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JPS6030939B2 - 静電荷像現像用トナ− - Google Patents

静電荷像現像用トナ−

Info

Publication number
JPS6030939B2
JPS6030939B2 JP48129207A JP12920773A JPS6030939B2 JP S6030939 B2 JPS6030939 B2 JP S6030939B2 JP 48129207 A JP48129207 A JP 48129207A JP 12920773 A JP12920773 A JP 12920773A JP S6030939 B2 JPS6030939 B2 JP S6030939B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toner
acid
alcohol
methacrylate
vinyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP48129207A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5081342A (ja
Inventor
信 友野
紀慶 樽見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP48129207A priority Critical patent/JPS6030939B2/ja
Publication of JPS5081342A publication Critical patent/JPS5081342A/ja
Publication of JPS6030939B2 publication Critical patent/JPS6030939B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電子写真、静電言己録、静電印刷などにおける
静電荷像を現像するためのトナーに関する。
静電荷像を現像する方式には、大別して絶縁性有機液体
中に各種の顔料や染料を微細に分散させた現像剤を用い
る液体現像方式とカスケード法、毛ブラシ法、磁気ブラ
シ法、ィンプレッション法、パウダークラウド法などの
天然または合成の樹脂にカーボンブラックなどの着色剤
を分散含有せしめたトナ−と呼ばれる微粉末現像剤を用
いる所言胃乾式現像方式とがあり、本発明は後者の乾式
現像方式において使用するトナーに関するものである。
トナーを用いて静電荷像を現像した後、定着が行なわれ
るが、一般に定着は静電荷像を保有せしめた光導電性感
光体もしくは静電記録体上に現像によって得られたトナ
ー像を直嬢融着させるか、あるいは現像によって得られ
たトナー像を光導電性感光体もしくは静電記録体上から
−担紙などの転写シート上に転写した後、これを転写シ
ート上に融着させることによって行なわれる。その際、
トナー像の融着は溶媒蒸気との接触または加熱のいずれ
かよって行なわれ、加熱方式としては電気炉による無接
触加熱方式および加熱ローフーによる圧着加熱方式が、
一般に採用されている。加熱ローラーによる圧着加熱方
式はトナーに対して離型性を有する材料で表面を形成し
た加熱ローラーの表面に被定着シートのトナー像面を圧
接触させながら通過せしめることによって定着を行うも
のであり、一般に加熱ローラー定着法と呼ばれているが
、この方法は加熱ローラーの表面と被定着シートのトナ
ー像面とが圧接触するため、トナー像を被定着シート上
に融着する際の熱効率が極めて良効であり、迅速に定着
を行うことができるので特に高速複写を目的とする転写
方式の電子写真複写機において極めて有効である。たと
えば一般に通常の電気炉型定着装置における熱効率は約
10〜40%、副射型定着装置における熱効率は約20
%と比較的低いのに対しローラー定着装置の熱効率は8
0%程度といわれている。勿論さらに熱効率を高めよう
とすれば離型性を有する材料で形成されたローラー表面
の塗膜の厚さをさらに薄くする必要があることは言うま
でもない。ところで加熱ローラー定着法においては定着
ローラー表面とトナー像とが加熱溶融状態で圧接触する
ためトナー像の一部が定着ローラー表面に付着して移転
し次の被定着シート上にこれを再移転して所謂オフセッ
ト現象を生じ被定着シートにし‘まいまよごれを発生せ
しめる。
そのため、ローフー表面に対してトナーが付着しないよ
