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JPS6034200A - τ−グルタミルトランスペプチダ−ゼ活性の測定法 - Google Patents

τ−グルタミルトランスペプチダ−ゼ活性の測定法

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Publication number
JPS6034200A
JPS6034200A JP58143434A JP14343483A JPS6034200A JP S6034200 A JPS6034200 A JP S6034200A JP 58143434 A JP58143434 A JP 58143434A JP 14343483 A JP14343483 A JP 14343483A JP S6034200 A JPS6034200 A JP S6034200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
glutamyl
enzyme
reaction
activity
gamma
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP58143434A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Kusakabe
均 日下部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamasa Shoyu KK
Original Assignee
Yamasa Shoyu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamasa Shoyu KK filed Critical Yamasa Shoyu KK
Priority to JP58143434A priority Critical patent/JPS6034200A/ja
Publication of JPS6034200A publication Critical patent/JPS6034200A/ja
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  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明は、γ−グルタミルトランスペプチダーゼ(EC
2,8,2,2:以下「γ−GTPJと略称する。)活
性の測定法に関する。具体的にはL−グルタミン酸オキ
シダーゼ(以下rGLXDJと略称することもある。)
を利用するγ−GTP活性の測定法に関する。
f−GTPは生体内でγ−グルタミルペプチドの代謝に
関与する酵素で、グルタチオンなとのr−グルタミルベ
ブチドを加水分解し、同時にr−グルタミル基を他のペ
プチドあるいはアミノ酸に転移させる作用を有する酵素
である。γ−GTPは生体内の各組織に広く分布する酵
素であるが、体液、特に血清中のr−GTP活性の測定
は肝硬変、アルコール性肝炎、肝癌などの肝疾患の診断
および病態把握の手段として重要であり、広〈実施され
ている。
従来技術 r−GTP活性の測定法としてはグルタチオンなどのペ
プチドを基質として用い、クロマトグラフィー、ガス分
析などの繁雑な方法で活性測定を行う方法も知られてい
るが、臨床検査においては合成基質であるγ−グルタミ
ルアミドを基質として用い、γ−GTPの作用によって
遊離するアミン類を定量する方法が一般に用いられてい
る。代表的な方法としては、(1)γ−グルタミルーp
°−ニトロアニリドを基質とする方法、および(2)γ
−グルタミルーα−ナフチルアミドもしくはr−グルタ
ミル−β−ナフチルアミドを基質とする方法が知られて
いる。
(1)の方法においてγ−GTPの作用によって基質か
ら遊離するp−二トロアニリンを定量する方法としては
、(1−1)黄色のp−ニトロアニリンを直接比色定量
するか、(1−2) I)−ニトロアニリンをアルデヒ
ド系化合物によって赤色系色調に発色させた後、比色す
る方法が採用されている。これらの方法は、試薬の調製
に際して基質であるγ−グルタミルーp−ニトロアニリ
ドが水に難溶性て、溶・解安定性も悪いため、基質濃度
が制限される欠点を有する。さらに、遊離するp−ニト
ロアニリンの定量においても(1−1)の方法では、こ
の物質が黄色であるために比色定量において血清成分の
影響を受けやすく、(1−2)の方法では、発色反応に
