JPS60104272A - 積算処理過程において疑似的フイルタ効果を得る方法及びそれを利用した核磁気共鳴測定方法 - Google Patents
積算処理過程において疑似的フイルタ効果を得る方法及びそれを利用した核磁気共鳴測定方法Info
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- JPS60104272A JPS60104272A JP58212188A JP21218883A JPS60104272A JP S60104272 A JPS60104272 A JP S60104272A JP 58212188 A JP58212188 A JP 58212188A JP 21218883 A JP21218883 A JP 21218883A JP S60104272 A JPS60104272 A JP S60104272A
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- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/44—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、積算処理過程において疑似的フィルタ効果を
得る方法に関する。
得る方法に関する。
信号処理あるいはデータ処理の分野で色々なフィルタが
用いられているが、従来のフィルタは、抵抗、コンデン
サ等を用い1〔電子部品あるいは電子回路としての実時
間フィルタと、信号をデジタル化して記憶した後数学的
演算を施して不要成分を除く所謂デジタルフィルタとに
大別される。
用いられているが、従来のフィルタは、抵抗、コンデン
サ等を用い1〔電子部品あるいは電子回路としての実時
間フィルタと、信号をデジタル化して記憶した後数学的
演算を施して不要成分を除く所謂デジタルフィルタとに
大別される。
実時間フィルタは、重要な構成要素として各種装置に広
範に用いられているが、フィルタの特性に自由度が少な
く、その特性を簡単に変えられない、強度と位相の2つ
のフィルタ特性を独立に設定しにくい等の欠点を持つ。
範に用いられているが、フィルタの特性に自由度が少な
く、その特性を簡単に変えられない、強度と位相の2つ
のフィルタ特性を独立に設定しにくい等の欠点を持つ。
これに比べ、デジタルフィルタは、自由にフィルタ関数
を設定でき、同一データについて試行錯誤的に各種フィ
ルタ関数をかりることが可能である等の実時間フィルタ
にない長所を持つが、反面、一旦大量の生データを取込
んで記憶しなければならず、複雑な数学的演算のための
プログラムも用意しなければならない等装置的な面で大
がかりになることは避けられない。
を設定でき、同一データについて試行錯誤的に各種フィ
ルタ関数をかりることが可能である等の実時間フィルタ
にない長所を持つが、反面、一旦大量の生データを取込
んで記憶しなければならず、複雑な数学的演算のための
プログラムも用意しなければならない等装置的な面で大
がかりになることは避けられない。
本発明は、上述した2つのフィルタの欠点を補うフィル
タを実現り−ることを目的としており、繰返し与えられ
る時間原点を起点として繰返し発生ずるデータ信号を夫
々一定周期でサンプリング1)でデジタル信号に変換し
、積算するにあたり、各時間原点からサンプリング開始
までの遅延時間を屓ならせるようにしたことを特徴とし
でいる。以下、図面を用いて本発明を詳説覆る。
タを実現り−ることを目的としており、繰返し与えられ
る時間原点を起点として繰返し発生ずるデータ信号を夫
々一定周期でサンプリング1)でデジタル信号に変換し
、積算するにあたり、各時間原点からサンプリング開始
までの遅延時間を屓ならせるようにしたことを特徴とし
でいる。以下、図面を用いて本発明を詳説覆る。
第1図は、本発明にかかる方法を実態するためのU本構
成を示り。図において、ある測定装置Aに外部トリガ信
号x (t)が加えられ、そのトリガ信号によって繰返
し与えられる時間原点を起点として測定が繰返し行われ
る。繰返し測定により装置Aから繰返し得られる出力信
号y(t)は、A−D変換器Bによって一定周期でサン
プリングされてデジタル信号に変換され、掛持手段Cを
介して積算手段りへ送られて積算される。
成を示り。図において、ある測定装置Aに外部トリガ信
号x (t)が加えられ、そのトリガ信号によって繰返
し与えられる時間原点を起点として測定が繰返し行われ
る。繰返し測定により装置Aから繰返し得られる出力信
号y(t)は、A−D変換器Bによって一定周期でサン
プリングされてデジタル信号に変換され、掛持手段Cを
介して積算手段りへ送られて積算される。
第2図(a)は上記トリガ信号x(t)を、同図(b)
はそれを起点として繰返し得られる出力信Qy(t)を
夫々示す。従来はこの出力信号y<1>を、第2図(、
C)にザンブリングポイントを示づように常に同一のタ
イミングでサンプリング及びA−D変換し、積算してい
l〔。
はそれを起点として繰返し得られる出力信Qy(t)を
夫々示す。従来はこの出力信号y<1>を、第2図(、
C)にザンブリングポイントを示づように常に同一のタ
イミングでサンプリング及びA−D変換し、積算してい
l〔。
本発明は、第2図(d)に示すように、各時間原点から
サンプリング開始までの遅延時間τを変化させることに
よって実現される。N回の積算を行った後Mj4算手段
に蓄積されたy(t)の平均データy(t)は次式のよ
うに表わされる。
サンプリング開始までの遅延時間τを変化させることに
よって実現される。N回の積算を行った後Mj4算手段
に蓄積されたy(t)の平均データy(t)は次式のよ
うに表わされる。
ここで、τiはi番目の測定の際の遅延時間で、単位遅
延時間△の整数倍の長さを持ち、c7(τj)はその時
の掛算手段の増倍係数(重み関数)である。
延時間△の整数倍の長さを持ち、c7(τj)はその時
の掛算手段の増倍係数(重み関数)である。
この操作によって得られるフィルタ効果を表わすフィル
タ関数は、(1)式を周波数ωの領域へフーリエ変換し
て得た次式によって示される。
タ関数は、(1)式を周波数ωの領域へフーリエ変換し
て得た次式によって示される。
si++c (1/ IllΔ))Y(ω) (2)こ
こで、1/Δは単位遅延時間の逆数、1/IIlΔは最
大遅延時間の逆数、*は合成梢を夫々示し、()の中が
フィルタ関数である。5inc(1/IIIΔ)は、s
in (yc 7 rnΔ)/(π/IIlΔ)で定義
される関数である。
こで、1/Δは単位遅延時間の逆数、1/IIlΔは最
大遅延時間の逆数、*は合成梢を夫々示し、()の中が
フィルタ関数である。5inc(1/IIIΔ)は、s
in (yc 7 rnΔ)/(π/IIlΔ)で定義
される関数である。
信号y (t)中に1/Δより高い周波数成分がなく、
