JPS6034200A - τ−グルタミルトランスペプチダ−ゼ活性の測定法 - Google Patents
τ−グルタミルトランスペプチダ−ゼ活性の測定法Info
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- JPS6034200A JPS6034200A JP58143434A JP14343483A JPS6034200A JP S6034200 A JPS6034200 A JP S6034200A JP 58143434 A JP58143434 A JP 58143434A JP 14343483 A JP14343483 A JP 14343483A JP S6034200 A JPS6034200 A JP S6034200A
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- glutamyl
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- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
発明の背景
技術分野
本発明は、γ−グルタミルトランスペプチダーゼ(EC
2,8,2,2:以下「γ−GTPJと略称する。)活
性の測定法に関する。具体的にはL−グルタミン酸オキ
シダーゼ(以下rGLXDJと略称することもある。)
を利用するγ−GTP活性の測定法に関する。
2,8,2,2:以下「γ−GTPJと略称する。)活
性の測定法に関する。具体的にはL−グルタミン酸オキ
シダーゼ(以下rGLXDJと略称することもある。)
を利用するγ−GTP活性の測定法に関する。
f−GTPは生体内でγ−グルタミルペプチドの代謝に
関与する酵素で、グルタチオンなとのr−グルタミルベ
ブチドを加水分解し、同時にr−グルタミル基を他のペ
プチドあるいはアミノ酸に転移させる作用を有する酵素
である。γ−GTPは生体内の各組織に広く分布する酵
素であるが、体液、特に血清中のr−GTP活性の測定
は肝硬変、アルコール性肝炎、肝癌などの肝疾患の診断
および病態把握の手段として重要であり、広〈実施され
ている。
関与する酵素で、グルタチオンなとのr−グルタミルベ
ブチドを加水分解し、同時にr−グルタミル基を他のペ
プチドあるいはアミノ酸に転移させる作用を有する酵素
である。γ−GTPは生体内の各組織に広く分布する酵
素であるが、体液、特に血清中のr−GTP活性の測定
は肝硬変、アルコール性肝炎、肝癌などの肝疾患の診断
および病態把握の手段として重要であり、広〈実施され
ている。
従来技術
r−GTP活性の測定法としてはグルタチオンなどのペ
プチドを基質として用い、クロマトグラフィー、ガス分
析などの繁雑な方法で活性測定を行う方法も知られてい
るが、臨床検査においては合成基質であるγ−グルタミ
ルアミドを基質として用い、γ−GTPの作用によって
遊離するアミン類を定量する方法が一般に用いられてい
る。代表的な方法としては、(1)γ−グルタミルーp
°−ニトロアニリドを基質とする方法、および(2)γ
−グルタミルーα−ナフチルアミドもしくはr−グルタ
ミル−β−ナフチルアミドを基質とする方法が知られて
いる。
プチドを基質として用い、クロマトグラフィー、ガス分
析などの繁雑な方法で活性測定を行う方法も知られてい
るが、臨床検査においては合成基質であるγ−グルタミ
ルアミドを基質として用い、γ−GTPの作用によって
遊離するアミン類を定量する方法が一般に用いられてい
る。代表的な方法としては、(1)γ−グルタミルーp
°−ニトロアニリドを基質とする方法、および(2)γ
−グルタミルーα−ナフチルアミドもしくはr−グルタ
ミル−β−ナフチルアミドを基質とする方法が知られて
いる。
(1)の方法においてγ−GTPの作用によって基質か
ら遊離するp−二トロアニリンを定量する方法としては
、(1−1)黄色のp−ニトロアニリンを直接比色定量
するか、(1−2) I)−ニトロアニリンをアルデヒ
ド系化合物によって赤色系色調に発色させた後、比色す
る方法が採用されている。これらの方法は、試薬の調製
に際して基質であるγ−グルタミルーp−ニトロアニリ
ドが水に難溶性て、溶・解安定性も悪いため、基質濃度
が制限される欠点を有する。さらに、遊離するp−ニト
ロアニリンの定量においても(1−1)の方法では、こ
の物質が黄色であるために比色定量において血清成分の
影響を受けやすく、(1−2)の方法では、発色反応に
際して温度を厳密に調節する必要があるなど、煩雑な操
作を要求されるため日常の検査法としての実用性ζこ欠
ける。
ら遊離するp−二トロアニリンを定量する方法としては
、(1−1)黄色のp−ニトロアニリンを直接比色定量
するか、(1−2) I)−ニトロアニリンをアルデヒ
ド系化合物によって赤色系色調に発色させた後、比色す
る方法が採用されている。これらの方法は、試薬の調製
に際して基質であるγ−グルタミルーp−ニトロアニリ
ドが水に難溶性て、溶・解安定性も悪いため、基質濃度
が制限される欠点を有する。さらに、遊離するp−ニト
ロアニリンの定量においても(1−1)の方法では、こ
の物質が黄色であるために比色定量において血清成分の
影響を受けやすく、(1−2)の方法では、発色反応に
際して温度を厳密に調節する必要があるなど、煩雑な操
作を要求されるため日常の検査法としての実用性ζこ欠
ける。
(2)の方法においてγ−GTPの作用によって基質か
ら遊離するa−も【7くはβ−ナフチルアミンを定量す
る方法としては、これらのアミン類を(2−1)ジアゾ
ニウム塩として比色定置する方法、または(2−2)8
−メチル−2−ベンゾチアゾリノンヒドラゾンと酸化剤
とで発色させて定量する方法などが採用されている。こ
れらの方法は、操作が煩雑であるだりでなく、基質化合
物の原料であり、標準物質でもある前記アミン類がす癌
性を有することから検査法として好ましくない。
ら遊離するa−も【7くはβ−ナフチルアミンを定量す
る方法としては、これらのアミン類を(2−1)ジアゾ
ニウム塩として比色定置する方法、または(2−2)8
−メチル−2−ベンゾチアゾリノンヒドラゾンと酸化剤
とで発色させて定量する方法などが採用されている。こ
れらの方法は、操作が煩雑であるだりでなく、基質化合
物の原料であり、標準物質でもある前記アミン類がす癌
性を有することから検査法として好ましくない。
