JPS602839B2 - ボイスコイルの製造方法 - Google Patents
ボイスコイルの製造方法Info
- Publication number
- JPS602839B2 JPS602839B2 JP11926577A JP11926577A JPS602839B2 JP S602839 B2 JPS602839 B2 JP S602839B2 JP 11926577 A JP11926577 A JP 11926577A JP 11926577 A JP11926577 A JP 11926577A JP S602839 B2 JPS602839 B2 JP S602839B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- semi
- synthetic resin
- resistant synthetic
- bobbin
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Description
【発明の詳細な説明】
本願は勤電型スピーがこ用いられるボイスコイルの製造
方法に関する。
方法に関する。
従来紙あるいは布を芯材として、これに耐熱性合成樹脂
液を含浸硬化して成るボビン材としては、耐熱性合成樹
脂液中に芯材を通して合浸し、両面を完全硬化したもの
と、両面を半硬イけ伏態で維持したものとが用いられて
いる。
液を含浸硬化して成るボビン材としては、耐熱性合成樹
脂液中に芯材を通して合浸し、両面を完全硬化したもの
と、両面を半硬イけ伏態で維持したものとが用いられて
いる。
上記二つのボビン材は共に製造方法が容易で安価に製造
できる利点はあるが、両面を完全硬化したものについて
は耐熱性合成樹脂面が再活性されることがないことから
、コイルとボビン材との接着が不充分となる欠点があり
、スピーカとして動作中にコイルがボビンから離脱する
危険性があった。
できる利点はあるが、両面を完全硬化したものについて
は耐熱性合成樹脂面が再活性されることがないことから
、コイルとボビン材との接着が不充分となる欠点があり
、スピーカとして動作中にコイルがボビンから離脱する
危険性があった。
また両面を半硬化状態で維持し、巻治具に密着して溶剤
あるいは接着剤を塗布しつつ絶縁電線を巻回する場合に
はボビン材全体が溶剤によって再活性化され、巻治具に
付着する欠点があり、製造が容易でなくボイスコイルの
製造不良率が高くなる欠点があった。本願は上述の欠点
を除去したボイスコイルの製造方法を提供するものであ
り、本願の要旨とする点は予め芯材の片面に耐熱性合成
樹脂液を塗布し完全硬化させた後「他の面に更に耐熱性
合成樹脂液を塗布して半硬イけ氏態に維持したボビン材
を用いる点にある。本願によるボイスコイルの製造方法
について説明すると、先ず紙あるいは織布、不織布の布
を芯材としてこの片面にポリイミド、フェノールェポキ
シ、フェノールブチラール、ポリイミドエポキシ、ポリ
ィミドアミド等の耐熱性合成樹脂液を塗布し、加熱乾燥
させて完全硬化させる。
あるいは接着剤を塗布しつつ絶縁電線を巻回する場合に
はボビン材全体が溶剤によって再活性化され、巻治具に
付着する欠点があり、製造が容易でなくボイスコイルの
製造不良率が高くなる欠点があった。本願は上述の欠点
を除去したボイスコイルの製造方法を提供するものであ
り、本願の要旨とする点は予め芯材の片面に耐熱性合成
樹脂液を塗布し完全硬化させた後「他の面に更に耐熱性
合成樹脂液を塗布して半硬イけ氏態に維持したボビン材
を用いる点にある。本願によるボイスコイルの製造方法
について説明すると、先ず紙あるいは織布、不織布の布
を芯材としてこの片面にポリイミド、フェノールェポキ
シ、フェノールブチラール、ポリイミドエポキシ、ポリ
ィミドアミド等の耐熱性合成樹脂液を塗布し、加熱乾燥
させて完全硬化させる。
次いで上記芯材の他の面に更に上記と同一の耐熱性合成
樹脂液を塗布し、加熱乾燥させるが、この面は溶剤によ
り再活性を示す程度の半硬化状態に維持する。第1図は
上述の方法により得られたボビン材1を示し、、2は芯
材、3は耐熱性合成樹脂の完全硬化層、4は耐熱性合成
樹脂の半硬化層である。 ‐
次に上記ボビン材1を矩形状に裁断し、第2図のごとく
耐熱性合成樹脂の完全硬化層3を巻治具5に密着して円
筒状と成し、上記半硬化層を再活性する溶剤及び接着剤
を塗布しつつ半硬化層上に絶縁電線6を巻回してコイル
7を形成する。
樹脂液を塗布し、加熱乾燥させるが、この面は溶剤によ
り再活性を示す程度の半硬化状態に維持する。第1図は
上述の方法により得られたボビン材1を示し、、2は芯
材、3は耐熱性合成樹脂の完全硬化層、4は耐熱性合成
樹脂の半硬化層である。 ‐
次に上記ボビン材1を矩形状に裁断し、第2図のごとく
耐熱性合成樹脂の完全硬化層3を巻治具5に密着して円
筒状と成し、上記半硬化層を再活性する溶剤及び接着剤
を塗布しつつ半硬化層上に絶縁電線6を巻回してコイル
7を形成する。
半硬化層は溶剤によって再活性化されてボビン材とコイ
ル7との接着をより強固なものとする。また耐熱性合成
樹脂の完全硬化層3は溶剤によって再活性することがな
く、従ってボビン材が巻治具に付着するおそれはない。
絶縁電線が巻回されたボイスコイルは最終的に加熱され
、耐熱性合成樹脂は全体に完全硬化され、機械的強度の
高い耐熱性ボイスコイルを得る。
ル7との接着をより強固なものとする。また耐熱性合成
