JPS6029803B2 - 自動二輪車の排気浄化装置 - Google Patents
自動二輪車の排気浄化装置Info
- Publication number
- JPS6029803B2 JPS6029803B2 JP54101547A JP10154779A JPS6029803B2 JP S6029803 B2 JPS6029803 B2 JP S6029803B2 JP 54101547 A JP54101547 A JP 54101547A JP 10154779 A JP10154779 A JP 10154779A JP S6029803 B2 JPS6029803 B2 JP S6029803B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- passage
- intake
- valve
- exhaust
- hole
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- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/20—Air quality improvement or preservation, e.g. vehicle emission control or emission reduction by using catalytic converters
Landscapes
- Cylinder Crankcases Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は逆止弁を備えた二次空気通路を排気通路に接
続し、排気通路内の圧力の脈動を利用して内部へ大気を
導入する装置を備えた自動二輪車に関する。
続し、排気通路内の圧力の脈動を利用して内部へ大気を
導入する装置を備えた自動二輪車に関する。
自動二輪車においては、通常エンジン前方に排気通路が
閉口しているにもかかわらず雨水が泥水がかかりやすい
ため、前記の二次空気通路の大気側閉口はエンジン本体
の後方に設けることが考えられる(例えば特関昭52−
110318号公報参照)。
閉口しているにもかかわらず雨水が泥水がかかりやすい
ため、前記の二次空気通路の大気側閉口はエンジン本体
の後方に設けることが考えられる(例えば特関昭52−
110318号公報参照)。
一方、自動二輪車のエンジンは座席の下方に配置される
ので、その外形を小さくすることが要求され、とくにそ
の幅方向の寸法についてその要求が強いものである。〔
発明が解決しようとする問題点〕 ところで、自動二輪車のようにエンジン本体の外観を重
視するものにあっては、前記のようにエンジン本体の後
方に二次空気通路の大気側開□を設ける場合、二次空気
通路はエンジン本体の後面からエンジン内を通り抜けて
前面側の排気通路に至る必要があり、この際いかにして
エンジン本体の外形(とくに車幅方向寸法)を拡大せず
にこの二次空気通路を設けるかの点に解決すべき問題点
がある。
ので、その外形を小さくすることが要求され、とくにそ
の幅方向の寸法についてその要求が強いものである。〔
発明が解決しようとする問題点〕 ところで、自動二輪車のようにエンジン本体の外観を重
視するものにあっては、前記のようにエンジン本体の後
方に二次空気通路の大気側開□を設ける場合、二次空気
通路はエンジン本体の後面からエンジン内を通り抜けて
前面側の排気通路に至る必要があり、この際いかにして
エンジン本体の外形(とくに車幅方向寸法)を拡大せず
にこの二次空気通路を設けるかの点に解決すべき問題点
がある。
この発明はかかる技術的問題点の解決を図るため、前輪
と後輪との間に搭載したエンジン本体から、車両の進行
方向前方に排気通路と、進行方向後方に吸気運路とを閉
口させ、吸気遥路と後方のェアクリーナとを吸気管で接
続した自動二輪車において、前記エンジン本体の排気通
路に逆止弁を備えた二次空気通路を接続し、前記逆止弁
を収容する弁室をボルトによって互いに結合されたシリ
ンダとシリンダヘッドの接合面に、エンジン本体の吸気
側に位置して設け、前記二次空気通路の逆止弁より下流
の部分を弁室からシリンダヘッドの前記ボルトと吸気通
