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JPS6017944B2 - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

内燃機関用点火装置

Info

Publication number
JPS6017944B2
JPS6017944B2 JP50098438A JP9843875A JPS6017944B2 JP S6017944 B2 JPS6017944 B2 JP S6017944B2 JP 50098438 A JP50098438 A JP 50098438A JP 9843875 A JP9843875 A JP 9843875A JP S6017944 B2 JPS6017944 B2 JP S6017944B2
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JP
Japan
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voltage
capacitor
trigger
gate
circuit
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Expired
Application number
JP50098438A
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English (en)
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JPS5177730A (ja
Inventor
オウエン フイツツナ− ア−サ−
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brunswick Corp
Original Assignee
Brunswick Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brunswick Corp filed Critical Brunswick Corp
Publication of JPS5177730A publication Critical patent/JPS5177730A/ja
Publication of JPS6017944B2 publication Critical patent/JPS6017944B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P7/00Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices
    • F02P7/02Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices of distributors
    • F02P7/03Arrangements of distributors, circuit-makers or -breakers, e.g. of distributor and circuit-breaker combinations or pick-up devices of distributors with electrical means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P11/00Safety means for electric spark ignition, not otherwise provided for
    • F02P11/02Preventing damage to engines or engine-driven gearing
    • F02P11/025Shortening the ignition when the engine is stopped

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はいくつかの点火装置へエネルギーを供給する被
トリガースイッチ装置を有するコンデンサ放電点火装置
に関する。
〔従来の技術〕
高度に発達した電子点火装置では、コンデンサを用いこ
れを比較的高電圧に充電した後、昇圧点火変圧器を通し
て急速に放電させて、その火花エネルギーを特定の点火
プラグに供給する。
この様なコンデンサ放電点火装置には、コンデンサを火
花レベルまで充電する為の直流−直流変換器と組合せた
電池式電源を用いてもよいし、或は、エンジンに結合さ
れて駆動される交流発電機を用い交流出力を発生させ、
これを整流してからコンデンサを充電するのに当てても
よい。コンデンサ放電点火装置等はいくつかのシリンダ
ーに対し個々の出力を有し、分配器等の必要性を無くす
る様、発展されて来た。
更に、かかる点火装置等は特殊なトリガ信号発生回路と
共に構成すれば、断続器接点の必要性が省けて有利であ
る。米国特許第380575計号「高度安定化装置を有
する点火装簿」(対応日本出願特公昭56−19469
号)では、速度によって意に反して点火時期が進むのを
防止する為、トリガ回路中にバイアス回路網を用いてい
る。
このバイアス回路絹はエンジン速度による点火角のいか
なる変化をも有効に打消する為、可変トリガ信号強度に
ほゞ対応した可変闇値電圧を発生している。更に、この
バイアス回路網によれば、点火進角機構の角度位置変化
、又は、エンジン速度の増加による急激な点火角の大き
な変化は本質的にない。その変化は高々毎分4000〜
6000回転の速度範囲の実用的な船外機では比較的問
題にならない程度の1′2度の飛びにしかならない。ト
