット溝48Aに、その
他方の端口のパイロット孔12Aを前記パイロット溝4
9Aに、その中間部のパイロット孔11Aを前記弁室3
1Aに関口ごせる。前記パイロット通路23Aから分岐
したパイロットボート20Aおよび弁室31Aと主弁体
5A間に制御口37Aを、また前記パイロット通路25
Aから分岐したパイロットボート21Aおよび弁室31
Aと弁本体5A間に制御口38Aを、さらに前記弁室2
8A,29Aおよび補償弁体8A間に制御口30Aを各
々形成する。なお、前記ばね室17Aにはパイロットボ
ート34Aを蓮通させて外部と接続自在とし、またばね
室18Aと弁室28Aとはパイロット通路27Aを経て
蓮通させている。この実施例の作動を述べるために、第
1図に添画したパイロット切換弁40の回路について説
明すると、該弁40のポンプボートPにはパイロットボ
ート35を、タンクボートTにパイロットボート36を
、ボートAにパイロットボート34Aを、ボートBに同
じくパイロットボート34Bを接続している。上述した
第1発明の実施例によれば、パイロットボート34Aか
ら流入したパイロット流れは、ばね室17A、パイロッ
ト通路14A、絞り16A、同じく通路15A、ばね1
8A、通路27Aを経てAボート4Aから流出して前記
絞りの前後に圧力差を発生させる。
該圧力差によって主弁体5Aはばね室18A側に変位し
、その内部のばね力と前記圧力差が平衡する位置を上記
弁本体が占位する。この主弁体5Aが図面で示す中央位
置にあるときは、パイロットボート20A,21Aが閉
止し、パイロットボート19A,22Aが閉口し、パイ
ロット孔10A,12Aおよび11Aが同じく通路13
Aを介して弁室31Aに開通しているが、前述の主弁体
変位に応じて前記ボート19Aが閉止し、ついで前記ボ
ート20Aが弁室32Aに開□するから、供給ボート2
の圧油が前記ボート20A、通路23Aを経て弁室24
Aに流入して圧力補償弁体8Aを補償弁ばね9Aに抗し
て押圧し、制御口30Aを遮閉し、さらに前記主弁体の
変位にともなって制御口37Aが閉口して弁室32A内
の圧油が弁室31Aに流入する。該弁室内圧が上昇する
とその圧油は前記孔11A,通路13Aおよび孔12A
ならびに通路25Aを経てばね室26A内に流入して前
記補償弁体を押し上げて制御口30Aを閥口するので、
弁室29Aの庄油は弁室28AからAボート4Aに流出
する。したがって、この際には、前記補償弁体8Aは、
弁室32Aおよび31A間の圧力差と補償弁ばね9Aの
ばね力および前記補償弁体断面積によって決定される位
置を占位して制御口30Aの王流れを制御することにな
る。つぎに、前述のパイロット功換弁40を切換えてパ
イロット流れを遮断すると、前記絞り16Aの前後にお
ける圧力差がなくなり、前記主弁体はその両ばね力で中
立位置に復位して制御口37Aが遮閉されて王流れが遮
断される。前述と逆に、Aボート4Aからパイロット流
れを流入させると、その圧油は前述と逆の経路を経て前
記ボート34Aに流出して絞り16Aに圧力差を発生さ
せて前記主弁体をばね室17A側に変位させ、その内部
のばね力と平衡する位置を占位させる。この主弁体変位
に応じて、先ず、前記ボート22Aが閉止し、前記ボー
ト21Aが排出ボート3側の弁室33Aに接続するから
、ばね室26Aの圧油が通路25A、ボート21Aおよ
び弁室33Aを経て排出ボート3に開放される。従って
前記孔11A、通路13A、孔10A、ボート19Aお
よび通路23Aを経て弁室24A内に流入した弁室31
Aの圧油が、前記補償弁体を押圧して制御口30Aを閉
止する。さらに前記主弁体変位にしたがって、制御口3
8Aが閉口すると、弁室31Aの圧油が弁室33Aを経
て排出ボート3に流出し、それに応じて弁室31A内の
圧力が低下する。これによって弁室24A内の圧力が低
下して前記補償弁体が補償弁‘まね9Aのばね力で復位
し、制御口30Aを閉口するので、前記Aボートに流入
