JPS6023097B2 - 2,2′−メチレンビス−(4,6−ジアルキルフエノ−ル)の製造法 - Google Patents
2,2′−メチレンビス−(4,6−ジアルキルフエノ−ル)の製造法Info
- Publication number
- JPS6023097B2 JPS6023097B2 JP3692676A JP3692676A JPS6023097B2 JP S6023097 B2 JPS6023097 B2 JP S6023097B2 JP 3692676 A JP3692676 A JP 3692676A JP 3692676 A JP3692676 A JP 3692676A JP S6023097 B2 JPS6023097 B2 JP S6023097B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- methylenebis
- dialkylphenol
- days
- tertiary
- reaction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は次の一般式で表わされる2・2′−メチレンビ
スー(4・6一ジアルキルフエノール)の製造法に関す
るものである。
スー(4・6一ジアルキルフエノール)の製造法に関す
るものである。
但し式中R,はメチル基またはエチル基、R2は第3級
ーブチル基または第3級−アミル基を示す。一般に2・
2−メチレンビスー(4・6一ジアルキルフェノール)
(以下“該化合物”と略す)は天然・合成ゴム、合成樹
脂、潤滑油等の酸化防止剤として古くから使用されてい
る有用な化合物であり、その製造方法は従来から多くの
方法が提案されてきた。
ーブチル基または第3級−アミル基を示す。一般に2・
2−メチレンビスー(4・6一ジアルキルフェノール)
(以下“該化合物”と略す)は天然・合成ゴム、合成樹
脂、潤滑油等の酸化防止剤として古くから使用されてい
る有用な化合物であり、その製造方法は従来から多くの
方法が提案されてきた。
例えば米国特許第2538355号明細書によれば、塩
酸を触媒に使用し、nーヘプタンのような不活性有機溶
媒中60o0以下でホルマリンと反応させる方法が提案
された。しかしながらこの方法は、不均一系の反応のた
めの原料のジアルキルフェノールをホルマリンおよび塩
酸の存在する水層へ分散させるためHLBが高く、かつ
酸に安定な陰イオン系界面活性剤を分散剤として使用す
る必要がある。またこの方法は6000以下で反応させ
ているため生成される該化合物が析出してくれるので後
処理で酸を除去することが非常に困難である。その他の
方法としては、酸の存在下、反応媒体として水を使用し
ホルマリンと反応させる方法(米国特許第233021
7号、同第277310び号、同第2796444号各
明細書参照)が提案された。この方法も原料のジアルキ
ルフヱノール及び生成する該化合物が水に不落であり、
そのため前述の方法と同様に水への分散性を増すためH
LBの高い陰イオン界面活性剤を使用しているが、それ
でもなお多量の酸と長い反応時間を要している。さらに
この方法は反応生成物が大きな塊状に凝結し澄枠できな
くなることが多いので、繁雑な操作条件を厳守して初め
て小粒状として生成物を得ている。そこでこの改良法と
して提案された特公昭33一1877号公報の方法によ
れば、水を反応媒体としてHLBの高い陰イオン界面活
性剤と共にn−へブタン、クロルベンゼン、ナフサ等の
不活性有機溶媒を反応物に対し1〜3重量%加えれば得
られる生成物を小粒子にすることができ、生成物の純度
、色調もよくなると報告されている。しかしながらこの
方法はいずれも不均一系反応であるばかりでなく、生成
物が粒状に析出してくるので未反応のジアルキルフェノ
ールが粒子内部に包含されてしまい、反応の完結に長時
間を要する。この改良法として特公昭42−235び号
公報の方法が提案された。この方法は、反応溶媒として
ベンゼン、トルェン、キシレン等の芳香族系溶媒を用い
、ホルムアルデヒド源としてパラホルムアルデヒドを固
