JPS60231472A - セラミツクスと金属の接合体及びその接合方法 - Google Patents
セラミツクスと金属の接合体及びその接合方法Info
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- JPS60231472A JPS60231472A JP8588884A JP8588884A JPS60231472A JP S60231472 A JPS60231472 A JP S60231472A JP 8588884 A JP8588884 A JP 8588884A JP 8588884 A JP8588884 A JP 8588884A JP S60231472 A JPS60231472 A JP S60231472A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)技術分野
本発明は接合強度の大きなセラミックスと金属の接合体
の構造、並びにその接合方法に関するものである。
の構造、並びにその接合方法に関するものである。
(+1)従来技術の問題点
セラミックスと金属の接合法としては、機械的接合法、
メタライジング法、固相接合法、接着剤による接合法な
どが現在使用されている。セラミックスと金属を接合す
る際には、被接合部材の熱膨張率の差によって発生する
熱応力をいかにして緩和するかが重要な問題となってい
る。機械的接合法はいわゆる焼きばめ並びに鋳ぐるみと
称する方法である。焼きばめや鋳ぐるみによってセラミ
ックスと金属を接合する際には、まずセラミックス部材
を焼きばめや鋳ぐるみに適した形に加工しなければなら
ない。セラミックスと金属の熱膨張率に差がある場合に
は、高温で焼きばめや鋳ぐるみ処理を行った後、室温ま
で冷却してくる途中で熱応力が発生する為、セラミック
ス部材、特にその加工部分に応力集中が起こり、セラミ
ックスが破壊するケースが多い。また冷却途中で破壊が
起こらない場合でも、熱歪による残留応力によって使用
中に破壊が発生することがある。
メタライジング法、固相接合法、接着剤による接合法な
どが現在使用されている。セラミックスと金属を接合す
る際には、被接合部材の熱膨張率の差によって発生する
熱応力をいかにして緩和するかが重要な問題となってい
る。機械的接合法はいわゆる焼きばめ並びに鋳ぐるみと
称する方法である。焼きばめや鋳ぐるみによってセラミ
ックスと金属を接合する際には、まずセラミックス部材
を焼きばめや鋳ぐるみに適した形に加工しなければなら
ない。セラミックスと金属の熱膨張率に差がある場合に
は、高温で焼きばめや鋳ぐるみ処理を行った後、室温ま
で冷却してくる途中で熱応力が発生する為、セラミック
ス部材、特にその加工部分に応力集中が起こり、セラミ
ックスが破壊するケースが多い。また冷却途中で破壊が
起こらない場合でも、熱歪による残留応力によって使用
中に破壊が発生することがある。
メタライソングによる接合は、No−Mn法に代表され
るようにエレクトロニクス分野で酸化物セラミックスと
金属を接合するのに使用されてきた。
るようにエレクトロニクス分野で酸化物セラミックスと
金属を接合するのに使用されてきた。
このため本質的に大きな接合強度は必要とされず、それ
に応じてメタライズ層の弾性率を小さくすることによっ
て熱応力発生の問題を回避してきた。
に応じてメタライズ層の弾性率を小さくすることによっ
て熱応力発生の問題を回避してきた。
この結果、メタライジング法による接合強度は比較的小
さく、構造材料の接合法としては不十分なものになって
いる。
さく、構造材料の接合法としては不十分なものになって
いる。
固相接合法は、セラミックスと金属の被接合部材を10
0〜2000kg/cX程度の圧力で密着させながら、
被接合物の融点の172以上の高温域で接合を行うもの
である。この方法によれば、高温まで接合強度の大きな
接合体が得られる可能性があるが、被接合部材間に熱膨
張率の差がある場合には、接合温度から室温まで冷却し
