JPS6028935A - 新規ヒト抗体産生増強因子およびその製造法 - Google Patents
新規ヒト抗体産生増強因子およびその製造法Info
- Publication number
- JPS6028935A JPS6028935A JP58134502A JP13450283A JPS6028935A JP S6028935 A JPS6028935 A JP S6028935A JP 58134502 A JP58134502 A JP 58134502A JP 13450283 A JP13450283 A JP 13450283A JP S6028935 A JPS6028935 A JP S6028935A
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- Japan
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- lymphocytes
- human
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- culture solution
- human antibody
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/52—Cytokines; Lymphokines; Interferons
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
- A61P37/02—Immunomodulators
- A61P37/04—Immunostimulants
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
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- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Antibodies Or Antigens For Use As Internal Diagnostic Agents (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なヒト抗体産生増強因子およびその製法に
関するものである。
関するものである。
更に詳しくは、本発明はヒトリンパ球により産生され、
ヒト抗体のイムノブ四プリンIgG、IgMの産生を増
強促進する新規なヒト抗体産生増強因子およびその製造
法に関するものである。
ヒト抗体のイムノブ四プリンIgG、IgMの産生を増
強促進する新規なヒト抗体産生増強因子およびその製造
法に関するものである。
抗体産生を増強、促進する因子としては種々の報告があ
るが、中でもT細胞やマクロファージから産生される可
溶性因子として、T細胞増殖因子(インターロイキン2
、 IL−2) B細胞増殖因子(BOGF)、B細
胞分化因子(BODF)やインターロイキン1 (IL
−1)などが知られている。
るが、中でもT細胞やマクロファージから産生される可
溶性因子として、T細胞増殖因子(インターロイキン2
、 IL−2) B細胞増殖因子(BOGF)、B細
胞分化因子(BODF)やインターロイキン1 (IL
−1)などが知られている。
これらの作用を有する物質はいずれも分子量15.00
0〜1 g、o o oないし12,000〜18.0
00の高分子物質であることが判っている。
0〜1 g、o o oないし12,000〜18.0
00の高分子物質であることが判っている。
抗原−抗体反応を利用した疾患の治療や予防は種々の輝
やかしい成果をあけてはいるが、中には未だ解決されて
いないことも多い。それらの中である種の疾患の場合は
抗体産生が充分でない、あるいは弱すぎることによって
、治癒に到らない疾患も数多く知られている。そのよう
な場合抗体産生を増強促進することができれば望ましい
効果を得るであろうことが期待できよう。そのような疾
患としては、例えばがん、インフルエンザなどがあげら
れる。
