JPS60168525A - 界面活性剤 - Google Patents
界面活性剤Info
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- JPS60168525A JPS60168525A JP59024513A JP2451384A JPS60168525A JP S60168525 A JPS60168525 A JP S60168525A JP 59024513 A JP59024513 A JP 59024513A JP 2451384 A JP2451384 A JP 2451384A JP S60168525 A JPS60168525 A JP S60168525A
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- oil
- product
- aromatic
- boiling point
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C10—PETROLEUM, GAS OR COKE INDUSTRIES; TECHNICAL GASES CONTAINING CARBON MONOXIDE; FUELS; LUBRICANTS; PEAT
- C10L—FUELS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NATURAL GAS; SYNTHETIC NATURAL GAS OBTAINED BY PROCESSES NOT COVERED BY SUBCLASSES C10G, C10K; LIQUEFIED PETROLEUM GAS; ADDING MATERIALS TO FUELS OR FIRES TO REDUCE SMOKE OR UNDESIRABLE DEPOSITS OR TO FACILITATE SOOT REMOVAL; FIRELIGHTERS
- C10L1/00—Liquid carbonaceous fuels
- C10L1/32—Liquid carbonaceous fuels consisting of coal-oil suspensions or aqueous emulsions or oil emulsions
- C10L1/322—Coal-oil suspensions
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K23/00—Use of substances as emulsifying, wetting, dispersing, or foam-producing agents
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K23/00—Use of substances as emulsifying, wetting, dispersing, or foam-producing agents
- C09K23/12—Sulfonates of aromatic or alkylated aromatic compounds
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)
- Emulsifying, Dispersing, Foam-Producing Or Wetting Agents (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は石油系重質残油の熱分解プロセスから得られる
熱分解油を処理することにより製造された反応生成物を
スルホン化して得られる生成物からなる界面活性剤に関
する。
熱分解油を処理することにより製造された反応生成物を
スルホン化して得られる生成物からなる界面活性剤に関
する。
近年、石油資源の、枯渇から、より重質な原油を使用す
るようになり、このため、副生する蒸留残渣油などの重
質残油の景も増大する傾向にある。しかるに、この重質
残油は、高粘度であり、硫黄外や金属分が多いなどの理
由で工業的な利用価値が少ない。
るようになり、このため、副生する蒸留残渣油などの重
質残油の景も増大する傾向にある。しかるに、この重質
残油は、高粘度であり、硫黄外や金属分が多いなどの理
由で工業的な利用価値が少ない。
一方、このような重質残油の唯一とも言える利用形態が
コーキングに代表される熱分解プロセスの原料として利
用することである。この重質残油のコーキングプロセス
からは、コークス、ガスなどとともに液状物すなわち熱
分解油も得られるが、通常コーキングKj(ける熱分解
油の収率はかなり高く、多量に熱分解油留分が得られる
ことになる。
コーキングに代表される熱分解プロセスの原料として利
用することである。この重質残油のコーキングプロセス
からは、コークス、ガスなどとともに液状物すなわち熱
分解油も得られるが、通常コーキングKj(ける熱分解
油の収率はかなり高く、多量に熱分解油留分が得られる
ことになる。
しかるに、従来よりこの多量に生成する熱分解油の利用
方法としては、この油が脂肪族炭化水素が比較的多く、
十分なオクタン価を有さないこともあり流動接触分解な
どの処理を更におこなわない限りはこのままでは自動車
用ガソリンには使用することができず、ボイラー用など
の単なる燃料として利用するのが限度であった。したが
って5この多量の熱分解油の利用は工業上の大きな問題
となりつつある。
方法としては、この油が脂肪族炭化水素が比較的多く、
十分なオクタン価を有さないこともあり流動接触分解な
どの処理を更におこなわない限りはこのままでは自動車
用ガソリンには使用することができず、ボイラー用など
の単なる燃料として利用するのが限度であった。したが
って5この多量の熱分解油の利用は工業上の大きな問題
となりつつある。
とCろで、ナフサの如き石油系軽質炭化水素を750〜
850℃で熱分解することにより、エチレン、プロピレ
ンなどの石油化学工業の基礎原料を製造することは、い
わゆるナフサクランキングとして広く行なわれている。
850℃で熱分解することにより、エチレン、プロピレ
ンなどの石油化学工業の基礎原料を製造することは、い
わゆるナフサクランキングとして広く行なわれている。
この際、熱分解装置へ供給する原料油の種類、分解条件
などによって異なる1ζめ一概には言えないが、エチレ
ン生産量に対し、芳香族炭化水素?多く含む熱分解副生
油が0.5〜3.0重量%副・生ずる。
などによって異なる1ζめ一概には言えないが、エチレ
ン生産量に対し、芳香族炭化水素?多く含む熱分解副生
油が0.5〜3.0重量%副・生ずる。
また、オクタン価を向上させるためや、ベンゼン、トル
エン、キシレンなどの芳香族炭化水素含量を増大させて
芳香族炭化水素を得るために、ナフサなどを水素存在下
でptまたはPt −Re /Altosの如き貴金属
触媒と接触させる接触改質から大量に得られる改質油も
、当然ながら芳香族炭化水素が多く含まれている。
エン、キシレンなどの芳香族炭化水素含量を増大させて
芳香族炭化水素を得るために、ナフサなどを水素存在下
でptまたはPt −Re /Altosの如き貴金属
触媒と接触させる接触改質から大量に得られる改質油も
、当然ながら芳香族炭化水素が多く含まれている。
さらに、上記の熱分解副生油や改質油から、溶剤抽出な
どの分離手段により、ベンゼン、トルエンおよびキシレ
ンが分離除去された残油は、C,、CtOなどの芳香族
炭化水素を主とする留分ではあるが、多数の成分の混合
物であって、各成分への分離が困難であるなどの理由で
従来より、その工業的な利用が十分ではない。
どの分離手段により、ベンゼン、トルエンおよびキシレ
ンが分離除去された残油は、C,、CtOなどの芳香族
炭化水素を主とする留分ではあるが、多数の成分の混合
物であって、各成分への分離が困難であるなどの理由で
従来より、その工業的な利用が十分ではない。
本発明の目的は、工業的な利用が十分でない重質残油の
熱分解油留分の有効利用をはかることである。もうひと
つの目的は、同じく工業的な利用が十分でないBTX製
