JPS60253439A - チタン系義歯床用金属部材 - Google Patents
チタン系義歯床用金属部材Info
- Publication number
- JPS60253439A JPS60253439A JP59110586A JP11058684A JPS60253439A JP S60253439 A JPS60253439 A JP S60253439A JP 59110586 A JP59110586 A JP 59110586A JP 11058684 A JP11058684 A JP 11058684A JP S60253439 A JPS60253439 A JP S60253439A
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- JP
- Japan
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- titanium
- metal member
- color
- denture
- minutes
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- Dental Prosthetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はスナップインサートや金属床の如・き、義歯床
用を構成する金属部材に関するものである。
用を構成する金属部材に関するものである。
周知のように、義歯床用材料としてはこれまで歯肉色様
の着色をしたメチルメタクリレート(IvlMA)を主
成分とする通称レジンが多く用いられており、レジンで
強度が不足する部分には、鋳造用硬質金合金、鋳造用C
o −Or金合金鋳造用Ni−Or金合金鋳造用Ti合
金などが利用されているが、 これらの金属中でチタン
およびチタン合金は耐食性にすぐれ生体組織との反応も
低く、親和性にすぐれた特長をもつものとして高い評価
を得てきている。
の着色をしたメチルメタクリレート(IvlMA)を主
成分とする通称レジンが多く用いられており、レジンで
強度が不足する部分には、鋳造用硬質金合金、鋳造用C
o −Or金合金鋳造用Ni−Or金合金鋳造用Ti合
金などが利用されているが、 これらの金属中でチタン
およびチタン合金は耐食性にすぐれ生体組織との反応も
低く、親和性にすぐれた特長をもつものとして高い評価
を得てきている。
ざらに義歯床用金属部材としてチタン合金は高強度鋼に
匹敵する100 kg/m iこ及ぶ高強度を有しなが
ら、比重は金合金の17. 、 co −cr金合金N
i−0r合金の1/2と軽量であるため、義歯床金属部
材としては理想的な性質を有している。
匹敵する100 kg/m iこ及ぶ高強度を有しなが
ら、比重は金合金の17. 、 co −cr金合金N
i−0r合金の1/2と軽量であるため、義歯床金属部
材としては理想的な性質を有している。
しかしながら、これらのチタン系材料はいずれもチタン
特有の銀白色の金属光沢を有しているため、清潔感はあ
るものの、歯肉の色調やレジンの色調との差異が大きく
、口腔内へ装着した場合、外観的に著しい異和感があっ
た。
特有の銀白色の金属光沢を有しているため、清潔感はあ
るものの、歯肉の色調やレジンの色調との差異が大きく
、口腔内へ装着した場合、外観的に著しい異和感があっ
た。
本発明は叙上の如き、チタン系義歯床用金属部材の唯一
の欠点を克服すべく、異和感を抱かない色調を有し、審
美的にもよりすぐれたチタン系義歯床用金属部材をもた
らさんとするものである。
の欠点を克服すべく、異和感を抱かない色調を有し、審
美的にもよりすぐれたチタン系義歯床用金属部材をもた
らさんとするものである。
以下、本発明を実施例によって具体的に詳述する。
本発明に係る各種形状のチタン系義歯床用金属部材は純
チタンもしくは合金チタン(特1こT1− ・6AJ
−4V)材より鋳造、切削、鍛造など通常の加工方法で
所定の形状に成形される。
チタンもしくは合金チタン(特1こT1− ・6AJ
−4V)材より鋳造、切削、鍛造など通常の加工方法で
所定の形状に成形される。
これらの成形品は通常の各種の研磨法で研磨し、表面仕
上げを行った後アルコール洗浄、アルカリ脱脂、水洗等
順次一連の予備処理を行い、最後書こ表面の加工歪み層
の除去と清浄、活性化のために、塩酸−正りん酸−フツ
化水素酸からなる混酸で化学研磨を行う。このような前
処理を施したチタン系金属を用いたデンタルインブラン
トは公知の陽極酸化法を用いて化成処理を行うことによ
って各種の色調を呈するデンタルインブラントとなる。
上げを行った後アルコール洗浄、アルカリ脱脂、水洗等