した圧油は排出ボート3に流出する。この際にも、前述
の場合と同様に圧力補償弁体8Aは、弁室31Aおよび
33A間の圧力差と前記ばね9Aのばね力および補償弁
体8Aの断面積によって決定される位置を占位し、主弁
体5Aの流量制御時の圧力補償を行う。前述のように、
パイロット流れが、ボート34AからAボート4Aに流
れる場合には主流れは供給ボート2からAボート4Aに
、逆にAボート4Aからボート34Aに流れる場合には
王流れはAボート4Aから排出ボート3に流れる。また
主弁体5Aの制御口37Aあるいは38Aが開口する前
にパイロットボート20Aあるいは21Aが開口するか
ら、先ず補償弁体8Aの制御口30Aが閉止し、その後
に主弁体5Aの制御口37Aあるいは38Aが開□して
前記制御口30Aを開口することで主流れを形成するの
で、通常の流量制御弁に起きるジャンピング現象が発生
することがない。なお、この実施例では、第1図に示し
且つ前述したように諸部品を左右対称に構成しているの
で、前述の作動は右側に対しても同様に成立することは
詳説するまでもない。上述した作動は、パイロット回路
を制御することによって、相似的に主回路を制御してい
るのであって、その原理について説明すれば以下の通り
である。
主弁体5Aの変位制御用ばねには、ばね定数の小さい円
筒ばね6A,7Aおよびばね定数の大きい円すいばね6
C,7Cを選択し、前者のばねは予め榛みを与えて装着
して主弁体5Aを中立位置にするようにし、この中立位
置では後者のばねは主弁体5Aにばね力を作用させない
ようにして、該主弁体が油圧力で変位して制御口37A
,38Aが開□する直前から作用するように装着する。
この場合、円すし、ばね6C,7Cのばね力を榛み量の
二乗に比例させるようにすることによって、総合ばね力
は第2図に図示したものとある。すなわち、主弁体変位
を×、主弁体制御口開度をx、前記制御口重なり量をh
、円すし、ばね定数をkl、円筒ばね定数をk3とすれ
ば、k3は4・さし、ので、主弁体に作用するばね力F
は、F=kl・(×−h)2十2・k3・x ニkl・(×−h)2 =kl・x2 となる。
パイロット回路に流量qが流れるときに絞り16Aの前
後に生じる圧力差△pは、絞り抵抗をRとすると、△P
=R・q2 であり、主弁体釣合式は、主弁体断面積をAとすれば、
A・△p=F=kl・x2であるので、主弁体開度は、 x=ゾA・R・/kl・q となる。
また、圧力補償弁体8Aによって圧力補償される主弁体
5Aの制御口37A,38Aの圧力差△pmは、ばね9
Aのばね定数をk2、前記ばねの榛み量をXs、圧力補
償弁体8Aの断面積をAcとすれば、△pm=k2・X
s/Ac となって一定値に自動的に調整され、したがって、主弁
体制御口37A,8Aを流れる流量Qは、主弁体流量定
数をkfとすれば、Q=kf.xノ△pm=k●q となる。
ただし、Kは、K=kfノk2.Xs/船,ノA,R/
klであって増幅率と呼ばれ、流量Qは流量qに比例し
てK倍となる。
したがって、Aボート4AあるいはBボート4Bを通過
する流量QTは、流量Qおよび流量qの和であるから(
1十K)qとなり、パイロット回路の流量qと主回路の
流量QTが比例することになり、前述のようにパイロッ
ト回路を制御することで主回路を制御することが可能で
ある。また、上述の説明は、流れが供給ボートからAあ
るいはBボートに、AあるいはBボートから排出ボート
にといずれの場合にも成立する。つぎに、第3図は第1
の発明の他の実施例を示すもので、前述の第1図の実施
例の主弁体5Aに貫通して設けたパイロット通路14A
,15Aとその間に設けた絞り16Aに代えて、ばね室
17Aと弁室28A間をパイロット通路15’Aで接続
し、その中間およびパイロット通路27A間に絞り16
’Aおよびダンピング絞り39Aと配備したもので、そ
の他の部位は前述の実施例と全く同様で同一の部品図番
で示してある。
この実施例の作動については前述の実施例と全く同様で
