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JPS6019751B2 - ベンジリデンケトン系化合物、その製造法および該化合物からなる殺菌剤 - Google Patents

ベンジリデンケトン系化合物、その製造法および該化合物からなる殺菌剤

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Publication number
JPS6019751B2
JPS6019751B2 JP52043775A JP4377577A JPS6019751B2 JP S6019751 B2 JPS6019751 B2 JP S6019751B2 JP 52043775 A JP52043775 A JP 52043775A JP 4377577 A JP4377577 A JP 4377577A JP S6019751 B2 JPS6019751 B2 JP S6019751B2
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JP
Japan
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group
tables
carbon atoms
formulas
chemical formulas
Prior art date
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Expired
Application number
JP52043775A
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English (en)
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JPS53130661A (en
Inventor
雄司 船木
博文 大下
修一郎 浅尾
鎮也 田中
茂男 山本
寿郎 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP52043775A priority Critical patent/JPS6019751B2/ja
Publication of JPS53130661A publication Critical patent/JPS53130661A/ja
Publication of JPS6019751B2 publication Critical patent/JPS6019751B2/ja
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は下記一般式(1)で示される新規なべンジリデ
ンケトン化合物、その製造法および該化合物を有効成分
として含有する殺菌剤に関するものである。
(式中、R,は 又は で示されるィミダゾリル基又はsートリアゾリル基を表
わす。
R2は炭素数1〜4の直鏡もしくは分岐したアルキル基
を表わす。X,YおよびZは同一又は相異なり、炭素数
1〜4の直鎖もしくは分岐したアルキル基、水素原子、
ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アセトキシ基、ト
リフロロメチル基、ジメチルアミノ基、OR′で表され
るアルコキシ基又はフェノキシ基を表わす。R′は炭素
数1〜4のアルキル基又は無置換もしくはハロゲン原子
で置換されたフヱニル基を表わす。)従来から抗菌性を
有する数多〈の有機合成化合物および抗生物質が発見さ
れ、農業用殺菌剤として開発されて農園芸作物を病原菌
から守り、農産物の安定供給に多大の貢献をしてきた。
近年では土壌伝染性病書、細菌もしくはウイルスによる
病害を除いたほとんどの病害が適当な殺菌剤を散布する
ことによって防除可能となっている。しかしながらここ
数年釆、植物病原菌のいわゆる薬剤耐性が実際上の問題
として重要視されるようになった。
薬剤耐性菌の出現した圃場で薬剤散布を行なってもほと
んど防除効果の認められないことがいまいま経験され、
また数多くの薬剤についてそれぞれの薬剤に対する耐性
菌の出現が数多く報告されるようになった。このような
耐性菌の出現を阻止するための適確な方法は、病原菌に
