JPS599975Y2 - 負圧式倍力装置 - Google Patents
負圧式倍力装置Info
- Publication number
- JPS599975Y2 JPS599975Y2 JP4123680U JP4123680U JPS599975Y2 JP S599975 Y2 JPS599975 Y2 JP S599975Y2 JP 4123680 U JP4123680 U JP 4123680U JP 4123680 U JP4123680 U JP 4123680U JP S599975 Y2 JPS599975 Y2 JP S599975Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- reaction
- rubber disk
- negative pressure
- pressure booster
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Braking Systems And Boosters (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、自動車の油圧式ブレーキシステムにおいて採
用されることが多い負圧式倍力装置に係り、特に、合或
樹脂によって形威され一部に軸線に沿った連通孔を有す
るピストンの軸心に設けた貫通孔内にリアクションゴム
テ゛イスクを組付けてなり、このリアクションゴムディ
スクが前記ピストンの軸方向に作用する反力を受けてそ
の一部を前記ピストンに伝えるようにした負圧式倍力装
置に関する。
用されることが多い負圧式倍力装置に係り、特に、合或
樹脂によって形威され一部に軸線に沿った連通孔を有す
るピストンの軸心に設けた貫通孔内にリアクションゴム
テ゛イスクを組付けてなり、このリアクションゴムディ
スクが前記ピストンの軸方向に作用する反力を受けてそ
の一部を前記ピストンに伝えるようにした負圧式倍力装
置に関する。
従来、この種の負圧式倍力装置においては、前記リアク
ションゴムディスクがゴムの単一素材からなり、上記し
た反力の一部はピストンに軸方向の力として作用すると
ともに半径方向の力としても作用する。
ションゴムディスクがゴムの単一素材からなり、上記し
た反力の一部はピストンに軸方向の力として作用すると
ともに半径方向の力としても作用する。
しかして、上記した半径方向の力は軸方向の力に比例し
、反力が過大である場合には、ピストンの構造的に弱い
部分、すなわち、リアクションゴムディスクの取付部か
ら前記連通孔に至る部分に割れが発生するおそれがある
。
、反力が過大である場合には、ピストンの構造的に弱い
部分、すなわち、リアクションゴムディスクの取付部か
ら前記連通孔に至る部分に割れが発生するおそれがある
。
またリアクションゴムテ゛イスクは周知のようにその外
周面にてピストンの軸心に設けた貫通孔内壁にシール係
合して気密を保持する機能をも有している。
周面にてピストンの軸心に設けた貫通孔内壁にシール係
合して気密を保持する機能をも有している。
(例えば、実公昭53−40618号公報参照)。本考
案は、リアクションゴムディスクの気密保持機能を損な
うことなく上記した問題に対処すべくなされたもので、
以下にその一実施例を図面に基づいて説明する。
案は、リアクションゴムディスクの気密保持機能を損な
うことなく上記した問題に対処すべくなされたもので、
以下にその一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案を実施してなる負圧式倍力装置を示して
いて、この負圧式倍力装置においては、ダイアフラム1
0の内周縁部をフェノール樹脂製のピストン11に気密
的に固着してなるパワピストンPがダイアフラム10の
外周縁部にてハウジング13に気密的に組付けられると
ともにピストン11の外周部にてノ\ウジング13の開
口部13 aに気密的かつ移動可能に組付けられて、ハ
ウジング13内にポーH3bを通して常時負圧源に接続
される左室R1とこの左室R1にピストン11に設けた
軸線に沿う連通孔11 a、段付内孔1l b及び半径
方向の連通孔11 Cを通して連通ずるとともに大気に
連通孔11 C、段付内孔11b及びエアクリーナ14
を通して連通ずる右室&が形或され、ピストン11の段
付内孔1l b内に組込まれてオペレーテイングロツド
15の先端に連結したバルブプランジャ16及び段付内
孔1l b内に組付けたポペット17の共働作用により