あるが、ダンピング絞り39Aを装置してあるから主弁
体5Aの振動発生が防止される。
さらに、第4図は第2発明の実施例を示すもので、前述
第3図で図示した実施例の絞り16’Aに代えて、パイ
ロット通路15’A,14’A間にポベット‘まね43
A,44Aで夫々弾圧したポベット弁41A,42Aを
、その遮断する流れ方向を反対にして配設し、また円す
し、ばね6B,7Cを配置しないで、ばね定数の大きい
円筒とまね6’A,7’Aのみを配置してある以外は前
述実施例と全く同様に構成している。この実施例の作動
は前述の実施例と同様であるが、ポベット弁41A,4
2Aがパイロット流量に応じて圧力差を発生させて主弁
体5Aを変位させることによって主流れを制御するもの
で、パイロット流れがボート34AからAボート4Aに
流れる場合はポベット弁41Aを閉口し、逆の流れの場
合にはポベット弁42Aを開口する。
これ等の場合における前記各ポベット弁前後における圧
力差△pは、ポベット弁クラツキング圧を△pc、定数
をkqとすれば、△p=△pc十kq・q であって、第5図に図示したようにほぼ直線となる。
主弁体に作用する力の釣合式は、前述と同記号を用いて
、A・△pこ2・k3・×=2・k3・(x十h)であ
るから、前記ポベット弁クラッキング圧に圧力差が達し
た前後に前記主弁体制御口の重なりが終わるようにして
おくと、A・△p=2・k3・h となり、また、 x:A.kq/2・k3・q であるので、前記制御口関度はパイロット流量に比例し
、したがって主流量Qは、Q=kf・x・△pm=K・
q となる。
ただ、し、Kは、K=kfノk2.Xs/Ac ・A・kq/2.k3 であって定数となり、従って主流量Qがパイロット流量
qに比例することは、前述の実施例と同様である。
つぎに、この発明に係る弁機能をさらに使用例について
説明すると、前述の第3図に図示した回路は単一機能を
もった切換弁としての例示であって、パイロット切襖弁
40のポンプボートPはパイロットボート35を経て供
給ボート2に、ボートAはパイロット34Aに、ボート
Bはパイロットボート34Bに、タンクボートTはパイ
ロットボート36を経て排出ボート3に夫々接続し構成
していることは前述の通りである。
今、前記切換弁をP−A、B−Tに切り換えると、パイ
ロット流れが、A側では供給ボート2、パィロットポ−
ト35、パイロット切換弁40、パイロットボート34
A、ばね室17A、絞り16’A、パイロット通路15
’A、Aボート4Aの順に流れ、B側ではBボート4B
から前述の通路と反対の順路で排出ボート3に流れて主
弁体5A,5Bが夫々変位し、主流れは、A側では供給
ボート2からAボート4Aに、B側ではBボート4Bか
ら排出ボート3に流れる。この場合パイロット回路に他
の制御弁を挿入していないから、パイロット流れは自由
に流れ、主流れも前述の経路を自由に流れる。また、前
記パイロット切襖弁をA−T、P−8に切り換えると、
前述と全く同様に、壬流れは、Aボート4Aから排出ボ
ート3に、供給ボート2からBボート4Bに流れる。さ
らに、切換兼流量制御弁として回路構成をした第6図に
おいては、第3図に例示したパイロットボート34Aと
パイロット切換弁40のボートAを接続する管路中にパ
イロット流量制御弁47Aを、同じくB側に同流量制御
弁47Bを挿入したもので、前記切襖弁をP−A、B−
Tに切り換えると、パイロット流れは、A側では供給ボ
ート2から図示の経路を経てAボート4Aに、B側では
Bボート4Bから図示の経路を経て排出ボート3に流れ
るが、A側ではパイロット流量制御弁47Aでパイロッ
ト流量qに制御されるから、主流れの流量はK・qとな
り、Aボート4Aからアクチュェータへの流量は(1十
K)qとなり、B側ではパイロット流れが前記制御弁4
7Bのチェック弁側を流れるから主流れもBボート4B
から排出ボート3に自由に流れる。