体のまま使用し、また反応中、生成する水を溶媒と共沸
させ除去することにより反応系を実質的に均一に保つこ
とができるので、反応時間を従来の1/2〜1/3に短
縮でき、さらに生成物は溶媒に溶解するため塊状化せず
、従って収率、純度が著しく向上したと報告されている
。しかしながらこの方法は生成水を共沸により除去する
ため共瀕する水−溶媒と共にホルムアルデヒドが留出し
分離された水層に逃げてしまい、このためパラホルムア
ルデヒドの利用率が非常に低く、理論量の2倍のパラホ
ルムァルデヒドを使用して初めて論理量の該化合物を得
ている状態である。さらにこの方法では、水と共沸しや
すい芳香族系の有機溶媒を使用しているため反応生成物
が溶解しやすく、そのため溶媒を留去しなければ目的物
が得られず、従って高純度の製品を得るには、さらに別
の溶媒で再結晶しなければならない。またこれらの方法
はいずれも硫酸、塩酸のような液状の酸触媒を使用して
いるため生成物から触媒の除去が非常に困難であった。
本発明者等は種々の検討を重ねた結果、この反応は水、
アルコール等のプロトン溶媒によって著しく反応が阻害
されること、また不活性有機溶媒中で反応させた時は生
成する水が反応の進向を妨げ生成水を除去しないと反応
率が80%以上進まないことに気付いた。
酸を触媒に使用し、nーヘプタンのような不活性有機溶
媒中60o0以下でホルマリンと反応させる方法が提案
された。しかしながらこの方法は、不均一系の反応のた
めの原料のジアルキルフェノールをホルマリンおよび塩
酸の存在する水層へ分散させるためHLBが高く、かつ
酸に安定な陰イオン系界面活性剤を分散剤として使用す
る必要がある。またこの方法は6000以下で反応させ
ているため生成される該化合物が析出してくれるので後
処理で酸を除去することが非常に困難である。その他の
方法としては、酸の存在下、反応媒体として水を使用し
ホルマリンと反応させる方法(米国特許第233021
7号、同第277310び号、同第2796444号各
明細書参照)が提案された。この方法も原料のジアルキ
ルフヱノール及び生成する該化合物が水に不落であり、
そのため前述の方法と同様に水への分散性を増すためH
LBの高い陰イオン界面活性剤を使用しているが、それ
でもなお多量の酸と長い反応時間を要している。さらに
この方法は反応生成物が大きな塊状に凝結し澄枠できな
くなることが多いので、繁雑な操作条件を厳守して初め
て小粒状として生成物を得ている。そこでこの改良法と
して提案された特公昭33一1877号公報の方法によ
れば、水を反応媒体としてHLBの高い陰イオン界面活
性剤と共にn−へブタン、クロルベンゼン、ナフサ等の
不活性有機溶媒を反応物に対し1〜3重量%加えれば得
られる生成物を小粒子にすることができ、生成物の純度
、色調もよくなると報告されている。しかしながらこの
方法はいずれも不均一系反応であるばかりでなく、生成
物が粒状に析出してくるので未反応のジアルキルフェノ
ールが粒子内部に包含されてしまい、反応の完結に長時
間を要する。この改良法として特公昭42−235び号
公報の方法が提案された。この方法は、反応溶媒として
ベンゼン、トルェン、キシレン等の芳香族系溶媒を用い
、ホルムアルデヒド源としてパラホルムアルデヒドを固
体のまま使用し、また反応中、生成する水を溶媒と共沸
させ除去することにより反応系を実質的に均一に保つこ
とができるので、反応時間を従来の1/2〜1/3に短
縮でき、さらに生成物は溶媒に溶解するため塊状化せず
、従って収率、純度が著しく向上したと報告されている
。しかしながらこの方法は生成水を共沸により除去する
ため共瀕する水−溶媒と共にホルムアルデヒドが留出し
分離された水層に逃げてしまい、このためパラホルムア
ルデヒドの利用率が非常に低く、理論量の2倍のパラホ
ルムァルデヒドを使用して初めて論理量の該化合物を得
ている状態である。さらにこの方法では、水と共沸しや
すい芳香族系の有機溶媒を使用しているため反応生成物
が溶解しやすく、そのため溶媒を留去しなければ目的物
が得られず、従って高純度の製品を得るには、さらに別
の溶媒で再結晶しなければならない。またこれらの方法
