JPS5996278A - 焼鈍分離剤 - Google Patents
焼鈍分離剤Info
- Publication number
- JPS5996278A JPS5996278A JP20540282A JP20540282A JPS5996278A JP S5996278 A JPS5996278 A JP S5996278A JP 20540282 A JP20540282 A JP 20540282A JP 20540282 A JP20540282 A JP 20540282A JP S5996278 A JPS5996278 A JP S5996278A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- annealing
- silicon steel
- separating agent
- steel plate
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C21—METALLURGY OF IRON
- C21D—MODIFYING THE PHYSICAL STRUCTURE OF FERROUS METALS; GENERAL DEVICES FOR HEAT TREATMENT OF FERROUS OR NON-FERROUS METALS OR ALLOYS; MAKING METAL MALLEABLE, e.g. BY DECARBURISATION OR TEMPERING
- C21D1/00—General methods or devices for heat treatment, e.g. annealing, hardening, quenching or tempering
- C21D1/68—Temporary coatings or embedding materials applied before or during heat treatment
- C21D1/70—Temporary coatings or embedding materials applied before or during heat treatment while heating or quenching
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Thermal Sciences (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Treatment Of Metals (AREA)
- Manufacturing Of Steel Electrode Plates (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
- Other Surface Treatments For Metallic Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、方向性けい素鋼板の最終箱焼鈍時に用いる
焼鈍分離剤であって、とくに最終箱焼鈍時におけるフォ
ルステライト質下地被膜の生成を有利に抑制して、該け
い素鋼板の打抜き加工性ならびに磁気特性の改善を併せ
て達成しようとするものである。
焼鈍分離剤であって、とくに最終箱焼鈍時におけるフォ
ルステライト質下地被膜の生成を有利に抑制して、該け
い素鋼板の打抜き加工性ならびに磁気特性の改善を併せ
て達成しようとするものである。
一般に方向性けい素鋼板は、以下に述べるような一連の
工程を経て製造される。
工程を経て製造される。
す彦わちSiを4.0%以下程度含有するけい素鋼集材
を熱延し、ついで1回または中間焼鈍を挾む2回の冷延
によって最終製品板厚としたのち、脱炭焼鈍を施して該
鋼板表面に主として5in2から々る酸化膜を生成させ
