JPS60260119A - 雑音阻止複合トランス - Google Patents
雑音阻止複合トランスInfo
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- JPS60260119A JPS60260119A JP59115507A JP11550784A JPS60260119A JP S60260119 A JPS60260119 A JP S60260119A JP 59115507 A JP59115507 A JP 59115507A JP 11550784 A JP11550784 A JP 11550784A JP S60260119 A JPS60260119 A JP S60260119A
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- Japan
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- core
- noise
- magnetic
- windings
- high frequency
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F30/00—Fixed transformers not covered by group H01F19/00
- H01F30/06—Fixed transformers not covered by group H01F19/00 characterised by the structure
- H01F30/10—Single-phase transformers
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の属する技術分野〕
本発明は、入力端または出力端のいずれか一方から侵入
し他方へ通過する高周波のノーマルモードノイズおよび
コモンモードノイズの両者を阻止することのできる雑音
阻止複合トランスに関するものである。
し他方へ通過する高周波のノーマルモードノイズおよび
コモンモードノイズの両者を阻止することのできる雑音
阻止複合トランスに関するものである。
従来、この種の雑音阻止トランスとしては、第8図に示
すよ5な構成のものが用いられている。
すよ5な構成のものが用いられている。
すなわち第8図(a)に示すように入力端1,1′側か
ら同相で入力する同相電流によるコモンモードノイズN
。に対しては1次巻線3と2次巻線3′との間に静電シ
ールド板4を挿入し、これを接地して巻線間容量Coを
減少させることによりコモンモードノイズNcの2次側
への通過をおさえたり、(b)に示すように1次巻線3
と2次巻線3′とを捲回したコア5に、1次巻線3と直
列にコモンモードノイズN0に対して互いに同方向磁束
が生じるような巻線6および6′を設け、これによって
コモンモードノイズN。に対し大き女インダクタンスが
作用するようにしてコモンモードノイズの阻止をはかつ
ていた。
ら同相で入力する同相電流によるコモンモードノイズN
。に対しては1次巻線3と2次巻線3′との間に静電シ
ールド板4を挿入し、これを接地して巻線間容量Coを
減少させることによりコモンモードノイズNcの2次側
への通過をおさえたり、(b)に示すように1次巻線3
と2次巻線3′とを捲回したコア5に、1次巻線3と直
列にコモンモードノイズN0に対して互いに同方向磁束
が生じるような巻線6および6′を設け、これによって
コモンモードノイズN。に対し大き女インダクタンスが
作用するようにしてコモンモードノイズの阻止をはかつ
ていた。
また入力端1,1′側から逆位相で入力するノーマルモ
ードノイズN、に対しては、第8図(C)に示すように
巻線3の画線間にキャパシタンスC1を挿入してノーマ
ルモードノイズの阻止をはかつていた。
ードノイズN、に対しては、第8図(C)に示すように
巻線3の画線間にキャパシタンスC1を挿入してノーマ
ルモードノイズの阻止をはかつていた。
しかしくa)では静電シールド板4の接地状態が悪いと
ノイズ阻止特性が低下したり、(b)では本来1次巻線
3に流れる低周旋信号電流による磁束を効率よく2次巻
線3′に鎖交させるよう設計されたコア5にコモンモー
ドノイズ阻止用巻線6゜6′が捲回されているため、高
周波のコモンモードノイズ入力時にこれらによるインダ
クタンスが大きくならず、十分なノイズ阻止特性が得ら
れないなどの欠点があった。
ノイズ阻止特性が低下したり、(b)では本来1次巻線
3に流れる低周旋信号電流による磁束を効率よく2次巻