且つ最大遅延時間がサンプリングの時間間隔に比べて小
さくなければ、フィルタl3Il数は車み開数g(τ)
のフーリエ変換G(ω)で近似される。
且つ最大遅延時間がサンプリングの時間間隔に比べて小
さくなければ、フィルタl3Il数は車み開数g(τ)
のフーリエ変換G(ω)で近似される。
第3図(a)は、測定装@Aの出力信号が一次元信号の
場合について本発明を適用した時のサンプリングの様子
を更に詳細に示す図である。測定は時間原点Oを起点と
してN回繰返され、測定1は時間原点から遅延時間τ1
をおいた後、出力信号をΔtの等間隔でyll、 V1
2. y13. ・・とし”Cサンプリングし、掛算手
段によりこのサンプリング出力にglの重みをかけて積
算手段へ送る。
場合について本発明を適用した時のサンプリングの様子
を更に詳細に示す図である。測定は時間原点Oを起点と
してN回繰返され、測定1は時間原点から遅延時間τ1
をおいた後、出力信号をΔtの等間隔でyll、 V1
2. y13. ・・とし”Cサンプリングし、掛算手
段によりこのサンプリング出力にglの重みをかけて積
算手段へ送る。
測定2はd延時間τ2の後勺ンブリングが行われ、得ら
れたサンプリング出力y21.y22.y23.゛・は
92の重みをかけられて積算手段へ送られ、測定1のデ
ータに加えられる。以後、遅延時間がτ3.τ4.・・
、τ1.・・、τ0と順次変えられてN回の測定が繰返
され、N回の積算が行われる。測定終了後、第3図(b
)に示すように積算手段に蓄積された積算データーワ1
.?’、・・。
れたサンプリング出力y21.y22.y23.゛・は
92の重みをかけられて積算手段へ送られ、測定1のデ
ータに加えられる。以後、遅延時間がτ3.τ4.・・
、τ1.・・、τ0と順次変えられてN回の測定が繰返
され、N回の積算が行われる。測定終了後、第3図(b
)に示すように積算手段に蓄積された積算データーワ1
.?’、・・。
7丁、・・、ynは、下式で表わされる。
−? 〜
y1=、Σgi −yij (3)
J!I
ここで、yijは下式で表わされる。
yrj=y<τi十(j−1)Δt> (4)既に述べ
たように、本発明で実現されるフィルタの関数は(2)
式にJハノる( 1内の項で与えられることから、本発
明ではg(τ)の選び方により、フィルタ関数を自由に
設定できる。その代表例として、 ■)第4図(a)に示Jような5inc130数型フイ
ルタ (g(τ)−一定にすることにより実現される) ■)第4図(b)に示づような箱型関数フィルタ(g(
τ)=sinc関数に設定することにより実現される) を挙げることができ、g(τ)を適宜設定することによ
り更に任意なフィルタ関数を設定することが可能である
。特に、■)の5inc関数型フイルタは、従来の抵抗
及びコンデンサを用いたフィルタでは実現不可能なもの
である。
たように、本発明で実現されるフィルタの関数は(2)
式にJハノる( 1内の項で与えられることから、本発
明ではg(τ)の選び方により、フィルタ関数を自由に
設定できる。その代表例として、 ■)第4図(a)に示Jような5inc130数型フイ
ルタ (g(τ)−一定にすることにより実現される) ■)第4図(b)に示づような箱型関数フィルタ(g(
τ)=sinc関数に設定することにより実現される) を挙げることができ、g(τ)を適宜設定することによ
り更に任意なフィルタ関数を設定することが可能である
。特に、■)の5inc関数型フイルタは、従来の抵抗
及びコンデンサを用いたフィルタでは実現不可能なもの
である。
尚、上述のフィルター効果についての議論は、複数回の
測定で常に等しく現われる信号1.所謂コヒーレントシ
グナルについてのみ成立づる。従って、毎回ランダムに
現われるノイズ成分については積算によるSN比改善効
果のみが得られる。
測定で常に等しく現われる信号1.所謂コヒーレントシ
グナルについてのみ成立づる。従って、毎回ランダムに
現われるノイズ成分については積算によるSN比改善効
果のみが得られる。
又、上記測定装置が核磁気共鳴装置である場合、即ち本
発明を核磁気共鳴測定に応用覆る場合、前記時間原点は
励起高周波パルス乃至はパルス列の試料への照射によっ
て与えられることになり、そのパルス又はパルス列を照
射した後、核磁気共鳴信号のサンプリングを開始するま
でのII;7間(赴延時間)を変えて積算を行えば良い
ことは言うまでもない。
発明を核磁気共鳴測定に応用覆る場合、前記時間原点は
励起高周波パルス乃至はパルス列の試料への照射によっ
て与えられることになり、そのパルス又はパルス列を照
射した後、核磁気共鳴信号のサンプリングを開始するま
でのII;7間(赴延時間)を変えて積算を行えば良い
ことは言うまでもない。
上記説明では、理解を容易にJるため、−次元信号につ
いて本発明を適用した例をあげたが、本発明は2つ以上
の時間パラメータを有する信号即ち多次元信号について
も全く同様に適用することができる。
いて本発明を適用した例をあげたが、本発明は2つ以上
の時間パラメータを有する信号即ち多次元信号について
も全く同様に適用することができる。
例えばtl、t2の2つの時間パラメータを持つ信号S
(tl 、 t2 )の場合、夫々のパラメータに対
応して2つのR延時間τ1.τ2を設定づることにより
、jqられる積算信号5(tl、t2>は下式で表わさ
れることになる。
(tl 、 t2 )の場合、夫々のパラメータに対
応して2つのR延時間τ1.τ2を設定づることにより
、jqられる積算信号5(tl、t2>は下式で表わさ
れることになる。
第5図(a)は上記S (tl 、t2 ) (7)デ
ータを示し、各黒丸がtl 、t2の各値で得られた1
つ1つのデータを表わしている。同図(b)はこのデー
タをtl、t2について周波数ω1.ω2の領域へ二重
フーリエ変換して得たデータを示し、例えば破線で示さ
れフィルタ関数によって斜線を施した領域のみが残され
、その他の領域のデータは除かれていることが分る。
ータを示し、各黒丸がtl 、t2の各値で得られた1
つ1つのデータを表わしている。同図(b)はこのデー
タをtl、t2について周波数ω1.ω2の領域へ二重
フーリエ変換して得たデータを示し、例えば破線で示さ
れフィルタ関数によって斜線を施した領域のみが残され
、その他の領域のデータは除かれていることが分る。
更に多くの、時間パラメータを有する信号についても全
く同様に考えられる−ことは言うまでもない。例えば、
klllilのパラメータを持つ信号の場合、積算信1
酊(tl 、tl 、・・・、tk)は以下のJ、うに
なる。
く同様に考えられる−ことは言うまでもない。例えば、
klllilのパラメータを持つ信号の場合、積算信1
酊(tl 、tl 、・・・、tk)は以下のJ、うに
なる。
3(tl、tl、・・ ;tk)=
Σg(τ1.τ2.・Φ 、tk)x
Z/、乙J、’−,Tx
S (t 1 →−τ 1. し 2 + τ 2.