、ついでM2Oを主成分とする焼鈍分離剤を塗布してコ
イルに巻取り、しかるのち最終箱焼鈍を施して(110
)(,001)方位の二次再結晶集合組織を発達させる
と同時に絶縁被膜としてフォルステライ) (2MyO
−8102) 質の下地被膜を形成させたのち、りん酸
塩系などの上塗υ絶縁コーティングの被覆を飾していた
。
を熱延し、ついで1回または中間焼鈍を挾む2回の冷延
によって最終製品板厚としたのち、脱炭焼鈍を施して該
鋼板表面に主として5in2から々る酸化膜を生成させ
、ついでM2Oを主成分とする焼鈍分離剤を塗布してコ
イルに巻取り、しかるのち最終箱焼鈍を施して(110
)(,001)方位の二次再結晶集合組織を発達させる
と同時に絶縁被膜としてフォルステライ) (2MyO
−8102) 質の下地被膜を形成させたのち、りん酸
塩系などの上塗υ絶縁コーティングの被覆を飾していた
。
そしてかようカニ程で製品と麿っだ方向性けい素鋼板は
、せん断あるいは金型による打抜きなどによって所定の
形状とされたのち、積層され、変圧器力どの鉄心として
使用されるのである。
、せん断あるいは金型による打抜きなどによって所定の
形状とされたのち、積層され、変圧器力どの鉄心として
使用されるのである。
上述したように方向性けい素鋼板の絶縁被膜は、通常、
フォルステライト質の下地被膜とりん酸塩系の上塗り被
膜との2重構造に々っているが、フォルステライト質下
地被膜は硬いため、打抜き加工を行う場合に金をの摩耗
が著しいところに欠点があった。従って方向性けい素鋼
板の打抜き加工性を改善するためには、フォルステライ
ト質下地被膜の形成を極力抑制する必要がある。
フォルステライト質の下地被膜とりん酸塩系の上塗り被
膜との2重構造に々っているが、フォルステライト質下
地被膜は硬いため、打抜き加工を行う場合に金をの摩耗
が著しいところに欠点があった。従って方向性けい素鋼
板の打抜き加工性を改善するためには、フォルステライ
ト質下地被膜の形成を極力抑制する必要がある。
かよう々下地被膜のほとんど々い方向性けい素鋼板を得
るだめの焼鈍分離剤としては、米国特許第878588
2号明細書に開示の粗粒の高純度At208を使用する
もの、ならびにその改良に係る特開昭53−2’211
8号公報および特開昭55−89428号公報に開示の
At208と含水けい酸塩系の分離剤などが知られてい
る。
るだめの焼鈍分離剤としては、米国特許第878588
2号明細書に開示の粗粒の高純度At208を使用する
もの、ならびにその改良に係る特開昭53−2’211
8号公報および特開昭55−89428号公報に開示の
At208と含水けい酸塩系の分離剤などが知られてい
る。
第1図に、特開昭55−89428号公報に開示されて
いる、主としてAt203、蛇紋岩、Ca (OH)
Zからなる焼鈍分離剤を脱炭焼鈍板に塗布して最終箱焼
鈍を施した鋼板の、表面近傍の顕微鏡断面組織写真を示
す。
いる、主としてAt203、蛇紋岩、Ca (OH)
Zからなる焼鈍分離剤を脱炭焼鈍板に塗布して最終箱焼
鈍を施した鋼板の、表面近傍の顕微鏡断面組織写真を示
す。
同図に示したように、At208と含水けい酸塩系の分
離剤を用いた場合、鋼板の基地表面付近に5〜10μm
程度の酸化物が多数形成されることがしばしば観察され
、この酸化物を同定したところ、CaO−At203’
−28i02などのGaO−At208−8iO2系
の化合物であることがわかった。そしてかような酸化物
の生成は、脱炭焼鈍時に生成したS i02を主成分と
する酸化膜が厚い場合に起とシやすいこと、他方酸化膜
が薄い場合には酸化物は生成し難いが、一方で脱炭不良
に基因した磁気特性の劣化を招き易いことが明らかにさ
れた。
離剤を用いた場合、鋼板の基地表面付近に5〜10μm
程度の酸化物が多数形成されることがしばしば観察され
、この酸化物を同定したところ、CaO−At203’
−28i02などのGaO−At208−8iO2系
