JPS60191076A - 耐火・耐熱性体の製造方法 - Google Patents
耐火・耐熱性体の製造方法Info
- Publication number
- JPS60191076A JPS60191076A JP4350984A JP4350984A JPS60191076A JP S60191076 A JPS60191076 A JP S60191076A JP 4350984 A JP4350984 A JP 4350984A JP 4350984 A JP4350984 A JP 4350984A JP S60191076 A JPS60191076 A JP S60191076A
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- JP
- Japan
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- resistant
- fibers
- heat
- yarn
- knitted
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- Laminated Bodies (AREA)
- Chemical Or Physical Treatment Of Fibers (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
- Inorganic Fibers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐火・耐熱性体の製造方法に関するもので、耐
火・耐熱性と機械的強度とに極めて優れた性質を有し、
しかも繰り返し荷重に対する耐疲労性が良く、特に、航
空機内の座席、自動車用座席、家庭用ソファ−等におけ
るクソンヨン材の被覆材のように繰り返し荷重に対する
耐疲労性や柔軟性が要求される分野、あるいは電気炉に
おける電線被覆糸のように優れた耐火・耐熱性と機械的
強度とが要求される分野で好適に利用され得る耐火・耐
熱性体の製造方法を提供するものである。
火・耐熱性と機械的強度とに極めて優れた性質を有し、
しかも繰り返し荷重に対する耐疲労性が良く、特に、航
空機内の座席、自動車用座席、家庭用ソファ−等におけ
るクソンヨン材の被覆材のように繰り返し荷重に対する
耐疲労性や柔軟性が要求される分野、あるいは電気炉に
おける電線被覆糸のように優れた耐火・耐熱性と機械的
強度とが要求される分野で好適に利用され得る耐火・耐
熱性体の製造方法を提供するものである。
一般に、耐火・耐熱性が要求される分野での耐火・耐熱
性体としては、例えばアスベストシート、セラミックシ
ート、ガラス繊維シート、金属繊維シート等があるが、
アスベストシートについてはその原料が特に肺癌の原因
となることが解明されており、各国でその使用が制限さ
れ始めているのが現状であること、またセラミック7−
トは優れた耐火特性を有するものの材料費が高価で、価
格の点で満足されるものではないこと、ガラス繊維ノー
トは燃焼することは無いが溶融による穿孔の発生の問題
があり、しかも繰り返し荷重に対する耐疲労性が良好で
ないこと、更に金属繊維シートは剛性が高く、柔軟性が
要求される分野での耐火・耐熱シートとしては好適でな
い等の欠点を有しており、いずれも、耐疲労性や柔軟性
が要求される分野での耐火・耐熱性体としては満足され
得るものではないのが実情である。
性体としては、例えばアスベストシート、セラミックシ
ート、ガラス繊維シート、金属繊維シート等があるが、
アスベストシートについてはその原料が特に肺癌の原因
となることが解明されており、各国でその使用が制限さ
れ始めているのが現状であること、またセラミック7−
トは優れた耐火特性を有するものの材料費が高価で、価
格の点で満足されるものではないこと、ガラス繊維ノー
トは燃焼することは無いが溶融による穿孔の発生の問題
があり、しかも繰り返し荷重に対する耐疲労性が良好で
ないこと、更に金属繊維シートは剛性が高く、柔軟性が
要求される分野での耐火・耐熱シートとしては好適でな
い等の欠点を有しており、いずれも、耐疲労性や柔軟性
が要求される分野での耐火・耐熱性体としては満足され
得るものではないのが実情である。
本発明は、特許請求の範囲の構成からなる耐火・耐熱性
体の製造方法、すなわち熱分解温度が350℃以」二の
非融解性有機質繊維が具備する耐熱特性と機械的強度と
、レーヨン繊維を熱分解焼成して得られる炭化繊維の有
する耐火・耐熱特性と、これらの側繊維が具備する柔軟
特性とを利用した糸状物あるいは編、織成物と、耐火・
耐熱特性に優れた作用を呈する耐火・耐熱性樹脂組成物
たる少なくとも繊維状チタン酸カリウムを含有するシリ
コーン樹脂組成物とを使用するもので、熱分解温度が3
50°C以上の非融解性有機質繊維とレーヨン繊維とか
らなる複合糸により構成されている糸状物あるいは編。
体の製造方法、すなわち熱分解温度が350℃以」二の
非融解性有機質繊維が具備する耐熱特性と機械的強度と
、レーヨン繊維を熱分解焼成して得られる炭化繊維の有
する耐火・耐熱特性と、これらの側繊維が具備する柔軟
特性とを利用した糸状物あるいは編、織成物と、耐火・
耐熱特性に優れた作用を呈する耐火・耐熱性樹脂組成物
たる少なくとも繊維状チタン酸カリウムを含有するシリ
コーン樹脂組成物とを使用するもので、熱分解温度が3
50°C以上の非融解性有機質繊維とレーヨン繊維とか
らなる複合糸により構成されている糸状物あるいは編。
織成物、または熱分解温度が350℃以上の非融解性有
機質繊維とレーヨン繊維とからなる複合糸100取量部
と熱分解温度が3508C以−」二の非融解性有機質繊
維による有機質繊維糸20〜100重量部とにより構成
されている糸状物あるいは編、織成物を、該糸状物ある
いは編。
機質繊維とレーヨン繊維とからなる複合糸100取量部
と熱分解温度が3508C以−」二の非融解性有機質繊
維による有機質繊維糸20〜100重量部とにより構成