はいずれも硫酸、塩酸のような液状の酸触媒を使用して
いるため生成物から触媒の除去が非常に困難であった。
本発明者等は種々の検討を重ねた結果、この反応は水、
アルコール等のプロトン溶媒によって著しく反応が阻害
されること、また不活性有機溶媒中で反応させた時は生
成する水が反応の進向を妨げ生成水を除去しないと反応
率が80%以上進まないことに気付いた。
そこでこの反応生成水の除去方法について、さらに鋭意
研究を重ねた結果、有機溶媒中に非イオン系でHLBが
低くしかも酸に安定な界面活性剤を少量添加することに
より、反応生成水を有機溶媒中に分散でき反応が著しく
促進され定量的に目的物が得られることを見出した。さ
らにこの際、nーヘプタン、ィソオクタン、オクタン等
の脂肪族系の有機溶媒を使用し、固体酸触媒を用いれば
、反応終了後75o0以上で炉過して触媒を除き、炉液
を冷却することにより純粋な生成物が析出するので容易
に純粋な目的物を得ることができる。以上のように本発
明の方法によれば従来法の問題がすべて改善され効率よ
く該化合物を得ることができる。
研究を重ねた結果、有機溶媒中に非イオン系でHLBが
低くしかも酸に安定な界面活性剤を少量添加することに
より、反応生成水を有機溶媒中に分散でき反応が著しく
促進され定量的に目的物が得られることを見出した。さ
らにこの際、nーヘプタン、ィソオクタン、オクタン等
の脂肪族系の有機溶媒を使用し、固体酸触媒を用いれば
、反応終了後75o0以上で炉過して触媒を除き、炉液
を冷却することにより純粋な生成物が析出するので容易
に純粋な目的物を得ることができる。以上のように本発
明の方法によれば従来法の問題がすべて改善され効率よ
く該化合物を得ることができる。
尚本発明の方法で用いられる界面活性剤のHLBは11
以下であることが必須要件であり、11以上になると著
しく反応率が減少する。またその界面活性剤の使用量は
有機溶媒に対し0.5重量%以上が好適であり、0.5
重量%以下では著しく反応率が低下する。実際には1重
量%前後が経済面から見ても好適である。使用する不活
性有機溶媒は原料のジアルキルフェノール1モル当り8
0叫以上が適当であり、それ以下の量では反応中生成物
が析出するので好ましくない。
以下であることが必須要件であり、11以上になると著
しく反応率が減少する。またその界面活性剤の使用量は
有機溶媒に対し0.5重量%以上が好適であり、0.5
重量%以下では著しく反応率が低下する。実際には1重
量%前後が経済面から見ても好適である。使用する不活
性有機溶媒は原料のジアルキルフェノール1モル当り8
0叫以上が適当であり、それ以下の量では反応中生成物
が析出するので好ましくない。
また反応温度も60q0以上が必要であり、それ以下の
温度では生成物が析出するので好ましくない。しかし高
温になるとホルムアルデヒドが系外に逸散して、パラホ
ルムアルデヒドの利用率を下げる原因になるので80〜
95qoの温度範囲が最も良い結果を与えることが分っ
た。以下に本発明の実施例を示す。
温度では生成物が析出するので好ましくない。しかし高
温になるとホルムアルデヒドが系外に逸散して、パラホ
ルムアルデヒドの利用率を下げる原因になるので80〜
95qoの温度範囲が最も良い結果を与えることが分っ
た。以下に本発明の実施例を示す。
実施例 1
2−第3級−ブチル−4−メチルフェノール32.8夕
(0.2モル)、触媒としてアンバーリスト15(オル
ガノ社製)10夕、スパン80(花王アトラス社製造の
非イオン界面活性剤でHLBが4.3のもの)o.5夕
、nーヘプタン33夕、パラホルムアルデヒド3.3夕
を還流冷却器のついた200肌フラスコ‐に仕込み、鷹
拝しながら85〜9yoの温度範囲に保ち、1虫時間反
応させる。
(0.2モル)、触媒としてアンバーリスト15(オル
ガノ社製)10夕、スパン80(花王アトラス社製造の
非イオン界面活性剤でHLBが4.3のもの)o.5夕
、nーヘプタン33夕、パラホルムアルデヒド3.3夕
を還流冷却器のついた200肌フラスコ‐に仕込み、鷹
拝しながら85〜9yoの温度範囲に保ち、1虫時間反