の化合物であることがわかった。そしてかような酸化物
の生成は、脱炭焼鈍時に生成したS i02を主成分と
する酸化膜が厚い場合に起とシやすいこと、他方酸化膜
が薄い場合には酸化物は生成し難いが、一方で脱炭不良
に基因した磁気特性の劣化を招き易いことが明らかにさ
れた。
このように%開昭55−89428号公報に開示の焼鈍
分離剤を用いた場合に酸化物が形成され易い理由は、該
分離剤が含水けい酸塩鉱物やca(oH)2ftど1工
20に富んだ成分をか75含んでいるために、最終箱焼
鈍時におけるコイル層間の露点を上昇させ、脱炭焼鈍時
に形成された内部酸化層であるS io2の浮上を妨げ
る結果、表面付近に多数の酸化物を残留させることにな
るものと考えら九る。
分離剤を用いた場合に酸化物が形成され易い理由は、該
分離剤が含水けい酸塩鉱物やca(oH)2ftど1工
20に富んだ成分をか75含んでいるために、最終箱焼
鈍時におけるコイル層間の露点を上昇させ、脱炭焼鈍時
に形成された内部酸化層であるS io2の浮上を妨げ
る結果、表面付近に多数の酸化物を残留させることにな
るものと考えら九る。
この発明は上記の問題を有利に解決するもので、脱炭焼
鈍時に形成される酸化膜が厚い場合であっても鋼板表面
近傍における酸化物の生成がなく、しかもフォルステラ
イト質下地被膜の形成が少ない焼鈍分離剤を提案するも
のである。
鈍時に形成される酸化膜が厚い場合であっても鋼板表面
近傍における酸化物の生成がなく、しかもフォルステラ
イト質下地被膜の形成が少ない焼鈍分離剤を提案するも
のである。
すなわちどの発明は、A7208: 100重り部に対
し、1300℃以上の温度での焼成を経た比表面1tj
t : 0.5〜10 m”/yの不活性MyO: 1
5〜70重R部を添加配合した焼鈍分離剤、およびさら
にSを含む化合物をS換算で0.05〜8重鼠部添加配
合した焼鈍分離剤をもって上記課題の庁1決手段とする
ものである。
し、1300℃以上の温度での焼成を経た比表面1tj
t : 0.5〜10 m”/yの不活性MyO: 1
5〜70重R部を添加配合した焼鈍分離剤、およびさら
にSを含む化合物をS換算で0.05〜8重鼠部添加配
合した焼鈍分離剤をもって上記課題の庁1決手段とする
ものである。
かような焼鈍分離剤を用いることにより、方向性けい素
鋼板の最終箱焼鈍において、鋼板の基地表面近傍での酸
化物の生成が防止され、しかもフォルステライト質下地
被膜の形成も効果的に抑制されるので、打抜き加工性に
優れしかも磁気特性が良好な方向性けい素鋼板が得られ
たのである。
鋼板の最終箱焼鈍において、鋼板の基地表面近傍での酸
化物の生成が防止され、しかもフォルステライト質下地
被膜の形成も効果的に抑制されるので、打抜き加工性に
優れしかも磁気特性が良好な方向性けい素鋼板が得られ
たのである。
以下この発明で成分の配合割合を上記の範囲に限定した
理由について説明する。
理由について説明する。
At208は、脱炭焼鈍時に生成する酸化被膜中のS
x O2との反応性が非常に弱く、品温での最終箱焼鈍
によっても焼鈍波膜を形成しないので必須成分として配
合する。
x O2との反応性が非常に弱く、品温での最終箱焼鈍
によっても焼鈍波膜を形成しないので必須成分として配
合する。
この点MりOは、最終箱焼鈍においてフォルステライト
質被膜を形成するので、被膜の生成を阻止するためには
不要の成分であるが、全く配合されないと最終箱焼鈍に
おける純化が充分に行え々いので、インヒビターとして
利用したS+Seなどの除去のために添加されるもので
あジ、上記のAt208100重量部に対し、15〜7
0重量部の割合で配合する。この発明においてM2Oと
しては、1800℃以上の温度で焼成され、かつ比表面
積が0.5〜10yrL/lt’の範囲に粉砕した不活
性の五(p。
質被膜を形成するので、被膜の生成を阻止するためには
不要の成分であるが、全く配合されないと最終箱焼鈍に