対して抗菌作用機作の異なる薬剤の交互または混合散布
である。
したがった、従来の殺菌剤とは抗菌作用機作の点で異な
り、しかもすぐれた病害防除効果を有する農業用殺菌剤
の開発が必要となっている。
上記の観点にたって、抗菌性を示す新規化合物を探索し
たところ、前記一般式(1)で示される新規なべンジリ
デンケトン系化合物が農業上有用な作物に寄生する菌類
によって起される病害に対して極めて強い防除効果を有
すると共に、いわゆる薬剤耐性菌に対してもすぐれた抗
菌性を示し、一方、これらの化合物が人畜、魚類に対し
て高い安全性を有し且つ、農業上有用な作物類に対して
は実際の使用上何ら害を及ぼすことなく使用し得るとい
う農薬として優れた性質を有することを見出した。本発
明化合物がすぐれた防除効果を示す対象病害としては、
イネのいもち病および紋枯病、リンゴのモニリア病、う
どんこ病、黒星病、黒点病および斑落病、ナシの黒斑病
、うどんこ病、赤星病および黒星病、ミカンの黒V点病
、そうか病、黒痘病、緑かび病および青かび病、モモの
灰星病、ブドウの晩腐病、灰色かび病、うどんこ病およ
びさび病、エンバクの冠さび病、オオムギのうどんこ病
、裸黒穂病、堅黒縄病および黒さぴ病、コムギの赤さび
病、裸黒糠病、なまぐさ病、黄さび病、黒さび病および
うどんこ病、ウリ類のうどんこ病、灰色かび病、菌核病
およびたんそ病、トマト*の葉かび病、うどんこ病およ
び輪紋病、ナスの灰色かび病およびうどんこ病、ピーマ
ンのうどんこ病、イチゴの灰色かび病およびうどんこ病
、タバコの赤星病およびうどんこ病などがあげられる。
また1.2−ビス(3ーメトキシカルブボニルー2ーチ
オウレイド)ベンゼンおよびメチル−N−ペンズイミダ
ゾールー2ーイルーN−(ブチルカルバモィル)カーバ
メートに対して薬剤耐性を示すキュウリうどんこ病菌お
よびブドウ灰色かび病0菌に対して本発明化合物は野生
菌(感受性菌)に対してと同様に強い抗菌性を示した。
また本発明化合物の抗菌性についてさらに検討を加えた
ところ、本発明化合物の一部のものが白鷺菌Trich
ophれonr助川mおよびキャンディダ症を夕引きお
こすCandi船albicansに対しても抗菌性を
示すことが明らかとなり、本発明化合物の医薬用抗真菌
剤としての用途の可能性が認められた。
本発明化合物を製造するには以下に述べる方法により行
うことが出来る。(式中、R,,R2,X,YおよびZ
は先に示したものと同一の意味を表わす。
)即ち、一般式(0)で表わされるケトン1モルに対し
て塩基触媒の存在下一般式(m)で表わされるペンズア
ルデヒド1〜2モルを反応させることによって一般式(
1)で表わされるペンジリデンケトン化合物を製造する
反応触媒として使用する塩基類としては、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カルシウム等のアルカリ金属又はアルカリ
士類金属水酸化物、ナトリウムメチラート、ナトリウム
ェチラート、カリウムメチラート等のアルカリ金属アル
コラート、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の炭酸塩類
、ジェチルアミン、ジプロピルアミン、ピロリジン、ピ
ベリジン、モルホリン等の二級アミン類をメタノール、
エタノール等のアルコール類、ベンゼン、トルヱン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、ジヱチルェーテル、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類又は水、お
よびこれらの混合溶媒中にて0〜120℃の温度範囲に
おいて0.5〜10.0モル使用することにより目的化
合物を得ることが出来る。又、塩基類として酢酸ナトリ
ウム、酢酸カリウム等の酢酸塩、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウムなどの炭酸塩を使用する時には氷酢酸あるいは
無水酢酸を反応溶媒として0.5〜10.0モルの塩基
を用いて15〜12000の温度範囲で反応させること
も可能である。
このようにして得られた本発明化合物を実際に施用する
際には、池成分を加えずに純粋な形で使用できるし、ま
た殺菌剤として使いやすくするために担体と混合して施
用することができ、通常使用される形態、たとえば粉剤