線3′に鎖交させるよう設計されたコア5にコモンモー
ドノイズ阻止用巻線6゜6′が捲回されているため、高
周波のコモンモードノイズ入力時にこれらによるインダ
クタンスが大きくならず、十分なノイズ阻止特性が得ら
れないなどの欠点があった。
また(C)では高周波のノーマルモードノイズNnを阻
止するには大容量のキャパシタンスC1が必要となるな
ど巻線やコア以外の部品を必要とするという欠点があっ
た。
止するには大容量のキャパシタンスC1が必要となるな
ど巻線やコア以外の部品を必要とするという欠点があっ
た。
本発明は、上述のような従来技術の欠点を除去するため
になされたものであり、従って本発明の目的状、巻線や
コア以外の部品を必要とせず、しかも常に安定して十分
なノイズ阻止特性が得られるようにした雑音阻止複合ト
ランスを提供することにある。
になされたものであり、従って本発明の目的状、巻線や
コア以外の部品を必要とせず、しかも常に安定して十分
なノイズ阻止特性が得られるようにした雑音阻止複合ト
ランスを提供することにある。
本発明の要点は、トランスにおいて、高周波における実
効透磁率の低下が少ないコアまたは磁性シートなどの磁
性材を追加的に用いて、高周波のノーマル、コモン両モ
ードノイズを広帯域にわたつて阻止し7、しかも入力端
または出力端のいずれか一方から侵入し他端へ通過する
ノイズを双方向とも阻止できるようにした点にある。
効透磁率の低下が少ないコアまたは磁性シートなどの磁
性材を追加的に用いて、高周波のノーマル、コモン両モ
ードノイズを広帯域にわたつて阻止し7、しかも入力端
または出力端のいずれか一方から侵入し他端へ通過する
ノイズを双方向とも阻止できるようにした点にある。
次に図を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示す断面図である。同図
において、7,8及び7’、8’杜、高周波領域まで実
効透磁率の低下が少ない磁性圧粉鉄心などで形成した板
状またはこれを塗着した磁性テープ々どの磁性材からな
るコアである。
において、7,8及び7’、8’杜、高周波領域まで実
効透磁率の低下が少ない磁性圧粉鉄心などで形成した板
状またはこれを塗着した磁性テープ々どの磁性材からな
るコアである。
1次巻iF!i13は、低周波で高い実効透磁率を有す
る第1のコア5の脚部と第2のコア7の一部分(中央脚
部)を一体にしてこの周囲に巻きつけたものである。2
次巻線3′も同様に、第1のコア5の他方の脚部と第3
のコア7′の一部分(中央脚部)を一体にしてこのまわ
りに巻きつけたものである。また巻線(8−a )、
(8−b )は、第4のコア8の環状閉磁路に、入力端
からの高周波のコモンモード電流に対して互いに同方向
磁束が生ずるよう捲回した巻線である。巻線(8’−a
)、(8’−b)も全く同様に第5のコア8′に捲回さ
れたものである。9は、各巻線間を静電的にじゃへいす
るための静電シールド板である。
る第1のコア5の脚部と第2のコア7の一部分(中央脚
部)を一体にしてこの周囲に巻きつけたものである。2
次巻線3′も同様に、第1のコア5の他方の脚部と第3
のコア7′の一部分(中央脚部)を一体にしてこのまわ
りに巻きつけたものである。また巻線(8−a )、
(8−b )は、第4のコア8の環状閉磁路に、入力端
からの高周波のコモンモード電流に対して互いに同方向
磁束が生ずるよう捲回した巻線である。巻線(8’−a
)、(8’−b)も全く同様に第5のコア8′に捲回さ
れたものである。9は、各巻線間を静電的にじゃへいす
るための静電シールド板である。
第2図は、第1図に示した実施例の動作原理を説明する
ための説明図であり、(a)は、高周波のコモンモード
ノイズ、(b)は、高周波のノーマルモードノイズ、(
c)は、低周波の信号電流(ノーマルモード)が、それ
ぞれ一方の端子側から入力したときに第1のコア5.第
2のコア7、第4のコア8に生じる各磁束の方向を示し
たもので、第1図中で示した静電シールド板9は図示を
省略しである。以下に各図をもとにそれぞれの動作を説
明する。
ための説明図であり、(a)は、高周波のコモンモード
ノイズ、(b)は、高周波のノーマルモードノイズ、(
c)は、低周波の信号電流(ノーマルモード)が、それ
ぞれ一方の端子側から入力したときに第1のコア5.第
2のコア7、第4のコア8に生じる各磁束の方向を示し
たもので、第1図中で示した静電シールド板9は図示を
省略しである。以下に各図をもとにそれぞれの動作を説
明する。
まず(a)で、入力端1,1′から高周波のコモンモー
ドノイズNcが入力したとき巻線(8−a)及び(8−
