JPS5996138A - プロピレン系樹脂成形品の表面処理方法 - Google Patents
プロピレン系樹脂成形品の表面処理方法Info
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- JPS5996138A JPS5996138A JP20633682A JP20633682A JPS5996138A JP S5996138 A JPS5996138 A JP S5996138A JP 20633682 A JP20633682 A JP 20633682A JP 20633682 A JP20633682 A JP 20633682A JP S5996138 A JPS5996138 A JP S5996138A
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- Japan
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- propylene
- surface treatment
- propylene resin
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- parts
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、プロピレン系樹脂成形品の表面処理方法に関
し、さらに詳しくは、プロピレン系樹脂成形品の表面を
低温プラズマで処理することにより成形品の塗装性、印
刷性および接着性等を改良する方法に関する。
し、さらに詳しくは、プロピレン系樹脂成形品の表面を
低温プラズマで処理することにより成形品の塗装性、印
刷性および接着性等を改良する方法に関する。
プロピレン系樹脂は、力学的性質や熱的性質、成形性が
優れた比較的安価な樹脂であることから各種分野で広く
使われているが、塗料、インキ、接着剤等に対する接着
性が悪いため、塗装、印刷および接着を要する用途での
使用は限られており、それら接着性を改良することが検
討されている。
優れた比較的安価な樹脂であることから各種分野で広く
使われているが、塗料、インキ、接着剤等に対する接着
性が悪いため、塗装、印刷および接着を要する用途での
使用は限られており、それら接着性を改良することが検
討されている。
その有力な手段として酸化性ガスによる低温プラズマ表
面処理によって成形品表面の接着性を改良する方法があ
るが、このプラズマ処理方法たりとも、実際の用途で要
求される接着力を充分には満足させ得ていないのが現状
である。
面処理によって成形品表面の接着性を改良する方法があ
るが、このプラズマ処理方法たりとも、実際の用途で要
求される接着力を充分には満足させ得ていないのが現状
である。
本発明は、このような現状に鑑み、プロピレン系樹脂に
予め特定の処理を施すことにより高度な接着性能を付与
し得る、低温プラズマによるプロピレン系樹脂成形品の
表面処理方法を提供するものである。
予め特定の処理を施すことにより高度な接着性能を付与
し得る、低温プラズマによるプロピレン系樹脂成形品の
表面処理方法を提供するものである。
本発明のプロピレン系樹脂成形品の表面処理方法は、プ
ロピレン系樹脂と、該樹脂100重量部に対して0.0
05〜0.2重量部の有機過酸化物との溶融混線物から
なる成形品の表面を低温プラズマ処理することを特徴と
する。
ロピレン系樹脂と、該樹脂100重量部に対して0.0
05〜0.2重量部の有機過酸化物との溶融混線物から
なる成形品の表面を低温プラズマ処理することを特徴と
する。
ここで用いられるプロピレン系樹脂は、実質的に結晶性
のプロピレン単独重合体、エチレンまたは他のα−オレ
フィン全1〜30重量%含有するプロピレンとα−オレ
フィンとのランダムまfcけブロック共重合体等である
。
のプロピレン単独重合体、エチレンまたは他のα−オレ
フィン全1〜30重量%含有するプロピレンとα−オレ
フィンとのランダムまfcけブロック共重合体等である
。
また、ここで用いられる有機過酸化物としては、通常、
ポリマーの重合開始剤や架橋剤として市販されている分
子内に過酸化結合(−0−0−)k持つハイドロパーオ
キサイド類、ジアルキルパーオキサイド類、ジアシルバ
ーオキサイド類、ケトンパーオキサイド類、アルキルパ
ーオキシエステル類、パーオキシジカーボネート類等か
ら選ばれ、好適には、例えば、ジ−t−ブチルパーオキ
サイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジクミルパ
ーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジー(t−
ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,
5−シー (t−フチルバーオキシ)ヘキシン−3,1
,3−ビス−(t−ブチルパーオキシイソプロビル)ベ
ンゼン等が挙げられる。これらの有機過酸化物は二種以
上を併用してもよい。
ポリマーの重合開始剤や架橋剤として市販されている分
子内に過酸化結合(−0−0−)k持つハイドロパーオ
キサイド類、ジアルキルパーオキサイド類、ジアシルバ
ーオキサイド類、ケトンパーオキサイド類、アルキルパ
ーオキシエステル類、パーオキシジカーボネート類等か
ら選ばれ、好適には、例えば、ジ−t−ブチルパーオキ
サイド、t−ブチルクミルパーオキサイド、ジクミルパ
ーオキサイド、2,5−ジメチル−2,5−ジー(t−
ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,
5−シー (t−フチルバーオキシ)ヘキシン−3,1
,3−ビス−(t−ブチルパーオキシイソプロビル)ベ
ンゼン等が挙げられる。これらの有機過酸化物は二種以
上を併用してもよい。
前記プロピレン系樹脂に対する前記有機過酸化物の添加
量は、該樹脂ioo重量部に対して0.005〜0.2
重量部であり、好ましくは0.01〜0.1重量部、特
に好ましくは0.02〜0.05重量部である。添加量
が0.005重量部未満では、プラズマ処理した成形品
の接着性の改良効果が充分でなく、また、0.2重量部
を越えても増量の効果が望められないばかりか、プロピ
レン系樹脂の分子切断が過剰となり成形品の機械的強度
の低下をもたらす。
量は、該樹脂ioo重量部に対して0.005〜0.2
重量部であり、好ましくは0.01〜0.1重量部、特
に好ましくは0.02〜0.05重量部である。添加量
が0.005重量部未満では、プラズマ処理した成形品
の接着性の改良効果が充分でなく、また、0.2重量部
を越えても増量の効果が望められないばかりか、プロピ
レン系樹脂の分子切断が過剰となり成形品の機械的強度
の低下をもたらす。
前記プロピレン系樹脂と前記有機過酸化物とから溶融混
練物を得るには、プロピレン系樹脂に前記添加量の有機
過酸化物を加え、■プレンダーや高速ミキサーで均一に
混合した後、−軸押出機、二軸混練押出機、バンバリー
型ミキサー等で、プロピレン系樹脂の融点以上、好1し
くに200〜250℃で溶融混線羊ペレット化するのが
普通でし ある。成形機中に両成分を直接供給して溶融成形しても
よい。
練物を得るには、プロピレン系樹脂に前記添加量の有機
過酸化物を加え、■プレンダーや高速ミキサーで均一に
混合した後、−軸押出機、二軸混練押出機、バンバリー
型ミキサー等で、プロピレン系樹脂の融点以上、好1し
くに200〜250℃で溶融混線羊ペレット化するのが
普通でし ある。成形機中に両成分を直接供給して溶融成形しても
よい。
前記プロピレン系樹脂のメルトフローレート(MFR)
は、特に限定されるものではないが、JIS K721
0による値が0.1〜209/10分のものが好ましく
、有機過酸化物との溶融混線物のMFRは1〜100り
710分が好ましく、特には5〜40ノ/10分が好ま
しい。溶融混練物のMFRが1 f710分未満では、
成形性が劣ると共に成形品の接着性改良効果も充分でな
い。また、100f/10分を越えると成形品の機械的
強度の低下が起る。
は、特に限定されるものではないが、JIS K721
0による値が0.1〜209/10分のものが好ましく
、有機過酸化物との溶融混線物のMFRは1〜100り
710分が好ましく、特には5〜40ノ/10分が好ま
しい。溶融混練物のMFRが1 f710分未満では、
成形性が劣ると共に成形品の接着性改良効果も充分でな
い。また、100f/10分を越えると成形品の機械的
強度の低下が起る。
なお、プロピレン系樹脂には、この発明の特性を損なわ
ない限り、低〜高密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体等プラスチックス、エチレンプロピレン共重
合体ラバー、スチレンブタジェンブロック共重合体ラバ
ー等エラストマー、タルク、炭酸カルシウム、ガラス繊
維等無機フィラー、着色剤、酸化防止剤、中和剤、紫外