、水和剤、油剤、乳剤、錠剤、粒剤、微粒剤、エアゾー
ルなどのいずれとしても使用することができる。
前記製剤中には一般に活性化合物(浪合成分を含めて)
を重量にして0.1〜95.0%、好ましくは0.2〜
90.0%を含み、通常10アール当り2〜500夕の
施用量が適当である。
さらにその使用濃度は0.001%〜1.0%の範囲が
望ましいが、これらの使用量量、濃度等は剤型、施用時
期、方法、場所、対象病害、対象作物等によっても異な
るため前記範囲に拘わることなく増減することは何ら差
し支えない。さらに他の殺菌剤と混合して使用すること
ができ、たとえばN−(3,5ージクロロフエニル)一
1,2ージメチルシクロプロパンー1,2ージカルポキ
シイミド、SーノルマルーブチルS−p−t−ブチルベ
ンジルジチオカーボンイミデート、0,0−ジメチルー
○一2,6ージクロロ−4ーメチルフエニルホスホロチ
オエート、メチル一Nーベンズイミダゾール一2−イル
ーN一(ブチルカルバモイル)カーバメート、Nートリ
クロロメチルチオー4−シクロヘキセンー1,2ージカ
ルボキシイミド、シスーN−(1,1,2,2ーテトラ
クロロエチルチオ)一4−シクロヘキセン−1,2−ジ
カルボキシイミド、ポリオキシン、ストレプトマイシン
、ジンクエチレンビスジチオカーバメート、ジンクジメ
チルチオカーバメート、マンガンエチレンピスジチオカ
ーバメート、ビス(ジメチルチオカルバモイル)ジサル
フアイド、テトラクロロイソフタロニトリル、8−ヒド
ロキシキノリン、ドデシルグアニジンアセテート、5,
6ージヒド。
−2ーメチルー1,4ーオキサチイン−3ーカルボキサ
ニリド、N′ージクロロフルオロメチルチオ−N,Nー
ジメチル−N′−フエニルスルフアミド、1一(4ーク
ロロフエノキシ)一3,3−ジメチル−1−(1,2,
4ートリアゾールー1−イル)一2ーブタノン、1,2
ービス(3ーメトキシカルボニル一2−チオウレイド)
ベンゼンなどと混合して使用でき、いずれも各単剤の防
除効果を減ずることはない。また殺虫剤と混合して使用
することもできる。たとえば、0,0−ジメチル○−(
4ーニトローmートリル)ホスホロチオエート、0−p
−シアノフエニル0,0−ジメチルホスホロチオエート
、0−pーシアノフエニル○−エチルフエニルホスホノ
チオヱート、0,0−ジメチルS−(N−メチルカルバ
モイルメチル)ホスホロジチオエート、2ーメトキシー
4H−1,3,2ーベンゾジオキサホスホリンー2−ス
ルフイド、0,0ージメチルS−(1ーエトキシカルボ
ニル1ーフエニルメチル)ホスホロジチオエート、aー
シアノ−3−フエノキシベンジル2−(4ークロロフエ
ニル)ーイソバレレート、3ーフエノキシベンジル2,
2−ジメチル−3一(2,2−ジクロロビニル)シクロ
プロパンカルボキシレート、3−フェノキシベンジルク
サンセメートなどと混合0して使用することができ、い
ずれも各単剤の防除効果を減ずることはない。したがっ
て2種類以上の病害虫の同時防除が可能であり、さらに
混合による相乗効果も期待されるものである。
タ 以下製法の実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説
明する。実施例 1 a−o−クロロベンジリデン−a一1ーイミダゾリルピ
ナコロン(化合物番号1)o a一1ーイミダゾリル
ピナコロン1.0夕(0.006モル)、oークロロベ
ンズアルデヒド0.84夕(0.006モル)、無水酢
酸10泌、炭酸カリウム0.4夕(0.003モル)を
混合し50℃で3時間保った。
反応液を100泌の温水(50『○)に注ぎ、無水酢酸
を分夕解した。次いで炭酸カリウムを液がアルカリ性に
なるまで加え、酢酸エチル100の【で抽出した。酢酸
エチル層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。次
いで減圧下溶媒を留去すると1.1夕の褐色油状物が得
られた。これをシリカゲル50夕を便0用してカラムク
ロマトグラフィーにより精製(nーヘキサンとアセトン
3対1の混合溶媒で溶出)すると0.69夕(40%)
のa−oークロロベンジリデン−aーィミダゾリルピナ
コロンが得られた。融 点 聡〜8
ぴ0タ元素分析 C(%)日(%)N(%)Cそ(%) 計算値(C,虹,7N2Cそ0として) 66.54 5.95 9.70 12.