以上の方法の他にγ−GTP活性の測定法として(8)
アミンオキシダーゼを利用する方法も知られている(特
開昭58−9698号)。すなわち、この方法は基質と
してγ−グルタミルー置換メチルアミド化合物を用い、
γ−GTPの作用によって遊離する置換メチルアミン化
合物に対応するアミンオキシダーゼを作用させ、酵素反
応に伴う酸素の消費量または過酸化水素もしくはアンモ
ニアの生成量を定量する方法である。この方法は、基質
の入手が困難であり、使用するアミンオキシダーゼの基
質特異性および安定性が必ずしも高くな(、実用的とは
いいがたい。
アミンオキシダーゼを利用する方法も知られている(特
開昭58−9698号)。すなわち、この方法は基質と
してγ−グルタミルー置換メチルアミド化合物を用い、
γ−GTPの作用によって遊離する置換メチルアミン化
合物に対応するアミンオキシダーゼを作用させ、酵素反
応に伴う酸素の消費量または過酸化水素もしくはアンモ
ニアの生成量を定量する方法である。この方法は、基質
の入手が困難であり、使用するアミンオキシダーゼの基
質特異性および安定性が必ずしも高くな(、実用的とは
いいがたい。
なお、従来f−GTP活性の測定法として、ジペプチド
を基質(r−グルタミル基供与体)として使用する方法
は知られておらず、L−アミノ酸オキシダーゼを利用す
る方法も知られていない。
を基質(r−グルタミル基供与体)として使用する方法
は知られておらず、L−アミノ酸オキシダーゼを利用す
る方法も知られていない。
発明の概要
要旨
本発明者は、天然に存在するペプチドを基質とするf−
GTP活性の測定法について鋭意検討した結果、γ−L
−グルタミル−し一グルタミン酸とr−グルタミル基受
容体とを基質として使用し、この基質にγ−GTPが作
用して遊離するL−グルタミン酸に対し、特異性の極め
て高いし一アミノ酸オキシダーゼを作用させ、この反応
に伴う物質の収支を検出することによってγ−GTP活
性の測定が可能であることを見出し、本発明を完成した
。
GTP活性の測定法について鋭意検討した結果、γ−L
−グルタミル−し一グルタミン酸とr−グルタミル基受
容体とを基質として使用し、この基質にγ−GTPが作
用して遊離するL−グルタミン酸に対し、特異性の極め
て高いし一アミノ酸オキシダーゼを作用させ、この反応
に伴う物質の収支を検出することによってγ−GTP活
性の測定が可能であることを見出し、本発明を完成した
。
本発明は、r−グルタミル基を供与する基質としてγ−
L−グルタミル−し一グルタミン酸を使用し、これにr
−グルタミルトランスペプチダーゼを作用させ、次いで
遊離するし一グルタミン酸lこ対し、L−グルタミン酸
オキシダーゼを作用させ、反応に伴う酸素の消費量また
は過酸化水素、アンモニアもしくはα−ケトグルタル酸
の生成量を検出することを特徴とするr−グルタミルト
ランスペプチダーゼ活性の測定法を提供するものである
。
L−グルタミル−し一グルタミン酸を使用し、これにr
−グルタミルトランスペプチダーゼを作用させ、次いで
遊離するし一グルタミン酸lこ対し、L−グルタミン酸
オキシダーゼを作用させ、反応に伴う酸素の消費量また
は過酸化水素、アンモニアもしくはα−ケトグルタル酸
の生成量を検出することを特徴とするr−グルタミルト
ランスペプチダーゼ活性の測定法を提供するものである
。
本発明方法における酵素反応を概略的に示すと以下のと
おりである。
おりである。
r−L−グルタミル−L−グルタミン酸+受容体酵素反
応の検出 処遇 ■本発明において使用するγ−GTPの基質は基本的に
は天然界に存在するものであり、測定されたγ−GTP
活性には真の意味でのγ−GTP活性が反映される。
応の検出 処遇 ■本発明において使用するγ−GTPの基質は基本的に
は天然界に存在するものであり、測定されたγ−GTP
活性には真の意味でのγ−GTP活性が反映される。
■基質は安全な物質であり、かつ入手が容易である。
■本発明のGLXDによる反応は、臨−床検査等におい
て最も広く実用化されているオキシダーゼ反応であり、
酵素反応の測定も汎用されている方法をそのまま適用で
きる。
て最も広く実用化されているオキシダーゼ反応であり、
酵素反応の測定も汎用されている方法をそのまま適用で
きる。
■上記GLXDはL−グルタミン酸に対する基質特異性
が極めて高いので他のアミノ酸が共存する系であ?ても
γ−GTPの作用で生成したし一グルタミン酸のみを特
異的に測定することができる。
が極めて高いので他のアミノ酸が共存する系であ?ても
γ−GTPの作用で生成したし一グルタミン酸のみを特
異的に測定することができる。
■上記GLXDは熱安定性、pH安定性および保°存安
定性が高く、γ−GTP活性測定用の試薬として使用す
る際にも好都合である。
定性が高く、γ−GTP活性測定用の試薬として使用す
る際にも好都合である。
■上記GLXDは作用pH範囲が広く、至適pHが7〜
・8.5であり、中性付近で効率良く作用することから
、至適pHが同様の範囲であるγ−GTPの反応系との
カップリングが容易である。
・8.5であり、中性付近で効率良く作用することから
、至適pHが同様の範囲であるγ−GTPの反応系との
カップリングが容易である。
また、この酵素反応の生成物である過酸化水素の発色反
応などによる検出も通常中性付近で行われることからも
、上記G L X Dは都合が良い。したがって、γ−
GTPによる酵素反応と上記G L XDによる酵素反
応と過酸化水素を検出するための反応のうち連続する二
反応あるいは全ての反応を同時に行うことも可能である
。
応などによる検出も通常中性付近で行われることからも
、上記G L X Dは都合が良い。したがって、γ−
GTPによる酵素反応と上記G L XDによる酵素反
応と過酸化水素を検出するための反応のうち連続する二
反応あるいは全ての反応を同時に行うことも可能である
。
基質
γ−GTPのγ−グルタミル基転移反応における基質は
r−グルタミル基供与体とγ−グルタミル基受容体であ
る。
r−グルタミル基供与体とγ−グルタミル基受容体であ
る。
本発明方法はγ−1.−グルタミルーL−グルタミン酸
をr−グルタミル基を供与する基質(γ−グルタミル基
供与体)として使用することにひとつの特徴を有するも
のである。
をr−グルタミル基を供与する基質(γ−グルタミル基
供与体)として使用することにひとつの特徴を有するも
のである。
γ−グルタミル基受容体としては各種のペプチドまたは
アミノ酸を使用することができる。通常はグリシルアラ