路との間を通して排気通路側へ延びる第一孔と、排気通
路の弁孔から前記第一孔へ向けて延び、それに蓮適する
第二孔とによって構成したものである。
と後輪との間に搭載したエンジン本体から、車両の進行
方向前方に排気通路と、進行方向後方に吸気運路とを閉
口させ、吸気遥路と後方のェアクリーナとを吸気管で接
続した自動二輪車において、前記エンジン本体の排気通
路に逆止弁を備えた二次空気通路を接続し、前記逆止弁
を収容する弁室をボルトによって互いに結合されたシリ
ンダとシリンダヘッドの接合面に、エンジン本体の吸気
側に位置して設け、前記二次空気通路の逆止弁より下流
の部分を弁室からシリンダヘッドの前記ボルトと吸気通
路との間を通して排気通路側へ延びる第一孔と、排気通
路の弁孔から前記第一孔へ向けて延び、それに蓮適する
第二孔とによって構成したものである。
このように二次空気通路を形成したから、この二次空気
通路はシリンダボアを車体側方に完全に回避して配置す
る必要がなく、エンジン本体の車幅方向の寸法をそれだ
け拡大せずに済むので自動二輪車に好適である。
通路はシリンダボアを車体側方に完全に回避して配置す
る必要がなく、エンジン本体の車幅方向の寸法をそれだ
け拡大せずに済むので自動二輪車に好適である。
以下、図示の実施例によって説明する。
図中1はエンジン本体であり、前輪2と後輪3との間に
搭載された空冷式の四気筒である。
搭載された空冷式の四気筒である。
エンジン本体1は車両の走行方向前方に排気通路4が開
□しており、排気管5が接続されている。6は排気消音
器である。
□しており、排気管5が接続されている。6は排気消音
器である。
吸気通路7はエンジン本体1の後方に閉口しており、気
化器8を介してェアクリーナ9に接続され、ェアクリー
ナ9を介して大気が吸入される。エンジン本体1はシリ
ンダー1、これにボルト12で連続されたシリンダヘッ
ド13及びピストン14によって形成される燃焼室15
を有する。
化器8を介してェアクリーナ9に接続され、ェアクリー
ナ9を介して大気が吸入される。エンジン本体1はシリ
ンダー1、これにボルト12で連続されたシリンダヘッ
ド13及びピストン14によって形成される燃焼室15
を有する。
排気通路4と燃焼室15とは排気弁16によって開閉さ
れる弁口17によって運通している。二次空気通路18
はェアクリーナ9とこの排気通路4の弁□17近傍の位
置との間を蓮適するもので、その途中に排気通路4へ向
かう気流のみを許容するりード弁形式の逆止弁19を有
する。この逆止弁19はシリンダ11とシリンダヘツド
13との接合面に、それぞれ鋳造で形成された凹所を重
合して形成された弁室20内に収容されている。この弁
室20は第3図に示すように、気筒毎に1個設けられ、
シリンダ中心を通りクランク軸に直角な平面(以下、縦
平面という)24に対しやや一側にオフセットして設け
られており、内部を冷却するため吸気通路7と接近させ
て設けてある。
れる弁口17によって運通している。二次空気通路18
はェアクリーナ9とこの排気通路4の弁□17近傍の位
置との間を蓮適するもので、その途中に排気通路4へ向
かう気流のみを許容するりード弁形式の逆止弁19を有
する。この逆止弁19はシリンダ11とシリンダヘツド
13との接合面に、それぞれ鋳造で形成された凹所を重
合して形成された弁室20内に収容されている。この弁
室20は第3図に示すように、気筒毎に1個設けられ、
シリンダ中心を通りクランク軸に直角な平面(以下、縦
平面という)24に対しやや一側にオフセットして設け
られており、内部を冷却するため吸気通路7と接近させ
て設けてある。
このためにこの例では吸気通路7を吸気弁25のすぐ上
流側で屈曲させ、弁室20の近くを通していることがこ
の図から明らかであろう。
流側で屈曲させ、弁室20の近くを通していることがこ
の図から明らかであろう。
そして、この弁室20内はシリンダ11とシリンダヘツ
ド13との間にシールゴム21を介して挟持された区画
板22によって上流室20aと下流室20bとに区画さ
れ、且つ区画板22に設けた透孔23によってのみ蓮通
できるようになっている。
ド13との間にシールゴム21を介して挟持された区画