27実測値 6650 5.95 9.81
12.320実施例 2a一2,4ージクロロベンジ
リデンーa−1一ィミダゾリルアセトン(化合物番号7
)a一1−イミダゾリルアセトン0.45夕(0.00
36モル)、2,4−ジクロロベンズアルデヒド1.8
9夕(0.01雌モル)、炭酸カリウム1.49夕(0
.01雌モル)、無水酢酸low‘を混合し60℃に4
時間加熱した。
5000の温水中に反応液を注ぎ、次いで炭酸カリウム
を少量ずつ加えてアルカリ性にした。
酢酸エチル100私で抽出し、酢酸エチル層を水洗後、
20%氷冷塩酸20泌を加えて分液すると酢酸エチル層
には2,4ージクロロベンズアルデヒドが残ることが確
かめられた。塩酸水層を氷冷下5%水酸化ナトリウム水
でアルカリ性となし、再び酢酸エチル50の‘で抽出し
た。酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥
し、次いで減圧下溶媒を蟹去して0.13夕(13%)
のa−2,4−ジクロロベンジリデン−a一1一イミダ
ゾリルアセトンを得た。n蟹.5
1.6186元素分析C(%)日(%)N(%)C
どく%) 計算値(C.3日,ぶ2C夕20として)55.53
359 9.97 2522実測値
55筋 3.筋 9.総 258実施例 3
a−3,5ージクロロー2ーアセトキシベンジリデン−
a一1−ィミダゾリルピナコロン(化合物番号15)a
一1ーイミダゾリルピナコロン2.0夕(0.012モ
ル)、3,5ージクロロサリチルアルデヒド2.3夕(
0.012モル)、炭酸カリウム1.66夕(0.01
2モル)、無水酢酸30の‘を混合し40q0に3.虫
寿間加熱渡群した。
5000の水100の‘をゆっくり滴下して無水酢酸を
分解後、20つ0以下に保ちつつ5%水酸化ナトリウム
水を滴下して酢酸を中和した。
反応液をエーテル100の‘にて抽出し100泌の水で
水洗後エーテル層を無水硫酸ナトリウムで乾燥した。減
圧下エーテルを留去し残った油状物を実施例iと同様に
クロマト後さらに四塩化炭素中再結晶し、2.2夕(4
8%)のa−3,5−ジクロロー2ーアセトキシベンジ
リデンーa‐1ーイミグゾリルピナコロンを得た。反応
中ヒドロキシ基は無水酢酸によってアセチル化されアセ
トキシル基が導入されたものである。融 点
129〜131℃元素分析C(%)日(%)
N(%)CZ(%)計算値(C,8日,8N2C夕20
3として)56.70 4.77 7.35
18.60実測値 5643 4.班 7.斑
1890実施例 4a−p一エトキシベンジリデン
−a−1ーイミグゾリルピナコロン(化合物番号8)a
一1ーイミダゾリルピナコロン2.0夕(0.012モ
ル)、pーエトキシベンズアルデヒド1.8夕(0.0
12モル)、水5の【およびェタ/ール5机を混合し水
浴で1ぴ○〜15℃に冷却した。
この混合物に水5の【に溶かしたカセィソーダ0.6夕
の溶液をかきまぜながら加えた。室温で2独時間燭拝し
た後、4ぴ0に6時間加溢した。反応液を100の‘の
エーテルで希釈後、100の‘の氷冷水で水洗し、エー
テル層を無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下エー
テルを蟹去し残った油状物を実施例1と同様にシリカゲ
ルクロマトグラフィーにて精製後、さらに四塩化炭素と
n−へキサンの混合溶媒(1対1)から再結晶して0.
25夕(7.0%)のa−p一ヱトキシベンジリデン−
a一1−イミダゾリルピナコロンを得た。融 点
120〜121℃元素分析 C(%)
日(%) N(%)計算値(C,8日22N202と
して)72.45 7.43 9.39実
測値 ?2.29 7.41 9.