際して温度を厳密に調節する必要があるなど、煩雑な操
作を要求されるため日常の検査法としての実用性ζこ欠
ける。
(2)の方法においてγ−GTPの作用によって基質か
ら遊離するa−も【7くはβ−ナフチルアミンを定量す
る方法としては、これらのアミン類を(2−1)ジアゾ
ニウム塩として比色定置する方法、または(2−2)8
−メチル−2−ベンゾチアゾリノンヒドラゾンと酸化剤
とで発色させて定量する方法などが採用されている。こ
れらの方法は、操作が煩雑であるだりでなく、基質化合
物の原料であり、標準物質でもある前記アミン類がす癌
性を有することから検査法として好ましくない。
以上の方法の他にγ−GTP活性の測定法として(8)
アミンオキシダーゼを利用する方法も知られている(特
開昭58−9698号)。すなわち、この方法は基質と
してγ−グルタミルー置換メチルアミド化合物を用い、
γ−GTPの作用によって遊離する置換メチルアミン化
合物に対応するアミンオキシダーゼを作用させ、酵素反
応に伴う酸素の消費量または過酸化水素もしくはアンモ
ニアの生成量を定量する方法である。この方法は、基質
の入手が困難であり、使用するアミンオキシダーゼの基
質特異性および安定性が必ずしも高くな(、実用的とは
いいがたい。
なお、従来f−GTP活性の測定法として、ジペプチド
を基質(r−グルタミル基供与体)として使用する方法
は知られておらず、L−アミノ酸オキシダーゼを利用す
る方法も知られていない。
発明の概要 要旨 本発明者は、天然に存在するペプチドを基質とするf−
GTP活性の測定法について鋭意検討した結果、γ−L
−グルタミル−し一グルタミン酸とr−グルタミル基受
容体とを基質として使用し、この基質にγ−GTPが作
用して遊離するL−グルタミン酸に対し、特異性の極め
て高いし一アミノ酸オキシダーゼを作用させ、この反応
に伴う物質の収支を検出することによってγ−GTP活
性の測定が可能であることを見出し、本発明を完成した
本発明は、r−グルタミル基を供与する基質としてγ−
L−グルタミル−し一グルタミン酸を使用し、これにr
−グルタミルトランスペプチダーゼを作用させ、次いで
遊離するし一グルタミン酸lこ対し、L−グルタミン酸
オキシダーゼを作用させ、反応に伴う酸素の消費量また
は過酸化水素、アンモニアもしくはα−ケトグルタル酸
の生成量を検出することを特徴とするr−グルタミルト
ランスペプチダーゼ活性の測定法を提供するものである
本発明方法における酵素反応を概略的に示すと以下のと
おりである。
r−L−グルタミル−L−グルタミン酸+受容体酵素反
応の検出 処遇 ■本発明において使用するγ−GTPの基質は基本的に
は天然界に存在するものであり、測定されたγ−GTP
活性には真の意味でのγ−GTP活性が反映される。
■基質は安全な物質であり、かつ入手が容易である。
■本発明のGLXDによる反応は、臨−床検査等におい
て最も広く実用化されているオキシダーゼ反応であり、
酵素反応の測定も汎用されている方法をそのまま適用で
きる。
■上記GLXDはL−グルタミン酸に対する基質特異性
が極めて高いので他のアミノ酸が共存する系であ?ても
γ−GTPの作用で生成したし一グルタミン酸のみを特
異的に測定することができる。
■上記GLXDは熱安定性、pH安定性および保°存安
定性が高く、γ−GTP活性測定用の試薬として使用す
る際にも好都合である。
■上記GLXDは作用pH範囲が広く、至適pHが7〜
・8.5であり、中性付近で効率良く作用することから
、至適pHが同様の範囲であるγ−GTPの反応系との
カップリングが容易である。
また、この酵素反応の生成物である過酸化水素の発色反
応などによる検出も通常中性付近で行われることからも
、上記G L X Dは都合が良い。したがって、γ−
GTPによる酵素反応と上記G L XDによる酵素反
応と過酸化水素を検出するための反応のうち連続する二
反応あるいは全ての反応を同時に行うことも可能である
基質 γ−GTPのγ−グルタミル基転移反応における基質は
r−グルタミル基供与体とγ−グルタミル基受容体であ
る。
本発明方法はγ−1.−グルタミルーL−グルタミン酸
をr−グルタミル基を供与する基質(γ−グルタミル基
供与体)として使用することにひとつの特徴を有するも
のである。
γ−グルタミル基受容体としては各種のペプチドまたは
アミノ酸を使用することができる。通常はグリシルアラ
ンンが使用されるが、場合によってはグリシルアラニン
などのその他のジペプチド、グリシルグリシルグリシン
などのトリペプチド、グリシン、アラニン、バリン、ロ