板22によって上流室20aと下流室20bとに区画さ
れ、且つ区画板22に設けた透孔23によってのみ蓮通
できるようになっている。
逆止弁19は前記区画板22上に透孔23を覆うように
リード弁19a、ストッパ19bを固着してなり、従来
周知の構成である。
リード弁19a、ストッパ19bを固着してなり、従来
周知の構成である。
弁室20の上流側の二次空気通路18はェアクリーナ9
に通じているゴム管をェアクリーナ9から前方へ延長し
、気化器8の下方に設けたマニホールド27に連結し、
このマニホールド27により各気筒毎の弁室20に分岐
して大気を導入するように構成されている。
に通じているゴム管をェアクリーナ9から前方へ延長し
、気化器8の下方に設けたマニホールド27に連結し、
このマニホールド27により各気筒毎の弁室20に分岐
して大気を導入するように構成されている。
また、弁室20の下流側の二次空気通路18は下流室2
0bから吸気通路7とボルト12との間を通して前記縦
平面24と平行に斜め上方に向かう第一孔31をドリル
加工によって形成し、更に排気弁ロー7からクランク軸
とシリンダ軸芯とを含む平面(以下、横平面という)2
8と平行に前記第一孔へ向かう第二孔32をドリル加工
によって形成し、両者を互いに運通してある。
0bから吸気通路7とボルト12との間を通して前記縦
平面24と平行に斜め上方に向かう第一孔31をドリル
加工によって形成し、更に排気弁ロー7からクランク軸
とシリンダ軸芯とを含む平面(以下、横平面という)2
8と平行に前記第一孔へ向かう第二孔32をドリル加工
によって形成し、両者を互いに運通してある。
そのため、弁室20の下流側の二次空気通路18は第3
図から明らかなように、その平面視においてエンジン本
体1のシリンダボアの上方を経て排気通路4の弁□17
近傍位置に至るので、この二次空気通路18の設置に伴
いエンジン本体1の車幅寸法を増加することがない。
図から明らかなように、その平面視においてエンジン本
体1のシリンダボアの上方を経て排気通路4の弁□17
近傍位置に至るので、この二次空気通路18の設置に伴
いエンジン本体1の車幅寸法を増加することがない。
ところで、この実施例においては図中符号34で示す副
吸気通路が設けられており、これは吸気弁25近傍の吸
気通路7に閉口している。
吸気通路が設けられており、これは吸気弁25近傍の吸
気通路7に閉口している。
この副吸気通路34はシリンダ11とシリンダヘッド1
3との接合面とほぼ平行か、やや下向きに燃焼室15内
のシリンダ軸芯より一側に偏した方向を指向して設けら
れている。副吸気通路34の他端は縦孔35を介してシ
リンダ11の長手方向に延びる蓮通路36に接続され、
その蓮通路36を通して各気筒の副吸気通路34が相互
に蓮通されている。
3との接合面とほぼ平行か、やや下向きに燃焼室15内
のシリンダ軸芯より一側に偏した方向を指向して設けら
れている。副吸気通路34の他端は縦孔35を介してシ
リンダ11の長手方向に延びる蓮通路36に接続され、
その蓮通路36を通して各気筒の副吸気通路34が相互
に蓮通されている。
ここで第2〜4図に対する第5〜7図の主たる相違を説
明すると、前記連通路36とマニホ−ルド27の接合部
とが上下に入れ代わっている点である。
明すると、前記連通路36とマニホ−ルド27の接合部
とが上下に入れ代わっている点である。
前出の例では副吸気通路34の縦孔35と弁室20とが
干渉しないよう弁室20の前記オフセットを大きくする
必要がある反面、弁室20形成によるシリンダ突出部1
1aを小さくすることができる。
干渉しないよう弁室20の前記オフセットを大きくする
必要がある反面、弁室20形成によるシリンダ突出部1
1aを小さくすることができる。
また、後出の例によれば縦孔35と弁室20との干渉が
ないから前記オフセットを小さくすることができ、また
無くすることも可能である。
ないから前記オフセットを小さくすることができ、また
無くすることも可能である。
次にこのエンジンの作動を説明する。ピストン14が上
昇から下降に転じる直前に吸気弁25が開弁し吸気行程
が開始する。
昇から下降に転じる直前に吸気弁25が開弁し吸気行程
が開始する。
吸気通路7内に燃焼室15内に生じる強い吸気員圧が波