造プロセスの残油の有効利用をはかることである。他の
目的は。
熱分解油留分の有効利用をはかることである。もうひと
つの目的は、同じく工業的な利用が十分でないBTX製
造プロセスの残油の有効利用をはかることである。他の
目的は。
安価にもかかわらず性能の優れた界面活性剤を提供する
にある。
にある。
すなわち、本発明は、(,4)石油系炭化水素を400
℃以上、700℃を越えない温度で熱分解する熱分解プ
ロセスから得られる熱分解油留分であって、沸点120
〜290℃の範囲にある炭化水素を主成分とし、かつ脂
肪族オレフィンを含む熱分解油留分の20〜95重量%
、ならびにCB)(α)石油系軽質油を温度750〜8
50’Cで熱分解し、次いで不飽和分を減少させる処理
を施して得られる熱分解副生油留分、(b) 沸点50
〜250℃の石油系軽質油を接触改質し、次いで必要に
応じて不飽和分を減少する処理を施して得られる改質油
留分、および(c) 上記(a)の熱分解副生油留分お
よび/または(b)の改質油留分を原料とし、分離取得
される芳香族炭化水素を主とする芳香族留分からなる群
から選ばれる1種または2種以上の沸点150〜250
℃の留分、または(C)沸点150℃未満の脂肪族性二
重結合を肩さない芳香族炭化水素の80〜5重量%とか
らなる混合物を、酸触媒の存在下、液相で、反応温度8
0〜330℃で処理することにより得られる該混合物中
の炭化水素よりも高沸点でかつ、沸点260℃以上の反
応生成物をスルホン化条件でスルホン化した後、中和し
てなる界面活性剤に関する。
℃以上、700℃を越えない温度で熱分解する熱分解プ
ロセスから得られる熱分解油留分であって、沸点120
〜290℃の範囲にある炭化水素を主成分とし、かつ脂
肪族オレフィンを含む熱分解油留分の20〜95重量%
、ならびにCB)(α)石油系軽質油を温度750〜8
50’Cで熱分解し、次いで不飽和分を減少させる処理
を施して得られる熱分解副生油留分、(b) 沸点50
〜250℃の石油系軽質油を接触改質し、次いで必要に
応じて不飽和分を減少する処理を施して得られる改質油
留分、および(c) 上記(a)の熱分解副生油留分お
よび/または(b)の改質油留分を原料とし、分離取得
される芳香族炭化水素を主とする芳香族留分からなる群
から選ばれる1種または2種以上の沸点150〜250
℃の留分、または(C)沸点150℃未満の脂肪族性二
重結合を肩さない芳香族炭化水素の80〜5重量%とか
らなる混合物を、酸触媒の存在下、液相で、反応温度8
0〜330℃で処理することにより得られる該混合物中
の炭化水素よりも高沸点でかつ、沸点260℃以上の反
応生成物をスルホン化条件でスルホン化した後、中和し
てなる界面活性剤に関する。
以下に本発明を詳述する。
本発明の(A)項の熱分解すべき石油系重質油とは、石
油精製業の通常の意味における常圧蒸留残渣油、減圧蒸
留残渣油、熱分解もしくは接触分解残渣油、及び各種の
石油精製残留物、例えば、フルフラール、プロパン、イ
ンタンなどによる抽出残油、リホーマ−残油など、及び
これらの混合物等をいう。
油精製業の通常の意味における常圧蒸留残渣油、減圧蒸
留残渣油、熱分解もしくは接触分解残渣油、及び各種の
石油精製残留物、例えば、フルフラール、プロパン、イ
ンタンなどによる抽出残油、リホーマ−残油など、及び
これらの混合物等をいう。
本発明の熱分解プロセスの分解温度は400℃以上であ
って、700℃を越え方σことが必要である。400℃
より低い分解温度では熱分解がおこらず、また700℃
以上となると、分解時間の多少にかかわらず、得られる
熱分解油中に、それ自身反応性や高い芳香族炭化水素が
過剰になり、酸触媒処理では樹脂分などの高重合体がで
きやすいとともに、沸点が120〜290℃の範囲にあ
るよう彦脂肪族オレフィン量が過少となるので好ましく
ない。分解温度は好ましくは400〜600℃、より好
ましくは400〜550℃である。分解時間は、当該熱
分解プロセスの王たる目的、たとえばコークス製造、原
料重質油の粘度低下などにより適宜変更でき、例えば、
l Q sec〜50んrなる範囲で採用できる。分解
の際には水蒸気その他の非反応性ガス状媒体を存在させ
ることもできる。分解圧力は通常は比較的低く、減圧な
いし50に97cm2程度である。
って、700℃を越え方σことが必要である。400℃
より低い分解温度では熱分解がおこらず、また700℃
以上となると、分解時間の多少にかかわらず、得られる
熱分解油中に、それ自身反応性や高い芳香族炭化水素が
過剰になり、酸触媒処理では樹脂分などの高重合体がで
きやすいとともに、沸点が120〜290℃の範囲にあ
るよう彦脂肪族オレフィン量が過少となるので好ましく
ない。分解温度は好ましくは400〜600℃、より好
ましくは400〜550℃である。分解時間は、当該熱
分解プロセスの王たる目的、たとえばコークス製造、原
料重質油の粘度低下などにより適宜変更でき、例えば、
l Q sec〜50んrなる範囲で採用できる。分解
の際には水蒸気その他の非反応性ガス状媒体を存在させ
ることもできる。分解圧力は通常は比較的低く、減圧な
いし50に97cm2程度である。
このような重質残油の熱分解プロセスの代表的なものと
しては、H’/drocarbon Processi
ny*Vo1.61 t/I69 、5epternb
er 1982 、 pp、160〜16Bに記載され
ているよ5に、ビスブレーキング法やコーキング法など
がある。
しては、H’/drocarbon Processi
ny*Vo1.61 t/I69 、5epternb
er 1982 、 pp、160〜16Bに記載され
ているよ5に、ビスブレーキング法やコーキング法など
がある。
すなわち、ビスブレーキング法は、加熱炉チューブ内で
コークスの生成を抑制しつつ比較的温和な条件で、主と
して原料の粘度低下を目的として熱分解するプロセスで
あり、コイル型とソーカー型がある。通常、分解炉を出
た分解油は、分解やコークス抑制のため急冷される。こ
れにはLurmpubs 法やS五all法などがある
。
コークスの生成を抑制しつつ比較的温和な条件で、主と
して原料の粘度低下を目的として熱分解するプロセスで
あり、コイル型とソーカー型がある。通常、分解炉を出
た分解油は、分解やコークス抑制のため急冷される。こ
れにはLurmpubs 法やS五all法などがある
。
また、コーキング法は、コークスを併産するプロセスで
あるが、一旦、加熱炉内で比較的短時間、残油を加熱し
た後、コークスドラムに送り、ここで比較的長時間をか
けて塊状コークスを生成させるディレートコ−キング<
vop法、Foster Wheeler法、M、W、
Kgllogg法・Lumnubs法及びC0N0CO
法など)、高温の流動コークス上で残油を残分解するフ
ルーイドコーキング法(Azzoyc法など)、フルー
イドコーキング法に生成コークスのガス化プロセスを結
合させた7レキシコーキング法(EπZOル法)及び、
熱分解するとともに常圧などの比較的低圧でスチームス
トリッピングして、ピッチを製造するユリ力(EURE
KA)プロセスなどがある。
あるが、一旦、加熱炉内で比較的短時間、残油を加熱し
た後、コークスドラムに送り、ここで比較的長時間をか
けて塊状コークスを生成させるディレートコ−キング<
vop法、Foster Wheeler法、M、W、
Kgllogg法・Lumnubs法及びC0N0CO
法など)、高温の流動コークス上で残油を残分解するフ
ルーイドコーキング法(Azzoyc法など)、フルー
イドコーキング法に生成コークスのガス化プロセスを結
合させた7レキシコーキング法(EπZOル法)及び、
熱分解するとともに常圧などの比較的低圧でスチームス
トリッピングして、ピッチを製造するユリ力(EURE
KA)プロセスなどがある。
これらの熱分解プロセスの中でも、残油中の硫黄分や金
属分が生成コークス中に濃縮される結果、分解油中には
比較的これら不純分が少なく、したがって、酸触媒処理
後も精製が比較容器である、また高沸点の脂肪族オレフ
ィンが比較的多量にさまれているなどのためコーキング
