JPS6022845Y2 - 商品陳列棚の商品表示装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、比較的小物商品を陳列する商品陳列棚の商
品表示装置に関するものである。

従来は、商品陳列棚の棚板の前面に、その棚板に陳列す
る商品の商標や広告等を表示したラベルを貼着していた
ので、ラベルを棚板の前方からは見えても、左右方向か
らは見えず、購売者の購売意欲をそそり得なかった。

また、棚板に商品を陳列した際、棚板に雑然と陳列され
る等の欠点を有していた。

そこでこの考案は、前述のような諸欠点を除去すべく案
出されたもので、後側に係止溝を有する係止部の後側縁
部に棚板貼着用の取付部を設け、且つ係止部の前側縁部
にはラベル差込用のラベル表示部を設けて戊るラベル表
示体と、長方形状の基板の前端部に係止板が突設された
複数枚の仕切板と、ラベル貼着用の略正方形状の基板の
後側部に係止板が突設されたラベル表示体とから戊り、
前記ラベル表示体の係止溝に各仕切板の係止板を、各仕
切板がラベル表示体の後方へ直角に配置され且つラベル
表示体の長手方向へ適宜間隔に配置されるよう摺動自在
に差込んで係止すると共に、各仕切板相互間のラベル表
示体の係止溝にはラベル表示体の係止板を、ラベル表示
体がラベル表示体の前方へ直角に配置されるよう摺動自
在に差込んで係止することにより、ラベルを棚板の前方
及び左右方向から容易に見えるようにして、購売者の購
売意欲をそそらせて販売促進を著しく図れるようにする
と共に、棚板の左右側方を仕切板で任意に仕切って、棚
板に商品を整然と陳列できるような商品陳列棚の商品表
示装置を提供するものである。

以下、この考案の一実施例を図面に基ついて説明する。

この考案の商品表示装置は、図面に示すように商品陳列
棚の棚板Ａの前側縁部上面に貼着するラベル表示体１と
、このラベル表示体１の両端部付近或は長手方向中央部
付近等に係止する複数枚の仕切板２と、ラベル表示体１
の各仕切板２相互間に係止するラベル表示板３とから構
成されている。

前記ラベル表示体１は、前側傾斜板４と後側傾斜板５と
から成る前記仕切板２及びラベル表示板３係止用の断面
山形状の係止部６を設け、この係止部６の後側傾斜板５
の後側端縁に、下面に紙片７付き両面粘着テープ８が付
設された棚板Ａ貼着用の取付部９を水平状に延設する。

また、取付部９の係止部６近傍には、後側傾斜板５と共
に係止溝１０を構成する挾持板１１を、後側傾斜板５と
略平行に且つ同一高さになるよう斜状に設け、この挾持
板１１と後側傾斜板５との上部相対向側の一方には突片
１２を、上部相対向側の他方には凹部１３を夫々長手方
向へ沿って設ける。

そして、係止部６の前側傾斜板４の前側端縁近傍には、
下部に上向きコ字形状の溝部１４が設けられたラベル１
５及び透明な保護体１６差込用のラベル表示部１７を下
方へ垂直状に延設するように形成されている。

また、前記仕切板２は、前後方向へ細長い長方形状の基
板１８の前端部に、三角水平状の支持片１９と、上部前
後両面に突起２０を夫々設け、且つ左右側方の長手力向
略中央部の各突起２０下方に案内突条２１を夫々設けて
、前記係止溝１０の傾斜に対応させた四角形状の係止片
２２とから成る側面鋭角形状の係止板２３を突設し、そ
して基板１８の前端部近傍の下側縁部には前記取付部９
逃用の切欠部２４を設けるように形成されている。

更に、ラベル表示板３は、両面にラベル２５が貼着され
た略正方形の基板２６の後側上部に五角形状の支持片２
７と、前記仕切板２と同様の突起２８及び案内突条２９
付き四角形状の係止片３０とから成る側面鈍角形状の係
止板３１を突設し、且つ基板２６の上側端縁には、両面
にローレット加工が施された摺動用の把持片３２を突設
するように形成されている。

すなわち、前述のように形成されたラベル表示体１の係
止部６の係止溝１０に複数枚の仕切板２の係止板２３係
止片２２を、仕切板１２がラベル表示体１の後方へ直角
に配置され且つラベル表示体１の長手方向へ適宜間隔に
配置されるよう、突片１２及び凹部１３に突起２０を介
して上方或は側方から摺動自在に差込んで係止すると共
に、各仕切板１２相互間のラベル表示体１の係止部６の
係止溝１０にはラベル表示板３の係止板３１係止片３０
を、ラベル表示板３がラベル表示体１の前方へ直角に配
置されるよう、突片１２及び凹部１３に突起２８を介し
て上方或は側方から摺動自在に差込んで係止したもので
ある。