51実施例 5a−2,4−ジクロロベンジリデン一a
−1−s−トリアゾリルピナコロン(化合物番号21)
a−1ートリアゾリルピナコロン2.0夕(0.012
モル)、2,4ージクロロベンズアルデヒド2.1夕(
0.012モル)、炭酸カリウム1.66夕(0.01
2モル)、無水酢酸30ccを混合し、70〜8ぴ0に
5時間加熱縄拝した。
5ぴ0の温水中に反応液を注ぎ次いで炭酸カリウムを加
えてアルカリ性にした。
酢酸エチル100ccで抽出し、酢酸エチル層を水洗後
、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。次いで減圧下溶媒を
留去し、油状残査をシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ー(n−へキサン:アセトン=10:1)により精製し
、さらに四塩化炭素から再結晶することによりa−2,
4ージクロロベンジリデンーa一1一sートリアゾリル
ピナコロン1.0夕(26%)を得た。融 点
119〜120q0元素分析C(%)日
(%)N(%)Cどく%) 計算値(C,5日,5N3C夕20として)55.57
4.66 12.96 21.87実測値
55.71 4.74 12.磯 21.7
3実施例 6aーベンジリデン−a一1ーイミダゾリル
ピナコロン(化合物番号27)a−1ーイミダゾリルピ
ナコロン2.0夕(0.012モル)、ベンズアルデヒ
ド1.3夕(0.012モル)、酢酸ソーダ2.0夕(
0.024モル)、無水酢酸30ccを混合し、60午
0に一時間加熱健投した。
50こ0の温水中に反応液を注ぎ、次いで炭酸カリウム
を加えてアルカリ性にした。
酢酸エチル100ccで抽出、水洗後酢酸エチル層を無
水硫酸ナトリウムで乾燥した。減圧下溶媒を蟹去し、得
られた結晶性観澄を四塩化炭素から再結晶することによ
り、a−ペンジリデンーa一1ーイミダゾリルピナコロ
ン1.4夕(46%)を得た。融 点
総〜89q0元素分析 C(%) 日(%
) N(%)計算値(C,6日,8N20として)75
.56 7.13 11.01実測値
75.55 7.21 11.09実施例 7
a一3,5−ジクロロベンジリデン−a一1−イミダゾ
リルピナコロン(化合物番号22)a一1ーイミダゾリ
ルピナコロン2.0夕(0.012モル)、3,5ージ
クロoベンズアルデヒド2.1夕(0.012モル)、
ピベリジン2.0夕(0.024モル)、無水エタノー
ル50ccを混合し、室温に1幼時間渡洋した後、4時
間加熱還流した。
反応液を冷却後、エーテル200ccで希釈し、水洗し
た後、撫水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去し
、油状残総シリカゲルカラムクロマトグラフイー(nー
ヘキサン:アセトン=10:1)にて精製することによ
り、a一3,5−ジクロロベンジリデン一a−1−ィミ
ダゾリルピナコロン0.5夕(13%)を得た。融 点
81〜820元素分析 C(%)日(%)N(%)C夕(%) 計算値(C,6日,6N2Cそ20として)59.45
4.99 8.67 21.93実測値
59.42 4.87 8.67 21.94
次に本発明方法により製造された化合物の一例を第一表
に示すが、本発明はこれらのみに限定されるものではな
い。
第一表 以下に試験例および配合例をあげて本発明をさらに詳細
に説明するが本発明化合物に対する添加物の種類および
混合割合はこれらのみに限定されることなく広い範囲で
変更可能である。
試験例 1 ナシ黒斑病防除効果に関する試験 直径30c双の素焼鉢に栽培した3年生のナシ苗木(品
種:20世紀)を供試植物とした。
1本の苗木より3〜4本の新梢を出させ、新築が10〜
2q女展開した時に、本発明化合物の乳剤を水で希釈し
、所定濃度とした薬液を1本あたり30の‘散布した。
散布後78間温室内で栽培したのち、野菜ジュース寒天
培地で10日間培養して得られたナシ黒斑病菌(AIに
rmariaKik比hjaM)の分生胞子を水にけん
だくし、苗木全体に贋霧接種した。接種後24時間温室
におき、さらに2日間温室においたのち、発病程度を下
記のように0.1,2,3,4,5の発病指数を用いて
調査した。発病状態 指数病