おける純化が充分に行え々いので、インヒビターとして
利用したS+Seなどの除去のために添加されるもので
あジ、上記のAt208100重量部に対し、15〜7
0重量部の割合で配合する。この発明においてM2Oと
しては、1800℃以上の温度で焼成され、かつ比表面
積が0.5〜10yrL/lt’の範囲に粉砕した不活
性の五(p。
を使用するが、その理由は、1800℃よpも低い温度
で焼成したMり0は活性度が高いためS 102と敏感
に反応して鋼板表面に不要量のフォルステライト質被膜
を形成するからであり、また比表面積が10 m2//
fを超えて微細に粉砕した場合にも同じりM2Oの活性
度が高い不利があシ、逆に0.5m2/2よシも小さい
場合にはS+Seの除去が不充分となるからである。さ
らにとの1470の配合割合をAt208:100重f
p、部に対し、15〜70重a部の範囲に限定した理由
は、15重置部未満では最終箱焼鈍時におけるS、Se
の除去が十分でなく、一方?0mff1部を超えると7
オルヌテライト質被膜の形成面が多くなりすぎるためで
ある。
で焼成したMり0は活性度が高いためS 102と敏感
に反応して鋼板表面に不要量のフォルステライト質被膜
を形成するからであり、また比表面積が10 m2//
fを超えて微細に粉砕した場合にも同じりM2Oの活性
度が高い不利があシ、逆に0.5m2/2よシも小さい
場合にはS+Seの除去が不充分となるからである。さ
らにとの1470の配合割合をAt208:100重f
p、部に対し、15〜70重a部の範囲に限定した理由
は、15重置部未満では最終箱焼鈍時におけるS、Se
の除去が十分でなく、一方?0mff1部を超えると7
オルヌテライト質被膜の形成面が多くなりすぎるためで
ある。
力お上記したAt203や幻0の粒度は、銅板表面への
塗布作業性の点からは微細なほど好ましいが、10μm
以下程度であれば実用上問題は力い。
塗布作業性の点からは微細なほど好ましいが、10μm
以下程度であれば実用上問題は力い。
さらにこの発明では、上記したAt20.と不活性Mり
0とからなる焼鈍分離剤では二次再結晶が不充分で磁気
特性があま勺良好ではない場合には、白を含む化合物を
添加して磁気特性を改善することができる。かようなS
化合物としては、Bi5+、SO4・・7H20、Sr
SO4およびBa5O,などのアルカリ土類金属の硫酸
塩ならびに各種の硫化物などが有利に適合し、At20
3: 100 M旧都に対し、S換算で0.05〜3重
鼠部置部囲で添加配合する。というのはS化合物の配合
上が、0.05m計部よシも少いと磁気特性の改善効果
に乏しく、一方8重殺部を超えると基地表面の酸化物生
成段が増大するからである。
0とからなる焼鈍分離剤では二次再結晶が不充分で磁気
特性があま勺良好ではない場合には、白を含む化合物を
添加して磁気特性を改善することができる。かようなS
化合物としては、Bi5+、SO4・・7H20、Sr
SO4およびBa5O,などのアルカリ土類金属の硫酸
塩ならびに各種の硫化物などが有利に適合し、At20
3: 100 M旧都に対し、S換算で0.05〜3重
鼠部置部囲で添加配合する。というのはS化合物の配合
上が、0.05m計部よシも少いと磁気特性の改善効果
に乏しく、一方8重殺部を超えると基地表面の酸化物生
成段が増大するからである。
なおとの発明の焼鈍分離剤を塗布する、脱炭焼鈍後の銅
板の酸化膜計については、とくに限定されることはない
が、最終ね焼鈍での基地表面酸化物の生成上を極力低減
するためには、脱炭を阻害し力い範囲において酸化暎叶
はできるだけ少い方が好ましい。
板の酸化膜計については、とくに限定されることはない
が、最終ね焼鈍での基地表面酸化物の生成上を極力低減
するためには、脱炭を阻害し力い範囲において酸化暎叶
はできるだけ少い方が好ましい。
以下この発明を由来するに至った実験結果について説明
する。
する。
実施例