法が好ましい。さらに、この中でも、ディレートコ−キ
ング(delayed cokiルσ)は、電極用黒鉛
などの炭素源として有用な塊状コークスが得られるなど
のため大規模に稼動しており、そのため副生ずる分解油
も特に多量であるので、本発明によりその有効利用を図
ればその利益は多大であるので有利なコーキング法であ
る。
属分が生成コークス中に濃縮される結果、分解油中には
比較的これら不純分が少なく、したがって、酸触媒処理
後も精製が比較容器である、また高沸点の脂肪族オレフ
ィンが比較的多量にさまれているなどのためコーキング
法が好ましい。さらに、この中でも、ディレートコ−キ
ング(delayed cokiルσ)は、電極用黒鉛
などの炭素源として有用な塊状コークスが得られるなど
のため大規模に稼動しており、そのため副生ずる分解油
も特に多量であるので、本発明によりその有効利用を図
ればその利益は多大であるので有利なコーキング法であ
る。
上記の熱分解プロセスから得られる熱分解油の組成は熱
分解プロセスのタイプ、熱分解条件、原料の重質油の種
類などによって変動するが、通常は、芳香族オレフィン
を殆んど含まず、主としてノルマルパラフィン、イソパ
ラフィンなどのパラフィンのほかに、反応性に富むノル
マルオレフィン、インオレフィンなどの樹脂族オレフィ
ンを會み、さらに、アルキルベンゼンなどのようなアル
キル置換の単環、アルキルインダン、アルキルテトラリ
ンなどのようなアルキル置換の複合環、およびアルキル
ナフタリンなどのようなアルキル置換の縮合環などを有
する芳香族炭化水素を含むものである。
分解プロセスのタイプ、熱分解条件、原料の重質油の種
類などによって変動するが、通常は、芳香族オレフィン
を殆んど含まず、主としてノルマルパラフィン、イソパ
ラフィンなどのパラフィンのほかに、反応性に富むノル
マルオレフィン、インオレフィンなどの樹脂族オレフィ
ンを會み、さらに、アルキルベンゼンなどのようなアル
キル置換の単環、アルキルインダン、アルキルテトラリ
ンなどのようなアルキル置換の複合環、およびアルキル
ナフタリンなどのようなアルキル置換の縮合環などを有
する芳香族炭化水素を含むものである。
上記の各種の熱分解プロセスから得られる熱分解油のう
ち、本発明においては、沸点が120〜290℃、より
好ましくは150〜260℃の範囲にある炭化水素を主
成分とする熱分解油留分を処理の対象とする。沸点範囲
が上記をはずれる炭化水素を主成分とする留分では界面
活性剤に有用な反応生成物が得られないので好1しくな
い。また、本発明の処理すべき熱分解油留分は、脂肪族
オレフィンを含むことが必要である。
ち、本発明においては、沸点が120〜290℃、より
好ましくは150〜260℃の範囲にある炭化水素を主
成分とする熱分解油留分を処理の対象とする。沸点範囲
が上記をはずれる炭化水素を主成分とする留分では界面
活性剤に有用な反応生成物が得られないので好1しくな
い。また、本発明の処理すべき熱分解油留分は、脂肪族
オレフィンを含むことが必要である。
通常の対象とする熱分解油留分の代表的組成はパラフィ
ン30〜70重量乞脂肪族オレフィン10〜40重量%
、芳香族炭化水素5〜20重量%である。しかしながら
、上述した対象留分の条件を満足する限り、熱分解油を
適宜。
ン30〜70重量乞脂肪族オレフィン10〜40重量%
、芳香族炭化水素5〜20重量%である。しかしながら
、上述した対象留分の条件を満足する限り、熱分解油を
適宜。
分留したり、また未反応油などで稀釈することは差しつ
かえない。
かえない。
上記(/L)熱分解油留分に混合すべき前記(J3)と
しての(α)熱分解副生油留分、(6)の改質油留分お
よび(c)の芳香族留分は次のようなものである。
しての(α)熱分解副生油留分、(6)の改質油留分お
よび(c)の芳香族留分は次のようなものである。
すなわち、(α)の熱分解副生油留分は、エチレン、プ
ロピレンなどの製造を目的として石油系軽質油を温度7
50〜850℃で熱分解する際に得られる熱分解副生油
留分であって、ジオレフィンやモノオレフィンなどの不
飽和公金減少させる処理が施された留分である。
ロピレンなどの製造を目的として石油系軽質油を温度7
50〜850℃で熱分解する際に得られる熱分解副生油
留分であって、ジオレフィンやモノオレフィンなどの不
飽和公金減少させる処理が施された留分である。
石油系軽質油としてはナフサ、灯軽油、LPG、ブタン
などの各種石油系軽質油があげられる。得られる熱分解
副生油の性状を考慮すると、熱分解原料としてはナフサ
、灯軽油が本発明の目的により適合するので好ましい。
などの各種石油系軽質油があげられる。得られる熱分解
副生油の性状を考慮すると、熱分解原料としてはナフサ
、灯軽油が本発明の目的により適合するので好ましい。
熱分解法については、特に限定はなく、通常行なわれて
いる750〜850℃における各種の熱分解法、たとえ
ば、管状の分解炉を使用する管状分解炉法、熱媒体を用
いる熱媒体分解法などが適宜利用できる。
いる750〜850℃における各種の熱分解法、たとえ
ば、管状の分解炉を使用する管状分解炉法、熱媒体を用
いる熱媒体分解法などが適宜利用できる。
この熱分解による生成物から、目的生成物でありエチレ
ン、プロピレン、ブタジェンなどのオレフィン、ジオレ
フィンなどを除いた熱分解副生油留分は、原料である石
油系軽質油の種類、熱分解条件などによって異なるもの
であるが、芳香族炭化水素を比較的多く含み、パラフィ
ン類2〜10重量%、ナフテン類3〜10重量乞芳香族
炭化水素55〜85重量%、脂肪族オレフィン2〜10
重量%、芳香族オレフィン2〜15重量−の範囲で変動
する炭素数6〜10の留分である。このうち、本発明に
おいては沸点150〜280℃の留分を前記(〜の熱分
解油留分に混合して用いる。
ン、プロピレン、ブタジェンなどのオレフィン、ジオレ
フィンなどを除いた熱分解副生油留分は、原料である石
油系軽質油の種類、熱分解条件などによって異なるもの
であるが、芳香族炭化水素を比較的多く含み、パラフィ
ン類2〜10重量%、ナフテン類3〜10重量乞芳香族
炭化水素55〜85重量%、脂肪族オレフィン2〜10
重量%、芳香族オレフィン2〜15重量−の範囲で変動
する炭素数6〜10の留分である。このうち、本発明に
おいては沸点150〜280℃の留分を前記(〜の熱分
解油留分に混合して用いる。
但し5本発明で用いる熱分解副生油留分は、さらに不飽
和分全0.5%以下、好ましくは0.1%以下となるよ
うに減少させる処理が施された留分である。該処理は、
従来公知の接触水素添加処理によって達成される。たと
えば、pt。
和分全0.5%以下、好ましくは0.1%以下となるよ
うに減少させる処理が施された留分である。該処理は、
従来公知の接触水素添加処理によって達成される。たと
えば、pt。
Pd、 Ni%Co、 Mo%W、 Co −Mo、
N1−Wなどの金属触媒あるいは、これらをアルミナな
どの担体に担持させた触媒を用いることができる。該処
理の条件としては、通常、反応温度200〜400℃、
水素圧20〜150jCf?/crn2、水素/油モル
比0.5〜20、LH8V0.1〜10である。
N1−Wなどの金属触媒あるいは、これらをアルミナな
どの担体に担持させた触媒を用いることができる。該処
理の条件としては、通常、反応温度200〜400℃、
水素圧20〜150jCf?/crn2、水素/油モル
比0.5〜20、LH8V0.1〜10である。
また前記(b)の改質油留分とは、沸点50〜250℃
の石油系軽質油、たとえば直留ナフサなどのナフサを接
触改質して得られる改質油留分である。接触改質は、オ
クタン価ヲ向上させるためや、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどのBTXを得るために石油精製や石油化学の
分野で広く8こなわれている。この接触改質は、水素の
存在下反応温度450〜510℃でおこなわれ、触媒と
してはアルミナもしくはシリカ−アルミナ担持の白金、
白金−レニウム、酸化モリブデン、 ea’tyロムf
r、L’の金属触媒である。工業的な方法では、固定床
式であるUOPのブラットホーミング、スタンダード・