て(る途中で熱応力が発生し、接合界面近傍に応力集中
が起こってセラミックス内部に亀裂が発生することが多
い。この問題を解決するために、界面に弾性率の小さな
金属箔などを挿入する方法が提案されているが、この方
法では亀裂の発生は抑えられても接合強度が低下する欠
点がある。
0〜2000kg/cX程度の圧力で密着させながら、
被接合物の融点の172以上の高温域で接合を行うもの
である。この方法によれば、高温まで接合強度の大きな
接合体が得られる可能性があるが、被接合部材間に熱膨
張率の差がある場合には、接合温度から室温まで冷却し
て(る途中で熱応力が発生し、接合界面近傍に応力集中
が起こってセラミックス内部に亀裂が発生することが多
い。この問題を解決するために、界面に弾性率の小さな
金属箔などを挿入する方法が提案されているが、この方
法では亀裂の発生は抑えられても接合強度が低下する欠
点がある。
接着剤による接合は、接着剤の弾性率が小さいためそれ
自体が応力緩衝層の役目を果たすが、接合強度が一般に
小さいのが欠点である。
自体が応力緩衝層の役目を果たすが、接合強度が一般に
小さいのが欠点である。
以上述べたように、熱膨張係数の異なるセラミックスと
金属を従来の接合方法で接合しようとすると、数多くの
問題が存在し、接合強度が大きく信頼性の高い接合体を
得ることは不可能であった。
金属を従来の接合方法で接合しようとすると、数多くの
問題が存在し、接合強度が大きく信頼性の高い接合体を
得ることは不可能であった。
本発明者らはこれらの問題を解決し、接合強度が大きく
信頼性の高いセラミックスと金属の接合体を作成するこ
とを目的として研究を重ねた結果、本発明に至ったもの
である。
信頼性の高いセラミックスと金属の接合体を作成するこ
とを目的として研究を重ねた結果、本発明に至ったもの
である。
(ハ)発明の開示
本発明のセラミックス−金属接合体の構造を第1図に示
す。図中のセラミックス1と隣接しているA層にセラミ
ックスと類似の熱膨張率の金属あるいは金属とセラミ、
クスの複合材料を形成させるのが本発明の特徴である。
す。図中のセラミックス1と隣接しているA層にセラミ
ックスと類似の熱膨張率の金属あるいは金属とセラミ、
クスの複合材料を形成させるのが本発明の特徴である。
本発明が従来の接合方法と最も大きく異なる点は、セラ
ミックス部材の隣にセラミックスと類似の熱膨張係数を
持つ金属層、あるいは金属とセラミックスの複合材料の
層を形成させることにより、熱膨張率の異なるセラミッ
クスと金属を接合する際に発生する熱応力の影響が、直
接セラミックス部材に及ばないようにしたところにある
。なぜならばセラミックスは弾性率が大きく金属に比べ
て弾性変形も塑性変形もほとんどおこさないため、セラ
ミックス部材に直接熱応力がかかると、変形によって応
力を緩和することができず、熱応力がセラミックスの破
壊強度を越えた時点で破断してしまうからである。
ミックス部材の隣にセラミックスと類似の熱膨張係数を
持つ金属層、あるいは金属とセラミックスの複合材料の
層を形成させることにより、熱膨張率の異なるセラミッ
クスと金属を接合する際に発生する熱応力の影響が、直
接セラミックス部材に及ばないようにしたところにある
。なぜならばセラミックスは弾性率が大きく金属に比べ
て弾性変形も塑性変形もほとんどおこさないため、セラ
ミックス部材に直接熱応力がかかると、変形によって応
力を緩和することができず、熱応力がセラミックスの破
壊強度を越えた時点で破断してしまうからである。
第1図のセラミックス部材とA層は熱膨張率が類似して
いるために、セラミックス部材とA層の界面には、応力
集中はほとんど起こらず、熱膨張率の差に起因する熱応
力は、A層と金属部材の界面あるいはA層とB層の界面
に集中する。この応力はA層が金属あるいは金属とセラ
ミ’)クスの複合材料であるために、A層の弾性変形あ
るいは一部塑性変形によって緩和され、セラミックス部
材に伝わる応力は大幅に減少する。本発明によれば、以