うにすることが加熱ロ−ラー定着法における必須要件の
一つとされている。従来、定着ローラー表面にトナーを
付着させないために、たとえば、ローラー表面を弗素系
樹脂などのトナーに対して雛型性の優れた材料で形成す
るとともに、その表面にさらにシリコンオイルなどのオ
フセット防止用液体を供給して液体の薄膜でローラーの
表面を被覆することが行なわれている。この方法はトナ
ーのオフセットを防止する点では極めて有効なものでは
あるが、オフセット防止用液体が加熱されることにより
臭気を発生し、またオフセット防止用液体を供給するた
めの装置を必要とするため、複写機の機構が複雑になる
とともに安定性のよい結果を得るために高い精度が要求
されるので、複写装置が高価になるという欠点がある。
しかしながらオフセット防止用液体を供給しない場合に
は定着ローラー表面にトナーが付着してオフセット現象
が発生するのでこれらの次点を有するにも拘らずオフセ
ット防止液体の供給を行なわざるを得ないのが現状であ
る。本発明の目的は、その表面にオフセット防止用液体
を供給しない定着ローラーを使用した場合にも、トナー
のオフセット現象を発生させずに効率よく良効な加熱ロ
ーラー定着を行うことができる静電荷像現像用トナーを
提供することにある。
本発明者は【ィ}着色剤、{o}スチレン系樹脂、し一
脂肪酸ヱステルまたはその部分けん化物およびQパラフ
ィンまたはビス脂肪酸アマィドを含有する静電荷像現像
用トナーが前記の目的を達成するものであることを見出
した。本発明に係る静電荷像現像用トナーを使用するこ
とにより、定着ローラー表面にオフセット防止用液体を
供給しない場合にもオフセット現象を発生することなく
効率よく良効な加熱ローラー定着を行うことができるの
で、定着装置の機構を簡素化することができると共に、
たとえばこのような定着装置を組み込んだ高速複写機の
精度、安定度および信頼度を向上することができ、しか
も価格の面でも低減化することができる。
したがって、超高速複写機の設計を極めて容易ならしめ
るという利点を有する。
本発明に係るトナーにおいて任意の適当な顔料または染
料が着色剤として使用される。
たとえば、カーボンブラック、ニグロシン染料、アニリ
ンプルー、力ルコオイルブル−、クロームイヱロー、ウ
ルトラマリンフル−、デュポンオイルレッド、キノリン
イヱロー、メチレンブルークロライド、フタロシアニン
フルー、マラカイトグリーンオクザレート、ランプブラ
ック、ローズベンガルおよびそれらの混合物が使用され
、これらは現像により可視像を形成することができるよ
うにトナーを着色するのに十分な量でトナー中に含有さ
せることが必要である。本発明に係るトナーにおいてス
チレン系樹脂が樹脂成分として使用される。スチレン系
樹脂はスチレンのホモポリマーでもよいし、また他のビ
ニール系の単量体とスチレンとの共重合体でもよい。こ
れらの英重合体を形成するための単量体にはpークロル
スチレン、ピニルナフタリン、たとえばエチレン、プロ
ピレン、ブチレン、イソブテレンなどのエチレン不飽和
モノオレフィン類、たとえば塩化ビニル、プロピオン酸
ビニル、臭化ビニル、弗化ビニル、酢酸ビニル、ベンゾ
ェ酸ビニル、酪酸ビニルなどのビニルェステル類、たと
えばアクリル酸メチル、アクリル酸ィソブチル、アクリ
ル酸エチル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸ドデシ
ル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸2ークロルー
ヱチル、アクリル酸フェニル、Qークロルアクリル酸メ
チル、メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、
メタァクリル酸ブチル、メタアクリル酸ターシャリブチ
ル、メタアクリル酸2ーェチルヘキシル、メタアクリル
酸ラウリル、メタアクリル酸フェニル、メタアクリル酸
トリデシル、、メタアクリル酸ステアリル、メタァクリ
ル酸シクロヘキシル、メタアクリル酸2−ヒドロキシェ
チル、メタアクリル酸2−ヒドロキシプロピル、メタア
クリル酸ジメチルアミノヱチル、メタアクリル酸ジェチ
ルアミノェチル、メタアクリル酸グリシジル、メタアク
リル酸テトラヒドロフルフリルなどのQーメチレン脂肪
族モノカルボン酸のェステル類、ァクリロニトリル、メ
タアクリロニトリル、アクリルアミド、たとえばビニル
メチルエーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブ
チルエーテルなどのビニルエーテル類、たとえばビニル
メチルケトン、ビニルヘキシルケトン、メチルイソプロ
ベニルケトンなどのビニルケトン類、たとえばN−ビニ
ルピロール、N−ビニルカルバゾール、N−ビニルイン
ドール、NーピニルピロリドンなどのN−ビニル化合物
などがあり、これらの1種または2種以上をスチレン単
量体と共重合させることができる。
適当なスチレン系樹脂は約30000以上の重量平均分
子量を有しており、そのスチレン成分含有量はスチレン
系樹脂の全軍量を基礎にして重量で少なくとも約25%
であることが好ましい。スチレン系樹脂に他の樹脂を混
合した熱可塑性樹脂系も本発明に係るトナーの樹脂成分
として使用することができる。
スチレン系樹脂と混合することのできる他の樹脂には、
ビニルナフタリン、たとえば塩化ビニル、臭化ビニル、
弗化ビニル、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、ベンゾ
ェ酸ピニル、酪酸ビニル、などのピニルェステル類、た
とえばエチレン、プロピレン、ブチレン、イソブチレン
、などのエチレン不飽和モノオレフイン類、たとえばア
クリル酸メチル、アクリル酸ィソブチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸ドデシル、ア
クリル酸nーオクチル、アクリル酸2ークロルーェチル
、アクリル酸フエニル、Q−クロルアクリル酸メチル、
メタアクリル酸メチル、メタアクリル酸エチル、メタア
クリル酸ブチル、メタアクリル酸夕−シャリブチル、メ
タアクリル酸2−エチルヘキシル、メタアクリル酸ラゥ
リル、メタアクリル酸フェニル、メタアクリル酸トリデ
シル、メタアクリル酸ステアリル、メタアクリル酸シク
ロヘキシル、メタアクリル酸2ーヒドロキシェチル、メ
タアクリル酸2ーヒドロキシプロピル、メタアクリル酸
ジメチルアミノェチル、メタアクリル酸ジェチルアミノ
ェチル、メタアクリル酸グリシジル、メタアクリル酸テ
トラヒドロフルフリルなどのQーメチレン脂肪族モノカ
ルボン酸のェステル類、アクリロニトリル、メタアクリ
ロニトリル、アクリルアミド、たとえばビニルメチルエ
ーテル、ビニルエチルエーテル、ビニルイソブチルエー
テルなどのビニルェーテル類、たとえばビニルメチルケ
トン、ビニルヘキシルケトン、メチルイソプロベニルケ
トンなどのビニルケトン類、たとえばNービニルピロー
ル、Nービニルカルノゞゾール、Nービニルインドール
、N−ビニルピロリデンなどのN−ビニル化合物などの
単量体を重合させたホモポリマーまたはこれらの単量体
2種以上組合せて共重合させた英重合体あるいは、たと
えばロジン変性フェ/ールホルマリン樹脂、油変性ェポ
キシ樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリア
セタール樹脂、セルローズ樹脂、ポリェーテル樹脂など
の非ビニル系熱可塑性樹脂がある。これらの樹脂をスチ
レン系樹脂と混合して使用する場合には、混合して得ら
れる樹脂の全重量を基礎にして重量で少なくとも約25
%のスチレン成分が存在する量になるように両者を混合
するのが好ましい。その訳は定着ローラーに対するトナ
ーの離型性がスチレン成分の存在量と密接な関係があり
、スチレン成分を減少させるにしたがい、定着ローラー
に対するトナーの離型性を低下せしめる傾向があるから
である。さらにトナー用樹脂としてローラー定着に好ま
しい物性の一つとしてはトナーの融着温度におけるゴム
状領域での粘弾性が挙げられる。
この粘弾性は主としてトナー用樹脂の構造や分子量分布
に基づくものである。オフセット防止用液体をローラー
表面に加えないローラー定着において有効なゴム状領域
のクリープモジュラスは1び〜1ぴd肌e/のが適当で
ある。この値以下のクリープモジュラスの場合は熔融時
において転写紙上へ定着される部分と定着ローラーにち
ぎれて残る部分がありオフセット現象が起りやすい。オ
フセット現象を防止するにはトナー中に機型性を付与す
る物質を大量に添加すればよいが、オフセット現象のみ
を防止し得てもトナーとして要求される他の性質を損う
ため好ましくない。またクリープモジュラスの値が前記
以上の場合は定着度が良くなく転写紙から画像がはがれ
やすい欠点を有する。もちろんこの場合はさらに定着温
度を上昇させると良いがローラー材質の耐熱限界を越え
ることになり好ましくない。本発明に係るトナーにおい
て使用される脂肪酸ェステルまたはその部分けん化物は
、飽和もしくは不飽和の脂肪酸類に飽和もしくは不飽和