応させる。
反応終了後75q○以上の温度で炉過して触媒を分離し
た後、炉液を10こ0に冷却すると2・2メチレンビス
−(4ーメチルー6−第3級−ブチルフェノール)31
夕(融点131〜13y0)が析出し、溶媒を濃縮すれ
ばさらに2.7夕(融点130〜1320)が析出した
。その収得率は約99%である。実施例 2 2−第3級−ブチル−4−メチルフェノール32.8夕
、アンバーリスト15を10夕、ノニオンL−2(ニッ
サン化学社製造の非イオン界面活性剤でHLBが9.5
のもの)0.5夕、nーヘプタン33夕、パラホルムア
ルデヒド3.3夕を還流冷却器のついた200Mフラス
コに仕込み、実施例1と同様な操作を行うと、2・2ー
メチレンビスー(4ーメチル−6−第3級−プチルフェ
ノール)33.7夕(融点131〜1330C)が得ら
れた。
た後、炉液を10こ0に冷却すると2・2メチレンビス
−(4ーメチルー6−第3級−ブチルフェノール)31
夕(融点131〜13y0)が析出し、溶媒を濃縮すれ
ばさらに2.7夕(融点130〜1320)が析出した
。その収得率は約99%である。実施例 2 2−第3級−ブチル−4−メチルフェノール32.8夕
、アンバーリスト15を10夕、ノニオンL−2(ニッ
サン化学社製造の非イオン界面活性剤でHLBが9.5
のもの)0.5夕、nーヘプタン33夕、パラホルムア
ルデヒド3.3夕を還流冷却器のついた200Mフラス
コに仕込み、実施例1と同様な操作を行うと、2・2ー
メチレンビスー(4ーメチル−6−第3級−プチルフェ
ノール)33.7夕(融点131〜1330C)が得ら
れた。
その収得率は約99%である。実施例 3
2−第3級ーブチル−4ーメチルフェ/−ル32.8夕
、実施例2で回収した触媒アンバーリスト15を10夕
、ノニオンL一2を0.5夕、nーヘフ。
、実施例2で回収した触媒アンバーリスト15を10夕
、ノニオンL一2を0.5夕、nーヘフ。
タン33夕、パラホルムアルデヒド3.3夕を実施例1
と同じ条件で2時間反応させると2・2ーメチレンビス
−(4ーメチルー6一第3級−ブチルフェノール)32
.3夕(融点131〜13yo)を得た。その収得率は
96.6%である。実施例 4 2−第3級−ブチルー4ーメチルフェノール32.8夕
、アンバーリスト15を5夕、ノニオンL−2を0.5
夕、nーヘフ。
と同じ条件で2時間反応させると2・2ーメチレンビス
−(4ーメチルー6一第3級−ブチルフェノール)32
.3夕(融点131〜13yo)を得た。その収得率は
96.6%である。実施例 4 2−第3級−ブチルー4ーメチルフェノール32.8夕
、アンバーリスト15を5夕、ノニオンL−2を0.5
夕、nーヘフ。
タン332、パラホルムアルデヒド3.3夕を実施例1
と同じ条件で2.虫時間反応させると、2・2′−メチ
レンビスー(4ーメチル−6一第3級ーブチルフヱノー
ル)33.5夕(融点131〜13yo)が得られた。
その収得率は98.3%である。実施例 5 2−第3級−プチル−4−メチルフェノール32.8夕
、アンバーリスト15を10夕、ノニオンL−2を0.
2夕、nーヘプタン33夕、パラホルムアルデヒド3.
3夕を実施例1と同じ条件で2.虫時間反応させると、
2・2ーメチレンビス−(4ーメチルー6−第3級−ブ
チルフェノール)32.3夕(融点131〜133qC
)が得られた。
と同じ条件で2.虫時間反応させると、2・2′−メチ
レンビスー(4ーメチル−6一第3級ーブチルフヱノー
ル)33.5夕(融点131〜13yo)が得られた。
その収得率は98.3%である。実施例 5 2−第3級−プチル−4−メチルフェノール32.8夕
、アンバーリスト15を10夕、ノニオンL−2を0.
2夕、nーヘプタン33夕、パラホルムアルデヒド3.
3夕を実施例1と同じ条件で2.虫時間反応させると、
2・2ーメチレンビス−(4ーメチルー6−第3級−ブ
チルフェノール)32.3夕(融点131〜133qC
)が得られた。
その収得率は95.6%である。実施例 6
2一第3級ーブチル−4−メチルフェノール32.8夕
、アンバーリスト15を10夕、ノニオンL−2を0.