及し、ェアクリーナ6から大気が吸入され気化器8にお
いて燃料が混合されて、燃焼室15内に吸入される。
及し、ェアクリーナ6から大気が吸入され気化器8にお
いて燃料が混合されて、燃焼室15内に吸入される。
このとき副吸気通路34にも吸気負圧が作用し、更にこ
れは運通路36を通じて他の気筒へも波及する。
れは運通路36を通じて他の気筒へも波及する。
一般に並列四気筒エンジンは四個の行程を等間隔で行う
ため一個の気筒が吸気行程にあるとき他の三気筒は吸気
以外の行程にあり、それらの吸気通路では吸気負圧が低
い(大気圧に近い)。
ため一個の気筒が吸気行程にあるとき他の三気筒は吸気
以外の行程にあり、それらの吸気通路では吸気負圧が低
い(大気圧に近い)。
そこで他の三気筒の吸気通路から蓮通路36を通じて吸
気行程にある気筒の副吸気通路34へ流入し、そこから
吸気弁7の弁口を通して、細く高速の気流となって吸気
通路7を経て吸入される吸気中を貫通し燃焼室15内へ
噴出される。よって両気流の合流部に無数の微少な乱流
を生じると共に燃焼室15内にシリング軸の周りを旋回
する高速な渦流を生じる。
気行程にある気筒の副吸気通路34へ流入し、そこから
吸気弁7の弁口を通して、細く高速の気流となって吸気
通路7を経て吸入される吸気中を貫通し燃焼室15内へ
噴出される。よって両気流の合流部に無数の微少な乱流
を生じると共に燃焼室15内にシリング軸の周りを旋回
する高速な渦流を生じる。
ピストン14が下降から上昇に転じると、吸気弁25が
閉じ、圧縮行程が始まる。
閉じ、圧縮行程が始まる。
燃焼室15中に吸入された混合気はこの間圧縮されると
共に、渦流となっていることから燃焼室15の内面との
摩擦により、一層複雑な乱流を生じ火焔伝播を良好にす
る。
共に、渦流となっていることから燃焼室15の内面との
摩擦により、一層複雑な乱流を生じ火焔伝播を良好にす
る。
かかる状況下において混合気に点火し爆発の後、ピスト
ン14が下降し下死点に近づくと、排気弁16が開き、
燃焼室15内の既燃ガスは排気通路4中へ急速に流出し
、その圧力を上昇させる。
ン14が下降し下死点に近づくと、排気弁16が開き、
燃焼室15内の既燃ガスは排気通路4中へ急速に流出し
、その圧力を上昇させる。
この圧力波は排気通路4に設けた消音器6その他で反射
して、負の圧力波が二次空気通路18の第二孔32まで
戻ると、それは第一孔31を経て逆止弁19の下流側に
作用して、大気圧との差圧により開弁させる。そこでェ
アクリーナ9かり、二次空気通路18を通して排気通路
4内に大気が流入し、高温の排気中に混合してそれに含
まれる炭化水素、一酸化炭素など大気汚染物質が除去さ
れる。ところで排気通路4中に流入した二次空気はその
全量がそこから既燃ガスと共に下流へ流れるわけではな
く、その一部は排気行程終期に吸気弁25が開弁するい
わゆるオーバーラップ時に、燃焼室15内へ逆流し、引
き続いて吸入される混合気を希釈して、燃焼を不安定に
することがあり、エンジン負荷の小さいとき、すなわち
吸入空気量が少なく燃焼室15内に生じる吸気員圧が著
しく上昇する(真空に近づく)とき程この傾向が顕著と
なる。
して、負の圧力波が二次空気通路18の第二孔32まで
戻ると、それは第一孔31を経て逆止弁19の下流側に
作用して、大気圧との差圧により開弁させる。そこでェ
アクリーナ9かり、二次空気通路18を通して排気通路
4内に大気が流入し、高温の排気中に混合してそれに含
まれる炭化水素、一酸化炭素など大気汚染物質が除去さ
れる。ところで排気通路4中に流入した二次空気はその
全量がそこから既燃ガスと共に下流へ流れるわけではな
く、その一部は排気行程終期に吸気弁25が開弁するい
わゆるオーバーラップ時に、燃焼室15内へ逆流し、引
き続いて吸入される混合気を希釈して、燃焼を不安定に
することがあり、エンジン負荷の小さいとき、すなわち
吸入空気量が少なく燃焼室15内に生じる吸気員圧が著
しく上昇する(真空に近づく)とき程この傾向が顕著と
なる。
しかし、この実施例では吸気弁25が関弁すると、吸気
通路25と副吸気通路34とを通じて燃焼室内に吸気が
流入するが、低負荷運転時にあっては、そこを通過する