されている糸状物あるいは編、織成物を、該糸状物ある
いは編。
織成物における非融層性有機質繊維の熱分解温度未満の
加熱温度で焼成処理することにより、前記糸状物あるい
は編、織成物におけるレーヨン繊維を熱分解焼成炭化繊
維に変性し、しかる後に、前記糸状物あるいは編、織成
物の少なくともいずれか一方の面に、少なくとも繊維状
チタン酸カリウムを含有するシリコーン樹脂組成物を塗
布するかあるいは含浸させることからなる樹脂加工処理
を施す耐火・耐熱性体の製造方法とすることにより、繰
り返し荷重に対する耐疲労特性や柔軟性が要求される分
野、あるいは優れた耐火・耐熱性と機械的強度とが要求
される分野にて好適に利用され得る耐火・耐熱性体の製
造方法を提供し得たものである。
加熱温度で焼成処理することにより、前記糸状物あるい
は編、織成物におけるレーヨン繊維を熱分解焼成炭化繊
維に変性し、しかる後に、前記糸状物あるいは編、織成
物の少なくともいずれか一方の面に、少なくとも繊維状
チタン酸カリウムを含有するシリコーン樹脂組成物を塗
布するかあるいは含浸させることからなる樹脂加工処理
を施す耐火・耐熱性体の製造方法とすることにより、繰
り返し荷重に対する耐疲労特性や柔軟性が要求される分
野、あるいは優れた耐火・耐熱性と機械的強度とが要求
される分野にて好適に利用され得る耐火・耐熱性体の製
造方法を提供し得たものである。
本発明の耐火・耐熱性体の製造方法においては、基材を
得る際の糸状物あるいは編、織成物、樹脂加工処理する
基材、及び基材を樹脂加工する際の樹脂組成物等にそれ
ぞれ特徴を有するので、以下それらの構成について順次
説明する。
得る際の糸状物あるいは編、織成物、樹脂加工処理する
基材、及び基材を樹脂加工する際の樹脂組成物等にそれ
ぞれ特徴を有するので、以下それらの構成について順次
説明する。
本発明方法で焼成処理の際に使用する糸状物あるいは編
、織成物は、熱分解温度が350’C!以上の非融解性
有機質繊維とレーヨン繊維とからなる複合糸により構成
されている糸状物あるいは編、織成物、または熱分解温
度が350 ’C以上の非融解性有機質繊維とレーヨン
繊維とからなる複合糸100重量部と熱分解温度が35
0℃以上の非小%’l性有機質繊維による有機質繊維糸
20〜100M量部とにより構成されている糸状物ある
いは編、織成物である。
、織成物は、熱分解温度が350’C!以上の非融解性
有機質繊維とレーヨン繊維とからなる複合糸により構成
されている糸状物あるいは編、織成物、または熱分解温
度が350 ’C以上の非融解性有機質繊維とレーヨン
繊維とからなる複合糸100重量部と熱分解温度が35
0℃以上の非小%’l性有機質繊維による有機質繊維糸
20〜100M量部とにより構成されている糸状物ある
いは編、織成物である。
熱分解温度が350℃以上の非融解性有機質繊維は、前
記糸状物あるいは編、織成物中のレーヨン繊維を熱分解
焼成炭化繊維に変性する際に熱分解を受けることがなく
、しかも高温で融解することのない有機質繊維であるこ
とは勿論であるが、これに加えて、例えば結節強度等で
表示される強度や繰り返し荷重に対する耐疲労性の高い
所謂耐屈曲性の良好なものが好ましく、例えば、一般式 %式%(1 れてα張亡ずなわちその主鎖が実質的に芳香族基からな
る芳香族ポリアミド系重合体、代表的な例としては、ポ
リ−(m−フェニレンイノ7タルアミ)’)、、jeツ
リーm−フェニレンテレ7タルアミド)、ポリ−(p−
7エニレ/テレフタ/iz 7ミド)、、fリー(p−
フェニレンイソフタルアミド)、ポリ−(4、4’−オ
キシジフェニレンイソフタルアミド)、ホリー(4、4
′−オキシジフエニレンテレフタルアミl’)、tel
J−(m−ベンズアミド)、ポリ−(p−ベンズアミド
)等、あるいはこれらのコポリマー、または少量の芳香
族基以外の成分、例えばピペラジノ、シクロヘキサンジ
カルボン酸等の成分を含んだ前記重合体を利用して得ら
れる芳香族ポリアミド系長繊維や短繊維、あるいは、例
えば、ロース・ブーラン(Rhone−Poulenc
)社カ)らケルメル(Kermel ) という登録
商標名で販売されているポリイミドアミド系長繊維や短
繊維、またはこれらの混合繊維等が使用される。尚、本
発明方法において、焼成処理に付される糸状物あるいは
編、織成物中のレーヨン繊維が予め硫酸アンモニウムや
チオ硫酸アンモニウム等テ処理されている場合には、こ
の焼成工程中に微量の酸が放出されるが、前述の芳香族
ポリアミド系繊維は耐酸性において優れているので、こ
の酸によって生ずる劣化の程度が少なく、最も好適な繊
維である。
記糸状物あるいは編、織成物中のレーヨン繊維を熱分解
焼成炭化繊維に変性する際に熱分解を受けることがなく
、しかも高温で融解することのない有機質繊維であるこ
とは勿論であるが、これに加えて、例えば結節強度等で
表示される強度や繰り返し荷重に対する耐疲労性の高い
所謂耐屈曲性の良好なものが好ましく、例えば、一般式 %式%(1 れてα張亡ずなわちその主鎖が実質的に芳香族基からな
る芳香族ポリアミド系重合体、代表的な例としては、ポ
リ−(m−フェニレンイノ7タルアミ)’)、、jeツ
リーm−フェニレンテレ7タルアミド)、ポリ−(p−
7エニレ/テレフタ/iz 7ミド)、、fリー(p−
フェニレンイソフタルアミド)、ポリ−(4、4’−オ
キシジフェニレンイソフタルアミド)、ホリー(4、4
′−オキシジフエニレンテレフタルアミl’)、tel
J−(m−ベンズアミド)、ポリ−(p−ベンズアミド
)等、あるいはこれらのコポリマー、または少量の芳香
族基以外の成分、例えばピペラジノ、シクロヘキサンジ
カルボン酸等の成分を含んだ前記重合体を利用して得ら
れる芳香族ポリアミド系長繊維や短繊維、あるいは、例
えば、ロース・ブーラン(Rhone−Poulenc
)社カ)らケルメル(Kermel ) という登録
商標名で販売されているポリイミドアミド系長繊維や短
繊維、またはこれらの混合繊維等が使用される。尚、本
発明方法において、焼成処理に付される糸状物あるいは