線安定剤、紫外線吸収剤、結晶化核剤等が所望に応じて
加えられていても゛よい。
ない限り、低〜高密度ポリエチレン、エチレン酢酸ビニ
ル共重合体等プラスチックス、エチレンプロピレン共重
合体ラバー、スチレンブタジェンブロック共重合体ラバ
ー等エラストマー、タルク、炭酸カルシウム、ガラス繊
維等無機フィラー、着色剤、酸化防止剤、中和剤、紫外
線安定剤、紫外線吸収剤、結晶化核剤等が所望に応じて
加えられていても゛よい。
成形品は、射出成形、押出成形、ブロー成形等いずれの
方法で成形したものでも良く、特定の製品に限定される
ものではない。
方法で成形したものでも良く、特定の製品に限定される
ものではない。
低温プラズマ処理は、高周波放電、マイクロ波放電等で
低圧の酸化性ガス、例えば酸素またはこれに窒素、空気
、アルゴン、炭酸ガス、塩素ガス等を混入させたガスを
励起して活性ガスを発生させ、これを前記成形品の表面
に接触させることによって行なう。処理条件は特に限定
はないが、通常圧力は0.1〜10 torr、処理時
間は5秒〜15分である。
低圧の酸化性ガス、例えば酸素またはこれに窒素、空気
、アルゴン、炭酸ガス、塩素ガス等を混入させたガスを
励起して活性ガスを発生させ、これを前記成形品の表面
に接触させることによって行なう。処理条件は特に限定
はないが、通常圧力は0.1〜10 torr、処理時
間は5秒〜15分である。
以下に実施例と比較例で本発明の効果を明らかにする。
実施例1〜7、比較例1〜7
表1に示す各種のホモポリプロピレンまたはエチレンプ
ロピレンブロック共重合体(三菱油化社製)と、酸化防
止剤として2,6−ジーt−ブチル−4−メチルフェノ
ール(吉富製薬社製、BIT)を0.2重量部、有機過
酸化物である1、3−ビス−(t−ブチルパーオキシイ
ソプロビル)ベンゼン(化薬ヌーリー社製、バー力ドツ
クス14)を所定量(0〜0.05重量部)、および実
施例7、比較例7ではエチレンプロピレンラバー(日本
イービーラバー社製、EPO2P1PO2−粘度M L
1+4(100℃)=24)を100重量部を高速ミキ
サーで均一に混合した後、50〇−軸押出機(サーモプ
ラスチックス社製)で230℃で溶融混毬し押出してベ
レット化した。
ロピレンブロック共重合体(三菱油化社製)と、酸化防
止剤として2,6−ジーt−ブチル−4−メチルフェノ
ール(吉富製薬社製、BIT)を0.2重量部、有機過
酸化物である1、3−ビス−(t−ブチルパーオキシイ
ソプロビル)ベンゼン(化薬ヌーリー社製、バー力ドツ
クス14)を所定量(0〜0.05重量部)、および実
施例7、比較例7ではエチレンプロピレンラバー(日本
イービーラバー社製、EPO2P1PO2−粘度M L
1+4(100℃)=24)を100重量部を高速ミキ
サーで均一に混合した後、50〇−軸押出機(サーモプ
ラスチックス社製)で230℃で溶融混毬し押出してベ
レット化した。
接着性試験片は射出成形磯(日本製鋼所社製N−100
)によって得られたZoo謳X100閾X3瓢tの板で
ある。
)によって得られたZoo謳X100閾X3瓢tの板で
ある。
低温プラズマ表面処理は、マイクロ波プラズマ処理装置
(東京芝浦電気社製TMZ−9602B)にて酸素ガス
を用い流量400CC/分、圧力0.5torr 、出
力400Wで10秒間処理した。
(東京芝浦電気社製TMZ−9602B)にて酸素ガス
を用い流量400CC/分、圧力0.5torr 、出
力400Wで10秒間処理した。
接着性試験は次の方法によった。
プラズマ処理後の試験片に二液硬化型ウレタン塗料(日
本ビーケミカル社製、R−263)′f:膜厚約100
〜120μになるよう吹付は塗布し、90℃で40分間
焼付けた。次いで塗膜に幅10胡の切れ目を入れ、その
一端から帯状の塗膜をひきはがして反対方向に折り返し
、180° ビール試験(島津製作所製オートグラフp
−100使用、引張速度20m/分)をした。
本ビーケミカル社製、R−263)′f:膜厚約100
〜120μになるよう吹付は塗布し、90℃で40分間
焼付けた。次いで塗膜に幅10胡の切れ目を入れ、その
一端から帯状の塗膜をひきはがして反対方向に折り返し
、180° ビール試験(島津製作所製オートグラフp
−100使用、引張速度20m/分)をした。
結果を表1に示した。本発明範囲内のものは(実施例1
〜7)いずれもビール強度が著しく大きいのに対し、本
発明範囲外のものは(比較例1〜7)いずれもビール強
度が小さい。なお表1にはベレットのMFRも示してあ