b)によってコア8の閉磁路内に生じる磁束φC3は、
互いに同方向であるため強めあい、1次側のコモンモー
ドノイズNcに対して大きなインダクタンスとして作用
する。これに対して巻線3を流れるコモンモードノイズ
N。によってコア5及び7内に生じる磁束φ。1.φc
2は同一磁路の中で逆方向に発生するため、1次側のコ
モンモートノイズN。には何ら影響を及ばさない。なお
コア5は高周波では実効透磁率が小さいため、その中に
生じる磁束φcxld、きわめて小さい値のものである
。
ドノイズNcが入力したとき巻線(8−a)及び(8−
b)によってコア8の閉磁路内に生じる磁束φC3は、
互いに同方向であるため強めあい、1次側のコモンモー
ドノイズNcに対して大きなインダクタンスとして作用
する。これに対して巻線3を流れるコモンモードノイズ
N。によってコア5及び7内に生じる磁束φ。1.φc
2は同一磁路の中で逆方向に発生するため、1次側のコ
モンモートノイズN。には何ら影響を及ばさない。なお
コア5は高周波では実効透磁率が小さいため、その中に
生じる磁束φcxld、きわめて小さい値のものである
。
次に(b)で、入力側から高周波のノーマルモードノイ
ズNnが入力したとき、巻線(8−a)及び(8−b)
によってコア8の閉磁路内に生じる磁束φn3は、(a
)とは逆に互いに反対方向となって打ち消し合5ため、
ノーマルモードノイズNnに対して何ら影響を及ぼさな
い。−万巻線3によってコア5及びコア7内に生ずる磁
束φn1.φn2のうち前者は、(a)の場合と同様に
コア5の高周波での実効透磁率が小さいためにほとんど
生じず、2次巻@ :37側への影響はほとんどない。
ズNnが入力したとき、巻線(8−a)及び(8−b)
によってコア8の閉磁路内に生じる磁束φn3は、(a
)とは逆に互いに反対方向となって打ち消し合5ため、
ノーマルモードノイズNnに対して何ら影響を及ぼさな
い。−万巻線3によってコア5及びコア7内に生ずる磁
束φn1.φn2のうち前者は、(a)の場合と同様に
コア5の高周波での実効透磁率が小さいためにほとんど
生じず、2次巻@ :37側への影響はほとんどない。
しかし後者は、コア7の閉磁路内を流れる短絡磁束とな
り、大きなインダクタンスとして作用する。これに対し
くc)で入力側から低周波信号電流(ノーマルモード)
Snが入力したとき、巻線(8−a)及び(8−b)に
よるコア8の閉磁路中の磁束は、cb)の場合と同様に
互いに反対方向となって打ち消し合うため低周波信号電
流Snに対し何ら影響を及ぼさない。しかし、巻線3に
よってコア5及び7内に生ずる磁束φ81.φs2のう
ち前者はコア5の低周波における実効透磁率がコア7の
それにくらべはるかに大きいため、信号電流Sllによ
る磁束の大部分は、φ81となってコア5内を流れ、2
次巻線3′の出力端に低周波の誘導電圧が発生する。
り、大きなインダクタンスとして作用する。これに対し
くc)で入力側から低周波信号電流(ノーマルモード)
Snが入力したとき、巻線(8−a)及び(8−b)に
よるコア8の閉磁路中の磁束は、cb)の場合と同様に
互いに反対方向となって打ち消し合うため低周波信号電
流Snに対し何ら影響を及ぼさない。しかし、巻線3に
よってコア5及び7内に生ずる磁束φ81.φs2のう
ち前者はコア5の低周波における実効透磁率がコア7の
それにくらべはるかに大きいため、信号電流Sllによ
る磁束の大部分は、φ81となってコア5内を流れ、2
次巻線3′の出力端に低周波の誘導電圧が発生する。
このように本発明では、高周波姉おける実効透磁率の低
下が少ない2組の磁性材(7,7’と8゜8′)を用い
、この一方に1次または2次巻線(3,3’)を第1の
コア5と共通に捲回し、他方に1次及び2次とは異なる
2組の巻線(8−a)、(8−b)と(8’−a )、
(8’−b )を施し、その巻方向を工夫して高周波
のノーマル、コモン両モードノイズに対してそれぞれ大
きなインダクタンスとして作用するようにしておる。
下が少ない2組の磁性材(7,7’と8゜8′)を用い
、この一方に1次または2次巻線(3,3’)を第1の
コア5と共通に捲回し、他方に1次及び2次とは異なる
2組の巻線(8−a)、(8−b)と(8’−a )、
(8’−b )を施し、その巻方向を工夫して高周波
のノーマル、コモン両モードノイズに対してそれぞれ大
きなインダクタンスとして作用するようにしておる。
また巻線間の電磁波の輻射を防ぐ九め巻1113と巻線
(8−a)及び(8−b)との間を静電シールド板でじ
ゃへいするとともに、それぞれの巻線電流による閉磁路
間の磁気干渉を防ぐためコア7゜8を分離して構成しで