・ ・ 、tk 十 τ k )(6) 更に、本発明は、磁気回転共鳴子系を包含する試料につ
いて二次元核磁気共鳴スペクトルを17るに用いて好適
である。
・ ・ 、tk 十 τ k )(6) 更に、本発明は、磁気回転共鳴子系を包含する試料につ
いて二次元核磁気共鳴スペクトルを17るに用いて好適
である。
近時、新しい核磁気共鳴(NMR)測定方法どして、二
次元NMR法が広く用いられて来ている。
次元NMR法が広く用いられて来ている。
この二次元NMR法は、N M R(g号を二次元スペ
クトルとして表示することにより、従来の方法に比べ分
解能が向上しスペクトルの解析が容易になる、各スピン
間の相互作用を解明できる、等の優れた点を持っており
、今後界々発J7&iるものと考えられている。
クトルとして表示することにより、従来の方法に比べ分
解能が向上しスペクトルの解析が容易になる、各スピン
間の相互作用を解明できる、等の優れた点を持っており
、今後界々発J7&iるものと考えられている。
二次元NMR法の一般的測定プロセスは第6図に示づよ
うに、準備期間、展開時間(tl)、検出111間(t
l)の3つの時間領域からなる。準備であり、高周波パ
ルスPによって磁化は非平衡の状態にされ、この状態は
展開期間し1において展開され、そのtlにおける磁化
の挙動は、検出期間t2にd3いて検出される自由誘導
減衰信号に位相及び振幅情報として手渡されることにな
る。従って、検出された自由誘導減衰信号中にはtlに
お番ノる磁化の挙動ばかりでなく、tlにおける磁化の
挙動も含まれることになる。そこで、tlを変数として
段階的に例えばn段階に変化させ、各段階において測定
を行って得たn個のFID信号(F IDI 〜F I
Dn )から成る信号関数S(しi、tl)を、tl、
tlについて二重フーリエ変換づることにより、例えば
第7図1こ示づような二次元NMRスペクトルを得てい
る。第7図はコレステロールアセテートの水素核相関ス
ペクトルを示し、ω1がし1に対応する周波数軸であり
、ω2がtlに対応ツる周波数軸である。
うに、準備期間、展開時間(tl)、検出111間(t
l)の3つの時間領域からなる。準備であり、高周波パ
ルスPによって磁化は非平衡の状態にされ、この状態は
展開期間し1において展開され、そのtlにおける磁化
の挙動は、検出期間t2にd3いて検出される自由誘導
減衰信号に位相及び振幅情報として手渡されることにな
る。従って、検出された自由誘導減衰信号中にはtlに
お番ノる磁化の挙動ばかりでなく、tlにおける磁化の
挙動も含まれることになる。そこで、tlを変数として
段階的に例えばn段階に変化させ、各段階において測定
を行って得たn個のFID信号(F IDI 〜F I
Dn )から成る信号関数S(しi、tl)を、tl、
tlについて二重フーリエ変換づることにより、例えば
第7図1こ示づような二次元NMRスペクトルを得てい
る。第7図はコレステロールアセテートの水素核相関ス
ペクトルを示し、ω1がし1に対応する周波数軸であり
、ω2がtlに対応ツる周波数軸である。
ところで、上述のごとき二次元NMR法では、扱うデー
タが大量となり、それを記憶するメモリも人容最のもの
が要求されることは避けられない。
タが大量となり、それを記憶するメモリも人容最のもの
が要求されることは避けられない。
そこで、解析上必要でない領域、例えば第7図における
低磁場側の2つのピークp1 、p2が存在Jる領域を
、何等かのフィルタぐカットできれば、゛データの大き
さくよ大幅に縮小され、メモリの容量を節約することが
できる。又、そのJζうに2つのピークが除去できれば
、フーリエ変換に伴うそのピークの1hり返しがなくな
り、スペクi〜ル解析が容易になるという効果も得られ
る。ところが、実時間t2に対応するω2方向について
は、検出回路内にフィルタ回路即ち実時間フィルタを挿
入することにJ:す、必要でない周波数範囲を除去Jる
ことができるものの、信号検出がtlにのみ行4つれる
関係上、し1に対応づ−るω1方向についてiよそのよ
うな実時間フィルタを用いることができない。
低磁場側の2つのピークp1 、p2が存在Jる領域を
、何等かのフィルタぐカットできれば、゛データの大き
さくよ大幅に縮小され、メモリの容量を節約することが
できる。又、そのJζうに2つのピークが除去できれば
、フーリエ変換に伴うそのピークの1hり返しがなくな
り、スペクi〜ル解析が容易になるという効果も得られ
る。ところが、実時間t2に対応するω2方向について
は、検出回路内にフィルタ回路即ち実時間フィルタを挿
入することにJ:す、必要でない周波数範囲を除去Jる
ことができるものの、信号検出がtlにのみ行4つれる
関係上、し1に対応づ−るω1方向についてiよそのよ
うな実時間フィルタを用いることができない。
その点、一旦データをメモリに取込lυだ後、演綽処理
に基づく、所謂デジタルフィルタ処理を行えば、所望の
周波教範1ullの信号成分を取除き、」ニ)小の2つ
のピークを消すことは可能である。しかしながら、この
方法では、一旦大量のデータをメモリに取込よなりれば
ならず、メモリ容量の節約を図ることは不可能である。
に基づく、所謂デジタルフィルタ処理を行えば、所望の
周波教範1ullの信号成分を取除き、」ニ)小の2つ
のピークを消すことは可能である。しかしながら、この
方法では、一旦大量のデータをメモリに取込よなりれば
ならず、メモリ容量の節約を図ることは不可能である。
本発明は、このような場合に真価を発揮する。
本発明に基づいて、ω1の方向について疑似的なフィル
タ効果を持たUることにより、データをメモリに取込む
時点で既に不必要な周波数範囲が除去され、従ってメモ
リ容量の節約を図ることのできる核磁気共鳴測定方法が
実現される。
タ効果を持たUることにより、データをメモリに取込む
時点で既に不必要な周波数範囲が除去され、従ってメモ
リ容量の節約を図ることのできる核磁気共鳴測定方法が
実現される。
その場合、a)高周波パルスを照射することにより、試
料に包含される時期回転共鳴子系の集合の非平衡の状態
を予め作ること、 b)tlという展開時間の間、前記非平衡状態を進展さ