イシン、フェニルアラ÷ンなどのアミノ酸を使用するこ
ともできる。
本発明方法はf −GTPの作用によって遊離するし一
グルタミン酸を定量するために基質特異性の高いし一ア
ミノ酸オキシダーゼであるし一グルタミン酸オキシダー
ゼを使用することにもうひとつの特徴を有するものであ
る。
本発明において使用されるし一グルタミン酸オキシダー
ゼは基本的には下記反応式で示される作用を示し、L−
グルタミン酸に対する基質特異性が高(、他のアミノ酸
にはほとんど作用しない酵素であればよい。
L−グルタミン酸+02 + H20□α−ケトグルタ
ル酸+NHB −1−H2O2L−グルタミン酸オキシ
ダーゼの具体例としては、本発明者ICよって見出され
た酵素であり、ストレプトマイセス・エスピー X−1
19X−119−6(Strepto SP 、 X 
−119−6;微工研菌奇策6560号、ATCC89
848)の培養1323〜1828 (1988)、特
願昭57−112271号など参照;この酵素を以下「
本酵素」ということもある。)を例示することができる
以下に本酵素の特徴的性質を示す。
本酵素はL−グルタミン酸に対する基質特異性が極めて
高く、他のアミノ酸に対しては実質的な作用は示さない
。すなわち、pH7,4においてはL−アスパラギン酸
とL−アスパラギンにわずかな活性(L=グルタミン酸
に対する活性の0.6〜0.7%)を示すが、L−グル
タミンを含む他のし一アミノ酸およびD−アミノ酸には
全く作用しない。また、pH6,0においてはL−アス
パラギン酸およびL−アスパラギンに対しても実質的に
活性を示さない。
本酵素の作用1)H範囲は広<(pH5〜10)、至適
1)HはpH7〜8.5である。すなわち、中性付近で
効率よく作用する酵素である。
本酵素は広いpH範囲において安定である。すなわち、
37°C160分間保持の条件下ではpH5,5〜10
.5の範囲において、45°c、15分間保持の条件下
ではI)H5,5〜9.5の範囲において、60°C1
15分間保持の条件下ではpH5,5〜7.5の範囲に
おいてそれぞれ安定であった。
本酵素の作用適温の範囲は30〜60’Cと広く。
作用至適温度は50°C付近である。
本酵素の熱安定性は非常に高い。すなゎぢ、pH5,5
においては65°Cまで安定であり、85°Cても約5
0%の残存活性を示す。I)H7,5においては50°
Cまで安定てあり、75°Cても約60%の残存活性を
示す。pH9,5においては45°Cまて安定であり、
70℃で約50%の残存活性を示す。
本酵素の活性はパラクロロマーキュリベンゾエイトによ
って約45%阻害されるが、他の通常の阻害剤によって
は阻害されない。
本酵素の製造法の一例は参考例に詳述する。
■ 本発明の測定法は基本約1こは前記のとおりの二段階の
酵素反応から成る。すなわち、(1)γ−L−グルタミ
ル−し一グルタミン酸およびr−グルタミル基受容体を
含有する溶液に測定対象のr−GTPを作用さぜ、γ−
グルタミル基を上記受容体に転移させるとともにL−グ
ルタミン酸を遊離させる反応および(21J二記反応て
生成したし一グルタミン酸に酸素と水の存在下でGLX
Dを作用させ、過酸化水素、アンモニアおよびα−ケト
グルタル酸を生成させる反応である。
各反応の条件は各酵素が好適に反応するように調節すれ
ばよいが、(1)と(2)の反応条件が同様の範囲であ
れば反応条件を変更せずに同一反応系で連続して反応を
行うことができるので都合が好い。
r−GTPは至適1)Hが7.5−9.0であることが
らG L X Dの反応条件と適合し、(1)と(2)
の反応を同一反応系中で連続して行うことができる。
具体的には、(1)の反応液はγ−L−グルタミル−し
一グルタミン酸およびグルシルグリシンなどの受容体を
含有し、さらに必要に応じて緩衝剤および塩化マグネシ
ウムを添加してもよい。緩衝剤としてはトリスヒドロキ
シメチルアミノメタン、バルビツール、トリエタノール
アミン、グリシン、りん酸塩、はう酸塩、炭酸塩を使用
することができる。反応液中の各基質の濃度は限定され
ないが、通常、γ−L−グルタミル−し一グルタミン酸
2〜50 mM、γ−グルタミル基受容体50〜250
mMの濃度で使用される。反応はγ−GTP反応に好適
な条件、すなわち、通常はpH7,5〜9.0.15〜
40°Cの範囲の条件で行われる。
(2)の反応は(1)の反応液とGLXDとを接触させ
ることによって行われる。反応条件は(1)の条件を特
に変更する必要はないが、必要に応じて反応pH1反応
温度などを変更してもよい。反応は通常、pH5〜9.