5夕、イソオクタン33夕、パラホルムアルデヒド3.
3夕を実施例1と同じ条件で1.虫時間反応させると、
2・2′ーメチレンビスー(4−メチル−6−第3級−
ブチルフェノール)33.7夕(融点131〜13yo
)が得られた。
、アンバーリスト15を10夕、ノニオンL−2を0.
5夕、イソオクタン33夕、パラホルムアルデヒド3.
3夕を実施例1と同じ条件で1.虫時間反応させると、
2・2′ーメチレンビスー(4−メチル−6−第3級−
ブチルフェノール)33.7夕(融点131〜13yo
)が得られた。
その収得率は約99%である。実施例 7
2一第3級−プチルー4−エチルフェノール35.6夕
、アンバーリスト15を10夕、ノニオソL−2を0.
5夕、nーヘプタン33夕、パラホルムアルデヒド3.
3夕を実施例1と同じ条件で1.虫時間反応させると、
2・2ーメチレンビスー(4ーェチルー6−第3級−ブ
チルフェノール)35.7夕(融点121〜1240C
)が得られた。
、アンバーリスト15を10夕、ノニオソL−2を0.
5夕、nーヘプタン33夕、パラホルムアルデヒド3.
3夕を実施例1と同じ条件で1.虫時間反応させると、
2・2ーメチレンビスー(4ーェチルー6−第3級−ブ
チルフェノール)35.7夕(融点121〜1240C
)が得られた。
その収得率は約97%である。実施例 8
2一第3級ーブチルー4−メチルフェノール32.8夕
、アンバーリスト15を10夕、ノニオンL−2を0.
5夕、トルエン20夕、パラホルムアルデヒド3.3夕
を還流冷却器のついた200の‘フラスコに仕込み、8
0〜90oCで2.5時間反応させ、反応終了後トルヱ
ンを蟹去した後60%ィソプロパノール40夕を加え8
000に加熱し、生成物を溶解した後1000に冷却す
ると、2・2ーメチレンビスー(4−メチル−6−第3
級−ブチルフェノール)が析出してくる。
、アンバーリスト15を10夕、ノニオンL−2を0.
5夕、トルエン20夕、パラホルムアルデヒド3.3夕
を還流冷却器のついた200の‘フラスコに仕込み、8
0〜90oCで2.5時間反応させ、反応終了後トルヱ
ンを蟹去した後60%ィソプロパノール40夕を加え8
000に加熱し、生成物を溶解した後1000に冷却す
ると、2・2ーメチレンビスー(4−メチル−6−第3
級−ブチルフェノール)が析出してくる。
これを炉過すると33.0夕(融点131〜133℃)
が得られた。その収得率は97%である。実施例 92
−第3級ーァミル−4−メチルフェノール35.6夕、
アンバーリスト15を10夕、ノニオンL−2を‐0.
5夕、n−へブタン33夕、パラホルムアルデヒド33
夕を実施例8と同じ条件で1.5時間反応させると2・
2ーメチレンビス−(4−メチル−6−第3級−アミル
フェノール)35.7夕(融点72.8〜75.000
)が得られた。
が得られた。その収得率は97%である。実施例 92
−第3級ーァミル−4−メチルフェノール35.6夕、
アンバーリスト15を10夕、ノニオンL−2を‐0.
5夕、n−へブタン33夕、パラホルムアルデヒド33
夕を実施例8と同じ条件で1.5時間反応させると2・
2ーメチレンビス−(4−メチル−6−第3級−アミル
フェノール)35.7夕(融点72.8〜75.000
)が得られた。
その収得率は97%である。実施例 10
2−第3級−アミルー4−メチルフェノール35.6夕
、アンバーリスト15を10夕、ノニオンL−2を0.
5夕、n−へキサン33夕、パラホルムアルデヒド3.
3夕を実施例8と同じ条件で反応温度を65〜6800
に保ち3.5時間反応させると、2・2−メチレンビス
ー(4ーメチル−第3級−アミルフェノール)34.3
夕(融点72.8〜75.0℃)が得られた。
、アンバーリスト15を10夕、ノニオンL−2を0.
5夕、n−へキサン33夕、パラホルムアルデヒド3.