吸気流量が少ないので、一個の気化器8を通して吸気通
路7を流れる吸気流に比し、三個の気化器8,8からの
吸気を集合して流れる副吸気通路34からの吸気流が多
く、且つその断面積が吸気運路断面積に比して十分に細
いので流速も大きく、この高速の副吸気の流れによって
燃焼室15内における混合気や残留した既燃ガスあるい
はオーバーラップ時に排気弁16を通して排気通路4か
ら流入した二次空気などの混合縄梓が十分に行われるの
で、伝播中の火焔が既燃ガスや二次空気など燃料を含ま
ない気体の団塊に接触して消炎するなどの火焔伝播の障
害が排除され、安定かつ急速な燃焼が達成できる。すな
わち、この実施例においては副吸気によって乱流・渦流
を生成させ、これが二次空気の導入を伴う燃焼の不安定
を防止する意義を有する。
通路25と副吸気通路34とを通じて燃焼室内に吸気が
流入するが、低負荷運転時にあっては、そこを通過する
吸気流量が少ないので、一個の気化器8を通して吸気通
路7を流れる吸気流に比し、三個の気化器8,8からの
吸気を集合して流れる副吸気通路34からの吸気流が多
く、且つその断面積が吸気運路断面積に比して十分に細
いので流速も大きく、この高速の副吸気の流れによって
燃焼室15内における混合気や残留した既燃ガスあるい
はオーバーラップ時に排気弁16を通して排気通路4か
ら流入した二次空気などの混合縄梓が十分に行われるの
で、伝播中の火焔が既燃ガスや二次空気など燃料を含ま
ない気体の団塊に接触して消炎するなどの火焔伝播の障
害が排除され、安定かつ急速な燃焼が達成できる。すな
わち、この実施例においては副吸気によって乱流・渦流
を生成させ、これが二次空気の導入を伴う燃焼の不安定
を防止する意義を有する。
〔発明の効果〕この発明は以上説明したように、二次空
気通路18に設ける逆止弁19の弁室20をエンジン本
体1後方の吸気通路7側となるシリンダ11とシリンダ
ヘッド13との接合面に設けたから、この弁室20は吸
気通路7に近く、吸気通路7内を流れる燃料の気化熱に
よりこの弁室20内が冷却され逆止弁の熱的負荷が軽減
されて好都合であり、逆止弁19の弁箔を別個に作る必
要がなく構成が簡単である。
気通路18に設ける逆止弁19の弁室20をエンジン本
体1後方の吸気通路7側となるシリンダ11とシリンダ
ヘッド13との接合面に設けたから、この弁室20は吸
気通路7に近く、吸気通路7内を流れる燃料の気化熱に
よりこの弁室20内が冷却され逆止弁の熱的負荷が軽減
されて好都合であり、逆止弁19の弁箔を別個に作る必
要がなく構成が簡単である。
更に二次空気通路18の逆止弁19より下流の部分は弁
室20から第一孔31により、ボルト12と吸気通路7
との間を通して排気通路4の側方へ導いたから、この二
次空気通路はシリンダボアの上方を経ることになり、二
次空気通路の設置に際し気筒間の寸法を大きくする必要
がなく、エンジン本体1の車幅方向の寸法を短く保つこ
とができ、自動二輪車のエンジンとして好適である。
室20から第一孔31により、ボルト12と吸気通路7
との間を通して排気通路4の側方へ導いたから、この二
次空気通路はシリンダボアの上方を経ることになり、二
次空気通路の設置に際し気筒間の寸法を大きくする必要
がなく、エンジン本体1の車幅方向の寸法を短く保つこ
とができ、自動二輪車のエンジンとして好適である。
図面は本発明実施の一態様を示し、第1図は本発明装置
を搭載した自動二輪車の部分的側面図、第2図はその要
部の断面図、第3図はそのm−m断面図、第4図はその
W矢視を示す。 第5図は変形例を示す要部の断面図、第6図はそのW−
の断面図、第7図はその肌矢視を示す。4・・・・・・
排気通路、7・・・・・・吸気通路、18・・・・・・
次空気通路、19・・・・・・逆止弁、20・・・・・
・弁室、34・・・・・‐墓U第2図 第3図 第4図 第7図 第1図 第5図 第6図
を搭載した自動二輪車の部分的側面図、第2図はその要
部の断面図、第3図はそのm−m断面図、第4図はその
W矢視を示す。 第5図は変形例を示す要部の断面図、第6図はそのW−
の断面図、第7図はその肌矢視を示す。4・・・・・・
排気通路、7・・・・・・吸気通路、18・・・・・・
次空気通路、19・・・・・・逆止弁、20・・・・・