リガ発生器は米国特許第371565び号の様に構成出
来る。第1のシリンダー中の第1の点火プラグに対する
遅角パルスすなわち第1極性トIJガパルス、および、
第2のシリンダー中の第2の点火プラグに対する進角パ
ルスすなわち第2極性トリガパルスは各トリガコィル又
は巻線の対向する端に接続された適当なスイッチ又は制
御装置により回路中に導入される。自己バイアス回路網
によりトリガ電圧は安定化され、更に自動点火進角を確
立する為の回転計(タコメータ)信号も得られる。前述
の米国特許第3805759号における自己バイアス回
路にはバイアス安定用のコンデンサが使用される。
このコンデンサは被制御整流素子のゲートに直列に接続
されて、必要なバイアス安定化電圧を与えるものである
。しかしこのような接続では被制御整流素子が不導適状
態のときにはバイアスコンデンサに充電された全電圧が
逆バイアス電圧としてゲート・カソード回路に印力0さ
れる。〔発明が解決しようとする問題点〕米国特許第斑
0575叫号(対応日本出願特公昭56−1946y号
)のバイアス装置は上記の様に高度に有意義な改良され
た結果を与える反面、バイアスコンデンサ両端に発生す
る電圧は通常の被制御整流素子のゲート・カソード逆耐
電圧の限界によりきびしく制限されることを出願人は見
出した。
従って、トリガ発生器が低クランキング回転数でも容易
にエンジンを始動させるだけの十分なトリガ信号を供給
する様構成されるとすると、トリガ電圧は最大エンジン
回転数で通常100ボルト程度の比較的高いピークの信
号であることが外挿的に推定(extrapolate
d)される。このような推定トリガ信号(トリガ発生器
に負荷電流が殆ど流れないときを想定したトリガ信号)
を推定することは、エンジンが高回転の時のトリガ信号
の性質を明らかにするうえで必要である。何故ならトリ
ガ信号が被制御整流素子のトリガしきし、値を超えると
必ず整流素子は導通し電流が流れ、抵抗性の高負荷がト
リガ発生器にかかることになり、このため観測されるピ
ーク電圧は減圧し本来のトリガ信号波形は歪むからであ
る。推定トリガ信号すなわちトIJガ発生器が無負荷な
いいまそれに近い状態のトリガ信号は抵抗性の高負荷を
はずした状態でエンジンのフライホイールを機械的に回
転させることで容易に観測できる。この推定(e幻ra
polaにd)トリガパルスの先端の最も急峻な部分は
トリガパルス電圧のピークの1/3から2′3の間にあ
ることを出願人は見出した。
推定トリガパルスの先端の急峻な部分でトリガすること
に決定したのは最も正確な点火のタイミングを得るため
とシリンダー間の最も正確な点火角の関係を得る為であ
る。しかし、その場合逆バイアス安定化電圧は少くとも
35ボルトの程度でなければならない。しかしながら、
被制御整流素子の典型的なゲート・カソード接合の逆電
圧阻止特性は一般に12なし、し15ボルト程度の比較
的低電圧レベルである。
従って、トリガ電圧が雲又はその附近にある期間中は、
被制御整流器ゲート・カソード接合はバイアスコンデン
サの全電圧を受ける。バイアスコンデンサの電圧が12
ないし15ボルトの範囲を超える時は、必ず接合は導通
し、逆電流がバイアスコンデンサから電荷を放電し、こ
れに応じて逆バイアス安定化電圧に減少が生ずる。〔問
題点を解決するための手段〕 本発明は特に、トリガ信号源と被制御スイッチ装置のゲ
ートとの直列回路にあるコンデンサバィアス電圧装置を
含む自己バイアス回路網を用いたトリガ回路網に関する
本発明によれば、電圧制限装置を接続し、バイアス電圧
のごく一部のみを逆電圧として被制御スイッチ装置に印
加する。この制限装置としては、バイアス電圧装置両端
に接続され中間タップを被制御スイッチに接続した電圧
分割器がよく、オフ期間中は上記被制御スイッチ装置の
入力に印加するバイアス電圧を制限し、これにより、印
加逆電圧をスイッチ装置のゲートが容易に阻止出来る低
レベルに制限し、したがって高い電圧レベルの、最適ト
リガすなわちバイアス電圧を発生しこれを使用すること
を可能にする。実用的で新規な回路では、バイアスコン
デンサを被制御スイッチ装置の接地、或はカソード側、
に接続する。
ゲートは適当なゲート抵抗およびダイオード回路網と直
列にトリガ信号源に接続される。一対の電圧分割抵抗を
直接にバイアスコンデンサと並列に接続する。これら電
圧分割抵抗はゲート、特にゲート抵抗の入力側、に接続
された共通の接点をもっている。本発明による実施例に
おいては、各々3シリンダーエンジン用に構成された一
対の基本点火装置を独自の方法で結合し、6シリンダー
エンジンを点火する。
三つの巻線信号源が二つの基本装置の交互のトリガを行
なう。これら各基本装置では3シリンダーからなる一つ
のグループにおいて各気筒を互いに1200の関係で点
火させ、二つの基本装置間の点火は互いに600の関係
をもつ。図面は本発明の好適な構成を示し、これらによ
り上記の利点、特徴およびその他以下の実施例の記述か
ら容易に理解できる事項が明確に図示されている。〔実
施例〕 第1、第2図において、6シリンダーエンジンは7で示
している様に各シリンダーの点火のための6つの個々の
点火プラグ1,2,3,4,5,6を有している。
点火プラグ1−6は第1の群8、第2の群9に分けられ
、各群間に連続的に点火がおこる様にし、更に適当な点
火変圧器群を経て互いに相似なコンデンサ放電点火装置
10,11に接続されている。第1図で、点火プラグの
番号は火花の生ずる順につけられている。群8の回路と
群9に対応する回路とは夫々同じ対応する素子からなり
、群9の素子にはダッシュを付して示されている。コン
デンサ12は、エンジンに継合して駆動される交流発電
機13により充電される。群8,9の両者の回路に共通
なトリガ発生器14(パルス発生器)が、ダイオード制