si、 : 3.29 %、Mn : 0.06%、S
: 0.008 ’%、Se 、: 0.018 %
、Sb : 0.021%およびC: 0.043係を
含何し、残部実質的にFeの組成になるけい素鋼板用素
材を、13 mm厚に熱間圧延し、ついで950℃、5
分間の焼鈍を施したのち、900℃、8分間の中間焼鈍
を挾む2回の冷間圧延を行って、0.3 mmの最終板
厚冷延板とした。ついで湿潤水素雰囲気中で820℃、
2分間の脱炭焼鈍を施し゛た。この脱炭焼鈍によって鋼
板表面に生成した酸化膜のtaは、両面当りの酸素目付
量で表わして1.897m であった。
: 0.008 ’%、Se 、: 0.018 %
、Sb : 0.021%およびC: 0.043係を
含何し、残部実質的にFeの組成になるけい素鋼板用素
材を、13 mm厚に熱間圧延し、ついで950℃、5
分間の焼鈍を施したのち、900℃、8分間の中間焼鈍
を挾む2回の冷間圧延を行って、0.3 mmの最終板
厚冷延板とした。ついで湿潤水素雰囲気中で820℃、
2分間の脱炭焼鈍を施し゛た。この脱炭焼鈍によって鋼
板表面に生成した酸化膜のtaは、両面当りの酸素目付
量で表わして1.897m であった。
ついでこの鋼Viに、表1に示したAt208と150
0℃で焼成したのち粉砕して比表面粘を5m2/2とし
た不活性?、f 90とを種々の割合に配合した焼鈍分
離剤、および特開昭55−89428号公報記載の焼鈍
分離剤をそれぞれ塗布し、H2ガス雰囲気中で、118
0℃、10時間の最終箱焼鈍を行った。
0℃で焼成したのち粉砕して比表面粘を5m2/2とし
た不活性?、f 90とを種々の割合に配合した焼鈍分
離剤、および特開昭55−89428号公報記載の焼鈍
分離剤をそれぞれ塗布し、H2ガス雰囲気中で、118
0℃、10時間の最終箱焼鈍を行った。
得られた各鋼板の外観、酸化物置(酸累目(=j鼠で表
わす)、磁気特性および鋼中S、5eilについて調べ
た結果を、表1に併記する。
わす)、磁気特性および鋼中S、5eilについて調べ
た結果を、表1に併記する。
° 表1から明らかなように、この発明に従う成分配合
割合を61a足する焼鈍分)ξ11[剤(実1倹爪8〜
5)を用いた場合はいずれも、従来下地被膜をつくらな
いものとして知られている実験扁8の焼鈍分離剤を用い
た場合に比べて、表面酸化物が少々い金に光沢を有する
銅板が得られ、しかも磁束密度B1oおよび鉄損値W1
5oとも良好であった。
割合を61a足する焼鈍分)ξ11[剤(実1倹爪8〜
5)を用いた場合はいずれも、従来下地被膜をつくらな
いものとして知られている実験扁8の焼鈍分離剤を用い
た場合に比べて、表面酸化物が少々い金に光沢を有する
銅板が得られ、しかも磁束密度B1oおよび鉄損値W1
5oとも良好であった。
これに対しMpOを含有しないもの(実験AI)および
Mり0の配合量が適正範囲を下回るもの(実験A2)は
、表面酸化物の生成量は少なかったが、最終箱焼鈍時に
おけるs 、 seの除去が十分でなく、磁気特性が劣
る。またMfOの配合11が多すぎるもの(笑験應6〜
7)は、フォルステライト質被膜が部分的に生成し、表
面酸化物生成量も多い。
Mり0の配合量が適正範囲を下回るもの(実験A2)は
、表面酸化物の生成量は少なかったが、最終箱焼鈍時に
おけるs 、 seの除去が十分でなく、磁気特性が劣
る。またMfOの配合11が多すぎるもの(笑験應6〜
7)は、フォルステライト質被膜が部分的に生成し、表
面酸化物生成量も多い。
第2図に、この発明に従う焼鈍分離剤を用いた実験屋4
のサンプルの鋼板表面付近の顕微鏡断面組織写真を示す
。前掲第1図に示した従来例を用いた場合とは異なり、
表面付近の酸化物は全くない。第1図に示したように鋼
板の表面付近に多数の酸化物が生成した場合は、磁化過
程における磁。
のサンプルの鋼板表面付近の顕微鏡断面組織写真を示す
。前掲第1図に示した従来例を用いた場合とは異なり、