Uること、 G)上記展1ifl詩間し1の後、tlという時間にわ
たって前記」ム鳴子のFID信号を検出し記録すること
、 d)n段階の異なつl、l:展開時間t11〜tinに
つい−C前記a)乃至C)を繰返し、それによりn段階
の異なった展開時間についてのFID信号FI[)(1
1,t2 ) 〜Fit) (tln、 t2 )を集
合した信号関数5(tl、t2)を取得すること、e)
該信号関数5(tl、t2)をtl、t2について周波
数領域へ二重フーリエ変換すること、から成る、二次元
核磁気共鳴スペクトルを得る核磁気共鳴測定方法におい
て、 11「1記d)におけるn段階の展開時間t11〜ti
nの各々について予め定めた微小時間Δτずつ異なるr
TI組の展開時間t111〜tlln+ 、 tl21
〜t12m 。
料に包含される時期回転共鳴子系の集合の非平衡の状態
を予め作ること、 b)tlという展開時間の間、前記非平衡状態を進展さ
Uること、 G)上記展1ifl詩間し1の後、tlという時間にわ
たって前記」ム鳴子のFID信号を検出し記録すること
、 d)n段階の異なつl、l:展開時間t11〜tinに
つい−C前記a)乃至C)を繰返し、それによりn段階
の異なった展開時間についてのFID信号FI[)(1
1,t2 ) 〜Fit) (tln、 t2 )を集
合した信号関数5(tl、t2)を取得すること、e)
該信号関数5(tl、t2)をtl、t2について周波
数領域へ二重フーリエ変換すること、から成る、二次元
核磁気共鳴スペクトルを得る核磁気共鳴測定方法におい
て、 11「1記d)におけるn段階の展開時間t11〜ti
nの各々について予め定めた微小時間Δτずつ異なるr
TI組の展開時間t111〜tlln+ 、 tl21
〜t12m 。
・・・、t1nl〜t1nmを更に設定し、このn×m
段階の各展開時間について前記a)〜C〉を行うと共に
、得られた各段階あたりm117jずつのFID信号を
各々積算することにより、前記FID(tll、 t2
) 〜F ID (tln、 t2 )を合成するこ
とが必要である。
段階の各展開時間について前記a)〜C〉を行うと共に
、得られた各段階あたりm117jずつのFID信号を
各々積算することにより、前記FID(tll、 t2
) 〜F ID (tln、 t2 )を合成するこ
とが必要である。
第8図は本発明を利用した核磁気共鳴測定方法を実施す
るための装置の一例を示し、図において1は静磁場を発
生ずる磁石、2は該静磁場内に配置される核磁気共鳴プ
ローブ、3は高周波発振器である。該発振器3から発生
する測定核の核磁気共鳴周波数を持った高周波は、ゲー
ト4を介して高周波パルスとして該プローブへ送られ、
該プローブ内の照射コイルから試料へ照射される。へ周
波パルス照割に基づいて核磁気共鳴プローブから得られ
た共鳴信号は、ゲート5.増幅器6を介して復調回路7
へ送られ、前記発振器3から送られる高周波信号に基づ
いて復調される。復調によって得られたFID(8号は
、A−D変換器8によってデジタル信号に変換され、積
算回路9を介してコンピュータ10へ送られて付属する
メモリ11へ記憶される。12は、前記ゲート4.5の
ON−OF Fを制御するためのパルスプログラマであ
る。
るための装置の一例を示し、図において1は静磁場を発
生ずる磁石、2は該静磁場内に配置される核磁気共鳴プ
ローブ、3は高周波発振器である。該発振器3から発生
する測定核の核磁気共鳴周波数を持った高周波は、ゲー
ト4を介して高周波パルスとして該プローブへ送られ、
該プローブ内の照射コイルから試料へ照射される。へ周
波パルス照割に基づいて核磁気共鳴プローブから得られ
た共鳴信号は、ゲート5.増幅器6を介して復調回路7
へ送られ、前記発振器3から送られる高周波信号に基づ
いて復調される。復調によって得られたFID(8号は
、A−D変換器8によってデジタル信号に変換され、積
算回路9を介してコンピュータ10へ送られて付属する
メモリ11へ記憶される。12は、前記ゲート4.5の
ON−OF Fを制御するためのパルスプログラマであ
る。
上述の如ぎ構成において、パルスプログラマ12には、
展開時間t1に関する初期値t11.変化ステップ数n
及び単位変化分Δt1と、各ステップにおいて展間時間
を更に微小変化させる際の単位変化分Δでと変化ステッ
プ数n1が予めAベレータによって設定されている。そ
の内の変化ステップ数mについては、積算回数情報とし
て前記積算回路へも送られている。
展開時間t1に関する初期値t11.変化ステップ数n
及び単位変化分Δt1と、各ステップにおいて展間時間
を更に微小変化させる際の単位変化分Δでと変化ステッ
プ数n1が予めAベレータによって設定されている。そ
の内の変化ステップ数mについては、積算回数情報とし
て前記積算回路へも送られている。
第9図はこのパルスプログラマにtって制御されつつ行
われる一連の測定を説明するためのタイミング図であり
、同図(a)は従来の測定シーケンスを示す。例として
シフト相関法の90’パルス→し1→90″パルス→t
2のパルスシーケンスが用いられている。展開時間t1
がtll、 tl2゜tl3.・・・、tinとΔt1
ずつn段階に変化され、各段階で測定が行われてn個の
自由誘尋減衰信号FID (tll、 t2 )、 +
:+o 1t12. t2 )、 F ID (tl3
. t2 ) 、・・・、F[D(tln。
われる一連の測定を説明するためのタイミング図であり
、同図(a)は従来の測定シーケンスを示す。例として
シフト相関法の90’パルス→し1→90″パルス→t
2のパルスシーケンスが用いられている。展開時間t1
がtll、 tl2゜tl3.・・・、tinとΔt1
ずつn段階に変化され、各段階で測定が行われてn個の
自由誘尋減衰信号FID (tll、 t2 )、 +
:+o 1t12. t2 )、 F ID (tl3
. t2 ) 、・・・、F[D(tln。
t2)が得られることが分る。このn個のFID信号の
集合が信号関数3(tl、t2)であり、この3 (t
i 、 t“2)をtl、t2について二重フーリエ変
換すると二次元N M Rスペクトルが得られることは
先に述べた通りである。
集合が信号関数3(tl、t2)であり、この3 (t