御電子スイッチ回路18およびこれにカスケ−ド‘こ接
続された結合回路19を通して個々の放電回路15,1
6,17を選択的に作動させることにより、コンデンサ
12の放電を制御し、点火プラグ1,3,5を適切な時
間間隔で点火させる。交流発電機13は好ましくは高速
巻線20と低速巻線21を有する二重巻線の電源で、高
速および低速巻線はダイオード回路22に接続されコン
デンサ12の所望の高速、低速充電を行うものがよい。
関連する点火プラグー,3又は5へのコンデンサー2の
放電を制御するトリガ回路コンデンサ23も又、抵抗ー
ダィオード回路網を通して交流発電機13から充電され
る。点火禁止スイッチが閉じられると、ダイオード回路
22は発電機巻線20,21の正の電圧出力を接地し、
全点火装置の動作を停止する。放電回路15,16,1
7はそれぞれ同一に構成されている。
放電回路15は被制御整流器として示された放電制御電
子スイッチ素子25を含み、これによりコンデンサー2
の正の側を点火プラグーに対応する点火変圧器26の一
次巻線に接続する。整流器25は、コンデンサ12が適
切な時間関係で放電される様、トリガ信号発生器すなわ
ちパルス発生器14により制御される。
本発明の実施例では、結合回路19は結合変圧器27を
有し、その二次巻線28は被制御整流器25のゲート・
カソード接合に接続されている。放電回路16,17は
結合回路19の結合変圧器29,30‘こより放電回路
15と同様に制御される。結合回路19は各変圧器27
,29,30を通して選択的に放電する共通の電源を形
成する共通コンデンサ23(トリガ回路コンデンサ)を
含んでいる。
変圧器27,29,30は電子スイッチ回路18の付属
の各被制御整流器(被制御スイッチ装置)31,32,
33を選択的にトリガすることにより、点火プラグ1,
3,′ 5への放電回路15,16,17を点弧する。
点火プラグ群9の回路はプラグ群8と同機に構成されダ
ッシュのついた番号の素子により動作する。
変圧器27はコンデンサ23と被制御整流器31の間に
接続された一次巻線34を有する。
この一次巻線34は適当な変圧器コア35を通して二次
巻線28に接続され、被制御整流器31がオンにトリガ
される時、放電制御電子スイッチである被制御整流器2
5のゲートに適切なパルスを与える。整流器31は、第
1図の波形図及び第2図の回路図に示されたようにトリ
ガ信号発生器14の出力によってかわるがわる制御され
る。本発明はトリガ発生器14に関し、特に放電回路1
5,15′,16,16′,17,17′を連続的に附
勢させる為のダイオード制御電子スイッチ回路18,1
8′に関する。
これらダイオード制御電子スイッチ回路は以下詳細に述
べるように被制御整流器31,32,33,31′,3
2′,33′を点弧するためのトリガ信号を最適にバイ
アスしまた安定化するための装置を含んでいる。トリガ
発生器(パルス発生器)14は一般に3つの別々の巻線
36,37,38を有し、これら巻線は第2図に図式的
に示される様に、回転方向に調節可能な固定子39上に
固定されている。固定子39はエンジンの駆動軸41に
直接結合された回転子40のまわりに位置し、速度制御
が出釆る様、手で回転できる。巻線36,37,38は
1/3回転(120o)互いに離れている。図示の回転
子4川まN極42、S極43として示された一対の磁極
を有し、これら磁極は磁極間隙44における第1の極性
の磁束の反転、および間隙44の反対に位置する磁極間
隙45における第2の極性の磁束の反転を生じせしめる
。ニつの巻線36,37,38の各々には間隙44の回
転に伴ってトリガ用被制御整流器31,32,33の為
の三つの第1の極性のタイミングパルスを発生する。
又、三つの巻線36,37,38の各々は間隙45の回
転に伴い対応する三つの被制御整流器31′,32′,
33′をトリガするニっの第2の反対の極性のタイミン
グパルスを発生する。巻線36,37,38はその一端
を各々点火プラグ1,3,5に対するトリガ回路すなわ
ちダイオード制御電子スイッチ回路18に接続しており
、又、以下で記述する様に、oo、120o、240o
のクランク軸角度での点火を与える。
巻線36,37,38の他端は各々点火プラグ2,4,
6に対するトリガ回路すなわちダイオード制御電子スイ
ッチ回路18′に同様に接続しており、600、180
0、3000のクランク軸角度での点火を与える。詳細
に述べると、間隙44が適切な回転方向で回転し巻線3
6を通過する時、第3図に示される様に、トリガ用被制
御整流器31に対するタイミングパルス46が発生し、
この時点で、巻線36の角度00と託した一端が他端に
対して正となる。
巻線36の一端は点火プラグ1に対する被制御整流器3
1に通じている。別の点火プラグ4を点火する為の第2
の逆極性のタイミングパルスが逆極性の間隙45が同一
回転方向に回転し同じ巻線36を通過する時、180o
おくれて発生され、この時点で巻線36の他端は正とな
る。巻線36の他端は被制御整流器32′に通じており
、仮定した点火順序1,2,3,4,5,6に従って点
火プラグ4を点火する。他の巻線37,38も同様にし
て正負のパルスを発生する。巻線36−38の両端は、
点火プラグ1−6を所望の順序で点火する様、導線47
,48によって適切に接続されている。従って巻線36
はプラグ1,4を、巻線37はプラグ3,6を、巻線3
8はプラグ5,2を点火する様接続されている。
より詳細に述べると、三つの巻線の対向する端は電子ス
イッチ回路中の6つの異なる分岐回路を通して互いに接
続され、これら分岐回路は互いに同一なので、巻線36
に対するものについてのみ述べる。
点火プラグ群8の点火プラグ1に対する被制御整流器3
1へトリガ信号を供給する巻線36に対する分岐回路は