15〜60°Cの範囲の任意の条件で行われる。
また、(1)および(2)の反応は多層分析フィルムな
どを使用するドライ・システム(化学の領域、35f4
1.278〜280 (1981))で行ってもよい。
反応に際し、GLXDは可溶性酵素または固定化酵素と
して使用される。
固定化酵素は包括法(格子型、マイクロカプセル型など
)、担体結合法(共有結合法、イオン結合法、物理的吸
着など)、架橋法などの一般的方法(「固定化酵素」、
千畑一部編集、昭和50年3月20日、■講談社発行)
によって製造することができる。
たとえば、固定化用の担体としてはセルロース(セロフ
ァン、濾紙など)、アセチルセルロース誘導体、各種イ
オン交換セルロース、カラギーナンなとの多糖類;コラ
ーゲン、ゼラチンなどの蛋白質;ポリスチレン、ポリア
ミノスチレン、光硬化樹脂(エチレン性不飽和基を有す
る親水性光硬化樹脂(特公昭55−40号、特公昭55
−20676号)など)、イオン交換樹脂などの合成有
機高分子物質、ガラス(多孔性ガラスピーズなと)、シ
リカなどの無機物質を使用することができる。酵素の固
定化に際し、これらの担体はそのまま使用するか、ある
いは適当な官能基の導入、スペーサーの導入、官能基の
活性化などの前処理を施して使用される。担体と酵素の
結合は、ジアゾ法、ペプチド法、アルキル化法、架橋試
薬(グルタルアルデヒド、ヘキサメチレンジイソシアナ
ートなど)を使用する方法によって行うことができる。
また上記のような架橋試薬によって酵素間を架橋するこ
とによっても固定化することかできる。
固定化酵素は膜状、ゲル状、粒状、チップ状、粉末状、
マイクロカプセル状、チューブ状、容器状、繊維状、ホ
ロファイバー状など使用の態様1こ応じた形態に調製さ
れる。たとえば、膜状に調製して酵素電極として、粒状
に調製し、カラム1と充填してリアクター型バイオセン
サーとして、あるいは発色試薬、ゼラチンなどのバイン
ダーなどとともに多層分析フィルムの酵素試薬層として
調製して使用することができる。
検出 本発明によるγ−GTP活性の測定は、前記二段階の反
応にともなう酸素の消費量、または過酸化水素、アンモ
ニアもしくはα−ケトグルタル酸の生成量を検出するこ
とによって行われる。なお、検出法はレート法でもエン
ドポイント法でもよい。
(]) 酸素消費伍 酸素の消費量の検出は、通常ワールブルク検圧法(生化
学実験講座5.酵素研究法山、第35〜41頁、■東京
化学同人、1975年8月20日発行)または酸素電極
法(電極法による酸素測定。
萩原文二編、■講談社、1977年11月20日発行)
によって行われる。
酸素電極としては、たとえば、カソードとして白金電極
、アノードとして鉛電極を具備し、水酸化カリウム溶液
を内部液とし、白金カソード表面に酸素透過性のテフロ
ン膜が装着されたクラーク型酸素電極を使用することが
できる。
酸素電極は酵素電極としても使用することができる。t
;とえば、GLXDの固定化酵素もしくは半透性膜で覆
われた可溶性酵素をクラーク型電極の電極膜に密着して
装着した電極装着型酵素電極として使用することができ
、固定化酵素を充填したカラムなど1こよるリアクター
と分離して装着された酸素電極とから成るリアクター型
酵素電極としても使用することもてきる([化学の領域
、増刊ta4号、バイオマテリアルサイエンスm 1 
fil+)I)、69〜79.1982年4月20日、
■南江堂発行;[化学工業J 1982年6月号、pl
)、491〜496 ; 「イオン電極と酵素電極」、
鈴木周−編。
pp、65〜106.1981年11月1日、@講談社
発行;「化学の領域」第36巻、第5号、pp。
343〜849.(1982))。
(2)過酸化水素生成量 過酸化水素の生成量の検出は、電気化学的方法、分光学
的方法、化学発光法、けい先決など公知の方法(特公昭
56−82919号など)1こよって行うことができる
電気化学的方法としては過酸化水素電極を用いる方法が
一般的であるが、過酸化水素とヨウ素イオンを反応させ
、ヨウ素イオンの活量減少をヨウ素イオン電極で測定す
る方法によっても過酸化水素を検出することができる。