i 、 t“2)をtl、t2について二重フーリエ変
換すると二次元N M Rスペクトルが得られることは
先に述べた通りである。
第9図(b)は本発明による測定シーケンスの一例を示
す。破線で対応関係を示すように、上述した従来法にお
ける1回の測定が、本発明における5回の測定に対応し
てtl3す、本発明における最初の5回の測定で得られ
た5つのFID信号、FIQ(tlll、t2)、FI
D(tll2.t2)。
す。破線で対応関係を示すように、上述した従来法にお
ける1回の測定が、本発明における5回の測定に対応し
てtl3す、本発明における最初の5回の測定で得られ
た5つのFID信号、FIQ(tlll、t2)、FI
D(tll2.t2)。
・・・、 F ID (tll5 、 t2 )を積算
回路9において積算し、その積算により得られたFID
信号がF ID (tll、 12 )としてコンピュ
ータ10へ送られる。ここで、t1i1=tii+τ1
゜1: 112 = t 1i+τ2、〜し115 =
t 11+τ5であり、更にτ1−O9τ2=Δτ、
τ3=3Δτ。
回路9において積算し、その積算により得られたFID
信号がF ID (tll、 12 )としてコンピュ
ータ10へ送られる。ここで、t1i1=tii+τ1
゜1: 112 = t 1i+τ2、〜し115 =
t 11+τ5であり、更にτ1−O9τ2=Δτ、
τ3=3Δτ。
r4=2Δτ、τ5=4Δτである。
次の5回の測定で得られる5つのFID信号、FID
(tl21 、t2 )、FI[)(tl22.t2
>、・・・、 F(0(tl25 、t2 )も全く同
様に積算回路9においてfa算され、積算により得られ
たFED信号がF ID (tl2. t2 )として
コンピュータ10へ送られる。ここで、t121=t1
2+τ1=t11+Δt1+τ1.t112冨t12+
τ2.〜t115=t12+τ5であり、τ1=0゜τ
2=Δτ、τ3−2Δτ、τ4=3Δτ、τ5=4Δτ
は変わらない。
(tl21 、t2 )、FI[)(tl22.t2
>、・・・、 F(0(tl25 、t2 )も全く同
様に積算回路9においてfa算され、積算により得られ
たFED信号がF ID (tl2. t2 )として
コンピュータ10へ送られる。ここで、t121=t1
2+τ1=t11+Δt1+τ1.t112冨t12+
τ2.〜t115=t12+τ5であり、τ1=0゜τ
2=Δτ、τ3−2Δτ、τ4=3Δτ、τ5=4Δτ
は変わらない。
以下、全く同様にして5回ずつの測定が行われ、最後の
5回の測定でFID信号、F I D (tlnl。
5回の測定でFID信号、F I D (tlnl。
し2 )、FID (tln2 、t2 )、・・*、
FID (tln5 、 t2 )が得られ、積算回路
9で積算されてF 10 (tln、 t2 )として
コンピュータ10へ送られた時点で測定は終了する。そ
してコンピュータ1oは、メモリ11に格納されている
n個(7)FID信号、F ID (tll、 t2
) 、 F ID (1:12. t2 > 、F I
D (tl3. t2 ) 、・ ・−、FID (t
ln、t2 )の集合として与えられる信号関数5(t
l、t2)に基づいて二次元NMRスペクトルを得る。
FID (tln5 、 t2 )が得られ、積算回路
9で積算されてF 10 (tln、 t2 )として
コンピュータ10へ送られた時点で測定は終了する。そ
してコンピュータ1oは、メモリ11に格納されている
n個(7)FID信号、F ID (tll、 t2
) 、 F ID (1:12. t2 > 、F I
D (tl3. t2 ) 、・ ・−、FID (t
ln、t2 )の集合として与えられる信号関数5(t
l、t2)に基づいて二次元NMRスペクトルを得る。
今、積綽前のFID信号を、tlに着目して5(tl)
とし、積算回数をM回に拡張して考えると、積騨後の和
データS (tl )は、(1)式に対応づる下式で表
わされる。
とし、積算回数をM回に拡張して考えると、積騨後の和
データS (tl )は、(1)式に対応づる下式で表
わされる。
S (tl )=、IS (tl +ri ) (7)
神1 ここで、τiはi番目のFID信号におけるτの値を示
す−0 τiが等間隔であれば、(7)式は上式のように表わづ
゛ことができる。
神1 ここで、τiはi番目のFID信号におけるτの値を示
す−0 τiが等間隔であれば、(7)式は上式のように表わづ
゛ことができる。
(U(tl)■(tl))dτ (8)ここで、■(t
)はサンプリング関数、tJ (t)は箱型関数である
。
)はサンプリング関数、tJ (t)は箱型関数である
。
フーリエ変換の公式を用いて(8)式の辺々を周波数ω
1へ変換すれば、(2)式に対応する下式が得られる。
1へ変換すれば、(2)式に対応する下式が得られる。
S ((1)1 ) =S (ωt ) (sinc(
ωl −Δτ)*…(ω1 ・Δτ/M)) (9) ここで5inc(ωl −Δτ)はSin (πω1−
Δτ)/(πω1 ・Δで)で定義される第10図の関
数である。
ωl −Δτ)*…(ω1 ・Δτ/M)) (9) ここで5inc(ωl −Δτ)はSin (πω1−
Δτ)/(πω1 ・Δで)で定義される第10図の関
数である。
(9)式の右辺の()内が前述の通りフィルタ関数に相
当し、第10図で示される関数が存在覆ることから、そ
の通過領域(第10図の斜線部)に該当づる周波数成分
を持つ信号のみが積算され、データに残る。従って不必
要な周波数領域を除くことが可能となる。具体的には、
第10図の5inc関数をM/Δτ周波数毎に繰返した
ものがフィルタということになり、Δτ及びMを変える
ことによりその通過領域の幅及び周波数位置を適宜設定
することが可口しである。このように、積算を行った時
点で、即ち最終データをメモリへ取込む前の段階で、不
必要な周波数領域を除去することができるため、データ
の大きさは大幅に縮小され、メモリの容量を節約づ−る
ことができる。
当し、第10図で示される関数が存在覆ることから、そ
の通過領域(第10図の斜線部)に該当づる周波数成分