編、織成物中のレーヨン繊維が予め硫酸アンモニウムや
チオ硫酸アンモニウム等テ処理されている場合には、こ
の焼成工程中に微量の酸が放出されるが、前述の芳香族
ポリアミド系繊維は耐酸性において優れているので、こ
の酸によって生ずる劣化の程度が少なく、最も好適な繊
維である。
本発明方法で利用する糸状物あるいは編、織成物を構成
している複合糸は、前記非融解性有機質繊維とレーヨン
繊維とから成るもので、例えば非融解性有機質繊維糸か
らなる芯糸にレーヨン短繊維房を巻き伺けたコアード糸
、非融解性有機質繊維糸からなる芯糸にレーヨン糸を巻
き(=Jけだカバード糸、レーヨン繊維と非融解性有機
質繊維との混紡糸等が利用される。
している複合糸は、前記非融解性有機質繊維とレーヨン
繊維とから成るもので、例えば非融解性有機質繊維糸か
らなる芯糸にレーヨン短繊維房を巻き伺けたコアード糸
、非融解性有機質繊維糸からなる芯糸にレーヨン糸を巻
き(=Jけだカバード糸、レーヨン繊維と非融解性有機
質繊維との混紡糸等が利用される。
前記複合糸を使用した糸状物あるいは編、織成物は次の
焼成処理工程でこの糸状物あるいは編、織成物中のレー
ヨン繊維が熱分解焼成炭化繊維に変性されるが、複合糸
として前述のコアード糸やカバード糸を利用した場合に
は、糸状物あるいは編、織成物の表、裏画面がより耐火
性能に優れた性質を奏する熱分解焼成炭化繊維で構成さ
れ、該繊維の弱点とされている機械的強度の保障が複合
糸における非融解性有機質繊維からなる芯糸で達成され
る構成′となるので、耐火性能においてより優れた作用
が得られる。
焼成処理工程でこの糸状物あるいは編、織成物中のレー
ヨン繊維が熱分解焼成炭化繊維に変性されるが、複合糸
として前述のコアード糸やカバード糸を利用した場合に
は、糸状物あるいは編、織成物の表、裏画面がより耐火
性能に優れた性質を奏する熱分解焼成炭化繊維で構成さ
れ、該繊維の弱点とされている機械的強度の保障が複合
糸における非融解性有機質繊維からなる芯糸で達成され
る構成′となるので、耐火性能においてより優れた作用
が得られる。
塘た、複合糸として、非融解性有機質繊維とレーヨン繊
維との混紡糸を利用する場合には、耐火性能の劣る原因
となる非融解性有機質繊維の混入率を低く抑えるへきで
あるが、非融解性有機質繊維による機械的強度の保障の
効果も現出されるように、非融解性有機質繊維を10〜
50重量係程度使用した混紡糸が好捷しい。
維との混紡糸を利用する場合には、耐火性能の劣る原因
となる非融解性有機質繊維の混入率を低く抑えるへきで
あるが、非融解性有機質繊維による機械的強度の保障の
効果も現出されるように、非融解性有機質繊維を10〜
50重量係程度使用した混紡糸が好捷しい。
本発明において使用される糸状物あるいは編。
織成物は、前記した通り、AfJ記複合糸のみによって
構成されていても、あるいは前記複合糸100重量部と
熱分解温度が350℃以上の非融解性有機質繊維糸20
・〜ioo重量部とで構成されていても良いが、非融解
性有機質繊維の価格が高価であること、塘た非融解性有
機質繊維成分の多い糸状物あるいは編、織成物は、非融
解性有機質繊維の耐火性能がレーヨン繊維の熱分解焼成
炭化繊維のそれより劣るため耐火性能が低下する傾向が
存すること等からして、前記複合糸のみによる糸状物あ
るいは編、織成物を利用することの方が好ましい。
構成されていても、あるいは前記複合糸100重量部と
熱分解温度が350℃以上の非融解性有機質繊維糸20
・〜ioo重量部とで構成されていても良いが、非融解
性有機質繊維の価格が高価であること、塘た非融解性有
機質繊維成分の多い糸状物あるいは編、織成物は、非融
解性有機質繊維の耐火性能がレーヨン繊維の熱分解焼成
炭化繊維のそれより劣るため耐火性能が低下する傾向が
存すること等からして、前記複合糸のみによる糸状物あ
るいは編、織成物を利用することの方が好ましい。
本発明方法においては、非融解性有機質繊維とレーヨン
繊維とを繊維成分とする糸状物あるいは編、織成物を、
前記非融解性有機質繊維が熱分解を起すことがないよう
にして焼成処理し、すなわち非融解性有機質繊維の熱分
解温度未満の加熱温度で焼成処理し、前記糸状物あるい
は編、織成物中のレーヨン繊維を熱分解焼成炭化繊維に
変性するが、この焼成処理に付される糸状物あるいは編
、織成布中のレーヨン繊維が、予め、硫酸アンモニウム
、重硫酸アンモニウム、重亜硫酸アンモニウム、チオ硫
酸アンモニウム、硫酸アルミニウムアンモニウム、リン
酸アンモニウム、リン酸グアニジン、テトラキス(ヒド
ロキシルメチル)ホスホニウムクロライドカラ選択され
る一種または二種以上の薬剤で処理されている場合には
、得られる熱分解焼成炭化繊維は酸化アセチレン炎に触
れても燃え上がることのない程の優れた耐火性能を有す
るようになゆ、まノζ強度も良好で、しかも焼成処理に
よるレーヨン繊維の焼は細りが低く抑えられるので、レ
ーヨン繊維が前記薬剤処理に付されている糸状物あるい
は編、織成物を利用するのが好ましい。
繊維とを繊維成分とする糸状物あるいは編、織成物を、
前記非融解性有機質繊維が熱分解を起すことがないよう
にして焼成処理し、すなわち非融解性有機質繊維の熱分
解温度未満の加熱温度で焼成処理し、前記糸状物あるい
は編、織成物中のレーヨン繊維を熱分解焼成炭化繊維に
変性するが、この焼成処理に付される糸状物あるいは編
、織成布中のレーヨン繊維が、予め、硫酸アンモニウム
、重硫酸アンモニウム、重亜硫酸アンモニウム、チオ硫
酸アンモニウム、硫酸アルミニウムアンモニウム、リン
酸アンモニウム、リン酸グアニジン、テトラキス(ヒド
ロキシルメチル)ホスホニウムクロライドカラ選択され
る一種または二種以上の薬剤で処理されている場合には
、得られる熱分解焼成炭化繊維は酸化アセチレン炎に触
れても燃え上がることのない程の優れた耐火性能を有す
るようになゆ、まノζ強度も良好で、しかも焼成処理に
よるレーヨン繊維の焼は細りが低く抑えられるので、レ
ーヨン繊維が前記薬剤処理に付されている糸状物あるい