過酸化水素電極としては、たとえば白金電極を使用した
クラーク型過酸化水素電極を使用することができる。ま
た、酸素電極と同様の酵素電極として使用することもで
きる。
分光学的方法としては■パーオキシダーゼ法、■カタラ
ーゼ法、■Ti(1%ll/ 4− (2−ピリジルア
ゾ)レゾルシノール系、V(Vl/キシレノール・オレ
ンジ系などを使用する化学的方法(以上、有機合成化学
−色9F71. 659〜666(1981)参照)、
■グルタチオン/グルタチオンパーオキシダーゼ系を利
用する方法(Anal、 13iochem 76 。
184〜191(1976))などを使用することがで
きる。
■のパーオキシダーゼ法は、被酸化性発色剤をパーオキ
シダーゼもしくは同様の活性を示す物質の存在下に過酸
化水素と反応させ、反応生成物である色素を吸光度測定
によって定量する方法である。パーオキシダーゼとして
は通常、西洋わさび(ホースラディシュ)由来の酵素が
使用される。
発色剤としては、たとえば0−ジアニシジン、4−メト
キシ−1−ナフトールもしくは2.2′−アジノービス
(3−エチルベンゾチアゾリン−6−スルホン酸)など
の単独;4−アミノアンチピリンとフェノール、p−ク
ロロフェノール、2,4゜6−ドリブロモフエノールな
とのフェノール系化合物との組合せ;4−アミノアンチ
ピリンとN。
N−ジメチルアニリン、N、N−ジエチルアニリンなど
のアニリン系化合物との組合ぜ;4−アミノアンチピリ
ンとN、N−ジエチル−m−)ルイジンなどのトルイジ
ン系化合物との組合せ;または3−メチル−2−ベンゾ
チアゾリノンヒドラゾンとN、N−ジメチルアニリンと
の組合せなどを使用することができる。
なお、パーオキシダーゼ法による発色反応は中性付近の
pHて行われる場合が多い。たとえば、4−アミノアン
チピリン/フェノール系の場合、発色反応はI)H7,
5で行われる。したがって、GLXDによる反応は通常
中性付近で行われることから、発色反応に際してpHを
変更することなく、同一反応系中で連続して反応を行う
こともできる。さらlこ、γ−GTPによる酵素反応も
同じpH範囲で行うことが可能である。すなわち、r−
GTPによる酵素反応、GLXDによる酵素反応および
発色反応の三反応を同一反応系中で連続して行うことが
できる。
■のカタラーゼ法としては過酸化水素をカタラーゼの存
在下にアルコール(メタノールなど)と反応させ、生成
するアルデヒド(ホルムアルデヒドなと)を発色系に導
き、生成色素を吸光度測定するか、あるいはアルデヒド
をアルデヒドデヒドロゲナーゼを利用して定量する方法
などを採用することができる。ホルムアルデヒドを発色
させる方法としては、アンモニアと反応させる方法また
は酸化剤(過ヨウ素酸ナトリウム、赤血塩(フェリシア
ン化カリウム)など)の存在下てヒドラゾン(4−アミ
ノ−8−ヒドラジノ−5−メルカプト−1,、2、4−
トリアゾールなど)と反応させる方法を用いることがで
きる(特公昭56−19288号)。
化学発光法としては、過酸化水素を赤血塩の存在下でル
ミノールと反応させ、化学発光量をフォトンカウンター
によって測定する方法(特開昭58−47484号)が
好適である。同様の方法で赤血塩の代りにパーオキシダ
ーゼを使用してもよく(特開昭57−71899号、特
開昭57−71400号)、ルミノールの代りにイソル
ミノール、ピロガロールを使用してもよい。
けい先決としては、ホモバニリン酸をパーオキシダーゼ
の存在下、過酸化水素と反応させてけい光強度を測定す
る方法が挙げられる。発けい光試薬としてはp−ヒドロ
キシフェニル酢酸またはジアセチルフルオレスシン(特
開昭55−48656号)などを用いてもよい。
(3) アンモニア生成量 アンモニアはミクロケルプール法、ネスラー法、インド
フェノール法、ニンヒドリン法、フェノサフラニン法な
どの方法によって分析できる。また、カチオン選択性電
極によってアンモニウムイオンを分析する方法または疎
水性のガス透過性膜を装着したガラス電極からなるアン
モニアガス電極によってアンモニアガスとして分析する
方法など、電気化学的分析法によって分析してもよtl
。さらに、これらの電極とC,L X Dを組合せた酵