の脂肪族アルコール類を反応せしめて得られるェステル
額またはこのヱステル類をナトリウム、カルシウム、マ
グネシウム、鉛、アルミニウム、バリウム、亜鉛などの
金属の水酸化物で部分けん化して得られるものである。
原料成分としての脂肪酸類としては低級もしくは高級の
いずれでもよく、たとえばバレリン酸、カプロン酸、ェ
ナント酸、カプリル酸、ベラルゴン酸、カプリン酸、ウ
ンデシル酸、ラウリン酸、トリデシル酸、ミリスチン酸
、ベンタデシル酸、パルミチン酸、マルガリン酸、ステ
アリン酸、ノンデシル酸、アラヒン酸、べへニン酸、リ
グノセリン酸、セロチン酸、モンタン酸、メリシン酸、
ヘントリアコンタノン酸、ドトリアコンタノン酸、テト
ラトリアコンタノン酸、ヘキサトリアコンタノン酸、オ
クタトリアコンタノン酸、トウハク酸、リンデル酸、ラ
ウロレィン酸、ッヅ酸、ミリストレイン酸、ゾーマリン
酸、ベトロセリン酸、オレィン酸、ェラィジン酸、バク
セン酸、ガドレン酸、ェルシン酸、ブラシジン酸、セラ
コレィン酸、リノール酸、リノレン酸、ヱレオステアリ
ン酸、リノェラィジン酸、バリナリン酸、アラキドン酸
、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、スベリン酸、
アゼラィン酸、セバシン酸、その他炭素原子数9〜19
のメチレン基を有するジカルボン酸等を挙げることがで
きる。また他の原料成分としての脂肪族アルコール類と
しては、脂肪酸類と同様に低級もしくは高級のいずれで
もよく、またそれぞれ1価アルコールでも多価アルコー
ルでもよく、たとえばメチルアルコール、エチルアルコ
ール、プロピルアルコール、ブチルアルコール、アミル
アルコール、カプロイアルコール、カプリリルアルコー
ル、カプリルアルコール、ラウリルアルコール、ミリス
チルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコ
ール、アラキルアルコール、べへニルアルコール、力ル
ナービルアルコール、セリルアルコール、コリヤニルア
ルコール、ミリシルアルコール、メリシルアルコール、
ラクセリルアルコ−ル、アリルアルコール、クロチルア
ルコール、2−ブテノール−1、2ーベンテノール−1
、3ーヘキセノール−1、2ーヘプテノール−1、10
−ウンデセノールー1、11−ドデセノール−1、12
−トリデセノール−1、オレイルアルコール、ヱライジ
ルアルコール、リノレイルアルコール、リノレニルアル
コール、エチレングリコール、プロピレングリコール、
トリメチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1
,4ーブタンジオ−ル、2,3ープタンジオール、2−
ブテンー1,4−ジオール、1,5ーベンタンジオール
、2,4ーベンタンジオール、1,6ーヘキサンジオー
ル、2,5ーヘキサンジオール、2ーメチルー1,3−
ペンタンジオール、2,4−へブタンジオール、2ーエ
チルー1,3ーヘキサンジオール、2ーエチルー2ーブ
チル−1,3ープロパンジオール、ヘキサデカンー1,
2ージオール、オクタデカンー1,2ージオール、エイ
コサンー1,2−ジオール、ドコサンー1,2ージオ−
ル、テトラコサンー1,2ージオール、−ジエチレング
リコール、トリエチレングリコール、テトラエチレング
リコール、ジプロピレングリコール、グリセリン、ベン
タエリスリトール、ソルビトール等を挙げることができ
る。しかしながら、脂肪酸類と脂肪族アルコール類のい
ずれかが低級の場合には他方が高級であるものがとくに
本発明において良好に使用せられる。すなわち、これら
の脂肪酸類と脂肪族アルコール類よりなるェステル類の
うちでも脂肪酸類としては炭素原子数5以上のものが望
ましく、さらにェステル類の炭素原子数の合計が20以
上であるものがとくに本発明において良好な結果をもた
らす。本発明においては、これらの脂肪酸ェステル類ま
たはその部分けん化物をそれぞれ単独で使用してもよい
し、また種種の脂肪酸ェステル類を混合した組成からな
る混合体、あるいは脂肪酸ェステル類とその部分けん化
物とを混合した組成からなる混合体として使用してもよ
い。
本発明においては脂肪酸ェステル類またはその部分けん
化物として市販されているものを有効に使用することが
できるが、これらの市販品の中には前記の如き混合体の
組成を有するものが多い。代表的な市販品としてはたと
えば次の如きものを挙げることができる。脂肪酸の低級
アルコールヱステル ブチルステアレートOil研ファインケミカル社製)ブ