ンンが使用されるが、場合によってはグリシルアラニン
などのその他のジペプチド、グリシルグリシルグリシン
などのトリペプチド、グリシン、アラニン、バリン、ロ
イシン、フェニルアラ÷ンなどのアミノ酸を使用するこ
ともできる。
アミノ酸を使用することができる。通常はグリシルアラ
ンンが使用されるが、場合によってはグリシルアラニン
などのその他のジペプチド、グリシルグリシルグリシン
などのトリペプチド、グリシン、アラニン、バリン、ロ
イシン、フェニルアラ÷ンなどのアミノ酸を使用するこ
ともできる。
本発明方法はf −GTPの作用によって遊離するし一
グルタミン酸を定量するために基質特異性の高いし一ア
ミノ酸オキシダーゼであるし一グルタミン酸オキシダー
ゼを使用することにもうひとつの特徴を有するものであ
る。
グルタミン酸を定量するために基質特異性の高いし一ア
ミノ酸オキシダーゼであるし一グルタミン酸オキシダー
ゼを使用することにもうひとつの特徴を有するものであ
る。
本発明において使用されるし一グルタミン酸オキシダー
ゼは基本的には下記反応式で示される作用を示し、L−
グルタミン酸に対する基質特異性が高(、他のアミノ酸
にはほとんど作用しない酵素であればよい。
ゼは基本的には下記反応式で示される作用を示し、L−
グルタミン酸に対する基質特異性が高(、他のアミノ酸
にはほとんど作用しない酵素であればよい。
L−グルタミン酸+02 + H20□α−ケトグルタ
ル酸+NHB −1−H2O2L−グルタミン酸オキシ
ダーゼの具体例としては、本発明者ICよって見出され
た酵素であり、ストレプトマイセス・エスピー X−1
19X−119−6(Strepto SP 、 X
−119−6;微工研菌奇策6560号、ATCC89
848)の培養1323〜1828 (1988)、特
願昭57−112271号など参照;この酵素を以下「
本酵素」ということもある。)を例示することができる
。
ル酸+NHB −1−H2O2L−グルタミン酸オキシ
ダーゼの具体例としては、本発明者ICよって見出され
た酵素であり、ストレプトマイセス・エスピー X−1
19X−119−6(Strepto SP 、 X
−119−6;微工研菌奇策6560号、ATCC89
848)の培養1323〜1828 (1988)、特
願昭57−112271号など参照;この酵素を以下「
本酵素」ということもある。)を例示することができる
。
以下に本酵素の特徴的性質を示す。
本酵素はL−グルタミン酸に対する基質特異性が極めて
高く、他のアミノ酸に対しては実質的な作用は示さない
。すなわち、pH7,4においてはL−アスパラギン酸
とL−アスパラギンにわずかな活性(L=グルタミン酸
に対する活性の0.6〜0.7%)を示すが、L−グル
タミンを含む他のし一アミノ酸およびD−アミノ酸には
全く作用しない。また、pH6,0においてはL−アス
パラギン酸およびL−アスパラギンに対しても実質的に
活性を示さない。
高く、他のアミノ酸に対しては実質的な作用は示さない
。すなわち、pH7,4においてはL−アスパラギン酸
とL−アスパラギンにわずかな活性(L=グルタミン酸
に対する活性の0.6〜0.7%)を示すが、L−グル
タミンを含む他のし一アミノ酸およびD−アミノ酸には
全く作用しない。また、pH6,0においてはL−アス
パラギン酸およびL−アスパラギンに対しても実質的に
活性を示さない。
本酵素の作用1)H範囲は広<(pH5〜10)、至適
1)HはpH7〜8.5である。すなわち、中性付近で
効率よく作用する酵素である。
1)HはpH7〜8.5である。すなわち、中性付近で
効率よく作用する酵素である。
本酵素は広いpH範囲において安定である。すなわち、
37°C160分間保持の条件下ではpH5,5〜10
.5の範囲において、45°c、15分間保持の条件下
ではI)H5,5〜9.5の範囲において、60°C1
15分間保持の条件下ではpH5,5〜7.5の範囲に
おいてそれぞれ安定であった。
37°C160分間保持の条件下ではpH5,5〜10
.5の範囲において、45°c、15分間保持の条件下
ではI)H5,5〜9.5の範囲において、60°C1
15分間保持の条件下ではpH5,5〜7.5の範囲に
おいてそれぞれ安定であった。
本酵素の作用適温の範囲は30〜60’Cと広く。
作用至適温度は50°C付近である。
本酵素の熱安定性は非常に高い。すなゎぢ、pH5,5
においては65°Cまで安定であり、85°Cても約5
0%の残存活性を示す。I)H7,5においては50°
Cまで安定てあり、75°Cても約60%の残存活性を
示す。pH9,5においては45°Cまて安定であり、
70℃で約50%の残存活性を示す。
においては65°Cまで安定であり、85°Cても約5
0%の残存活性を示す。I)H7,5においては50°
Cまで安定てあり、75°Cても約60%の残存活性を
示す。pH9,5においては45°Cまて安定であり、
70℃で約50%の残存活性を示す。
本酵素の活性はパラクロロマーキュリベンゾエイトによ
って約45%阻害されるが、他の通常の阻害剤によって
は阻害されない。
って約45%阻害されるが、他の通常の阻害剤によって
は阻害されない。
本酵素の製造法の一例は参考例に詳述する。
■
本発明の測定法は基本約1こは前記のとおりの二段階の
酵素反応から成る。すなわち、(1)γ−L−グルタミ
ル−し一グルタミン酸およびr−グルタミル基受容体を
含有する溶液に測定対象のr−GTPを作用さぜ、γ−
グルタミル基を上記受容体に転移させるとともにL−グ
ルタミン酸を遊離させる反応および(21J二記反応て
生成したし一グルタミン酸に酸素と水の存在下でGLX
Dを作用させ、過酸化水素、アンモニアおよびα−ケト
グルタル酸を生成させる反応である。
酵素反応から成る。すなわち、(1)γ−L−グルタミ
ル−し一グルタミン酸およびr−グルタミル基受容体を
含有する溶液に測定対象のr−GTPを作用さぜ、γ−
グルタミル基を上記受容体に転移させるとともにL−グ
ルタミン酸を遊離させる反応および(21J二記反応て
生成したし一グルタミン酸に酸素と水の存在下でGLX
Dを作用させ、過酸化水素、アンモニアおよびα−ケト
グルタル酸を生成させる反応である。
各反応の条件は各酵素が好適に反応するように調節すれ
ばよいが、(1)と(2)の反応条件が同様の範囲であ
れば反応条件を変更せずに同一反応系で連続して反応を
行うことができるので都合が好い。
ばよいが、(1)と(2)の反応条件が同様の範囲であ