オイル・カンパニーのウルトラホーミングなどがあり、
そのほか、流動床式、移動床式などの形式もある。接触
改質では、主に脱水素、環化反応が起り、そのほか、異
性化反応などもおこり、その結果、ベンゼン、トルエン
、キシレンなどのBTX含量が増大し、オクタン価が向
上する。しかしながら、得られろ改質油は前記(α)の
熱分解副生油などと比較し、臭素価が約3.8以下と不
簡和分カ琲常に少ないのが特徴である。より好ましい改
質油の臭素価は約2以下である。
の石油系軽質油、たとえば直留ナフサなどのナフサを接
触改質して得られる改質油留分である。接触改質は、オ
クタン価ヲ向上させるためや、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどのBTXを得るために石油精製や石油化学の
分野で広く8こなわれている。この接触改質は、水素の
存在下反応温度450〜510℃でおこなわれ、触媒と
してはアルミナもしくはシリカ−アルミナ担持の白金、
白金−レニウム、酸化モリブデン、 ea’tyロムf
r、L’の金属触媒である。工業的な方法では、固定床
式であるUOPのブラットホーミング、スタンダード・
オイル・カンパニーのウルトラホーミングなどがあり、
そのほか、流動床式、移動床式などの形式もある。接触
改質では、主に脱水素、環化反応が起り、そのほか、異
性化反応などもおこり、その結果、ベンゼン、トルエン
、キシレンなどのBTX含量が増大し、オクタン価が向
上する。しかしながら、得られろ改質油は前記(α)の
熱分解副生油などと比較し、臭素価が約3.8以下と不
簡和分カ琲常に少ないのが特徴である。より好ましい改
質油の臭素価は約2以下である。
この接触改質油分の代表組成は、パラフィン30〜35
重量%、芳香族炭化水素65〜70重u%、オレフィン
類0〜2重量膚の範囲で変動する炭素数6〜10の留分
である。本発明においては、沸点150〜280℃の接
触改質油留分を用いる。
重量%、芳香族炭化水素65〜70重u%、オレフィン
類0〜2重量膚の範囲で変動する炭素数6〜10の留分
である。本発明においては、沸点150〜280℃の接
触改質油留分を用いる。
上述した如く該改質油留分は不飽和分が少ないが、必要
に応じて不飽和分を減少させる処理を施こす。該処理は
前述の(α)の熱分解副生油留分の不飽和分を減少させ
ろ処理と同様にして行なうことができる。
に応じて不飽和分を減少させる処理を施こす。該処理は
前述の(α)の熱分解副生油留分の不飽和分を減少させ
ろ処理と同様にして行なうことができる。
さらに、これら接触改質油や、前記熱分解副生油もしく
は、これらの混合物を原料とし、適宜の分離手段により
得られた芳香族炭化水素を主とする芳香族留分を前記(
c)の芳香族留分として使用できる。この分離は、石油
化学の分野において、接触改質油や熱分解副生油からB
TXを得るために大規模におこなわれており、通常は、
溶剤抽出法かまたは抽出蒸留法によりおこなわれている
。代表的な溶剤抽出法には、抽出溶剤としてジエチレン
グリコールやトリエチレングリコールなどを用いるユデ
ツクス法(DOW法)、スルホランを用いるスルホラン
法(Shell法)などがある。なお、この抽出におい
ては、不飽和分の重合による装置の閉塞をさけるために
、通常は前処理として水素添加などにより不飽和分の除
去がなされる。
は、これらの混合物を原料とし、適宜の分離手段により
得られた芳香族炭化水素を主とする芳香族留分を前記(
c)の芳香族留分として使用できる。この分離は、石油
化学の分野において、接触改質油や熱分解副生油からB
TXを得るために大規模におこなわれており、通常は、
溶剤抽出法かまたは抽出蒸留法によりおこなわれている
。代表的な溶剤抽出法には、抽出溶剤としてジエチレン
グリコールやトリエチレングリコールなどを用いるユデ
ツクス法(DOW法)、スルホランを用いるスルホラン
法(Shell法)などがある。なお、この抽出におい
ては、不飽和分の重合による装置の閉塞をさけるために
、通常は前処理として水素添加などにより不飽和分の除
去がなされる。
このように、接触改質油や熱分解副生油から分離して得
られる芳香族炭化水素を主とする芳香族留分のうち、沸
点150〜250℃の留分(本発明の(J3)における
(c)の芳香族留分)は、主として炭素数9〜10の芳
香族炭化水素かラナリ、アルキルベンゼン、ポリアルキ
ルベンゼン、ナフタレンそのほか多くの芳香族炭化水素
を主に含んでいるが、従来よりこの沸点範囲の留分は、
BTX留分とともに多量に得られるにもかかわらず有効
な利用方法がなかったものである。
られる芳香族炭化水素を主とする芳香族留分のうち、沸
点150〜250℃の留分(本発明の(J3)における
(c)の芳香族留分)は、主として炭素数9〜10の芳
香族炭化水素かラナリ、アルキルベンゼン、ポリアルキ
ルベンゼン、ナフタレンそのほか多くの芳香族炭化水素
を主に含んでいるが、従来よりこの沸点範囲の留分は、
BTX留分とともに多量に得られるにもかかわらず有効
な利用方法がなかったものである。
さらに(A)の熱分解油留分と混合する(C)の沸点1
50℃未満の脂肪族性二重結合を有さない芳香族炭化水
素には。
50℃未満の脂肪族性二重結合を有さない芳香族炭化水
素には。
ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、また
はこれらの混合物があげられる。
はこれらの混合物があげられる。
本発明においては、(A)の熱分解油留分に、ψ)とし
ての(α)熱分解副生油留分、(b)改質油留分または
(C)芳香族留分である沸点150〜250℃である留
分を混合して、酸触媒処理をおこなう。(α)〜(C)
の留分はまた、適宜混合しC用いろことができる。さら
にまた、(,4)の熱分解油留分にはCC)としての沸
点150℃未満の芳香族留分も混合して酸触媒処理する
ことができろ。混合割合は、(A)の熱分解油留分が、
20〜95重量%、好ましくは40〜90重量%である
。また、CJ3)の沸点150〜250℃の留分または
CC)の沸点150℃未満の芳香族炭化水素が、80〜
5重量%、好ましくは60〜10重量%である。
ての(α)熱分解副生油留分、(b)改質油留分または
(C)芳香族留分である沸点150〜250℃である留
分を混合して、酸触媒処理をおこなう。(α)〜(C)
の留分はまた、適宜混合しC用いろことができる。さら
にまた、(,4)の熱分解油留分にはCC)としての沸
点150℃未満の芳香族留分も混合して酸触媒処理する
ことができろ。混合割合は、(A)の熱分解油留分が、
20〜95重量%、好ましくは40〜90重量%である
。また、CJ3)の沸点150〜250℃の留分または
CC)の沸点150℃未満の芳香族炭化水素が、80〜
5重量%、好ましくは60〜10重量%である。
酸触媒は、固体酸触媒、鉱酸、いわゆるフリーデル・ク
ラフッ触媒、有機酸などが好ましく用いられろ。例えば
具体的には、酸性白土、活性白土などを代表とする酸性
粘土鉱物、無定形もしくは結晶性のシリカ−アルミナ、
AlIF5・AlI30B、強酸型のイオン交換樹脂な
どの固体酸触媒、HF、AIICIIS、BF、、5n
CI1. などのフリーデル・クラフッ触媒、硫酸、パ
ラトルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸
などの無機もしくは有機酸である。
ラフッ触媒、有機酸などが好ましく用いられろ。例えば
具体的には、酸性白土、活性白土などを代表とする酸性
粘土鉱物、無定形もしくは結晶性のシリカ−アルミナ、
AlIF5・AlI30B、強酸型のイオン交換樹脂な
どの固体酸触媒、HF、AIICIIS、BF、、5n
CI1. などのフリーデル・クラフッ触媒、硫酸、パ
ラトルエンスルホン酸、トリフルオロメタンスルホン酸
などの無機もしくは有機酸である。
処理の反応形式は、バッチ式、セミバッチ式あるいは流
通式のいずれでもよいが、固体酸を用いる場合は流通式
を用いろのが好ましい。
通式のいずれでもよいが、固体酸を用いる場合は流通式
を用いろのが好ましい。
上記した酸触媒を当該留分に対して、バッチ式では0.