、直列に巻線36、ダイオード49、ゲート入力、抵抗
50、被制御整流器31のゲート・カソードの接合、共
通のアース線51、制御整流器31の点火を安定化する
為のバイアスコンデンサ52、結合線53、点火プラグ
群9に対するトリガ回路18′の線54、ダイオード5
5、巻線36の180度端への復帰線48からなる。
整流器31のゲート・カソード接合はダイオードの様に
作用し、電流はゲートへ流れ込みカソードから流れ出る
が、その電圧降下は順方向バイアスダィオードーこ類似
している。逆方向への電流は逆方向バイアスダイオード
の様に、非常に高インピーダンスにさらされる。実際に
は、2つのバイアスコンデンサ52及び52′は、結合
線53(第1図)および51,51′で示されるエンジ
ンブロックによる共通アース線とにより効果的に並列に
接続される。
出願人は、結合線53を省略しても、6シリンダーエン
ジンは充分点火できるであろうことを見出した。この場
合、被制御整流器31へトリガ信号を供給する巻線36
に対する分岐回路は直列に巻線36、ターィオ−ド49
、抵抗50、被制御整流器31のゲート・カソード接合
、エンジンブロックアースへのアース線51、アース線
51′へのエンジンブロックアース、バイアスコンデン
サ52′、線54、ダイオード55、巻線36の180
度端への復帰線48からなる。しかし、結合線53を省
略すると、バイアスコンデンサ52または52′の一つ
が開回路状態となり、コンデンサあるいはその接続通路
が損傷を受けることがある。特に、損傷は開回路バイア
スコンデンサ、又は、その通路に依存する分岐回路によ
って点火される3シリンダーに生じやすい。出願人は、
毎分5000回転の高回転数では、上記の欠陥により開
回路バイアスコンデンサに依存する3つのシIJンダー
の点火タイミングは5.5o進角し、他の3つのシリン
ダーの点火タイミングは20進角することを見出した。
エンジンの損傷は早期点火タイミングによって引起され
る過度のシリンダー圧力および温度によって容易におこ
る。更に、出願人は、断線又は開回路バイアスコンデン
サの状態においても、結合線53を再接続すると、全て
の点火が正しいタイミングで生じることを見出した。又
、結合線53の存在により、点火装置10,11は同一
のバイアス電圧で動作するようになり、この為、二つの
バイアスコンデンサに並列に入る正味の抵抗分の差異に
よるバイアス電圧差によりおこる如何なるタイミングの
いずれも打消される。本実施例は、6シリンダーエンジ
ンで2個のバイアスコンデンサ52及び52′ならびに
これら2つのコンデンサに接続される共通の結合線53
を含み、また並列の抵抗59一60及び59′−60′
を含む特定の実施例に関するものである。この場合、コ
ンデンサ52と52′は並列に接続されるのでバイアス
電圧は同じになる。もし結合線53を取り去ると、コン
デンサ52は抵抗59−60とのみ並列になり、他方の
コンデンサ52′は抵抗59′−60′とのみ並列にな
る。もしこれら抵抗59一60及び59′−60′が完
全にマッチしていないと、コンデンサ52と52′の各
々にまたがる電圧の間に僅かの差異が生じ、これにより
トリガのタイミングに僅かの差が生ずる。したがって、
結合線53は2組の並列になっているコンデンサと抵抗
を同じようなバランス状態にさせることにより個々の抵
抗に僅かの差があってもこれによる影響を打消すように
したものである。以下の記述は、従って、バイアスコン
デンサ52,52′を並列に置く結合線53の存在する
場合に基礎をおく。
巻線36によって発生するタイミングパルス46がコン
デンサ52上のバイアス電圧に打勝つに十分大きくなり
、同時にダイオード49,55の順方向電圧降下および
被制御整流器31のゲート・カソード接合のダイオード
性電圧降下が生ずると、分岐回路にゲートトリガ電流が
流れ始めることが出釆る。
コンデンサ23が充電されていたと仮定すると、被制御
整流器31はその非常に低いゲートトリガ閥値電流に到
達するや否や、コンデンサ23の放電をトリガする。こ
れは第3図のトリガコィル出力の図の点56′において
生ずる。出力図上、点56′から56″にわたる期間、
ゲート・カソード接合を通過する巻線36からの引続く
ゲート電流パルスはバイアスコンデンサ52を充電し、
自己バイアス電圧を生じさせる。本発明においては、こ
の自己バイアス電圧の一部のみを被制御整流器のゲート
回路に印加する。点56′から56″までのゲート・カ
ソード接合を流れるゲート電流パルスの形は、パルスが
46′で示す形をとる様、トリガパルス46を負荷によ
り低下させられる。被制御整流器31上のゲート電圧を
表わす実線56はゲート電流によりや)上方向に凸で、
最大ピーク値+1.0ボルトをもち、点56′,56″
は約十0.6ボルトである。但し、第3図によれば、実
線56は直線で示してあるが、実際にはわずかに上向き
に0.4ボルト(1.0−0.6=0.4)だけふくら
む。しかしながら、第3図の全対のスケールからは、そ
の程度のふくらみはほとんど直線で示される。コンデン
サ52,52′は前述の説明および同じ出願人による米
国特許第斑05759号に従って、被制御整流器31,
31′,32,32′,33,33′のゲート回路の連
続的な導通により充電される。
特に、第3図をみると、トリガ信号発生器14の無負荷
トリガパルス46は時間、即ちクランク軸角度と共に描
かれている。
本点火装置を船外機の内燃機関に適用する場合、トリガ
発生器14は実用的には点線のパルス46の最大電圧5
7を抵抗性低負荷状態で毎分6000回転において13
5ボルト出す様設計される。ここで第3図のパルス波形
について説明すると、抵抗性低負荷状態たとえば本願発
明の場合の被制御整流器が不導適状態のときはトリガ発