れば反応条件を変更せずに同一反応系で連続して反応を
行うことができるので都合が好い。
r−GTPは至適1)Hが7.5−9.0であることが
らG L X Dの反応条件と適合し、(1)と(2)
の反応を同一反応系中で連続して行うことができる。
らG L X Dの反応条件と適合し、(1)と(2)
の反応を同一反応系中で連続して行うことができる。
具体的には、(1)の反応液はγ−L−グルタミル−し
一グルタミン酸およびグルシルグリシンなどの受容体を
含有し、さらに必要に応じて緩衝剤および塩化マグネシ
ウムを添加してもよい。緩衝剤としてはトリスヒドロキ
シメチルアミノメタン、バルビツール、トリエタノール
アミン、グリシン、りん酸塩、はう酸塩、炭酸塩を使用
することができる。反応液中の各基質の濃度は限定され
ないが、通常、γ−L−グルタミル−し一グルタミン酸
2〜50 mM、γ−グルタミル基受容体50〜250
mMの濃度で使用される。反応はγ−GTP反応に好適
な条件、すなわち、通常はpH7,5〜9.0.15〜
40°Cの範囲の条件で行われる。
一グルタミン酸およびグルシルグリシンなどの受容体を
含有し、さらに必要に応じて緩衝剤および塩化マグネシ
ウムを添加してもよい。緩衝剤としてはトリスヒドロキ
シメチルアミノメタン、バルビツール、トリエタノール
アミン、グリシン、りん酸塩、はう酸塩、炭酸塩を使用
することができる。反応液中の各基質の濃度は限定され
ないが、通常、γ−L−グルタミル−し一グルタミン酸
2〜50 mM、γ−グルタミル基受容体50〜250
mMの濃度で使用される。反応はγ−GTP反応に好適
な条件、すなわち、通常はpH7,5〜9.0.15〜
40°Cの範囲の条件で行われる。
(2)の反応は(1)の反応液とGLXDとを接触させ
ることによって行われる。反応条件は(1)の条件を特
に変更する必要はないが、必要に応じて反応pH1反応
温度などを変更してもよい。反応は通常、pH5〜9.
15〜60°Cの範囲の任意の条件で行われる。
ることによって行われる。反応条件は(1)の条件を特
に変更する必要はないが、必要に応じて反応pH1反応
温度などを変更してもよい。反応は通常、pH5〜9.
15〜60°Cの範囲の任意の条件で行われる。
また、(1)および(2)の反応は多層分析フィルムな
どを使用するドライ・システム(化学の領域、35f4
1.278〜280 (1981))で行ってもよい。
どを使用するドライ・システム(化学の領域、35f4
1.278〜280 (1981))で行ってもよい。
反応に際し、GLXDは可溶性酵素または固定化酵素と
して使用される。
して使用される。
固定化酵素は包括法(格子型、マイクロカプセル型など
)、担体結合法(共有結合法、イオン結合法、物理的吸
着など)、架橋法などの一般的方法(「固定化酵素」、
千畑一部編集、昭和50年3月20日、■講談社発行)
によって製造することができる。
)、担体結合法(共有結合法、イオン結合法、物理的吸
着など)、架橋法などの一般的方法(「固定化酵素」、
千畑一部編集、昭和50年3月20日、■講談社発行)
によって製造することができる。
たとえば、固定化用の担体としてはセルロース(セロフ
ァン、濾紙など)、アセチルセルロース誘導体、各種イ
オン交換セルロース、カラギーナンなとの多糖類;コラ
ーゲン、ゼラチンなどの蛋白質;ポリスチレン、ポリア
ミノスチレン、光硬化樹脂(エチレン性不飽和基を有す
る親水性光硬化樹脂(特公昭55−40号、特公昭55
−20676号)など)、イオン交換樹脂などの合成有
機高分子物質、ガラス(多孔性ガラスピーズなと)、シ
リカなどの無機物質を使用することができる。酵素の固
定化に際し、これらの担体はそのまま使用するか、ある
いは適当な官能基の導入、スペーサーの導入、官能基の
活性化などの前処理を施して使用される。担体と酵素の
結合は、ジアゾ法、ペプチド法、アルキル化法、架橋試
薬(グルタルアルデヒド、ヘキサメチレンジイソシアナ
ートなど)を使用する方法によって行うことができる。
ァン、濾紙など)、アセチルセルロース誘導体、各種イ
オン交換セルロース、カラギーナンなとの多糖類;コラ
ーゲン、ゼラチンなどの蛋白質;ポリスチレン、ポリア
ミノスチレン、光硬化樹脂(エチレン性不飽和基を有す
る親水性光硬化樹脂(特公昭55−40号、特公昭55
−20676号)など)、イオン交換樹脂などの合成有
機高分子物質、ガラス(多孔性ガラスピーズなと)、シ
リカなどの無機物質を使用することができる。酵素の固
定化に際し、これらの担体はそのまま使用するか、ある
いは適当な官能基の導入、スペーサーの導入、官能基の
活性化などの前処理を施して使用される。担体と酵素の
結合は、ジアゾ法、ペプチド法、アルキル化法、架橋試
薬(グルタルアルデヒド、ヘキサメチレンジイソシアナ
ートなど)を使用する方法によって行うことができる。
また上記のような架橋試薬によって酵素間を架橋するこ
とによっても固定化することかできる。
とによっても固定化することかできる。
固定化酵素は膜状、ゲル状、粒状、チップ状、粉末状、
マイクロカプセル状、チューブ状、容器状、繊維状、ホ
ロファイバー状など使用の態様1こ応じた形態に調製さ
れる。たとえば、膜状に調製して酵素電極として、粒状
に調製し、カラム1と充填してリアクター型バイオセン
サーとして、あるいは発色試薬、ゼラチンなどのバイン
ダーなどとともに多層分析フィルムの酵素試薬層として
調製して使用することができる。
マイクロカプセル状、チューブ状、容器状、繊維状、ホ
ロファイバー状など使用の態様1こ応じた形態に調製さ
れる。たとえば、膜状に調製して酵素電極として、粒状
に調製し、カラム1と充填してリアクター型バイオセン
サーとして、あるいは発色試薬、ゼラチンなどのバイン
ダーなどとともに多層分析フィルムの酵素試薬層として
調製して使用することができる。
検出
本発明によるγ−GTP活性の測定は、前記二段階の反
応にともなう酸素の消費量、または過酸化水素、アンモ
ニアもしくはα−ケトグルタル酸の生成量を検出するこ
とによって行われる。なお、検出法はレート法でもエン
ドポイント法でもよい。
応にともなう酸素の消費量、または過酸化水素、アンモ
ニアもしくはα−ケトグルタル酸の生成量を検出するこ
とによって行われる。なお、検出法はレート法でもエン
ドポイント法でもよい。
(]) 酸素消費伍
酸素の消費量の検出は、通常ワールブルク検圧法(生化
学実験講座5.酵素研究法山、第35〜41頁、■東京