は編、織成物を利用するのが好ましい。
前記糸状物あるいは編、織成物を該糸状物あるいは編、
織成物における非融解性有機質繊維の熱分解温度未満の
加熱温度で焼成処理することにより、糸状物あるいは編
、織成物中におけるレーヨン繊維を熱分解焼成炭化繊M
P8.に変性する際の加熱温度は非融解性有機質繊維の
熱分解温度未満ではあるが、焼成処理中の加熱温度で非
融解性有機質繊維の強度低下が生ずるので、できるだけ
低温が望ましい。しかしながらこの場合にはレーヨン繊
維を炭化繊維に変性するのに長時間を必要とするため、
これら両者の兼ね合いから200・〜260℃程度の加
熱温度が最も好ましい。
織成物における非融解性有機質繊維の熱分解温度未満の
加熱温度で焼成処理することにより、糸状物あるいは編
、織成物中におけるレーヨン繊維を熱分解焼成炭化繊M
P8.に変性する際の加熱温度は非融解性有機質繊維の
熱分解温度未満ではあるが、焼成処理中の加熱温度で非
融解性有機質繊維の強度低下が生ずるので、できるだけ
低温が望ましい。しかしながらこの場合にはレーヨン繊
維を炭化繊維に変性するのに長時間を必要とするため、
これら両者の兼ね合いから200・〜260℃程度の加
熱温度が最も好ましい。
以」二の方法で得られた糸状物あるいは編、織成物、す
なわち、レーヨン繊維が焼成処理により熱分解焼成炭化
繊維とされている炭化繊維と熱分解温度が350°C以
上の非融解性有機質繊維とを繊維成分とする糸状物ある
いは編、織成物からなる基拐を、次いでシリコーン樹脂
組成物の樹脂加工処理に付す際に使用するシリコーン樹
脂組成物は、少なくとも繊維状チタン酸カリウムを含有
するものであり、所望に応じて無機質充填剤や難燃剤が
含有されている/リコーン樹脂フェスが使用される。
なわち、レーヨン繊維が焼成処理により熱分解焼成炭化
繊維とされている炭化繊維と熱分解温度が350°C以
上の非融解性有機質繊維とを繊維成分とする糸状物ある
いは編、織成物からなる基拐を、次いでシリコーン樹脂
組成物の樹脂加工処理に付す際に使用するシリコーン樹
脂組成物は、少なくとも繊維状チタン酸カリウムを含有
するものであり、所望に応じて無機質充填剤や難燃剤が
含有されている/リコーン樹脂フェスが使用される。
樹脂加工処理に使用されるシリコーン樹脂組成物中のシ
リコーン樹脂は、本発明で得られる耐火・耐熱性体に十
分な耐熱性能と撥水性能とを発現させるもので、一般的
には、水素原子。
リコーン樹脂は、本発明で得られる耐火・耐熱性体に十
分な耐熱性能と撥水性能とを発現させるもので、一般的
には、水素原子。
ヒニル基、アリル基、アリール基、ヒドロキフル基、炭
素数1・〜4のアルコキ/ル基、アミノ基、メルカf
+−基などの置換基が少なくとも1個以上含1れている
例えばポリジメチルシロキ9 ン系ン+) :J −7
II脂、 ホリジフェニルシロキザン系ンリコ・−ン樹
脂、yNリメチルフェニルンロキザン系/リコーン樹脂
およびこれらを他の樹脂で変性したエポキシ変性シリコ
ーン樹脂。
素数1・〜4のアルコキ/ル基、アミノ基、メルカf
+−基などの置換基が少なくとも1個以上含1れている
例えばポリジメチルシロキ9 ン系ン+) :J −7
II脂、 ホリジフェニルシロキザン系ンリコ・−ン樹
脂、yNリメチルフェニルンロキザン系/リコーン樹脂
およびこれらを他の樹脂で変性したエポキシ変性シリコ
ーン樹脂。
ポリエステル変性シリコーン樹脂、脂肪酸変性/リコ〜
ン樹脂、アルキッド変性シリコーン樹脂、アミノ樹脂変
性/リコーン樹脂などのオルガノポリシロキサン系シリ
コーン樹脂をはじめ、ポリアクリルオキ/アルキルアル
コキーノンラン系シリコーン樹脂やポリビニル系ソリコ
ーン樹脂などが使用される。シリコーン樹脂組成物中に
配合される繊維状チタン酸カリウムは、本発明方法で得
られる耐火・耐熱性体に十分な耐火特性を与えるもので
、その成分が一般式に20・+nTiO2・nI(20
(式中mは8以下の正の整数、IIはotたは4以下の
正の整数を表わす)で示される一般に繊維径0.1〜0
.7μm、繊維長10・〜50μ+11のウィスカーで
あり、酸化チタンと炭酸カリウムとを厚相として焼成法
、水熱法、フラフクス法等で製造されるものである。繊
維状チタン酸カリウムは前記のものをそのまま使用する
ととも出来るが、これによるより優れた補強効果を発現
させるためには、繊維状チタン酸カリウムに対して00
5・〜j、0重量%程度の7ランカツプリング剤、例え
ばr・アミノプロピルトリエトキ/7ラン、r・グリノ
ドキ/プロビルトリメトキ7ノラン等の7ランカツプリ
ング剤で繊維表面が処理されているものを利用するのが
好ましい。シリコーン樹脂組成物中に所望に応じて配合
される無機質充填剤は、該シリコーン樹脂組成物を利用
したソリコーン樹脂ワニスによる樹脂加工で形成される
樹脂層の補強作用を果すもので、例えば、酸化チタ/、
マイカ、アルミナ、メルク、ガラス繊維粉末、岩綿微細
繊維、ンリカ粉末、クレイ等の各種無機物が挙げられる
が、得られる耐火・耐熱性体に表面平滑性を備えさせた
い場合には、形成される合成樹脂層の表面平滑性を損う
ことのないように、一般に50μ771以下の微粉末状
のものを使用するのが好ましい。また、より優れた防炎
特性を有する耐火・耐熱性体を得る場合にソリコーン樹
脂組成物中に所望に応じて配合される難燃剤としては、
例えば、リン酸エステル型、有機ハロケ゛ン化合物型、
ホスファゼン化合物型などの有機難燃剤、焼石膏、明ば
ん。
ン樹脂、アルキッド変性シリコーン樹脂、アミノ樹脂変
性/リコーン樹脂などのオルガノポリシロキサン系シリ
コーン樹脂をはじめ、ポリアクリルオキ/アルキルアル
コキーノンラン系シリコーン樹脂やポリビニル系ソリコ
ーン樹脂などが使用される。シリコーン樹脂組成物中に
配合される繊維状チタン酸カリウムは、本発明方法で得
られる耐火・耐熱性体に十分な耐火特性を与えるもので
、その成分が一般式に20・+nTiO2・nI(20
(式中mは8以下の正の整数、IIはotたは4以下の