上のようにして接合の際に発生する熱応力からセラミッ
クス部材を保護することができる。
いるために、セラミックス部材とA層の界面には、応力
集中はほとんど起こらず、熱膨張率の差に起因する熱応
力は、A層と金属部材の界面あるいはA層とB層の界面
に集中する。この応力はA層が金属あるいは金属とセラ
ミ’)クスの複合材料であるために、A層の弾性変形あ
るいは一部塑性変形によって緩和され、セラミックス部
材に伝わる応力は大幅に減少する。本発明によれば、以
上のようにして接合の際に発生する熱応力からセラミッ
クス部材を保護することができる。
これに対して、セラミックス部材と金属部材を直接接合
しようとする場合には、熱膨張係数の差に起因する熱応
力がセラミックス部材と金属部材の界面付近に集中する
ため、セラミックスに直接応力がかかりセラミックス内
に亀裂が発生する。
しようとする場合には、熱膨張係数の差に起因する熱応
力がセラミックス部材と金属部材の界面付近に集中する
ため、セラミックスに直接応力がかかりセラミックス内
に亀裂が発生する。
本発明の熱応力緩和層の効果をコンビユーターンユミレ
ーノヨンした結果を第2図に示す。
ーノヨンした結果を第2図に示す。
A I 203とステンレス鋼の間にNbをはさんで接
合した場合、Nbの厚さによってA1203−Nb界面
のAl2O3側に発生する最大引張応力がどのように変
化するかをコンピューターを用いて応力解析した結果が
第2図である。A l 203とNbO熱膨張率は同じ
で8 X 10−6/’C、ステンレス鋼は+3X 1
0−’ /’Cであり、Al2O3とNbとステンレス
鋼を1300℃で固相接合した後、室温まで冷却した場
合を想定して計算を行った。この時金属の変形について
は、弾性変形のみを考え、塑性変形は考慮していない。
合した場合、Nbの厚さによってA1203−Nb界面
のAl2O3側に発生する最大引張応力がどのように変
化するかをコンピューターを用いて応力解析した結果が
第2図である。A l 203とNbO熱膨張率は同じ
で8 X 10−6/’C、ステンレス鋼は+3X 1
0−’ /’Cであり、Al2O3とNbとステンレス
鋼を1300℃で固相接合した後、室温まで冷却した場
合を想定して計算を行った。この時金属の変形について
は、弾性変形のみを考え、塑性変形は考慮していない。
第2図から明らかなように、Al2O3とステンレス鋼
の間にAl2O3と熱膨張率の等しいNbをはさんだ効
果がはっきりと表われている。例えば、Nb相の厚みが
0の場合、すなわちAl2O3とステンレス鋼を直接接
合した場合にはその界面に95 kg/−♂の最大引張
応力が働く。この値はAl2O3の破壊強度を越えてお
り、Al2O3が破断してしまう。これに対して1龍厚
みのNb層を Al2O3とステンレス鋼の間に介在させると、熱膨張
率の差によってNbとステンレス鋼の界面近傍に集中す
る熱応力は、Nbの弾性変形によって緩和され、Al2
O3とNbの界面での最大引張応力は40kg/m♂に
減少する。さらにNb層の厚みを2層mに増加させると
、Al2O3とNbの界面に働く最大引張応力は12
kg/−になり、はとんど問題にしなくてもよい値にな
る。以上の計算結果は塑性変形は考慮せず弾性変形のみ
を考えているが、実際にはNb並びにステンレス鋼の塑
性変形も同時におこるため、さらに応力が緩和されるも
のと考えられる。これに対して、Ti 1MoなどAl
2O3との熱膨張率の差がNbよりも大きな金属を用い
た場合に発生する最大引張応力についても第2図に併記
する。Tiの熱膨張率は9.4X 10−” /”C1
Moは5X I O−’ /”Cである。この結果から
分かるように、Al2O3との熱膨張率の差が大きくな
るほど熱応力緩和の効果は小さくなり、MOの様に熱膨
張率の差が絶対値で3 X 10−’ /’Cであるよ
うな金属では逆に熱応力を増大させる可能性がある。
の間にAl2O3と熱膨張率の等しいNbをはさんだ効
果がはっきりと表われている。例えば、Nb相の厚みが