生器14の出力パルスは点線46のようになる。この出
力パルスのレベルはトリガ発生器14の負荷の大4・に
従って変化する。もし低い抵抗性負荷がトリガ発生器に
つながると、トリガ発生器の出力電流があまり流れない
ため波形は無負荷時とあまり変らず点線46で示した波
形となる。これは従前の記載で推定(e幻rapola
ted)トリガパルスと称して説明したものと同じであ
る。そして抵抗性の高負荷がつながれるとトリガ発生器
14の巻線を流れる負荷電流により電圧は大きく降下し
トリガ発生器の出力電圧ピークは下がり、その波形は点
線46で示したものから大きく歪む。第3図の実線56
はトリガ発生器14の出力パルスが抵抗を介して被制御
整流器のゲ−ト・カソード接合に加わりその接合が導適
している場合のゲート・カソード電圧を示している。ト
リガ点56′はパルスの先端にもつてくるのが望ましく
、この部分は永久磁石式発電機の場合、一般に正弦波形
をとる。点66′のレベルは最大電圧値57の1/3と
2/3の間に設定するのが望ましく、かつ好ましい。接
線57′で示される様に、これはトリガレベルをパルス
の先端部の最急峻部、dv/dtの最大部、にそって置
き、この部分でパルスは比較的直線的である。通常、ト
リガレベルは最大電圧57の約1/3に設定される。こ
の為には、コンデンサ52が最大電圧の約1′3の逆バ
イアス電圧を与える事、即ち、今仮定している最大値1
35ボルトの点火装置では、コンデンサ52は45ボル
トより少し低い所にまで充電される事が要求される。分
岐回路における各種のダイオードでの電圧降下と被制御
整流器のトリガ関値を考慮して実際のトリガレベルを4
5ボルトにまで上げる。本発明以前では、コンデンサ5
2の逆方向バイアス電圧は全部、被制御整流器31の様
な各被制御整流器のゲート・カソード接合の逆方向に印
加されていた。しかし、点火装置その他で用いられてい
る通常の被制御整流器31は約12−15ボルトの逆方
向電圧の存在で破壊するゲート・カソード接合を有し、
この為、その電圧以上になると、逆方向電流がカソード
からゲートへ流れ込み、これらを相互接続する回路中を
流れる。これにより、勿論、コンデンサ52上の自己バ
イアス電荷はとり去られる。すなわち本願発明以前、例
えば前述の米国特許第380575叫号ではコンデンサ
はゲート・カソード接合に直列に接続され、その全充電
々圧を逆方向電圧としてゲート・カソード間に印加して
いる。したがって、逆方向電圧が約12−15ボルト(
逆方向降伏電圧)以上に上昇すると、電流が被制御整流
器29のゲート・カソードを通って逆方向に流れる。こ
れにより電流は、コンデンサからアースへ、さらにゲー
ト・カソード接合を通り、またこの接合のゲートからコ
ンデンサに戻り、コンデンサは放電し、即ちその電荷を
流出し、亀術は無くなる。本願において、上記の理由か
ら本願発明者はバイアスコンデンサは17ボルト以上の
電圧を充電することができないことを発見し、このよう
な結果を避けるために分圧回路を設けることにより全逆
方向バイアス電圧の被制御整流器への印加を制限してい
る。
第1図に示す本発明の実施例では、この分圧回路として
独立な電圧分割回路網68が、自己バイアスコンデンサ
52と各被制御整流器のゲート回路の間に示されている
が、各回路絹58は抵抗59,60を有し、これらは直
接コンデンサ52に並列に接続されている。
抵抗59の一端は共通のアース51に接続され、第2の
抵抗60は線54′を経てコンデンサ52と結合線53
に接続されている。抵抗59と60の間の接点61はゲ
ート抵抗50の入力側に接続されている。抵抗59は、
従って、抵抗50と並列で、抵抗50は被制御整流器3
1のゲート・カソード接合と直列である。巻線36の出
力が零、又は、整流器31を点弧する上記の極性と逆極
性の時、コンデンサ52の全電圧は分割回路58に印加
されるが、分割回路58はこの電圧を分圧して抵抗59
両端の電圧を被制御整流器31のゲート・カソード接合
の逆方向破壊レベル以下に減少させる。
例えば、その爽型的な値は10から12ボルトである。
同じ値の電圧がゲート回路に現われ、特に、ゲート抵抗
50と直列のゲート・カソード接合に現われる。この電
圧はゲート・カソード接合が逆方向破壊レベルよりも以
下であるので、本質的に抵抗50を適して電流は流れず
、抵抗50間に電圧降下は生じない。従って、ゲート・
カソード接合間に全10−12ボルトが逆バイアスゲー
ト電圧として現われる。第3図の各曲線と、第1図にお
ける各点の電圧波形との関係を述べると、第3図の電圧
波形は巻線36によって発生し、それに薮擁される回路
にまたがり巻線36の両端に現われるものが示されてい
る。実線56は、被制御整流器31のゲート・カソード
接合にまたがる電圧である。したがって、電流が流れな
いときは電圧波形は正確に正弦波特性を示し、また電圧
は巻線36の両側で同じで、また同様な電圧がそれに直
列な回路の両端に現われる。第1図における巻線36の
電流経路は、ダイオード49から′点61に達し、抵抗
59と抵抗60の2路に分れ復帰線53からダイオード
55を経て巻線36に戻る。
その電圧は被制御整流器31とその関連バイアスコンデ
ンサ52のための回路にまたがって印加される。この電
圧波形は、第3図において、左側の端から出発して立上
る。電流が被制御整流器31のゲート・カソードを通っ
て流れる以前は、電流が抵抗59及び60を通って流れ
るために、小さな抵抗負荷が存在する。電圧は、接続点
61及び被制御整流器31のゲートにも現われるが、こ
の電圧が第3図の点56′迄上昇すると、ゲート・カソ
ードを通って導通が生じ、電流は比較的大きなパルスと
して、巻線36から抵抗50を経て流れ、このような電
流が流れている間は、トリガ発生器14の出力電圧波形
は細い点線46′のようになる。点線の電圧波形部分4