斑を認めない 0葉面上に1
0%未満の病斑を認める 1″ 10〜20
%未満の病斑を認める。
2〃 20〜40% ″
3〃 40〜60% 〃 4〃
60%以上の病斑を認める 5発病度は下記
の式にもとづいて算出した。発病度ZG発病指数)x(
該当葉数)XI。〇ヒ室調査葉数)×5その結果第二表
のように本発明化合物は、同時に供試した比較対照化合
物に〈らべすぐれた防除効果を示した。
第三表注(1)市販殺菌剤 試験例 2 薬剤耐性菌に対する抗菌性試験 ポテト煎汁寒天塔地10Mを加熱溶解し、本発明化合物
の乳剤を加えてよく混合したのち、直径9肌のべトリ皿
に流し込んで寒天平板とした。
寒天が固化したのち、ブドウより分離した1,2−ビス
(3ーメトキシカルボニル一2ーチオウレイド)ベンゼ
ンに耐性を示す薬剤耐性灰色かび病菌(舷tひtisc
inerea)または野生菌(感受性菌)の恥tひti
scinereaの菌そうディスク(直径5肋)を寒天
平板の中央に置き、20℃で3日間栽培した。培養後、
生育した菌そうの直径を測定し、薬剤無添加区と比較し
て、菌生育阻止率を以下の式により算出した。菌生育阻
止率 =・oo・(薬霞韓擬添翼号馬区のの菌菌そそ聖直直蓮
径)X・o。
その結果、本発明化合物は第三表のように薬剤耐性のB
otrytis cinereaに対し、感受性の恥t
びtiscinereaに対すると同様、強い抗菌性を
示した。第三表 A.野生菌(感受性菌)Botrytis ci肥re
aに対する効果注(1)市販殺菌剤、1,2‐ビス(3
‐メトキシヵルボニル‐2‐チォゥレィド)ベンゼン注
(1)B.薬剤耐性菌Botrytiscinerea
に対する効果注(1)1,2‐ビス(3‐メトキシ
ヵルボニル‐2‐チオゥレィド)ベンゼンに耐性を示す
菌株(ブドウより分離したもの)注(2)市販殺菌剤、
1,2‐ビス(3‐メトキシカルボニル‐2−チオゥレ
ィド)ベンゼン試験例 3オオムギうどんこ病防除効果
に関する試験オオムギ(品種:五畝四石)を径9伽の植
木鉢に栽培し、第1葉が展開した時に本発明化合物の乳
剤を水で希釈し、所定濃度とした。
薬液を1鉢あたり15叫麓霧散布した。薬液風乾後、オ
オムギうどんこ病菌(Erysiphegaminis
)を接種し23℃の定温室で蛍光灯照明下に置き10日
間栽培したのち発病状態を観察した。発病度は下記の方
法によって算出した。
すなわち調査葉の病斑面積に応じて0,1”2,3,4
,5の指数に分類し、各発病指数に対応する葉数を調査
し、次式により発病度を計算した。発病指数
発病状態0 病斑が認めら
れない1 病斑面積が10%未満2
〃30%発病指数
発病状態3 病斑面
積が60%禾満4 〃80%
〃5 〃80%以上発病度
(%)=20審選誓馨義菱数)X・〇。
本試験の成績を第四表に示すが、本成績からも明らかな
ように本発明化合物は比較対照化合物と同様にすぐれた
防除効果を示した。第四表 注(1)殺菌剤、2,6‐ジメチル−4‐トリデンルモ
ルホリン試験例 4 エンバク冠さび病防除効果に関する試験エンバク(品種
:前進)を径9伽の植木鉢に栽培し、第1葉が展開した
時にエンバク冠さび病菌(P比ciniacMoMte
)を接種し温室に8時間置いた。
その後本発明化合物の乳剤を水で希釈し所定濃度とした
薬液を1鉢あたり15のZ贋霧散布し、23℃の定温室
に入れ蛍光灯照明下で10日間栽培したのち発病状態を
観察した。発病度は試験例3と同様に算出した。本試験
の成績を第五表に示すが、本成積からも明らかなように
本発明化合物は比較対照化合物に比べてすぐれた防除効
果を示した。
第五表 第五表 注(1)殺菌剤、N,N−ビス(1‐ホルムァミド‐2
,2,2‐トリクロロェチル)‐ピベラジン配合例 1
粉 剤化合物【4}2部、クレー磯部およびタルク1
碇郭をよく粉砕混合すれば主剤含有量2%の粉剤を得る
配合例 2 粉 剤 化合物(13)3部、クレー6布部およびタルク30部
をよく粉砕混合すれば主剤含有量3%の粉剤を得る。
配合例 3 水和剤 化合物■3礎部、珪藻±3碇部、ホワイトカーボン35
部、湿潤剤(ラウリル硫酸ソーダ)3部、および分散剤
(リグニンスルホン酸カルシウム)2部をよく混合すれ
ば主剤含有量30%の水和剤を得る。
配合例 4 水和剤 化合物(18)5礎部、珪藻士45部、湿潤剤、(アル