0の場合、すなわちAl2O3とステンレス鋼を直接接
合した場合にはその界面に95 kg/−♂の最大引張
応力が働く。この値はAl2O3の破壊強度を越えてお
り、Al2O3が破断してしまう。これに対して1龍厚
みのNb層を Al2O3とステンレス鋼の間に介在させると、熱膨張
率の差によってNbとステンレス鋼の界面近傍に集中す
る熱応力は、Nbの弾性変形によって緩和され、Al2
O3とNbの界面での最大引張応力は40kg/m♂に
減少する。さらにNb層の厚みを2層mに増加させると
、Al2O3とNbの界面に働く最大引張応力は12
kg/−になり、はとんど問題にしなくてもよい値にな
る。以上の計算結果は塑性変形は考慮せず弾性変形のみ
を考えているが、実際にはNb並びにステンレス鋼の塑
性変形も同時におこるため、さらに応力が緩和されるも
のと考えられる。これに対して、Ti 1MoなどAl
2O3との熱膨張率の差がNbよりも大きな金属を用い
た場合に発生する最大引張応力についても第2図に併記
する。Tiの熱膨張率は9.4X 10−” /”C1
Moは5X I O−’ /”Cである。この結果から
分かるように、Al2O3との熱膨張率の差が大きくな
るほど熱応力緩和の効果は小さくなり、MOの様に熱膨
張率の差が絶対値で3 X 10−’ /’Cであるよ
うな金属では逆に熱応力を増大させる可能性がある。
第1図−(イ)に示すとおり、セラミックス部材と金属
部材の間にセラミックスと類似の熱膨張率を持つ金属を
1層はさむ場合には、上述のように中間にはさむ金属層
の厚みを大きくすることによって、セラミックス部材に
ががる熱応力を緩和することかできる。
部材の間にセラミックスと類似の熱膨張率を持つ金属を
1層はさむ場合には、上述のように中間にはさむ金属層
の厚みを大きくすることによって、セラミックス部材に
ががる熱応力を緩和することかできる。
また第1図−(ロ)に示すように、セラミックス部材と
金属部材の間に複数の層を介在させ、セラミックスと類
似の熱膨張率を持つ金属あるいは金属とセラミ、クスの
複合材料をA層に配するのに加えて、A層と金属部材の
熱膨張率の差に起因する熱応力の集中を緩和する層をさ
らにAJ!と金属部材の間に配することによって、セラ
ミックスにががる熱応力をさらに低減できる。A層と金
属部材の間に配する応力緩和層としては、A層と金属部
材の中間の熱膨張率を持つ金属、あるいはCuやZrな
どの低弾性率金属が適している。
金属部材の間に複数の層を介在させ、セラミックスと類
似の熱膨張率を持つ金属あるいは金属とセラミ、クスの
複合材料をA層に配するのに加えて、A層と金属部材の
熱膨張率の差に起因する熱応力の集中を緩和する層をさ
らにAJ!と金属部材の間に配することによって、セラ
ミックスにががる熱応力をさらに低減できる。A層と金
属部材の間に配する応力緩和層としては、A層と金属部
材の中間の熱膨張率を持つ金属、あるいはCuやZrな
どの低弾性率金属が適している。
以」二述べたように本発明によって、従来の接合方法で
は得られなかった接合強度の大きな信頼性の高いセラミ
ックスと金属の接合体が得られるようになった。以下本
発明を実施例によって説明する。
は得られなかった接合強度の大きな信頼性の高いセラミ
ックスと金属の接合体が得られるようになった。以下本
発明を実施例によって説明する。
実施例
実施例1
直径15II111長さ20IIIl(D A 120
3円柱と直径15wrm、長さ20mmのステンレス鋼
円柱の間に、直径15■、厚さ2■のNb板をはさんで
パイレックスガラス製の封入容器に真空封入した。この
接合体をHIP(熱間静水圧成形)を用いて、1000
気圧の圧力下テ+300℃3o分子tn保持L 11合
L t:。Al2O3トNb (7)熱膨張率はほぼ同
じで8 X 10−’ /”C、ステンレス鋼ハ+3X
lo−6/”Cテアル。A12o3トNbノ界面ニオ
イても、Nbとステンレス鋼の界面においても、亀裂な
どの欠陥は発生しておらす、良好な接合体が得られた。