やかしい成果をあけてはいるが、中には未だ解決されて
いないことも多い。それらの中である種の疾患の場合は
抗体産生が充分でない、あるいは弱すぎることによって
、治癒に到らない疾患も数多く知られている。そのよう
な場合抗体産生を増強促進することができれば望ましい
効果を得るであろうことが期待できよう。そのような疾
患としては、例えばがん、インフルエンザなどがあげら
れる。
本発明者らはヒト抗体産生調節機構を研究している過程
で、単核細胞からマクロファージを除去□したリンパ球
の内ナイロンウール付着性リンパ球が抗体産生を著明に
増強することを見い出した。
で、単核細胞からマクロファージを除去□したリンパ球
の内ナイロンウール付着性リンパ球が抗体産生を著明に
増強することを見い出した。
さらに、このナイシンウール付漬性リンパ球を培養して
その培養上置中に低分子量の抗体産生を増強する物質が
存在することを確認し、本作用物質を採取し、本発明を
完成した。
その培養上置中に低分子量の抗体産生を増強する物質が
存在することを確認し、本作用物質を採取し、本発明を
完成した。
本発明の目的の一つは、後記する理化学的ならびに生物
学的性質を有するヒト抗体産生増強因子を提供すること
にある。
学的性質を有するヒト抗体産生増強因子を提供すること
にある。
本発明の別の目的の一つは、ヒトリンパ球のナイ党ンウ
ール付瑞細胞を分離培養し、培養液から透析膜透過性の
ヒト抗体産生増強因子を採取することを特徴とするヒト
抗体産生増強因子の製造法を提供することにある。
ール付瑞細胞を分離培養し、培養液から透析膜透過性の
ヒト抗体産生増強因子を採取することを特徴とするヒト
抗体産生増強因子の製造法を提供することにある。
本発明のヒト抗体産生増強因子(以下、必要に応じ、本
因子という)の製造法につき以下詳述する。
因子という)の製造法につき以下詳述する。
本因子の製造にはまず、ヒトリンパ球を培養する。ヒト
リンパ球を得るには、扁桃を原料として用いる。扁桃を
ハサミなどにより細断し、ペニシリンやストレプトマイ
シンを含有させて雑菌の混入を防止した細胞培養液に懸
濁する。この細胞培養液としては、例えば商品名RPM
I−1640(L−グルタミン、2−メルカプトエタノ
ールを含む)として市販されているものを用いる。この
細胞培養液に懸濁した切断組織はガーゼなどで濾過して
組織片を除去し、細胞浮遊液を得る。浮遊液にはフィコ
ール・バク(F土oo11 Paque )を加えて単
核細胞層を遠心分離し、この単核細胞浮遊液にシリカゲ
ルを加えてマクロファージを除去し、リンパ球を得る。
リンパ球を得るには、扁桃を原料として用いる。扁桃を
ハサミなどにより細断し、ペニシリンやストレプトマイ
シンを含有させて雑菌の混入を防止した細胞培養液に懸
濁する。この細胞培養液としては、例えば商品名RPM
I−1640(L−グルタミン、2−メルカプトエタノ
ールを含む)として市販されているものを用いる。この
細胞培養液に懸濁した切断組織はガーゼなどで濾過して
組織片を除去し、細胞浮遊液を得る。浮遊液にはフィコ
ール・バク(F土oo11 Paque )を加えて単
核細胞層を遠心分離し、この単核細胞浮遊液にシリカゲ
ルを加えてマクロファージを除去し、リンパ球を得る。
リンパ球を牛胎児血清を含む培養液に懸濁して、ナイロ
ンウールカラムにチャージする。リンパ球付着ナイロン
ウールカラムを86〜88′Cにて80〜45分間静置
培養した後、同じ組成の培養液にて洗滌して、ナイロン
ウール付着性リンパ球とナイ四ンウール通過性リンパ球
に分離する。ナイシンウール付着性リンパ球は、約4°
Cに予め冷却した培養液と該ナイロンウールを接触、混
合、振とうすると、リンパ球が培養液中に剥離してくる
ので、これを遠心分離により分離し、牛胎児血清含有培
養液(L−グルタミン、メルカプトエタノールの他に更
にペニシリン、ストレプトマイシンを含有)中に懸濁し
、85〜38℃にて炭酸ガス気流中、1〜1日間静置培
養する。
ンウールカラムにチャージする。リンパ球付着ナイロン
ウールカラムを86〜88′Cにて80〜45分間静置
培養した後、同じ組成の培養液にて洗滌して、ナイロン