ある(これにより磁気能率の低下を防ぐことができる)
。
(8−a)及び(8−b)との間を静電シールド板でじ
ゃへいするとともに、それぞれの巻線電流による閉磁路
間の磁気干渉を防ぐためコア7゜8を分離して構成しで
ある(これにより磁気能率の低下を防ぐことができる)
。
したがって従来のように1次・2次巻線間静電シールド
板の接地状態によってノイズ阻止効果が低下したり、低
周波コアに捲回した1次、2次巻線とコアを共有して設
けた巻線を用いることによる高周波ノイズ阻止特性の悪
化及び大容量の線間キャパシタンス挿入など別部品の接
続などの必要がなくなるという利点がある。
板の接地状態によってノイズ阻止効果が低下したり、低
周波コアに捲回した1次、2次巻線とコアを共有して設
けた巻線を用いることによる高周波ノイズ阻止特性の悪
化及び大容量の線間キャパシタンス挿入など別部品の接
続などの必要がなくなるという利点がある。
第3図(a)は本発明の実施例の組立断面図であり、コ
ア5の閉磁路の一部を中心にコア7.7′金それと同心
状に配置しこれに1次・2次巻線3゜3′を施し、コア
8及び巻線(8−a)ld、コア5の前記閉磁路部分に
静電シールド板9をはさんで同心状に配置し、コア7の
磁路の一部Mで外周を非接触に囲んだもので、さらにコ
ア7の外周は、静電シールド板9でおおっである。
ア5の閉磁路の一部を中心にコア7.7′金それと同心
状に配置しこれに1次・2次巻線3゜3′を施し、コア
8及び巻線(8−a)ld、コア5の前記閉磁路部分に
静電シールド板9をはさんで同心状に配置し、コア7の
磁路の一部Mで外周を非接触に囲んだもので、さらにコ
ア7の外周は、静電シールド板9でおおっである。
(b)は、その平面図であり、1次側と2次側巻線3.
3’(図には現れていない)は静電シールド板9にて分
離されている。(c)は、概略斜視図であり、静電シー
ルド板及びコア7は図示を省略しである。
3’(図には現れていない)は静電シールド板9にて分
離されている。(c)は、概略斜視図であり、静電シー
ルド板及びコア7は図示を省略しである。
第4図(a)は、本発明において用いるコア7゜7′の
具体例を示す分解斜視図、第4図(b)はその一部を形
成するための磁性材の原形を示す平面図である。コア5
に巻きつける中心部分(7a)。
具体例を示す分解斜視図、第4図(b)はその一部を形
成するための磁性材の原形を示す平面図である。コア5
に巻きつける中心部分(7a)。
その上部両端にかぶせる部分(7−b)、中心部分(7
−a)に1次巻線3を巻きつけその外側をおおう部分(
7−c)を板状またはテープ状の磁性材から図示の如く
作成し、閉磁路を構成するようにしたものである なお、第4図(b)は、第4図(a)における中心部分
(7−a)を形成する原材料となる磁性材の平面図であ
ることは容易に判るであろう。
−a)に1次巻線3を巻きつけその外側をおおう部分(
7−c)を板状またはテープ状の磁性材から図示の如く
作成し、閉磁路を構成するようにしたものである なお、第4図(b)は、第4図(a)における中心部分
(7−a)を形成する原材料となる磁性材の平面図であ
ることは容易に判るであろう。
第5図(a)は、第4図(a)のコア7の側面部分とコ
ア8と静電シールド板9を一体化構造として図示したも
ので、(b)は(a)の構造の組立手順を示す説明図で
、点線の部分でコアの側面部分(7−c)を矢印方向に
内側に折り曲げて組立てる。
ア8と静電シールド板9を一体化構造として図示したも
ので、(b)は(a)の構造の組立手順を示す説明図で
、点線の部分でコアの側面部分(7−c)を矢印方向に
内側に折り曲げて組立てる。
第5図(a)はまたコア8とシールド板9のくりぬき部
Qの外周の一部に共通に巻線(8a ) z(8−b、
)を施した組立図でもあり、このような構造にすること
によってコア7.8及びその巻線部分が容易に形成でき
る。
Qの外周の一部に共通に巻線(8a ) z(8−b、
)を施した組立図でもあり、このような構造にすること
によってコア7.8及びその巻線部分が容易に形成でき
る。
第6図は、本発明の他の実施例を示す斜視図でちり、低
周波で高い実効透磁率を有するコア5として、ヨの字形
の磁性材を2個突き合せその中央部(突き合せ部分)で
結合したものを用い、1次・2次巻線(3,3’)間容
量を減少させると共に1次側から2次側又はその逆への
電磁波の輻射を阻止するため両巻線を分離して構成した
もので、静電シールド板及びコア7は図示を省略しであ
る。
周波で高い実効透磁率を有するコア5として、ヨの字形
の磁性材を2個突き合せその中央部(突き合せ部分)で
結合したものを用い、1次・2次巻線(3,3’)間容