6は、抵抗50と被制御整流器31のゲート・カソード
を通って流れる電流が存在しなかったならば現われるで
あろう所の電圧波形である。
この電圧波形は、第3図のように負のレベルから出発す
るが、それは被制御整流器31を,トリガする半サイク
ル中に充電されるコンデンサ52のバイアスが巻線36
の出力に対して反対極性となっているためである。コン
デンサ62は不要な過渡現象的信号を抑制する目的で、
被制御整流器31のゲート・カソード接合に並列になる
様撒かれている。
パルストリガ電流に対するその効果は非常に4・さく無
視しうる。電圧分割回路網58は、従って、パルス信号
46の発生している間トリガ回路に大きい影響を与えず
、被制御整流器31のゲート・カソード接合間に加わる
逆電圧を可成り減少させ、これにより、本質的にコンデ
ンサ52によるゲート・カソード接合への放電を除去す
る。
ニつの被制御整流器31,32,33に付随する三つの
独立な電圧分割器58はバイアスコンデンサ52と並列
な単一の抵抗ブリーダーと等価である。
抵抗値を適切に選択することにより、所望電圧分割比及
び適当なブリーダー抵抗の両方をうる。典型的な分割比
は最大エンジン回転数において逆方向ゲート電圧を約1
0−12ボルトに制限する様にし、等価的ブリーダー抵
抗値はトリガ閥値レベルがトリガパルス46の先頭部の
急峻な部分にくる様に(第3図で言えば56′の点)バ
イアス電圧を確立する様選定する。この結果を生むバイ
アス電圧の最低値は一般に最低価格のバイアスコンデン
サの使用を可能にする。従って、トリガ閥値は通常トリ
ガパルスの急峻部の低い方の端附近に設定する。これは
有効な自己バイアスを維持する為の便利な方法で、その
結果第3図の軌跡56により典型的に示された被制御整
流器31のゲート・カソード接合上にトリガ信号が現わ
れる。
ゲート電圧の軌跡56はアースに対し示されており、無
負荷の場合のトリガパルスは点線46で示されている。
負荷のある場合のトリガパルスは細かい点線46′で示
されている。点線で示した上方突出部をもつ電圧パルス
46は無負荷時にトリガ信号発生器の発生するものであ
る。電圧パルス46′は、トリガ電流が流れた場合のパ
ルス波形を示す。2つの曲線46及び46′の波形のす
その方の部分は無負荷時のトリガパルス及び負荷時のト
リガパルスの両者に対して同じである、第3図では2点
鎖線の曲線に対して2つの番号46,46′が付けてあ
る。
これら2つの曲線は、点56′及び56″において、点
線46(トリガ発生器から流れる電流が小さいか殆どな
い場合を示す)と点線46′(かなりの電流が流れる場
合を示す)に分岐する。上部の点線46は、トリガ点5
6の位置をどこに選定したらよいかを示すための波形で
、エンジン運転中に回路に現われる実際のピーク電圧を
示すものではない。毎分600批団転の無負荷トリガパ
ルス46はゲート電圧56上に重畳されて示されている
自己バイアスコンデンサ52が約一45ボルトの負電圧
で充電されていると仮定すると、正味の有効閥値電圧は
や)大きくなり、通常約1.8ボルトとなる(被制御整
流器31のゲート・カソード接合の所要0.6ボルト順
方向トリガ電圧、プラス、ゲート回路のトリガ通路にお
ける二つの直列ダイオード49,55の各々の0.6ボ
ルト順方向電圧降下)。コンデンサ52の充電電圧は負
バイアスとなるが、船外機の点火装置として、例えばエ
ンジン高回転時にピーク電圧約135ボルトの無負荷パ
ルス電圧が発生するとすると、このトリガパルスの立上
りの急峻な点にトリガ点(パル全対の1′3〜2′3の
高さの点)を設定するためにはトリガパルスの基底辺は
約一45ボルトがよい。また上述の1.8ボルトは、回
路中のいくつかのダイオードの関値電圧である。
この1.8ボルトは、コンデンサによる負電圧にかかわ
らず一定であるが、それは1.8ボルトは回路中のいく
つかのダィオー日こ印加する必要のある電圧であるから
である。例えば、被制御整流器31の導通のためには、
ダイオード49と55及び整流器31のゲート・カソー
ド接合により形成されるダイオードがあり各ダイオード
は、順方向の導通を生じさせるために通常0.6ボルト
の順方向電圧が必要である。したがって、コンデンサ5
2の負電圧が−45ボルト以外の場合でも、整流器31
にトリが電流を流すには、このレベル迄波形が上昇しな
ければならない。従って、トリガパルス46の発生の寸
前にコンデンサ52と電圧分割器58はゲート・カソー
ド接合間に負の12ボルトを確立する。−12ボルトは
被制御整流器31の逆降伏電圧レベル(通常12〜15
ボルト)より少し低いレベルに保ちt負電圧が印加され
ているとき被制御整流器31を必要な期間非導適状態に
維持するためである。この電圧は、コンデンサ52の電
圧の一部分であり、抵抗59と60からなる分圧器58
の抵抗59で作られる。トリガパルス46は−46.2
ボルトの等価バイアスレベルから−12ボルトのレベル
まで上昇し、ここでゲートは保持される。第3図の波形
の上昇に示されるように波形は底部(46,46′で共
通に示される)から立上る。巻線36の正の半サイクル
の出力を発生すると、これはゲートに印加され、正弦波
形に沿って上昇することになる。この波形の基底のレベ
ルは一46.2ボルトであるが、これはコンデンサ52
の一45ボルトと、コンデンサ52と巻線31の間に直
列のダイオードの逆バイアスとの合計である。巻線36
に発生する正万向の出力電圧は−45ボルトのバイアス
電圧に抗して上昇するのでこの電圧は、巻線36の発生
する正弦波に沿って次第に上昇し、一12ボルトに達す
ることになる。トリガパルス46が増加を続けるに従い
、ゲート上の電圧は第3図実線に沿って上昇を続ける。
被制御整流器31のゲート上の電圧が通常のトリガ電圧