を持つ信号のみが積算され、データに残る。従って不必
要な周波数領域を除くことが可能となる。具体的には、
第10図の5inc関数をM/Δτ周波数毎に繰返した
ものがフィルタということになり、Δτ及びMを変える
ことによりその通過領域の幅及び周波数位置を適宜設定
することが可口しである。このように、積算を行った時
点で、即ち最終データをメモリへ取込む前の段階で、不
必要な周波数領域を除去することができるため、データ
の大きさは大幅に縮小され、メモリの容量を節約づ−る
ことができる。
又、上記例においては積算を行うため測定回数が多くな
るが、従来の測定法にJ3いても、SN比改善のため例
えば第9図(a)に示される測定シーケンスを多数回繰
返して積算を行っているので、実質的な測定時間は大差
ない。
るが、従来の測定法にJ3いても、SN比改善のため例
えば第9図(a)に示される測定シーケンスを多数回繰
返して積算を行っているので、実質的な測定時間は大差
ない。
第11図及び第12図に上記核磁気共鳴測定り法によっ
て得られる効果を明らかにする実験結果を示す。第11
図は、第7図と同様のコレスデに1−ルアセテ−1−の
1H相相関法元部分スペクトルを示づ。上記核磁気共鳴
測定方法を実施しない同図(a)では、第7図における
ピークP1 、 P2に対応する低磁場側のピークがデ
ータ中に取込まれ、そのピークの折り返しが領域zi
、Z2に現われている。それに対し、上記核磁気共鳴測
定方法を実施し1=同図(、b)では、その不必要なピ
ークがかなり取除かれ、Z2ではピークが消滅し、Zl
でも強痕を易しく減少さ′μることができた。
て得られる効果を明らかにする実験結果を示す。第11
図は、第7図と同様のコレスデに1−ルアセテ−1−の
1H相相関法元部分スペクトルを示づ。上記核磁気共鳴
測定方法を実施しない同図(a)では、第7図における
ピークP1 、 P2に対応する低磁場側のピークがデ
ータ中に取込まれ、そのピークの折り返しが領域zi
、Z2に現われている。それに対し、上記核磁気共鳴測
定方法を実施し1=同図(、b)では、その不必要なピ
ークがかなり取除かれ、Z2ではピークが消滅し、Zl
でも強痕を易しく減少さ′μることができた。
尚、同図(b)の測定はM−15,Δτ−Δt1/14
で行われた。
で行われた。
第12図は、2.4.5トリクロロフエノールの130
−J−1シフト相関二次元スペクトルを示す。
−J−1シフト相関二次元スペクトルを示す。
2.4.5トリクロロフエノールでは、2個の水素核と
6個の炭素核との間でJ結合があるが、水素核と結合し
た炭素核(短距離結合)と、水素核と結合していない炭
素核(長距離結合)では、その大きざが1桁以上異なる
。上記核磁気共鳴測定方法を実施していない同図(a)
には、短距離結合由来のシフト相関ピークP3.P4が
現われている。上記核磁気共鳴測定方法を実施すること
により、同図(b)に示すようにその2つのピークを消
滅ざUることができた。
6個の炭素核との間でJ結合があるが、水素核と結合し
た炭素核(短距離結合)と、水素核と結合していない炭
素核(長距離結合)では、その大きざが1桁以上異なる
。上記核磁気共鳴測定方法を実施していない同図(a)
には、短距離結合由来のシフト相関ピークP3.P4が
現われている。上記核磁気共鳴測定方法を実施すること
により、同図(b)に示すようにその2つのピークを消
滅ざUることができた。
以上詳述した如く上記核磁気共鳴測定方法によれば、不
必要なピークを除去し、且つメモリにa3番プる記憶容
量の節約を図ることができる。
必要なピークを除去し、且つメモリにa3番プる記憶容
量の節約を図ることができる。
尚、上記核磁気共鳴測定方法は上述した実施例に限定さ
れることなく幾多の変形が可能である。
れることなく幾多の変形が可能である。
例えば、第8図の装置では積算回路を設置したが、同じ
機能をコンピュータに行わUることができることは言う
までもない。
機能をコンピュータに行わUることができることは言う
までもない。
又、上記核磁気共鳴測定方法は、i3Cシフ1へ分解二
次元NMR法、J分解二次元NMR法、同種核シフト分
解二次元N M R法、異種核シフト相関二次元NMR
法、二次元NOENMR法、化学交換二次元NMR法等
、その他すベての二次元NMR測定法に適用できる。
次元NMR法、J分解二次元NMR法、同種核シフト分
解二次元N M R法、異種核シフト相関二次元NMR
法、二次元NOENMR法、化学交換二次元NMR法等
、その他すベての二次元NMR測定法に適用できる。
又、第9図(b)の測定シーケンスでは1111−t1
1+τ1.t 112 = t 11+τ2.・・ 、
tiis=t11+τ5の順序で測定を行ったが、τ1
〜τ5の順序はどのように選んでも良い。
1+τ1.t 112 = t 11+τ2.・・ 、
tiis=t11+τ5の順序で測定を行ったが、τ1
〜τ5の順序はどのように選んでも良い。
第1図は、本発明にかかる方法を実施するための基本構
成を示す図、第2図はその動作を説明するためのタイミ
ング図、第3図(a>は、測定装置Aの出力信号が一次
元信号の揚台について本発明を適用した時のサンプリン
グの様子を更に詳細に示す図、第4図は本発明によって
得られるフィルタ関数の例を示1図、第5図は二次元信
号について本発明を適用した場合について説明するため
の図、第6図は二次元NMR法の一般的測定プロセスを
説明するだめの図、第7図は二次元NMRスペクトルの
例を示す図、第8図は本発明にかかる方法を実施するだ
めの装置の一例を示づ図、第9図はパルスプログラマに
よって制御されつつ行われる一連の測定を説明するため
のタイミング図、第10図は5inc関数を説明づるた
めの図、第11図及び第12図は本発明によって得られ
る効果を説明するための実験結果を示す図である。 A:測定装置、B:A−D変換器、 C:掛算手段、D:積粋手段、i:m石、2:核磁気共
鳴プローブ、3コ高周波発振器、4.5=ゲート、7:
復調回路、 8:A−D変換器、9:V4算回路、 10:コンピュータ、11:メモリ、 12:パルスプログラマ。 住良 微友 、1′ダ図(a) オS図(′b) ω2−一一一一 手わ°8ン市正書(カ一式) 昭和59年3月26日 特i1庁長官 若杉 用人 殿 昭和58年特八へf j!1第2121ε38号2、発