3円柱と直径15wrm、長さ20mmのステンレス鋼
円柱の間に、直径15■、厚さ2■のNb板をはさんで
パイレックスガラス製の封入容器に真空封入した。この
接合体をHIP(熱間静水圧成形)を用いて、1000
気圧の圧力下テ+300℃3o分子tn保持L 11合
L t:。Al2O3トNb (7)熱膨張率はほぼ同
じで8 X 10−’ /”C、ステンレス鋼ハ+3X
lo−6/”Cテアル。A12o3トNbノ界面ニオ
イても、Nbとステンレス鋼の界面においても、亀裂な
どの欠陥は発生しておらす、良好な接合体が得られた。
またこの接合体から巾41111、厚さ3II+11長
さ42wの抗折試験片を切り出し、30關スパンの4点
曲げ法で抗折試験を行った結果、この接合体の接合強度
は12 kg/−であった。
さ42wの抗折試験片を切り出し、30關スパンの4点
曲げ法で抗折試験を行った結果、この接合体の接合強度
は12 kg/−であった。
比較例! 直径15mm、長さ2oIIIlノA】20
3円柱と直径15m++1長さ201mのステンレス鋼
円柱の端面同士を直接接触させ、パイレックスガラス製
の封入容器に真空封入した。この接合体を実施例1と同
じ条件でHIP +、たが、Al2O3とステンレス鋼
の界面で剥離し、接合できなかった。
3円柱と直径15m++1長さ201mのステンレス鋼
円柱の端面同士を直接接触させ、パイレックスガラス製
の封入容器に真空封入した。この接合体を実施例1と同
じ条件でHIP +、たが、Al2O3とステンレス鋼
の界面で剥離し、接合できなかった。
実施例2
直径15m+i、長さ2.0 mmの2102円柱と、
直径151m1長さ20m++のステンレス鋼円柱の間
に、直径15工、厚さ1■のTi板をはさんでパイレッ
クスガラス製の密封容器に真空封入した。この接合体を
HIPを用いて、1000気圧の圧力下で1000°C
に30分間保持し接合した。ZrO2の熱膨張率は9
X 10−’ /’C。
直径151m1長さ20m++のステンレス鋼円柱の間
に、直径15工、厚さ1■のTi板をはさんでパイレッ
クスガラス製の密封容器に真空封入した。この接合体を
HIPを用いて、1000気圧の圧力下で1000°C
に30分間保持し接合した。ZrO2の熱膨張率は9
X 10−’ /’C。
Tiは9.4X 10−6/’C、ステンレス鋼ハ+3
X 10−’ Al:テある。この接合体では、ZrO
2とTiの界面においてもsT+とステンレス鋼の界面
においても、亀裂なとの欠陥は発生せず良好な接合体が
得られた。またこの接合体から巾41璽、厚さ3鰭、長
さ41鰭の抗折試験片を切り出し、3oI11スパンの
4点曲げ法で抗折試験を行った結果、この接合体の接合
強度は17 kg/−であった。
X 10−’ Al:テある。この接合体では、ZrO
2とTiの界面においてもsT+とステンレス鋼の界面
においても、亀裂なとの欠陥は発生せず良好な接合体が
得られた。またこの接合体から巾41璽、厚さ3鰭、長
さ41鰭の抗折試験片を切り出し、3oI11スパンの
4点曲げ法で抗折試験を行った結果、この接合体の接合
強度は17 kg/−であった。
実施例3
直径15m111長さ20請■のSIC円柱と直径15
11厚さ1關のZr板を、ホットプレスを用いて真空中
260 k、/c♂の圧力下1500℃に30分間保持
して接合した後、この接合体のZr側端面と直径15m
m、長さ20mmのNi円柱を銀縁を用いて接合した。
11厚さ1關のZr板を、ホットプレスを用いて真空中
260 k、/c♂の圧力下1500℃に30分間保持
して接合した後、この接合体のZr側端面と直径15m
m、長さ20mmのNi円柱を銀縁を用いて接合した。
銀鑞付けはN2 i気圧eoo℃で行なった。接合後の
銀縁層の厚みは0.0Gmmであった。SICの熱膨張
率は4.8X IG−’ /”C、Zrは5 X l
O’ /”CN N +は+4XlO−@/℃である。
銀縁層の厚みは0.0Gmmであった。SICの熱膨張
率は4.8X IG−’ /”C、Zrは5 X l