2〜20重量1好ましくは1〜10重祈チ添加し%また
流通式そはLH8V0.1〜20、好ましくは0.5〜
10の条件で処理する。反応温度は30〜300℃、好
ましくは50〜250℃である。処理時間は反応条件、
すなわち、触媒量1反応部度、原料組成などによって異
なるが、反応完結に十分なる時間が必要であり、通常2
〜24時間の範囲で選ぶことができる。反応圧力は液相
を保つに必要な圧力であれば良い。
2〜20重量1好ましくは1〜10重祈チ添加し%また
流通式そはLH8V0.1〜20、好ましくは0.5〜
10の条件で処理する。反応温度は30〜300℃、好
ましくは50〜250℃である。処理時間は反応条件、
すなわち、触媒量1反応部度、原料組成などによって異
なるが、反応完結に十分なる時間が必要であり、通常2
〜24時間の範囲で選ぶことができる。反応圧力は液相
を保つに必要な圧力であれば良い。
本発明においては、上記酸触媒処理金、混合物中の主た
る炭化水素よりも高沸点で、かつ沸点が260℃以上の
反応生成物が得られるようにおこなう。また、不均化や
オリレフインのオリゴマー化を抑制するような処理条件
でおこなうと、スルホン化物の界面活性能が優れている
ので好ましく、このためには、たとえば触媒としてはH
F、などが好適である。
る炭化水素よりも高沸点で、かつ沸点が260℃以上の
反応生成物が得られるようにおこなう。また、不均化や
オリレフインのオリゴマー化を抑制するような処理条件
でおこなうと、スルホン化物の界面活性能が優れている
ので好ましく、このためには、たとえば触媒としてはH
F、などが好適である。
上記の如く処理して得られた反応生成物の沸点が、26
0℃より低いか、または該混合物中の沸点より低いとき
は。
0℃より低いか、または該混合物中の沸点より低いとき
は。
スルホン化物の界面活性能が低いものとなるので好まし
くない。
くない。
本発明では、上述した如く特定ソースの特定留分を原料
とし、特定の処理乞おこなうために、諸物性に悪影響を
及ぼすような高分子量化合物は実質上生成せず、本発明
の反応生成物は比較的低粘度の、たとえば75℃で3〜
z。
とし、特定の処理乞おこなうために、諸物性に悪影響を
及ぼすような高分子量化合物は実質上生成せず、本発明
の反応生成物は比較的低粘度の、たとえば75℃で3〜
z。
C8tの液状物である。
したがって、通常は酸触媒処理後、未反応留分(出発原
料の熱分解油留分)や、添加混合した芳香族炭化水素な
どを蒸留などの物理的分離手段で分離するのみで、さら
により重質の化合物を分離することなく反応生成物を使
用し得るものである。もちろん、必要に応じて該生成物
を適宜の沸点範囲の留分に分割することもできる。
料の熱分解油留分)や、添加混合した芳香族炭化水素な
どを蒸留などの物理的分離手段で分離するのみで、さら
により重質の化合物を分離することなく反応生成物を使
用し得るものである。もちろん、必要に応じて該生成物
を適宜の沸点範囲の留分に分割することもできる。
なお、次のスルホン化をするに際しては、上記反応混合
物を実質的に芳香族核の核水素添加が8こらないように
スルホン化前に水素添加することもできるが、通常は未
水素添加のまま次のスルホン化工程に供給するのがよい
。
物を実質的に芳香族核の核水素添加が8こらないように
スルホン化前に水素添加することもできるが、通常は未
水素添加のまま次のスルホン化工程に供給するのがよい
。
次に、上記の如くして得られた反応生成物をスルポン化
条件でスルホン化剤によりスルホン化する。
条件でスルホン化剤によりスルホン化する。
スルホン化剤としては、公知のものが使用できるが、た
とえは濃硫酸、発煙硫酸、無水硫酸(sos)などを用
いると良い。
とえは濃硫酸、発煙硫酸、無水硫酸(sos)などを用
いると良い。
濃硫酸を用いるときは、スルホン化とともに水が生成す
るので共沸により生成する水を留去するか、濃硫酸を過
剰に用いるのがよい。
るので共沸により生成する水を留去するか、濃硫酸を過
剰に用いるのがよい。
SO3によりスルホン化するときは、適宜に窒素などの
不活性気体で稀釈して用いるのがよい。
不活性気体で稀釈して用いるのがよい。
スルホン化剤の使用量は、スルホン化が十分に8仁ない
得る量であればよく、特に限定されないが通常は、反応
混合物1重量部当り、スルホン化剤0.1〜1.0重量
部でよい。
得る量であればよく、特に限定されないが通常は、反応
混合物1重量部当り、スルホン化剤0.1〜1.0重量
部でよい。
スルホン化温度は0〜ioo℃、より好ましくは20〜
80℃である。0℃より低いとスルホン化が進行せず、
また100℃より高いとタール状物などが生成しやすい
ので好ましくない。
80℃である。0℃より低いとスルホン化が進行せず、
また100℃より高いとタール状物などが生成しやすい
ので好ましくない。
スルホン化の反応形式はバッチ式または流下薄膜型の反
応槽を用いる連続式でもおこないうる。
応槽を用いる連続式でもおこないうる。
反応終了後、スルホン化物を中和する。中和は、アンモ
ニア、アミンなどの有機化合物によることもできるが1
通常はナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、アル
カリ金属水酸化物などでおこなう。
ニア、アミンなどの有機化合物によることもできるが1
通常はナトリウム、カリウムなどのアルカリ金属、アル
カリ金属水酸化物などでおこなう。
中和物は、そのまま、または適宜に乾燥し界面活性剤と
して使用できる。
して使用できる。
本発明の特徴をまとめると次の如くである。
(1)本発明により、重質残油の熱分解プロセスからの
分解油が高度に利用でき、ひいては工業的価値が低く、
かつ大量に余剰の重質残油を有効に利用することができ
るので工業的価値が太きい。
分解油が高度に利用でき、ひいては工業的価値が低く、
かつ大量に余剰の重質残油を有効に利用することができ
るので工業的価値が太きい。
(2)また、反応生成物をスルホン化して得られたスル
ホン化物は界面活性能がすぐれているので、乳化剤、分
散剤、洗浄剤などの安価な界面活性剤として有用である
。たとえば、新エネルギーとして提案されている石炭な
どの微粉炭と石油などの炭化水素油類との混合物燃料C
COM)を製造する際の分散剤としても有用である。
ホン化物は界面活性能がすぐれているので、乳化剤、分
散剤、洗浄剤などの安価な界面活性剤として有用である
。たとえば、新エネルギーとして提案されている石炭な
どの微粉炭と石油などの炭化水素油類との混合物燃料C
COM)を製造する際の分散剤としても有用である。
(8)特定ソースの特定組成の留分を原料に酸触媒処理
をおこなっているので、特に物性に悪影響をおよぼすよ
うな高分子物は実質上生成せずに、比較的低粘度のもの
が得られる。したがって、酸触媒処理後、未反応留分を
除去するのみでスルホン化に使用できるという利点を有
する。
をおこなっているので、特に物性に悪影響をおよぼすよ
うな高分子物は実質上生成せずに、比較的低粘度のもの
が得られる。したがって、酸触媒処理後、未反応留分を