明の名称 積停処理過程にJ3いて擬似的フィルタ効果を(qる方
法及びそれを利用した核磁気」も唱測定り法 3、補正をする省 事イ′1との関係 性情出願人 住所 東京都昭島市中神町1418番地(1−[L−0
425(43> 1165)名称 (/127>目木電
子株式会社 6、補正の内容 明細書第24頁第2行を以下の通り補正Jる。 「に示J図、第3図(b)は測定終了後偵綽手段に蓄積
された積粋データを承り図、第4図(i本発明によって
1qられるフイ」 以−1ニ
成を示す図、第2図はその動作を説明するためのタイミ
ング図、第3図(a>は、測定装置Aの出力信号が一次
元信号の揚台について本発明を適用した時のサンプリン
グの様子を更に詳細に示す図、第4図は本発明によって
得られるフィルタ関数の例を示1図、第5図は二次元信
号について本発明を適用した場合について説明するため
の図、第6図は二次元NMR法の一般的測定プロセスを
説明するだめの図、第7図は二次元NMRスペクトルの
例を示す図、第8図は本発明にかかる方法を実施するだ
めの装置の一例を示づ図、第9図はパルスプログラマに
よって制御されつつ行われる一連の測定を説明するため
のタイミング図、第10図は5inc関数を説明づるた
めの図、第11図及び第12図は本発明によって得られ
る効果を説明するための実験結果を示す図である。 A:測定装置、B:A−D変換器、 C:掛算手段、D:積粋手段、i:m石、2:核磁気共
鳴プローブ、3コ高周波発振器、4.5=ゲート、7:
復調回路、 8:A−D変換器、9:V4算回路、 10:コンピュータ、11:メモリ、 12:パルスプログラマ。 住良 微友 、1′ダ図(a) オS図(′b) ω2−一一一一 手わ°8ン市正書(カ一式) 昭和59年3月26日 特i1庁長官 若杉 用人 殿 昭和58年特八へf j!1第2121ε38号2、発
明の名称 積停処理過程にJ3いて擬似的フィルタ効果を(qる方
法及びそれを利用した核磁気」も唱測定り法 3、補正をする省 事イ′1との関係 性情出願人 住所 東京都昭島市中神町1418番地(1−[L−0
425(43> 1165)名称 (/127>目木電
子株式会社 6、補正の内容 明細書第24頁第2行を以下の通り補正Jる。 「に示J図、第3図(b)は測定終了後偵綽手段に蓄積
された積粋データを承り図、第4図(i本発明によって
1qられるフイ」 以−1ニ
Claims (5)
- (1)繰返し与えられる時間原点を起点として繰返し発
生ずるデータ信号を夫々一定周期でナンブリングしてデ
ジタル信号に変換し、積算するにあたり、各時間原点か
ら4ノンプリング開始までの遅延時間を異ならせるよう
にしたことを特徴とする積算処理過程において疑似的フ
ィルタ効果を得る方法。 - (2)前記データ信号は核磁気共鳴信号であり、且つ前
記時間原点は励起^周波パルス乃至はパルス列の試料へ
の照射にJ、ってhえられる特許請求の範囲第1項記載
の方法。 - (3)繰返し与えられる時間原点を起点として繰返し発
生するデータ信号を夫々一定周期でサンプリングし°C
デジタル信号に変換し、積算するにあたり、各時間原点
からサンプリング開始までの遅延時間を異ならせるよう
にし、得られた各データ信号を遅延時間に応じて予め定
められた利得で増幅することにより重みイ1けしで積算
するようにしたことを特徴とする積算処理過程において
疑似的フィルタ効果を得る方法。 - (4)前記データ信号は核磁気共鳴信号であり、且つ前
記時間原点は励起高周波パルス乃至はパルス列の試料へ
の照射によって与えられる特許請求の範囲第3項記載の
方法。 - (5)a)高周波パルスを照射することにより、試料に
包含される磁気回転共鳴子系の集合の非平衡の状態を予
め作ること、 b)tlという展開時間の間、前記非平衡状態を進展さ
Uること、 C)上記展開時間t1の後、し2という時間にわたって
前記共鳴子の自由誘導減衰信号を検出し記録すること、 d)n段階の異なった展開時間t11〜t1nについて
前記a)乃至C)を繰返し、”4それによりn段階の異
なった展開時間についての自由誘導減衰信号F ID
(tll、 t2 )〜F ID (1:in、 t2
)を集合した信号関数3(tl、t2)を取得するこ
と、 e)該信号関数S (tl 、 t2 )をtl、t2
につい”C周波数領域へ二重フーリエ変換すること、か
う成る、磁気回転共鳴子系を包含づる試料について二次
元核磁気共鳴スペクトルを得る核磁気共鳴測定方法にお
いて、 前記d)におけるn段階の展開時間t11〜t1nの″
各々について、予め定めた微小II¥間Δτずつ異なる
rT1段階の展間時間tlll 〜t11m 、t12
1〜し12n+ 、−−−、t1n1〜tlnmを更に
設定し、このnxm段階の各展開時間について前記a)
〜C)を行うと共に、得られた各段階あたりrT1個f
つのFID信号を各々積算することにより、前記FID
(tll、t2 ) 〜FID (tin、t2 )
を合成するようにしたことを特徴とする核磁気共鳴測
定方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58212188A JPS60104272A (ja) | 1983-11-11 | 1983-11-11 | 積算処理過程において疑似的フイルタ効果を得る方法及びそれを利用した核磁気共鳴測定方法 |
US06/668,647 US4614907A (en) | 1983-11-11 | 1984-11-06 | Method of obtaining pseudofiltering effect in process of data accumulation and nuclear magnetic resonance spectrometry utilizing same |