化学同人、1975年8月20日発行)または酸素電極
法(電極法による酸素測定。
学実験講座5.酵素研究法山、第35〜41頁、■東京
化学同人、1975年8月20日発行)または酸素電極
法(電極法による酸素測定。
萩原文二編、■講談社、1977年11月20日発行)
によって行われる。
によって行われる。
酸素電極としては、たとえば、カソードとして白金電極
、アノードとして鉛電極を具備し、水酸化カリウム溶液
を内部液とし、白金カソード表面に酸素透過性のテフロ
ン膜が装着されたクラーク型酸素電極を使用することが
できる。
、アノードとして鉛電極を具備し、水酸化カリウム溶液
を内部液とし、白金カソード表面に酸素透過性のテフロ
ン膜が装着されたクラーク型酸素電極を使用することが
できる。
酸素電極は酵素電極としても使用することができる。t
;とえば、GLXDの固定化酵素もしくは半透性膜で覆
われた可溶性酵素をクラーク型電極の電極膜に密着して
装着した電極装着型酵素電極として使用することができ
、固定化酵素を充填したカラムなど1こよるリアクター
と分離して装着された酸素電極とから成るリアクター型
酵素電極としても使用することもてきる([化学の領域
、増刊ta4号、バイオマテリアルサイエンスm 1
fil+)I)、69〜79.1982年4月20日、
■南江堂発行;[化学工業J 1982年6月号、pl
)、491〜496 ; 「イオン電極と酵素電極」、
鈴木周−編。
;とえば、GLXDの固定化酵素もしくは半透性膜で覆
われた可溶性酵素をクラーク型電極の電極膜に密着して
装着した電極装着型酵素電極として使用することができ
、固定化酵素を充填したカラムなど1こよるリアクター
と分離して装着された酸素電極とから成るリアクター型
酵素電極としても使用することもてきる([化学の領域
、増刊ta4号、バイオマテリアルサイエンスm 1
fil+)I)、69〜79.1982年4月20日、
■南江堂発行;[化学工業J 1982年6月号、pl
)、491〜496 ; 「イオン電極と酵素電極」、
鈴木周−編。
pp、65〜106.1981年11月1日、@講談社
発行;「化学の領域」第36巻、第5号、pp。
発行;「化学の領域」第36巻、第5号、pp。
343〜849.(1982))。
(2)過酸化水素生成量
過酸化水素の生成量の検出は、電気化学的方法、分光学
的方法、化学発光法、けい先決など公知の方法(特公昭
56−82919号など)1こよって行うことができる
。
的方法、化学発光法、けい先決など公知の方法(特公昭
56−82919号など)1こよって行うことができる
。
電気化学的方法としては過酸化水素電極を用いる方法が
一般的であるが、過酸化水素とヨウ素イオンを反応させ
、ヨウ素イオンの活量減少をヨウ素イオン電極で測定す
る方法によっても過酸化水素を検出することができる。
一般的であるが、過酸化水素とヨウ素イオンを反応させ
、ヨウ素イオンの活量減少をヨウ素イオン電極で測定す
る方法によっても過酸化水素を検出することができる。
過酸化水素電極としては、たとえば白金電極を使用した
クラーク型過酸化水素電極を使用することができる。ま
た、酸素電極と同様の酵素電極として使用することもで
きる。
クラーク型過酸化水素電極を使用することができる。ま
た、酸素電極と同様の酵素電極として使用することもで
きる。
分光学的方法としては■パーオキシダーゼ法、■カタラ
ーゼ法、■Ti(1%ll/ 4− (2−ピリジルア
ゾ)レゾルシノール系、V(Vl/キシレノール・オレ
ンジ系などを使用する化学的方法(以上、有機合成化学
−色9F71. 659〜666(1981)参照)、
■グルタチオン/グルタチオンパーオキシダーゼ系を利
用する方法(Anal、 13iochem 76 。
ーゼ法、■Ti(1%ll/ 4− (2−ピリジルア
ゾ)レゾルシノール系、V(Vl/キシレノール・オレ
ンジ系などを使用する化学的方法(以上、有機合成化学
−色9F71. 659〜666(1981)参照)、
■グルタチオン/グルタチオンパーオキシダーゼ系を利
用する方法(Anal、 13iochem 76 。
184〜191(1976))などを使用することがで
きる。
きる。
■のパーオキシダーゼ法は、被酸化性発色剤をパーオキ
シダーゼもしくは同様の活性を示す物質の存在下に過酸
化水素と反応させ、反応生成物である色素を吸光度測定
によって定量する方法である。パーオキシダーゼとして
は通常、西洋わさび(ホースラディシュ)由来の酵素が
使用される。
シダーゼもしくは同様の活性を示す物質の存在下に過酸
化水素と反応させ、反応生成物である色素を吸光度測定
によって定量する方法である。パーオキシダーゼとして
は通常、西洋わさび(ホースラディシュ)由来の酵素が
使用される。
発色剤としては、たとえば0−ジアニシジン、4−メト
キシ−1−ナフトールもしくは2.2′−アジノービス
(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸)など
の単独;4−アミノアンチピリンとフェノール、p−ク
ロロフェノール、2,4゜6−ドリブロモフエノールな
とのフェノール系化合物との組合せ;4−アミノアンチ
ピリンとN。
キシ−1−ナフトールもしくは2.2′−アジノービス
(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸)など
の単独;4−アミノアンチピリンとフェノール、p−ク
ロロフェノール、2,4゜6−ドリブロモフエノールな
とのフェノール系化合物との組合せ;4−アミノアンチ
ピリンとN。
N−ジメチルアニリン、N、N−ジエチルアニリンなど
のアニリン系化合物との組合ぜ;4−アミノアンチピリ
ンとN、N−ジエチル−m−)ルイジンなどのトルイジ
ン系化合物との組合せ;または3−メチル−2−ベンゾ
チアゾリノンヒドラゾンとN、N−ジメチルアニリンと
の組合せなどを使用することができる。
のアニリン系化合物との組合ぜ;4−アミノアンチピリ
ンとN、N−ジエチル−m−)ルイジンなどのトルイジ
ン系化合物との組合せ;または3−メチル−2−ベンゾ
チアゾリノンヒドラゾンとN、N−ジメチルアニリンと
の組合せなどを使用することができる。
なお、パーオキシダーゼ法による発色反応は中性付近の
pHて行われる場合が多い。たとえば、4−アミノアン
チピリン/フェノール系の場合、発色反応はI)H7,
5で行われる。したがって、GLXDによる反応は通常
中性付近で行われることから、発色反応に際してpHを