ついで、前記功換弁をA−T、P−Bに切り換えると、
A側でのパイロット流れは排出ボート3に自由に流れ、
B側ではパイロット流量制御弁478で前述同様に制御
されて、アクチュェータへの流量は(1十K)qとなる
。この際のパイロット流量制御弁はともにメータィンに
入っているので、主流れをメータィンで制御するが、前
記制御弁をメータアゥトに入れてパイロット流れの排出
ボート3にもどる流量を制御することによって主流れを
メータアウトで制御することも可能である。なおさらに
、第7図に図示する切換兼減圧弁としての回路構成につ
いて説明すると、前述同様に第3図で例示したパイロッ
トボート34Aと前記切換弁ボートA間の管路にパイロ
ット減圧弁45を挿入したもので、P−A、B−T位置
のパイロット切襖弁40を切≠奥伏態では、A側で、A
ポ−ト4Aの圧力が前記パイロット減圧弁設定圧よりも
低い場合に、パイロット流れは供給ボート2から図示の
経路を経てAボート4Aに流れ、王流れはパイロット流
量に応じて供給ボート2からAボート4Aに流れるが、
前記Aボートの圧力がパイロット減圧弁45の設定圧に
近接すると前記減圧弁流量が減って主流れ流量も減り、
Aボート4Aの圧力が前記設定圧に減圧される。
B側では、パイロット流れがBボート4Bから図示の経
路を経て排出ボート3に自由に流れるので、主流れもB
ボートから排出ボート3に自由に流れる。パイロット切
換弁40をA−T、P−B位置に切り換えるとA,B両
側ともにパイロット流れは自由であって、王流れも、A
ボート4Aから排出ボート3に、供給ボート2からBボ
ート4Bに自由に流れる。
さらにまた、第8図に図示するりリーフ弁としての回路
構成は、既に例示した第3図のパイロットボート34A
,34Bと前記切襖弁ボートA,B間の夫々の管路に分
岐してパイロットリリーフ弁46A,468を配置した
ものであって、前記切換弁の切換えによって第3図の図
示例と同様に切換弁として作動するが、Aボート4Aの
圧力がパイロットリリーフ弁46Aの設定圧より高くな
ると、圧油がパイロット流れとしてパイロット通路15
1A等順路を経て前記リリーフ弁46Aからパイロット
ボート36に、さらに排出ボート3にリリーフされるか
ら、主弁体5Aは絞り16’Aに生じる圧力差で変位し
、主流れをAボート4Aから排出ボート3にリリーフし
、また前記圧力が低下すると、パイロット流れが止まっ
て主弁体5Aが円筒ばね6A、円すし、ばね6Cで中立
位置に復位して排出ボート3へのりリーフ流れを止め、
Aボート4Aの圧力を前記リリーフ弁46Aの設定圧に
保持する。
この作動は、B側についても成立することはいうまでも
ない。なお、さらにまた、前述の第3図で図示したパイ
ロット回路のパイ。
ツトポート34A,34Bとパイロット切換弁40のボ
ートA,B間の夫々の管路に、前者管路に減圧弁45A
、流量制御弁47Aを、後者管路にリリーフ弁46B、
流量制御弁47Bを配置した第9図においては、パイロ
ット切換弁40の中立位置ではA側は全閉であるが、B
側はリリーフ弁46Bが作動して前述の第8図図例と同
様にBボート4Bの圧油を排出ボート3にリリーフし、
その圧力が前記リリーフ弁設定圧以上に上昇しない。い
ま、前記切換弁の位置をP−A、B−Tに切り換えると
、A側ではパイロット回路の流量が流量制御弁47Aで
流量qに調整されるので、供給ボート2から流量K・q
がAボート4Aに流れ、また、Aボート4Aから流出す
る流量が(1十K)qよりも少なくなると減圧弁45A
が働き、Aボート4Aの圧力を前記減圧弁設定圧に減圧
し、B側ではパイロット流れがBボート4Bから流量制
御弁47Aのチェック弁を経て排出ボートに自由に流れ
るので、主流れもBボートから排出ボートに自由に流れ
る。前記切換弁をA−T、P−Bに切換えると、A側で
はパイロット流れがAボート4Aから減圧弁45Aおよ
び流量制御弁47Aの各チェック弁を経て排出ボート3
に自由に流れるので、主流れもAボート4Aから排出ボ