である約0.6ボルトの正電圧に迄上昇すると、ゲート
・カソード接合は導適する。導適するゲート回路は、ト
リガパルス46が最大値に達し、0.6ボルトレベルに
迄減少する迄、ゲート電圧を約0.6から1.0ボルト
に制限する。それ以後、トリガパルスは−12ボルトレ
ベルまで軌跡56によって示される様に減少する。上述
のように点線の波形部分46は、巻線36から電流が流
れない時の巻線の出力である。しかし、実際には電流が
流れるので実際の出力電圧は点線46に沿うことなく、
細かい点線46′に沿って変る。一方被制御整流器のゲ
ート電圧は、第3図の実線56で示されるが、トリガパ
ルス電圧が56′(0.6ボルト)に達してゲート回路
が導通し、さらに再びトリガパルス電圧が点56″迄減
少して導通が止むまで、ゲート回路にはかなりの電流が
流れるので、ゲート電圧は図示で略直線56で示される
実際は0.6〜1.0ボルトに途中がふくれた波形とな
り、この電圧に制限されることになる。従って、巻線3
6上の負荷はトリガ直前では主に直列接続された電圧分
割抵抗59,60の抵抗である。
トリガ入力パルス46が−12ボルトレベルから正方向
に増加を続けるに従い、前期トリガ負荷が駆動されアー
ス電位以上となり、ついに十0.6ボルトのゲートトリ
ガ閥値レベルが確立される。即ち、被制御整流器31の
ゲート・カソード間の導通以前は、僅かな電流が巻線3
6から抵抗59と60の並列回路を通って流れる。これ
ら抵抗の接続点61の電圧は、ゲートを通って電流が流
れない時のゲートにおける電圧でもあり、この電圧は第
3図の正弦波出力の増加に従って増加する。この電圧は
トリガ点56が0.6ボルトであるからアース電位に達
するのはその少し手前である。トリガの瞬間では、ゲー
ト電流は比較的低く10から50マイクロアンペアの程
度である。ゲートトリガが閥値に到達すると、ゲート・
カソード接合抵抗がゲート入力抵抗5川こ抵抗の一部と
して付加され、ゲート・カソード接合抵抗が可成り減少
する為に、ゲート電流はトリガパルス46の増加と共に
急速に、通常15ミリアンベアのレベルまで、増加する
。即ち、トリガ前の回路の状態は、前述のように電流が
抵抗59と60を流れている。トリガ後はゲート・カソ
ード接合が回路における電流通路となり、電流は直接被
制御整流器31のゲート・カソード回路を通ってアース
に流れる。したがって、電流は必要なトリガを与えるた
めに整流器31のゲート・カソード接合を通って増加す
る。さらに、この接合はダイオードと同様であり、ダイ
オード接合の抵抗は一旦導通が始まると急激に減少する
。ゲート・カソード接合もしたがって同様な特性をもつ
ており、抵抗が急激に減少する。この結果、巻線36か
ら抵抗50及び低抵抗ゲート・カソード回路を通る電流
パルスは被制御整流器31を完全に駆動し、同時にコン
デンサ52を充電する。抵抗50とゲート・カソ−ド接
合を流れる巻線36により供給される電流パルスはバイ
アスコンデンサ52を充電する様働く。このパルスはコ
ンデンサ52を所望のバイアス電圧レベルに迄充電し続
けるのを助ける。他の整流器32,33,31′,32
′,33′の各々に対する回路も同様に各々点火プラグ
2一6を点火すべく回路中に持続される。上記の様に、
プラグ1の点火の後180度で、磁極間隙45が巻線3
6に接近し、反対極性のパルスを発達させ、これが点火
プラグ群9の同一の分岐回路を通して結合され、放電回
路16′の被制御整流器25^への結合変圧器29′を
経て点火プラグ4を点火する様、整流器32′を附勢す
る。しかし、動作においては、巻線36がシリンダー1
を点火すべくパルス46を発生した後、回転子は回転を
続け間隙44が巻線36と37間の死空間を運動し反対
側の間隙45が巻線38に接近する。
上記パルス46の形成後60度に於て間隙45が巻線3
8を通過すると、図示の様に、巻線38の60度端に於
て正の電圧をもった電圧パルスが誘起される。巻線38
は、その60度機が点火プラグ2のトリガ回路に電力を
供聯合する様、接続されている。特に、巻線38の60
度端は整流器31′の分岐回路中の線48を経て接続さ
れている。この分岐回路は整流器31について先に述べ
たものと同様のもので、特に相互接続線48、ダイオー
ド49′、ゲート抵抗50′、被制御整流器31′のゲ
ート・カソード接合、共通アース線51′、君羊9に対
する自己バイアスコンデンサ52′、点火プラグ群8に
対する分岐回路内の復帰線54′とダイオード55′へ
接続する共通の復帰線53、および巻線38の240度
端則ち他端へ戻る相互接続線47からなっている。従っ
て、点火プラグ1の点火後60度において、巻線38が
同様のパルスを発し整流器31′を点弧する。これによ
りコンデンサ23′がカスケード‘こ放電し、放電回路
15′の被制御整流器25′を点弧し、コンデンサ12
′が放電して点火プラグ2を点火する。整流器31′の
安定化動作を与える自己バイアスコンデンサ52′によ
り、先に点火プラグ1について述べたのと同様の回路動
作が行なわれる。パルスの無い時のコンデンサバィァス
電圧は先述の様に電圧分割回路網を通して被制御整流器
31′のゲートに印加され、ゲート・カソード接合電圧
を逆方向破壊電圧レベル以下に制限する。本装置は特に
3シリンダーや6シリンダー構成の船外機用の多気筒エ
ンジンに適している。従って、第1図で破線で囲って示
して6シリンダーエンジンへの適用に関連して示される
様に、独立なユニット63,64により一対の基本3シ
リンダー点火装置が容易に構成出来る。6シリンダー工
ンジンは一対の単位3シリンダー点火装置で構成され、
両点火装置は単一のトリガ発生器14の巻線36,37
,38のそれぞれの両端で相互接続される。
前述の様に、これら巻線は点火プラグ群8,9を所望の