り、有機過酸化物の添加によりMFHの上昇と共にビー
ル強度が向上しているが、比較例2に見る如く、有機過
酸化物を添加せずにMFHの大きい(重合時にM F
Rを犬きくした)もののビール強度は左程大きくなく、
有機過酸化物の添加が必須であることがわかる。
(以下余白)表1 =2e
〜7)いずれもビール強度が著しく大きいのに対し、本
発明範囲外のものは(比較例1〜7)いずれもビール強
度が小さい。なお表1にはベレットのMFRも示してあ
り、有機過酸化物の添加によりMFHの上昇と共にビー
ル強度が向上しているが、比較例2に見る如く、有機過
酸化物を添加せずにMFHの大きい(重合時にM F
Rを犬きくした)もののビール強度は左程大きくなく、
有機過酸化物の添加が必須であることがわかる。
(以下余白)表1 =2e
Claims (1)
- プロピレン系樹脂と、該樹脂100重量部に対して0.
005〜0.2重量部の有機過酸化物との溶融混練物か
らなる成形品の表面を低温プラズマ処理することを特徴
とするプロピレン系樹脂成形品の表面処理方法・
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20633682A JPH0246059B2 (ja) | 1982-11-25 | 1982-11-25 | Puropirenkeijushiseikeihinnohyomenshorihoho |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20633682A JPH0246059B2 (ja) | 1982-11-25 | 1982-11-25 | Puropirenkeijushiseikeihinnohyomenshorihoho |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5996138A true JPS5996138A (ja) | 1984-06-02 |
JPH0246059B2 JPH0246059B2 (ja) | 1990-10-12 |
Family
ID=16521608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20633682A Expired - Lifetime JPH0246059B2 (ja) | 1982-11-25 | 1982-11-25 | Puropirenkeijushiseikeihinnohyomenshorihoho |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0246059B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9028934B2 (en) | 2006-10-18 | 2015-05-12 | Schreiner Group Gmbh & Co. Kg | Label with bendable part |
GB2577464A (en) * | 2017-06-12 | 2020-03-25 | Bandai Namco Entertainment Inc | Simulation system, image processing method, and information storage medium |
-
1982
- 1982-11-25 JP JP20633682A patent/JPH0246059B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9028934B2 (en) | 2006-10-18 | 2015-05-12 | Schreiner Group Gmbh & Co. Kg | Label with bendable part |
GB2577464A (en) * | 2017-06-12 | 2020-03-25 | Bandai Namco Entertainment Inc | Simulation system, image processing method, and information storage medium |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0246059B2 (ja) | 1990-10-12 |
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