キルベンゼンスルホン酸カルシウム)2.5部および分
散剤、(リグニンスホン酸カルシウム)2.5部をよく
粉砕混合すれば主剤含有量50%の水和剤を得る。
配合例 5 乳 剤 化合物{3110部、キシレン8碇部および乳化剤(ポ
リオキシエチレンアルキルアリルエーテル)1の郡を混
合すれば主剤含有量10%の乳剤を得る。
配合例 6 乳 剤化合物(19)3峠郡、キシレン6
脂部、および乳化剤(ポリオキシェチレンァルキルァリ
ルェーナル)1の部を混合すれば主剤含有量30%の乳
剤を得る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ で 示されるイミダゾリル基又はs−トリアゾリル基を表わ
    す。 R_2は炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐したアルキル
    基を表わす。X,YおよびZは同一又は相異なり、炭素
    数1〜4の直鎖もしくは分岐したアルキル基、水素原子
    、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アセトキシ基、
    トリフロロメチル基、ジメチルアミノ基、OR′で表わ
    されるアルコキシ基またはフエノキシ基を表わす。R′
    は炭素数1〜4のアルキル基または無置換もしくはハロ
    ゲン原子で置換されたフエニル基を表わす。) で示さ
    れるベンジリデンケトン系化合物。 2 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中は、R_1は ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ で示されるイミダゾリル基又はs−トリアゾリル基を表
    わし、R_2は炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐したア
    ルキル基を表わす。 ) で示されるケトン類と一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、X,YおよびZは同一又は相異なり、炭素数
    1〜4の直鎖もしくは分岐したアルキル基、水素原子、
    ハロゲン原子、ニトロ基、シアン基、アセトキシ基、ト
    リフロロメチル基、ジメチルアミノ基、OR′で表わさ
    れるアルコシ基又はフエノキシ基を表わす。 R′は炭素数1〜4のアルキル基又は無置換もしくはハ
    ロゲン原子で置換されたフエニル基を表わす。) で示
    されるベンズアルデヒド類とを塩基触媒の存在下に反応
    させることを特徴とする一般式▲数式、化学式、表等が
    あります▼ (式中、R_1,R_2,X,YおよびZ
    は先に示したものと同一の意味を表わす。 )で示されるベンジリデンケトン系化合物の製造法。 3 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は ▲数式、化学式、表等があります▼ 又は ▲数式、化学式、表等があります▼ で 示されるイミダゾリル基又はs−トリアゾリル基を表わ
    す。 R_2は炭素数1〜4の直鎖もしくは分岐したアルキル
    基を表わす。X,YおよびZは同一又は相異なり、炭素
    数1〜4の直鎖もしくは分岐したアルキル基、水素原子
    、ハロゲン原子、ニトロ基、シアノ基、アセトキシ基、
    トリフロロメチル基、ジメチルアミノ基、OR′で表わ
    されるアルコキシ基又はフエノキシ基を表わす。R_1
    は炭素数1〜4のアルキル基又は無置換もしくはハロゲ
    ン原子で置換されたフエニル基を表わす。) で示され
    るベンジリデンケトン系化合物を有効成分として含有す
    ることを特徴とする殺菌剤。
JP52043775A 1977-04-15 1977-04-15 ベンジリデンケトン系化合物、その製造法および該化合物からなる殺菌剤 Expired JPS6019751B2 (ja)

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