変更することなく、同一反応系中で連続して反応を行う
こともできる。さらlこ、γ−GTPによる酵素反応も
同じpH範囲で行うことが可能である。すなわち、r−
GTPによる酵素反応、GLXDによる酵素反応および
発色反応の三反応を同一反応系中で連続して行うことが
できる。
pHて行われる場合が多い。たとえば、4−アミノアン
チピリン/フェノール系の場合、発色反応はI)H7,
5で行われる。したがって、GLXDによる反応は通常
中性付近で行われることから、発色反応に際してpHを
変更することなく、同一反応系中で連続して反応を行う
こともできる。さらlこ、γ−GTPによる酵素反応も
同じpH範囲で行うことが可能である。すなわち、r−
GTPによる酵素反応、GLXDによる酵素反応および
発色反応の三反応を同一反応系中で連続して行うことが
できる。
■のカタラーゼ法としては過酸化水素をカタラーゼの存
在下にアルコール(メタノールなど)と反応させ、生成
するアルデヒド(ホルムアルデヒドなと)を発色系に導
き、生成色素を吸光度測定するか、あるいはアルデヒド
をアルデヒドデヒドロゲナーゼを利用して定量する方法
などを採用することができる。ホルムアルデヒドを発色
させる方法としては、アンモニアと反応させる方法また
は酸化剤(過ヨウ素酸ナトリウム、赤血塩(フェリシア
ン化カリウム)など)の存在下てヒドラゾン(4−アミ
ノ−8−ヒドラジノ−5−メルカプト−1,、2、4−
トリアゾールなど)と反応させる方法を用いることがで
きる(特公昭56−19288号)。
在下にアルコール(メタノールなど)と反応させ、生成
するアルデヒド(ホルムアルデヒドなと)を発色系に導
き、生成色素を吸光度測定するか、あるいはアルデヒド
をアルデヒドデヒドロゲナーゼを利用して定量する方法
などを採用することができる。ホルムアルデヒドを発色
させる方法としては、アンモニアと反応させる方法また
は酸化剤(過ヨウ素酸ナトリウム、赤血塩(フェリシア
ン化カリウム)など)の存在下てヒドラゾン(4−アミ
ノ−8−ヒドラジノ−5−メルカプト−1,、2、4−
トリアゾールなど)と反応させる方法を用いることがで
きる(特公昭56−19288号)。
化学発光法としては、過酸化水素を赤血塩の存在下でル
ミノールと反応させ、化学発光量をフォトンカウンター
によって測定する方法(特開昭58−47484号)が
好適である。同様の方法で赤血塩の代りにパーオキシダ
ーゼを使用してもよく(特開昭57−71899号、特
開昭57−71400号)、ルミノールの代りにイソル
ミノール、ピロガロールを使用してもよい。
ミノールと反応させ、化学発光量をフォトンカウンター
によって測定する方法(特開昭58−47484号)が
好適である。同様の方法で赤血塩の代りにパーオキシダ
ーゼを使用してもよく(特開昭57−71899号、特
開昭57−71400号)、ルミノールの代りにイソル
ミノール、ピロガロールを使用してもよい。
けい先決としては、ホモバニリン酸をパーオキシダーゼ
の存在下、過酸化水素と反応させてけい光強度を測定す
る方法が挙げられる。発けい光試薬としてはp−ヒドロ
キシフェニル酢酸またはジアセチルフルオレスシン(特
開昭55−48656号)などを用いてもよい。
の存在下、過酸化水素と反応させてけい光強度を測定す
る方法が挙げられる。発けい光試薬としてはp−ヒドロ
キシフェニル酢酸またはジアセチルフルオレスシン(特
開昭55−48656号)などを用いてもよい。
(3) アンモニア生成量
アンモニアはミクロケルプール法、ネスラー法、インド
フェノール法、ニンヒドリン法、フェノサフラニン法な
どの方法によって分析できる。また、カチオン選択性電
極によってアンモニウムイオンを分析する方法または疎
水性のガス透過性膜を装着したガラス電極からなるアン
モニアガス電極によってアンモニアガスとして分析する
方法など、電気化学的分析法によって分析してもよtl
。さらに、これらの電極とC,L X Dを組合せた酵
素電極によってアンモニアを検出してもよい。
フェノール法、ニンヒドリン法、フェノサフラニン法な
どの方法によって分析できる。また、カチオン選択性電
極によってアンモニウムイオンを分析する方法または疎
水性のガス透過性膜を装着したガラス電極からなるアン
モニアガス電極によってアンモニアガスとして分析する
方法など、電気化学的分析法によって分析してもよtl
。さらに、これらの電極とC,L X Dを組合せた酵
素電極によってアンモニアを検出してもよい。
(4) α−ケトグルタル酸生成量。
a−ケトグルタル酸は、8−メチル−2−ベンゾチアゾ
リノンヒドラゾン(MBTH)と反応させて生成物の吸
光度を測定する方法、2.4−ジニトロフェニルヒドラ
ジンと反応させ、生成物の吸光度を測定する方法、0−
フェニレンジアミンと反応させて生成物の吸光度を測定
する方法、その他公知の方法を使用することができる。
リノンヒドラゾン(MBTH)と反応させて生成物の吸
光度を測定する方法、2.4−ジニトロフェニルヒドラ
ジンと反応させ、生成物の吸光度を測定する方法、0−
フェニレンジアミンと反応させて生成物の吸光度を測定
する方法、その他公知の方法を使用することができる。
実 施 例
以下、本発明による測定法の一例を示す実施例およびL
−グルタミン酸オキシダーゼの製造法を示す参考例によ
って本発明をより具体的に説明する。本発明はこれらの
例示によって限定されるものてはない。実施例および参
考例におpsで酵素単位([Jnit)はrUJと表記
するものとする。
−グルタミン酸オキシダーゼの製造法を示す参考例によ
って本発明をより具体的に説明する。本発明はこれらの
例示によって限定されるものてはない。実施例および参
考例におpsで酵素単位([Jnit)はrUJと表記
するものとする。
実施例1
(1)試薬の調製
■基質溶液
グリシルグリシン42IRg、γ−L−グルタミル−し
一グルタミン酸7 mflおよび塩化マグネシウム六水
塩lOIIIgを5譚tの02Mトリス−塩酸緩衝液(
pH8,5)に溶解した。
一グルタミン酸7 mflおよび塩化マグネシウム六水
塩lOIIIgを5譚tの02Mトリス−塩酸緩衝液(
pH8,5)に溶解した。
■γ−GTP標準溶液
γ−GTP(シグマ社製、牛腎臓由来、6.2U/#+
g)lIlgを6.2 mlの0.2 M l−リス−
塩酸緩衝液(pH8,5)に溶解し、同緩衝液で稀釈し
て50〜1000 mU/*/の酵素液を調製した。