表面付近の酸化物は全くない。第1図に示したように鋼
板の表面付近に多数の酸化物が生成した場合は、磁化過
程における磁。
°壁の8動を阻害して磁気1時性を悪化させるだけでな
く、打抜き性も劣化すると考えられる。
く、打抜き性も劣化すると考えられる。
実施例
si : 2.95 %、I/Ln : 0.058
%、S : 0.022%、(! : 0.041%を
含有し、残部火質的にFeの組成になるけい素ぐq収用
素材を、3 mm厚に熱間圧延し、ついで950℃、5
分間の焼鈍を施したのち、900℃、3分間の中間焼鈍
を挾む2回の冷間圧延を行って、板厚0.30 mmの
冷延板とした。ついで湿潤水素雰囲気中で、820℃、
2分間の脱炭焼鈍を行った。脱炭焼鈍後の酸化膜危は、
両面当りの酸素月例はで表わして1.297m2であっ
た。
%、S : 0.022%、(! : 0.041%を
含有し、残部火質的にFeの組成になるけい素ぐq収用
素材を、3 mm厚に熱間圧延し、ついで950℃、5
分間の焼鈍を施したのち、900℃、3分間の中間焼鈍
を挾む2回の冷間圧延を行って、板厚0.30 mmの
冷延板とした。ついで湿潤水素雰囲気中で、820℃、
2分間の脱炭焼鈍を行った。脱炭焼鈍後の酸化膜危は、
両面当りの酸素月例はで表わして1.297m2であっ
た。
ついでこの銅板に、At203:100重量部と、15
00℃で焼成したのち粉砕し、比表面積が5m2/lの
不活性MグO:55重批部、お1び表2に示したSを含
む化合物を種々の割合で添加配合した焼鈍分離剤を塗布
し、H2ifス雰囲気中で、1180℃、10時間の最
終箱焼鈍を行った。
00℃で焼成したのち粉砕し、比表面積が5m2/lの
不活性MグO:55重批部、お1び表2に示したSを含
む化合物を種々の割合で添加配合した焼鈍分離剤を塗布
し、H2ifス雰囲気中で、1180℃、10時間の最
終箱焼鈍を行った。
得られた各鋼板の外観、表面酸化物計(酸素目付鼠で表
わす)および磁気特性について調べた結°果を表2に併
記する。
わす)および磁気特性について調べた結°果を表2に併
記する。
表2に示したように、Al2O2と高温焼成不活性Mh
oのみの焼鈍分離剤(実験l69)では、二次再結晶が
不充分で磁気特性に不満がある場合には、M7SO,−
7H2O−や5rSO,ノ如きSを含む化合物を少ii
1添加配合することにより、磁気flq性を改善するこ
とができる。
oのみの焼鈍分離剤(実験l69)では、二次再結晶が
不充分で磁気特性に不満がある場合には、M7SO,−
7H2O−や5rSO,ノ如きSを含む化合物を少ii
1添加配合することにより、磁気flq性を改善するこ
とができる。
そして得られた焼鈍板は、さらにりん酸塩系またはクロ
ム酸塩系の上塗りコーティングが施されて最終製品とな
る。また超低鉄損のけい免鋼板として軽、酸洗、電解研
磨(化学研磨)を行う鏡面仕上用の素材としても適用可
能でちる。
ム酸塩系の上塗りコーティングが施されて最終製品とな
る。また超低鉄損のけい免鋼板として軽、酸洗、電解研
磨(化学研磨)を行う鏡面仕上用の素材としても適用可
能でちる。
かくして得られた方向性けい素鋼板は、下地被設がほと
んど斤く、打抜き加工性に優ルしかも磁気特性も良好で
ある。
んど斤く、打抜き加工性に優ルしかも磁気特性も良好で
ある。
次にこの発明の実施例を比較例と共に説明する。
3i : LO2%、Mn : 0.060 %、3
: 0.004%、Se : 0.019%、sb :
o、020%およびG :’0.045チを含み、残
部実質的にFeの組成VC,々るけい素鋼素材を、3
mm厚に熱間圧延し、中間焼鈍を挾む2回の冷間圧延を
施して0.80mmの最終板厚としたのち、温湯水素雰
囲気中で脱炭焼鈍を施し、ついで表3に示す配合割合に
なる焼鈍分離剤を塗布し、コイル状に@き取って、H2
ガス雰囲気中で1180℃、10時間の最終箱焼鈍を行
斤っだ。