除去するのみでスルホン化に使用できるという利点を有
する。
次に実施例により本発明を詳述する。
実施例1
ミナス原油から得られた表1の性状の減圧蒸留残渣油を
コーキングしているディレートコ−キング装置(分解条
件;分解温度496℃、滞留時間24時間、分解圧4に
9/cm2)から表2に示すように、ガス、コークスと
ともに熱分解油が得られた。
コーキングしているディレートコ−キング装置(分解条
件;分解温度496℃、滞留時間24時間、分解圧4に
9/cm2)から表2に示すように、ガス、コークスと
ともに熱分解油が得られた。
表 1 重質残油性状
比重(015℃)API 20
アスフアルテン wt% 2.6
コンラドノン残留炭素 wt% 7.1表2収率
ブタン及び軽質ガス 8
30〜160℃ (留分1) 18
160〜260℃(留分2) 22
260℃+ (留分8) 4゜
コークス 17
計100
本実施例においては、上記表2の熱分解油留分中、留分
2を原料として用いた乃S1その組成は表3に示した。
2を原料として用いた乃S1その組成は表3に示した。
表 3 原料留分組成
(留分2)
160〜260℃
臭素価 tJ/i 20.2
タイプ分析 (wtチ)
パラフィン分 68.3
脂肪族オレフィン分 19.4
芳香族分 12.3
次に、温度5℃に冷やしたバッチ式反応器(内容積1)
に、ベンゼン800−と、無水フッ化水素(純度99チ
以上)600−よりなる混合液を入れ、十分に冷やし、
激しく撹拌しながら、表8の留分2からさらに分留した
沸点160〜220℃の留分400−とベンゼン800
−からkる混合物を10分間かけて滴下し、その後1時
間撹拌を続ける。撹拌終了後、静置し、油層を分離して
、io重量係の水酸化カリウム溶液で処理し、混入した
無水フッ化水素を中和分解し、水洗除去した。充分脱水
後、260℃+の留分として反応生成物85.8g(収
率10.2%)を得た。
に、ベンゼン800−と、無水フッ化水素(純度99チ
以上)600−よりなる混合液を入れ、十分に冷やし、
激しく撹拌しながら、表8の留分2からさらに分留した
沸点160〜220℃の留分400−とベンゼン800
−からkる混合物を10分間かけて滴下し、その後1時
間撹拌を続ける。撹拌終了後、静置し、油層を分離して
、io重量係の水酸化カリウム溶液で処理し、混入した
無水フッ化水素を中和分解し、水洗除去した。充分脱水
後、260℃+の留分として反応生成物85.8g(収
率10.2%)を得た。
この生成物は粘度8.5 C8t (@75℃〕、流動
点−55℃以下、引火点は144℃であった。
点−55℃以下、引火点は144℃であった。
(分散剤の試験)
上で得られた反応生成物(未水添品)から沸点260〜
330℃の留分を回収率88.1%で回収し、該留分を
用いてスルホン化し以下の試験をおこなった。
330℃の留分を回収率88.1%で回収し、該留分を
用いてスルホン化し以下の試験をおこなった。
すなわち、上記260〜330℃の留分95.1.9?
容積500dのガラス容器にいれ、温度’t50℃に保
ち激しく撹拌しつつ、これに無水硫酸19αを窒素気流
とともに1時間かけて吹きこむことによりスルホン化を
おこなった。
容積500dのガラス容器にいれ、温度’t50℃に保
ち激しく撹拌しつつ、これに無水硫酸19αを窒素気流
とともに1時間かけて吹きこむことによりスルホン化を
おこなった。
スルホン化終了後、容器内容物を% 6.7−の水1′
夛化す) IJウム水溶液148.2 gに撹拌しなが
ら加えて行き、pH7,0〜7.5ヲ終点として中和し
た。この時加えられた内容物の量は81.1gであった
。分析の結果、スルホン化物収率は84.4%であった
。
夛化す) IJウム水溶液148.2 gに撹拌しなが
ら加えて行き、pH7,0〜7.5ヲ終点として中和し
た。この時加えられた内容物の量は81.1gであった
。分析の結果、スルホン化物収率は84.4%であった
。
次に得られたスルホン酸のナトリウム塩の分散剤として
の界面活性能について調べた。
の界面活性能について調べた。
すなわち、表4に示す条件で、上のスルホン酸ナトリウ
ム塩0.2部を1.5部の水に溶解させ、これに70部
のB重油を加えてよく混合した後、微粉炭30部勿加え
、よく撹拌した後、微粉炭の沈降速度を測定した。その
結果、50日以上放置しても微粉炭の沈降は認められな
かった。なお、スルホネートを用いなかった場合には、
微粉炭はただちに沈降、分離した。
ム塩0.2部を1.5部の水に溶解させ、これに70部
のB重油を加えてよく混合した後、微粉炭30部勿加え
、よく撹拌した後、微粉炭の沈降速度を測定した。その
結果、50日以上放置しても微粉炭の沈降は認められな
かった。なお、スルホネートを用いなかった場合には、
微粉炭はただちに沈降、分離した。
表 4
使用した微粉炭 200メツシュ通過85%微粉炭濃度
80重量% 測定温度 30℃ (洗浄剤の試験) 油で汚れた木綿布を2分し、一方は、軟水中30℃で6
回水洗した。残りの木綿布は上記で得られたスルホン酸
ナトリウム全1.0重量%添加した軟水中30℃で3回
ずつ洗浄と水洗を繰り返した。洗浄度は目視でスルホン
化物を使用しない場合と比較し判定したが、十分洗浄効
果は認められた。なお、この洗浄度は市販の直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム型の洗浄剤を用いた場
合とほぼ同様であった。
80重量% 測定温度 30℃ (洗浄剤の試験) 油で汚れた木綿布を2分し、一方は、軟水中30℃で6
回水洗した。残りの木綿布は上記で得られたスルホン酸
ナトリウム全1.0重量%添加した軟水中30℃で3回
ずつ洗浄と水洗を繰り返した。洗浄度は目視でスルホン
化物を使用しない場合と比較し判定したが、十分洗浄効
果は認められた。なお、この洗浄度は市販の直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸ナトリウム型の洗浄剤を用いた場
合とほぼ同様であった。
実施例2
下記表5の組成を有する沸点135〜145℃のキシレ
ン留分400dと、実施例1の熱分解油留分(留分2)
600−からなる混合物(オレフィン分′7.4%)に
、無水塩化アルミニウム8.41を加え、180℃で1
時間バッチ式で処理した。処理後、反応混合物をアンモ
ニア水で処理し、触媒を中和分解し、次に脱水し、26
0℃+の留分として、反応生成物79.4g(収率9.
5%)を得た。この反応生成物の臭素価は1.0 cg
/ gであって、芳香族分は98饅で残りは殆んどオレ
フィンであった。この生成物は、粘度5,8cSt(@
75℃)、流動点−50℃、引火点172℃であった。
ン留分400dと、実施例1の熱分解油留分(留分2)
600−からなる混合物(オレフィン分′7.4%)に
、無水塩化アルミニウム8.41を加え、180℃で1
時間バッチ式で処理した。処理後、反応混合物をアンモ
ニア水で処理し、触媒を中和分解し、次に脱水し、26
0℃+の留分として、反応生成物79.4g(収率9.