ウール付着性リンパ球とナイ四ンウール通過性リンパ球
に分離する。ナイシンウール付着性リンパ球は、約4°
Cに予め冷却した培養液と該ナイロンウールを接触、混
合、振とうすると、リンパ球が培養液中に剥離してくる
ので、これを遠心分離により分離し、牛胎児血清含有培
養液(L−グルタミン、メルカプトエタノールの他に更
にペニシリン、ストレプトマイシンを含有)中に懸濁し
、85〜38℃にて炭酸ガス気流中、1〜1日間静置培
養する。
この培養により培養液中に本因子が生産される〇遠心分
離により細胞を分離して得られる上−澄液を透析膜チュ
ーブに入れ、外側より吸引により内容液を滲出させ透析
膜通過液を採取する。この透析膜通過液中には本因子が
含まれ、そのままヒト抗体産生増強因子として使用する
ことができるが。
離により細胞を分離して得られる上−澄液を透析膜チュ
ーブに入れ、外側より吸引により内容液を滲出させ透析
膜通過液を採取する。この透析膜通過液中には本因子が
含まれ、そのままヒト抗体産生増強因子として使用する
ことができるが。
所望により、この透析膜通過液を凍結乾燥することによ
り、ヒト抗体産生増強因子が粉末として得られる。
り、ヒト抗体産生増強因子が粉末として得られる。
このようにして得られたヒト抗体産生増強因子は以下の
理化学的性状ならびに生物学的性状を有している。
理化学的性状ならびに生物学的性状を有している。
■ 分子量200ON4000
〔商品名セファデックスG−50ヲ用いたゲル濾過法で
グルカゴン(分子fi8500)の後に主として溶出〕 ■ 透析膜を通過する。
グルカゴン(分子fi8500)の後に主として溶出〕 ■ 透析膜を通過する。
■ pH2〜11で安定。
■ 3Q”C60分、56°CaO分、100 ”C2
分の加熱で安定、−80°Cで凍結し87゛Cにて融解
する凍結融解を6回繰り返したが安定。
分の加熱で安定、−80°Cで凍結し87゛Cにて融解
する凍結融解を6回繰り返したが安定。
■ プ四テイナーゼK (projeina8e K
yベージ”7ガ一マンハイム社製)87℃、60分処理
で失活する。
yベージ”7ガ一マンハイム社製)87℃、60分処理
で失活する。
リボヌクレアーゼA (RNase A 、ベーリンガ
ーマンハイム社製)87℃、60分処理で安定。
ーマンハイム社製)87℃、60分処理で安定。
■(i) ヒトリンパ球の抗体IgG%IgM産生を増
強促進する。
強促進する。
(it) T細胞増殖因子(TGGF)活性を示さない
。
。
(土)B細胞増殖因子(BOGF)活性を示さない。
96穴平底マイクロプレートにヒト末梢血または扁桃リ
ンパ球2 X 105/ 100 μ//well (
ボークウィードマイトーゲン(pwに)2μ/!/20
0μを含有〕を入れ、本因子liOμ!+培養液(15
%牛脂児血清含有RPMI−1640培養液)50μl
1本因子26μ!+培養液76μ!、対照として培養液
100μ11を夫々加えて、pEI 7.2〜7.4に
て87゛C16%炭酸ガス気流中7日間培養し、マイク
四プレートをそのままsooorpm%io分、4゛C
にて遠心し、上澄をとり、上澄中のIgGおよび/また
はIgM量(nVm)をKL I S A法で測定する
。
ンパ球2 X 105/ 100 μ//well (
ボークウィードマイトーゲン(pwに)2μ/!/20
0μを含有〕を入れ、本因子liOμ!+培養液(15
%牛脂児血清含有RPMI−1640培養液)50μl
1本因子26μ!+培養液76μ!、対照として培養液
100μ11を夫々加えて、pEI 7.2〜7.4に
て87゛C16%炭酸ガス気流中7日間培養し、マイク
四プレートをそのままsooorpm%io分、4゛C
にて遠心し、上澄をとり、上澄中のIgGおよび/また
はIgM量(nVm)をKL I S A法で測定する
。
上記測定法で測定した本因子の各種条件下における活性
を以下に示す。
を以下に示す。
※実験l、実験2は同じ扁桃からのリンパ球にロフトの
男なる2種の本因子を加えて活性を測定したものである
。
男なる2種の本因子を加えて活性を測定したものである
。
(pH安安定性
率因子溶液をz N −HOI T pH2、又、2N