順次一連の予備処理を行い、最後書こ表面の加工歪み層
の除去と清浄、活性化のために、塩酸−正りん酸−フツ
化水素酸からなる混酸で化学研磨を行う。このような前
処理を施したチタン系金属を用いたデンタルインブラン
トは公知の陽極酸化法を用いて化成処理を行うことによ
って各種の色調を呈するデンタルインブラントとなる。
以下にその場合の製作例を述べる。
〔実施例1〕
切削加工で成形した純チタン製スナップインサートを常
法の前処理を行った後、陰極としてカーボンを用い、次
のような条件で陽極酸化処理を行った。
法の前処理を行った後、陰極としてカーボンを用い、次
のような条件で陽極酸化処理を行った。
電圧 保持時間 浴温 処理液 干渉色45V 10分
20℃ 5%シュウ酸溶液 黄色50v5分 21℃
〃 橙色 52.5V s分 21℃ 〃 淡いピ/り色53、O
v 10分 21℃ 〃 ピンク色電圧 保持時間 浴
温 処理液 干渉色55V 10分 21℃ 5%シュ
ヴ唆浴溶液 薄茶紫色60v5分 21℃ !/ 赤紫
色 〔実施例2〕 鋳造法で成形した合金チタンTi −6An −4V製
部分床義歯用金属床を実施例1と同様の前処理と電極で
以下の条件で陽極酸化処理を行った。
20℃ 5%シュウ酸溶液 黄色50v5分 21℃
〃 橙色 52.5V s分 21℃ 〃 淡いピ/り色53、O
v 10分 21℃ 〃 ピンク色電圧 保持時間 浴
温 処理液 干渉色55V 10分 21℃ 5%シュ
ヴ唆浴溶液 薄茶紫色60v5分 21℃ !/ 赤紫
色 〔実施例2〕 鋳造法で成形した合金チタンTi −6An −4V製
部分床義歯用金属床を実施例1と同様の前処理と電極で
以下の条件で陽極酸化処理を行った。
707 20分 21℃ 〃 サーeンビング色80’
7 10分 20℃ 〃 ピンク色9Qv 10分 2
1℃ 〃 赤紫色 上記の実施例1.実施例2により製作した陽極酸化処理
義歯用金具の膜厚と色調の関係を第1表に示した。
7 10分 20℃ 〃 ピンク色9Qv 10分 2
1℃ 〃 赤紫色 上記の実施例1.実施例2により製作した陽極酸化処理
義歯用金具の膜厚と色調の関係を第1表に示した。
この第1表に掲げた実験結果から−およそ1500〜3
000λの酸化チタンを主成分とするコート層を被着せ
しめることにより、均一な黄金色から歯肉色に近いピン
ク色〜濃赤紫色を呈する表面をした金属材を得ることが
でき、このような範囲でコート層の厚さを調整すること
により最適の歯肉色をもった美麗な義歯床用金属部材を
得ることができた。
000λの酸化チタンを主成分とするコート層を被着せ
しめることにより、均一な黄金色から歯肉色に近いピン
ク色〜濃赤紫色を呈する表面をした金属材を得ることが
でき、このような範囲でコート層の厚さを調整すること
により最適の歯肉色をもった美麗な義歯床用金属部材を
得ることができた。
このようにして製作した義歯床用金属部材を塩酸HCI
および水酸化カリウムKOH5%水溶液中に1時間、5
時間、 10時間浸漬したがいずれの場合も何らの変化
も生じなかった。
および水酸化カリウムKOH5%水溶液中に1時間、5
時間、 10時間浸漬したがいずれの場合も何らの変化
も生じなかった。
また屈曲テストでは約15°付近まで皮膜の剥離や裂開
などの大きな異常が認められず、着色酸化皮膜層のチタ
ン糸インブラント表面への密着性は良好であった。更に
レジンとの接着テストの結果、陽極酸化処理サンプルは
無処理サンプルと比較すると、約30%はど接着力が増
していることが判った。
などの大きな異常が認められず、着色酸化皮膜層のチタ
ン糸インブラント表面への密着性は良好であった。更に
レジンとの接着テストの結果、陽極酸化処理サンプルは
無処理サンプルと比較すると、約30%はど接着力が増
していることが判った。
叙上の如く、本発明によれば、チタン系義歯床用金属部
材に陽極酸化処理を施すことにより美麗でかつ人体の歯
肉色や粘膜色に近似した色調を有゛する酸化チタンを主
成分とする緻密な被覆層の形成により強度が大きく耐久
性に富み、レジンとの接着力も高く、かつインブラント
基体がらの金属イオンの溶出の少ない上、外観的に異和
感のないチタン系義歯床用金属部材を安価に提供するこ
とができる。
材に陽極酸化処理を施すことにより美麗でかつ人体の歯
肉色や粘膜色に近似した色調を有゛する酸化チタンを主
成分とする緻密な被覆層の形成により強度が大きく耐久
性に富み、レジンとの接着力も高く、かつインブラント
基体がらの金属イオンの溶出の少ない上、外観的に異和
感のないチタン系義歯床用金属部材を安価に提供するこ
とができる。
出願人 京セラ株式会社
Claims (1)
- チタン又はチタン合金より成る金属材の表面に厚さが1