5%)を得た。この反応生成物の臭素価は1.0 cg
/ gであって、芳香族分は98饅で残りは殆んどオレ
フィンであった。この生成物は、粘度5,8cSt(@
75℃)、流動点−50℃、引火点172℃であった。
表5 キシレン留分
次に、上記の反応生成物を実施例1と同様にしてスルホ
ン化し、中和した。スルホン化物収率は79.8%であ
った。
ン化し、中和した。スルホン化物収率は79.8%であ
った。
続いて、実施例1と同様にして分散剤としての界面活性
能を試験したが、微粉炭は同じく50日以上にわたって
沈降しなかった。
能を試験したが、微粉炭は同じく50日以上にわたって
沈降しなかった。
実施例3
エチレン、プロピレンの製造を目的として、ナフサを7
80〜810℃で熱分解する管状熱分解炉から、沸点6
1〜250℃の副生油留分を留出させた。この副生油留
分はアセチレン類、ジオレフィン類のほか、ベンゼン、
トルエン、キシレンやスチレンなどの芳香族炭化水素を
多く含んでいた。
80〜810℃で熱分解する管状熱分解炉から、沸点6
1〜250℃の副生油留分を留出させた。この副生油留
分はアセチレン類、ジオレフィン類のほか、ベンゼン、
トルエン、キシレンやスチレンなどの芳香族炭化水素を
多く含んでいた。
次に、この留分を、ジオレフィンなどの不飽和分の除去
と脱硫を目的とし、ユニファイニング二段水添装置によ
って、水素添加処理をおこなった。触媒はアルミナ担持
のコバルト−モリブデン触媒を用い、第一段は温度22
0℃、圧力50/c9/cm2、また第二段は温度88
0℃、圧力は50に97cm”であった。
と脱硫を目的とし、ユニファイニング二段水添装置によ
って、水素添加処理をおこなった。触媒はアルミナ担持
のコバルト−モリブデン触媒を用い、第一段は温度22
0℃、圧力50/c9/cm2、また第二段は温度88
0℃、圧力は50に97cm”であった。
得られた熱分解副生油留分は、硫黄分0.01%以下、
不飽和分0.01%以下であった。この留分を留分αと
する。
不飽和分0.01%以下であった。この留分を留分αと
する。
次に、ガソリンおよびベンゼン、トルエンもしくはキシ
レンの製造のために沸点50〜250℃のナフサを1反
応源度470℃、圧力50に9/am”で水素存在下、
白金触媒により接触改質するプラットホーミング装置か
らの改質油を得た。この改質油も芳香族分が多いが、前
述の熱分解副生油留分と比較すると不飽和分は少ない。
レンの製造のために沸点50〜250℃のナフサを1反
応源度470℃、圧力50に9/am”で水素存在下、
白金触媒により接触改質するプラットホーミング装置か
らの改質油を得た。この改質油も芳香族分が多いが、前
述の熱分解副生油留分と比較すると不飽和分は少ない。
これを留分すとする。この留分の臭素価は約1.0であ
った。
った。
続いて、沸点60〜250℃の改質油留分b 90τa
t%に前述の留分cL(熱分解副生油留分)の同一沸点
範囲の留分10 vo1%を混合し、ユデツクス抽出装
置にかけて芳香族留分を回収した。
t%に前述の留分cL(熱分解副生油留分)の同一沸点
範囲の留分10 vo1%を混合し、ユデツクス抽出装
置にかけて芳香族留分を回収した。
すなわち、該混合物を芳香族抽出塔の中央部に供給し、
一方、塔の上部からは抽出溶剤であるエチレングリコー
ルを供給し、向流接触抽出’に8とない、抽出液を精製
後にベンゼン、トルエン、キシレンが分留され、製造さ
れる。この時、C0以上の留分として沸点150〜25
0℃の芳香族留分が副生ずる。これば99%以上の芳香
族分を含む。
一方、塔の上部からは抽出溶剤であるエチレングリコー
ルを供給し、向流接触抽出’に8とない、抽出液を精製
後にベンゼン、トルエン、キシレンが分留され、製造さ
れる。この時、C0以上の留分として沸点150〜25
0℃の芳香族留分が副生ずる。これば99%以上の芳香
族分を含む。
この芳香族留分を留分Cとする。このうち、沸点160
〜180℃の留分(留分c / )の性状を次表(表6
)に示す。
〜180℃の留分(留分c / )の性状を次表(表6
)に示す。
表 6
比重 @60−F/60? α876
色相 セイボルト +80以上
引火点CPMCC) 45
混合アニリン点 ℃ ia
芳香族 (容量%) 99.5
蒸留性状CASTM)
初留 ℃ 160
乾点 ℃ 176
実施例1の熱分解留分(留分2)45011!7!と上
記の留分、/(芳香族留分〕50dからなる混合物(オ
レフィン分5%)に、5dのBF3・If、 Qを加え
、90℃で5時間ノくツチ処理した。
記の留分、/(芳香族留分〕50dからなる混合物(オ
レフィン分5%)に、5dのBF3・If、 Qを加え
、90℃で5時間ノくツチ処理した。
反応後、アンモニア水溶液で処理し触媒を水洗除去した
。
。
充分脱水後815℃+の留分として反応生成物72I(
収率17.8%)を得た。この反応生成物は粘度72c
StC@75℃)、流動点−50℃、引火点180℃で
あった。この反応生成物を実施例1と同様にスルホン化
し、中和した。
収率17.8%)を得た。この反応生成物は粘度72c
StC@75℃)、流動点−50℃、引火点180℃で
あった。この反応生成物を実施例1と同様にスルホン化
し、中和した。
スルホン化物収率は8籠8%であった。
次vこ、このスルホン化物を用いて、やはり実施例1と
同様に、微粉炭の沈降速度を測定することにより、分散
剤としての界面活性能を調べたが、50日経過でも、微
粉炭の沈降は認められなかった。
同様に、微粉炭の沈降速度を測定することにより、分散
剤としての界面活性能を調べたが、50日経過でも、微
粉炭の沈降は認められなかった。
実施例4
(製造例1)
実施例1の留分2(熱分解油留分)250mと、実施例
3の留分、/(芳香族留分)250ばからなる混合物(
オレフィン分9.7%)に、5gのA#C#3を加え、
185℃で1.5時間バッチ処理した。処理後、アンモ
ニア水浴液で処理し、触媒を中和、水洗するごとにより
除去した。充分脱水後、815℃+の留分として反応生
成物48.2g(収率10.4%)を得た。この生成物
は粘度6.5cStC@’15℃)、流動点−50℃、
引火点180℃であった。
3の留分、/(芳香族留分)250ばからなる混合物(
オレフィン分9.7%)に、5gのA#C#3を加え、
185℃で1.5時間バッチ処理した。処理後、アンモ
ニア水浴液で処理し、触媒を中和、水洗するごとにより
除去した。充分脱水後、815℃+の留分として反応生
成物48.2g(収率10.4%)を得た。この生成物
は粘度6.5cStC@’15℃)、流動点−50℃、
引火点180℃であった。
(製造例2)
実施例1の留分2(熱分解油留分) 10 gmJと、
実施例8の留分c/ (芳香族留分)400ばからなる
混合物(オレフィン分4.0%)に、lのAlC1J3
を加え、製造例1と同様にして処理することにより、3
15℃十の留分として反応混合物27.1g(収率6.
4%)を得た。この生成物は粘度4.0 cstc@T
5℃)、流動点−50℃、引火点180℃であった。
実施例8の留分c/ (芳香族留分)400ばからなる
混合物(オレフィン分4.0%)に、lのAlC1J3
を加え、製造例1と同様にして処理することにより、3
15℃十の留分として反応混合物27.1g(収率6.