3夕を実施例8と同じ条件で反応温度を65〜6800
に保ち3.5時間反応させると、2・2−メチレンビス
ー(4ーメチル−第3級−アミルフェノール)34.3
夕(融点72.8〜75.0℃)が得られた。
その収得率は93.2夕である。比較例 1
2一第3−ブチル−4−メチルフェノール32.8夕、
アンバーリスト15を10夕、ノニオンS一40〔日本
油脂社製造の非イオン界面活性剤でHLBが18.2の
もの)5夕、nーヘプタン33夕、パラホルムァルデヒ
ド3.3夕を実施例1と同じ条件で3時間反応させると
、2・2ーメチレンビス−(4ーメチル−6−第3級プ
チルフェノール)28.3夕(融点130〜1320)
が得られた。
アンバーリスト15を10夕、ノニオンS一40〔日本
油脂社製造の非イオン界面活性剤でHLBが18.2の
もの)5夕、nーヘプタン33夕、パラホルムァルデヒ
ド3.3夕を実施例1と同じ条件で3時間反応させると
、2・2ーメチレンビス−(4ーメチル−6−第3級プ
チルフェノール)28.3夕(融点130〜1320)
が得られた。
その収率は83%であった。比較例 2
2−第3−ブチル−4ーメチルフェノール32.89、
アンバーリスト15を10夕、ノニオンST−221(
日本油脂社製造の非イオン界面活性剤でHLBが14.
9のもの)0.5夕、n−へブタン33夕、パラホルム
アルデヒド3.3夕を実施例1と同じ条件で3時間反応
させると、2・2ーメチレンピスー(4ーメチル−6−
第3級ブチルフェノール)28.5夕(融点130〜1
32qo)が得られた。
アンバーリスト15を10夕、ノニオンST−221(
日本油脂社製造の非イオン界面活性剤でHLBが14.
9のもの)0.5夕、n−へブタン33夕、パラホルム
アルデヒド3.3夕を実施例1と同じ条件で3時間反応
させると、2・2ーメチレンピスー(4ーメチル−6−
第3級ブチルフェノール)28.5夕(融点130〜1
32qo)が得られた。
その収率は83.7%であった。比較例 3
2−第3ープチルー4ーメチルフェノール32.8夕、
アンバーリスト15を10夕、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ゾーダ0.5夕、nーヘプタン33夕、パラホルム
アルデヒド3.3夕を実施例1と同じ条件で3時間反応
させると、2・2ーメチレンビス−(4ーメチルー6一
第3級ブチルフヱノール)27夕(融点130〜13〆
0)が得られた。
アンバーリスト15を10夕、ドデシルベンゼンスルホ
ン酸ゾーダ0.5夕、nーヘプタン33夕、パラホルム
アルデヒド3.3夕を実施例1と同じ条件で3時間反応
させると、2・2ーメチレンビス−(4ーメチルー6一
第3級ブチルフヱノール)27夕(融点130〜13〆
0)が得られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 イオン交換樹脂を触媒に用い、不活性有機溶媒中で
ジアルキルフエノールをパラホルムアルデヒドでメチレ
ンビス化して2・2′−メチレンビス−(4・6−ジア
ルキルフエノール)を製造するに際し、HLB11以下
の非イオン界面活性剤を少量添加し65〜100℃の温
度範囲で反応させることを特徴とする2・2′−メチレ
ンビス−(4・6−ジアルキルフエノール)の製造法。 2 有機溶媒の量が原料のジアルキルフエノール1モル
当り80ml以上好ましくは80ml〜200mlであ
る特許請求の範囲第1項に記載の2・2′−メチレンビ
ス−(4・6−ジアルキルフエノール)の製造法。3
界面活性剤の量が有機溶媒に対し重量で0.5%以上好
ましくは0.75〜1.5%である特許請求の範囲第1
項に記載の2・2′−メチレンビス−(4・6−ジアル
キルフエノール)の製造法。 4 ジアルキルフエノールのアルキル基がo−位は第3
級−ブチル基または第3級−アミル基でありp−位はメ
チル基またはエチル基である特許請求の範囲第1項に記
載の2・2′−メチレンビス−(4・6−ジアルキルフ
エノール)の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3692676A JPS6023097B2 (ja) | 1976-04-01 | 1976-04-01 | 2,2′−メチレンビス−(4,6−ジアルキルフエノ−ル)の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3692676A JPS6023097B2 (ja) | 1976-04-01 | 1976-04-01 | 2,2′−メチレンビス−(4,6−ジアルキルフエノ−ル)の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52122350A JPS52122350A (en) | 1977-10-14 |
JPS6023097B2 true JPS6023097B2 (ja) | 1985-06-05 |
Family
ID=12483351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3692676A Expired JPS6023097B2 (ja) | 1976-04-01 | 1976-04-01 | 2,2′−メチレンビス−(4,6−ジアルキルフエノ−ル)の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6023097B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0841245A (ja) | 1994-05-25 | 1996-02-13 | Sumitomo Chem Co Ltd | 安定化有機材料組成物 |