チルステアレート(花王石鹸社製) 脂肪酸の多価アルコールェステル ニッサンカスターワックス−A(日本油脂社製、グリセ
ロールトリー1,2−ヒドロキシステアレート)ダイヤ
モンドワックス(新日本理化社製)ヒマ硬Oil研ファ
インケミカル社製) 脂肪酸の高級アルコールエステル スパームアセチ(日本油脂社製、セチルパルミテート)
へキストワツクス−E(ヘキストジヤパン社製、モンタ
ン酸のエチレングリコールェステル)へキストワツクス
−OP(ヘキストジヤパン社製、モンタン酸のブチレン
グリコールェステルの部分けん化物)脂肪酸と多価アル
コールの部分ェステルモノグリーM(日本油脂社製、Q
ーグリセロールモノステアレート)脂肪酸モノグリセラ
ィドR−60(松本油脂製薬社製、ステアリン酸モノグ
リセラィド)脂肪酸モノグリセラィドR−80(松本油
脂製薬社製、オレィン酸−ステアリン酸−モノグリセラ
イド)リケマール−S−200(理研ビタミン油社製、
グリセリンステアレート)リケマール−B−100(理
研ビタミン油社製、グリセリンモノべへネート)リケマ
ール−S−300(理研ビタミン油社製、ソルビタンモ
ノステアレート)リケマール−PS−100(理研ビタ
ミン油社製、プロピレングリコールモノステアレート)
ATMUL(アトムル)−T−95(花王アトラス社製
、高純度モノグリセラィド)混合系ェステル VLTN−4 0ll研ファインケミカル社製)VLT
−L Oil研ファインケミカル社製)K−3Wax(
JII研ファインケミカル社製)ライスワックス(野田
ワックス社製)本発明に係るトナーにおいて使用される
前記の如き脂肪酸ェステルまたはその部分けん化物はス
チレン系樹脂成分に対し相溶性のできるだけ大きいもの
であることが望ましい。
またその融点は種種の値、たとえば25〜130q0の
ものが良好に使用し得るが、一般に低融点のものはキャ
リャに付着して摩擦帯電性を低下させ現像剤の寿命を短
か〈することがあるので添加量をあまり大にすることが
できず添加量に制限を受け易いため比較的高融点のもの
、たとえば70〜10ぴ0の融点を有するものがとくに
本発明において使用するに望ましい。トナー中に含有さ
せる脂肪酸ェステルまたはその部分けん化物の量はトナ
ーの樹脂成分、着色剤およびトナー添加剤の種類ならび
にそれらの使用量によって異なるが、一般にトナーの樹
脂成分10の重量部当り0.5〜20の重量部、好まし
くは1〜1の重量部である。脂肪酸ェステルまたはその
部分けん化物をトナー中に含有させるには、混線工程に
先立つ樹脂成分、着色剤および各種トナー添加剤の予備
混合時に添加すればよい。脂肪酸ェステルまたはその部
分けん化物は加熱されたとき低粘度の液状を呈するので
、これを含有するトナーが加熱された定着ローラー接触
するとトナー中の脂肪酸ェステルまたはその部分けん化
物が液体化してトナ−表面に遊離し定着ローラーの表面
を被覆し、脂肪酸ェステルまたはその部分けん化物自身
の有する離型性により融触されたトナーを定着ローラー
の表面に付着させずオフセット現象を生ぜしめないと考
えられる。このような離型効果は表面を雛型性材料で形
成した定着ローラーのみならず、従来一般に離型性のな
いとされている金属で表面を成形した定着ローラーを使
用した場合においても認められる。
したがって本発明に係るトナーを使用すれば、定着ロー
ラーとして特に離型性材料で表面を形成したものを用い
なくてもトナーのオフセット現象を防止することができ
装置設計上極めて有利である。脂肪酸ェステルまたはそ
の部分けん化物のトナーに対する添加効果は前記の如き
雛型性の向上の他、トナー中に含有するニグロシンなど
の着色剤やその他の添加剤の分散性を向上してトナー粒
子の荷電制御性を均一にし、現象剤としての性能を向上
する作用効果も有している。本発明に係るトナーには脂
肪酸ェステルまたはその部分けん化物以外の離型作用を
有する種種の化合物をさらに脂肪酸ェステルまたはその
部分けん化物に組み合わせて含有せしめる。
これらの化合物としては、天然あるいは合成パラフィン
類、エチレンビスステアロアマイドなどのビス脂肪酸ア
マィド類などをあげることができ、これらの化合物を1
種または2種以上組合せて含有させることができる。
これらの化合物のトナ−に対する添加量はトナーの樹脂
成分10の重量部に対し、一般に0.1〜1の重量部程
度、好ましくは0.5〜5重量部であり、これらの化合
物をトナーに添加することにより脂肪酸ェステルまたは
その部分けん化物の樹脂成分に対する相溶性はさらに向
上し、かつ着色剤、荷電制御剤などその他のトナー添加