樹脂の完全硬化層3は溶剤によって再活性することがな
く、従ってボビン材が巻治具に付着するおそれはない。
絶縁電線が巻回されたボイスコイルは最終的に加熱され
、耐熱性合成樹脂は全体に完全硬化され、機械的強度の
高い耐熱性ボイスコイルを得る。
本願によるボイスコイルの製造方法は上記説明の通り予
め芯材の片面に耐熱性合成樹脂液を塗布し、完全硬化さ
せた後、他の面に更に耐熱性合成樹脂液を塗布して半硬
イQ伏態迄硬化させ完全硬化層を巻治具に密着して円筒
状と成し、上記半硬化層を再活性する溶剤及び接着剤を
塗布しつつ半硬化層上に絶縁電線を巻回した後、全体を
加熱硬化したものであるから、コイルとボビンとの接着
強度は強固なものとすることができ、コイルがボビンか
ら離脱するようなことはない。
め芯材の片面に耐熱性合成樹脂液を塗布し、完全硬化さ
せた後、他の面に更に耐熱性合成樹脂液を塗布して半硬
イQ伏態迄硬化させ完全硬化層を巻治具に密着して円筒
状と成し、上記半硬化層を再活性する溶剤及び接着剤を
塗布しつつ半硬化層上に絶縁電線を巻回した後、全体を
加熱硬化したものであるから、コイルとボビンとの接着
強度は強固なものとすることができ、コイルがボビンか
ら離脱するようなことはない。
また巻線作業においてボビン材が巻治臭に付着すること
もないから不良率を低減することができる。本願によれ
ば芯材の両面の耐熱性合成樹脂は芯材を仲介して一体化
され、更に耐熱性合成樹脂とコイルとは強固に接合され
、機械的強度の高い耐熱性ボイスコイルを得ることがで
きる。
もないから不良率を低減することができる。本願によれ
ば芯材の両面の耐熱性合成樹脂は芯材を仲介して一体化
され、更に耐熱性合成樹脂とコイルとは強固に接合され
、機械的強度の高い耐熱性ボイスコイルを得ることがで
きる。
第1図は本発明により得られるボビン材の断面図、第2
図は本発明によるボイスコイル製造の一工程を示す説明
図である。 1・・・・・・ボビン材、2・・・・・・芯材、3・・
・・・・耐熱性合成樹脂の完全硬化層、4・・・・・・
耐熱性合成樹脂の半硬化層、5・・・・・・巻治具、6
・・・・・・絶縁電線、7・・・…コイル。 第1図 第2図
図は本発明によるボイスコイル製造の一工程を示す説明
図である。 1・・・・・・ボビン材、2・・・・・・芯材、3・・
・・・・耐熱性合成樹脂の完全硬化層、4・・・・・・
耐熱性合成樹脂の半硬化層、5・・・・・・巻治具、6
・・・・・・絶縁電線、7・・・…コイル。 第1図 第2図
Claims (1)
- 1 紙あるいは布を芯材として、予めこの芯材の片面に
耐熱性合成樹脂液を塗布し完全硬化させた後、他の面に
更に耐熱性合成樹脂液を塗布して半硬化状態迄硬化させ
、完全硬化面を巻冶具に密着して円筒状と成し、上記半
硬化面を再活性化する溶剤及び接着剤を塗布しつつ半硬
化面上に絶縁電線を巻回した後、全体を加熱硬化したこ
とを特徴とするボイスコイルの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11926577A JPS602839B2 (ja) | 1977-10-04 | 1977-10-04 | ボイスコイルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11926577A JPS602839B2 (ja) | 1977-10-04 | 1977-10-04 | ボイスコイルの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5452520A JPS5452520A (en) | 1979-04-25 |
JPS602839B2 true JPS602839B2 (ja) | 1985-01-24 |
Family
ID=14757053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11926577A Expired JPS602839B2 (ja) | 1977-10-04 | 1977-10-04 | ボイスコイルの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS602839B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5915397A (ja) * | 1982-07-15 | 1984-01-26 | Nikkei Denki Kk | ボイスコイル用電線の固定方法 |
WO1988000424A1 (en) * | 1986-07-04 | 1988-01-14 | Suzuki Kanshi Co., Ltd. | Bobbin for voice coils |
WO1989003633A1 (en) * | 1987-10-15 | 1989-04-20 | Suzuki Kanshi Co., Ltd. | Bobbin for voice coil |
-
1977
- 1977-10-04 JP JP11926577A patent/JPS602839B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5452520A (en) | 1979-04-25 |
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