DE69616232T2 (de) * | 1995-09-29 | 2002-06-27 | General Electric Co., Schenectady | Verfahren zur Herstellung von Bisphenol-Verbindungen mit gleichzeitiger Entwässerung |
JP2006036685A (ja) * | 2004-07-27 | 2006-02-09 | Sumitomo Chemical Co Ltd | ビスフェノール類の製造方法 |
JP5343672B2 (ja) * | 2009-04-02 | 2013-11-13 | 住友化学株式会社 | 2,2’−アルキレンビス(4,6−ジアルキルフェノール)の製造方法 |
JP2022155208A (ja) | 2021-03-30 | 2022-10-13 | 住友化学株式会社 | 亜リン酸エステル化合物、その製造方法及びその用途 |
-
1976
- 1976-04-01 JP JP3692676A patent/JPS6023097B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52122350A (en) | 1977-10-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2829175A (en) | Purification of bis-phenols | |
JPH01316346A (ja) | エステルの製造法 | |
JPH0234339B2 (ja) | ||
JPS6023097B2 (ja) | 2,2′−メチレンビス−(4,6−ジアルキルフエノ−ル)の製造法 | |
JP3030480B2 (ja) | 新規なポリフエノール及びその高純度品の製造方法 | |
JPH0825935B2 (ja) | 1,3−ジヒドロキシ−4,6−ビス〔α−メチル−α−(4’−ヒドロキシフェニル)エチル〕ベンゼンおよびその製造方法 | |
JPS5822108B2 (ja) | 芳香族ジウレタンの製造方法 | |
JP4115450B2 (ja) | 新規な4,4’−ジヒドロキシフェニル−ビシクロヘキセン類 | |
KR890005300B1 (ko) | 4,4-비스(4-히드록시페닐)시클로헥산카르복실산유도체의 제조방법 | |
JP3337326B2 (ja) | ビス(ヒドロキシアリール)ペンタン酸類の製造方法 | |
EP0027426B1 (en) | A process for preparing 3-(3,5-di-tert. alkyl-4-hydroxyphenyl)-2,2-di substituted prionaldehydes | |
US3362969A (en) | Process for the purification of omega-aminocarboxylic acids | |
US3148215A (en) | Bis-(aminopropoxyphenyl) alkanes and process for producing the same | |
JPS63227542A (ja) | 4−ヒドロキシフエニルプロピオン酸化合物またはそのエステルの製法 | |
US2914570A (en) | Hydroxynitrostilbenes | |
JP2515354B2 (ja) | 3,3−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−シクロヘキサノ―ルの製造方法 | |
JP6234367B2 (ja) | 9,9−ビス(ヒドロキシアルコキシフェニル)フルオレン類の製造方法 | |
JPS60190729A (ja) | トリメチロ−ルヘプタンの製法 | |
US2675391A (en) | Preparation of alkyl isodehydroacetates from alkyl acetoacetates using hci in ethyl sulfuric acid as condensing agent | |
JP2005023022A (ja) | 高純度1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン類の製造方法 | |
JP2014208635A (ja) | トリスフェノール化合物 | |
JPH0660118B2 (ja) | 4,4−ビス(4−ヒドロキシフエニル)−シクロヘキサノ−ル及びその製造方法 | |
JP2002356453A (ja) | 新規なα,α’,α”−トリス(ヒドロキシフェニル)−1,3,5−トリイソプロピルベンゼン類 | |
JPH037241A (ja) | 新規なジヒドロキシ化合物及びその製造法 | |
JPH08198793A (ja) | 新規なトリスフェノール化合物及びその製造方法 |