EP84113421A EP0148362B1 (en) | 1983-11-11 | 1984-11-07 | Method of obtaining pseudofiltering effect in process of accumulation and nuclear magnetic resonance spectrometry utilizing same |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58212188A JPS60104272A (ja) | 1983-11-11 | 1983-11-11 | 積算処理過程において疑似的フイルタ効果を得る方法及びそれを利用した核磁気共鳴測定方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60104272A true JPS60104272A (ja) | 1985-06-08 |
Family
ID=16618379
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58212188A Pending JPS60104272A (ja) | 1983-11-11 | 1983-11-11 | 積算処理過程において疑似的フイルタ効果を得る方法及びそれを利用した核磁気共鳴測定方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4614907A (ja) |
EP (1) | EP0148362B1 (ja) |
JP (1) | JPS60104272A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019082430A (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-30 | 日本電子株式会社 | 電子スピン共鳴測定装置及び方法 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63189134A (ja) * | 1987-02-02 | 1988-08-04 | 株式会社東芝 | 磁気共鳴イメ−ジング装置 |
US4780673A (en) * | 1987-10-05 | 1988-10-25 | Varian Associates, Inc. | Acquisition and processing of spin-echo NMR spectra |
DE3811066A1 (de) * | 1988-03-31 | 1989-10-12 | Philips Patentverwaltung | Kernresonanz-spektrometer |
IL86570A (en) * | 1988-05-31 | 1991-07-18 | Elscint Ltd | Reduction of truncation caused artifacts |
US6517241B1 (en) * | 2000-05-30 | 2003-02-11 | General Electric Company | Sensors and methodology for improved turbine exhaust gas temperature measurements |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL153045B (nl) * | 1966-03-05 | 1977-04-15 | Philips Nv | Filter voor analoge signalen. |
US3873909A (en) * | 1967-08-21 | 1975-03-25 | Varian Associates | Gyromagnetic apparatus employing computer means for correcting its operating parameters |
US3824452A (en) * | 1971-04-08 | 1974-07-16 | Varian Associates | Fourier transform nuclear magnetic resonance spectrometer employing means for generating random pulse intervals to avoid anomalies due to net transverse magnetization |
NL7202070A (ja) * | 1972-02-17 | 1973-08-21 | ||
JPS5066293A (ja) * | 1973-10-12 | 1975-06-04 | ||
US4134058A (en) * | 1977-11-28 | 1979-01-09 | Varian Associates, Inc. | Selective detection of multiple quantum transitions in nuclear magnetic resonance |
-
1983
- 1983-11-11 JP JP58212188A patent/JPS60104272A/ja active Pending
-
1984
- 1984-11-06 US US06/668,647 patent/US4614907A/en not_active Expired - Fee Related
- 1984-11-07 EP EP84113421A patent/EP0148362B1/en not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019082430A (ja) * | 2017-10-31 | 2019-05-30 | 日本電子株式会社 | 電子スピン共鳴測定装置及び方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4614907A (en) | 1986-09-30 |
EP0148362A1 (en) | 1985-07-17 |
EP0148362B1 (en) | 1988-09-07 |
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