正の整数を表わす)で示される一般に繊維径0.1〜0
.7μm、繊維長10・〜50μ+11のウィスカーで
あり、酸化チタンと炭酸カリウムとを厚相として焼成法
、水熱法、フラフクス法等で製造されるものである。繊
維状チタン酸カリウムは前記のものをそのまま使用する
ととも出来るが、これによるより優れた補強効果を発現
させるためには、繊維状チタン酸カリウムに対して00
5・〜j、0重量%程度の7ランカツプリング剤、例え
ばr・アミノプロピルトリエトキ/7ラン、r・グリノ
ドキ/プロビルトリメトキ7ノラン等の7ランカツプリ
ング剤で繊維表面が処理されているものを利用するのが
好ましい。シリコーン樹脂組成物中に所望に応じて配合
される無機質充填剤は、該シリコーン樹脂組成物を利用
したソリコーン樹脂ワニスによる樹脂加工で形成される
樹脂層の補強作用を果すもので、例えば、酸化チタ/、
マイカ、アルミナ、メルク、ガラス繊維粉末、岩綿微細
繊維、ンリカ粉末、クレイ等の各種無機物が挙げられる
が、得られる耐火・耐熱性体に表面平滑性を備えさせた
い場合には、形成される合成樹脂層の表面平滑性を損う
ことのないように、一般に50μ771以下の微粉末状
のものを使用するのが好ましい。また、より優れた防炎
特性を有する耐火・耐熱性体を得る場合にソリコーン樹
脂組成物中に所望に応じて配合される難燃剤としては、
例えば、リン酸エステル型、有機ハロケ゛ン化合物型、
ホスファゼン化合物型などの有機難燃剤、焼石膏、明ば
ん。
炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、ハイドロタルサ
イト系ケイ酸アルミニウムなどの結晶水放出型、炭酸ガ
ス放出型、分解吸熱型および相転換型などの無機化合物
からなるg&熱分解型無機化合物やアンチモン化合物等
の無機難 ′燃剤等が利用される。このシリコーン樹脂
組成物中には更に、当業者に於いて周知の硬化剤や硬化
促進剤、たとえば金属カルボン酸塩、有機スズ化合物、
チタンキレ−1・化合物、三級アミン化合物、過酸化物
および白金系触媒などや着色剤等が適宜必要に応じて添
加されるものである。シリコーン樹脂フェス中のシリコ
ーン樹脂の量と繊維状チタン酸カリウムの量とは、シリ
コーン樹脂による撥水作用と、繊維状チタン酸カリウム
による防炎作用及び補強作用とがバランスして発現され
るように、シリコーン樹脂100重量部に対して繊維状
チタン酸カリウム5〜400重量部程度が好ましい。更
に無機質充填剤を併用する場合には、前記繊維状チタン
酸カリウムの10〜90重量係程度を無機質充填剤で置
き換えて併用するのが好ましい。
イト系ケイ酸アルミニウムなどの結晶水放出型、炭酸ガ
ス放出型、分解吸熱型および相転換型などの無機化合物
からなるg&熱分解型無機化合物やアンチモン化合物等
の無機難 ′燃剤等が利用される。このシリコーン樹脂
組成物中には更に、当業者に於いて周知の硬化剤や硬化
促進剤、たとえば金属カルボン酸塩、有機スズ化合物、
チタンキレ−1・化合物、三級アミン化合物、過酸化物
および白金系触媒などや着色剤等が適宜必要に応じて添
加されるものである。シリコーン樹脂フェス中のシリコ
ーン樹脂の量と繊維状チタン酸カリウムの量とは、シリ
コーン樹脂による撥水作用と、繊維状チタン酸カリウム
による防炎作用及び補強作用とがバランスして発現され
るように、シリコーン樹脂100重量部に対して繊維状
チタン酸カリウム5〜400重量部程度が好ましい。更
に無機質充填剤を併用する場合には、前記繊維状チタン
酸カリウムの10〜90重量係程度を無機質充填剤で置
き換えて併用するのが好ましい。
前記シリコーン樹脂組成物による樹脂加工、即ちシリコ
ーン樹脂フェスによる樹脂加工は、噴g法、ロールコー
ト法、リバースロール法。
ーン樹脂フェスによる樹脂加工は、噴g法、ロールコー
ト法、リバースロール法。
ナイフコート汰等のコーティング手段あるいは含浸手段
で達成され、前述の糸状物あるいは編。
で達成され、前述の糸状物あるいは編。
織成物のすくなくとも上、下のいずれかの一面もしくは
内、外のいずれかの一面が樹脂加工されるものであり、
通常はり/コーン樹脂組成物による被覆膜が糸状物ある
いは編、織成物の少なくともいずれか一方の面に形成さ
れるものである。この樹脂加工処理に際しては、通常、
固形成分付着量50・〜500 P/’m2程度に1−
ティングもしくは含浸され、次いでシリコーン樹脂フェ
ス中のシリコーン樹脂が乾燥2硬化せしめられるが、こ
の硬化手段としては、室温硬化。
内、外のいずれかの一面が樹脂加工されるものであり、
通常はり/コーン樹脂組成物による被覆膜が糸状物ある
いは編、織成物の少なくともいずれか一方の面に形成さ
れるものである。この樹脂加工処理に際しては、通常、
固形成分付着量50・〜500 P/’m2程度に1−
ティングもしくは含浸され、次いでシリコーン樹脂フェ
ス中のシリコーン樹脂が乾燥2硬化せしめられるが、こ
の硬化手段としては、室温硬化。
加熱硬化、紫外線硬化、電子線硬化等の方法があり、例
えば加熱硬化の場合には150〜200℃程度で1〜3
0分間程度の処理を行うことによって硬化処理が達成さ
れる。
えば加熱硬化の場合には150〜200℃程度で1〜3
0分間程度の処理を行うことによって硬化処理が達成さ
れる。
以上の通りの構成からなる本発明方法で得られる耐火・
耐熱性体は、例えば図面に明示されるような構成からな
るもので、第1図に示される耐火・耐熱性体1は、焼成
処理後の編、織成物よりなる暴利2と、該基材2の片側
表面が被覆されるようにして形成されている少なくとも
繊維状チタン酸カリウムを含有するシリコーン樹脂の皮
膜3とからなるものである。壕だ、第2図に示される耐
火・耐熱性体4は同じく焼成処理後の編、織成物よりな
る基材5と該基材5の上、下両面が被覆されるようにし
て形成されている少なくとも繊維状チタン酸カリウムを
含有するシリコーン樹脂の皮膜6,7とからなるもので
あり、更に第3図に示される耐火・耐熱性体8は、焼成
処理後の編、織成物よりなる基材9と、該基材9の上、