素電極によってアンモニアを検出してもよい。
(4) α−ケトグルタル酸生成量。
a−ケトグルタル酸は、8−メチル−2−ベンゾチアゾ
リノンヒドラゾン(MBTH)と反応させて生成物の吸
光度を測定する方法、2.4−ジニトロフェニルヒドラ
ジンと反応させ、生成物の吸光度を測定する方法、0−
フェニレンジアミンと反応させて生成物の吸光度を測定
する方法、その他公知の方法を使用することができる。
実 施 例 以下、本発明による測定法の一例を示す実施例およびL
−グルタミン酸オキシダーゼの製造法を示す参考例によ
って本発明をより具体的に説明する。本発明はこれらの
例示によって限定されるものてはない。実施例および参
考例におpsで酵素単位([Jnit)はrUJと表記
するものとする。
実施例1 (1)試薬の調製 ■基質溶液 グリシルグリシン42IRg、γ−L−グルタミル−し
一グルタミン酸7 mflおよび塩化マグネシウム六水
塩lOIIIgを5譚tの02Mトリス−塩酸緩衝液(
pH8,5)に溶解した。
■γ−GTP標準溶液 γ−GTP(シグマ社製、牛腎臓由来、6.2U/#+
g)lIlgを6.2 mlの0.2 M l−リス−
塩酸緩衝液(pH8,5)に溶解し、同緩衝液で稀釈し
て50〜1000 mU/*/の酵素液を調製した。
■発色試薬 フェノール40Il1g、4−アミノアンチピーノン4
0mgおよびパーオキシダーゼ(東洋紡績■製、西洋ワ
サび由来、100 U711g)6ayを0.2 Mり
ん酸カリウム緩衝液(p)l 7>4 ) 80ttt
lに溶解した。
■GLXD溶液 部分精製GLXD(12U/zy)5qを50 *tの
0.1Mりん酸緩衝液(pl(’7.4)に溶解した(
約1.2U/gt)。
(2)操作法 試験管に基質溶液0.1 mlを取り、γ−GTP標準
溶液0.2a+t(10〜200mU )を加え、25
’C,20分間インキュベートした後、25%トIJク
ロロ酢酸20μl を加えて反応を停止させた。
反応停止液にIMりん酸カリウム緩衝液(p)17.4
)01層t、GLXD溶液0.1 mlおよび発色試薬
0,5wtを加え、37°Cl2O分間好気的に振盪し
な力(らインキュベートした。盲検を対照として500
nm の吸光度を測定し、第1図に示す検量線を作成し
た。
実施例2 GLXD2Uを添加した実施例1と同じ基質溶液1耐を
25°Cの恒温水を循環してL)るポーラログラフ方式
の酸素電極のキュベツトへ密封し、20μl のγ−G
TP標準溶液(12,5〜200mtJ)を注入して酸
素消費速度を測定し、第2図1こ示す検量線を作成した
参考例 500g/容三角フラスコにフスマ20’/および水1
6w1を入れ、120°0.30分間加圧滅菌して調製
したフスマ培地にストレプトマイセス・エスピー X−
119−6(微工研菌第6560号)を植菌し、28°
C,7日間培養して種菌を調製した。
51容三角フラスコ25本にそれぞれフスマ200qお
よび水160*tを入れ、120’C,30分間加圧滅
菌した後、前記の種菌を無菌的に接種し、28℃で2日
間培養後、温度を208Cに下げてさらに2週間培養し
た。
得られた培養物を87.51の水に1時間浸漬した後、
濾過し、さらにけいそう土を通過させて粗酵素液的84
1を得た。この粗酵素液に硫酸アンモニウムを5096
飽和まで加え、生成した沈澱を遠沈採取して0.02 
M酢酸緩衝液(pH5,5)3.9eに溶解し、57°
Cで30分間加熱した。この熱処理した酵素液を56C
以下に冷却後、2倍filの予め冷却したエタノールを
加え、生成した沈澱を遠沈採取して0.02Mりん酸緩
新液(pH7,4)2eに溶解し、同一緩衝液で一夜透
析した。透析中に生成した沈澱を遠沈除去し、上清液を
同−緩衝 新液て平衝化したDEAE (ジエチルアミノエチル)
−セルロースカラム(8,5x50α)に通し、吸着し
た酵素を食塩035Mを含む同一緩衝液を用いて溶出し
た。溶出された活性区分を集め、005Mの食塩を含む
005M酢酸緩衝液(p)(55)で−夜透析した。こ
の透析内液を同−緩衝衡 液で平手化したDEAE−セフアローズCL−6B(フ
ァルマノア・ファインケミカルズ71製)カラム(2X