−NaOHでpH11に夫々調製し、放置後、中和、活
性を測定した。その結果、いずれのI)Hにおいても安
定であった。
−NaOHでpH11に夫々調製し、放置後、中和、活
性を測定した。その結果、いずれのI)Hにおいても安
定であった。
一80℃フリーザーにて凍結、87℃温水にて融解を6
回繰り返して活性を測定 以上のように本因子は熱に極めて安定である。
回繰り返して活性を測定 以上のように本因子は熱に極めて安定である。
※ベーリンガーマンハイム社製
※※各処理は87°C160分処理し、対照は酵素を加
えずに同様に処理した。
えずに同様に処理した。
※※※実験1、実験2はロットの異なる2種の本因子を
酵素処理した後に末梢血リンパ球に加えて活性を測定し
たものである。
酵素処理した後に末梢血リンパ球に加えて活性を測定し
たものである。
以上示したように、本発明の因子は強力なヒト抗体産生
増強作用を有し、透析膜を通過し、たん自分解酵素(P
roteinase K)処理により活性を減少し、R
Nase処理に対し安定であり、熱、pHに対しても通
常の範囲では安定であって、従来知られている抗体産生
促進因子とは全く異った新規なヒト抗体産生増強因子で
ある。
増強作用を有し、透析膜を通過し、たん自分解酵素(P
roteinase K)処理により活性を減少し、R
Nase処理に対し安定であり、熱、pHに対しても通
常の範囲では安定であって、従来知られている抗体産生
促進因子とは全く異った新規なヒト抗体産生増強因子で
ある。
本発明のヒト抗体産生増強因子は、遺伝子工業的手法、
即ち組換えDNA技術により微生物に本因子産生DNA
を組込んで生産させることも可能であろうし、また細胞
融合技術により生産させることも可能であって、これら
の方法により製造された本因子も本発明の範囲に含まれ
る。
即ち組換えDNA技術により微生物に本因子産生DNA
を組込んで生産させることも可能であろうし、また細胞
融合技術により生産させることも可能であって、これら
の方法により製造された本因子も本発明の範囲に含まれ
る。
以下に本発明の実施例をあげるが、本発明はこの実施例
に制限されるものではない。
に制限されるものではない。
実施例
ヒト扁桃2コを、ペニシリン1000 u7W 、スト
レプトマイシン1000μg/−含有RPMI−164
0培養液中にてハサミで細切し・2〜8重にしたガーゼ
で濾過して扁桃細胞を得た。リン酸緩衝液にて4”C,
10分、8回洗滌を繰り返し、夫々遠心1500 rp
mで細胞を分離して後RPMI−1640培養液20W
Lt中に浮遊した。夫々約8−を6本の遠沈管に分注し
、1本につきフィコ−・/l/−バク(Ficoll−
Paque) (比重1.077 ) 2.5−を加え
、ggoorpm、1s℃20分遠心し、単核細胞層を
分離させた。単核細胞層(1本につき約2−)をすいと
り、リン酸緩衝液8−(遠沈管1本につき)を加えて1
回目は1800 rpm 。
レプトマイシン1000μg/−含有RPMI−164
0培養液中にてハサミで細切し・2〜8重にしたガーゼ
で濾過して扁桃細胞を得た。リン酸緩衝液にて4”C,
10分、8回洗滌を繰り返し、夫々遠心1500 rp
mで細胞を分離して後RPMI−1640培養液20W
Lt中に浮遊した。夫々約8−を6本の遠沈管に分注し
、1本につきフィコ−・/l/−バク(Ficoll−
Paque) (比重1.077 ) 2.5−を加え
、ggoorpm、1s℃20分遠心し、単核細胞層を
分離させた。単核細胞層(1本につき約2−)をすいと
り、リン酸緩衝液8−(遠沈管1本につき)を加えて1
回目は1800 rpm 。
2回目、8回目は1500 rpmで4℃、1o分間遠
沈洗浄し、単核細胞を得た。遠沈管6本分の細胞を合わ
せて、1本の遠沈管に入れ(培養液で遠沈管を順次洗滌
していって合わせる。)10%ヒ)AB血清含有RPM
I−1640培養液に浮遊させた。これに1710量の
シリカ懸濁液を加え、87°Cにて60分間%16分毎
に振とうを加えて培養した。(この操作によって単核細
胞中のマク07アージがシリカを貧食する)フィコール