下両面が被覆されるようにして形成されている硬化皮膜
10.itを含む少なくとも繊維状チタン酸カリウムを
含有するゾリコ−−ン樹脂の合成樹脂層12とから成る
ものである。
耐熱性体は、例えば図面に明示されるような構成からな
るもので、第1図に示される耐火・耐熱性体1は、焼成
処理後の編、織成物よりなる暴利2と、該基材2の片側
表面が被覆されるようにして形成されている少なくとも
繊維状チタン酸カリウムを含有するシリコーン樹脂の皮
膜3とからなるものである。壕だ、第2図に示される耐
火・耐熱性体4は同じく焼成処理後の編、織成物よりな
る基材5と該基材5の上、下両面が被覆されるようにし
て形成されている少なくとも繊維状チタン酸カリウムを
含有するシリコーン樹脂の皮膜6,7とからなるもので
あり、更に第3図に示される耐火・耐熱性体8は、焼成
処理後の編、織成物よりなる基材9と、該基材9の上、
下両面が被覆されるようにして形成されている硬化皮膜
10.itを含む少なくとも繊維状チタン酸カリウムを
含有するゾリコ−−ン樹脂の合成樹脂層12とから成る
ものである。
以上本発明方法においては、熱分解温度が350°C以
上の非融解性有機質繊維とレーヨン繊維とからなる複合
糸により構成されている糸状物あるいは編、織成物、ま
たは熱分解温度が350℃以上の非融解性有機質繊維と
レーヨン繊維とからなる複合糸100重量部と熱分解温
度が350℃以上の非融解性有機質繊維による有機質繊
維糸20・〜100重量部とにより構成されている糸状
物あるいは編、織物のレーヨン繊維が熱分解焼成炭化繊
維に変性されているものを暴利として使用し、この糸状
物あるいは編。
上の非融解性有機質繊維とレーヨン繊維とからなる複合
糸により構成されている糸状物あるいは編、織成物、ま
たは熱分解温度が350℃以上の非融解性有機質繊維と
レーヨン繊維とからなる複合糸100重量部と熱分解温
度が350℃以上の非融解性有機質繊維による有機質繊
維糸20・〜100重量部とにより構成されている糸状
物あるいは編、織物のレーヨン繊維が熱分解焼成炭化繊
維に変性されているものを暴利として使用し、この糸状
物あるいは編。
織成物に耐火・耐熱特性に優れた作用を有する前記少な
くとも繊維状チタン酸カリウムを含有するシリコーン樹
脂組成物による樹脂加工を施すものであるから、糸状物
あるいは編、織成物の組織空隙が前記シリコーン樹脂で
充填されている耐火・耐熱体が得られ、耐火・耐熱特性
に極めて優れた作用を有するものが得られる。
くとも繊維状チタン酸カリウムを含有するシリコーン樹
脂組成物による樹脂加工を施すものであるから、糸状物
あるいは編、織成物の組織空隙が前記シリコーン樹脂で
充填されている耐火・耐熱体が得られ、耐火・耐熱特性
に極めて優れた作用を有するものが得られる。
また、本発明で使用する前記少なくとも繊維状チタン酸
カリウムを含有するシリコーン樹脂組成物は通常白色を
呈するので、本発明方法でイIIられる耐火・耐熱体は
その表面が白色に構成されるため、熱反射性においても
優れた作用を有するものである。
カリウムを含有するシリコーン樹脂組成物は通常白色を
呈するので、本発明方法でイIIられる耐火・耐熱体は
その表面が白色に構成されるため、熱反射性においても
優れた作用を有するものである。
更に、本発明方法で使用する基材は、レーヨン繊維の熱
分解焼成炭化繊維と非融解性有機質繊細とで構成されて
いる糸状物あるいは編、織成物であるから、得られる耐
火・耐熱性体は前記基材の有する耐火性に優れたものと
なるばかりか、機械的強度、耐屈曲摩耗性、柔軟性等に
おいて優れた作用を呈するもので、耐火・耐熱性と同時
に繰り返し荷重に対する耐疲労性や柔軟性が要求される
例えば航空機内の座席、自動車用座席、家庭用ソファ等
におけるクッション材の被覆材等として、また耐火・耐
熱特性と機械的強度とが要求される例えば電気炉におけ
る電線被覆糸等として極めて好適に利用されるものであ
る。
分解焼成炭化繊維と非融解性有機質繊細とで構成されて
いる糸状物あるいは編、織成物であるから、得られる耐
火・耐熱性体は前記基材の有する耐火性に優れたものと
なるばかりか、機械的強度、耐屈曲摩耗性、柔軟性等に
おいて優れた作用を呈するもので、耐火・耐熱性と同時
に繰り返し荷重に対する耐疲労性や柔軟性が要求される
例えば航空機内の座席、自動車用座席、家庭用ソファ等
におけるクッション材の被覆材等として、また耐火・耐
熱特性と機械的強度とが要求される例えば電気炉におけ
る電線被覆糸等として極めて好適に利用されるものであ
る。
まだ、本発明方法で得られる耐火・耐熱性体は基材がシ
リコーン樹脂加工されているものであるので、このシリ
コーン樹脂加工は前記耐火・耐熱性の向上に関与するこ
とは勿論であるが、得られる耐火・耐熱性体の耐摩耗性
を向上させ、かつ基材における繊維の脱落を防ぎ、しか
も取扱い作業性を向上させる等の作用、効果を奏するも
のである。
リコーン樹脂加工されているものであるので、このシリ
コーン樹脂加工は前記耐火・耐熱性の向上に関与するこ
とは勿論であるが、得られる耐火・耐熱性体の耐摩耗性
を向上させ、かつ基材における繊維の脱落を防ぎ、しか
も取扱い作業性を向上させる等の作用、効果を奏するも
のである。
寸だ、本発明の耐火・耐熱体の製造方法においては、熱
分解焼成炭化繊維と非融解性有機質繊維とで構成されて
いる糸状物あるいは編、織成布からなる基材を得る際に
、レーヨン繊維と非融解性有機質繊維とで構成される糸
状物あるいは編、織成物を利用しているので、ポリアク
リルニトリル系繊維と炭化繊維に焼成する場合に発現す
る高温雰囲気中に晒されると有害ガスを発生するという
ようなことが無く、取扱上において安全性に優れた作用
を奏するばかりか、レーヨン系炭化繊維のヤング率が2
90Ky、/f12程度であるのに対して、前記ポリア
クリロニトリル系炭化繊維のヤング率は7oo1’y、
、、’■程度であり、かつ、強度と伸度との積である強
靭度(ioughness 1ndex)が前者は8.
