JPS60256589A - 給油式スクリユ−圧縮機の空冷冷却装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の利用分野〕　□ 本発明は給油式スクＩＪニー圧縮機の空冷冷却装置、特
に前記圧縮機の給油系に油圧を動力源とするファン駆動
機を設け、このファン駆動機によりる。

ｉ来の給油式スクリュー圧縮機の空冷冷却装置では、通
風用ファンを電動機により駆動しているため、ファン駆
動用動力を必要とする。この動力は、冷却装置の負荷の
大きさにより０．４〜２．２ｋＷ程度の出力となるので
、省エネルギーの見地より問題となっていた。

また、圧縮機は負荷変動に応じて容量制御を行うが、低
負荷時にはほとんど通風用ファンを回転させる必要がな
いにもがかわらず、負荷変動に応じて通風用ファンを制
御することが困難なため。

一定速度で回転しているがら省エネルギー面で非常に不
経済である。

〔発明の目的〕

本発明は上記にかんがみファン駆動用動力源である従来
の電動機の使用を廃止し、他のエネルギー源により通風
用ファンを駆動させて、省エネルギー化をはかることを
目的とするものである。

〔発明の概要〕

本発明は上記目的を達成するために、給油式スクリュー
圧縮機本体とオイルセパレータ部との間の油圧差に着目
し、前記圧縮機本体へ給油する油の一部を、羽根車を内
蔵した駆動機にバイパスさせ、このバイパス油を前記羽
根車に噴射して回転させると同時に、その羽根車の軸に
取付けた通風用ファンを駆動させるようにしたものであ
る。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。

第１図において、１は給油式スクリュー圧縮機（以下圧
縮機と称す）２は圧縮機１の吐出側に連通ずるオイルセ
パレータ、３は一方側がオイルセパレータ２に、他方側
がファン駆動機４にそれぞれ連通されたファン駆動機で
ある。

Ｃ上記ファン駆動機４は第２図に示すように、力／＜−
５Ｃを取付けた内ケース５ａおよびこの内ケース５ａに
結合された外ケース５ｂとにより形成される内室（低圧
室）６ａおよび外室（高圧室）６ｂを有する筐体５と、
前記内、外ケース５ａ。

５ｂを貫通する回転軸７の一端、すなわち内室６ａ側の
端部に締付具９を介して取付けた羽根車８と、前記回転
軸７の他端、すなわち外室６ｂ側の端部に締付具１１を
介して取付けた通風用ファン１０とにより構成されてい
る。

前記回転軸７が内・外ケース５ａ、５ｂを貫通する部分
には、軸受１２と軸封部材１３が配設されている。また
、前記外ケース５ｂには、ラジェータ３に連通ずる高圧
油の流入口１４が設けられでおり、前記内ケース５ａに
は、高圧室６ｂ内の高圧油を羽根車８へ噴射するノズル
１５が設けられており、前記カバー５０には、前記圧縮
機１の吸入側に連通ずる低圧油の流出口１６が設けられ
ている。

上記ノズル１５は第３図に示すように、油が羽根車８の
ファンブレード８ａに直角に噴射される　ト。

ように、内ケース５ａの周囲に任意配設されている。前
記ノズル１５から噴射された油により、羽根車８の発生
動力Ｌａおよび正味動力Ｌｅは下記（１）（２）式によ
り表わされる。

Ｌａ＝γ・Ｑ−Ｈ／１０２　（ｋＷ）　−（１）Ｌｅ＝
η−Ｌａ　・・・（２） ただし、η：羽根車８の効率、γ：油の比重量（ｋｇ／
　ｍ”　）　ｐ　Ｑ　：ノズル１５を通過する油流量Ｑ
　（ｍ”　／ｓｅｅ　）　、　Ｈ：水頭（ｍ）（利用で
きる圧力差）である。

次に上述した構成からなる本実施例の作用について述べ
る。

まず、圧縮機１を運転することによりオイルセパレータ
２内の圧力は高圧となり、これに伴ってオイルセパレー
タ２内の油１７には、空気圧に等しい油圧を発生する。

この油圧により油１７はラジェター３へ流出され、この
ラジェター３で冷却された後に、ファン駆動機４の流入
口１４を経て外室６ｂ内に流入する。この外室６ｂ内に
流入した高圧油は、ノズル１５を経てほぼ大気圧に近い
内室６ａ内に設けた羽根車８へ噴射される。

この場合、ノズル１５は羽根車８に対し回転の接線方向
を向くように設けられているため、前記接線方向に噴射
した油は羽根車８のブレード８ａに当るから、羽根車８
は回転される９この回転力は同一回転軸７に取付けられ
たファン１０に伝達されるので、このファン１０の回転
による冷却風はラジェター３を流通して熱交換を行う。

一方、前記羽根車８に噴射された後の油は、流出口１６
より流出し配管を介して圧縮機１の吸入側に給油される
。以降は前記と同様に動作が繰返し行われる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、圧縮機への給油
圧力差のみを利用してラジェターに対設したファンを駆
動することにより、従来のファン用モータを廃止したた
め、種々の部品類が不要となってコストの軽減をはかる
ことができるばかりでなく、電動機特有の運転音による
騒音を低減するはもちろん、省エネルギー化をはかるこ
とができる。

また、ラジェターの負荷が低下した場合、これに伴って
油の噴射量は減少し、自動的に通風用ファンの回転数は
低下して熱交換量が減少するため、油の過冷却を防止し
て油中のドレン発生を低減させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の空冷冷却装置の一実施例を備える給油
式スクリュー圧縮機の油系統図、第２図は第１図のファ
ン駆動機の断面図、第３図は第２図のＡ−Ａ断面図であ
る。 ｌ・・・圧縮機、２・・・オイルセパレータ、３・・・
ラジェター、４・・・ファン駆動機、６ａ、６ｂ・・・
内、外室、７・・・回転軸、８・・・羽根車、１０・・
・通風用ファン。 代理人　弁理士　高橋明夫 ネ１０ 擁２回

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 給油式スクリュー圧縮機、オイルセパレータ。 ラジェターおよびファン駆動機を順次に接続して油圧循
   環系統を構成し、ｉ記ファレ駆動機内に前記ラジェター
   と圧縮機にそれぞれ連通する内・外室を設け、この内室
   内および外室外に羽根車ｔ；、に′び通風用ファンをそ
   れぞれ設けると共に、こ糺らの羽根車とファンを同一回
   転軸に取付け、前記圧縮機の運転時の高圧油を前記羽根
   車に噴射して回転させ、この羽根車の回転により前記フ
   ァン□を回転させるようにしたことを特徴とする給油式
   スクリュー圧縮機の空冷冷却装置。　−