O’ /”CN N +は+4XlO−@/℃である。
また銀縁は弾性率がsx+o”N/♂程度と小さいため
ZrとNfの間に発生する熱応力を緩和する動きも合わ
せ持っている。この接合体では5IC−Zr−銀縁−N
iの各層が順に組合さった構造になっているが銀縁内に
数個の気泡が存在する他はいずれの層の界面においても
亀裂などの欠陥は発生せず、良好な接合体が得られた。
ZrとNfの間に発生する熱応力を緩和する動きも合わ
せ持っている。この接合体では5IC−Zr−銀縁−N
iの各層が順に組合さった構造になっているが銀縁内に
数個の気泡が存在する他はいずれの層の界面においても
亀裂などの欠陥は発生せず、良好な接合体が得られた。
またこの接合体から中4 mm 、厚さ311111.
長さ41龍の抗折試験片を切り出し、30+++スパン
の4点曲げ法で抗折試験を行った結果、この接合体の接
合強度は14kg/Il■8であった。
長さ41龍の抗折試験片を切り出し、30+++スパン
の4点曲げ法で抗折試験を行った結果、この接合体の接
合強度は14kg/Il■8であった。
実施例4
直径+ 5 me、長さ20關、のSIC円柱、直径1
5關、厚さ1關、のZr板、直径15mm、厚さ1イ璽
、のNb仮、直径15mm1長さ20 mxのNi円柱
をこの順序で貼す合わせパイレックスガラス製の密封容
器に真空封入した。この接合体をHIPを用いて!20
0気圧の圧力下で1450℃に30分間保持して接合し
た。
5關、厚さ1關、のZr板、直径15mm、厚さ1イ璽
、のNb仮、直径15mm1長さ20 mxのNi円柱
をこの順序で貼す合わせパイレックスガラス製の密封容
器に真空封入した。この接合体をHIPを用いて!20
0気圧の圧力下で1450℃に30分間保持して接合し
た。
SICの熱膨張率は4.8X 10−@/’C、Zrは
5XIO−’/’C1Nbは8 X 10−’ /’C
、Nfは+4X 10−” /”C、である。この接合
体では5IC−Zr−Nb−Niの各層が順に組合さっ
た構造になっているが、いずれの層の界面においても亀
裂などの欠陥は発生せず、良好な接合体が得られた。ま
たこの接合体から巾4關、厚さ3 m、長さ42mmの
抗折試験片を切出し、30關゛ スパンの4点曲げ法で
抗折試験を行った結果、この接合体の強度は1s kg
/w♂であった。
5XIO−’/’C1Nbは8 X 10−’ /’C
、Nfは+4X 10−” /”C、である。この接合
体では5IC−Zr−Nb−Niの各層が順に組合さっ
た構造になっているが、いずれの層の界面においても亀
裂などの欠陥は発生せず、良好な接合体が得られた。ま
たこの接合体から巾4關、厚さ3 m、長さ42mmの
抗折試験片を切出し、30關゛ スパンの4点曲げ法で
抗折試験を行った結果、この接合体の強度は1s kg
/w♂であった。
第1図は本発明のセラミックスと金属の接合体の構成を
示す図、第2図は本発明の詳細な説明する図である。 1:セラミックス 2:金属 A、B、C:中間層 代理人弁理士上代哲() 77図 ζイン (ロノ 質2図 rntc’rl誓Th1ckness(rnrn)1、
事件の表示 昭和59年特許願第85888号 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 任 所 大阪市東区北浜5丁目15番地名 称(213
) 住友電気工業株式会社住 所 大阪市此花区島屋1
丁目1番3号住友電気工業株式会社内 6、補正の対象 願書、明細書、委任状、 7、補正の内容 (1)願書の訂正したものを、別紙の通り提出します。 (2)明細書の訂正したものを、別紙の通り提出します
。 (3)委任状4名分は昭和59年6月18日に提出して
おります。/(4)委任状、住友電気工業株式会社、用
上哲部の分は昭和59年9月lO日提出しております。
示す図、第2図は本発明の詳細な説明する図である。 1:セラミックス 2:金属 A、B、C:中間層 代理人弁理士上代哲() 77図 ζイン (ロノ 質2図 rntc’rl誓Th1ckness(rnrn)1、