4%)を得た。この生成物は粘度4.0 cstc@T
5℃)、流動点−50℃、引火点180℃であった。
(製造例8)
実施例1の留分2(熱分解油留分)4501dと、上記
の留分、/(芳香族留分)50−からなる混合物(脂肪
族オレフィン分 17.5%)に51のA、eC113
を加え、製造例1と同様にして処理することにより、3
15℃1の留分として反応生成物98.4g(収率24
.4%)を得た。この反応生成物は粘度10,4 c、
St(@75℃)、流動点−47,5℃、引火点180
℃であった。
の留分、/(芳香族留分)50−からなる混合物(脂肪
族オレフィン分 17.5%)に51のA、eC113
を加え、製造例1と同様にして処理することにより、3
15℃1の留分として反応生成物98.4g(収率24
.4%)を得た。この反応生成物は粘度10,4 c、
St(@75℃)、流動点−47,5℃、引火点180
℃であった。
(分散剤としての試験)
製造例1から3で得られた反応生成物を、実施例1と同
様にして、それぞれスルホン化し中和した。スルホン化
物収率は製造例1.2Sよび8の反応生成物では、それ
ぞれ70.2%、80.2%および62.1%であった
。
様にして、それぞれスルホン化し中和した。スルホン化
物収率は製造例1.2Sよび8の反応生成物では、それ
ぞれ70.2%、80.2%および62.1%であった
。
次に、このスルホン化物を用いて実施例1と同様にして
微粉炭の沈降速度により分散剤としての界面活性能を調
べたが、いずれのスルホン化物を用いた場合でも50日
経過後でも微粉炭の沈降は認められなかった。
微粉炭の沈降速度により分散剤としての界面活性能を調
べたが、いずれのスルホン化物を用いた場合でも50日
経過後でも微粉炭の沈降は認められなかった。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、(14)石油系重質残油を400℃以上、700℃
を越えない温度で熱分解する熱分解プロセスから得られ
る熱分解油留分であって、沸点120〜290℃の範囲
にある炭化水素を主成分とし、かつ脂肪族オレフィンを
含む熱分解油留分の20〜95重量%ならひに CB)<α)石油系軽質油を温度の50〜850℃で熱
分解し、次いで不飽和分を減少させる処理を施して得ら
れる熱分解副生油留分、 (b)沸点50〜250℃の石油系軽質油を接触改質し
、次いで必要に応じて不飽和分を減少させる処理を施し
て得られる改質油留分、および (c) 上記(α)の熱分解副生油留分および/または
(b)の改質油留分を原料として、分離取得される芳香
族炭化水素を主とする芳香族留分、 からなる群から選ばれる1種または2種以上の沸点15
0〜250℃の留分の80〜5重量%、または(C)沸
点150 ’C未満の脂肪族性二重結合を有さない芳香
族炭化水素の80〜5重量・ル からなろ混合物を、酸触媒の存在下、液相で、反応温度
30〜830℃で処理するこ七により得られた該混合物
中の炭化水素より高沸点であって、かつ沸点260℃以
上の反応生成物をスルホン化条件下でスルホン化した後
、中和して得られる生成物からなる界面活性剤。 2、前記熱分解プロセスがコーキングプロセスである特
許請求の範囲第1項記載の界面活性剤。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59024513A JPS60168525A (ja) | 1984-02-14 | 1984-02-14 | 界面活性剤 |
US06/783,225 US4692270A (en) | 1984-02-14 | 1985-02-14 | Surface active agent |
DE19853590067 DE3590067T (de) | 1984-02-14 | 1985-02-14 | Oberflächenaktives Mittel |
DE3590067A DE3590067C2 (de) | 1984-02-14 | 1985-02-14 | Oberflaechenaktives mittel |
GB08524129A GB2167082B (en) | 1984-02-14 | 1985-02-14 | Surfactant |
PCT/JP1985/000059 WO1985003647A1 (en) | 1984-02-14 | 1985-02-14 | Surfactant |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59024513A JPS60168525A (ja) | 1984-02-14 | 1984-02-14 | 界面活性剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPS60168525A true JPS60168525A (ja) | 1985-09-02 |
JPH0462772B2 JPH0462772B2 (ja) | 1992-10-07 |
Family
ID=12140248
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59024513A Granted JPS60168525A (ja) | 1984-02-14 | 1984-02-14 | 界面活性剤 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4692270A (ja) |
JP (1) | JPS60168525A (ja) |
DE (1) | DE3590067T (ja) |
GB (1) | GB2167082B (ja) |
WO (1) | WO1985003647A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62125841A (ja) * | 1985-11-26 | 1987-06-08 | スナムプロゲッチ・エス・ペー・アー | 石炭の水性懸濁液用の流動化及び安定化添加剤の製法 |
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---|---|---|---|---|
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GB8429678D0 (en) * | 1984-11-23 | 1985-01-03 | Kodak Ltd | Water-insoluble photographic addenda |
IT1265286B1 (it) * | 1993-12-17 | 1996-10-31 | Agip Spa | Procedimento per recuperare e movimentare prodotti petroliferi altamente viscosi |
US7279017B2 (en) | 2001-04-27 | 2007-10-09 | Colt Engineering Corporation | Method for converting heavy oil residuum to a useful fuel |
US7341102B2 (en) | 2005-04-28 | 2008-03-11 | Diamond Qc Technologies Inc. | Flue gas injection for heavy oil recovery |
DE602007011124D1 (de) | 2006-02-07 | 2011-01-27 | Colt Engineering Corp | Mit Kohlendioxid angereicherte Rauchgaseinspritzung zur Kohlenwasserstoffgewinnung |
US20100048432A1 (en) * | 2008-08-22 | 2010-02-25 | Costello Michael T | Enhanced oil recovery using sulfonate mixtures |
CN102584643A (zh) * | 2011-01-13 | 2012-07-18 | 中国石油大学(北京) | 一种原油减压渣油馏分磺酸盐及其制备方法 |
US10351521B2 (en) | 2016-09-01 | 2019-07-16 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Alkylaromatic sulfonate compositions from mixed hydrocarbons |
US10435359B2 (en) | 2016-09-01 | 2019-10-08 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Alkylaromatic sulfonate compositions from mixed hydrocarbons |
US10351520B2 (en) | 2016-09-01 | 2019-07-16 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Alkylaromatic sulfonate compositions from mixed hydrocarbons |
CN112940702B (zh) * | 2021-03-10 | 2023-03-28 | 长江大学 | 一种耐高温耐高含盐表面活性剂及其制备方法和应用 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS291486B1 (ja) * | 1950-07-06 | 1954-03-20 | ||
US2915517A (en) * | 1957-05-08 | 1959-12-01 | Lubrizol Corp | Oil-soluble metal sulfonates and process for the preparation thereof |
US3030410A (en) * | 1959-07-22 | 1962-04-17 | Atlantic Refining Co | Preparation of oil soluble sulfonates |
JPS421536B1 (ja) * | 1964-02-17 | 1967-01-25 | ||
US3798261A (en) * | 1968-08-26 | 1974-03-19 | Continental Oil Co | Process for preparing high molecular weight sulfonic acids |
US4148821A (en) * | 1974-10-16 | 1979-04-10 | Stepan Chemical Company | Process for sulfonation |
US4252192A (en) * | 1979-07-02 | 1981-02-24 | Stepan Chemical Company | Process for enhanced oil recovery employing petroleum sulfonates |
US4547201A (en) * | 1983-12-14 | 1985-10-15 | International Coal Refining Co. | SRC Residual fuel oils |
-
1984
- 1984-02-14 JP JP59024513A patent/JPS60168525A/ja active Granted
-
1985
- 1985-02-14 US US06/783,225 patent/US4692270A/en not_active Expired - Fee Related
- 1985-02-14 GB GB08524129A patent/GB2167082B/en not_active Expired
- 1985-02-14 DE DE19853590067 patent/DE3590067T/de active Pending
- 1985-02-14 WO PCT/JP1985/000059 patent/WO1985003647A1/ja active Application Filing
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62125841A (ja) * | 1985-11-26 | 1987-06-08 | スナムプロゲッチ・エス・ペー・アー | 石炭の水性懸濁液用の流動化及び安定化添加剤の製法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB2167082B (en) | 1987-09-30 |
WO1985003647A1 (en) | 1985-08-29 |
JPH0462772B2 (ja) | 1992-10-07 |
DE3590067T (de) | 1986-02-20 |
GB2167082A (en) | 1986-05-21 |
US4692270A (en) | 1987-09-08 |
GB8524129D0 (en) | 1985-11-06 |
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