・バク(Fiooll−Paque) 2.5−を加え
、2200 rpmにて18℃、20分間遠心分離し、
リンパ球を分離させた。リンパ球層をすいとり、1回目
は1800rpm% 2回目、8回目は1500 rp
mで4°C110分間、リン酸緩衝液にて洗滌を繰返し
た。沈澱したリンパ球を10%牛脂児血清含有RPM
1、−1640培養液5−に懸濁し、予め同じ培養液で
洗滌したナイロンウールカラム(1gを10耐用注射筒
の10艷の位置までつめる)に注入した。
沈洗浄し、単核細胞を得た。遠沈管6本分の細胞を合わ
せて、1本の遠沈管に入れ(培養液で遠沈管を順次洗滌
していって合わせる。)10%ヒ)AB血清含有RPM
I−1640培養液に浮遊させた。これに1710量の
シリカ懸濁液を加え、87°Cにて60分間%16分毎
に振とうを加えて培養した。(この操作によって単核細
胞中のマク07アージがシリカを貧食する)フィコール
・バク(Fiooll−Paque) 2.5−を加え
、2200 rpmにて18℃、20分間遠心分離し、
リンパ球を分離させた。リンパ球層をすいとり、1回目
は1800rpm% 2回目、8回目は1500 rp
mで4°C110分間、リン酸緩衝液にて洗滌を繰返し
た。沈澱したリンパ球を10%牛脂児血清含有RPM
1、−1640培養液5−に懸濁し、予め同じ培養液で
洗滌したナイロンウールカラム(1gを10耐用注射筒
の10艷の位置までつめる)に注入した。
そのまま注射筒を横にして、87°Cにて80〜45分
間静置培養した。ナイロンウールカラムを予め87°C
に加温した10%牛脂児血清含有RPM l−1640
培養液40−で洗い流しく注射筒の先に19G注射針を
つけて流速量を調節する。)ナイロンウール付着性リン
パ球とナイpンウール通過性リンパ球に分離した。ナイ
ロンウールをとり出し、試験管内に入れ、4℃に冷却し
たRPMI−1640培養液(1回目は20−122回
目8回目は10−ずつ)を加えて棒でよくかきまぜて、
ナイロンウール付着性リンパ球をナイロンウールから剥
離させた。リンパ球浮遊液を集め(約40d)別の遠沈
管に移して、1500 rpm 10分間4℃にて遠心
した。16%牛脂児血清含有RPMI−1640培養液
(2mM L−グhタミン、5刈0−5M2−メルカプ
トエタノール、100 単位/my、へニジリン、10
0μ9/−ストレプトマイシンを含、育する。)にナイ
ロンウール付着性リンパ球を懸濁した。懸濁リンパ球は
血球計算盤にてトリバンプルー染色(死亡細胞のみが染
色される)をして生細胞だけを数え、細胞数を2×10
個/−に調8000 rpm 15分4°Cにて遠心
分離し、上澄液を得た。この上蛭液をセルロース膜透析
チューブに入れ、チューブを吸引ビンの中に入れて、4
°Cにて一夜吸引した。透析膜を通過して外に出て来た
培養液を、除菌のためのミリポアフィルタ−(0,45
μ)を通して、ヒト抗体産生増強因子を含有する液体を
得た。このものは前述したIgG 。
間静置培養した。ナイロンウールカラムを予め87°C
に加温した10%牛脂児血清含有RPM l−1640
培養液40−で洗い流しく注射筒の先に19G注射針を
つけて流速量を調節する。)ナイロンウール付着性リン
パ球とナイpンウール通過性リンパ球に分離した。ナイ
ロンウールをとり出し、試験管内に入れ、4℃に冷却し
たRPMI−1640培養液(1回目は20−122回
目8回目は10−ずつ)を加えて棒でよくかきまぜて、
ナイロンウール付着性リンパ球をナイロンウールから剥
離させた。リンパ球浮遊液を集め(約40d)別の遠沈
管に移して、1500 rpm 10分間4℃にて遠心
した。16%牛脂児血清含有RPMI−1640培養液
(2mM L−グhタミン、5刈0−5M2−メルカプ
トエタノール、100 単位/my、へニジリン、10
0μ9/−ストレプトマイシンを含、育する。)にナイ
ロンウール付着性リンパ球を懸濁した。懸濁リンパ球は
血球計算盤にてトリバンプルー染色(死亡細胞のみが染
色される)をして生細胞だけを数え、細胞数を2×10
個/−に調8000 rpm 15分4°Cにて遠心
分離し、上澄液を得た。この上蛭液をセルロース膜透析