量を減少させると共に1次側から2次側又はその逆への
電磁波の輻射を阻止するため両巻線を分離して構成した
もので、静電シールド板及びコア7は図示を省略しであ
る。
第7図は、第6図に示した実施例の組立図であり、(a
)はその側面図、(b)は平面図である。これらの図に
おいて、10は、トランス全周をおおう磁性材である。
)はその側面図、(b)は平面図である。これらの図に
おいて、10は、トランス全周をおおう磁性材である。
これらの図については、改めて説明するまでもないであ
ろつ。
ろつ。
以上説明したように本願発明は、低周波における実効透
磁率の大きい1次、2次巻線(3,3’)貫通の閉磁路
コア(第1のコア5)に、高周波における実効透磁率の
低下が少ない磁性材からなる2種類のコア(7,7’と
8.8 ’)を、対象とする入力ノイズの周波数に応じ
て組み合せたもので、入出力端のいずれの側から侵入す
るノイズに対しても十分な阻止効果をもつという利点が
ある。またコモンモードノイズを阻止する巻線と高周波
のノーマルモードノイズを阻止する巻線の磁路が(8と
7,8′と7′の如く)分離されているので巻線間の磁
気干渉を防止できる(従って磁気能率の低下を阻止でき
る)という利点もある。さらに各コアの対向面外周を静
電シールド板でおおったものは巻線から放射される輻射
電磁界の影響を防止できるという利点もある。
磁率の大きい1次、2次巻線(3,3’)貫通の閉磁路
コア(第1のコア5)に、高周波における実効透磁率の
低下が少ない磁性材からなる2種類のコア(7,7’と
8.8 ’)を、対象とする入力ノイズの周波数に応じ
て組み合せたもので、入出力端のいずれの側から侵入す
るノイズに対しても十分な阻止効果をもつという利点が
ある。またコモンモードノイズを阻止する巻線と高周波
のノーマルモードノイズを阻止する巻線の磁路が(8と
7,8′と7′の如く)分離されているので巻線間の磁
気干渉を防止できる(従って磁気能率の低下を阻止でき
る)という利点もある。さらに各コアの対向面外周を静
電シールド板でおおったものは巻線から放射される輻射
電磁界の影響を防止できるという利点もある。
wl、1図は本発明の一実施例を示す断面図、第2図(
a)=(bL (c)はそれぞれ本発明の一実施例の動
作説明図、第3図(a)は本発明の一実施例の組立断面
図、第3図(b)は同平面図、第3図(C)は同斜視図
、第4図(a)は本発明において用いるコア7.7′の
具体例を示す分解斜視図、第4図(b)はその一部を形
成するための磁性材の原形を示す平面図、第5図(a)
a第4図(a)に示したコア7の側面部分とコア8と静
電シールド板9の一体化構造を示す斜視図、第5図(b
)はその組立手順の説明図、第6図は本発明の他の実施
例を示す斜視図、第7図(a)は第6図に示した実施例
の組立側面図、第7図(b)は同平面図、第8図(a)
。 (b)j(C)はそれぞれ従来の雑音阻止トランスの回
路構成例を示す回路図、である。 符号説明 3・・・・・・1次巻線、3′・・・・・・2次巻線、
5・・・・・・低周波高実効透磁率磁性体からなる第1
のコア、7゜7′・・・・・・高周波高実効透磁率磁性
体からなる第2゜第3のコア、8,8’・・・・・・同
第4.第5のコア、(8−a )、 (8−b )・・
・・・・コア8の閉磁路部分に施した巻線、(8’−a
)、(8乙b)・・・・・・同じくコア8′に施した巻
線、9・・・・・・シールド板、10・・・・・・ケー
ス 代理人 弁理士 並 木 昭 夫 代理人 弁理士 松 崎 清 第1図 第2図 (a) 第2の (bン (C) 第5図 第7図 (+1)
a)=(bL (c)はそれぞれ本発明の一実施例の動
作説明図、第3図(a)は本発明の一実施例の組立断面
図、第3図(b)は同平面図、第3図(C)は同斜視図
、第4図(a)は本発明において用いるコア7.7′の
具体例を示す分解斜視図、第4図(b)はその一部を形
成するための磁性材の原形を示す平面図、第5図(a)
a第4図(a)に示したコア7の側面部分とコア8と静
電シールド板9の一体化構造を示す斜視図、第5図(b
)はその組立手順の説明図、第6図は本発明の他の実施
例を示す斜視図、第7図(a)は第6図に示した実施例
の組立側面図、第7図(b)は同平面図、第8図(a)
。 (b)j(C)はそれぞれ従来の雑音阻止トランスの回
路構成例を示す回路図、である。 符号説明 3・・・・・・1次巻線、3′・・・・・・2次巻線、
5・・・・・・低周波高実効透磁率磁性体からなる第1
のコア、7゜7′・・・・・・高周波高実効透磁率磁性
体からなる第2゜第3のコア、8,8’・・・・・・同