ート3に自由に流れ、A側ではパイロット流れが前記流
量制御弁で流量qに調整されてBボート4Bに流れるか
ら、王流れも供V給ボート2から流量K・qがBボート
4Bに流れ、その圧力がリリーフ弁46B設定圧よりも
高くなると、パイロット流量qの一部または全量がリリ
ーフ弁468から排出ボート3に放流されるから、主流
れの流量も伴って減少してBボート4Bの圧力が前記リ
リーフ弁設定圧を起すことがない。
また、上述の各実施例を第10,11図に図示するよう
に、弁本体101を貫いて供給ボート2および排出ボー
ト3を設け、他弁と該弁本体を横に係合させてサポート
板102の間で通しボルト106およびナット110で
締結した弁間接銃を行い、前記弁本体側面にAボート4
A、Bポ−ト4Bおよびボルト孔107を設けてアクチ
ユェー外こ接続し、また弁本体101上面に第12図図
示の取付けボルト孔108および各パイロットボート3
4A,34B,35,36を規格化して設け、その上に
パイロット各種弁40,103,104,105・・…
・を積重して構成するか、あるいは第13図図示の前述
通しボルト締結に代えて各弁側面に鍔111を設けて短
ボルト109およびナット110‘こよって弁間接続を
行った上に前述の構成を行うことによって、配管あるい
はマニホールドを省略した弁間回路構成をしてもよい。
上述したように、この発明は、パイロット切換弁単独と
、あるいは他のパイロット操作弁をも細合せてパイロッ
ト回路を構成することによって、パイロット回路の機能
をすべて保有させて主流れ制御が可能であり、さらに詳
述すれば、種々の単一機能をもつ小容量のパイロット弁
を組合せて主制御回路に要求される機能をもつパイロッ
ト回路を構成し、該回路の小量流れでその流れの立上り
から広い制御範囲にわたって大容量の主制御弁を制御で
きるため、一合の主制御弁でパイロット回路のもつ機能
と同機能を満たすように主回路を制御でき、主制御弁が
一合で多機能をもち、パイロット回路のもつ機能に応じ
て機能を発揮できるかり、一種類の大容量の制御弁で、
小形パイロット弁だけを機能に応じて配備すればよく、
集積弁として体系化する場合にも少数種類で構成でき、
かっ主制御弁がァクチュェータ一合に対して一合で目的
を達することができ、したがってづ、形軽量で価格面に
おいても安価である。
【図面の簡単な説明】
第1図および3図は第1発明の各々別の実施例を示す縦
断面図にパイロット切換弁回路を添画した構成説明図、
第2図は円筒および円すいばねのばね力および変位関係
曲線図、第4図は第2発明の実施例を示す縦断面図にパ
イロット切換弁回路を添画した構成説明図、第5図はポ
ベット弁の流量および圧力特性曲線図、第6,7,8お
よび9図は第1発明の実施例の縦断面図に各々別のパイ
ロット回路例を添画した構成説明図、第10図はこの発
明に係る弁装置の弁間接綾およびパイロット操作弁積重
の例を示す側面図、第11図は前図の正面図、第12図
は第10図のA−A矢視図、第13図は弁間接競等の他
の例を示す側面図である。 1・・・・・・弁本体、2・・・・・・供給ボート、3
・・・・・・排出ボート、4A,4B”””A、Bボー
ト、5A,5B・・・・・・主弁体、8A,8B・・・
・・・圧力補償弁体、14A,14’A,15A,15
’A,14B,14’B,158,15’B……パイロ
ット通路、16A,16’A,16B,16’B……絞
り、40・・…・パイロット切換弁。 第1図 第2図 第5図 第3図 第4図 第6図 第10図 第11図 第7図 第12図 第13図 第8図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 弁本体内で両端から主体ばねで弾圧してスプリング
    センタ方式にしたスプール形式の主弁体を、パイロツト
    流れによつてパイロツトオリフイスの前後に生じる差圧
    が主弁ばねのばね力と平衡するまで前記主弁ばねに抗し