g)lIlgを6.2 mlの0.2 M l−リス−
塩酸緩衝液(pH8,5)に溶解し、同緩衝液で稀釈し
て50〜1000 mU/*/の酵素液を調製した。
■発色試薬
フェノール40Il1g、4−アミノアンチピーノン4
0mgおよびパーオキシダーゼ(東洋紡績■製、西洋ワ
サび由来、100 U711g)6ayを0.2 Mり
ん酸カリウム緩衝液(p)l 7>4 ) 80ttt
lに溶解した。
0mgおよびパーオキシダーゼ(東洋紡績■製、西洋ワ
サび由来、100 U711g)6ayを0.2 Mり
ん酸カリウム緩衝液(p)l 7>4 ) 80ttt
lに溶解した。
■GLXD溶液
部分精製GLXD(12U/zy)5qを50 *tの
0.1Mりん酸緩衝液(pl(’7.4)に溶解した(
約1.2U/gt)。
0.1Mりん酸緩衝液(pl(’7.4)に溶解した(
約1.2U/gt)。
(2)操作法
試験管に基質溶液0.1 mlを取り、γ−GTP標準
溶液0.2a+t(10〜200mU )を加え、25
’C,20分間インキュベートした後、25%トIJク
ロロ酢酸20μl を加えて反応を停止させた。
溶液0.2a+t(10〜200mU )を加え、25
’C,20分間インキュベートした後、25%トIJク
ロロ酢酸20μl を加えて反応を停止させた。
反応停止液にIMりん酸カリウム緩衝液(p)17.4
)01層t、GLXD溶液0.1 mlおよび発色試薬
0,5wtを加え、37°Cl2O分間好気的に振盪し
な力(らインキュベートした。盲検を対照として500
nm の吸光度を測定し、第1図に示す検量線を作成し
た。
)01層t、GLXD溶液0.1 mlおよび発色試薬
0,5wtを加え、37°Cl2O分間好気的に振盪し
な力(らインキュベートした。盲検を対照として500
nm の吸光度を測定し、第1図に示す検量線を作成し
た。
実施例2
GLXD2Uを添加した実施例1と同じ基質溶液1耐を
25°Cの恒温水を循環してL)るポーラログラフ方式
の酸素電極のキュベツトへ密封し、20μl のγ−G
TP標準溶液(12,5〜200mtJ)を注入して酸
素消費速度を測定し、第2図1こ示す検量線を作成した
。
25°Cの恒温水を循環してL)るポーラログラフ方式
の酸素電極のキュベツトへ密封し、20μl のγ−G
TP標準溶液(12,5〜200mtJ)を注入して酸
素消費速度を測定し、第2図1こ示す検量線を作成した
。
参考例
500g/容三角フラスコにフスマ20’/および水1
6w1を入れ、120°0.30分間加圧滅菌して調製
したフスマ培地にストレプトマイセス・エスピー X−
119−6(微工研菌第6560号)を植菌し、28°
C,7日間培養して種菌を調製した。
6w1を入れ、120°0.30分間加圧滅菌して調製
したフスマ培地にストレプトマイセス・エスピー X−
119−6(微工研菌第6560号)を植菌し、28°
C,7日間培養して種菌を調製した。
51容三角フラスコ25本にそれぞれフスマ200qお
よび水160*tを入れ、120’C,30分間加圧滅
菌した後、前記の種菌を無菌的に接種し、28℃で2日
間培養後、温度を208Cに下げてさらに2週間培養し
た。
よび水160*tを入れ、120’C,30分間加圧滅
菌した後、前記の種菌を無菌的に接種し、28℃で2日
間培養後、温度を208Cに下げてさらに2週間培養し
た。
得られた培養物を87.51の水に1時間浸漬した後、
濾過し、さらにけいそう土を通過させて粗酵素液的84
1を得た。この粗酵素液に硫酸アンモニウムを5096
飽和まで加え、生成した沈澱を遠沈採取して0.02
M酢酸緩衝液(pH5,5)3.9eに溶解し、57°
Cで30分間加熱した。この熱処理した酵素液を56C
以下に冷却後、2倍filの予め冷却したエタノールを
加え、生成した沈澱を遠沈採取して0.02Mりん酸緩
新液(pH7,4)2eに溶解し、同一緩衝液で一夜透
析した。透析中に生成した沈澱を遠沈除去し、上清液を
同−緩衝 新液て平衝化したDEAE (ジエチルアミノエチル)
−セルロースカラム(8,5x50α)に通し、吸着し
た酵素を食塩035Mを含む同一緩衝液を用いて溶出し
た。溶出された活性区分を集め、005Mの食塩を含む
005M酢酸緩衝液(p)(55)で−夜透析した。こ
の透析内液を同−緩衝衡 液で平手化したDEAE−セフアローズCL−6B(フ
ァルマノア・ファインケミカルズ71製)カラム(2X
10z)に通し、吸着した酵素を食塩0.05〜075
Mのリニアグラノエント法で溶出した。溶出された活性
区分を集め、透析濃縮後、セファデックスG−200(
ファルマシア・ファインケミカルズ社製)カラム(2,
5x 120z)を用いてゲル濾過を行い、活性区分を
集めて濃縮後、002Mりん酸カリウム緩衝液(pH7
,4)で透析した。この透析内液を遠沈し、上清液を精
密濾過した後、凍結乾燥してL−グルタミン酸オキシダ
ーゼの精製標品(比活性55.IU/Elf蛋白。
濾過し、さらにけいそう土を通過させて粗酵素液的84
1を得た。この粗酵素液に硫酸アンモニウムを5096
飽和まで加え、生成した沈澱を遠沈採取して0.02
M酢酸緩衝液(pH5,5)3.9eに溶解し、57°
Cで30分間加熱した。この熱処理した酵素液を56C
以下に冷却後、2倍filの予め冷却したエタノールを
加え、生成した沈澱を遠沈採取して0.02Mりん酸緩
新液(pH7,4)2eに溶解し、同一緩衝液で一夜透
析した。透析中に生成した沈澱を遠沈除去し、上清液を
同−緩衝 新液て平衝化したDEAE (ジエチルアミノエチル)
−セルロースカラム(8,5x50α)に通し、吸着し
た酵素を食塩035Mを含む同一緩衝液を用いて溶出し
た。溶出された活性区分を集め、005Mの食塩を含む
005M酢酸緩衝液(p)(55)で−夜透析した。こ
の透析内液を同−緩衝衡 液で平手化したDEAE−セフアローズCL−6B(フ
ァルマノア・ファインケミカルズ71製)カラム(2X
10z)に通し、吸着した酵素を食塩0.05〜075
Mのリニアグラノエント法で溶出した。溶出された活性
区分を集め、透析濃縮後、セファデックスG−200(
ファルマシア・ファインケミカルズ社製)カラム(2,
5x 120z)を用いてゲル濾過を行い、活性区分を
集めて濃縮後、002Mりん酸カリウム緩衝液(pH7
,4)で透析した。この透析内液を遠沈し、上清液を精
密濾過した後、凍結乾燥してL−グルタミン酸オキシダ
ーゼの精製標品(比活性55.IU/Elf蛋白。
収率18.4%)80屑2を得た。