84であるのに対して後者は7.08 Lかなく、しか
も、炭化繊維を得る際の原糸として1.5デニール糸を
使用した場合、レーヨン系のものは炭化繊維製造時の焼
成によって1.3デニールに焼は細るのに対して、ポリ
アクリロニトリル糸の場合は】、52デニールに太くな
るので、前者に比べて後者は益々剛脆化するため、ポリ
アクリロニトリル系の炭化繊維を利用した熱分解焼成炭
化繊維と非融解性有機質繊維とで構成される糸状物ある
いは編、織成布は硬くて脆くなるが、前記本発明で利用
する基材は柔軟性を有するので、特に柔軟性が必要とさ
れる分野での耐火・耐熱体として優れた作用を奏するも
のである。
分解焼成炭化繊維と非融解性有機質繊維とで構成されて
いる糸状物あるいは編、織成布からなる基材を得る際に
、レーヨン繊維と非融解性有機質繊維とで構成される糸
状物あるいは編、織成物を利用しているので、ポリアク
リルニトリル系繊維と炭化繊維に焼成する場合に発現す
る高温雰囲気中に晒されると有害ガスを発生するという
ようなことが無く、取扱上において安全性に優れた作用
を奏するばかりか、レーヨン系炭化繊維のヤング率が2
90Ky、/f12程度であるのに対して、前記ポリア
クリロニトリル系炭化繊維のヤング率は7oo1’y、
、、’■程度であり、かつ、強度と伸度との積である強
靭度(ioughness 1ndex)が前者は8.
84であるのに対して後者は7.08 Lかなく、しか
も、炭化繊維を得る際の原糸として1.5デニール糸を
使用した場合、レーヨン系のものは炭化繊維製造時の焼
成によって1.3デニールに焼は細るのに対して、ポリ
アクリロニトリル糸の場合は】、52デニールに太くな
るので、前者に比べて後者は益々剛脆化するため、ポリ
アクリロニトリル系の炭化繊維を利用した熱分解焼成炭
化繊維と非融解性有機質繊維とで構成される糸状物ある
いは編、織成布は硬くて脆くなるが、前記本発明で利用
する基材は柔軟性を有するので、特に柔軟性が必要とさ
れる分野での耐火・耐熱体として優れた作用を奏するも
のである。
以下、本発明方法の具体的な構成を実施例に基いて説明
する。
する。
実施例1
コーネツクス繊維(芳香族ポリアミド系)〔音大(掬製
+2dX51++++Jとレーヨン繊維〔日東紡績n製
: 1.5 dxs 1mn〕とを30゛70(重量比
)で混紡して得られた紡績糸(番手16./2.上撚数
3.7)の綾織布(糸密度タテ48本/’ 2.5 c
m Xヨコ40本/’ 2.5 cm :目付290
f /’m2、厚さ0.75%)を、リン酸グアニジン
707 /’、(3の水溶液に浸漬、紋水し、110℃
で30分乾燥した後、これを250’(:!で1時間空
気中で加熱し、熱分解焼成炭化繊維とコーネソクス繊維
よりなる混紡布を得た。得られた混紡布の引張シ強度は
35xy、、”25m巾であった。
+2dX51++++Jとレーヨン繊維〔日東紡績n製
: 1.5 dxs 1mn〕とを30゛70(重量比
)で混紡して得られた紡績糸(番手16./2.上撚数
3.7)の綾織布(糸密度タテ48本/’ 2.5 c
m Xヨコ40本/’ 2.5 cm :目付290
f /’m2、厚さ0.75%)を、リン酸グアニジン
707 /’、(3の水溶液に浸漬、紋水し、110℃
で30分乾燥した後、これを250’(:!で1時間空
気中で加熱し、熱分解焼成炭化繊維とコーネソクス繊維
よりなる混紡布を得た。得られた混紡布の引張シ強度は
35xy、、”25m巾であった。
他方、樹脂加工用のシリコーン樹脂ワニスはシリコーン
樹脂ワニス〔不揮発分=50%、東芝シリコン■、YR
3270’342.2重量部、繊維状チタン酸カリウム
〔大塚化学薬品■製・テスモD 125.7重量部、水
酸化アルミニウム14.7重量部、亜鉛筆3.4重量部
、キシレン23.3重量部、硬化剤(YR3270用〕
5重量部からなる混合組成物を攪拌、混合して調製した
。
樹脂ワニス〔不揮発分=50%、東芝シリコン■、YR
3270’342.2重量部、繊維状チタン酸カリウム
〔大塚化学薬品■製・テスモD 125.7重量部、水
酸化アルミニウム14.7重量部、亜鉛筆3.4重量部
、キシレン23.3重量部、硬化剤(YR3270用〕
5重量部からなる混合組成物を攪拌、混合して調製した
。
得られたシリコーン樹脂ワニスを前記混紡布に常法にて
浸漬、含浸させ、これを110’Qで4分間乾燥処理し
、次いで180°Cで6分間硬化処理し本発明方法の目
的製品たる耐火・耐熱性体を得た。
浸漬、含浸させ、これを110’Qで4分間乾燥処理し
、次いで180°Cで6分間硬化処理し本発明方法の目
的製品たる耐火・耐熱性体を得た。
尚、前記シリコーン樹脂ワニスの固形成分付着量は15
0 P、/m2であり、得られた耐火・耐熱性体たるシ
ートは、ブンゼンバーナーの炎に当てても発炎するこ々
なくまたJISL1091A−1法で防炎性を調べたと
ころ、残炎0、残しんOの好結果を得た。
0 P、/m2であり、得られた耐火・耐熱性体たるシ
ートは、ブンゼンバーナーの炎に当てても発炎するこ々
なくまたJISL1091A−1法で防炎性を調べたと
ころ、残炎0、残しんOの好結果を得た。
実施例2
精紡機のフロントローラーの背後よりケブラーフィラメ
ント糸(芳香族ポリアミド系)(デュポン社製 タイプ
964,200d)を、ドラフトされているレーヨン繊
維(1,5dブライト粗糸)フリース中に供給し、フロ
ントローラーの前部より撚りを掛けながら木管に巻き取
って、ケブラーコアードレーヨン糸を得た。
ント糸(芳香族ポリアミド系)(デュポン社製 タイプ
964,200d)を、ドラフトされているレーヨン繊
維(1,5dブライト粗糸)フリース中に供給し、フロ
ントローラーの前部より撚りを掛けながら木管に巻き取
って、ケブラーコアードレーヨン糸を得た。
得られたコアード糸の3本撚り糸を硫酸アンモニウム4
00ff−、’)ン酸(ニ)アンモニウム701および
水1400CCよりなる処理液で処理したのち、乾燥し
、付着率20.5%の糸状物とし、これを更に250℃
で1時間空気中で加熱、水洗、乾燥した。
00ff−、’)ン酸(ニ)アンモニウム701および
水1400CCよりなる処理液で処理したのち、乾燥し
、付着率20.5%の糸状物とし、これを更に250℃
で1時間空気中で加熱、水洗、乾燥した。
かくして得られた撚り糸を前記実施例1で利用した樹脂
ワニスと同一の樹脂ワニス中に含浸。
ワニスと同一の樹脂ワニス中に含浸。
絞液し、同じく前記実施例1で利用したのと同じ条件で
乾燥、硬化処理し、紐状物を得た。
乾燥、硬化処理し、紐状物を得た。
得られた紐状物における前記シリコーン樹脂ワニスの固
形成分イ」着量は82%であり、電気炉における電線複
覆糸として極めて優れた作用。
形成分イ」着量は82%であり、電気炉における電線複
