JPS6024372Y2 - サイクルトレ−ナ− - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自転車の応用で足を鍛えるサイクルトレーナ
−の改良に関するものである。

近年、家庭婦人をはじめとして老若男女だれにでも手軽
に使用できるサイクルトレーナ−が単に美容上の見地か
らだけでなく、体力を維持腰かつ増進することの必要性
が広く認識されはじめたことから愛好者が増え、広く一
般に賞用されるようになった。

しかるに従来のサイクルトレーナ−は単にペダルをこい
で足を鍛えることのみに主眼が置かれた構成であるため
、例えば腰を柔軟に鍛えたり、腹部（ウェスト）のぜい
肉をとり、筋肉を強化するなどの目的には不向きである
と共に動作も変化に乏しいためマンネリ化してあきられ
易いなどの欠点があった。

この考案は以下説明するようなサイクルトレーナ−を提
供して上記従来の諸欠点を解消する目的に出たものであ
る。

この考案のサイクルトレーナ−を図面実施例について説
明すると、１はフレームで、その前ポール１ａ上端には
バンドル２が、また中央下部には、両端にペダル１０を
有するペダル軸９が軸受１５によって回転自在に架承さ
れた器筐８が夫々一体に設けられている。

４は前後方向の長孔５を有する首振り支杆で、その屈曲
後端部４ｂに２個の緩衝用コイルばね７を介在してサド
ル３の後部が、また同屈曲前端部４ａの先端にサドル３
の前部が夫々一体的に前後方向に取付けられている。

そして上記首振り支杆４と一体のサドル３は、上記首振
り支杆４の屈曲後端部４ａを前記フレーム１の後ポール
１ｂの上端１ｃに回動自在に支承して首振り自在に設け
られている。

なお６は軸受である。

さて前記した器筐８は複数の分割構成となっており、そ
の内部には先ず前記ペダル軸９にウオーム１１が楔止さ
れている。

また上記ペダル軸９と直交する方向の駆動軸１２が、そ
の下端部を上面から器筐８内に回転自在通入支承されて
設けられ、傾斜状に上方へ延出されている。

そして該駆動軸１２の下端部には器筐８内にて前記ウオ
ーム１１と噛合するウオームホイール１４が楔止され、
ウオーム１１とウオームホイール１４とで歯車減速の伝
動機構Ａを構成している。

なおこの伝動機構Ａはその他の歯車伝動機構または摩擦
車伝動機構などを使用することもできる。

なお１３は上記駆動軸１２を隠蔽するカバーパイプ、１
６は軸受である。

１７は上記駆動軸１２の上端１２ａに基端を固止した腕
杆で、その先端には上端にベアリングなどの転子１９を
装着した先端突杆１８が上方に突設されており、該先端
突杆１８の転子１９は、前記首振り支板４の長孔５内に
転動移動可能に係入しである。

そしてペダル１０を踏んで、のペダル軸９の回転によっ
てサドル３が後ポール１ｂを軸に左右首振り運動するよ
うに構成したものである。

この考案サイクルトレーナ−は成上の構成で、今サドル
３に腰かけてペダル１０をこぐと、ペダル軸９から伝動
機構Ａを介して駆動軸１２が回転し、同時にそれと一体
の腕杆１７が回転し、サドル３が一体の首振り支板４を
後ポール１ｂを軸に左右首振り運動させるもので、バン
ドル２を握ってサドル３に腰かけた利用者はサドル３と
共に自動的に腰を左右に繰返し回転させる運動を行うこ
とになるものである。

なお伝動機構Ａの減速比を例えば１１１０とすればペダ
ル１０の１０回転でサドル３が１ストロークの左右首振
り運動を行うものである。

この考案のサイクルトレーナ−は、成上のように、ペダ
ル軸９と適宜の伝動機構Ａを介して連結された駆動軸１
２の上端に固止した腕杆１７先端の先端突杆１８を、サ
ドル３と一体の首振り支板４の長孔５内に転子１９を介
して係入させ、ペダル１０の回転によってサドル３が後
ポール１ｂを軸に左右首振り運動するようにしたから、
利用者はサドル３に腰かけてペダル１０をこぐと自動的
にサドル３が左右に首を振るもので、腰かけている腰部
を左右に繰返し振る運動をすることになり、利用者はペ
ダル１０をこぐことによる足の鍛練と同時に腰部を柔軟
に鍛え、かつ腹部（ウェスト）のぜい肉をとり、筋肉を
強化することに役立つと共に内蔵とか腰を痛めた人の機
能回復、即ちリハビリテーションに寄与できるなどの卓
抜した効果がある。

またサドル３上には利用者の体重が負荷されているため
にそれだけペダル１０をこぐ力も強く要求されるわけで
、ペダル１０をこぐことによる足腰の鍛錬も、よくバー
ドロードによって強化されると共に従来のペダル１０を
こぐという単純な動作に腰を振るという動作がミックス
され、かつ伝動機構Ａを適宜変えることによって興趣の
あるトレーニングが行え、楽しみながら身体を鍛錬でき
るという優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの考案サイクルトレーナ−の実施例を示すもの
で、第１図は斜視図、第２図はサドル部の拡大平面図、
第３図は同拡大縦断側面図、第４図はペダル伝動機構部
の拡大縦断正面図、第５図は同拡大縦断側面図である。 １・・・・・・フレーム、１ａ・・・・・・前ポール、
１ｂ・・・・・・後ポール、１ｃ・・・・・・上端、２
・・・・・・バンドル、３・・・・・・サドル、４・・
・・・・首振り支板、４ａ・・・・・・屈曲前端部、４
ｂ・・・・・・屈曲後端部、５・・・・・・長孔、６・
・・・・・軸受、７・・・・・・コイルばね、８・・・
・・・器筐、９・・・・・・ペダル軸、１０・・・・・
・ペダル、１１・・・・・・ウオーム、１２・・・・・
・駆動軸、１２ａ・・・・・・上端、１３・・・・・・
カバーパイプ、１４・・・・・・ウオームホイール、１
５，１６・・・・・・軸受、１７・・・・・・腕杆、１
８・・・・・・先端突杆、１９・・・・・・転子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 長孔５を有する首振り支板４の屈曲後端部４ｂにコイル
   ばね７を介在して後部が、また同屈曲前端部４ａの先端
   に前部が夫々一体に取付けられたサドル３を、上記首振
   り支板４の屈曲前端部４ａを回動自在に支承してフレー
   ム１の後ポール１ｂ上端に首振り自在に設け、ペダル軸
   ９の架承されたフレーム１と一体の器筐８内から、該ペ
   ダル軸９と適宜の伝動機構Ａを介して連結された駆動軸
   １２を傾斜状に上方へ延設し、その上端に基端を固止し
   た腕杆１７の先端突杆１８の転子１９を前記首振り支板
   ４の長孔５内に転動移動可能に係入し、ペダル１０の回
   転によってサドル３が後ポール１ｂを軸に左右首振り運
   動するようにしてなるサイクルトレーナ−