剤の分散性も同様にさらに向上する。また樹脂成分が比
較的もろい性質を有する場合にはトナ−を製造する際の
粉砕工程において過粉砕されるのを防ぐことができる。
さらにトナーの安定性を増大し長期間の使用に際しても
摩擦帯電性を変化せしめず、トナーの寿命を著しく増大
することができる。なお、本発明に係るトナーには必要
に応じてその他の種種のトナ−添加剤を添加することが
できる。本発明に係るトナーを使用して被定着シート上
に形成したトナ−像はその表面にオフセット防止用液体
を供給しない定着ローラーを使用した場合にもトナ−の
オフセット現象を発生することなく効率よく良効な加熱
ローラー定着を行うことができる。
定着ローラーとしてはその表面をたとえばテフロン(デ
ュポン社製)、フルオン(ICI社製)、ケル−F(3
M社製)などの弗素系樹脂あるいはKE−1300RT
V(信越化学社製)、PRX−305(東レ社製)など
の室溢加硫シリコンゴムで形成した平滑面を有するもの
や場合によってはハード(硬質)クロムなどの金属表面
を有するものが有効に使用される。次に実施例によって
本発明を例証するが、本発明の実施の態様がこれによっ
て限定されるものではない。
なお、実施例において部数は特にことわらない限り重量
によって表わす。実施例 1 ピコラスチックD−150(エッソ石油化学社製、スチ
レン系樹脂)10の部と、ピアレス155(コロンビア
カーボン社製)5部とニグロシンベースEX(オリエン
ト化学社製)3部と、ヘキストワックスOP(ヘキスト
ジャパン社製、モンタン酸ブチレングリコールェステル
)3部、プラストフロ−(日東化学社製、エチレンビス
ステアロアマイド)3部とを混合して約2少時間ボール
ミルにかけた後、熱ロールを用いて混練し、冷却後粉砕
して約13〜15ミクロンの平均粒度を有するトナ−を
作成し試料とした。
更にブラストフローとへキストワックスOPを加えない
他は前記と全く同様の操作によってトナーを作成し比較
試料とした。
これら2種のトナーを用い定着ローラーとして表面をK
E−1派TV(信越化学社製、シリコンゴム)で形成し
たものを用い、かつ融着温度を160〜185午Cとし
た。
それぞれのトナー4部を約50〜80ミクロンの平均粒
度を有する鉄粉キャリア一96部と混合して2種の現像
剤を作りこれらの現像剤を用いて通常の電子写真法によ
って形成した静電荷像を現像した後、トナ−像を転写紙
上に転写して該定着ローラーにて圧接触させてトナー像
を融着せしめ定着した。次いで融着したトナー像が定着
ローラー表面に移転してオフセット現象が生ずるかどう
かを調べるため、それぞれの定着操作を行った後、トナ
ー像を有しない転写紙を前記と同様の条件で定着ローラ
ーに圧接触させ、転写紙上にトナーのオフセットにより
発生するよごれを観察し、それぞれのトナーのオフセッ
ト性を調べた。
その結果、比較試料のトナーを用いた場合には著しいト
ナーのオフセット現象が発生するが、試料のトナーを用
いた場合には、オフセット現象が全く発生しないことが
認められた。またトナーを製造する際の粉砕時には、試
料のトナーが過粉砕の起り難いことが認められた。
このことは感光体の表面のトナーフィルミングが起りに
くく又現像剤中のキャリアのスベントは発生し難く各々
の寿命を延ばす原因となる。実施例 2 実施例1においてへキストワックスOP3部をへキスト
ワツクスE3部に変え、且つプラストフロー3部をサゾ
ールワツクス日1(サゾールマーケッティング社製、高
融点合成パラフィンワックス)3部に変えて加えた他は
、実施例1と同機な操作によってトナ‐を作成し試料と
した。
更にサゾールワックスHIとへキストワックスEを加え
ない他は前記と全く同様な操作によってトナーを作成し
比較試料とした。
これら3種のトナーを用いて、実施例1と同様の操作を
施し、それぞれのトナーのオフセット性を調べた。
その結果、比較試料のトナーを用いた場合には著しいト
ナーのオフセット現象が発生することが認められたが、
試料のトナーを用いた場合には、トナ−のオフセット現
象が全く発生しないことが認められた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (イ)着色剤、(ロ)スチレン系樹脂、(ハ)脂肪
    酸エステルまたはその部分けん化物および(ニ)パラフ
    インまたはビス脂肪酸アマイドを含有してなることを特
    徴とする熱ローラー定着用静電荷像現像用トナー。
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