    て変位させてパイロツト操作方式で主回路の流れを制御
    するようにしたものにおいて、パイロツトポート34A
    からの液圧を一端面側に受け、外部ポート4Aからの液
    圧を他端面側に受け、これら両端面側についてパイロツ
    ト圧力に対する受圧面積が等しくされ、一端面側にパイ
    ロツト圧力を受けて一方へ変位したときに外部ポート4
    Aを供給ポート2に連通させる第一の主制御口37Aと
    、他端面側にパイロツト圧力を受けて他方へ変位したと
    きに外部ポート4Aを排出ポート3に連通させる第二の
    主制御口38Aとを中立位置に対して対称的に有する主
    弁体5Aと、パイロツト圧力が無いときに主弁体5Aを
    中立位置にすると共に、中立位置からの主弁体変位の両
    方向で主弁体変位ストロークに対するばね力変化が互い
    に等しい主弁ばねと、パイロツトポート34Aと外部ポ
    ート4Aとの間を所定開度で連通してパイロツト流れに
    よりその前後に差圧を生じるパイロツトオリフイスとを
    備え、更に前記パイロツトオリフイスを固定オリフイス
    16Aとし、前記主弁ばねをパイロツト流れが少ないう
    ちから作用する円筒ばね6A,7Aとパイロツト流れが
    或る程度多くなつてから作用して撓みと共にばね力を増
    加する円すいばね6C,7Cとの組合せとしたことを特
    徴とする液圧制御弁装置。 2 弁本体内で両端から主体ばねで弾圧してスプリング
    センタ方式にしたスプール形式の主弁体を、パイロツト
    流れによつてパイロツトオリフイスの前後に生じる差圧
    が主弁ばねのばね力と平衡するまで前記主弁ばねに抗し
    て変位させてパイロツト操作方式で主回路の流れを制御
    するようにしたものにおいて、パイロツトポート34A
    からの液圧を一端面側に受け、外部ポート4Aからの液
    圧を他端面側に受け、これら両端面側についてパイロツ
    ト圧力に対する受圧面積が等しくされ、一端面側にパイ
    ロツト圧力を受けて一方へ変位したときに外部ポート4
    Aを供給ポート2に連通させる第一の主制御口37Aと
    、他端面側にパイロツト圧力を受けて他方へ変位したと
    きに外部ポート4Aを排出ポート3に連通させる第二の
    主制御口38Aとを中立位置に対して対称的に有する主
    弁体5Aと、パイロツト圧力が無いときに主弁体5Aを
    中立位置にすると共に、中立位置からの主弁体変位の両
    方向で主弁体変位ストロークに対するばね力変化が互い
    に等しい主弁ばねと、パイロツトポート34Aと外部ポ
    ート4Aとの間を所定開度で連通してパイロツト流れに
    よりその前後に差圧を生じるパイロツトオリフイスとを
    備え、更に前記パイロツトオリフイスを、その上流側の
    パイロツト圧力が或る圧力以上になつたとき開いてその
    後パイロツト流量に応じた差圧を生じるポペツト弁41
    A,42Aによつて構成し、前記主弁ばねを、パイロツ
    ト圧力が前記ポペツト弁のクラツキング圧力に達したと
    きに主弁体の主制御口が丁度開き始めるように設定され
    た円筒ばね6A,7Aのみによつて構成したことを特徴
    とする液圧制御弁装置。
JP12033374A 1974-10-21 1974-10-21 液圧制御弁装置 Expired JPS6035564B2 (ja)

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KR100426002B1 (ko) * 2002-02-25 2004-04-13 오세진 청소차의 음식물 쓰레기 자동 투하 장치

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