覆糸として極めて優れた作用。
効果を奏するものであった。
第1図・〜第3図は本発明方法で得られる耐火・耐熱性
体のうちのシート状物のそれぞれ人別の構成を示す模型
図である。 1:耐火・耐熱性体、2 基材、3:少なくとも繊維状
チタン酸カリウノ・を含有するシリコーン樹脂の層。 特許出願人 日東紡績株式会社 代理人 市 処理 吉 (外1名) 第1図 第2図 第3図
体のうちのシート状物のそれぞれ人別の構成を示す模型
図である。 1:耐火・耐熱性体、2 基材、3:少なくとも繊維状
チタン酸カリウノ・を含有するシリコーン樹脂の層。 特許出願人 日東紡績株式会社 代理人 市 処理 吉 (外1名) 第1図 第2図 第3図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 flj 熱分解温度が350℃以上の非融解性有機質繊
維とレーヨン繊維とからなる複合糸により構成されてい
る糸状物あるいは編、織成物、または熱分解温度が35
0℃以上の非融解性有機質繊維とレーヨン繊維とからな
る複合糸100重量部と熱分解温度が350°C以上の
非融解性有機質繊維による有機質繊維糸20〜100重
量部とにより構成されている糸状物あるいは編。 織成物を、該糸状物あるいは編、織成物における非融解
性有機質繊維の熱分解温度未満の加熱温度で焼成処理す
ることにより、前記糸状物あるいは編、織成物における
レーヨン繊維を熱分解焼成炭化繊維に変性し、しかる後
に、前記糸状物あるいは編、織成物の少なくともいずれ
か一方の面に、少なくとも繊維状チタン酸カリウムを含
有するシリコーン樹脂組成物を塗布するかあるいは含浸
させることからなる樹脂加工処理を施すことを特徴とす
る耐火・耐熱性体の製造方法。 (2) 熱分解温度が350°C以上の非融解性有機る
特許請求の範囲第1項記載の耐火・耐熱体の調造方法。 (3) 熱分解温度が350°G以上の非融解性有機質
繊維とレーヨン繊維とからなる複合糸が、レーヨン短繊
維房が非融解性有機質繊維糸による芯糸に巻き付けられ
たコアード糸、レーヨン糸が非融解性有機質繊維糸によ
る芯糸に巻き付けられたカバード糸、あるいはレーヨン
繊維と非融解性有機質繊維との混紡糸のうちのいずれが
である特許請求の範囲第1項記載の耐火・耐熱性体の製
造方法。 (4)焼成処理に付される編、織成物の経、緯糸のうち
の少なくともいずれか一方が、熱分解温度が350℃以
上の非融解性有機質繊維とレーヨン繊維とからなる複合
糸で構成されている特許請求の範囲第1項記載の耐火・
耐熱性体の製造方法。 (5)焼成処理に付される糸状物あるいは編、織成物中
のレーヨン繊維が、予め硫酸アンモニウム、重硫酸アン
モニウム、重亜硫酸アンモニウム、チオ硫酸アンモニウ
ム、硫酸アルミニウムアンモニウム、リン酸アンモニウ
ム、リン酸グアニジン、テトラキス(ヒドロキシルメチ
ル)ホスホニウムクロライドから選択される一種または
二種以上の薬剤で処理されている特許請求の範囲第1項
記載の耐火・耐熱体の製造方法。 (6)焼成処理における加熱温度が、200〜260℃
である特許請求の範囲第5項記載の耐火・耐熱性体の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4350984A JPS60191076A (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | 耐火・耐熱性体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4350984A JPS60191076A (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | 耐火・耐熱性体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60191076A true JPS60191076A (ja) | 1985-09-28 |
JPH0116955B2 JPH0116955B2 (ja) | 1989-03-28 |
Family
ID=12665701
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4350984A Granted JPS60191076A (ja) | 1984-03-07 | 1984-03-07 | 耐火・耐熱性体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60191076A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03505475A (ja) * | 1989-04-17 | 1991-11-28 | エッコ グライテクニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 植物繊維に基づく補強用および/または加工用繊維、その製造方法およびその使用 |
JPH06218073A (ja) * | 1993-09-08 | 1994-08-09 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 防災シート |
WO2019218290A1 (zh) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 福建华彩新材料有限公司 | 一种共混聚合物纤维的制备工艺 |
-
1984
- 1984-03-07 JP JP4350984A patent/JPS60191076A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03505475A (ja) * | 1989-04-17 | 1991-11-28 | エッコ グライテクニク ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 植物繊維に基づく補強用および/または加工用繊維、その製造方法およびその使用 |
JPH06218073A (ja) * | 1993-09-08 | 1994-08-09 | Showa Electric Wire & Cable Co Ltd | 防災シート |
WO2019218290A1 (zh) * | 2018-05-17 | 2019-11-21 | 福建华彩新材料有限公司 | 一种共混聚合物纤维的制备工艺 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0116955B2 (ja) | 1989-03-28 |
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