10z)に通し、吸着した酵素を食塩0.05〜075
Mのリニアグラノエント法で溶出した。溶出された活性
区分を集め、透析濃縮後、セファデックスG−200(
ファルマシア・ファインケミカルズ社製)カラム(2,
5x 120z)を用いてゲル濾過を行い、活性区分を
集めて濃縮後、002Mりん酸カリウム緩衝液(pH7
,4)で透析した。この透析内液を遠沈し、上清液を精
密濾過した後、凍結乾燥してL−グルタミン酸オキシダ
ーゼの精製標品(比活性55.IU/Elf蛋白。
収率18.4%)80屑2を得た。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1におけるf−GTP活性の検量線を示
す。 第2図は実施例2におけるγ−GTP活性の検量線を示
す。 特許出願人 (677) ヤマサ醤油株式会社 ≦架堺2 こ 手続補正書(自発) 昭和59年7月う1日 特許庁長官 志 賀 学 殿 ◆ ■ 事件の表示 昭和58年特許願第14’8484号 2 発明の名称 γ−グルタミルトランスペプチダーゼ活性の測定法3 
補正をする者 事件との関係 特許出願人 住所 (郵便番号 288) 千葉県銚子市新生町2丁目10番地の1電話 0479
(22)0095 明細書の発明の詳細な説明の欄 5、補正の内容 とR47,11 2)明細書第13頁第15行目のrGLXD、Jの後1
こ「(本酵素)」を加入する。 3)明細書第21頁第1行目のrGL、XDJの後に「
(本酵素)」を加入する。 4)明細書第25頁第1行目に[(12U 1mg月と
あるのを「(本酵素;t2U、/y)jと訂正する。 5)明細書第25頁第16行目のj’−GLXDJの後
に1(本酵素)」を加入する。 6)明細書第28頁第1行目の「キンダーゼ」の後に1
C本酵素)」を加入する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1) γ−グルタミル基を供与する基質としてγ−■5
    −グルタミル−し一グルタミン酸を使用し、これにγ−
    グルタミルトランスペプチダーゼを作用させ、次いて遊
    離するし一グルタミン酸に対し、L−グルタミン酸オキ
    シダーゼを作用させ、反応に伴う酸素の消費量または過
    酸化水素、アンモニアもし、くはa−ケトグルタル酸の
    生成量を検出することを特徴とするγ−グルタミルトラ
    ンスペプチダーゼ活性の測定法。 2)L−グルタミン酸オキシダーゼが、L−グルタミン
    酸に対する基質特異性がきわめて高く、L−グルタミン
    酸以外のアミノ酸には実質的に作用せず、安定性の高い
    酵素である特許請求の範囲第1項記載の測定法。 8) L−グルタミン酸オキシダーゼが、至適pH7〜
    8.5付近の酵素である特許請求の範囲第1または2項
    記載の測定法。 4) L−グルタミン酸オキシダーゼが、pH5,5゜
    15分間の保持条件下において65°Cまては活性が低
    下しないという安定性を有する酵素である特許請求の範
    囲第1〜8項のいずれかに記載の測定法。
JP58143434A 1983-08-04 1983-08-04 τ−グルタミルトランスペプチダ−ゼ活性の測定法 Pending JPS6034200A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6394998A (ja) * 1986-10-07 1988-04-26 Unitika Ltd γ−グルタミルトランスペプチダ−ゼ定量用試薬

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5743685A (en) * 1980-08-28 1982-03-11 Banyu Pharmaceut Co Ltd L-glutamic oxidase

Patent Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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