500〜3000 Aの酸化チタンを主成分とするコー
ト層を装着せしめ、天然歯肉色に近似した色調をもたせ
たことを特徴とするチタン系義歯床用金属部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59110586A JPS60253439A (ja) | 1984-05-29 | 1984-05-29 | チタン系義歯床用金属部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59110586A JPS60253439A (ja) | 1984-05-29 | 1984-05-29 | チタン系義歯床用金属部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60253439A true JPS60253439A (ja) | 1985-12-14 |
JPH0526491B2 JPH0526491B2 (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=14539602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59110586A Granted JPS60253439A (ja) | 1984-05-29 | 1984-05-29 | チタン系義歯床用金属部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60253439A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6125548A (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-04 | 西山ステンレスケミカル株式会社 | 義歯用補綴物の製造方法 |
JP2003190272A (ja) * | 2001-10-17 | 2003-07-08 | Tadashi Kokubo | 生体親和性に優れた骨代替材料およびその製造方法 |
JP2006299388A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Nippon Oil Corp | 多孔質チタン−チタン酸化物複合体の製造方法 |
JP2008504913A (ja) * | 2004-07-06 | 2008-02-21 | ジンテーズ ゲゼルシャフト ミト ベシュレンクテル ハフツング | 外科的インプラントおよび用器のための干渉を生成する有色コーティング |
JP2015511666A (ja) * | 2012-03-02 | 2015-04-20 | シンセス・ゲーエムベーハーSynthes GmbH | 陽極酸化チタン装置及び関連方法 |
-
1984
- 1984-05-29 JP JP59110586A patent/JPS60253439A/ja active Granted
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6125548A (ja) * | 1984-07-13 | 1986-02-04 | 西山ステンレスケミカル株式会社 | 義歯用補綴物の製造方法 |
JPH031973B2 (ja) * | 1984-07-13 | 1991-01-11 | Nishama Sutenresu Kemikaru Kk | |
JP2003190272A (ja) * | 2001-10-17 | 2003-07-08 | Tadashi Kokubo | 生体親和性に優れた骨代替材料およびその製造方法 |
JP2008504913A (ja) * | 2004-07-06 | 2008-02-21 | ジンテーズ ゲゼルシャフト ミト ベシュレンクテル ハフツング | 外科的インプラントおよび用器のための干渉を生成する有色コーティング |
JP2006299388A (ja) * | 2005-04-25 | 2006-11-02 | Nippon Oil Corp | 多孔質チタン−チタン酸化物複合体の製造方法 |
JP2015511666A (ja) * | 2012-03-02 | 2015-04-20 | シンセス・ゲーエムベーハーSynthes GmbH | 陽極酸化チタン装置及び関連方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0526491B2 (ja) | 1993-04-16 |
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