右室&が左室R1又は大気に選択的に連通される構戒と
なっている。
いて、この負圧式倍力装置においては、ダイアフラム1
0の内周縁部をフェノール樹脂製のピストン11に気密
的に固着してなるパワピストンPがダイアフラム10の
外周縁部にてハウジング13に気密的に組付けられると
ともにピストン11の外周部にてノ\ウジング13の開
口部13 aに気密的かつ移動可能に組付けられて、ハ
ウジング13内にポーH3bを通して常時負圧源に接続
される左室R1とこの左室R1にピストン11に設けた
軸線に沿う連通孔11 a、段付内孔1l b及び半径
方向の連通孔11 Cを通して連通ずるとともに大気に
連通孔11 C、段付内孔11b及びエアクリーナ14
を通して連通ずる右室&が形或され、ピストン11の段
付内孔1l b内に組込まれてオペレーテイングロツド
15の先端に連結したバルブプランジャ16及び段付内
孔1l b内に組付けたポペット17の共働作用により
右室&が左室R1又は大気に選択的に連通される構戒と
なっている。
このため、オペレーテイングロツド15が左方へ押動さ
れて、右室R2が左室R1との連通を遮断され大気と連
通ずると、右室R2内に大気が流入し両室R1,R2間
の差圧によりパワピストンPがリターンスプリング18
の作用に抗して左動して、ピストン11に同軸的に組付
けたリアクションゴムテ゛イスク20、摺動可能なプラ
グ22及びプッシュロツド19が一体的に左動する。
れて、右室R2が左室R1との連通を遮断され大気と連
通ずると、右室R2内に大気が流入し両室R1,R2間
の差圧によりパワピストンPがリターンスプリング18
の作用に抗して左動して、ピストン11に同軸的に組付
けたリアクションゴムテ゛イスク20、摺動可能なプラ
グ22及びプッシュロツド19が一体的に左動する。
かかる左動によりプッシュロツド19に軸方向の反力が
作用すると、この反力はプッシュロツド19の右端面か
らリアクションゴムディスク20に伝わり、更にノアク
ションゴムディスク20の右端面から軸方向の力として
ピストン11及ひ゛バルブプランジャ16に分散して伝
わるとともに、リアクションゴムディスク20の外周面
から半径方向の力としてピストン11に作用する。
作用すると、この反力はプッシュロツド19の右端面か
らリアクションゴムディスク20に伝わり、更にノアク
ションゴムディスク20の右端面から軸方向の力として
ピストン11及ひ゛バルブプランジャ16に分散して伝
わるとともに、リアクションゴムディスク20の外周面
から半径方向の力としてピストン11に作用する。
しかして、本実施例においては、リアクションゴムディ
スク20の外周縁部内に、右端に内方に延びるフランジ
21 aを有する断面L字状の鉄製スリーブ21が同心
的に埋没されていて、リアクションゴムディスク20の
外周面が取付部11 d内(ピストン11の軸心に設け
た貫通孔内)に気密的に密着している。
スク20の外周縁部内に、右端に内方に延びるフランジ
21 aを有する断面L字状の鉄製スリーブ21が同心
的に埋没されていて、リアクションゴムディスク20の
外周面が取付部11 d内(ピストン11の軸心に設け
た貫通孔内)に気密的に密着している。
このため、リアクションゴムディスク20の右端面から
ピストン11及びバルブプランジャ16に分散して伝わ
る軸方向の力に悪影響を与えることなく、リアクション
ゴムテ゛イスク20の外周面からピストン11に伝わる
半径方向の力が抑制され、仮りに反力が過大であっても
、ピストン11の構造的に弱い部分、すなわち、リアク
ションゴムディスク20の取付部11 dの右端角部や
取付部11 dから連通孔11 aに至る薄肉部分Aに
割れが発生することはない。
ピストン11及びバルブプランジャ16に分散して伝わ
る軸方向の力に悪影響を与えることなく、リアクション
ゴムテ゛イスク20の外周面からピストン11に伝わる
半径方向の力が抑制され、仮りに反力が過大であっても
、ピストン11の構造的に弱い部分、すなわち、リアク
ションゴムディスク20の取付部11 dの右端角部や
取付部11 dから連通孔11 aに至る薄肉部分Aに
割れが発生することはない。
なお、本考案の実施に際しては、第2図にて示したリア
クションゴムテ゛イスク120を採用することも可能で
ある。
クションゴムテ゛イスク120を採用することも可能で
ある。
このリアクションゴムディスク120においては、フラ
ンジのないスリーブ121が同心的に埋没されている。
ンジのないスリーブ121が同心的に埋没されている。