第1図は実施例1におけるf−GTP活性の検量線を示
す。 第2図は実施例2におけるγ−GTP活性の検量線を示
す。 特許出願人 (677) ヤマサ醤油株式会社 ≦架堺2 こ 手続補正書(自発) 昭和59年7月う1日 特許庁長官 志 賀 学 殿 ◆ ■ 事件の表示 昭和58年特許願第14’8484号 2 発明の名称 γ−グルタミルトランスペプチダーゼ活性の測定法3
補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 (郵便番号 288) 千葉県銚子市新生町2丁目10番地の1電話 0479
(22)0095 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 とR47,11 2)明細書第13頁第15行目のrGLXD、Jの後1
こ「(本酵素)」を加入する。 3)明細書第21頁第1行目のrGL、XDJの後に「
(本酵素)」を加入する。 4)明細書第25頁第1行目に[(12U 1mg月と
あるのを「(本酵素;t2U、/y)jと訂正する。 5)明細書第25頁第16行目のj’−GLXDJの後
に1(本酵素)」を加入する。 6)明細書第28頁第1行目の「キンダーゼ」の後に1
C本酵素)」を加入する。
す。 第2図は実施例2におけるγ−GTP活性の検量線を示
す。 特許出願人 (677) ヤマサ醤油株式会社 ≦架堺2 こ 手続補正書(自発) 昭和59年7月う1日 特許庁長官 志 賀 学 殿 ◆ ■ 事件の表示 昭和58年特許願第14’8484号 2 発明の名称 γ−グルタミルトランスペプチダーゼ活性の測定法3
補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 (郵便番号 288) 千葉県銚子市新生町2丁目10番地の1電話 0479
(22)0095 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 とR47,11 2)明細書第13頁第15行目のrGLXD、Jの後1
こ「(本酵素)」を加入する。 3)明細書第21頁第1行目のrGL、XDJの後に「
(本酵素)」を加入する。 4)明細書第25頁第1行目に[(12U 1mg月と
あるのを「(本酵素;t2U、/y)jと訂正する。 5)明細書第25頁第16行目のj’−GLXDJの後
に1(本酵素)」を加入する。 6)明細書第28頁第1行目の「キンダーゼ」の後に1
C本酵素)」を加入する。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1) γ−グルタミル基を供与する基質としてγ−■5
−グルタミル−し一グルタミン酸を使用し、これにγ−
グルタミルトランスペプチダーゼを作用させ、次いて遊
離するし一グルタミン酸に対し、L−グルタミン酸オキ
シダーゼを作用させ、反応に伴う酸素の消費量または過
酸化水素、アンモニアもし、くはa−ケトグルタル酸の
生成量を検出することを特徴とするγ−グルタミルトラ
ンスペプチダーゼ活性の測定法。 2)L−グルタミン酸オキシダーゼが、L−グルタミン
酸に対する基質特異性がきわめて高く、L−グルタミン
酸以外のアミノ酸には実質的に作用せず、安定性の高い
酵素である特許請求の範囲第1項記載の測定法。 8) L−グルタミン酸オキシダーゼが、至適pH7〜
8.5付近の酵素である特許請求の範囲第1または2項
記載の測定法。 4) L−グルタミン酸オキシダーゼが、pH5,5゜
15分間の保持条件下において65°Cまては活性が低
下しないという安定性を有する酵素である特許請求の範
囲第1〜8項のいずれかに記載の測定法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58143434A JPS6034200A (ja) | 1983-08-04 | 1983-08-04 | τ−グルタミルトランスペプチダ−ゼ活性の測定法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58143434A JPS6034200A (ja) | 1983-08-04 | 1983-08-04 | τ−グルタミルトランスペプチダ−ゼ活性の測定法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6034200A true JPS6034200A (ja) | 1985-02-21 |
Family
ID=15338617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58143434A Pending JPS6034200A (ja) | 1983-08-04 | 1983-08-04 | τ−グルタミルトランスペプチダ−ゼ活性の測定法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6034200A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6394998A (ja) * | 1986-10-07 | 1988-04-26 | Unitika Ltd | γ−グルタミルトランスペプチダ−ゼ定量用試薬 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5743685A (en) * | 1980-08-28 | 1982-03-11 | Banyu Pharmaceut Co Ltd | L-glutamic oxidase |
-
1983
- 1983-08-04 JP JP58143434A patent/JPS6034200A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5743685A (en) * | 1980-08-28 | 1982-03-11 | Banyu Pharmaceut Co Ltd | L-glutamic oxidase |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6394998A (ja) * | 1986-10-07 | 1988-04-26 | Unitika Ltd | γ−グルタミルトランスペプチダ−ゼ定量用試薬 |
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