・弁室、34・・・・・‐墓U第2図 第3図 第4図 第7図 第1図 第5図 第6図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 前輪と後輪との間に搭載したエンジン本体から、車
両の進行方向前方に排気通路と、進行方向後方に吸気通
路とを開口させ、吸気通路と後方のエアクリーナとを吸
気管で接続した自動二輪車において、前記エンジン本体
の排気通路に逆止弁を備えた二次空気通路を接続し、前
記逆止弁を収容する弁室をボルトによつて互いに結合さ
れたシリンダとシリンダヘツドの接合面に、エンジン本
体の吸気側に位置して設け、前記二次空気通路の逆止弁
より下流の部分を弁室からシリンダヘツドの前記ボルト
と吸気通路との間を通して排気通路側へ延びる第一孔と
、排気通路の弁孔から前記第一孔へ向けて延び、それに
連通する第二孔とによつて構成した排気浄化装置。 2 第1項の記載において、二次空気通路の弁室より上
流側をエンジンのエアクリーナへ接続した排気浄化装置
。 3 第1項の記載において、エンジン本体はクロスフロ
ー形の吸排気通路を有している排気浄化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54101547A JPS6029803B2 (ja) | 1979-08-09 | 1979-08-09 | 自動二輪車の排気浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP54101547A JPS6029803B2 (ja) | 1979-08-09 | 1979-08-09 | 自動二輪車の排気浄化装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2884380A Division JPS5627028A (en) | 1980-03-07 | 1980-03-07 | Suction device of multicylinder engine |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5627019A JPS5627019A (en) | 1981-03-16 |
JPS6029803B2 true JPS6029803B2 (ja) | 1985-07-12 |
Family
ID=14303454
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54101547A Expired JPS6029803B2 (ja) | 1979-08-09 | 1979-08-09 | 自動二輪車の排気浄化装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6029803B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01153067U (ja) * | 1988-04-14 | 1989-10-23 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4093512B2 (ja) * | 1998-11-25 | 2008-06-04 | 本田技研工業株式会社 | エンジンの排気用二次空気供給装置 |
TWI512188B (zh) * | 2012-09-05 | 2015-12-11 | Sanyang Industry Co Ltd | 引擎之二次空氣導入裝置 |
-
1979
- 1979-08-09 JP JP54101547A patent/JPS6029803B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01153067U (ja) * | 1988-04-14 | 1989-10-23 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5627019A (en) | 1981-03-16 |
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