この考案は、前述のように構成したから、使用時におい
ては両面粘着テープ８の紙片７を剥離して、ラベル表示
体１の取付部９を商品陳列棚の棚板Ａの前側縁部上面に
貼着した後、ラベル表示体１の係止溝１０に仕切板２の
係止板２３及びラベル表示板３の係止板３１を摺動自在
に差込んで夫々係止するのみで良いため、商品陳列棚の
棚板Ａへの取付操作が極めて容易であるばかりでなく、
棚板Ａに陳列する商品の商標や広告等を表示した、ラベ
ル表示体１のラベル表示部１７のラベル１５及びラベル
表示板３のラベル２５が夫々前方及び左右側方から容易
に見えるため、購買者の購買意欲をそそらせて販売促進
を著しく図ることができる。

しかも、仕切板２の枚数を変えたり仕切板２を摺動させ
ることによって、商品陳列棚の棚板Ａの左右側方を陳列
する商品の種類や量等に応じて任意に仕切れるため、棚
板Ａに商品を整然と陳列することができる。

また、ラベル表示体１の係止部６の係止溝１０に仕切板
２及びラベル表示板３の係止板２３，３１を摺動自在に
差込んで夫々係止することにより、仕切板２及びラベル
表示板３の摺動が円滑にでき、しかもその係止状態の安
定性も良好である。

この場合、ラベル表示体１の係止溝１０を構成する後側
傾斜板５、挾持板１１の突片１２、凹部１３に仕切板２
及びラベル表示板３の係止板２３．３１の係止片２２，
３０突起２０．２８を係止させると、仕切板２及びラベ
ル表示板３の係止状態の安定性が一層良好となる。

それに、この考案はラベル表示体１と仕切板２とラベル
表示板３とから構成したことにより、構造が極めて簡単
で大量生産に適して安価に提供できるばかりでなく、商
品陳列棚の棚板Ａ前部をきれいに被覆できるため、外観
上の体裁も係る良好である。

以上説明したように、この考案によれは、商品陳列棚の
棚板への取付操作が極めて容易で、販売促進を著しく図
れると共に、棚板に商品を整然と陳列でき、しかも仕切
板及びラベル表示体の摺動が円滑で、且つその係止状態
の安定性や外観上の体裁も良好であり、それに構造簡単
で量産に適して安価に提供できる等の諸効果が得られる
。

【図面の簡単な説明】 図面はこの考案の一実施例を示すもので、第１図は斜視
図、第２図は分解斜視図、第３図は仕切板の係止状態を
示す断面図、第４図はラベル表示板の係止状態を示す断
面図である。 Ａ・・・・・・棚板、１・・・・・・ラベル表示体、２
・・・・・・仕切板、３・・・・・・ラベル表示板、４
・・・・・・前側傾斜板、５・・・・・・後側傾斜板、
６・・・・・・係止部、７・・・・・・紙片、８・・・
・・・両面粘着テープ、９・・・・・・取付部、１０・
・・・・・係止溝、１１・・・・・・挾持板、１２・・
・・・・突片、１３・・・・・・凹部、１４・・・・・
・溝部、１５，２５・・・・・・ラベル、１６・・・・
・・保護体、１７・・・・・・ラベル表示部、１８，２
６・・・・・・基板、１９．２７・・・・・・支持片、
２０，２８・・・・・・突起、２１，２９・・・・・・
案内突条、２２，３０・・・・・・係止片、２３，３１
・・・・・・係止板、２４・・・・・・切欠部、３２・
・・・・・把持片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 後側に係止溝を有する係止部の後側縁部に棚板貼着用の
   取付部を設け、且つ係止部の前側縁部にはラベル差込用
   のラベル表示部を設けて成るラベル表示体と、長方形状
   の基板の前端部に係止板が突設された複数枚の仕切板と
   、ラベル貼着用の略正方形状の基板の後側部に係止板が
   突設されたラベル表示板とから戒り、前記ラベル表示体
   の係止溝に各仕切板の係止板を、各仕切板がラベル表示
   体の後方へ直角に配置され且つラベル表示体の長手方向
   へ適宜間隔に配置されるよう摺動自在に差込んで係止す
   ると共に、各仕切板相互間のラベル表示体の係止溝には
   ラベル表示体の係止板を、ラベル表示板がラベル表示体
   の前方へ直角に配置されるよう摺動自在に差込んで係止
   したことを特徴とする商品陳列棚の商品表示装置。