以上の説明は本考案の一実施例に基づくものであり、本
考案は上記実施例に限らず、合或樹脂によって形威され
一部に軸線に沿った連通孔を有するピストンにリアクシ
ョンゴムディスクを同軸的に組付けてなり、このリアク
ションゴムテ゛イスクが前記ピストンの軸方向に作用す
る反力を受けてその一部を前記ピストンに伝えるように
した種々の負圧式倍力装置に適宜変更して実施し得るも
のである。
考案は上記実施例に限らず、合或樹脂によって形威され
一部に軸線に沿った連通孔を有するピストンにリアクシ
ョンゴムディスクを同軸的に組付けてなり、このリアク
ションゴムテ゛イスクが前記ピストンの軸方向に作用す
る反力を受けてその一部を前記ピストンに伝えるように
した種々の負圧式倍力装置に適宜変更して実施し得るも
のである。
要するに、本考案においては、上記した負圧式倍力装置
において、前記リアクションゴムディスクの外周縁部内
に剛性の高い金属材料からなるスリーブを同心的に埋没
させたことにその特徴があり、これにより、リアクショ
ンゴムテ゛イスクの気密保持機能を全く損なうことなく
、リアクションゴムディスクからピストンに伝わる半径
方向の力を抑制することができ、問題としたピストンの
割れの発生を効果的に防止することができる。
において、前記リアクションゴムディスクの外周縁部内
に剛性の高い金属材料からなるスリーブを同心的に埋没
させたことにその特徴があり、これにより、リアクショ
ンゴムテ゛イスクの気密保持機能を全く損なうことなく
、リアクションゴムディスクからピストンに伝わる半径
方向の力を抑制することができ、問題としたピストンの
割れの発生を効果的に防止することができる。
第1図は本考案の一実施例を示す負圧式倍力装置の縦断
側面図、第2図はリアクションゴムディスクの変形例を
示す縦断側面図である。 符号の説明、11・・・ピストン、11 a・・・連通
孔、20・・・ノアクションゴムディスク、21・・・
スリーブ。
側面図、第2図はリアクションゴムディスクの変形例を
示す縦断側面図である。 符号の説明、11・・・ピストン、11 a・・・連通
孔、20・・・ノアクションゴムディスク、21・・・
スリーブ。
Claims (1)
- 合戒樹脂によって形威され一部に軸線に沿った連通孔を
有するピストンの軸心に設けた貫通孔内にリアクション
ゴムディスクを同軸的に組付けてなり、このリアクショ
ンゴムディスクが前記ピストンの軸方向に作用する反力
を受けてその一部を前記ピストンに伝えるようにした負
圧式倍力装置において、前記リアクションゴムテ゛イス
クの外周縁部内に剛性の高い金属材料からなるスリーブ
を同心的に埋没させたことを特徴とする負圧式倍力装置
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4123680U JPS599975Y2 (ja) | 1980-03-27 | 1980-03-27 | 負圧式倍力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4123680U JPS599975Y2 (ja) | 1980-03-27 | 1980-03-27 | 負圧式倍力装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56141864U JPS56141864U (ja) | 1981-10-26 |
JPS599975Y2 true JPS599975Y2 (ja) | 1984-03-29 |
Family
ID=29636615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4123680U Expired JPS599975Y2 (ja) | 1980-03-27 | 1980-03-27 | 負圧式倍力装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS599975Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-03-27 JP JP4123680U patent/JPS599975Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56141864U (ja) | 1981-10-26 |
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