第4.第5のコア、(8−a )、 (8−b )・・
・・・・コア8の閉磁路部分に施した巻線、(8’−a
)、(8乙b)・・・・・・同じくコア8′に施した巻
線、9・・・・・・シールド板、10・・・・・・ケー
ス 代理人 弁理士 並 木 昭 夫 代理人 弁理士 松 崎 清 第1図 第2図 (a) 第2の (bン (C) 第5図 第7図 (+1)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1)低周波高実効透磁率磁性材で少なくも第1の脚部と
第2の脚部を含む閉磁路を形成して成る第1のコアと、
中央脚部とその周囲に該脚部を共通磁路として閉磁路を
高周波高実効透磁率磁性材で形成してなる二つのコア(
第2および第3の各コア)と、高周波高実効透磁率磁性
材で閉磁路を形成してなる二つのコア(第4および第5
の各コア)と、をもち、 前記第1のコアの第1の脚部と前記第2のコアの中央脚
部とを一体にして1次巻線を捲回し、前記第1のコアの
第2の脚部と前記第3のコアの中央脚部とを一体にして
2次巻線を捲回し、さらK、前記第4のコアに、コモン
モードの電流に対して同方向磁束が生じるように捲回さ
れた二つの巻線の各一端を前記1次巻線の各端部に接続
し、前記第5のコアに、コモンモードの電流に対して同
方向磁束が生じるように捲回された二つの巻線の各 −
一端を前記2次巻線の各端部に接続し、前記第2のコア
と第3のコアの間、前記第2のコアと第4のコアの間、
前記第3のコアと第5のコアの間、の何れか一つまたは
複数に静電シールドをほどこし、またはほどこさないで
成ることを特徴とする雑音阻止複合トランス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59115507A JPS60260119A (ja) | 1984-06-07 | 1984-06-07 | 雑音阻止複合トランス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59115507A JPS60260119A (ja) | 1984-06-07 | 1984-06-07 | 雑音阻止複合トランス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60260119A true JPS60260119A (ja) | 1985-12-23 |
Family
ID=14664228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59115507A Pending JPS60260119A (ja) | 1984-06-07 | 1984-06-07 | 雑音阻止複合トランス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60260119A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005048451A1 (en) * | 2003-11-12 | 2005-05-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Communication transformer |
WO2020170499A1 (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-27 | 株式会社明電舎 | 絶縁変圧器 |
-
1984
- 1984-06-07 JP JP59115507A patent/JPS60260119A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005048451A1 (en) * | 2003-11-12 | 2005-05-26 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Communication transformer |
US7573363B2 (en) | 2003-11-12 | 2009-08-11 | Panasonic Corporation | Communication transformer for power line communication |
WO2020170499A1 (ja) * | 2019-02-19 | 2020-08-27 | 株式会社明電舎 | 絶縁変圧器 |
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