: 0.004%、Se : 0.019%、sb :
o、020%およびG :’0.045チを含み、残
部実質的にFeの組成VC,々るけい素鋼素材を、3
mm厚に熱間圧延し、中間焼鈍を挾む2回の冷間圧延を
施して0.80mmの最終板厚としたのち、温湯水素雰
囲気中で脱炭焼鈍を施し、ついで表3に示す配合割合に
なる焼鈍分離剤を塗布し、コイル状に@き取って、H2
ガス雰囲気中で1180℃、10時間の最終箱焼鈍を行
斤っだ。
利しルた缶板の外観、表面酸化物量(酸素目付鼠で表わ
す)、磁気特性および打抜き性について調べた結果を表
3に併記する。
す)、磁気特性および打抜き性について調べた結果を表
3に併記する。
表:3に示した調査結果から明らか々ように、この発明
に従うt3’F:鈍分)11剤を用いた場合には、打抜
き件に優れ、しかも磁気特性も良好で表面酸化物のほと
んど々い金F、シ、光沢を有する方向性けい素鋼を得る
ことができた。
に従うt3’F:鈍分)11剤を用いた場合には、打抜
き件に優れ、しかも磁気特性も良好で表面酸化物のほと
んど々い金F、シ、光沢を有する方向性けい素鋼を得る
ことができた。
第1図および第2図はそれぞれ、従来例およびこの発明
に従う焼鈍分離剤を用いて最終箱焼鈍を行って得られた
方向性けい素鋼板の、±1!:鉄表面近傍の顕微鏡断面
組織写真である。 特許出血人 川崎製鉄株式会社
に従う焼鈍分離剤を用いて最終箱焼鈍を行って得られた
方向性けい素鋼板の、±1!:鉄表面近傍の顕微鏡断面
組織写真である。 特許出血人 川崎製鉄株式会社
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 方向性けい素鋼板の最終箱焼鈍の際に用いる分離剤
であって、At20a : 1−00 M承部に対し、
1300℃以上の温度での焼成を経て粉砕した比表面i
:0.5〜10 m27 yの不活性Mho : 15
〜70重h1部を添加した配合割合に、々る焼鈍分離剤
。 2 方向性げい素鋼板の最終箱焼鈍の際に用いる分離剤
であって、At20B : 100 重量部に対し、1
300℃以上の温度での焼成を経て粉砕した比表面積二
0.5〜10 m2/yの不活性MfO: 15〜70
1祉部およびSを含む化合物をS換算で0.05〜8重
量部を添加した配合割合に彦る焼鈍分離剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20540282A JPS5996278A (ja) | 1982-11-25 | 1982-11-25 | 焼鈍分離剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20540282A JPS5996278A (ja) | 1982-11-25 | 1982-11-25 | 焼鈍分離剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5996278A true JPS5996278A (ja) | 1984-06-02 |
Family
ID=16506235
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20540282A Pending JPS5996278A (ja) | 1982-11-25 | 1982-11-25 | 焼鈍分離剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5996278A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1982
- 1982-11-25 JP JP20540282A patent/JPS5996278A/ja active Pending
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