チューブに入れ、チューブを吸引ビンの中に入れて、4
°Cにて一夜吸引した。透析膜を通過して外に出て来た
培養液を、除菌のためのミリポアフィルタ−(0,45
μ)を通して、ヒト抗体産生増強因子を含有する液体を
得た。このものは前述したIgG 。
IgM産生促進作用を有する。この液体を凍結乾燥して
ヒト抗体産生増強因子粉末たん自として10■を得た。
ヒト抗体産生増強因子粉末たん自として10■を得た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 L ヒトリンパ球より分離培養し得られたヒト抗体の産
生を増強促進する分子1772000〜4000のヒト
抗体産生増強因子。 2 ヒトリンパ球のナイロンウール付着細胞を分離培養
し、培養液を透析し、透析膜通過液を得、所望により凍
結乾燥することを特徴とするヒト抗体産生増強因子の製
造法。 & ヒトリンパ球が扁桃、牌臓、胸腺または末梢血より
得られた単核細胞である特許請求の範囲第2項記載の製
造法。 本 培養が牛脂児血清含有培地中、炭酸ガス気流中、3
5〜88℃で行われることを特徴とする特許請求の範囲
第2項または第3項記載の製造法。 五 ヒトの扁桃より単核細胞を得、単核細1抱よりリン
パ球を分離し、得られたリンパ球を牛胎児血清含有培養
液に懸濁して、ナイロンウールに混じ、同じ培養液で溶
出してナイロンウール付着リンパ球区分を得、ナイロン
ウールより付着したリンパ球を洗い出した後、遠心5+
離し、得られたナイpンウール付着性リンパ球を牛胎児
血清含有培養液に1!!濁せしめ、炭酸ガス気流下85
〜88゛Cにて1〜7日間培養し、培養物を遠心分離し
てリンパ球を除去し、得られた培養液上澄を透析膜を通
し、通過液を得、所望により該透析膜通過液を凍結乾燥
することを特徴とするヒト抗体産生増強因子の製造法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58134502A JPS6028935A (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | 新規ヒト抗体産生増強因子およびその製造法 |
CA000445898A CA1225958A (en) | 1983-07-25 | 1984-01-23 | Augmenting factors for human antibody production and process for preparing the same |
FR8401057A FR2549726B1 (fr) | 1983-07-25 | 1984-01-24 | Facteurs augmentant la formation d'anticorps humains et procede pour leur preparation |
US06/573,616 US4594245A (en) | 1983-07-25 | 1984-01-25 | Augmenting factors for human antibody production and process for peparing the same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58134502A JPS6028935A (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | 新規ヒト抗体産生増強因子およびその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6028935A true JPS6028935A (ja) | 1985-02-14 |
JPH0410480B2 JPH0410480B2 (ja) | 1992-02-25 |
Family
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Patent Citations (1)
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