如く交互に点火する様接続される。3シリンダーエンジ
ンの場合は一個の単位点火装置と伴にトリガ発生器を変
更して設計される。
即ち、トリガ発生器は3つのトリガ巻線36,37,3
8がY結線され、その中性点をトリガ共通線としてとり
出しバイアスコンデンサに接続する。特に、3シリンダ
ー系を作るには第1図の回路を次の様に修正すればよい
だろう。点火プラグ群8と点火装置10および介在する
昇圧点火変圧器、交流発電機13、トリガ発生器14、
トリガ巻線36,37,38の0、120、240度端
への相互接続線47はそのま)にし、他の装置を省略す
る。
トリガコィル36,37,38の180、300、60
度端はトリガ発生器14内で結合させ、トリガ発生器か
らの中性、即ち共通線、を結合線53としても働くバイ
アスコンデンサ52に接続する。この様な3シリンダー
エンジンの為のトリガ分岐回路の一例を第4図に示す。
トリガ発生器巻線66,67,68は各々上述の第1図
の巻線36,37,38をY結線したものに相当する。
トリガ中性、ないし共通線、は72で示されるバイアス
コンデンサに接続されている。分割抵抗T0,71は第
1図の抵抗60,59に各々対応し、ダイオード77,
73は各々ダイオード49,65に対応する。被制御整
流器74は被制御整流器31に、ゲート抵抗75はゲー
ト抵抗50に、抑圧コンデンサ76はコンデンサ62に
対応する。点火装置69は第1図の被制御整流器31の
ァノード以後に接続された全要素に対応する。バイアス
コンヂンサ72は巻線66,67,68からのゲート電
流パルスの総和によって充電される。バイアスコンデン
サ72の電圧は直列の抵抗70,71および二つの巻線
67,68に付随する直列的抵抗によってトリガ電圧の
最大値の約1/3にまで下る。ダイオード73は3シリ
ンダーの場合必須ではないが、ダイオード77に印加さ
れるかもしれない大きい逆蟹圧パルスを敬除さ、更に、
ダイオード77,73として安価なものの使用が許容さ
れる。
ダイオード73は第1図に示された6シリンダーの場合
には望ましく、第1図ではダイオード55を例として用
いて説明した。〔発明の効果〕 この様に本発明によれば比較的高電圧に耐えうる自己バ
イアス信号装置と結合した比較的高電圧トリガ信号源装
置を作成する為の信頼性のある比較的簡単な方法を提供
する一方、同時に比較的中篤な逆破壊ゲート電圧を有す
る被制御整流器のゲート・カソード接合に適用される比
較的中鷺な電圧の逆ゲート・バイアス装置を作成する為
の方法をも提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は6シリンダーエンジンに対する本発明の一実施
例の回路図である。 第2図はトリガ発生器を簡単に図式化したものである。
第3図は一つのトリガパルス信号を示すグラフである。
第4図は3シリンダーエンジンの内一つのシリンダーに
対する実施例の部分的回路図である。1一6・・・・・
・点火プラグ、12・・・・・・トリガコンデンサ、1
3・・・・・・交流発電機、14・・・・・・トリガ信
号発生器、18,18′・・・・・・ダイオード制御電
子スイッチ回路、25・・・・・・放電制御電子スイッ
チ、31,32,33・・・・・・被制御整流器、36
,36,37……巻線、39……固定子、40…・・・
回転子、49……ダイオード、52……バイアスコンデ
ンサ、53・・・・・・結合線、54′・・・・・・結
合線、58・・・・・・電圧分割回路、63,64・・
・・・・単位点火装置。 第2図 第1図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 コンデンサに充電された電気エネルギを昇圧トラン
    スを通じて点火プラグに放電するようにした内燃機関用
    コンデンサ放電式点火装置であつて:(イ) 点火プラ
    グに接続されて前記点火プラグを点火する放電回路、(
    ロ) 内燃機関と結合され、かつ前記内燃機関により駆
    動され、前記内燃機関の回転速度に応じた値の出力パル
    スを所定のタイミングで出力するパルス発生器、(ハ)
    前記放電回路と前記パルス発生器との間に接続され、
    前記パルス発生器よりの出力パルスに応答して前記放電
    回路を作動させる電子スイツチ回路、とを有するものに
    おいて;前記電子スイツチ回路はさらに、(a) 前記
    放電回路に接続され、前記パルス発生器からの出力パル
    スに基づくトリガ電圧に応答して前記放電回路を作動さ
    せる被制御半導体スイツチング素子と、(b) 前記パ
    ルス発生器と前記半導体スイツチング素子の一端との接
    続点と、前記半導体スイツチング素子の一端との接続点
    と、前記半導体スイツチング素子の他端との間に接続さ
    れ、前記パルス発生器の出力パルスの値に応じかつ該出
    力パルスと逆極性の電圧を充電するバイアスコンデンサ
    を有するととに、前記バイアスコンデンサに並列に接続
    され、前記バイアスコンデンサの端子電圧を分割し、前
    記半導体スイツチング素子が不導通時には前記分割され
    た電圧が前記半導体スイツチング素子に加わるようにす
    る電圧分割回路を含み、前記半導体スイツチング素子に
    加わるトリガ電圧値を前記内燃機関の回転速度にかかわ
    らず実質的に一定に維持しかつ制限するバイアス回路と
    を備えて成ることを特徴とするコンデンサ放電式点火回
    路。
JP50098438A 1974-08-14 1975-08-13 内燃機関用点火装置 Expired JPS6017944B2 (ja)

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