事件の表示 昭和59年特許願第85888号 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 任 所 大阪市東区北浜5丁目15番地名 称(213
) 住友電気工業株式会社住 所 大阪市此花区島屋1
丁目1番3号住友電気工業株式会社内 6、補正の対象 願書、明細書、委任状、 7、補正の内容 (1)願書の訂正したものを、別紙の通り提出します。 (2)明細書の訂正したものを、別紙の通り提出します
。 (3)委任状4名分は昭和59年6月18日に提出して
おります。/(4)委任状、住友電気工業株式会社、用
上哲部の分は昭和59年9月lO日提出しております。
Claims (4)
- (1)セラミックスと金属の間に1層あるいはそれ以上
の複数層より成る介在層が存在し、この介在層のうちの
セラミックスに隣接する層が、セラミックスと類似の熱
膨張率を持つ金属あるいは金属とセラミックスの複合材
料であることを特徴とするセラミックスと金属の接合体
。 - (2)セラミックスに隣接する金属あるいは金属とセラ
ミックスの複合材料とセラミックスの熱膨張率の差が、
絶対値で2 X 1G−@/’C以下であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載のセラミックスと金属
の接合体。 - (3)セラミックスと金属を接合する際に、被接合部材
間に1層あるいはそれ以上の複数層より成る介在層を形
成し、この介在層のうちのセラミックスに隣接する届を
、セラミックスと類似の熱膨張率を持つ金属あるいは金
属とセラミックスの複合材料とすることを特徴とするセ
ラミックスと金属の接合方法。 - (4)セラミックスに隣接する金属あるいは、金属とセ
ラミックスの複合材料とセラミックスの熱膨張率の差を
絶対値で2 X 10−” /’C以下にすることを特
徴とする特許請求の範囲第3項記載のセラミックスと金
属の接合方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8588884A JPS60231472A (ja) | 1984-04-26 | 1984-04-26 | セラミツクスと金属の接合体及びその接合方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8588884A JPS60231472A (ja) | 1984-04-26 | 1984-04-26 | セラミツクスと金属の接合体及びその接合方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60231472A true JPS60231472A (ja) | 1985-11-18 |
JPH0360793B2 JPH0360793B2 (ja) | 1991-09-17 |
Family
ID=13871435
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8588884A Granted JPS60231472A (ja) | 1984-04-26 | 1984-04-26 | セラミツクスと金属の接合体及びその接合方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60231472A (ja) |
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- 1984-04-26 JP JP8588884A patent/JPS60231472A/ja active Granted
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0360793B2 (ja) | 1991-09-17 |
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